叔母は家庭教師 第一章 絵里子、二十八歳の性癖 (1/6)
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目次
第一章 絵里子、二十八歳の性癖
第二章 絵里子の体内に潜む悪魔
第三章 絵里子は淫らな叔母?
第四章 叔母が教える〝大人の手ほどき〟
第五章 恥ずかしすぎる剃毛儀式
第六章 闇に映える絵里子の股間
第七章 初めて見た迫真のセックス
第八章 甥に弄ばれる哀しき愉悦
第九章 叔母は優しい牝奴隷
第十章 肉地獄のはじまり……
第一章 絵里子、二十八歳の性癖
朝から雨が降っていた。気象台が関東地方の梅雨入り宣言をして十日ほどすぎていたが、本格的な雨が降りだしたのは昨日からである。
緑の多い白金台の国立自然教育園近くの高層マンションの駐車場に、一台の車が入ってきた。
渋い濃紺のメルセデス・ベンツから出てきたのは、青山の陽輝画廊の当主、須貝政司である。不惑の歳をすぎたとはいえ、大学時代にはボート選手として盛名を馳せていただけに、強靭な体から発散するエネルギーは、並々ならぬものがある。百八十センチ近い長身には、セルッティのダブルブレストスーツがよく似合い、メルセデス・ベンツ560SELも、実に政司にふさわしい乗物であった。
政司は駐車場のエレベーターから、最上階の十二階へ直行した。十二階でエレベーターを降りた政司は、さりげなくあたりに鋭い視線を投げかけた。そのときだけ、政司の目は、刑事のように鋭くなったが、すぐに柔和な表情に戻ると、角部屋の一二〇一号室へひっそりと消えた。ドア左側のネームプレートには、美しい文字で《相原絵里子》と書かれてある。
政司はリビングルームへ直行した。
リビンクの窓にはレースのカーテンがかかっている。細目に開けると、雨に煙る国立自然教育園の森が見渡せた。政司自身の家は、そこからそう遠くない広尾にある。
正午を告げる鐘が鳴った。近くにある病院の尖塔にあるスピーカーから流れてくるらしい。
政司は壁際のスイッチを押して室内灯を点けた。リビングルームのソファの背もたれに、光沢のあるスリップがかけてある。柔和な目が笑った。
近づいた政司は、スリップを手にとると、そっと匂いを嗅いだ。ほんのりとバラベルサイユの気高い芳香が漂う。スリップも香水も、去年の暮れに政司がフランスから買って帰ったものである。ランジェリー・メーカーのネーレのスリップは、一枚が十万円近くするし、香水のバラベルサイユ・ジャニュセットなどは三十万円という高級品である。
相原絵里子は、それらがよく似合う女性であった。新進気鋭の大学講師で二十八歳。ソルボンヌ大学出の才媛である。
容姿は――端的に言うならば、若い頃のグレース・ケリーにそっくりであった。グレースは高貴な役柄が似合う上品なハリウッド女優で、後に望まれてモナコ国王と結婚した女性であるが、今は故人となっている。
バスルームで湯を使う音がした。
政司はゆっくり裸になると、バスルームに向かった。
脱衣室には、シルキータッチの黒いショーツだけが、ひっそりと丸めて置いてある。そこからも甘い香りが立ち昇っているようであった。
「ぼくだ……入るよ」
政司が声をかけたときだけ、バスルームのなかがシーンと静かになった。
政司が入ると、しゃがんで体を洗っていた後ろ向きの絵里子が振り向いた。目の高さに、外人のようにゆったりした肉茎が垂れていた。絵里子の泡だらけの手が、すぐにそれを握り、まるでマッサージでもするように、優しく洗いはじめる。
政司はされるがままになっている。
「お姉さんと……したでしょう」
「馬鹿だな」
政司が軽く笑うと、絵里子がふざけたようにペニスの先をつねった。
「もう二カ月も御無沙汰だよ。嘘だと思うなら、本人に聞いてみるといい。女の姉妹は、そういうことを、わりとあけすけに話題にするんだろう。」
絵里子は何も言わずに、政司の下腹部に湯をかけ、いっとき、じっと見つめていた。頬をすり寄せると、何のためらいもなく小さな口に含んだ。
政司はゆったりした気分で、絵里子の仕草を見つめていた。
同じ姉妹でも、こんなにも違うものか……。
妻の美佐江は、平安時代の女を思わせる日本的な美人で、やることなすこと、すべておっとりとしている。しかし絵里子は容姿も考え方も、すべてにおいて活動的である。
政司が見合いで美佐江と結婚したとき、絵里子はまだ十歳の少女であった。けれども将来を予感させる美少女で、その頃から少女雑誌の表紙のモデルを頼まれたり、ファッションショウの少女服のモデルをやっていた。
絵里子とはその後、年に数度しか会うことがなかったが、会うたびに美しく成長するのに目を見張ったものである。
大学進学をきっかけに、絵里子は姉の嫁ぎ先である須貝家に同居した。フランス語の勉強をするには、故郷の京都では不便だったからである。その頃から政司は、いつの日にか、絵里子とはただならぬ関係を持つのではないかという予感を抱くようになった。
絵里子が大学二年生のとき、一人息子の敏行が学校に入った。絵里子はなかなか面倒見がよく、敏行の家庭教師にはうってつけであった。
ある夏の夜、政司は酔って帰って、美佐江を抱いた。そのとき政司は、久しぶりに女の歓びの声をあげる妻のほかに、誰かが部屋のなかにいる気配を感じた。
寝室専用の十畳間に、人が隠れる場所などあろうはずがない。以来、政司は美佐江を抱くたびに、用心深く廊下に意識を集中させた。そしてようやく、政司は、暗い廊下にたたずんでいるのが、思春期の真っ只中にいる絵里子だと気づいた。
そんなある日、妻がダンス教室に通う仲間たちと一泊旅行に出かけた。妻のいない食卓で絵里子と息子の三人で食事をしながら、政司は商売がうまくいったことを理由に、絵里子にもワインを飲ませた。
初めての飲酒だったので、絵里子は少量のワインで酔ってしまった。絵里子の部屋に抱きかかえていった政司は、おやすみのキスを、額ではなく唇にした。
絵里子は無言のまま政司を見つめた。吸いこまれそうな瞳だった。体は姉の美佐江よりも大きい。
政司はもう一度キスをした。絵里子の呼吸が乱れて、生臭い女の匂いが立ち昇った。 そのまま覆いかぶされば、そこで二人は義兄妹という垣根を、さしたる障害もなく越えていたに違いない。しかし、政司は踏みとどまった。かろうじて理性の呼びかけに応じ、素直に従ったのだ。
その後の二人の生活に、格別の変化はみられなかった。大学を出ると、絵里子は両親や姉を説得してフランスへ渡った。
月に一度、必ず政司夫妻に手紙が届いた。日常生活の報告が主なものであったが、画廊宛に来る手紙の内容は、義兄の政司に対する思慕の情を綴ったものだった。それを、妻であり姉である美佐江は、まったく知らない。
年に二度ほど帰国したときの絵里子は、政司に対して、以前と少しも変わらない態度で接した。政司も手紙の内容に触れるようなことは、ひとことも言わなかった。
絵里子が渡仏して四年目の夏、突然、恋人ができたという知らせが夫婦のもとに届いた。
「フランス人と結婚するつもりかしら。あの子らしいわ」
美佐江は、十歳違う妹を、まるで異星人でも評するように話したものだ。
一方の政司は少なからずショックを受けたものの、今までの危険な関係を公にしたわけでもないので、ひとりでそのつらさに耐えた。
それからしばらくして、政司が絵画オークションでヨーロッパへ渡った。パリの小綺麗なアパートに絵里子を訪ねた政司はそこで、初めて義理の妹を抱いた。
絵里子はすでに処女ではなかった。かといって、女の歓びを知っているほど経験があったわけでもない。
政司は、なぜ恋人を作ったのかと詰問した。それを言う権利があるとは思わなかったが、言わずにはいられなかったのだ。
「お義兄さんを忘れたかったから……ただそれだけ。でも、もう彼とは別れたわ」
利口なはずの女が、異国の地で孤独に耐えられずに男に抱かれたほうがいいと考えるのは、単純すぎるのではないか……。政司はそう思った。けれども、絵里子とてもう大人。政司はあえてそれ以上は言わず、絵里子を女として激しく抱いた。
だが、絵里子は燃えなかった。政司は直感的に、絵里子が処女を失ってから月日がたっていないと思った。
その後も、一年に一度か二度のペースで絵里子は帰国した。そして帰国した絵里子を見るたびに、次第に輝くような美しさが備わってくるのに、政司は驚嘆した。かつての美少女は、清楚さに妖艶な美しさを加えて、熟女へと変身していったのである。
絵里子が留学を終えて日本に戻ってきたのは、去年の秋である。フランス文学の新進気鋭の研究者として、神田にあるT女子大学の講師に迎えられたとき、二十八歳の若さであった。
帰国した絵里子に、姉の美佐江は同居をすすめたが、絵里子はそれを断り、白金台のマンションに住んだ。そう仕向けたのは、ほかならぬ政司である。
帰国してまもなく、絵里子を抱いたとき、政司は絵里子のすさまじい変貌ぶりに目を見張ったものである。高貴さと妖艶さをあわせもった絵里子であったが、性的生活になると、高貴な面をすべて捨て去って、すさまじいまでの変わり身を見せたのだ。
政司は、絵里子のフランスでの生活のなかで、著しい変化があることに気づいた。が、そのことはいっさい口にしなかった。なぜなら、政司自身が妻との変わりばえのしない性生活に、怠惰と倦怠を感じていたからだ。
激しい絵里子とのセックスに、政司はのっぴきならないまでに溺れていった。そしてそれは、絵里子が帰国して十カ月たった今でも飽くことなくつづいていたのである。
「お姉さんとしなくても、他の女たちとしたってこともあるわ」
政司は苦笑いした。絵里子を知ってからは、他の女にちょっかいを出すなどという気にはならない。みんな色褪せて見えるからだ。絵里子も本気で言っているとは思わない。絵里子は言葉の遊びで前戯を楽しんでいるのだと理解している。
政司のペニスが、絵里子のしなやかな指と舌と唇の動きでたちまち大きく成長し、膨らんだ。政司の前にひざまずき、嬉々として肉茎を咥える。可愛い口もとが、張ちきれそうにひろがっている。もう一方の手が引きつった袋に伸び、指先で揉むようにいじっている。なかの二つのボールが、指先の動きによって心地よさそうに右に左に移動する。政司の口から満足気な熱い吐息がもれた。
やがて絵里子は大きくなった怒張を解放し、じっくりと見入った。上に反りかえった雄大な幹と、毒蛇の頭を思わせる雁首が、ほどよい角度で宙を睨んでひくついていた。表皮はすっかり伸びきって、パンパンに張り、紫紅色の青色の細い血管が縦横に走っている。
絵里子が幹の根元の密生した剛毛を、指先でくしけずるようにして撫でつけた。すっかり露出したペニスは、絵里子の目にいつもよりはるかに長大に映った。
「フーン……」
熱い吐息は絵里子の深い興奮と陶酔を物語っていた。瞳は泣いた後のように潤んでいる。
「ねえ……」
絵里子の声に、政司は濡れたペニスを紅潮した頬に押しつけた。先端からポツンと滲みでた透明の露が、ナメクジが這った後のように糸を引いて走った。
「お義兄さんのここの毛なんだけど……」
絵里子の声のトーンが落ちた。ひどく興奮したときに陥る現象である。
「これがどうしたんだい?」
「私、剃ってしまいたいわ」
いきなりの衝撃的な言葉に、政司はどう対処していいのか迷った。
「なぜだね?」
「そうすれば、お姉さんとデキないもの」
「毛なんか剃らなくたって、しないときはしない。美佐江は自分から求めてくるタイプじゃないんだ。あいつの性格をよく知っている君には、わかるだろう」
「確かにそうね。でも、私としては、九十九パーセントの確信じゃいやなの。百パーセントしないって証拠が欲しいの。剃ってしまいたい。そうすればお義兄さんは、お姉さんを抱けなくなるわ。少なくとも、ちゃんと生え揃うまではね」
政司を惚れ抜いて言っているのではない。絵里子の貪欲なまでの独占欲が言わせているのだ。政司はそれがわかっていて、うなずいた。
「仕方のない、わがままお嬢さんだ」
「そうさせたのはお義兄さんよ。ね、今すぐやっていいでしょう」
「好きにすればいい」
「ああ、お義兄さん!」
うわずった声をあげて、絵里子はまたもこわばりをすっぽりと咥えた。舌で執拗に亀頭を這いまわり、ついには軽く歯をたてて噛みはじめる。
「うっ……」
「痛かった? ごめんなさい」
絵里子は自分のてのひらに、ひげ剃り用のスプレーの泡をたっぷりと吹きつけた。小さな雪ダルマのように泡が盛りあがる。それを密生した剛毛の上に塗った。
てのひらでひろげると、縮れ毛が地肌の上に毛は撫でつけられて、ペチャンコになる。T字型のカミソリを持つ絵里子の手は細かく震えていた。かなり興奮しているのだ。
「おい、一つしかない大切な代物だ。傷つけないように頼むよ」
絵里子の手が肉茎を左側へ押し曲げた。硬直しているから、根元にジーンと痛みにも似た疼きが走り、尿道に溜まっていた透き通った露玉が先端に押しだされて、下に滴った。「お義兄さん、本当にいいのね?」
「君が望んだことじゃないか。気が変わったらやめるんだね」
「いや! 剃りたい! 剃るわよ」
「好きにしなさい」
用心深く、カミソリがひと撫でされた。泡にまみれた恥毛がパサッと落ちた。
白い滑走路のような一条の剃り痕を見て、絵里子は思わずそこにキスした。
「こ、こんなになったわ」
声が震えている。政司は、剃り痕よりも絵里子の表情を見つめた。体全体が真っ赤に上気している。豊かな胸の隆起がせわしなく息づき、乳首がツーンと尖って突きでている。
「さあ、思いきってやってくれないか」
「はい……」
白い剃り痕がどんどんひろがった。周囲の垣根が取り払われたペニスは、異様なほど大きく見える。食いつかんばかりに顔を近づけた絵里子は、肉茎の根元近くから幹の一部に生えている短毛まで、丁寧に剃り落とした。
「あっ、痛い!」
チクッと小さな痛みが走った。表皮の一部がわずかに切れて、赤い血が滲んでいる。
「ごめんなさい!」
すぐに湯をかけると、泡の残滓と皮膚にへばりついていた陰毛が、きれいさっぱり洗い流された。湯に混じって、赤い血は薄くひろがっていく。そこに絵里子の唇が張りついた。
実際は大した傷ではない。男なら髭剃りなどでよくやる程度の小さな失敗であるが、女の絵里子には大変な傷のように映ったのだろう。チュウチュウと音をたてて傷口を吸う。そのたびにブルルルッとペニスが脈動している。
「少ししごいてくれないかな」
「でも、血が……大丈夫なの?」
「ああ、とてもいい気分なんだ。君の手で、もっと気持ちよくなりたいよ」
政司の言葉に勇気づけられた細い指がいかつい竿に巻きつき、表皮を優しく擦りはじめる。赤く滲んだ血は、絵里子の欲望に火をつけたようである。
男の体から血が流れるのを見たのは初めてである。目の前の三ミリほどの小さな傷は、絵里子の手の動きによって、縮んだり伸びたりしている。
突然、手のなかの肉茎がプアーッと膨らんだ。あっと言う間もない。膨張した亀頭の先端にある鈴口がパッと開いたかと思うと、ものすごい勢いで白い花が飛び散った。
直撃された絵里子は、それを開いた口で受けながら、胸に垂れた液体を白い肌になすりつけた。明らかに陶酔感に浸っている。
やがて政司がかがみこむと、傍らのカミソリを取りあげた。
「今度は君のも剃るよ。」
ピクンと絵里子の全身が揺らめいた。
「剃って……みんな剃ってェ」
うわずった声を出しながら、バスタブに寄りかかると、大きく両脚を開く。
政司は、絵里子のまだ塞がっている膣口の肉唇を押し分けるようにして、奥からトロリとした秘液が垂れたのをはっきりと見た。その量が多くなると、ゆっくりと肉唇が左右に開いていく。干潟の貝が触手を蠢かしているかのようであった。
「早くしてェ」
もどかしそうにふくよかな腰が揺れた。剃りやすいように自ら股間をせりあげる。剃られるという受身の行為に、絵里子自身が酔っていた。
スプレーの白い泡が、淡い恥毛を覆った。
黒い翳りは、またたく間に剃り落とされた。シヤワーで洗い流すと、こんもりと盛りあがった肉づきのいいヴィーナスの丘が現われた。
政司は絵里子のすべてが好きだった。とりわけ心を奪われたのが、このふっくらした恥丘である。
「ほら、見てごらんよ」
「ああっ……」
自分の秘められた丘が露出したことに、絵里子は興奮を隠しきれず、感嘆の声を放った。
剃っている途中から、射精で衰えていたペニスがまた力強く復旧して、若者のそれをしのぐほどに猛り立っていた。
割れ目の縁どり近くに残った短毛が、やけに卑猥である。そこを指先でいじると、ざらついた感触が伝わってくる。
「そこを、きれいさっぱり剃って」
政司は肉茎をめくるようにつまむと、慎重に短毛を剃った。
鼠蹊部に緊張感が走る。その最中に、クリトリスがプアーッと膨らんで、小刻みに震えだした。ドッと奥から淫水が噴きこぼれると、あたりに強い性臭が漂う。
「さあ、終わったよ」
絵里子が霞んだ目で自分の下腹部を見た。
「ああ……イキそうになっちゃった」
いかもに子供っぽい声で告白する。その間も中指と人差し指の腹で白い丘をソフトに撫でまわしている。
政司が手を添えて、絵里子の指をクリトリスの上に移した。親指と中指はV字型をつくり、尖った肉芽には人差し指があてがわれ、ゆるゆると動かす。
政司はわざと、たぎり立ったペニスを絵里子の顔前にさらした。黒い茂みがすっかり刈り取られているから、よけいに大きさと脈動が目立つ。
絵里子の蕩けるような目が、せわしなくクリトリスとペニスの間を往復した。指の動きが次第に速くなっていく。愛液が膣口から会陰部を伝い、ポタポタと滴り落ちた。
「は、早くはめてェ!」
絵里子のくぐもった低い声は無視された。
「つづけるんだ。いってもいいぞ」
「はい……あっ、あああああっ、もうすぐよ。きそうなの……ほら、ほらっ」
長くて形のよい二本の脚が、ピーンと張りつめたように伸びきった。
「いっちゃう!……あなたッ!」
「お義兄さん」という呼びかけが、いつしか愛しい人を呼ぶ「あなた」に変わっていた。
「見て、いくわ! ああああっ、もう、なんていいの!!
いく……いくいくいく!」
五体に震えが走り、腰がグーンとせりあがった。五本の白い指が、恥毛のない丘から割れ目一帯にかけてを、食いこみそうに圧迫した。
数分後、政司は絵里子の体を洗い清めると、バスタオルにくるんで、ベッドルームへ運んだ。絵里子は死んだように横たわっている。
脚の長いフロアライトの明かりを点けた。絵里子の足もとにまわった政司は、足首を持つと大きく左右に開き、膝の間に割りこんだ。そして自身の下腹部と絵里子の下腹部を交互に眺めた。
恥毛のない二人の性器は、まるで子供がお医者さんごっこをしているような気分にさせる。二人の性器は、どう見ても大人のものだ。奇妙に疼くものがある。
指先で割れ目をめくった。サーモンピンクの肉唇が、露にまみれてキラキラと光っている。人差し指だけを挿入した。指先で尿道をさぐる。ポツンと窪んだ個所を探しだし、ゆるく揉んだ。
「うっふーん……ハァン……」
甘い鼻声をもらしながら、絵里子は自らの手で乳房を撫でまわした。
絵里子は快楽を取りこむことにかけては、驚くほど貪欲であった。妻にはない貪欲さを持った女、政司はそそられるものがある。だから少年のように心をはずませて見入った。普段のとり澄ました絵里子と、ベッドの上での姿の落差が大きければ大きいほど、政司は男としての好奇心をくすぐられ、欲情を募らせるのだ。妻との性生活は疎遠になっていたし、きわめて平凡なものだった。それだけに若い義妹とのただれた秘密の生活には、青年のように熱い血潮をたぎらせ、情熱を燃やしてしまう。
尖って硬直した乳首はくっきりと桃色に染まり、絵里子自身の愛撫で、腫れぼったく膨らんだ。政司と自分の指で体を刺激することで、絵里子の表情は朱色に染まり、下腹の薄い皮膚がピクピクと痙攣を繰りかえしている。スベスベした陰阜は、すべてをさらけだしているようにも見えるが、また別の見方をすれば神秘的な匂いもした。
絵里子の黒い茂みは、もともと濃いほうではなかった。欧米人並みの体格と顔を持つ絵里子のすべてと比較すると、はかないくらいに少ないほうである。その少ない量の恥毛が陰阜の上から消えただけで、小宇宙はすっかり様相を変えてしまっていた。
政司は這いつくばった。絵里子の両脚がいっそうひろがった。小さい膣口から生臭い女の臭いが立ちのぼる。政司の鼻腔は膨らみ、欲情が急速に膨張した。
政司の指はピアニストのように繊細で長い。その細い指先で縁どりを撫でると、秘唇の裏側に溜まっていた愛液がツツーッと流れでた。
指先に透明な液をすくい、また縁どりと会陰部をいじった。
「あっ、ふーん……」
大柄な体が心地よさそうに伸びる。歪んだ亀裂が一条の張りつめた筋となり、しっかり合わさった肉唇が盛りあがって、ピタリと閉じた。
政司の体はせばまった太腿に挟まれた。そのまま両脚を小脇にかかえ、屹立したペニスをねっとり濡れた割れ目の中心部、膣とおぼしきあたりに当てがった。
黒い恥毛のない男女の性器が向き合った。アクセサリーを取り払った肉棒と女陰は、いかにも雄大で、生々しい白い剃り痕は挑発的でさえあった。
政司は、二人の性が次第に風変わりな方向に進展していくのを意識した。それは、絵里子の体から発散する得体の知れない雰囲気が、政司に変質的な方面へと走らせているように思えた。
フランス留学中に、絵里子のセックス観が変わったような気がする。確かめたわけではないが、自分の観測は当たっているのではないかと思う。政司は、自分も含めた絵里子のセックスが、変態とまではいかないが、それにかたよりつつあるのではないかという思いを抱いている。けれども、妻であり、絵里子の姉である美佐江の乾いた義理的なセックスに飽き飽きしていた政司は、絵里子のとりことなってしまった。
恥毛を剃り落とすという単純な行為であるが、新しい性の楽しみ方としては悪いアイデアではない。しかも、剃毛というプレイを申しでたのは、若い女性である絵里子のほうだ。こんな場合、大抵は男が提案し、女がそれを受け入れたり拒んだりするのが通常のパターンのはず。それを考えると、絵里子は、セックスをより楽しくするための資質に恵まれているかもしれない。それだけに、やはりこういう女は手放したくない。
貴重な宝だ……。政司は義兄という立場を忘れて、絵里子の充血した肉の割れ目を凝視し、つるつるの肉棒で肉まんじゅうのように膨れた裂け目を擦った。
「ンふぁ……ンふぁ……」
淑女のたしなみを忘れ、絵里子は奔馬のように鼻を鳴らし、したたかに濃厚な溶液を垂れ流した。すぐにでも入れてもらいたいのだろう。中心の肉裂をぐいぐいと持ちあげる。そのたびに政司は筒先をかわして、絵里子を焦らした。
「イヤーん、お義兄さん……」
ことあるごとに、絵里子は「お義兄さん」という言葉を使う。背徳を意識することによって、淫らな気持ちをことさら強めようとしているのである。
肉襞の間を縫って噴きだす愛液は、次第にぬめりを増し、尻肉のクレバスを伝わってシーツをぐっしょりと濡らした。
「さあ、いつものように、繁がっているところをじっくりと眺めるかい? ゾクゾクする光景だよ」
「見たいわ! 見せて」
政司は絵里子の枕の上にもう一つ枕を重ねた。頭が一段と高くなり、絵里子の視線は、二つの乳房の間から下腹部の白い丘に突き刺さった。下半身を政司が折り曲げるように持ちあげたので、絵里子の体はへの字を引っくりかえしたようになった。割れ目を長い肉棒の先が擦っている。ビチャビチャと淫らな音が生じる。
「すごいわ。すごい……とっても長く見える。いえ、実際に長いのよ。お義兄さんのは日本人離れしているわ……あああ、早くその大きいのを私のなかにはめて……もう駄目、待ちきれない……さあ、早くして!」
気張った表情で、またもひょいと腰をせりだした。同時に、狙いすました政司が、クイッと肉棒にはずみをつけたから、大きく張りだした雁首の部分が、ズブッと肉唇と膣口を切り裂いて、胎内に没した。
焦らされたあげくの一撃だったので、絵里子は脳髄まで痺れていい声をあげた。
「うーっ、いいっ
!!
」
ひきつけを起こしたように、歯がギリギリと鳴る。政司は挿入したこわばりを奥に入れるでもなく、引き抜くでもなく、ただじっと動かずに絵里子の表情を見つめていた。
絵里子が、まだ露出したままの竿の部分に三本の指を添えてつまみ、まるで掻きまわすように前後左右に揺さぶった。圧力で陰裂が歪み、膣の裏側が赤い色を見せてめくれかえった。
二人の熱い視線は、ときとして絡み合い、そして割れ目の上に注がれた。
「人生で、こんなに楽しいことってあるのかしら……もうたまんない!」
ペニスの侵入でせりあげられた割れ目の上方で、硬くなったクリトリスが飛びでている。絵里子は別の手で、それをつまんだり擦ったりしていた。
瞼の裏がジーンと熱くなり、すべての柔肉が歓びに震えた。性に対する欲望は、才媛からプライドや羞恥心を奪っていた。
「ファックしてるのよ、私たち……現実に私の目はそれを見ているの」
「その通りだ。どこがいい?」
「ああ……」
絵里子の肌に、いっせいに細かい粟粒が生じた。それは決して嫌悪感からくるものではなく、むしろまったく逆であった。
「お義兄さんは、またそれを言わせたいのね」
もうろうとした瞳が宙をさまよう。言いたくてうずうずしている言葉……しかし、自分からすすんでは決して言わない言葉……それが絵里子の頭のなかを飛び交った。
「さあ、言ってくれないか……言うんだよ、絵里子」
「いやよ。いや、いやいや!」
「言え
!!
どこが気持ちがいいのか、言ってみろ!」
もっと変態的なことを口にしたい。実行してみたい!……
政司はそう思ったものの、咄嗟に何も浮かんでこない。平凡などこのカップルでも口にしているようなボキャブラリーに頼るしかなかった。
「言わないと、もっと奥へ入れてやらないからな」
「あっ、いやっ! 言うわ。言います!」
「どこがいい気持ちなんだ
!?
」
「ここよ、ここ」
絵里子は見つめた個所を指で差しながら、ひきつったような声を張りあげた。
「オマンコ……オマンコがいいのっ
!!
」
その声を耳にした政司は、絵里子の秘肉の奥で疼く子宮を突き破るように、長大なペニスを一気に埋めこんだ。
「あああ……た、たまんないわ! してッ、してーッ、もっとよ、もっとしてーッ!!」 絵里子は叫びながら、ぐいぐいと下から腰を突きあげた。
政司の手が豊かな尻肉の後ろにまわされ、力いっぱい引きつけた。ズボッ、ズボッ……激しい発泡音が、擦れ合う二人の粘膜の間から生じた。
二つのボールを包んだ長い皺々の袋は、政司が律動するたびにヒタヒタと内腿や肛門を叩きつづけた。徐々にクライマックスのときが近づいていた。女陰が急速に締めつけを開始した。
「お義兄さん、もっと腰をつかって! 袋がアヌスを叩くと、どんどん気持ちよくなってくるの! ああ、どうしよう……変な気持ちだけど、もっとして!!
もっと……」
圧倒的な肉の歓びのなかにも、絵里子はさらに強い性感を求めて、義兄に要請することを忘れなかった。
アヌス――この言葉に瞬間的に反応したのは、政司の好奇心であった。おぼろげながら、アヌスにも性的快楽の源があることはわかっていた。アヌスにとても興味を持っていたが、さすがに口には出しかねていた。それが、剃毛という一つの垣根が取り除かれたこともあって、いつもより気分はずっと高揚していた。
そうだ。アヌスとファックしよう
!!
……
突然、頭の中にひらめいた考えは、政司を初めて性的体験をする若者のように、夢中にさせた。芸者やホステスと寝たことはいくらでもある。彼女たちとのセックスは、多少の激しさはあっても、行為そのものは平常の域を脱していない。妻の美佐江との性生活は、それらよりももっと平凡であった。絵里子の言った「アヌスを叩くと……」の言葉が、政司の少年のような好奇心に火をつける結果となった。
いきなり太いペニスを引き抜かれた絵里子は、けたたましい悲鳴をあげ、義兄を恨みがましくなじった。しかし、政司が「犬のように這いつくばって尻を向けろ」と汚い言葉で命令するや、いそいそとそれに従った。
後ろ向きになった絵里子の、八の字に開いた割れ目から、淫水がポタポタと滴った。
政司は肛門性交のことはなんとも言わずに、愛液で濡れそぼったペニスを一気に肉の裂け目に押しこんだ。
犬のように這うという屈辱的なポーズに、絵里子は被虐的な歓びを感じた。自分の一番恥ずかしい姿を、好きな男の目にさらしているという事実が、絵里子をより淫蕩な女にしていた。
政司は抜き差しのスピードを一定に保ちながら、唾で濡らした親指の腹で、ゆるゆるとアヌスをくすぐった。抽送による膣壁の摩擦だけでも充分すぎるほどの快感があったが、アヌスを巧妙にくすぐられて、絵里子の血はざわめき、官能の大きな波が彼女を呑みこもうとしていた。
「オーッ……オオーッ」
外人のようなよがり声が、密室の空気を震わせた。吊り橋のように大きく反った絵里子の背中と、ゆさゆさと揺れるヒップが、彼女の快楽の深さを雄弁に物語っていた。
淫水が膣内でほとばしり、太いペニスに容赦なく浴びせられると、抜き差しのたびになんとも淫らな音が派生して、二人の欲情をあおりたてた。
「ああっ、いいわァ……とってもいいの……」
歌うように絵里子がわめき、ドップリと陶酔の波に漂った。このあとに、括約筋が活動を開始すると、あとは何もかも忘れさせてしまう恍惚の一瞬が訪れる。
政司は頃合いをはかっていた。括約筋が締めつけをはじめたら、アヌスに太いペニスを挿入するなど不可能になるだろうという気持ちがある。
「あーっ……あーっ」
間欠泉が噴きあげるように、時折り絵里子の口から、長く尾を引くよがり声がほとばしりはじめた。これが連続して起きると、膣壁は収縮をはじめる。
政司は抽送している間に、アヌスのなかにまで親指を押しこんでいた。まわりの皺々の粘膜はかなり伸びて、薄い膜状になっている。親指でさえそうなのだから、それの数倍も太いペニスが入るかどうか不安であったが、女体に対する探求心と、新しい性技巧が生み出す快楽のほうが優先した。
いきなりペニスを引き抜くと同時に、アヌスからも親指を遠去けた。
絵里子は、一瞬の空虚と快楽の中断に呆然としたが、次の瞬間、思いもかけない部分が切り裂けるような痛みを感じたので、悲鳴をあげた。それを予想していた政司は、空いている指を束ねて膣に押しこんだ。
甦った快感と、アヌスを襲った激痛は、あくなき二十八歳の女に戸惑いと混乱を与えた。しかし、それも初めのうちだけであった。
「力まないで! 体から力を抜くんだ」
義兄の欲していることに協力するのは、絵里子自身の信条でもあったし、外国では肛門性交も正常な行為と見なされている。だから絵里子は言われる通りに全身を弛緩させた。
とても痛い。しかし、絵里子自身も新しい性の試みに興味がないわけではなかった。それだけ貪欲であったのだろう。政司はそのあたりの絵里子の気持ちを理解していたから、あえてアナルセックスをする気になったのかもしれない。
政司は、かつてない強烈な締めつけに驚きながらも、大いに満足した。想像していたよりもずっときつい。そのぶんきっと絵里子は痛い目にあっているに違いないと思ったから、せっかちに抽送したり、身勝手に射精したりしなかった。それは、やはり人生経験の豊富な男だから可能であったので、もしも政司が若者だったなら、欲望を先行させ、きっと絵里子の体も心も傷つけてしまっただろう。
「そっと……力を抜いて……リラックスしよう……ね」
絵里子に言っていると同時に、自分に対する自戒の言葉でもあった。
「どう、痛む?」
「ええ……でも……でも、大丈夫」
苦痛に喘ぎながら、絵里子は奇妙な一種の解放感に浸っていた。
義兄の政司は、絵里子の性的趣向を先取りする点では抜群のセンスを持っていた。それが絵里子にとってはうれしくてならない。ますますのめりこんでいく大きな理由は、そこにあったといっていい。
政司は、まだ三分の二ほどしか埋まっていない肉茎の抜き差しをはじめた。ヴァギナに対するときよりも、ずっと遅いテンポである。
「あうッ……あ……あん……ハァ……」
絵里子の声は、絹糸が擦れるようにかぼそく、はかなかった。痛みとともに、徐々に別の感覚が湧いてくる。
政司の手が前に伸びて、肉芽を弄んだ。別々の場所から、まったく異質の快感に痛みが同時に湧き起こる。苦痛を耐えると、ゆっくりと快感にすり代わっていく。
「ああ、あなた……」
枕をかかえながら、絵里子は初めて味わった感覚に涙した。官能の大きな波が、せりあがるように迫ってくる。その波に押し流されるのが怖い。
またも義兄の名を呼んだ。義兄の返事はない。肛門のなかでペニスが大きく膨らむのを感じた瞬間、生温かいものがパッと散った。
「あっ……」
絵里子自身も我れ知らずに気張っていた。括約筋が前門と後門を同時に収縮させた。陰裂から吐液がほとばしった。
絵里子が昇天したことを、政司は指に絡みついた濃厚な淫汁で知った。きつい緊縛感のために、次第に衰えつつあったペニスは、肛門から抜け落ちることがなかった。ただ、締めつけの終わった菊座のすぼまりと、それに挟まれたペニスの間隙から、ジワジワと白濁した液が滲みだしてくる。精液は絵里子の膣口から溢れた媚液と混じり合って、なんともいえない強烈な匂いを漂わせ、いつ果てるともなくポタポタとシーツの上に滴り落ちた。
叔母は家庭教師 第一章 絵里子、二十八歳の性癖 (1/6)
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