『真希ちゃんとなう。』(まきちゃんとなう)は、2011年7月29日にWaffleが発売したアダルトゲームである。2012年5月24日にDVDPG版が出た。続篇『ぞく・真希ちゃんとなう。』、後日談『真由さんとなう。』、シリーズ最終作『真希ちゃんとなう。完結編』までを含む。ラブラブな空気のなかでSMやアナルファックといったHが展開する、というのが基本方針である。続篇・母親篇・完結編でも、このラブラブ+SMの置き方は崩していない。Waffle代表のウシ太郎はGame Headlineのインタビューで、開発に少し余裕があった期間で作れる企画として考えた、と振り返り、「なう。」は当時ツイッターで流行していた語をタイトルへ入れた、と述べている。余裕期間の企画が、続篇とOVAまで伸びた系列になった。
シリーズの方針
『ぞく・真希ちゃんとなう。』でも基本方針は変わらない。由希ルートは調教に重きを置いたハードなHになり、姉妹丼の割合も増えた。初作のラブラブ日常に、続篇で調教と姉妹の比重が乗る。2016年3月25日発売予定だった『真希ちゃんとなう。完結編』は、ゲーム内時間が10か月と長く、季節にちなんだイベントも発生する。本作にはスカトロジー要素がある。2011年10月7日、脱糞表現を含むCG差分(CGおよびシーン鑑賞モードも含む)を非表示にできるパッチが公開された。『ぞく・真希ちゃんとなう。』では最初から非表示機能が搭載され、スカトロジーシーンの直前に見るかどうかを尋ねる選択肢も付いた。
各作のあらすじ
売れない作家の左近司誠一は、隣人・三条真希の自慰を見てしまう。真希は咎めるどころか、彼を気に入ると言い出す。二人のラブラブな生活が始まるが、真希の実妹・由希が来て、事態は騒がしくなる。
続篇では、誠一の作家生活に改善の兆しは見えないまま、三条姉妹との性生活は続いている。ある日、真希は妹にアナルファックの快楽を味わわせたいと誠一に持ちかける。『真由さんとなう。』では、姉妹の母親・真由が訪れる。いきなりセックスしてほしいと言うので尋ねると、婚約者が急に入院し、セックスができなくて困っている、という答えが返る。完結編では、誠一は公私ともに充実している。卒業を控えた真希は、誠一と交わしたある約束を思い出す。
登場人物
左近司誠一が主人公。ペンネーム「佐近つかさ」でライトノベルを書き、副業では「KON☆2」としてエロゲのシナリオも書く。なかなか売れなかったが、完結編では姉妹をモデルにした小説『桜坂シスターズ』がヒットし、作家として一歩を踏み出しつつある。他者との会話は不得意で、コンビニ店員との会話すら苦痛だが、三条家の真希・由希・真由の三人とはなぜか普通に話せる。真希と知り合って童貞を卒業した。
三条真希(声:咲ゆたか)は誠一の隣人で、進学校・桜桃女子学園の女子校生。学生会副会長を務める優等生だが、実は淫乱で性欲過多の変態であり、本性を知られて以来誠一になついている。知り合うまで処女だった。表の成績と裏の性欲を同じ人物に載せるのが、シリーズの真希の売りである。極度のシスコンで妹の由希を溺愛し、誠一が由希と肉体関係を持つことを全面的に公認する。完結編では姉妹揃って誠一の妻になると大々的に公言する。成績も対人スキルも高く、『真希ちゃんとなう。』では生徒会役員、『ぞく』では生徒会長。ビジュアルもスタイルも抜群だが、家事全般は壊滅的に駄目である。同シリーズ『電車内でなう。』にもゲスト出演し、その時点ですでに誠一と入籍、左近司真希になっている。
御園由希(声:花南)は真希の実妹で、姉が大好き。無垢で恥ずかしがり屋だが、無意識のうちに姉同様かなりの淫乱の気がある。苗字が違うのは両親の離婚で父親に引き取られたため。アニメでは真希と暮らし始めた途中から「三条」姓になる。『ぞく』では父親の再婚に伴い親権が母親へ移り、「三条」姓となって誠一の隣室へ引っ越す。誠一のかつての母校へ転校し、隣席の大庭琴葉(『姉妹となう。』のヒロイン)と親友になる。家事全般が得意で、料理はセミプロ級。『姉妹となう。』にもゲスト出演し、主人公・大葉日明(琴葉の弟)に家事を教えたことから「由希師匠」と呼ばれる。
権俵土九子(ごんだわら どくこ、声:空色もなか)は、誠一の伯母が紹介したお見合い相手で、非常に醜い女性。ボーイズラブが大好きで、その趣味を理解してくれる結婚相手を望む。アダルトアニメ版では本編に出ないが、タイトルコール終わりで突然ズームアップし、エンディングのエンドロール中にも何度も現れ、終盤で再び大きく一瞬写るなど、インパクトを残す。『ぞく』にはまったく出ないが、完結編の冒頭でネタキャラとしてわずかに登場する。教師をしている土九魅(どくみ)という従姉妹がいる。
三条真由(声:蕪木徹子)は『真由さんとなう。』で登場する姉妹の母親。ファッションブランドの経営者で、元モデル。現在も美貌は変わらない。娘以上の淫乱で、婚約者・良晴の不在ではセックスしないと日常生活もままならない。良晴が網膜剥離で当面セックス不能になったため、溜まった性欲を発散してもらおうと、娘たちの共通の恋人である誠一のもとへ駆け込む。完結編では良晴と正式に入籍して再び人妻になるが、良晴がいないときは予防注射と称して誠一のマンションへ押し掛ける。性に明け透けで、婚約者とのエッチ中に娘へ電話をかけるほどで、真希からは呆れられる。
能見良晴(声:小次狼/完結編は金田馬夫)は真由の婚約者で、彼女が社長を務めるSANJOと契約するプロカメラマン。『ぞく』で名前が判明する。顔・立ち絵はない。誠一と同様に連続射精が可能な精力を持ち、かつては「プロの嬢ですら裸で逃げ出す」ほど性欲を持て余し、結婚を諦めていた。真由と出会って運命の人と感じ、交際・結婚に至る。仲は良好だが「お互いを束縛しない」取り決めがあり、彼女が誠一に抱かれることも受け止める。完結編では正式に夫婦となり、三条良晴となる。
東條望(声:小次郎)はソフマップ購入特典のエクストラシナリオのみに登場する。真由がまだ桜桃女子の学生だった頃、産休の担任の代わりに非常勤講師として赴任した。性欲を抑えられなくなった真由に誘惑され、夕暮れの教室で童貞と処女を交換したあと、辞表を出して音信不通になる。
スタッフと評価
原画は長頼、只野あきら。シナリオはひらいでらく。音楽はCorey&Carter。Waffleのミドルプライス企画として始まり、続篇・母親篇・完結編、さらにコラボレーションワークスのOVAまで伸びた系列である。『真希ちゃんとなう。』のGame-Styleユーザーレビューでは、5%が「期待を遥かに上回る」、23.5%が「期待を上回る」、41.2%が「期待通りで満足」だった。「様々なシチュエーションを愉しめた」という声の一方、「妹・由希のイベントを増やしてほしかった」という要望もあった。『ぞく』では「遥かに上回る」と「上回る」がそれぞれ7.6%、46.1%が「期待通りで満足」。アダルトアニメ版やWaffleの他作品経由で知ったユーザーのレビューが増え、「ミドルプライスとは思えない品質」という評価と、「Hシーンが多い割に一つ一つのシーンが淡泊」という指摘が並んだ。ほしざきしんやはGame-Styleのコラムで、『ぞく』をリア充の日常を暴露したような作品と評し、清楚さに隠された淫乱さを導き出すことで甘い生活が描かれている、と書いた。SMプレイに苦痛を与えてはならない、というルールを主人公たちは理解している、とし、抜きゲーを嘲笑するような人にプレイしてほしい、と述べている。
アダルトアニメ
コラボレーションワークスからアダルトアニメが出ている。『真希ちゃんとなう。 〜悶絶淫乱娘 三条真希編〜』は2012年2月24日、『〜純真無垢天使 御園由希編〜』は2012年9月28日、『〜真希&由希のド変態共同『性』活◆編〜』は2014年7月25日、『〜姉妹で挑む未開の穴。三条探検隊が今日もいく!!編〜』は2014年12月26日。2015年4月24日にはBlu-ray『〜悶絶淫乱娘と純真無垢天使はいつでも天真爛『まん◆』Blu-ray HD で容姿端麗◆◆ 編〜』が発売された。WaffleのゲームとコラボレーションワークスのOVAが、シリーズの映像面を担っている。外部リンクとしてはWaffleとコラボレーションワークスのサイトが挙げられる。タイトルの「なう。」は当時のツイッター語をそのまま借りたもので、ラブラブ日常のなかにSMとアナルを置く、という売り方の記号にもなっている。完結編でゲーム内時間が10か月に延び、季節イベントが付いたのは、日常篇としての長さを物理的に稼ぐためでもあった。











