小説『亜由美』第二部 亜由美シリーズ 第1部 (1/5)
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目次
本作品はすべてフィクションであり、実在する人物・地名・団体とは一切関係ありません。また、特定の個人、団体、宗教、人種、性別などを誹謗中傷する意図はありません。
あんぷらぐど
SM雑誌に「仲ゆうじ」名でSM小説を執筆して作家活動をスタート。その後、作家活動は休止し、編集の仕事に携わる。ネットでは「ふにゃふにゃ」「あんぷらぐど」名でSM小説を執筆。独自の自虐的SM、一人称による告白形式の作品、伝奇SM小説などを発表し続けている。東京在住。
第一部のあらすじ
主な登場人物
宣言
なりきる
通過儀礼
トリプル
公園
大学
鞭打ち調教
水着陵辱
缶チューハイ
商店組合
病院
尿道オナニー
クリ拡大
羞恥講義
苦手克服
飲精・飲尿・尿浣腸
来訪者たち
パレード
逃走中
打ち上げ
第三部の予告
奥付
第一部のあらすじ
亜由美は念願の大学へ入学したが、そこで剛介と再会する。兄の友人だった剛介によって、辱められ、処女を奪われることを、密かに望んでいた自分がいた。
だが剛介はそんな亜由美の気持ちをはるかに上回る陵辱、調教を繰り広げる。「亜由美の会」のメンバーによる輪姦は、やがてゲームづくりへと発展。亜由美は自ら、「亜由美の会」の総会でゲームづくりを提案し、懇願した。
リアル亜由美ゲーム
シナリオ五種類
1、ソフト 恥辱
2、ソフト 陵辱
3、ハード 調教
4、ハード 輪姦
5、超ハード 拷問
コスプレ3種類
ロープ系
ブタ系
スクール水着系
エンディングは3パターン
1、廃棄
2、転売
3、お楽しみ
主な登場人物
亜由美
剛介
警備員 村木猛(会員にもなる)
アダルト店店主 岡山宗二
教授 末土佳祐
薬局店薬剤師 長崎義隆
会員(登場順)
園田達夫(ゲー研 監督)、梅木勇(居酒屋店員)、小島太一、北山信一、塚田克也、榊原真治、勝俣政行、藤沢明、小山研二ほか。
宣言
総会が終わったあと、会員の数が多いこともあり、あらゆることが同時に進んでいった。
さんざん犯された亜由美は、全員とハメ撮りさせられた。
部屋に戻ると体を洗われて、これまでの落書きもすっかり消された。
翌日、ベランダには幅一メートルほどの組み立て式ケージが置かれた。室内用のペット用ケージだが、蚊帳でくるまれた上に、ブルーシートで外側を覆っている。虫除けも置かれた。ケージの中には段ボールが敷かれている。
「気にいったかな。これからは、そこがおまえの寝場所なんだから。ほとんど寝ている暇はないだろうけどね」
剛介は、酷薄な言葉を亜由美に投げかけた。
「ここで?」
「そうだよ」
ほとんどの家財が捨てられるか、会員たちによって持ち出され、亜由美の部屋はガランとしていた。
床や壁に透明なビニールが張られ、ビデオカメラ、三脚、照明スタンド、レフ版、編集用のパソコン、そして亜由美を責める道具などが運び込まれていた。
残された毛布にくるまって、亜由美はベランダのケージの中にいた。
「ケツ穴をちゃんと使えるようにしておきたいんだよなあ」
剛介はそうつぶやいている。
会員たちも興味津々だ。
撮影などを実行するゲー研の者、そしてあわよくば、亜由美を犯そうと待っている会員たち、八人が部屋にいた。
常時、3Dカメラやビデオカメラなどで撮影されることになる。会員たちは、どんなときでも、いつでも、亜由美を自由に撮影できる。
そして、その映像を使ってゲームが作られていくことになる。
剛介が亜由美を引きずり出す。誰かが撮影をしている。
「立って」
落書きのなくなったきれいな体を、くまなく見せる。
「恥ずかしい……」
「なに気取ってるんだよ。ほら、そこに気をつけしろよ」
手で体を隠すことも許されない。すべてを晒すように、亜由美は直立不動になる。
字のうまい会員がマーカーを手にしていた。
乳房のすぐ下に、「淫乱メス豚」と黒々と文字が綴られる。その下に「二十一歳 亜由美」。さらにその下に「撮影中」と、まるで看板を下げたように、大きくヘソのあたりまでをその文字が占める。
ヘソから下には「遠慮なく嬲ってください」と書かれた。
「これがゲームのタイトルなんだから」と剛介。
そして背中を向いて、正座をさせられる。
肩胛骨の間に「メニュー」と書かれる。その下に「全裸生活」、「むだ毛全処理」、「排泄管理」、「大量浣腸」、「ケツ穴拡張」と、比較的、小さな文字を、男がメモを見ながら丁寧に書いた。
「これから、おまえがクリアすることを書いていくんだよ。体が真っ黒になるぐらい、いろんなことを経験するんだ」
それをカメラが写すだけで、タイトルになる仕掛けだった。
「さあ、みなさんにお願いすることがあるでしょ?」
亜由美は向き直り、額を床にこすりつける。
「『亜由美の会』のみなさま。これから、亜由美は自分の意思で、みなさまのどのような要望にもお応えさせていただきます。いつでも、どこでも、なんでもいたします。どうか、末永く、亜由美をお楽しみください」
そして顔をあげると、そこに「契約書」が置かれていた。亜由美は、それを読み上げる。
「私、亜由美はみなさまの要望に自分の意思で応えます。どのようなご命令にも従います。その結果、私の体がどのようなことになっても、私の責任です。また、みなさまのご要望にお応えできなくなったときは、いつでも、私を廃棄していただいてかまいません。私がどのような傷害、損失を被ろうとも、自業自得であり、どなたにも責任を求めることはありません」
そして、署名し、拇印を押した。
しだいに、それはゲームのシナリオなのか、現実のことなのか、亜由美にも剛介たちにも、区別はつかなくなっていった。
「よし。さっそくケツ穴からやろう」
亜由美の尻を平手で打ち据えて、「ほら、見せて」と命じる。
亜由美はお尻を持ち上げて、部屋の中に向けてすべてを晒す。
「マーカーが三本は入ったんだから。直径で三センチは楽に入るんじゃないかな。四センチのピンポン球も入ったしね」
剛介の指が、小さくすぼまっている排泄器官をまさぐる。
「どのぐらいまで広げようか」と誰かが言う。
剛介は自分の拳を見せる。
「そうか。最終的にはそうだよね。ダブルフィストなんてのもあるぐらいだからなあ」
「限界まで広げるってことでいいんじゃないかな。だけど、先に、みんなのものが入るぐらいにはしたいよね。どうかな、亜由美」
剛介の問いかけは絶対だった。
「はい。ぜひ、みなさんに、亜由美のお尻を犯していただきたいと思います。存分に、広げてください。そして、前と後ろで同時に犯してください。できれば、フィストができるぐらいまでに広げていただきたいのです」
そこまで、亜由美に言わせる。
言ってみて、自分が主役なのだと、彼女はあらためて感じていた。どんなにみじめに、そしてボロ布のように扱われようと、自分がいなければ、このゲームは成立しない。
この場で、もっとも下位にあって、なに一つ、自分では選択することができないのに、主役になっている。
それは、いままで経験したことのない甘美な出来事に思えた。
無遠慮な男たちに、亜由美はその間、じっと尻を見せつけながら待つ。
「自分で指を入れてみろ」
亜由美は自分の人差し指を舐め、股の間から尻へ向けた。
膝を曲げて、指先をすぼんでいるアナルに押しつけた。
以前からやっていることで、抵抗は少なかった。
第一関節を入れたところで、会員の一人が自分の指を舐めて、そこに一緒に入れてきた。
「あひっ!」
「もう感じてるのかよ。もっと広げてみようぜ」
亜由美の指は下方向に、男の指は上方向に、アナルをこじ開ける。
いそぎんちゃくのような生物が、「オー」と声を出しているように見える。ピンクのシワが伸び、粘膜がめくれてくる。ぽっかりと暗い穴が開く。
「ムリです。これ以上は」
「ぜんぜん小さいじゃん」
「少し練習をサボるとこれだからなあ」
剛介がぼやく。
休みの一日を、一切なにもせず過ごし、最後に会員全員による輪姦こそ行ったものの、アナルのトレーニングは二十四時間、中断していた。
亜由美はダブルピッカーカテーテル、エネマシリンジによる大量浣腸の用意をする。
一度目は、通常のグリセリンを薄めたもの。ゲー研の会員たちが、それぞれにカメラを構える中で、自ら腸内にゴムの管を入れ、バルーンを膨らませ、注入する。
「もっとケツを上げろ」
「顔をこっちに向けろ」
ただ浣腸すればいいというわけではない。撮影する会員からの怒号に「はい」と返事をしながら、従わなくてはならない。
体を不自然にねじり、苦しい中腰を強いられ、骨が音を立てそうな格好をしながら浣腸を続ける。
もうこれ以上は入らないぐらいポンプを押したが、「ほら、もっと入れるんだ」と言われ、さらに液体を注入する。
「もっと。もっと」
「はあぁ。苦しい。ダメです」
「しょうがないな。じゃ、どれぐらい我慢できるかだな。その間、お口でしゃぶる? 誰か、やってほしいやつ、いないかな?」
誰も手を挙げない。昨日の今日ということもあったが、撮影という条件で怯んでしまうのだ。
こうしたことに耐えられる人間はそう多くはない。
「じゃ、これでもくわえて」と誰かが持って来たシリコンの男性器を模したオモチャを亜由美に突きつける。
「待て」と剛介。「これじゃ、ありきたりすぎるじゃん。亜由美はメス豚なんだから、こんなものは似合わないよ。普通の女の子が使うようなものはダメだよ」
「じゃ、なにがいいかな」
剛介はバスルームに行き、そこからトイレ掃除用のブラシを持って来た。
「これをしゃぶるんだ。そして、最後は自分のおまんこに入れる」
「そ、それは……」
亜由美はかなしげな顔をした。
「黙ってやれ。メス豚女子大生の過激なオナニーだぞ」
亜由美は、手でブラシの柄のホコリを拭いながら、唇をそっとつける。部屋は静かになった。
舌を出して、男性器のように舐め、続いて口に含む。唾液が糸を引き光る。たっぷりと唾液をつけるために、えずくほど深くまで呑み込んでみせる。
プラスチックの青い柄は、それほど唾液が染み込まない。必死に舐めて、自分の痛みが少しでも和らぐようにする。
剛介が、目で合図する。
亜由美は覚悟を決めて、ブラシの柄を自分の、昨夜から今朝にかけて散々、なぶられた部分にあてる。
あまりにも激しく粘膜を擦られたためか、性器全体がぷっくり膨らんでいるようにも見えた。
実際、柄の先端をそこにあてるだけでも痛かった。許しを請う目を剛介に送るが、無視される。
少しずつ、粘膜の中に柄を入れる。
「うぅぅ」
一センチ、二センチと入る。ヒモを通すための穴の部分が、ほとんど肉体に埋没する。
亜由美は再び剛介を見る。剛介は「もっと」と言っている。
「はぁうー」と息を吐く。
腸に詰め込まれた浣腸液が暴れている。外に出たいとうごめいている。腸が破裂してしまうのではないかと思える。
さらに、女性としてもっとも大切な器官、その腫れた粘膜を切り裂くように、プラスチックが押し込まれていく。しかも、それをやっているのは亜由美自身なのだ。
柄のかなりの部分が入ったあと、剛介は、手を動かせと合図する。
亜由美は首を横に振る。
剛介は許してはくれない。
「お願い。はぁはぁ。許してぇ」と亜由美は口走る。
それは、あたかも想像上のマスターの声に応えているかのようだ。
「ああ、だめー」
引き抜きながら、亜由美は大きな声を出す。
そしてまた沈める。
何度か繰り返していると、枯れたのではと思われた泉が復活し、淫水がこぼれ落ちた。
くちゅくちゅとしだいに、猥らな音を立てはじめる。
自分のことながら、どこまでやれば気がすむのだろう、と亜由美は思うのだった。
なりきる
何度も何度も、亜由美は自分の秘部をトイレブラシの柄でさいなんだ。
剛介が、許しを与えるかのように、洗面器を亜由美の手の届く場所に置いた。
「ふー、ここに出さないといけないのですね。メス豚にトイレなんて、ないんだから……」
そう言いながら、洗面器にまたがる。バルブを緩める。すーっと空気が出ていく。手前のバルーンがしぼむ。
肛門を大きく広げながら、中のバルーンが飛び出しそうになっている。
その空気を少し抜くと、内部の圧力で、バルーンが押し出されてきた。
粘膜がめくれあがった。しぼみきらないバルーンがぬるっと出た。
「うあー、見ないで……」
亜由美も思いがけなかったのだろう。驚きながらもバルーンを排泄すると、そのあとから、ドドッと音を立てて汚物が続いた。
「ふぇーん、止まらない……」
洗面器がたちまちいっぱいになった。
いっきに汗の噴き出した亜由美は、背徳的な快感と恥ずかしさにどっぷりと浸かる。悲しげでいながら、微笑むように目を細めている。
その惚けたような顔をカメラは撮影する。
「さすが淫乱なメス豚らしいな。たっぷりと汚いものを腹に溜めこんでいたんだね」
剛介が言う。
「おまけに、なんだよ、はしたない出し方してさ」
「すみません」
「よく、人前であんなことできるよな」
どのぐらいそうしていたのだろう。やがて、すっかり終わったらしく、亜由美は重い腰を持ち上げて、洗面器を手にした。
「そんなこと、ぼくがやりますよ」と会員の一人が剛介に言う。
「なにを言ってるんだよ。ダメだよ。全部、亜由美にやらせなくちゃ」
亜由美はバスルームにそろそろと行き、中身を流した。
自分の尻や下半身をバスルームで洗った。洗面器は、キッチンの流し台に持っていく。そこにはグリセリンの瓶や、カテーテルが並んでいる。もはや料理をする場ではない。
裸のまま、器具を丁寧に洗っていった。
「撮影を一度、止めてください」と宣言したあと、剛介は七人ほどいる会員たちに、こう言った。
「いいですか。『亜由美の会』は、亜由美のファンクラブというだけじゃない。亜由美の実写版のゲームを作るけども、彼女はヒロインでも、女優でもない。メス豚なんですよ。目的は、このメス豚の生態を記録していくことなんです。だから、みんなは彼女のことを、必要以上に気遣ったりしちゃいけない。そうじゃないと、ゲームとして甘さが出てきてしまうんじゃないですか?」
ゲー研の園田は、うなずいた。
「そうだな。確かにね。これを楽しむのはぼくたちや、ゲームをやる人たちなんだから、亜由美が楽しむ必要はないわけでね。じゃ、これからも、厳しくやりましょう」
剛介は亜由美の横に行き、耳元に囁いた。
亜由美は床に正座した。
「メス豚の亜由美を、みなさんのお好きなように、こき使ってください。なんでもいたします」
あらためて、宣言し直した。
さらにくるりと向きをかえて、尻を差し出した。
「どうか、私のお尻の穴を徹底的に広げてください。いろいろな、普通の女の人がやらないようなことをしてください」と頼んだ。
剛介は「みなさんにお願いしなくちゃダメだよ」と囁いただけだった。セリフの大半が亜由美の考えだった。驚いた表情を見せないようにしていた剛介だが、思わぬ深みに足を取られてしまったような気もした。
「もう一度」
カメラのスイッチが入り、そこに向かって媚びるような亜由美の懇願が入り、二度目の浣腸。
長い時間をかけて、苦しみ、排泄する。
そしてバスルームで、シャワーによる洗腸。
亜由美は手慣れたように、シャワーヘッドを回して取ると、ホースから水を垂らし、アナルにローションを塗ってから、それを五センチほど体内に沈める。
勢いよくぬるま湯が腸に注がれていく。
やがて逆流しくると、柔らかな粘膜を広げて噴き出す。
「うっふー」
亜由美はため息をつきながら、しばらく腸の中を洗った。
その間に、剛介はピンポン球を用意した。
普通の女性に対するようないたわりを拒絶する一方、最後まで撮影しきるための気遣いだけは、会員たちの間に自然に生まれていた。
「これもつけたい」と、会員が持って来たのは、首輪と鼻フックだった。
首輪はペットショップで売られているような、細い赤い革製で、小さいがしっかりした南京錠がついていた。
「これをつけたら、一生、外せない」と持って来た会員が言うのだ。
南京錠の鍵が三つついているが、どれも、真ん中あたりから、ねじ切られていた。南京錠はいま開いているが、それを閉じたら、簡単には外せなくなる。
「どうしようか」と剛介は、亜由美に差し出した。
細い首に首輪を巻き、ベルトで調整した。少し緩くすると、ファッションでつけているように見える。しかし、亜由美はさらにベルトの穴を数個縮めた。そして、首を動かしてみる。支障はないものの、指一本入らないほど、ぴっちりと締めている。
そして剛介が止める間もなく、亜由美は南京錠をパチンと閉じてしまった。外すことも緩めることもできない。いざとなったら、切断するしかないだろう。
「いいの?」
「はい。メス豚ですから」
そして鼻フックを手にした。
「それは、つけても痛いし、恥ずかしいけど、外すときもスゲー痛いんだ」と会員が言う。
「ありがとうございます」
亜由美は、目を細め、整った鼻に金属のフックを入れ、ベルトを頭に回した。
「首輪に固定できる」と会員が、手伝って、容赦なく強く引く。
亜由美の鼻は押し潰されたように上を向いてひしゃげ、鼻の穴が真正面に、これみよがしにさらけ出された。
本来、見せることのないところを、誰にでも見せつけなくてはならない。これは、亜由美のこれからの毎日の基本だ。
鼻フックのベルトを首輪のうしろにある穴に通して固定する。
ただでさえぴったりの首輪なので、鼻フックに引っ張られて、斜めに締め付けていた。これが、シナリオにあったブタ系の亜由美を強調する姿になる。
「よし。責めるときには、いつもその格好でいるんだからね」
唯一、残された家具といっていい姿見を誰かが持って来る。亜由美は自分の姿を、じっと見る。その頬、そして体全体が桜色に染まっていく。
「恥ずかしい?」
「はい。たまらなく恥ずかしいです」
剛介も、会員たちも、生唾を呑み込んだ。
背中のメニューに、首輪と鼻フックが書き足された。
剛介は、亜由美が本気でなりきろうとしていることに驚いていた。一秒でも早く、戻ることのできないところまで行こうとしているように見えた。
こちらも覚悟を決めるしかない。
剛介は、まるで方向違いのようだったが、「負けたくない」と感じていた。そっちがその気なら、こちらも中途半端なことはできない。思う存分、亜由美を恥辱と苦痛の中へ突き落としてやらなければならない。
ピンポン球を見せると、亜由美は黙って四つ這いになり、尻を広げた。
浣腸でほぐれた肛門。
そのすぐ下から、一筋の亀裂が伸びている。
連日の輪姦で、少しだけ、だらしなくなっている。
ローションで粘膜をほぐし、剛介はピンポン球を亜由美に押しつける。
「自分から尻の穴を広げなくちゃ」
ムリな命令にも、必死に応えようと努力している。
「ほら、自分で呑み込むぐらいにならないと」
「はい」
少しは肛門のシワが伸び縮みするが、口のようにぱっくりと開くはずもない。腸が少し盛り上がる。充血した粘膜が露わになる。
そこに球を押しつけると、以前よりすんなりと、半分ほど沈み込んだ。粘膜がピンポン球をくわえて体内に戻って行く。
「よーし、うまいぞ」
「あぁぁぁ」と切ない声を出して、亜由美は体内に異物が入っていく感触を味わっていた。
本来は排泄するはずの器官が、逆に呑み込んでいる。ローションのせいもあってか、痛みや抵抗感はかなり少ない。
ただ、恥ずかしいだけだ。
「おれにもやらせてくれ」と会員が志願し、ゆっくりと二つ目が押し込まれていく。
三つ、四つと続く。
以前は、半分しか入らなかった四つ目が、指先に押されて腸内の奥へ入っていくと、苦しいのか、亜由美は尻を大きくくねらせた。
「どうだ、入ったぞ」
「ひぃー、ありがとうございます」
「亜由美のいやらしいケツ穴が、おいしそうに呑み込んだぞ」
会員たちも興奮している。
「立ってみろ」
「ぐぅぅ」
おそるおそる亜由美は立ち上がる。腸内に入り込んだピンポン球が、ぐりぐりと動き、その感触に、きちんと立つことができない。
「ほら、まっすぐ立って!」
剛介に言われて、亜由美はきをつけの姿勢をとった。ぐりっと体内から亜由美を責める球に耐える。
「どう、気持ちいい?」
「はい。うはっ」
「どうして?」
「穴に、私のいやらしいお尻の穴に、ふひぃ、ピンポン球を四つも入れていただいたからです」
腸が勝手に動く。そのたびに固い球がごろりと動くのである。
「そういのが好きなの?」
「ふぅぅ、はい。変態の亜由美は、お尻の穴に、いろいろなものを入れていただくと、うれしいんですぅ」
「じゃ、次はピンポン飛ばしをしよう」
肉体に入れた異物を、手を使わずに排泄しなくてはならない。
部屋のすみに行き、四つ這いになった亜由美が、明るい窓に尻を向けて、腹部に力を入れる。
「うぐぁ」
自然の摂理に逆らって、強制的に人の手で押し込まれたものを、今度は自ら排泄しなくてはならない。
最初の一つがしだいに大きくなっていく。
肛門を押し広げる。粘膜を内側から盛り上げる。そして、吐き出す。床のビニールをボールが転がっていく。
「おお」と誰かが思わず声を出す。
すぐ二つ目が顔を出す。
以前よりはスムーズに出てくるようになった。それはローションのせいもあるが、このわずかな期間に、亜由美自身が、メス豚になりきっていったからだろう。
「あっ」
二つ目のボールが飛び出し、転がる。ぬめぬめと光を放っている。間違いなく亜由美の体内にあったものだ。
剛介は言いようのない喜びを感じていた。
自分の考えていたことが、実現している。いや、考えていたこと以上だ。亜由美がここまで堕ちるとは、剛介にも想像できなかった。
もっと手荒いことをしなければならないかもしれない、と思っていた。相当なリスクを覚悟しなければならないとも思っていた。
とはいえ、抜き差しならない事態となっているのは、亜由美も剛介も同じだ。剛介もそれは覚悟している。
「三つ目、いきます」
亜由美が宣言すると、カメラを構えた会員たちが、「おー」と反応する。
腸内に残っている水、腸液にまみれたピンポン球が、また一つ、体内から産み落とされる。
最奥の四つ目がうまく出るか。剛介は注目した。
亜由美は腹部をくねらせ、腰の上あたりに手をやり、絞り出すようにしながら、しばらく奇妙な尻踊りを見せた。
「はあ、きつい」と言った。
「うぅぅ」とうめく。
どうやら直腸に球が戻ってきつつある。
その動きを亜由美は感じている。
S字結腸は、直腸やその先の大腸部分のように、腹部に固定されていない。個人差が激しく、かなり長くくねっている場合もあるという。便秘がちな人だと、ここが太く長く伸びてしまっていることもあるらしい。
しかし亜由美は以前から浣腸を頻繁に繰り返し、異物挿入の経験もゼロではなかった。便秘であったことはないはずだ。もし便秘の兆候があれば、大好きな浣腸をする理由ができて、喜んだぐらいだろう。
剛介はそんな想像をしていた。
「四つ目、ふはっ、ふはっ。いきます」
いきみ続けていたためか、ピンクの肛門は、菊の花よろしく、ぺろっとめくれあがったように、大きく花びらを開いていた。
なにかを語りかけているかのように、あえぐ粘膜。
その一番奥に、白いものがチラッと見える。
「見えるぞ、すぐそこだ」と会員。
いきんでも、もはや外に飛び出せるだけの粘膜部分は外に出てしまっていた。これ以上、下手に力を入れすぎると脱肛してしまうかもしれない。
「はっ、はっ、はっ」
亜由美自身、そのことをよく知っているらしく、いっきに押し出すことはせず、ときどき戻しながら、だましだまし、異物を外へと送り出そうとしていた。
それがたまらない見世物になっているとも知らずに。
「ほらほら、どうした」
「また戻っちゃったぞ」
「よっぽど、恥ずかしいことが好きなんだな。いつまでも終わらないよ」
男たちが浴びせかけるヤジに、亜由美は頬を染めながら、荒い呼吸をしつつ、集中する。
どれぐらいの時間が経ったのだろう。とうとう四個目が全体像をはっきりと見せた。
「うーん、うはっ!」
ポトンと落下した。
期せずして拍手が起こった。
汗だくの亜由美は、うっすらと笑みを浮かべながら、妖艶な視線をカメラに向けていた。
剛介は生唾を飲んだ。
亜由美はすっかり変わった。そして、それを楽しんでさえいるのだ。それも剛介のためではない。会員のためでもない。自分自身のために……。
驚きと同時に、カチッと音を立てたかのように、剛介の嗜虐心がシフトアップした。負けてはいられない。もっと亜由美を苦しめ、おとしめなければ……。
通過儀礼
一日一食。それが亜由美の生活パターンになった。
温めていないコンビニの弁当の中身を洗面器にあけて、冷ましたカップうどんをかけ、ぐちゃぐちゃにしたものを与える。味よりも量だ、と剛介は思う。
今日からは、部屋での食事は、原則として手を使わせないので、食べやすくしなくてはならない。
その様子も撮影されるのだから、普通の女の子のように食事をするわけにはいかない。
食べたあとは、眼鏡をかけて、洗面器を片付け、床の掃除をする。
そしてはじめて、鼻フックが外された。
「ぐうぁー」と亜由美はその痛みにしゃがみ込んでしまった。しばらく指先で自分の鼻をおさえていた。
「すごく痛いぃ」
かわいい、と剛介は思う。年相応の女子がときどき顔を出す。どんなに過酷な目に遭おうとも、亜由美のその部分は失われないのだろうか。
この可憐で、そして時に年齢を超えた妖艶さを見せる亜由美も、いつか、すっかり人間としてダメになってしまう日が来るのだろうか。
剛介はそれを見届けたいと思うのだった。
顔を洗い、体も清潔にしてから、ベランダのケージに入って休む。
その間に剛介たちも食事をし、ゲー研の連中は撮影した部分を確認し、それをパソコンに整理していく。過程をネット配信し、小銭を稼ぎながら、最終的にはゲームソフトにするためだ。
「亜由美のために、会員にメールを送信しようぜ」
男優のオーディションを企画したのである。
これだけの人数がいるのだから、事欠かないと思われたが、「見るだけでいい」という者も多く、すぐ駆けつけられる者は八人だけだった。
彼らが部屋に集まると、さらに狭くなった。朝からカメラを構えていた会員の中にも、参加したい者がおり、合計十人となった。
亜由美が引き出される。
「みなさま、今日はメス豚亜由美のためにお集まりいただき、ありがとうござます。これから、みなさまのものをお口でしゃぶらせていただきます」
参加者全員を口に含んで、堅くさせていく。
十人の若者が狭い部屋で、亜由美を囲むようにして、順番に口での奉仕をしてもらう。
くちゅくちゅという音だけが響き、人の肌からのぼる臭いが満ちている。それはやがて若さ特有の獣じみたアロマへと濃さを増す。誰かが思わず窓を少し開けた。
期待に満ちた男たちは、あっという間に硬直する。それを亜由美に計測させ、剛介とゲー研の園田が記録していく。
太さ、長さを計測し、小さいものから順番に、亜由美のアナルを攻めさせる計画だった。
剛介の知っている日本人の平均値では、長さ十三から十五センチ、直径四センチ前後とされているが、十人それぞれ、かなり違っていた。
亀頭部と茎の差がある者と、それほどない者もいた。最小は、八センチ、直径三・八センチだった。最大は、十八センチ、亀頭部分で直径五センチほどもあった。
「チャレンジですね」
その男は榊原と言った。スリムだが、身長も百九十近い。ゲームの制作にはあまり気乗りしていないようだ。
順番と名前をパソコンに記録しておく。
「こんな狭いところで、どうするんですか」
榊原は文句を言う。
剛介と園田は順番に二、三人ずつ呼べばいいと思っていた。
「どこかで待っててくれれば、呼ぶけど」と園田。
「それじゃ、つまらないんじゃないですか」
「なにか、アイデアでもあるの?」
園田はムッとしている。
「外でやるんだ」
「外?」
「おれは亜由美をゲームで潰そうという発想が好きじゃなかったんだよ。だけど、こうなったら、潰れる前に楽しんだほうがいいじゃないか。ゲームの最初のカテゴリーは『恥辱』だったはずだろう。ここにいても、大した恥辱じゃないぜ」
「しかし、みんなでゾロゾロってわけには……」
園田は抵抗する。
「順番に場所を変えるんだ」
その後、剛介、園田、榊原は部屋の隅に行ってコソコソと相談をはじめた。そこにほかの会員たちも少しずつ、加わっていく。
亜由美は一人、取り残される。
不安がしだいに大きくなる。ときどき、会員たちが笑ったり、亜由美をチラチラと見る。剛介も笑っている。
恥辱を加えるための相談だ。この部屋で辱めを受けることに慣れてきて、むしろ安心感があったのに、それがいま、崩れようとしていた。
やがて、計画はまとまったようだった。
「じゃ、そういうことで」
集まった会員たちは、部屋を出ていった。残ったのはカメラを構えた数人、そして剛介だけ。
「亜由美は、これから十本のチンポをケツ穴に入れてもらうための旅に出る」
園田が薄笑いを浮かべて説明する。
「全員をケツ穴で満足させるんだ。アナル・クエストだな」
「えっ」
驚いたものの、亜由美は土下座して「わかりました」と引き受けた。
黒いワンピース。首輪はもはや外すことができないアクセサリーだ。タオル、ローションとコンドーム、鼻フック、着替えを入れたトートバッグを持つ。
ワンピースは背中がかなりあいていた。メニューの文字が読めてしまう。だが、それよりも首輪だ。明らかにファッション性の乏しい、安物の犬用の首輪に、小さいながらも無骨な南京錠がついている。
もし、それに気づけば、異様な光景にギョッとする人もいるだろう。
日曜日の昼下がり。マンションを出る亜由美。遠巻きに剛介たち。亜由美には、会員のいいなりになるようにと命じてある。
最初は大学まで行く。そこで二人の会員が待っていた。
三人は、校舎の男子トイレに彼女を連れ込んだ。『亜由美の会』は、大学の男子トイレからスタートしたといってもいいのだから、そこを使うのは自然な発想だった。
亜由美はワンピースを脱ぎ、全裸になると、自ら鼻フックを装着した。最初に付けられたときと同じく、かなりきつめにつけた。
涙が滲む。
一番と書かれた紙片を受け取ると、会員のものにコンドームをつけ、口で丁寧に大きくしていく。
屹立した男根の固さを確認する。
「どうか、メス豚のケツ穴を犯してください」
亜由美は挑発するように自分の尻を突き出し、ローションを塗り込みながら頼む。
剛介にすでに後ろの処女も与えていたが、そのことは伏せられているので、会員たちは、これが最初だと考えている。
「チンポが小さくて得するなんて」
一番目の会員は感激していた。
これまで会員たちが亜由美を犯したように、四つ這いになって、尻を高々とあげる。
「お願いします、犯して!」
標的がぬめぬめとローションで光り、小さく口を開いたり、閉じたりしている。
男はあまり緊張もせずに、先端をそこにあてる。
「あぁ、入ってきますぅ」
亜由美に誘われるように、堅くなっている肉棒を押し込んでいく。
きわめてスムーズにアナルに入っていった。痛みはほとんどないらしい。尻を振り、自ら腰を前後にするなど亜由美は賢明に男を満足させようとする。
「あっあっあっ」
小さな声で亜由美があえぐ。
ほどなく、一人目がフィニッシュ。続いてもう一人。
開いたアナルにすっぽりと男のものが入っていく。
「きもちいい……」
ウソかホントか、亜由美は男たちのためなのか、娼婦のような言葉を吐く。
終わったあとのケツ穴を撮影させる。多少は充血しているが、なにごともなかったかのように、すぼまっていた。
鼻フックを外し、今度はホットパンツとTシャツに着替える。
校舎を出ると、そこにまた二人が待っていた。
取り壊しが決まっている旧校舎に入る。
処女を失った思い出の踊り場である。ホコリっぽく、曇ったガラスから鈍い光が入っている。夜に見たときよりも陰惨に見える。
その中で、亜由美はホットパンツだけを脱ぎ、二人に正座して懇願する。
「メス豚のケツ穴を犯してください」
二人が終わる頃には、人の形もぼんやりと影に溶け込んでしまっていた。
会員が用意した体操着に着替える。赤いブルマ、白いシャツ。その薄い生地を通して、亜由美の美肉が浮き上がる。下着をつけていないことは一目瞭然だ。
薄暗い校内でも、その姿は異様だった。
二人の男が待っていた。
キャンパスの中には、いくつかの死角がある。ゲー研の部室がある建物の窓の外も、その一つだった。
隣の敷地とは背の高さほどの段差があり、人が一人やっと通れる幅しかない。日当たりは悪くないが、雑草が生い茂っている。窓から投げ捨てたゴミが散乱しており、年に何回か、部室を利用している各部から人を出して清掃する。
日が陰り、隣の敷地にある街灯がかろうじてぼんやりと照らしていた。そこに連れ込まれた亜由美は、二人から強姦プレーのように、ブルマを脱がされ、鼻フックをさせられる。それを、園田らは、部室の窓をあけて、身を乗り出して撮影した。
体操着をまくりあげられ、乳房を揺さぶり、一人を口に含みながらの、アナル姦が続く。一人が終わると、亜由美が向きを変えて、もう一人に尻を差し出す。
あまりにも暗くなって、部室の明かりをつける。
六人に犯された亜由美は、相当の疲労だろう。
会員に担がれるようにして出てきた。鼻フックはそのままだ。
「もう、助けてください。壊れちゃいます……」
「なに言ってるの、ダメだよ」
明かりに向けて尻を突き出す。街灯の明かりの下で、粘膜が飛び出て光っている肛門をチェックする。ローションの名残が光る。前からも愛液がたっぷり出ていて、足が濡れていた。
「小便を漏らしたみたいだな」
会員たちが笑う。
「少し休もうか?」と剛介。
「喉がかわきました」
再びワンピースを着て、首輪、そして鼻フック姿で歩かされる。大学を出て、商店街に行く。
すれ違う主婦や学生は亜由美を直視しない。ちらっと見て、目を逸らす。中には、なにかの罰ゲームなのだろうと、指を差して笑う女子大生たちもいた。
屈辱的な気持ちをタップリと味わっていた。
案の定、次の場所は、会員がバイトをしている居酒屋だった。
トリプル
居酒屋に入ると、残りの四人は、ビールやサワーを飲んでいた。そこに店員であり、同時に会員でもある梅木も顔を出す。
剛介、園田とゲー研の二人が加わった。
亜由美は、全員が座るまで土間に待たされた。
「いいぞ」と合図され、戸を開ける。
「そこで裸になれ」
亜由美はワンピースを脱いだ。下は体操着姿だ。それも脱ぐ。
全裸の亜由美は、乳房の下に「淫乱メス豚 二十一歳 亜由美 撮影中」と書かれている。下腹部には「遠慮なく嬲ってください」とある。
「お願いすることがあるだろ!」と怒号。
「すみません。お楽しみの途中、お邪魔して……。私、メス豚亜由美は、どうしてもみなさまに、犯していただきたいのです。どうか、変態女ですが、みなさんで犯してください。なにをされても文句は言いません。前も後ろも、口もご自由に、お使いください」
「前ってなんだ!」
「おまんこです」
「後ろは?」
「アナルです……」
「ふーん。おもしろいな」
全裸に首輪、鼻フックの亜由美は、なかなか部屋に入れてもらえない。さんざん、部屋の外で罵声を浴びせられる。
「メス豚だってよ」
「とんでもない女だな」
「居酒屋で客取ってるんじゃないだろうな」
「後ろを向いて」と剛介。その手には縄があった。
いつか、亜由美を縛ることがあるだろう。その思いで、何人かの女を相手に練習した。
有名な緊縛師の教室に数回、顔を出したこともある。
着衣のモデルを相手にした緊縛だったが、そこで学んだことを生身の女で試し、会得していった。彼女たちはみな、すぐに剛介から遠ざかっていったが、気にならなかった。しょせん、練習台なのだから。
これは本番だ。いよいよその時が来た。処女を犯したとき、はじめてのアナルセックス、そしてはじめての緊縛。剛介は、緊張を隠せない。
心を落ち着かせるためにも、基本中の基本、高手後手にするつもりだ。
細い亜由美の手首を持ち、縄を巻く。
「ううぅ」と亜由美は剛介に強く掴まれてうめく。
はじめて、亜由美の皮膚に縄がからみついた。
使い慣れた麻縄だったが、いつものようなリズムが出ない。少し高い場所から、下に立っている亜由美を縛るというのも初めてなら、撮影されているのも初めてのことだった。
両の二の腕を縄が周り、乳房を通って肩に抜けて固定されると、ようやくペースが掴めてきた。
イメージしたほどは、うまくさばけなかったが、ゲー研の連中が剛介の手際に驚いているのがおもしろかった。
「さ、上がろうか」
正面を向いた亜由美は、心なしか青ざめていた。これまでの責めも厳しいものがあったはずだが、緊縛は初体験だ。
上半身だけとはいえ、剛介の縄はぎっちりと肌に食い込んでいた。
涙目になってしまう。
おまけに、座敷に大勢の男たちがギラギラした目をして待っているのだ。自由を奪われた上での恐怖は、これまでとは別のものだった。
縄の威力を目の当たりにして、遊びは終わった、と剛介はこのとき、思っていた。心の中は平穏ではなかった。大きな波が岩にぶつかって砕けていくような、うねりを感じていた。
その気持ちが縄を引く剛介の手にこめられた。
「ほら、早くしろ」
不安定な体を傾け、大きく足を上げなくては、座敷には上がれない。その仕草も、これまでの亜由美にはないものだった。
無様な姿が撮影されていく。
「テーブルの横にこい」
亜由美は言われるままに、テーブルの角に足を開いて立つ。
しばらくどの位置がいいのか、男たちがコソコソと相談し、最終的に剛介が亜由美の位置を決めた。
出入り口に尻を向けさせ、足とテーブルの脚を剛介が縄で縛る。そして首輪についているリングに縄をかけて、テーブルの対角線上の脚に結びつけた。上半身を下げて伸びきった格好だ。
亜由美は股間を広げ、尻を突き出し、身動きが取れなくなった。
出入り口は開けっ放しだ。
そのほうが店内の明かりも入ってくるので、撮影がしやすい。座敷は狭いので、いざというとき、邪魔になった人間は土間にハケればいい。
「どのぐらい広がっているか、確認しないとね」
剛介が言うと、梅木は「いろいろ取りそろえてありますよ」と笑う。
梅木は剛介がここで亜由美に対する苛烈な異物挿入をしていたことを知っている。おそらく、ここへ来るなら、またやるだろうと予測して、店内にあるものを集めておいたのだ。
梅木はまるで宴会場に料理を運ぶように、それらの品をお盆にのせて運んできた。
ビールの空き瓶。撫で肩の冷酒の小瓶、木の柄がついたウロコ取り、小型の泡立て器、天然木を使ったすりこぎ。そして、玉こんにゃく、真蛸の足、げそ、ウズラの玉子、鶏卵、ピータンなどがある。
「こんなもんでどうですか」
「いいね」
首輪が引っ張ぱられているため、自由に顔や上半身を動かせない亜由美は、なにが「いいね」なのか見ることもできない。
その顔の近くに三脚にカメラをのせて、固定で表情だけを撮るようにしておき、男たちは亜由美の尻を見ていた。
「とりあえず」と剛介は指で、かなり開いている肛門をローションでほぐしていく。
「うぐぐぐぅ」と亜由美は耐える。
犯され続けて、充血しているが、切れてはいない。
「じゃあ、最初の一人からやってみようか」
四人いるうち、榊原以外は、目に見えて巨根というわけでもない。それを順番に試していく。
男は立って少し膝を曲げる形で挿入した。
「あつっぅ」
苦痛に顔をしかめている亜由美。男が入ってきていることははっきりわかる。指とはまったく違う感触なのだから。
「皿をここに置いておこうぜ」
誰かが言って、股間の下に白い皿が置かれた。犯されながら、亜由美の女性の部分から、透明な汁がしたたっていく。それを受けようというのだ。
「だったら、こうしないと」
誰かが言い、その汁をきちんと皿に誘導するために、塗り箸を膣に差し込んだ。一本ではすぐ落ちそうなので、四本、入れる。すると、愛液が塗り箸に沿って流れ、四つの先端からポタリ、ポタリと皿に落ちる。
二人目、三人目と犯され続けていくうちに、皿にははっきりと液が溜まっているのがわかる。
「すげえな」
誰もが驚く。
亜由美が前後に動くため、汁は皿を中心にテーブルや畳にも降り注いでいた。
「最後の一人の前に、ケツ穴をチェックしておこう」
ビール瓶を入れてみるが、難なく肩まで入ってしまう。日本酒の瓶も入れていく。
「ひっ」と冷たい感触に亜由美は身を震わせる。
透明なガラスの瓶に、腸壁が反射する。すぐに太くなってしまうため、いくらも入らないが、それでも肛門が、これまでになく大きくなっていることはわかる。
それを見ていた梅木が、調理場から細身の一口ビールグラスを持って来た。飲み口だけが広がっているが、底から胴の部分は細い。
亜由美の開ききったアナルは、すんなりと受け入れた。
「見えるぞ、へえ、こんな風になってるんだな」
「ピンク色できれいじゃん」
腸壁がグラスに反射して花弁のように見えていた。
さんざん、嬲って楽しみながら、いよいよ榊原を試す。
迫力ある長さ十八センチ、亀頭部分で直径五センチ強の男根と、亜由美の開発間もないアナルが対峙している。
「ゆっくりやってみて」
園田が指示を出す。
ぐいっと突きあげるように、その大きな亀頭部分が緩んでいる肛門に沈む。
「うひっ」」
亜由美が声を出す。
「ぎぃぃぃ」
明らかにこれまでとは違うのだ。
開いた肛門部分がすっかり埋没してしまい、見えているのは男根だけになっている。
亀頭は中に入った。
さらにずずっと榊原は突き入れる。
「あひっ、す、すごいぃぃぃ」
亜由美の足がわなわなと震えていた。汗が吹き出ている。
剛介がさりげなく背中の縄尻を持って亜由美を支えてやる。
「入った」と榊原。
根本までしっかりと、亜由美の中に押し込んだ。問題は、ピストンができるかどうかだ。
「そっとやれよ」と声がかかる。
大男なので、やりづらい姿勢だったが、榊原は文句も言わずにゆっくりと引き抜く。姿が見えなかった肛門がめくれあがるように男根にくっついて飛び出してくる。
「うぅーん」
亜由美の声が遠くでしている。
どびゅっと愛液があふれて、箸を伝って皿に流れていく。
最初は手加減をしていた榊原だが、しだいに自分の欲望のままに、激しさを増していく。
縛り付けられた亜由美がテーブルごと浮き上がるのではないかと思えるほど、それは激しくなっていき、長い長いピストンの繰り返しの果てに、ようやく榊原は「ふー」と息をついた。
ずずっと音が聞こえそうなほど、まだほとんど形を変えていない榊原のものが、引き抜かれた。
亜由美の肛門は、グラスを入れる必要もなく、パックリと開いたままとなっていた。
そこを男たちは撮影する。誰かがペンライトをあてて、さらによく映るようにしていた。
「もの欲しそうな口だぜ」
テラテラ光る粘膜が、亜由美の呼吸に合わせて、パクパクと動く。
「なかなか、よかった」と榊原。「二人だけなら、もっとよかったんだけどな」
体が大きいので、同世代にもかかわらず、おっさんのような態度だ。
「ともかく、これで亜由美のアナルは、会員全員に犯されても大丈夫だということが証明されたわけだ」
「よし、乾杯だ!」
男たちは、亜由美の周りで祝杯をあげた。
亜由美の光る背中に、新たなメニューが入る。異物挿入とアナルセックスだ。
男たちは興味のままに、亜由美のアナルに店が用意した異物を挿入して撮影しつつ、遊びつつ、酒を飲んでいた。
鶏卵を二個、入れては排泄することを亜由美はテーブルの上でやらされる。
「みっともないね」などとヤジが飛ぶ。
さらに一回り大きなピータンの出し入れも繰り返され、すべてを高画質の動画として記録されていった。
「この蛸の足、えぐいな」
太い蛸を押し込んでは引き出していた男がいう。
「映像にはテロップを入れようよ。『撮影に使った食品は、このあとメス豚・亜由美がすべておいしくいただきました』ってさ」
「いや、その様子も見せよう」
アナルで出し入れさせられた食材を、亜由美は食べさせられるのだ。
「あっ、ダメ、ダメ、そんな……」
口に押し込んで、顔を歪めながら、呑み込まされる。
「なあ、できるだろう、やってみようぜ」と少し酔った榊原が提案する。
剛介は了承する。みんながテーブルを片付け、亜由美はまだ腕を縛られたままで、尻を突き出すように言われる。
さんざん犯され、異物でなぶられた肛門が広がっている。
榊原はそこにズブリと自分の太いものを入れていった。
「へへへ、二度目だから、ケツから飲み込んでいくな」
根本までしっかり突き入れると、亜由美を抱えるようにしながら、榊原はテーブルに仰向けになった。
亜由美は肛門を貫かれたまま、榊原の上で仰向けにさせられた。
ぱっくりと割れたピンクのひだがそこにある。
じゃんけんで勝った男が、その亜由美の膣に挿入をしていくのである。
「あああ!」
いつになく、亜由美は大きな声を出した。
ここに残っている四人は、会員の中では巨根の方だから、もっとも大きなものを後ろに入れたまま、次に太いものを前に受けることになった。
「じゃ、こっちもだよな」
三人目は当たり前のようにテーブルに乗ると、亜由美の口に硬くなったものを突き入れた。
「むぅぐぅ」
さすがに剛介も三人に犯される亜由美を目の当たりにして、手に汗握る。
どれだけ亜由美を独占したいと思っても、それはムリだ。剛介一人で三つの淫口をふさぐことなどできない相談だった。
壮絶な光景を目の当たりにして、その中心にいるのが亜由美であることを、剛介はこのとき、痛いほど思い知った。
亜由美……。心の中で声をかけた。ちくしょう、三人に同時に犯されても悦びに体を震わせやがって。
もっともっと、酷い目にあわせてやりたい……。
三人の男たちが、一体感を持ちはじめ、亜由美の体を自在に操る。男たちの快楽が頂点に達していくのが見える。
「おお、すげえ」
口の中に射精した男。
次に膣。二人が亜由美から離れると、騎乗位のようになった亜由美を、ほかの男たちが縄に手をかけて無理やり、上下に動かしていく。
「うひぃ」と亜由美は、感じまくって泣いている。
そして「ほら、泣け」と榊原が言い、フィニッシュする。
「うはあ……」
亜由美はしばらく惚けたようになっていた。
撮影を終えると、剛介は亜由美の縄を解いた。ぐったりした彼女の体は、汗をかいて冷たい。
それよりなにより、あまりにも細く、軽く、剛介には感じられた。過酷な日々に、間違いなく亜由美の生命は削られている。
その背中にマーカーを持った男が「トリプルプレー」と書き足した。
公園
日曜日の夜。
居酒屋を出た会員たちは、榊原など帰っていった者もいれば、バイトが終わったあとから、遅れてやってきた者もいて、ゲー研も含め、まだ六人ほどが残っていた。
ワンピースをかぶるように着せられ、男たちに支えられ、体を乱暴に触られながら、夜の町を亜由美はふらふらしながら歩いていた。
「ほらほら、体、火照ってしょうがないんだろ」
「オッパイ触ってやるよ」
「ケツ穴は感じたか? やみつきになっちゃったかなあ?」
そんなことを言っては、服の上から尻を叩き、乳首をつまむのである。
覚悟はしていたが、これだけのことがいっきに自分の体に向けられて、亜由美はもう抵抗するだけの気力も体力も残っていなかった。
だが、剛介もゲー研のメンバーたちも、まだ終わらせるつもりはない。
若さゆえの歯止めのないパワーが、彼らを突き動かしていた。
「亜由美は、これで一通り、なんでもできるようになったわけだからさ、ここから次の段階へ行こうぜ」
「恥辱編から陵辱編だな。それでもまだソフトな路線だよね」
「陵辱ってことはさ、レイプってことだから、絵的に亜由美が逃げたり、イヤがらないとダメだよな」
「そうだ、こんな夜はピッタリだろ」
話はすぐにまとまった。
日曜日の深夜。商店街を一人で歩く亜由美。そして、公園にさしかったとき……。
あらかじめ待っていた会員たちが、亜由美を暗い公園に引きずり込もうとする。
疲れている亜由美だが、「いやぁ」とか「なにするの」と叫ぶ。声は小さい。
男たちが街灯の下に亜由美を連れて行く。
「なあ、遊ぼうぜ。暇なんだろ」
亜由美はその男をはねのけようとするが、何本もの腕が亜由美を求めて突き出されてくるのを防ぎきれない。
「夜は長いんだからさ」
とうとう、逃げ場を失って街灯の根本にしゃがみ込んでしまう。
「おいおい、泣くんじゃないだろうな」と誰かが言う。
「こいつ、下着、つけてないじゃないか」
「へえ、変態女か?」
ワンピースをまくりあげようとする。
「やめてください」
裾をつかんで中腰になる亜由美の腕を誰から強引にひねりあげる。
「かわいいじゃん」とその男は、亜由美に強引にキスをする。
「うううぅ」と亜由美は顔をそむけるが、口元にキスされる。
力が抜けていく。
ワンピースがそろそろと引き上げられていく。
「おいおい、本当にノーパンだぜ」
男たちは少しずつワンピースをたくしあげ、その白い太ももがあらわになっていく。
そして下半身が剥き出しになった。
「『遠慮なく嬲ってください』ってあるぜ。こいつ、マゾのメス豚じゃねえ?」
「ああ、きっとそうだ。ほらほら、正体バレてるぜ。おとなしくしろよ」
いっきにワンピースが抜き取られてしまう。
「だめー」
亜由美の声は虚しい。
「ひゅー、全裸じゃん」
「ここにも、なにか書いてあるぞ」
亜由美の体に踊る黒々とした文字。
「淫乱メス豚 亜由美か。やり放題だぜ、こいつ」
裸に剥かれた亜由美を、男たちの手が遠慮なくまさぐる。その乳房、下腹部。そして尻を割ってアナルまでも。街灯の下、白い肌が踊る。
「だめ、やめて、お願い」
「おしゃぶりはしないのかよ。教えてやろうか」
興奮してきた男が、亜由美の口に、自分のものを突っ込んでいく。亜由美はあらがいながらも、ひざまずいて男のものをしゃぶる。
「下手クソ」
「奥まで突いてやれ」
「うぐぇー」
喉を鳴らしながら、あまり経験のないフェラをさせられる。
「ほらほら、まだこっちにもあるんだよ」
六人全員が下半身を出していた。そこにある男根が、次々と亜由美の口に押し込まれていく。
「ぐぅうぇ」
亜由美はすでに体力的も限界なはずだが、徐々にのめり込んでいくのが剛介たちにもわかる。
しだいに積極的に男達を固くさせていく。
「たまらねえな」
男が亜由美を背後から犯す。
グチャッと肉と肉がぶつかる音がした。
亜由美は、がくっと膝を落としてしまった。ざらざらとした地面の上に四つん這いになったところを、男に激しく突かれる。
「ああっ、たすけてぇ」
小説『亜由美』第二部 亜由美シリーズ 第1部 (1/5)
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