金蹴りプレイ(きんけりプレイ)とは、睾丸を蹴り上げる行為である。急所蹴りプレイとも呼ばれる。護身術などとは異なり、あくまでもS女性とM男性とのあいだで性的興奮を高めるために行われるSMプレイの一種である。護身術としての急所攻撃は、金的の項目を参照する。同じ急所でも、相手を倒すための蹴りと、悶えを見るための蹴りは、力の入れ方が違う。
痛みと興奮
M男性は、蹴り上げられた際の睾丸の痛みそのものや、股間を押さえて苦しむ屈辱的な姿を女性に見られることに性的興奮を覚える。尿道球腺液の排出に至る場合もある。S女性は足の甲や膝で睾丸を蹴り上げ、M男性の悶える姿を楽しむ。とくに睾丸の下部からの打撃は精巣上体(副睾丸)を直撃するので、軽い蹴りでもかなりの激痛を伴うことが多い。痛みのピークは直後だけでなく、腹の奥へ広がる鈍痛として残る。
M男性は全裸、ブリーフ、ビキニなど、股間の膨らみが目立つ好みのコスチュームを身につけてプレイに臨む。急所が布の下で位置が分かるほど、狙いやすく、絵面としても痛みが伝わりやすい。衣装は防護ではなく、見せるための枠である。
SMクラブでのバリエーション
格闘技プレイでの急所蹴り(急所打ち)は、S側に扮した女性従業員がプロレス、ボクシングなどを模倣して格闘しながら、M男性の股間の急所を狙い、足の甲や膝で蹴り上げて集中的に攻撃する。この場合、女性側はハイヒールやブーツでプレイすることが多く、打撃力が増す。リングの真似事であっても、踵や硬い靴底は素足よりはるかに重い。
ヒール(爪先または踵)での急所踏みつけは、あお向け、またはうつぶせにM男性を寝かし、股を開かせて睾丸を踏みつける。体重を一点に載せられるので、蹴りの一瞬より圧力が続く。電気あんまは、寝かしたM男性の両足を開いて急所(ペニスも含む)を足の裏で小刻みに震わせて刺激する。蹴り上げ、踏みつけ、足裏の振動は、同じ金的でも痛みの質が違う。蹴るは衝撃、踏むは持続、電気あんまは擦れと振動である。
この三つの型は、クラブでは別メニューとして出ることが多い。格闘技プレイは動きと追い込み、ヒール踏みは固定した急所への体重、電気あんまは射精に寄せる刺激、という分け方になる。同じ金的でも、Sが楽しむのは悲鳴と姿勢であり、Mが興奮するのは痛みと見られる屈辱である。金玉潰しと呼ばれる握る・踏む系統の責めと重ねるなら、腫れたあとにさらに蹴らないことが区切りになる。
睾丸は白膜に守られているが、強い蹴りや踵の一点集中は、護身のフルスイングと同じ損傷経路を辿る。興奮のために行う以上、相手を制圧する金的とは力を分けておく。SMクラブのメニュー名が同じでも、自宅で靴のまま全力を出す必要はない。足の甲、膝、爪先、踵、足裏は、当たる面積が違う。面積が狭いほど、軽い振りでも副睾丸へ届く。











