肉奴隷他人妻 肛虐淫獣 第1部 (1/2)
次の話
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肉奴隷他人妻
肛虐淫獣
内村 慎也
若山久美子は部屋に入ってきた井手勉の容貌に一瞬たじろいだ。それも無理はない。身長は180センチ、体重は100キロ、頭髪は剃り上げ、無教養そのものの分厚い唇は、卑猥な印象すら与える。無遠慮に久美子の全身に視線をはわせ、あからさまに好色そうな薄笑いを浮かべている姿に、久美子は虫酸の走る思いだった。
「あの、お時間を取っていただいて、」
オドオドと挨拶する久美子に
「とんでもありませんよ。若山さんは、室見さんとお付き合いがあったそうですな」
井出は改めて久美子を見やった。生活の疲れだろう、やつれた顔つきで表情は暗い。こざっぱりした着こなしだが、男の目からも洗いざらしの粗末なものという印象を受ける。しかし、今年40歳と聞いたが、地味なワンピースの胸元は傍目にも豊かで、野暮ったいパンストに包まれた2肢は形よく伸び、井出の劣情を誘った。
キリッとした端正な顔だちで鼻梁はスッキリと伸び、唇は桜の花びらのようだ。今は、ほとんど化粧気のない顔だが、少し濃いめに、念入りに化粧を施せば、随分と冴えるだろうと思える。濃い化粧を施した久美子を想像すると、男を淫靡に誘う印象すら感じる。そんな下卑た思いを気取られないよう、ここはあくまで優しく接するのだ、と井出は心の中でほくそ笑むのだった。
「で、どういう状況なのです?」
この生活に疲れた女の状況は、同業者である室見から詳しく知らされていたが、苦しい状況を本人から喋らせ、より自分への依存度を高めるというのが井出のやり方だった。案の定、若山久美子は大きな瞳の上の眉根を苦しげに歪め、「室見さんのところに12百万円ほど借りておりますの。主人名義ですが、私、保証人ですのよ。今返済できる当てがありませんで、室見社長に相談しましたら、こちらを紹介いただきましてね」
亭主が念願だった喫茶店を始めたが、なかなかうまくいかなかったという。なんとか資金のあるうちに店を閉めればよかったものを、経営感覚のない夫が室見興産に絡め取られてしまった、ということだった。
「で、ご主人は今行方不明とか?」
ハイ、と小さく答え、「もう1年半になります。全く行方が知れませんで、」
とまた表情を曇らせる。
「しかし、こう言ってはなんだが、無責任なご亭主ですな。奥さんと娘さんをほっぽり出して、自分の失敗のケツも拭かず、奥さんに押し付けるなんて。私ら毎日戦場のような修羅場を戦っている者からすると、ご亭主の尻でも蹴っ飛ばしてやりたい気持ちになりますね」
「いえ、あの人そんな無責任ではなかったのです。娘の葵がなまじ才能があって、そちらにもお金がかかってしまいましてね」
自分たちを窮地に追い込んだダメ亭主を必死に庇う久美子を見て、もともと優等生タイプだったという室見の話を思い出した。
「ほー、葵さん、一人っ子でしたね。確かバイオリンの腕が素晴らしいと?」
やや表情を緩める。
「ええ、ミヒャエル・オウセンブルマン記念ル・アーブル国際ビオラ・バイオリンコンクールで二十一歳の時に優勝しましてね、それ以来、芸大ご出身の今は京都にお住いの有名な教授に個人レッスンにかかるようになりまして、それにも随分お金がかかってしまって……。主人も懸命に頑張ってくれましたのよ」
何百回も誇らしげに話してきたのだろう。舌を噛みそうなそのコンクールの名前を淀みなく答えた久美子の物言いに、また生真面目さを感じた。
「奥さん、で、肝心の話ですが、私とのことは聞いていますか?」
ビクッと体を震わせ、暫く面を下げていたが、「ええ、室見さんから聞いておりますわ。ただ、社長さんとお会いした後、最終的には自分で決めて良い、ということでしたが……」
その通りだ。久美子が決めれば良い。しかし俺の申し出を拒否すれば、狭くはあるが、長年住み慣れたマンションは取られてしまい、そして葵の夢は潰えてしまう。
「その通りです。でも私は、鬼でも邪でもありませんよ。じめじめした暗い感情は嫌なのです。SM小説のように暗い部屋に閉じ込めて、鞭であなたを打ち据える、ということなどあり得ませんよ。12百万円という金は大変だ。奥さんもそれを返済するめどは立っていない。ならば、話し合いで私が人助けをしましょう。そういうことです」
と、とんでもない嘘で固めた言い分で優しく話しかける。また、久美子は、室見社長から井出と会って決断すればよい、嫌だったら拒否しても良い、ということだった、と話したが、井出とて同じことだった。自分が気に入らなければ俺の方から断って良いわけだ。しかし、今はやつれて見栄えのしない外見だが、それでも30代半ばに見えるし、井出の劣情も十分に誘う。俺の身体の下に組み敷いて悶え狂わせるにはちょうど良い背格好だ、と井出は舌舐めずりする思いだったが、しかしその下卑た感情を押し隠し、柔和な笑みを浮かべ、「ま、よく考えて返事してください。こちらは急ぎませんよ」
とこれまた優しく話しかける。
しかし、久美子の状況はゆっくりと決断する、というほど悠長なものではなく、室見興産から抵当権の実行、つまり家を取るぞ、と急かされており、切羽詰まった状況だ、ということを井出は十分に承知しているのだった。
では、これで、と席を立とうとする井出に、思ったほど残忍な男ではない、と安心した久美子は「あ、あの、社長様、私決めました。お世話になります。よろしくお願いします。社長様のお世話になります。一生懸命私頑張りますわ。お導きをお願いします」
そう切羽詰まった表情で挨拶する、久美子の魅力的な肢体にもう一度視線を送った井出は、はっ! お導きか! どこまで生真面目なんだと思いながらも、「では、今後ともよろしく」
と安心させるように笑みを浮かべた。
だが内心は、どうやってこのミルフ熟女を責め抜こうか、どうやってピアニストを目指しているという娘を味わい尽くそうか、と恐ろしい奸計をめぐらすのだった。
2
翌日改めて井出金融を訪れてきた久美子は、昨日とは違う明るい部屋に通された。これも井出の作戦で、壁にヒビの入った陰気な部屋で話をすると、債務者は自身の置かれた惨めな境遇がさらに倍加され、魅入られたように井出の助けを求めるのだった。そして一旦話がまとまった後、打って変わって、美しく飾りつけられた部屋で、様々なことを相談し、いや相談するふりをすると全く存在するはずのない新しい希望を感じ、ことがスムーズに運ぶのだった。
今日は昨日とは違い、精一杯着飾った若山久美子は、出された紅茶を美味しそうに口にし、「昨晩、会社の方からご丁寧なお電話をいただきました。今日、これからの日々のルールを社長様が説明されると、」
「ええ、その通りです。今日は我が社が持っている恵比寿のマンションにあなたを案内しますんでね、明日からでもそこで生活してください」
戸惑った表情の久美子に
「ま、現場で説明しましょう。行きましょうか」
ビルの前で待っていた車はトヨタのレクサスで、2人が近寄ると制服制帽の運転手がさっとドアを開けた。
「久美子さん、本当に苦労しましたね。室見社長のとこは、同業者の私が言うのもなんだが、悪どいところがあってね、随分と嫌な思いもされたでしょうね」
その言葉に思わず涙ぐんだ久美子は、それでも気丈に「いえ、悪いのは私たちですわ。確かに大きな声で怒鳴られたり、聞いたこともない汚い言葉を浴びせられた時は気が遠くなりそうでしたわ。でも、今は娘と気丈になろうと、話しておりますの」
井出はここまで世間知らずの女がいるのかと、腹を抱えて笑いたい気持ちだった。
十五分ほど走った。
「ほら、ここです。綺麗なマンションでしょう」
と外を指差す。その指の先には、瀟洒なマンションがあって、久美子は思わず顔を輝かせる。車を降り、これが鍵です、と運転手から渡されたキーでオートロックを解除する。くたびれた革製のキーホールダーには807号と記入してある。さあ、というように手を広げる井出に導かれ、エレベーターを降りた久美子はその部屋に入っていった。
4LDKの立派な作りで、リビングは花柄の青いカーペットが敷かれ、20畳ほどもある広さだった。正面にははめ殺しの大きな窓があり、広尾の街を一望できた。
「あの、この部屋にしばらく住めるのですか?」
戸惑った表情の久美子に笑いかけながら
「どうしました? タコ部屋にでも入れられると思いましたか? この一年、随分と苦労したんだ。ここで一月ばかり英気を養いなさいよ。ああ、そうだ」
と井出はリビングの隣の部屋の頑丈なドアを開けた。そこは2重扉になっていて「我が社が手に入れる前、ここはピアニストが住んでいてね、この部屋は防音になっているんだ。葵さんがヴァイオリンの練習に使えばいい」
次の間は寝室で、豪華なベッドの横には大きな三面鏡があり、舶来の化粧品が所狭しと並んでいた。
「時々ポウロウル化粧品の美容部員が来るんでね、化粧とか色々教えてもらいなさい」
クローゼットにはシックな洋服や高価そうな靴がぎっしり満載で、驚いたようにそれを眺める久美子を見て、美しく着飾らせ、思い通りの女に仕立てて、たっぷり楽しむぞ、と卑猥な思いを抱く井出だったが、気ぶりにも出さず「好きな洋服を着るといいですよ。全部新品だからね」
とあくまで紳士を装う。
そのクローゼットの横にある箪笥を開けた久美子の目に様々の下着が飛び込んできた。思わず顔色を朱にそめる。それを見た井出は、「ははは、なかなかセクシーな下着だろう。そんなのにも慣れたらいいさ」
だいたい予想はついていて、この野卑な男に抱かれるマンションを見に行くのかと暗い気持ちになっていたが、予想と随分違い少なくとも葵にとっては快適だろうと安心した。しかしその安心こそ井出が図ったもので、この先汚辱にまみれた井出の淫猥な魔の手が待っていると思いもしない久美子だった。
葵の部屋はやや小ぶりだったが年頃の娘の好みそうな趣味の良い調度品が置かれてある。バスルームには大都会を見下ろせる大きな窓があり、その眺望の良さに久美子は思わず歓声を上げた。
また井出が案内したキッチンには洒落た台所用品が沢山あり、冷蔵庫には高級な肉や食材がぎっしり詰まっているのだった。
「久美子さんは料理が得意なんだろう。ぜひご馳走してくれ」
そう言って相好を崩す。
久美子は予想と随分違う快適さを感じ安堵したのだが、その様子を感じ取った井出はしてやったりとほくそ笑むのだ。
リビングの右手にもうひとつドアがある。
「ああ、久美子さん、そこは立ち入り禁止だ。企業秘密でね、私の許可がないと入室できない。なんだ、その心配そうな表情は。爆弾などないよ。大事な書類が入っているだけさ」
久美子親子は一月ここに滞在する計画で今日がその第1日目だった。ありがとうございます、とお礼を言いながら、少々戸惑った表情も見せる。
「ああ、そのことだがね、あんたも娘さんがいると色々気を使うだろうから、ほら、京都のなんとかいう先生にバイオリンを習いに行くんだろう、葵さんは。来週から、と聞いたのでね、水曜か木曜、夕方6時ごろに来る。俺は好き嫌いはないから、旨いつまみを頼みますよ」
夫以外の男を知らない久美子は、水曜か木曜、と小さく口にし、憂いを含んだ表情になる。
その、少し悲しみを含む美しい冴えた横顔を好色げに見つめながら、井出は、存分に味わってやる、女の悦びを教えてやるさ、そう舌舐めずりをするのだった。
3
室見は禿げた頭をつるりと撫で上げながら、タバコのヤニで真っ黄色の歯をむき出しにし、品のない笑い顔を作った。
「井出さん、今度のは上物だろう。感謝してもらわなくちゃね。昨日差額の金利を返しにあのマンションに行ったのさ。俺、驚いちゃったよ。あの女、久美子だっけ? 顔立ちは綺麗だったけどさ、服装はいつもみすぼらしく暗〜い顔して涙をためていたのだが、シックなワンピースを小粋に決めて、イカす女に大変身じゃないの。正直たまげたね。スカートもちょっと丈が短くてあんよも綺麗でさ、チェ、俺が追い込めばよかったな」
嬉しそうに笑いながら
「三社会のルールだろ、自分ところの債務者には手を出さないっていうのがね。いや本当に今回は感謝しているさ。上物、上物!」
真っ赤な顔になって焼酎を口に運んでいた大陸興産の金が「えっ、そんないい女やったんか? なぜわしの所にまわさんのや? そんな上物やったら、わてなら井出さんとこより色つけたで」
と身を乗り出す。
「うん、それにおまけ、娘付きなのよ。これまたピチピチのいいボディでね、処女だったらいいけどな」
と井出がにやける。
この三人はそれぞれ街金を傘下に持っていて昔からの長い付き合いだった。共通点は無類の女好き、そしてろくに学歴もない叩き上げで、三人とも大手に伍して知恵と度胸でここまでのし上がってきたのだった。
「井出さん、あんさんのとこに借金で首の回らない別嬪がおる、と聞いたんやがね」
金がまた焼酎を煽りながら聞く。
「ああ一人いるよ。だけどなんとか返済するって、この前啖呵を切っていたがね」
へーという興味深げな顔になり
「どんな女やねん」
「気の強い男勝りのあばずれだね。学校の先生さ」
室見と金はええっ!と驚きの声をあげ
「なんで学校の先生があんさんとこから金を引っ張ったのや」
「うん、それがこの先生、新体操の有名選手だったので、子供向きの体操教室を作る準備をしていたんだが、相方の男に金を8百万持ち逃げされ、俺のとこに駆け込んできたわけよ」
うーんと唸った室見は
「学校の先生となれば色々知恵もあるだろうし、面倒臭くなりそうだな」
ふふふと笑い
「ところがね、まだ体操教室に未練があって追い貸しして家をとる準備をしておけば、脈はあると思うよ。先順位はファクター会社でうちを含めて総額11百万、担保余裕は5百万あるし、4百万追い貸しして家を取り体を頂く。それに俺の見たところ、武家の商法そのもので。収支計画などバラ色の人生そのものでね、実現不可能なのよ。数ヶ月で、飛んでしまうね。実においしい話と思うよ」
そう言って金の前にポイっと写真を放る。それを見た金は、また、おおっ!と声をあげ「俺好みやで。ええやんか、頼むで、井出はん」
どこかを指差し、顔面に笑みをたたえ学生を指導していると思われる写真だった。薄い黄色のレオタードの胸元はゴム毬を入れたように大きく盛り上がり腰はキュッとくびれている。切れ長の瞳、ショートカットの髪型の下膨れの顔立ちは、実に男心をそそる。金はしばらくその写真に目を落としていたが、うおっ!と大声をあげ、「もろた! あんたらも知っているように俺は頭を下げるのは嫌いや。しかしな、井手さん、今回は頭を下げて頼むわ。回してや」
一同大笑いになり、「わかったよ。お受けする。黒川という実務担当者を明日にでもあんたのところに訪問させますよ。抵当権の譲渡や、事務的なことは彼と話してくれ」
つまりこのように、井出、室見、金で作っている三社会とは、それぞれ抱える債務者のうち、餌食になりそうな美女がいるとお互い連絡し、融通しあう。融通した者は自社の債権を回収し、融通された者は担保物権を取得し、美女まで自由にする、という、まったく不埒なとんでもないものだった。そして、実際これまで何人もの女を嬲りものにしてきており、言って見ればこの三人は変態仲間だったのだ。
「さ、2次会に行こう。池袋に面白い店を見つけたんだ。室見さんにお礼をしなくっちゃね」
コップに残ったビールを飲み干し、井出が腰をあげる。そして三人は勇んでタクシーに乗り込んだのだった。
4
テーブルクロスは品のいいカササギ色に変えられていて、その卓上には酒の進みそうなツマミがいく品も並べられていた。
「どうした? 緊張しているじゃないか。俺は鬼でも蛇でもないと言っただろう。まあ、そこに座れよ」
確かに久美子は緊張していた。いや、緊張というより沈んでいた、というのが本当のところだった。久美子は夫以外の男性を知らない。処女で結婚し、浮気など考えたこともない性分だったのだ。確かに、世間体で考えれば、行方知らずの亭主、一郎は生活力のないダメ亭主だろう。しかし、お互い愛していたし、今も未練はある。しかし、その夫の残した借金で虫酸の走るような野卑な男と同衾することになろうとは、全くの皮肉だが、しかし、今自分にできることは何もないのだ。
座れという井手の言葉に小さく頷いた後、井手の希望で並んで腰掛けた久美子は、どうぞ、とか細い声でビールを注いだ。井手は横柄に、うむと頷き、コップを握る。
昨晩から井手は、口調もぞんざいになり、久美子をすっきり愛人扱いだった。そのことも不快だったが、今日の自分の格好はなんだ、と悲しくなる。太腿がかろうじて隠れる程度の、風俗嬢が着るような、下着に近いごく薄いスケスケの短いワンピースを着せられ、高いヒールのサンダルを履き、フランスのマダムラシャモールという高価なパンストも身に纏わされていた。パンティはこれまで身につけたことのない、いわゆるTバックというもので、それを履く際には、誰も見ていないというのに思わず顔を赤らめたほどだった。
確かにこのパンストは履き心地が良い。少し光沢があり、肌色と茶色の間のような色で、履いている自分が見ても色っぽいと思う。しかも、今日の昼間訪れてきたポウロール化粧品の美容部員が自分に施した化粧は、どぎついルージュを引いてファウンデーションを念入りに塗り込み、目の上にも派手なマスカラを塗ってどきつく仕上げたものだ。鏡を覗くと、そこにはこれまで見たことのない淫猥な印象の自分が映っている。
ーこんな格好、まるで娼婦だわ! ー
と気持ちも沈む。しかし、井手の部下で、実質的に金融会社を取り仕切ってる黒川の説明では、こうして一晩井手と付き合えば6万円元金が減らされるという。葵のためにも歯を食いしばって頑張らねばと思うのだが、すでに酔い始めた井手の無遠慮な視線が全身を舐め回すのを感じると、本当に虫酸が走るのを感じるのだった。
そんな久美子の気持ちなど御構い無しに井出は上機嫌だった。
「久美子さん、実に綺麗じゃないか。女優のようだ」
俺の希望通りの格好で、こりゃたまらんわい、と井手は痺れるような愉悦を感じた。さらに、黒川を通じて申し渡してあった通り、ブラジャーをつけておらず、盛り上がった見事な胸元が井手の邪婬をそそる。こうして作り上げた久美子はまさに井出の思惑通りで、派手な作りの顔と出るところは出て、引っ込むところは引っ込む見事な肢体。組み敷くには程よい小柄な体型で、すでに猛り出した下半身をまだまだと、収めるのにも苦労する。
高級日本酒によく合う、久美子の作ったツマミにも大満足だった。さあ、こっちへ来い、と久美子の腰に手を回す。久美子は身を捩って恥ずかしがるが、それがまた初心な女の正体を現しているようで欲情を誘った。
久美子はその手を払いのけたかったのだが、黒川から繰り返し言い渡されているように、自分はこの野卑で傲慢な井手に囚われているのだ、しかもそれは自分が承知したことなのだ、と何度も何度も自分に言い聞かせる。
しかし、井手の手が太腿を撫で始めると、ついに夫を裏切ってしまうという後悔、そして、これから自分の体がこの獣ような男から汚されるという屈辱、そして何をされるかわからないという恐怖を感じ、身を硬くするのだった。
井手は久美子の体を楽しむように、太腿を撫で回し、よく張り切った双臀に手をかけ、薄物の上から豊乳を揉み上げる。酒臭い息を吐きかけられても久美子は抗うことはできないのだ。
井手は真っ赤なルージュの引かれた唇に目をやると、たまらないように久美子を引き寄せ、その唇を貪った。久美子は目を瞑り、死ぬ思いで井手の熱い舌先を受け入れたが、井手はそんな久美子の戸惑いなど無視するかのように、女の舌に自分の舌先を絡ませ歯列を探り、唾をずうっと啜る。
「ああ、もうたまらん。さあ、ベッドに行こう」
その言葉を聞くと、思わず久美子は涙をにじませる。椅子を立った井手は、ついに来たのね、と動揺するかのようにヨヨと身を捩る久美子を見下ろし、嗜虐の想いが湧き上がってきて、思わず残忍な笑いを浮かべた。そして、「久美子、いいか、はっきりさせておくぞ。あんたは俺の奴隷なんだ」
そう冷酷に言い渡すのだった。
5
ベッドに入る前、井手はもう一度久美子を抱き寄せ、荒々しく唇を貪った。そして、ワンピースの薄物を剥ぎ取り、こぼれ出たような胸元を一度味わうように掌で包んだ。それから昨日運び込まれた大きな姿見をベッドの足元に置く。何をしようというのだろう? 手を取られベッドに入った久美子は、美しくよく伸びた脚に艶かしい高級ストッキングを履いたまま、という隠微な格好にさせられた。
恥ずかしさと戸惑いでどうしてよいかわからない久美子を、後ろから抱えるようにしてベッドに座り込んだ井手は、ベッドの枕元に枕を置き、そこに背をかけて久美子を抱きしめる。そして、匂い立つようなミルフ熟女の熟れた色香の漂う太腿に手をかけて、むんずとその形の良い2肢を割り開く。ああ、恥ずかしい、と小さく呻き、身を硬くする久美子の耳朶を甘噛みしながら、「久美子、見てみろ。とてつもなくいやらしい格好のお前が鏡に映っているぞ」
運び込まれた大きな姿見の役目をやっと理解した久美子は、耳朶まで真っ赤に染めながら、「ああ、堪忍してください。社長様、と、とても恥ずかしいわ」
姿見の自分は獣のような井手から抱きすくめられ、足を大きく開かされて、あられもない格好だ。その久美子が身を捩って羞恥に堪える様を見てさらに嗜虐の炎が燃え盛りだした井手は、久美子の脇の下から右手を伸ばし、重量感のある乳房を揉み上げた。乳暈も優しく何度も何度もなぞり、ピンと張り出した乳首もつまんで久美子の豊かな胸元を楽しむ。夫以外の男から初めて受ける愛撫に身の縮む思いだったが、左手が脇腹をすうっとさすり、耳朶を甘く噛まれると、下半身に愉悦を感じだす。胸元への刺激はゆっくりと続けられ、身体のあちこちを撫でさすられるうちに鼻を鳴らし始める。
自分の手管に反応し始めた久美子の耳元で
「どうだ? 旦那と俺とどっちがいい?」
と井手が囁く。しかし、久美子はこんな獣のような男に陥落されてたまるか!というように唇を硬く閉じ、目をしっかりと瞑る。そんな久美子の態度を見てニヤリとした井手は、「俺なんかに好きにさせてたまるか、と思っているのだろう。いいさ、すぐにここを洪水のようにさせてやるからな」
と、ほのかに繊毛の盛り上がる股間に優しく触れた。ビクッとしたように体を揺らした久美子は、あくまでも優しい井手の手つきに熱い吐息をふうっと漏らすのだ。
ー勝手にどこでも触ればいいわ。でも体は自由にされても、心までこの人には自由にさせない。ああ、一郎さん、私を助けて!ーと健気に歯をしっかりと嚙みしめる。しかし、予想とは全く違う井手の優しくも執拗な指使いに、熱っぽい喘ぎを漏らしてしまう。
ーだ、ダメよ。こんな獣の思い通りにはさせないわーそう、必死に身を捻り、背中を這い上ってくる愉悦を追い払おうとする。そんな久美子の必死の抵抗をあざ笑うかのように、ツルツルしたパンストの感触をひとしきり楽しんだ井手はバリバリと股布の部分を引き破り、Tバックショーツも剥ぎ取って、あまり使い込んだ様子のない鮭色の陰部を大きく晒す。「ああ、社長様、か、堪忍してください」
ふふふと笑いながら、「久美子、これだけいやらしい満腔を見せられて我慢できる男なぞいないぞ。ほら見てみろ!」
そう言いながら、久美子のヴァギナをぐっと押し広げた。
下半身を大きく開かされ、女の一番恥ずかしい部分を男の手によって押し広げられた己の姿が鏡に写っている。それはこれまで経験したことのない気を失いそうなほどの恥ずかしさだった。
「しゃ、社長様、やめてください。私、こ、こんなことされて、」
「そうか? やめたほうがいいのか? しかし、お前のここはじっとりと濡れ出しているぞ」
敏感な小陰唇を弄られて、自分を襲い出した身のとろけるような愉悦に身体を揺らしながら、身を大きく仰け反らせる。その喉に口吻を降らせ、そのまま真白な腋窩を熱く吸い上げる。そんな、今まで経験したことのない巧みな男の技巧に、眉根を歪ませ、ーこ、この気持ちよさは、初めてよ。ああ、こんな男にいいようにされるなんて、ああ、で、でも!ー思わず、自分の手で胸を触り、ゆっくりと揺らしてしまった。
「おお、感じ始めているじゃないか。どうだ、亭主以外の男とこんな関係になるのは?」
井手は、浮気などまっぴらといった貞淑な妻だったであろう久美子が、少しづつ乱れ始めていることに、ゾクゾクするような嗜虐の快感が背中を這い上ってくるのを感じ、「さあ、お前を味あわせてもらおうかな」
そう言うと、身体をずらして、久美子をベッドに横たわらせた。そして、トランクスを脱ぎ、女に下半身を晒す。その井手の大きく屹立した男根を見やると、ーああ、これが私に? 大きい、太すぎるわーそんな恐怖を覚えてしまう。久美子の怯えた表情に気づいた井手は、女の手を肉茎に添えさせ「どうだ、俺を感じるか?」
と威圧を加える。自分の指では握りきれないその男根の太さに一瞬だじろいだ久美子だったが、驚いたことに、井手の男をそこに思い、自分の官能が燃え上がるのを感じるのだった。
ーなぜ、なぜなの? どういうことなの? 顔を見るだけで虫酸の走る男のものを掴んで燃え上りそうになるなんて?ー自分の理性とは別に井手の手管に身体が言うことを聞かなくなりそうだった。
ーだめよ、一郎さんのことを忘れてはダメ。あの人は、弱い人だった。でも家族を愛していたのよ。あの人をまだ私は愛しているのよーそう必死に言い聞かせ、また涙で潤んだ瞳をしっかりと閉じるのだった。井手は、身体を震わせ、必死に自分を拒否しようとする久美子の悩ましい肢体を見下ろし、姿見の位置を変えてから久美子に覆いかぶさっていく。
「あ、おお、おおお、社長様、堪忍してください。私は、と、とても、」
熱い抱擁をされた久美子は、井手の身体の厚みを感じ、反射的に身体を離そうとする。しかし分厚い井手の胸に抱かれた久美子は、逆にその顔に熱い頬ずりをされ、ああ、とうめき声を上げた。
「さあ、もっと脚を開くんだ。俺を迎えやすくな」
そう口に出した井手は腰を巧みに動かし、取れんばかりに熱り立つ肉茎を蜜壺に押し当てた。
自分に突きたてられようとするその肉茎を拒否したいという気持ちだったが、そんな教科書的な理性とは裏腹に、押し当てられた瞬間、蜜壺からトロリと樹液が溢れるのを感じるのだった。
「ふふふ、安っぽいエロ小説と一緒だ。嫌だ、嫌だ、と言っても身体は俺を求めているわけだ。ほら、今俺のデカチンがゆっくり侵入しているぞ。いやか? 止めようか?」
井手は巧みな腰使いで、言葉どおり、肉茎をゆっくりと久美子に埋めていった。その侵入深度が深まるにつれ、甘く、抗しきれない快美感がジワジワと背中を這い上ってくる。
ーああ、いけないわ。ダメ、ダメよ! こ、こんな男に、ー身を捩って必死に理性を取り戻そうとするが、根元まですんなり飲み込んでしまった後、技巧タップリに腰を揺り動かす井手に、牛乳を溶かし込んだような光沢のある雪白の肌に汗を浮き立たせて、思わず熱っぽい吐息を漏らし始めるのだ。
「ああ、社長様、か、堪忍して」
まだ井手を拒絶しそうな声音だが、熱く火照った下半身を思わず井手に擦り付けてくるのだった。
「そうか、まだ、そんなに俺のことが嫌いか? それでは、こうしたらどうかな?」
ズッポリと埋め込んだ男根を小刻みに動かしながら、その根元を弄り、陰核を探ろうとする。
「ああ、そ、そこは、そ、それはやめてください!」
しかし、ついに肉芽を探り当てた井手は、そこを弄りながら、蜜壺から出し入れされる肉茎をそこに擦り付けるように腰を動かし挿入角度を変える。
「あああ、それ、それはダメェ!」
薄い肉壁に覆われた美芽が剥き出しにされ、井手の太い男根で擦りあげられると、没入される快感と相まって、これまで全く味わったことのない肉欲の悦楽に全身が突き上げられる。
「どうだ? これはいいだろう?」
そうして、また熱い頬ずりをしてから久美子の唇を貪り、乳房を揉み上げる。
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