女教師凌辱生活 第一章 放課後の淫辱生活 (1/6)
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第一章 放課後の淫辱生活
1
ずば抜けて勉強がよくでき、容姿もよくて運動神経もよいといった生徒が時々いるものだが、芦川悠子の担任する組の氷室厚治がそれであった。
「氷室くん、こんなむずかしい本を読んで、わかるの?」
昼休みに氷室がコンピュータ工学の本を読んでいるのに気づき、悠子は驚かされた。
「こんなの簡単だよ」
氷室はクールに言ってのけた。そしてなにを考えているかわからない大人びた目で、悠子を見る。
それだけではない。授業中や休み時間に、じっと悠子を見つめる氷室の目に気づいたことが何度もあった。死んだ魚みたいな目だ。
かと思えば、友だちとプラモデルづくりに夢中になっている。
「芦川先生、これあげるよ」
つくったばかりのプラモデルを持って、職員室へ悠子を訪ねてくることもあった。
なにを考えているかわからないところが氷室にはあり、悠子は興味をそそられた。そのうえ、氷室の家庭は母親のいない父子家庭であることもあって、悠子はなにかと氷室に目をかけるようになった。そのせいか、氷室は悠子にはずいぶんとなついた。
家庭訪問でわかったのだが、氷室の父は歓楽街にいくつものクラブやキャバレーを持つ資産家であった。子供には金を持たせるだけで、家庭のことは初老の屋敷管理人夫婦にまかせっきりだった。それがどこかで氷室少年の心を屈折させているのかもしれなかった。
どうすれば彼のすぐれた才能をまっすぐ伸ばせるだろうか……。そんなことを考えながら、あれこれ教育指導文献に目を通しているうちに帰りが遅くなってしまった。
学校の正門を出た時は、もうあたりはすっかり暗くなっていた。ちょうどラッシュの時間で、悠子の乗るバスはものすごい混雑だった。押しこまれながら、悠子はハッとした。
(ち、痴漢だわ……)
悠子はスカートの上から双臀をいやらしく撫でまわしてくる男の手に気づいた。
美しい悠子は、よくバスのなかで痴漢に狙われた。学生時代にエアロビクスできたえた見事な肉体は、ワンピースの上からもわかり、痴漢が肉をかぎつけるハイエナみたいに寄ってくる。そんな時、悠子は身体をずらしたり、手を払いのけたりするのだが、今夜は身動きすらできない混雑だった。それをいいことに、男の手は執拗に悠子の双臀を撫でまわした。男の手は悠子の下腹にものびてきた。
(あ、やめてッ……)
声を出そうにも、悠子はまわりの男たちの視線を感じると声が出なかった。
下腹から股間をうかがう手に気を取られているうちに、双臀を這う手でスカートをたくしあげられる。
(ああッ、そんなッ……)
気づいた時には、男の手は悠子のスカートのなかへもぐりこんでいた。パンストとパンティをつけていても、悠子は裸の双臀が撫でまわされる錯覚に陥った。
パンティのラインにそって指先が這い、双臀の肉感を測るように下からすくいあげるようにしてゆさぶり、撫でまわす。
(あ、ああッ、いやッ……)
悠子はますます声が出せなくなった。スカートのなかまで手を入れられるなど、信じられないことだ。
下腹に這う手もスカートのなかへもぐりこんできて、下腹や太腿を撫でまわしてくる。悠子は首筋まで真っ赤になって、唇を噛みしめた。声をあげてきっぱりと拒絶することのできない自分がなさけない。
男の手は悠子の双臀から太腿へ、そして太腿から下腹へ、また双臀へとスカートのなかでゆっくりと這いまわった。時には肉をつまんだり、ゆさぶったり、揉みこむことさえした。
カーブでバスが大きくゆれた瞬間、男の手が悠子の股間にすべりこんできた。
「い、いやッ」
あわてて太腿に力を入れても遅かった。悠子の太腿は、男の手をしっかりとはさみこむかたちになった。
思わず声をあげた悠子だったが、まわりの者は知って知らぬふりか、それとも押されて声を出しただけとでも思ったのか、誰もなにも言わない。
パンストとパンティの上から、女のもっとも秘めやかな肉の合わせ目が、ゆっくりと指先でなぞられる。
(ああッ)
身体の中心に電気が走り、ビクンと腰がこわばった。男の指先は媚肉の合わせ目にそって何度もなぞりつつ、もう一方の手でパンストとパンティをうしろからズリさげはじめたのだ。悠子は戦慄した。
(や、やめてくださいッ……声を、声を出すわよッ)そう言わんばかりに悠子はうしろの男をにらみつけた。
プレイボーイ風の若い男だった。悠子ににらまれ、ピタリと指の動きをとめたが、すぐにまたモゾモゾと動かしはじめた。パンストとパンティがジワジワと引きおろされはじめた時、ようやくバスは寺院前にとまった。
「お、降ります」
悠子は逃げるようにしてバスを降りた。男も悠子を追いかけるように降りてくる。
(あとをつけてくる気なんだわ……)
悠子の背筋を悪寒が走った。帰るためには薄暗い寺の境内を通っていかなければならない。どうしよう……。
その時、悠子のうしろで声がして、「芦川先生ッ」
いきなり氷室が現われたのである。少年とはいえ、迎えの者がいたのに気づいた男はいまいましそうな顔をし、あわてて発車しようとするバスに飛び乗っていってしまった。悠子は救われたと思った。
「氷室くん、助かったわ。ありがとう」
「どうしたの、先生」
「たいしたことじゃないわ。それより君こそどうしたの、こんな時間に」
「ぼく、芦川先生をずっと待ってたんだ」
氷室はまだ家へは帰っていないらしく、カバンを持ったままだった。それに氷室の家はまるで方向がちがう。
「先生、これぼくが釣ったんだよ」
氷室が見せるビニール袋のなかには、大きな魚が入っていた。
それを見せたいために何時間も待っていたらしい。悠子は氷室がいじらしく思えた。氷室は無邪気な笑顔を見せている。
「あのね、先生。今夜、パパいないんだ。だからね……」
「だからなに、氷室くん」
「……先生のところに泊まっていいかな?」
氷室はすがるような顔で悠子を見た。すでに管理人夫婦には泊まると電話したと言う。
悠子は少し考えてから、ニッコリとうなずいた。母のいない家はさびしいにちがいない。このまま氷室を一人で帰すわけにもいかなかった。
氷室は悠子の手をとって、飛びあがらんばかりに喜んだ。
「今夜だけよ、氷室くん。そうと決まれば、ごちそうつくらなくちゃね」
悠子は氷室と並んで歩きはじめた。バスのなかで痴漢にあったあとだけに、薄暗い境内を氷室がいっしょなのは心強かった。
境内のはずれにある三階建てマンションに悠子の部屋はある。そこの三階の2DKを借りている。
「着替えてくるからちょっと待っててね、氷室くん」
と、奥の部屋へ入ってワンピースを脱いでハンガーにかけ、スリップを脱いだ。パンストとパンティは、痴漢によって双臀の半ばまでズリさげられていた。
それも着替えようと引きさげかけた時、悠子は氷室が覗いているのに気づいた。
「こら、氷室くん。女性の着替えを覗くなんて、お行儀悪いわよ」
あわててパンティをもとへもどして、悠子は言った。
氷室にまた覗かれてはいけないと思い、悠子はパンストだけ脱いでブラウスとミニスカートに着替えた。浴室へ行き、浴槽に湯を張った。
「氷室くん、先にお風呂に入りなさい。その間に先生がうんとおいしいものをつくってあげるわ」
「うん、先生。ミニスカートがよく似合うね。脚がとっても綺麗だ」
氷室はそう言って浴室へ飛びこんでいった。
悠子は腰にエプロンを巻くと、調理台へ向かった。母のいない氷室に家庭料理を味わわせてやろうと、ハンバーグを焼き、エビフライを揚げた。デザートにプリンをつくる。
「わあー、すごいや。ぼくの大好きなごちそうばかりだ」
さっぱりして風呂から出てきた氷室は、うれしそうに歓声をあげた。そして料理や食器をテーブルへ運んで手伝いはじめた。
揚げものをしたあとの油を容器に移しかえている時、悠子は背後になにか異様な気配を感じた。うしろからミニスカートのなかを覗かれているような感じだ。だが熱い油をあつかっている時、うしろを振りかえるわけにはいかない。ようやく移し終わって振りかえると、氷室が立ちあがったところだった。
「箸を落としちゃったんだ、先生」
と、氷室はあどけない笑顔で言った。
気のせいだったのだろうか。だが、悠子は確かにミニスカートのなかに強烈な視線を感じとったのだ。仮に氷室が覗いたとしても、それは母へのあこがれからにちがいない。きっと、バスで痴漢にあったから意識過剰になっているのだと、悠子は自分に言いきかせた。
「おいしいよ、先生。まるでママがもどってきて、つくってくれたみたいだな」
氷室はうれしそうに言い、すごい食欲でモリモリ食べた。こんなに喜んで食べてもらえると、悠子としても料理したかいがあるというものだ。
「氷室くん、今でもコンピュータの本を読んでいるの?」
「もう読んじゃった。今は別のを読んでいる」
「なにを読んでいるの、氷室くん」
悠子は聞いた。こんなふうに二人きりでゆっくり話すのは、氷室のことをもっとよく理解するいい機会である。
氷室はすぐに答えず、ハンバーグとエビフライを食べるのにいそがしかった。
「どんな本を読んでるか、知りたいわ」
悠子はもう一度さり気なく聞いた。
「女体生理学だよ、先生」
氷室はそう言って、また例のなにを考えているかわからない大人びた目をした。その目で悠子の胸のふくらみや、ミニスカートからのぞく太腿を舐めるように見る。
「芦川先生は美人でいい身体してるから、女体生理学的に興味があるなあ」
「な、なんと言ったの、氷室くん」
悠子は自分の耳を疑って、思わず聞きかえした。だが、氷室はもう無邪気であどけない目にもどっていた。
「先生、エビフライおいしいね。ぼくが釣ってきた魚もフライにしちゃったの?」
ハンバーグを頬張る氷室を見ていると、やはり無邪気な少年だと悠子は思った。
2
食事が終わると、氷室はあとかたづけも手伝った。
「先生がぼくのママだったらいいな」
氷室は何度もそう言った。そのたびに悠子はなんと返事をしていいのかわからなかった。少なくとも氷室が母の愛に飢えていることは、はっきりとしていた。氷室は悠子といっしょにいるのがうれしく、また楽しくてならないといった様子だった。
「あら、もうこんな時間だわ。いそいで宿題をしてしまいなさい、氷室くん。その間に先生はお風呂に入ってきますから」
「ぼくも先生といっしょに入りたいな」
「もう入ったでしょう。宿題をさぼろうとしても駄目よ」
そう言い残して、悠子は脱衣場へ入った。氷室は仕方なく教科書を出し、宿題をはじめたようだ。
悠子はブラウスとミニスカートを脱ぎ、ブラジャーとパンティを丸めて洗濯カゴの奥へ突っこむと、浴室に入った。ザァーと湯が溢れ、心地よい温かさが肌にしみわたる。悠子は肩までつかって、のびのびと手足をのばした。
形よく艶やかな乳房が湯にゆれ、シミひとつない白い肌はムチムチと弾けるようだ。このところいそがしくて、ほとんどエアロビクスをする時間もなかったが、悠子の肉体はムチッと張って引き締まっている。
悠子は丹念に身体を洗った。とくにバスのなかで痴漢にいじりまわされた双臀や股間、太腿は何度も洗った。
(あんなに大胆でしつこい痴漢は初めてだわ。いやになっちゃう)思いだすだけでも悠子は腹が立った。
髪を洗いはじめた時、悠子は脱衣場に人の気配を感じた。
「氷室くんなの……そこにいるの?」
聞いても返事はない。気のせいだろうか。だが、悠子は裸身にピリピリと誰かに見られているような感覚が走るのを感じてならなかった。
脱衣場を覗いても誰もいない。なのにすぐまた、刺すような視線を感じるのだ。それだけではなかった。脱衣場に持ってきたはずのネグリジェがなかった。着替えのパンティはネグリジェにくるんである。仕方なく悠子は裸身にバスタオルを巻いただけの格好で、部屋へもどった。
鏡台のイスの上に、悠子のネグリジェが丸めてあった。
(持っていくのを忘れたんだわ。ほんとに今夜はどうかしている)悠子は思わず苦笑した。氷室にしても、ちゃんと宿題をやっているではないか。
「もうすぐ終わるよ、先生。そうしたら、ぼくがおいしいカルピスをつくってあげるね」
氷室はそう言って片目をつぶった。
悠子がネグリジェに手をのばそうとした時、電話がけたたましく鳴りだした。
「はい、芦川ですが……」
「フフフ、芦川悠子か。あんた、美人でいい身体してるねえ。学校の先生なんかさせとくのは、もったいねえ」
低い男の声だった。いたずら電話である。いつもならすぐに切ってしまうのだが、次に出た男の言葉が悠子の手をとめた。
「教え子の前で素っ裸にバスタオル一枚とはよ。湯あがりの肌が色っぽくてそそられるぜ、ヘヘヘ」
男はどこからか見ているように言う。どうして悠子がバスタオル一枚なのを知っているのか。そのうえ、男は悠子に結婚を誓い合った恋人がいて、今はアメリカの大学に研究のために一年間の予定で行っていることまで知っていた。
「それだけいい身体をして、恋人と一年も離れてちゃ、身がもたねえはずだぜ」
「誰なんですか、あなたは……どうしてそんなことを知っているの」
「男が欲しいんだろ。俺が可愛がってやろうか。ヘヘヘ、俺なら十回はイカせてやるぜ」
「誰なのッ……」
悠子は受話器に向かって叫んでいた。
バスタオルから溢れでんばかりの乳房や剥きだしの太腿に、氷室の目がそそがれているのも悠子には気づく余裕がなかった。バスタオルから今にも悠子の乳首や股間の茂みがのぞきそうだ。そして洗い髪が濡れて光り、妖しい色気をかもしだしていた。
「どんな体位が好みなんだ。ヘヘヘ、やっぱり動物みたいにバックから犯られるのが好きなんだろ、芦川先生よ」
男はネチネチといやらしいことを語りかけてくる。
「ヘヘヘ、バックから悠子のオマ×コを串刺しにして、と甘い声でねだってみろよ」
「変なこと言わないでッ」
悠子はたたきつけるように電話を切った。心臓がどきどきしている。
「どうしたの、先生」
氷室がカルピスのグラスを差しだしながら、心配そうに言った。
「氷室くんは心配しなくていいのよ。それよりカルピス、ありがとう」
悠子はカルピスを一気に飲み干した。バスのなかでの痴漢、いやらしいいたずら電話と、たてつづけに起こった不愉快な出来事がショッキングだったのか、悠子は思わず目眩を覚えた。フラッとして、グラスを落としそうになった。
ひどく疲れて身体中の力が抜けていく。眠気も襲ってきて、もうネグリジェを着る気力もなくなった。
「氷室くん……先生、もう休むわ……」
「先生といっしょに寝てもいいでしょう」
「赤ちゃんみたいなことを言って……」
おかしいわ……と言おうとしたが言葉にならず、悠子はバスタオルを巻いただけの裸身で布団の上に倒れるように横たわった。
薬でも盛られたのか……。おかしいと思う意識は、スーッと闇のなかへ吸いこまれていく。
氷室が悠子の顔を覗きこんで、ニヤリと笑った。悠子の身体をあお向けにして、裸身を巻いたバスタオルに手をかけた。
「な、なにをするの、氷室くん」
「先生の裸を見るのさ。どんな身体しているか、調べてみたいんだ」
「なにを言っているの、氷室くん。悪い冗談はやめなさい」
悠子は身を揉みながら言った。だが手足はしびれきったように動かず、うつろになりがちな意識に叫び声も弱々しい。
氷室は悠子の身体から、ゆっくりとバスタオルを剥いだ。まるで魚の腹を開くように左右へくつろげて、一糸まとわぬ悠子の全裸をさらけだした。
「ああ、いやッ……やめてッ」
思わず叫んだものの、悠子はまだ事態がよく呑みこめなかった。教え子の氷室がしていることが信じられない。
「いい身体してるね、芦川先生」
氷室はまぶしいものでも見るように、目を細めた。
湯あがりの悠子の白い肌はうっすらとピンクに色づいて光り輝いていた。乳房は横になっても型崩れせず、見事なまでの豊かさである。そしてなめらかな腹部と細くくびれた腰、ムチムチと官能美あふれる太腿の付け根には、艶やかな黒い茂みが白い肌にひときわ鮮やかであった。形よく生えそろい、柔らかくもつれ合って、フルフルとおののいていた。
氷室はうれしそうに笑って、上から下へと悠子の裸身をじっくりと見つめた。死んだ魚の目のような不気味な視線が、舐めるように悠子の肌を這う。顔が無邪気なだけにいっそう不気味だった。
「それじゃ、先生の身体を調べるからね」
氷室はショルダーバッグから分厚い本を取りだして、悠子の横へ置いた。女体生理学の本である。パラパラとページをめくった。
「ああ、氷室くん、なにをしようと言うの」
「さっき女体生理学を読んでるって言っただろ。本だけじゃおもしろくないから、先生を使って女の身体を調べるんだ」
「そ、そんな……」
氷室の言葉が信じられない。こんな少年が女の身体に興味を持つことさえ信じられなかった。母親へのあこがれが屈折して、女体への興味となったのだろうか。しかし、今の悠子はそんなことを考えるどころではなかった。
「やめなさい、氷室くん。そんなことは先生がゆるさないわ」
「ゆるさなくてもいいよ。カルピスに薬を入れておいたから、先生は動けないもんね」
「氷室くんッ……」
やはり薬を盛られたのだ。いくら動かそうとしても、手脚は動かない。なにをされても防ぐすべはまったくないのだということが、悠子の恐怖をふくれあがらせた。
氷室は本を覗きこんでなにやらうなずいていたが、「先生はおっぱいの先が小さいし、綺麗だね。こういうのはあんまり男にいじらせたことがないんだろう」
さも知っているように言って、悠子の乳房に手をのばした。小さな手でわしづかみにするように揉みこむ。肉丘がプリプリと弾む。
「先生のおっぱいって柔らかいんだね」
「やめなさいッ……ああ、手を離しなさい、氷室くん。ああ……」
「こうすると気持ちいいって本に書いてあるけど、先生も気持ちいいの?」
氷室は両手で悠子の乳房を揉みつつ、顔を伏せて乳首を口に含んだ。
「ああ……」
思わず悠子は声をあげた。手脚はしびれたように動かないのに、乳首は驚くほど敏感に氷室の唇を感じとった。氷室はまるで母親の乳房にしゃぶりつく赤ん坊みたいにしゃぶりまわし、吸う。疼くような感覚が走った。
「い、いけないわ、氷室くん……やめて……」
恋人がアメリカへ行って半年になる。その間ずっと一人の悠子だ。少年とはいえ氷室の口が、恋人との交わりの感覚を思いださせるのが怖い。
「先生、気持ちいいとおっぱいの先がとがってくるってほんとだね」
氷室はポッチリと頭をもたげ、硬くなった悠子の乳首を舐めまわして、ニヤッと笑った。
それだけではない。女の性感帯がどうのと知ったような口をきいては、悠子の首筋や脇腹、腰にまで手を這わせた。そうしながら、氷室の手はしだいに下へと這いおりていく。その手が淡い茂みに触れた。
「やめてッ」
火にでも触れられたように、悠子は叫んだ。
「先生、この本に濡れてくるって書いてあるけど、どういうこと?」
「そ、そんなことは知らなくていいのッ……氷室くん。もう、やめなさい」
「教えてくれなくても、脚を開いて調べればわかるもんね」
氷室は繊毛を指先でかきまわすようにして、うれしそうに笑った。
3
両脚を開かされる……と思うと、さすがの悠子も顔をひきつらせた。
「バカなことはやめなさいッ……そ、そんなことはしてはいけないの。ね、氷室くん、先生の言うことをきいて」
「でも、ぼく見たいんだ。先生の股の間ってどんなかな」
氷室は指先で悠子の茂みを梳いてかきあげる。繊毛に覆われた丘は小高く、ひっそりと肉の裂け目を切りこませていた。
それが氷室の興味をそそるようだ。食い入るように見つつ、悠子の足首をつかんだ。
「そんなッ……い、いやあッ……」
恋人にさえ、こんな明るいところで見せたことはない。いくら力を振り絞ろうとしても、力が入らなかった。むなしく両脚が左右へ割り開かれていく感覚だけがある。
「やめてッ……あ、ああ、いやあ……」
いくら叫んでも無駄だった。悠子の両脚は水平に近いまでに引きはだけられた。女としてもっとも隠しておきたいところを、教え子の目にさらすのは、恥ずかしいというより恐ろしかった。氷室がどこを覗いているか、見なくても痛いまでにわかった。もっとも秘められた柔肉が、食い入るような視線を感じて、灼ける。
「芦川先生、女の身体ってこんなふうになってるんだね。なんかゾクゾクしちゃう」
「駄目ッ……氷室くん、見ちゃ、駄目ッ……先生を見ないでッ……」
悠子は我れを忘れて叫んだ。だが氷室はやめない。やめるどころか、開ききった悠子の両脚の間にかがみこんで、「もっとくわしく見てあげるからね、先生。ぼく、先生のことが気に入っちゃったよ」
媚肉の合わせ目を指先でつまんで、左右へくつろげた。
「いやあッ」
悠子の口にまた悲鳴がほとばしった。
しのびこんでくる外気と熱い視線が、いやでもあけっぴろげの我が身を感じさせる。
あまりのハレンチな姿に、悠子は気が遠くなりそうだった。薬で手脚の自由を奪われていても、ブルブルと震える肉が悠子の恥辱ぶりを如実に物語っている。
「ああ、やめて……氷室くん、もう、先生をゆるして……」
悠子はこらえきれずにすすり泣きだした。いくら相手が少年でも、弄ばれていることには変わりがない。
「も、もう、やめて……」
いくら悠子が哀願しても、氷室は鼻がくっつきそうに覗きこんでは夢中になり、「すごい……すごいや……」と声をあげてはしゃいだ。
悠子のさらけだされた媚肉は、初々しい肉の色を見せ、妖美なまでの構造を見せている。生娘かと見まがうほどだ。
よく時計を分解したり、虫の羽をむしったりして夢中になっている子供がいるが、今の氷室がそうだった。悠子というおもちゃを得て、夢中になって覗きこんでは指でいじりまわす。
ひとしきりいじりまわしてから、氷室は今度は、女体生理学の本を覗きながら悠子の媚肉を調べはじめた。
「ええと……おしっこの出る穴は、これだね。先生はここからおしっこするんだね」
好奇心を剥きだしにして、氷室は覗きこみ、指先で確かめていく。
「次はクリトリスというのか……あった、これだね、先生」
「やめてッ……ひッ、ひッ、いやッ」
「あれ、なかなか出てこないよ、先生」
氷室は悠子の媚肉の頂点に指を押し当て、表皮を剥きあげた。ピンクの小さな肉芽が、初々しくのぞいた。
「ここってすごく感じるんでしょう、先生。最大の性感帯なんだよね」
また知ったような口をきいて、氷室は剥きあげた女芯の肉芽を指先でつまむようにしてこすった。たちまち悠子の口から悲鳴がほとばしる。
「い、いやあッ……ひいーッ……」
悠子の腰がビクッビクッとおののき、痙攣した。
悲鳴がひときわ大きかったので、氷室は一瞬驚いて手を離したが、すぐに笑いだした。
「ハハハ、先生、そんなに感じるの」
悠子の反応の激しさがおもしろいらしく、氷室はまた女芯を剥きあげて肉芽をいびりはじめた。
「ああッ、そこはいやッ……氷室くん、やめてッ……ひッ、ひいッ……」
「おもしろいな。芦川先生を泣かせるスイッチみたいだ」
「や、やめてッ……ひッ、ひいッ……」
悠子はのどを絞った。まさか教え子にこんなふうに嬲られるなど、思ってもみなかった。身体の芯に電流が走り、疼きがふくれあがっていく。いやでもいじりまわされる肉芽は充血して、ヒクヒクと膨張しはじめた。
「ああッ……」
いくらぎごちない手の動きでも、女芯を弄ばれては、二十五歳の成熟した女体が耐えられるはずがなかった。払いのけようとしても、身体が勝手に氷室の指を慕い寄ってしまう。ふくれあがる疼きが熱を生み、その熱が身体の奥でドロドロととろけはじめた。
(そ、そんなッ……駄目よ……)
悠子は狼狽した。教え子におもちゃにされているというのに、悠子は自分の身体の成りゆきが信じられなかった。
「あれ、お汁みたいのが出てきたよ」
氷室も悠子の媚肉がジクジクと蜜をにじませるのに気づいた。
恥ずかしい反応を知られる恐ろしさに、悠子はひいッ……とひと声高くすすり泣いた。身体中が震えだし、ドッと生汗が出た。
氷室はあわてて本に目を移して、「ええと……女体の性的高揚の生理現象は、膣が収縮と弛緩をくりかえしつつ、バルトリン液を分泌し……」
「いやッ、そんなもの読まないで……」
「先生、このお汁のこと、バルトリン液って言うんだね。セックスの時にすべりをよくするためだね」
「いやッ」
気も遠くなりそうな屈辱なのに、悠子はあえぎをとめられなくなっていた。身動きできないことが、身体中の神経を一点に集中させてしまう。
「溢れそうだよ、先生。それにヒクヒクしている」
「い、言わないでッ」
「ええと、膣はどれかな……」
氷室の指先が媚肉に分け入って、肉の最奥をさぐり当てた。指を二本押し入れる。
「ああッ、やめてッ……指を取って……」
「熱いよ、先生。それに狭いや」
氷室は押し入れた指で熱くとろけた肉襞をゆるゆるとまさぐった。肉襞がざわめきつつからみついてくる。
「へえ、ここにオチン×ンを入れるんだね。先生は何回くらい入れてもらったの」
そんなことを言って笑っては、また本に目をやる。
「赤ちゃんもこの穴から産まれてくるんだね、先生。こんな狭いところからなんて、信じられないや」
「ああ、お願い……氷室くん、もう先生をいじめるの、かんにんして……」
「駄目だよ。まだまだ知りたいことがあるんだもんね」
「そんな……」
こんな少年にどこまで辱しめられるというのか……。悠子は生きた心地もなかった。
「今度は絶頂期のオルガスムスについて調べようかな」
本に目をやりながら氷室は言った。氷室自身、本に書かれてあることを、どこまでわかっているのだろうか。
氷室がショルダーバッグから取りだした物を見て、悠子の瞳が恐怖に凍りついた。男性の肉棒をかたどったグロテスクな張型が、氷室の手に握られていた。そんなものを使われたことなど一度たりともないが、それがなにに使われるかぐらいはわかる。
「先生、これでイカせてあげるね」
氷室は張型を悠子の眼前に突きつけて見せた。スイッチを入れると、ジィーと電動音がして、張型の頭が振動して胴がうねりはじめた。
「や、やめてッ、そんなもの……氷室くん、バカな真似はやめてッ」
悠子の叫びは、ほとんど悲鳴に近かった。張型を見せつけられるまでは、少年のおもちゃとしていじりまわされるとしか思っていなかっただけに、悠子の恐怖はひとしおだった。そんなおぞましい道具を使われたら、自分の身体がどうなるのか……。
「かんにんして、氷室くんッ……いや、いやよッ……」
悠子の哀願をあざ笑うように、張型の先端が女芯を襲う。
「いやあッ」
悠子は悲鳴をあげ、泣き叫んだ。
「いやがるなんておかしいよ、先生。本には女は悦ぶって書いてあるのに」
「やめてッ……ああ、いやッ……」
「入れるからね、先生」
ジワッと入ってくる。悠子はヒイヒイのどを絞った。異物を押し入れられる恐ろしさに、身体中の血が逆流し、毛穴から噴きだしそうだった。そのくせ、熱くとろけた肉襞が押し入ってくるものにからみついていくのがわかった。
「う、うむ……いやあッ……」
悠子はキリキリと唇を噛みしばり、腰をよじるように痙攣させた。
「すごいな。どんどん入っていくよ。先生、気持ちはどう?」
「ううむ……」
返事もできず、悠子は満足に息をする余裕すら失った。
張型の先端が子宮口に達し、淫らな振動とうねりが悠子の最奥をこねくりまわす。それは悠子がこれまで一度として経験したことのない、すさまじい感覚だった。女の官能そのものがゆさぶられ、灼熱の炎に灼けただれさせられていく。たちまち悠子は錯乱の波に翻弄され、息も絶えだえになった。
「ああッ……あむむ……ひいッ……ひいッ……かんにんしてッ」
悠子は泣き、うめき、絶叫した。
灼けただれる官能の炎のなかで、悠子は目の前が真っ白になって、やがてなにもわからなくなった。
4
どのくらいの時間がたったのだろうか。悠子は目ざまし時計のベルで、ハッと目をさました。カーテンの隙間から朝日が射しこんでいる。
悠子は全身びっしょりの汗だった。にわかに昨夜のことがドッとよみがえってきて、悠子は思わず声をあげて起きあがった。あんなに動かなかった手脚が自由に動く。全裸にされたはずの身体には、バスタオルが巻かれていた。そして隣りには、氷室がまだあどけない顔を見せてぐっすり眠っていた。まるで何事もなかったかのようだった。
(夢?……そんな……)
昨夜のことは悪夢だったのだろうか? わからない。
確かめるようにあたりを見まわし、氷室のカバンのなかを調べた。だが、どこにも女体生理学の本も、おぞましい張型もなかった。
(ああ、夢だったんだわ……)
悠子は大きく息を吐いた。あどけない寝顔を見せている氷室が、あんな恐ろしいことをするはずがない。それにしてもなんとおぞましい夢を見たことか。その夢で女の深奥を濡らしている自分の身体が、悠子は信じられなかった。
バスでの痴漢といたずら電話が、悠子の心をかき乱し、精神をも異常にしたのだろうか。だが、腰のあたりを覆うけだるさと違和感はなんだろう。なにかスッキリとしないものを感じつつも、悠子は浴室へ向かった。そして頭からシャワーを浴びた。
(悪夢だわ……)
悠子は悪夢を打ち消すように、シャワーのなかで黒髪を振りたくった。
身体を洗いはじめた悠子は、思わず狼狽の声をあげた。シャボンを塗る手が乳首や股間に触れると、ズキンと疼きが走ったのだ。身体が火照り、自分でも信じられないほど敏感になっている。
(なんて淫らな……ああ、こんなことって)
悠子はまた頭を振った。
おぞましい夢を見たせいだろうか。だが、けだるい疼きはずっと悠子につきまとった。
浴室を出て新しい下着をつけると、悠子は身も心も引き締めようと、身体にぴったりした服を選んだ。濃紺のスーツで、スカートはタイトである。黒髪も綺麗にセットし、化粧もすませた。
「氷室くん、起きなさい。遅刻しちゃうわよ」
氷室をゆり起こす。
「ぼく、眠いんだ」
目をこすっていた氷室は、悠子に気づいてあわてて起きあがった。
「先生……どうして、ここにいるの」
わけのわからないことを言ってから、「そうだ。ぼく、先生のところに泊まったんだよね。芦川先生といっしょだ」
うれしそうな声をあげて母親に甘える子供みたいに悠子にしがみつく。
そんな無邪気な氷室を見ていると、悠子はますます昨夜のことが夢だったのだと思った。そして、一瞬ではあれ教え子を疑った自分に、自己嫌悪を覚えた。
「早く顔を洗っていらっしゃい。すぐに朝食にしますからね」
悠子は氷室にやさしく言った。
バタートーストにベーコンエッグの朝食をすませると、二人して学校へ向かった。氷室はすっかり甘えきって、悠子に腕をからめたまま離さなかった。
バス停に向かって歩きながら、悠子の足どりはどこかぎごちなかった。まだ腰のあたりのけだるさが消えず、それどころか歩くたびに股間が疼くようだ。ブラジャーをしているにもかかわらず、乳房もやけに重たげに感じられた。
(ああ……)
悠子は思わず立ちどまった。思わずしゃがみこみたくなった。
「どうしたの、先生。気分が悪いの?」
氷室がけげんな顔をした。
「大丈夫よ。なんでもないわ」
悠子はつとめて平静をよそおった。
朝のラッシュで満員のバスが来た。
「氷室くん、先生にしっかりつかまっているのよ」
二人してバスに乗りこむ。
氷室は小さな体で踏んばろうとするのだが、とても踏んばりきれずに悠子の身体にしがみついた。
(あ、ああ……)
氷室の手を感じて、悠子の腰の疼きがズンと大きくなった。ビクッと腰が震えた。悠子の身体は、さっきよりもまたいちだんと敏感になったみたいだ。
必死にしがみついてくる少年を、振り払うわけにもいかなかった。
(ああ、どうしたというの……)
悠子は唇を噛んで窓を流れていく風景を見つめた。なんとか気をまぎらわさないと、いやでも神経が股間に集中してしまう。
ふとバスの車中を見た悠子の目に、若い男の顔が見えた。悠子はハッと身体をこわばらせた。昨日、バスのなかで悠子に手をのばしてきた痴漢だった。ニヤッと笑って、悠子のほうへ寄ってこようとする。
(ああ、あの男だわ……どうしよう)
悠子は狼狽した。こんなに疼く身体を昨日みたいにさわられたら……。そう思うと恐ろしくて、氷室の手が双臀へ這いおりたのもわからなかった。氷室の手は悠子の双臀をつかむようにしてしがみついた。
男が悠子を狙っているのは明らかだった。獲物を狙う目で悠子を見つめて離さず、すさまじい混雑のなかを、なんとか悠子のほうへ近づこうとしている。
(い、いやッ)
悠子は思わず逃げようとした。だが、とても動くことができない混雑である。
動けないのは痴漢の男も同じだった。なんとか悠子へ近づこうとするのだが、駄目だ。悠子が氷室の手を引いて学校の前でバスを降りた時の、男のいまいましそうな顔ときたらなかった。
授業がはじまっても悠子は集中できず、落ち着かなかった。腰のあたりのけだるい感覚と疼きは、ますますひどくなるばかりだ。悠子はこらえきれず、しばしば立ちすくんでスカートの上から股間を押さえた。
(どう、どうしてこんな……)
自分の身体の成りゆきが、なさけなくてならなかった。
トイレに入った時、耐えきれずに股間に指を這わせると、身震いするほどの快感が走った。そして媚肉は、自分でも信じられないほどに、熱く濡れていた。そのまま自慰行為に入りたくなる。
(駄目ッ……ああ、いけないわ……み、みじめになるだけだわ……)自分に言いきかせながら、悠子はキリキリと唇を噛みしめた。
だが、悠子はもうとめられなかった。指を媚肉に這わせつつ、もう一方の手で無意識に乳房をいじっていた。
ハァ、ハァッ……悠子の口から熱い息が出た。悠子はアメリカにいる恋人の面影を追いはじめていた。
その時、壁ひとつへだてた外で物音がした。悠子はビクッとして、手の動きをとめた。
(誰なの?)
また物音がした。誰かいる気配だ。
壁に小さな穴があいているのに気づいた。その穴の向こうに血走った目が光っているのに気づいた悠子は、全身が凍りついた。
誰かが覗いている。そして悠子は、その覗き穴に向かって便器をまたいでしゃがみ、両膝を左右へ開いている。
「ひいッ……誰ッ、誰なのッ」
悠子は夢中で両膝を閉じ合わせ、ズリさげたパンティを直すのも忘れ、立ちあがってスカートをもどした。
犯人が逃げるのがわかった。あわてて覗き穴から外を見たが、もう人の姿はなかった。
秘められた排尿行為とあさましい自慰を見られたのではないかと思うと、悠子は目の前が暗くなる。
(みじめだわ……)
パンティを直しながら、悠子は涙を流した。かえってふくれあがった股間の疼きと切なさが、悠子をいっそうみじめにした。今日は土曜日で、学校が昼までというのが悠子にはせめてもの救いだった。
下校時間のチャイムが鳴り、生徒たちが帰っていく。それを教室の窓から悠子はうつろにながめていた。気がつくと、もう校庭に生徒の姿はなかった。騒がしかったのがウソみたいだ。
「芦川先生」
うしろで呼ぶ声がして、振りかえると氷室が立っていた。
「あら、氷室くん、まだいたの。もう下校時間はすぎたわよ。早くお帰りなさい」
「うん、でも……」
氷室はなにか言いたそうに悠子を見た。
「先生は今日、なんだか元気ないし……ぼく、心配で……」
「先生のことを心配してくれたの。ありがとう、氷室くん。やさしいのね。でもなんでもないんだから、心配しなくていいのよ」
悠子は笑顔をつくって言った。やさしくていい子だと思った。
「そこまでいっしょに帰りましょう」
「うん、ぼく先生のカバン取ってくるよ」
氷室は職員室へ向かって走りだした。
すぐに氷室は職員室のハンドバッグを持ってもどってきた。
「先生、こんなのが机の上にあったよ」
氷室はハンドバッグといっしょに、一枚のメモを悠子に手渡した。
『至急体育館まで来てください』と書いてある。
「差し出し人の名がないわね。誰かしら……先生、体育館へ寄っていくから、氷室くん、先に帰ってもいいわよ」
「心配だから、ぼくも行く」
そう言って氷室は悠子のあとについてきた。
体育館は校舎の裏にある。新築されたばかりで、一階は室内プール、二階が室内運動場になっていた。来月から使われる予定だ。下校時間もすぎていて人の姿はまったくなかった。二階の運動場へあがって、「誰かいないの」と悠子が呼んでも返事はなかった。
氷室もキョロキョロする。その氷室がなにかを教えるように、悠子の手を引いた。悠子が振りかえると、出入口に立ちふさがるように若い男が現われた。
「あ、あなたは……」
悠子の美貌が驚愕にひきつった。血の気を失って蒼白になる。
昨日バスのなかで悠子にいやらしいことをし、今朝もまた悠子を狙ってきた痴漢が、立ちふさがっていたのだ。手にナイフが光っている。
「罠にかかったな、芦川悠子先生。ヘヘヘ、今日は犯らせてもらうぜ」
男が低い声で言って笑った。
「わかるだろ、先生。ここで芦川悠子先生は俺にレイプされることになってるんだ」
悠子は氷室の手を握ったままあとずさった。
体育館は防音装置がほどこされてあり、いくら叫んでも外へは聞こえないようになっている。それに、出入口はまだ使われていないこともあって、男が立ちふさがっているところを除いてすべて鍵がかけられている。恐怖が悠子を覆った。
「よく聞いて、氷室くん。あの男は先生を襲おうとしているの。だから助けを呼びにいってちょうだい」
あとずさりながら、悠子は男に聞こえないように氷室に言った。
「いいわね。先生があの男を引きつけるから、その間に外へ飛びだすのよ」
「うん、先生。言う通りにするよ」
氷室も事の重大さがわかってきたのか、表情が真剣になった。
「氷室くん、できるだけ早く助けを呼んできてね。そうでないと先生は……」
悠子はもう一度言った。逃げきれる自信はない。ただ氷室が助けを呼んでくるまで、時間をかせぐだけだ。膝がガクガク震え、ハイヒールが崩れそうだった。
「そろそろお楽しみといくか。ヘヘヘ」
男はナイフを手にゆっくりと迫ってきた。
「ああッ、氷室くん、お願いよッ」
悠子はそう叫んで右へ、氷室は左へと逃げた。互いになるべく遠く離れる。
「ヘヘヘ、逃がしゃしねえぜ、芦川先生」
氷室のほうには見向きもせず、男はまっすぐ悠子に迫っていく。
その隙に氷室が男のうしろへまわり、出入口から飛びだしていくのが悠子に見えた。だが、男はそれを知ってか知らずか、ニヤニヤと欲情の笑いを浮かべて悠子のすぐそばまで迫った。
5
悠子は必死に逃げた。だが男は悠子を決して出入口のほうへは行かさず、奥へ奥へと追いつめる。
「いやッ! 寄らないでッ」
悠子は悲鳴をあげて逃げまわった。
「助けてッ、誰かッ……助けてッ」
防音装置がほどこされて無駄だとわかっていても、悠子は叫ばずにはいられなかった。鍵がかけられているとわかっていても、ドアノブをガチャガチャさせ、開けようと必死に押す。
「ヘヘヘ、逃げられると思ってんのか。たっぷり可愛がってやるからよ」
「いやあッ……来ないでッ、こっちへ来ないでッ……誰かッ」
「昨日はバスを降りたあとで犯るつもりだったが、ガキがじゃまして逃がしたからよ。今日は逃がさねえぜ、先生」
男はニヤニヤと笑って舌舐めずりした。あせっている様子はなく、こういうことに馴れているようだ。
「あきらめるんだな、先生。電話でも言ったはずだぜ。バックからオマ×コを串刺しにしてやるってよ」
「…………」
悠子は絶句した。いたずら電話をかけてきたのもこの男なのか……。
美しい悠子の顔が、恐怖と絶望にゆがんだ。もう悠子の背中は壁だった。とうとう追いつめられてしまった。
「もう鬼ごっこは終わりだ、先生」
男の手のナイフが悠子の首筋に押し当てられた。悠子の身体から力が抜けていく。
「た、助けて……」
おびえた声がかすれ、震えた。
「ヘヘヘ、俺はそうやっておびえる女を犯るのが好きでよ」
男はナイフで悠子の動きを封じておいて、自分のズボンのファスナーをゆっくりと引きおろした。
「バックからぶちこんでやるから、ここに四つん這いになりな、先生」
「かんにんして……」
「駄目だ。まずいきなりぶちこんでやるんだ。ヘヘヘ、いろいろ楽しむのはそれからだ」
「ああ……」
悠子はワナワナと唇を震わせた。
氷室はまだ助けを連れてもどってこない。このままでは男に犯されてしまう。なんとしても時間をかせがなければならなかった。
男がズボンの前から肉棒をつかみだした。悠子は、そのたくましさ、長大さに息を呑んだ。そして恐ろしさにあわてて目をそらした。
「早く四つん這いになれ」
「ま、待ってッ……言う通りにするわ。でもいきなりなんて、いや」
悠子は必死に叫んだ。男はせせら笑って、ナイフで悠子の頬をピタピタとたたいた。
「待てるわけないだろう。いきなりぶちこむだけだ。ヘヘヘ」
「そんなのひどいわ……女の身体って、そんなものじゃないわ。言う通りにしますから、お願い……」
「どうせ犯られるなら、先生も楽しみてえってわけか」
「そ、そうよ」
少しでも時間をかせごうと、悠子は必死だった。そうすれば必ず氷室が助けを連れてきてくれると、悠子は何度も自分に言いきかせた。
男はしばらく考えるふりをしてから、ニンマリと笑った。
「それじゃ少し楽しんでから、ぶちこむことにしてやるぜ。ヘヘヘ」
悠子を鉄棒の下まで引きずっていくと、両手首を前でひとつにして縄で縛り、一段高い鉄棒に縄尻をかけて引いた。悠子の身体は両手を真上にあげた形で、一直線につま先立った。
「ああ、どうして縛ったりするの……いや、かんにんして……」
「ガタガタ言うと、すぐに犯っちまうぜ」
「それは……」
悠子は唇を噛んで耐えるしかなかった。縄で縛られ自由を奪われる恐ろしさに、悠子は震えた。
「まずはバスのなかでのお楽しみのつづきからといこうぜ、ヘヘヘ」
「…………」
「先生も楽しむ約束だぜ。楽しまねえ時は、すぐバックで犯るからな」
男は悠子のうしろにぴったりとまとわりつくようにして立った。スカートの上から悠子の双臀をゆるゆると撫ではじめた。もう一方の手は下腹を這う。
「あ、ああ……」
悠子は思わず声をあげた。撫でまわされることで、それまで恐怖のために消し飛んでいた股間の疼きが、ドッとよみがえった。
「色っぽい声を出すじゃねえか、先生。いい身体しやがって、ヘヘヘ」
「あ……ああ、いや……」
男の手が這うたびに臀丘が、下腹が火のように火照りだす。それが股間の疼きをふくれあがらせた。
男は悠子の双臀を撫で、パンティのラインにそって指を這わせ、肉量を測るように下からすくいあげてゆさぶる。昨日のバスのなかでの行為を再現していく。
男の手がスカートのなかへともぐりこんだ。パンティとパンストのゴムをひとまとめにして、少しだけうしろからズリおろしてとめた。
「バスのなかではここまでだったな。ヘヘヘ、これから先は今朝のうちにやる予定だったんだぜ、芦川先生」
「…………」
悠子はキリキリと唇を噛んで、弱々しく頭を振った。口を開けば、恥ずかしい声が出てしまいそうだ。
(早く来てッ……氷室くん、早く助けを……ああ、早くッ)悠子は胸のうちで叫びつづける。
「脱がすぜ、美人の先生よ」
男はわざと告げてから、まずパンストだけを剥きおろした。
「ああッ、いやッ」
「いやじゃねえ。バスのなかでそんな声を出せるのか、ヘヘヘ」
パンストを足首から抜き取ると、再びスカートのなかへ両手をすべりこませ、今度はパンティに手をかけた。悠子がおびえるのを楽しむように、二度三度とパンティのゴムを弾く。それからゆっくりとズリさげていく。
「ああッ、いやあ……それだけは、かんにんしてッ……」
悠子は激しく髪を振りたて、腰をよじった。
パンティは悠子の臀丘の頂きをすべって、太腿へとズリさがっていく。気が狂いそうな羞恥だった。それに男が追い討ちをかける。
「どうだ、先生。こうやってパンティを脱がされていく気分は。ヘヘヘ、オマ×コがもう、疼いてるんじゃねえのか」
そんなことを言ってスカートのなかを覗きこみながら、わざとらしく声をあげた。
「あれ、なんだ、このパンティのシミは。ベトベトじゃねえか」
「いやッ、言わないでッ」
ひいッ……と悠子は泣いた。男はパンティを悠子の足首から抜くと、見せつけるように布地を裏返した。妖しい女の匂いが、ムッとたちこめた。
「この様子じゃオマ×コはメロメロだな、先生。ヘヘヘ」
「ああ……そんなもの、見ないで……」
「パンティよりオマ×コのほうを見てほしいってことか」
「いやあッ……ち、ちがいますッ……」
悠子は狂ったように頭を振った。
男はゲラゲラと笑った。再びバスのなかでのように悠子のうしろへまとわりつき、スカートの上から双臀と下腹とを撫でまわす。
「ヘヘヘ、ノーパンというのもいいもんだろうが、先生。どんなにいいか、今すぐ教えてやるぜ」
男の手がスカートのなかへもぐりこもうとする。悠子は身震いした。
「ああ、その前におっぱいを、いじって」
泣きながら言った。男の関心を少しでも股間から遠ざけようとする。
(なにをしているのッ……氷室くん、早く来て……助けて)時間かせぎもいつまでやれることか。男が股間にいたぶりを集中してくるのも、もう時間の問題だった。
「へえ、おっぱいもいじられたいとは、欲張りな先生だぜ」
男はナイフで悠子のブラウスのボタンを切り取って左右へはだけると、ブラジャーを一気にむしり取った。
ブルンと豊かで形のよい乳房が、重たげにゆれて剥きでる。
「ほう、ねだるだけあって、いいおっぱいしてるじゃねえか。敏感そうだな」
わしづかみにして、ギュッと絞りこむように揉みこんだ。乳首をつまんでしごき、指先でころがす。
「あ……ああ……」
たちまち悠子の乳首がツンととがって疼きだした。背筋が震えだして、乳首の疼きがかえって腰を甘くしびれさせた。
それまで朝から耐えていたものが、弾けて堰を切りそうだった。いくらこらえようとしても、熱いたぎりが媚肉にあふれ、腰がひとりでに蠢いてしまう。
「……かんにんして……」
悠子はキリキリ唇を噛みしばって悶えた。
男は悠子の乳房を揉みしだき、乳首を弄んだまま、もう一方の手を這いおろしてスカートのなかへすべりこませた。
「いやッ……ああ、駄目……それだけはッ」
「気どるなよ。びっしょり感じてるくせに。ヘヘヘ、身体は正直だぜ」
男はノーパンの肌ざわりを楽しむように悠子の双臀、下腹、太腿へとひとしきり撫でまわしてから、股間に指先をもぐりこませた。
「ひいーッ……い、いやあッ……」
ビクンと腰を震わせて、悠子は激しくのけぞった。
「いやあッ……いやッ……」
悲鳴をあげて狂ったように泣き悶えた。それをあざ笑うように、男は指先を媚肉の合わせ目に分け入らせた。
なかは灼けるような熱さだった。しとどに濡れそぼって、とろけた肉が指にからみついてくる。
悠子は恥ずかしい反応を確かめるように蠢く指に、気が遠くなる。おぞましく、しかも、ただれるような快感だった。
「いや、いやッ……ああ……」
悲鳴に近い泣き声が、蠢く指に急速に勢いを失った。男の手を拒もうと、股を閉じようとしても、すぐに力が抜けた。
「これだけとろけてりゃ充分だな。早く太いのを入れてほしくてしようがないんだろ、先生」
悠子がすすり泣きをもらしつつ、息も絶えんばかりにあえぎだすと、男はようやく手を引いた。そして、ナイフを悠子の首のところにあてがうと、服を切り裂きはじめた。
一片の布地と化したブラウスが、スカートが、足もとに落ち、悠子が一糸まとわぬ全裸に剥かれるのに、たいして手間はいらなかった。
「いい身体してやがる。こいつは確かに学校の先生なんかには、もったいないぜ」
男は目をギラギラと光らせ、ゆっくりと全裸の悠子のまわりをまわった。
しゃぶりつきたくなるほどの見事な肉体だった。さすがの男も、しばし息を呑んで見とれる。
「奥までいじりまわしてやるから、股をおっぴろげな」
「いや、いやあッ」
悠子は泣きながら、また黒髪を振りたて、腰をよじりたてた。だが、その動きはさっきよりもずっと弱々しかった。
「しようがねえな。自分から股をおっぴろげられねえほど、メロメロなのか」
男は悠子の双臀をパシッと平手打ちにした。縄を取りだすとビシビシしごき、悠子の足首を縛った。
「ヘヘヘ、パックリと開いてやるぜ、先生」
「かんにんしてッ……いや、いやッ……助けてッ……」
悠子は泣き叫んで裸身を揉んだ。
氷室くんはどうしてもどってこないの……このままじゃ……。
恐怖と絶望に目の前が暗くなった。男が笑いながら、ゆっくりと足首を縛った縄を引きはじめた。
6
悠子の裸身が鉄棒から吊られた。両手首を縛った縄は鉄棒の中央に、そして両脚は大きく割り開かれて鉄棒の両端につながれた。
悠子の顔がのけぞって黒髪が垂れさがり、一糸まとわぬ裸身はあお向けに宙に浮いていた。そのため、悠子の股間は男の目の前に開ききって、女の羞恥のすべてをさらけだしていた。
「なにもかもパックリで、いい格好じゃねえかよ、芦川先生。丸見えだぜ」
男は、悠子の双臀や内腿を手で撫でまわしつつ、ニヤニヤと開ききった柔肉を覗きこんだ。
「み、見ないでッ……ああ、こんな、こんな格好はいや! いやあ……」
悠子は黒髪を振りたてて泣きじゃくっている。ほとんど上を向いてさらけだされた秘所は奥までひろがって、どんないたぶりも防ぐすべはなかった。
「いいオマ×コだ。俺もずいぶんいろんな女を犯ってきたが、これだけいいオマ×コは初めてだぜ。ヘヘヘ」
「いやッ、いやッ……」
「犯られるってのに、これだけ濡らしてとろけさせてるオマ×コも初めてだぜ」
男は指をかけてさらに開き、すべてを剥きだしにしつつ、せせら笑った。
しとどに溢れる蜜のなかに、見事な構造を見せる肉の層が妖しく色づいて、今にもただれんばかり。頂点の女芯も表皮を剥いて充血した肉芽をのぞかせている。そのくせ初々しさを失わず、まだあまり使いこまれていないのは、すぐにわかった。
「そそられるぜ、先生、ヘヘヘ」
男は指先でまさぐり、覗きこんでは舌舐めずりをした。
「ヘヘヘ、欲しくてしようがねえって言わんばかりに、ヒクヒクさせてやがる」
「……いやッ……」
「太いのでオマ×コを串刺しにしてって言ってみな、先生。そうすりゃ、すぐにぶちこんでやるからよ」
「いやあッ」
悠子の目が恐怖に吊りあがった。歯がガチガチ鳴ってとまらない。歯だけでなく、身体中が震えだし、宙でうねった。もう駄目だ、氷室が呼びにいった助けは間に合わない。この男に貫かれるのかと思うと、悠子は腹の底から泣き声を噴きあげた。
「い、いやあッ……助けてッ……」
悠子の身体は、まっすぐに立った男のちょうどいい高さに女の部分を開ききっていた。そのまま突かれればひとたまりもない。
だが、男はすぐに悠子を犯しにはかからなかった。
「おっと、記念撮影を忘れるところだったぜ。せっかくの女教師強姦劇を記録に残しておかなくちゃな。ヘヘヘ」
どこに用意しておいたのか、男は三脚を持ってくると、ビデオカメラをセットし、しっかりと悠子の股間に照準を合わせる。
悠子の美貌がさらなる恐怖にひきつった。強姦するだけではあきたらず、それをビデオに撮ろうという男の悪どさが信じられない。
「ひッ……いやッ、いやあッ……」
「ヘヘヘ、オマ×コ、パックリで、こんなに濡らしてて、いやもねえもんだぜ。せいぜいビデオカメラに向かっていい声で泣いて悶えてくれよ、先生」
「いやあッ……ビ、ビデオなんて、いやあ……撮らないでッ」
「そうだ、先生。そうやって泣くんだ」
男はビデオカメラのスイッチを入れた。泣きじゃくる悠子の美貌、悶えゆれる豊満な乳房、開ききった股間を、じっくり撮っていく。しとどに濡れた媚肉のアップまで撮った。悶えるたびにおびえるようによじれ、蠢く秘肉が、男の欲情をそそった。
「いやあッ……いやあ……」
いくら泣き悶えても、開ききった身体は隠しようもなかった。ビデオカメラのレンズが悠子の肌を這うたびに、悠子は深い絶望の底へと落ちていった。まるでカメラに生気を吸い取られていくようだった。
ひととおり撮り終わってから、男は自動撮影に切り替えた。
「ヘヘヘ、悠子のオマ×コを早く串刺しにしてって言うんだ。美人の先生よ」
悠子の黒髪をつかんで泣き顔をビデオカメラのほうへ向け、男はもう一度言った。
「いや、いやッ、助けてッ」
涙に泣き濡れた悠子の目に、カメラの横に立つ人影がぼんやりと見えた。
男の他に誰かいる……それが助けを呼びにいった氷室だとわかると、「ああッ、氷室くん、助けてッ……早く、早く先生を助けてッ」
悠子は我れを忘れて叫んでいた。ようやく氷室がもどってきたのだ。だが、氷室は一人きりだった。
「先生、助けは誰も来ないよ」
氷室はニヤリと笑った。
「なにを言っているの、氷室くん。早く助けてッ」
「ぼく、どこへも行ってないのさ。さっきからずっと先生を見ていたんだ。それより、早く入れてもらわないと、ほんとにオマ×コがただれちゃうよ、先生。昨日の夜、先生のオマ×コのなかに薬を塗っておいたからね」
氷室はあざ笑うように言った。
悠子はすぐには氷室の言っていることがわからなかった。それどころか、氷室は男と親しそうに話しはじめたではないか。氷室は男のことを〝岩津〟と呼びすてにし、男は氷室を〝坊っちゃん〟と呼んだ。
「ひ、氷室くん、あなた……」
悠子の唇はワナワナと震え、言葉がつづかなかった。
だが、教え子の氷室がどうしてこんな恐ろしい男を知っているのか。どうして親しそうにしているのか。男にだまされて、悠子を襲う手伝いをさせられているのだろうか……。
「にぶいね。先生を狙っているのは岩津じゃなくて、このぼくだよ」
信じられない氷室の言葉だった。
「ヘヘヘ、俺は坊っちゃんの手伝いをしてるだけだぜ」
バスのなかの痴漢もいたずら電話も、そしてニセのメモで体育館に悠子をおびきだして岩津に襲わせたのも、すべて氷室が計画したと言う。
「そ、そんな……」
悠子はまだ、少年がそんな恐ろしいことを計画し、岩津に手伝わせているなど、信じられない。
「しっかりして、氷室くんッ……なにを、なにを言っているのかわかっているの!」
「わかっているよ、先生」
氷室はゆっくりと悠子に近づいた。
「いやッ、来ないでッ……先生のこんな姿を見ないでッ……」
悠子は吊られた裸身をゆさぶって泣き声をあげた。
「昨日よりずっとお汁が多いね。バルトリン液って言ったよね。すごいや」
氷室は指で媚肉をいっぱいに押し開き、目を細めて覗きこんだ。愛液がジクジクと溢れ、床にまでしたたり落ちている。
「やめて、氷室くんッ……昨日、昨日よりと言ったわね」
「言ったよ、先生。昨日薬で先生を動けなくして、ぼくがここを調べたのを忘れたの」
夢ではなかった。本当に氷室にいじりまわされ、おぞましい道具でいたぶられたのだ。
「ひッ、ひいーッ」
絶叫が悠子ののどに噴きあがった。
「ヘヘヘ、昨日は坊ちゃんにたっぷりいじられて、夢と間違えるほど気持ちよかったってわけかい、先生」
岩津があざ笑った。
「今日は道具じゃなくて、岩津が先生を犯るからね。セックスで先生の身体がどうなるかを調べるんだ」
女体生理学の本を取りだしながら、氷室は言った。
「いやッ、いやあッ」
「我慢できなくて、トイレで、自分でいじってたのを覗いてたんだよ、先生。いやがるなんておかしいよ」
「氷室くん、あなたという子は……ああ、助けてッ」
泣き叫ぶ悠子をニヤニヤと見つめつつ、岩津はズボンを脱いでいく。誇らしげに見せつけるように、たくましい肉棒をゆさぶった。
氷室は女体生理学の本を覗いては、悠子の媚肉をいじりまわしてなにやら調べていたが、「岩津、もう犯ってもいいよ」
「へい、そこでじっくり見ててくださいや、坊っちゃん。女の犯し方ってのを教えてあげますぜ。それに今はいやがってますが、犯られて女がどうなるか、よく見ててください」
「うん、よく見てるよ。赤ちゃんをつくる気で犯っていいからね」
氷室はうれしそうに言った。ワクワクすると言わんばかりの表情は、あどけないだけにかえって不気味だった。
「やめてッ……いやッ、いやッ」
悠子は泣きながら、男から逃げようと、むなしいあがきを見せていた。だが手脚を吊られていてはどうしようもない。どんなにいやがってもがいても、岩津に犯されて、それを氷室に見られるのだと悟った時、号泣がのどをかきむしった。
「待たせたな、先生。坊っちゃんのゴーサインが出たから、いよいよオマ×コにぶちこんでやるぜ、ヘヘヘ」
「いやあッ」
「坊っちゃんの勉強のためだからよ。うんと気分を出して、女の身体の仕組みを教えるんだ。ヘヘヘ、数えきれねえほどイカせてやるぜ」
岩津は吊りさげられた悠子の前に立った。立ったまま吊りさげられた悠子を犯すのだ。そうすれば氷室によく見えるはずだった。
「いやあッ……助けてッ」
悠子は悲痛な声を放って、狂おしく頭を振り、腰をよじりたてた。その腰を岩津が手で押さえてにじり寄る。
「ジタバタするんじゃねえよ。おとなしく坊っちゃんの女体生理学の研究材料になるんだ、芦川悠子先生」
「た、助けてッ……」
「ほうれ、ぶちこむぜ、先生。俺のはでかいから、先生にはちょいときついかもしれねえが、なあに、すぐにたまらなくよくなるぜ」
岩津は泣き叫ぶ悠子の美貌を見おろしながら、たくましい灼熱の先端を媚肉にゆっくりと押しつけていった。
「ひッ、ひいッ……ううむ……」
悠子の腰がブルブルと痙攣し、泣き顔が大きくのけぞった。
「すごい、すごいやッ」
食い入るように上から下からと覗きこんで、氷室が興奮した声をあげた。
女教師凌辱生活 第一章 放課後の淫辱生活 (1/6)
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