年下の義母 第一章 二十七歳の義母 ~ 第二章 双乳を震わせる義母 (1/6)
次の話
目次
第一章 二十七歳の義母
第二章 双乳を震わせる義母
第三章 肛姦に疼く義母
第四章 柔肌を火照らせる義母
第五章 太腿を絡ませる義母
第六章 剛直を咥える義母
第七章 暴辱にむせぶ義母
第八章 肉襞を蠢かせる義母
第九章 愉悦に濡れる義母
第一章 二十七歳の義母
時間にしてほんの一、二分だったかもしれない。それまで雲間に隠れていた月がぽっかりと姿を現わした。
「まあ、きれい……」
由貴子はバスタブから立ちあがって、開け放しにしておいた窓から空を見あげた。雲が薄く月の表面を覆うようにして流れてゆくのが、なんともいえず風情がある。
天気予報では、今夜の中秋の名月の観賞はほとんど望めないと言っていただけに、この思いがけない予報外れは、由貴子を浮き浮きさせた。
十月七日ともなれば、暦の上では寒露も近く肌寒いはずなのに、日中は二十七度もあった。ちょっと動くと汗ばんだが、さすがに夜になると、ひんやりと冷気が伝わってきて、風呂で温まって、ほんのりと火照った肌に心地よい。
「ほんとにきれい……」
由貴子はもう一度呟くと、雲の中に消えてしまった月から視線をそらせて、名残り惜しそうに窓を閉めた。
今夜は夫の修三は泊まりがけのゴルフに出かけて、広い邸の中にいるのは由貴子と修三の実子の智史と、あとは用心のために庭に放し飼いにしている秋田犬のダンだけである。
脱衣室で、ハナエ・モリのふんわりとしたバスタオルを使って濡れた体を拭いている時、由貴子はピンと上を向いた乳首に鈍い痛みを感じた。
そろそろなんだわ……。
二十八日ごとに巡ってくる女の生理をちょっぴり恨めしく思いながら、用意した新しい下着を身につけガウンを羽織ると、バスルームの隣りに特別にあしらえた化粧室に入り、念入りに肌の手入れをした。
まだ子供を産んだことのない二十七歳の肌は少女のように初々しい。修三と結婚して一年、由貴子の肌は美しい輝きと見事なハリが加わり、成長期の少女が開花する時のような妖艶さとあどけなさの織りなす、アンバランスな魅力に満ち溢れていた。
自分でも綺麗になったと思う。先ほど見た満月を、ちょうど二つに割ったような形のいい乳房にそっと手をそえてすくいあげると、両手にたっぷりとした量感が伝わってくる。愛しさと不憫さに耐えかねて、思わず呻くほど強く握りしめてしまう。
ああ、こんなに男の愛を欲しがっているのに……。だが、肝心の修三は半年ほど前から急激に男性機能が衰えて、完全な男女の結合がままならない状態になっている。修三も気の毒がって、ベッドに入れば、必ずといっていいほど手を差しのべてくるのだが、それは他人の手を借りた自慰のようなものだった。かえって由貴子には辛くて切ない。
そんな由貴子の気持が修三にも伝わるとみえて、近頃の修三は、愛撫するにも思わず顔を赤らめてしまうような、大人のオモチャなどを使ってくる。
ところが妙なもので、初めのうちこそ、いやだと思っていたオモチャも、そのうち、なんとなく体になじんできて、今ではかえってそれを心待ちするようになっていた。むしろ最近では、ちょっと異常とも思える行為でいじめられないと、あまり感じなくなっているような気がするのだ。
そんな妻を見て修三は新しい発見をしたように喜び、近頃ではいじめることに興味を覚え、しだいに、それがエスカレートしてくる傾向にある。
由貴子は、そういうことにしか感じなくなってしまうのではないかと怖くなるのだが、いざその段になると、すっかり体が反応し、我れを忘れて取り乱してしまう。
ほどほどにしてもらわなくては……と思っている矢先に、一カ月ほど前だったが、修三が行為の途中で軽い心臓発作を起こした。倒れこそしなかったが、激しい息遣いの末に寝込んでしまったのだ。まだ五十五歳をすぎたばかりの修三であったが、その夜以来用心深くなって、無理なことは一切しかけてこない。
由貴子との間の交渉もすっかり疎遠になってしまったが、それでも元来が好色なタイプの修三は、由貴子に自慰を強要して、目で楽しむことだけはつづけている。これは若い由貴子にとって地獄の責め苦も同然なのだが、それにもいつしか反応してしまう自分が恨めしくてならない。
男のオモチャにされているという意識が、知らないうちに由貴子を興奮させ、いつしか高みへと押しあげてゆくのも事実なのだ。
この頃の私ってどうかしている……。快い酔いのままに寝入ってしまいたいと願った由貴子は、ブランデーを飲もうとリビングルームに向かった。
「あら……帰ってたの?」
スラリとした体にガウンをまとった由貴子は、息子の智史の姿を認めると、襟もとに手をやりながら戸棚を開けた。
「ええ、ほんの少し前に」
智史はその時だけ、それまで観ていたビデオの画面から顔を離して由貴子を振り向いたが、彼女が開放的なガウン姿だと知ると、目をしばたたかせ、あわててビデオの画面に視線を移した。
由貴子は笑い声こそ出さなかったが、そんな智史のあわてぶりがおかしくて、思わず顔をほころばせた。
智史は修三の先妻との間に生まれたたった一人の実子で、今年で二十九歳になる。由貴子は二十一歳年下の義母というわけだ。由貴子は修三の再婚の相手としてプロポーズされた時、倍も年齢差があることよりも、むしろ修三の息子である智史の存在にこだわった。
だが、いざ智史と対面してみると、その気さくな人柄に触れてすっかり安心し、修三との結婚に踏みきった。その当時の智史は、ちょうど男性の結婚適齢期ともいえる二十八歳で、二十一歳年下の絵理という恋人がいた。
「お父さんたちは二人だけの生活を楽しんでくださいよ。僕は絵理と結婚したら、しばらくは別居しますから」
こう言って、修三と由貴子の結婚を好意的に受けとめてくれたのだ。だが、智史の許嫁の絵理は、わざわざスキューバ・ダイビングの資格取得のために出かけたハワイで、海難事故に会い呆気なく死んでしまった。
その当時の智史の生活はかなり荒んだものだったが、近頃は、ようやくその心の傷も癒えたのか、以前のように優しい顔つきに戻っている。
由貴子はグラスを二つ用意すると、一つを智史の前に置いてブランデーを注いだ。
「ありがとう。少し飲んできたんだけど」
智史ははにかんだ表情を浮かべると、ビデオ画面のスイッチを切ろうとした。
「私も観るわ」
由貴子は智史の斜め後ろに腰をおろして画面に顔を向けた。もともと映像関係の仕事に興味を持っていた智史は、大学を出ると、ほんの短期間だが、テレビ局の下請け製作プロダクションに勤めていたことがある。将来はドラマのディレクターになることが夢であったが、父親の不動産業の仕事が忙しくなると、修三に口説き落とされて、仕方なく父の許で働くようになった。
それだけに、映画とかテレビドラマには未練があるとみえ、質のよい映画やドラマがテレビで放映されると、自分からセッティングしてビデオに録っておく。今、観ている映画も、昨日の深夜に放映された話題作である。戦後まもない頃の地方の娼家の話で、時折り、ハッとするような濃厚な男女のラブシーンが登場する。そんなシーンのあとで、智史は、首筋のあたりに、妙に生々しい由貴子の息遣いを感じた。本人は気づいていないらしいが、フーッと大きな吐息をついたりもする。
「もう少し注ぎましょうか」
すぐ耳もとで声がしたので振りかえると、由貴子が目の縁をほんのり赤く染めて微笑んだ。黙って空になったグラスを差しだすと、そこに由貴子がブランデーを注いだ。
智史はその時、はっきりと由貴子の手がこまかく震えているのを見た。
由貴子は自分の手もとに注がれている義理の息子の視線を感じると、まるで金縛りにあったように全身が硬直してゆくのを感じていた。その寸前まで、彼女はブラウン管に映る画面を見ながら、自分と目の前に清潔なうなじを見せている智史の姿をダブらせていた。ブラウン管では、野卑で粗暴な娼家の主人が、暴力で女を組み敷き、ついには意のままに翻弄するきわどいシーンが映っている。
突然、由貴子の内部で何かがパッと燃えたが、それをあわてて打ち消した時、由貴子は自分の意志とは何のかかわりもなく、「もう少し注ぎましょうか」と口を開いていた。振りかえった智史の表情は、お前が今の今まで考えていたことは何もかも承知さ、と言っているようであった。
実際には、決してそんなことはなかったのである。しかし、ある種の罪の意識を持っていた由貴子は、勝手にそう思いこんだ。
途端に体が硬直してしまい、傾けたブランデーの瓶を元に戻すこともできないでいた。智史は、一瞬とまどいの表情を見せて由貴子を見つめた。グラスから溢れたブランデーがゴボゴボとこぼれてゆく。
「どうしたの、由貴さん」
智史はあわてて義母の手に自らの手を添えて瓶を持ち直させた。智史は自分より若い二度目の母親を、いつも親しみをこめて由貴さんと呼んだ。また、由貴子もそう呼ばれることを喜んだ。由貴子さんではあらたまりすぎるし、かといって、お母さんでもピンとこない。
「智史さん、ごめんなさい……」
そう言ってから、また、由貴子のとった行動は理解を超えたものだった。衝動的とでもいうのだろうか、由貴子は智史の胸にもたれるように倒れこんだ。
なぜ、そのような行動をとったのか、由貴子自身にもわからない。そこで、彼女はまたしても金縛りにでもあったように、ひたすら、智史の逞しい体にしがみついていた。体の震えだけが止まらない。
なぜ
!?
どうして
!?
いけないことなんだわ。早く離れなければ……。
気持はそう思っても体が動かない。
その時由貴子は、思いがけないほど強い力で抱きしめられた。分厚い智史の胸に顔を押しつけていた由貴子は、息苦しさのあまり顔をあげた。すぐ目の前に、ひどく真面目くさった智史の顔があった。
思いあまった智史の顔が、あっと言うまもなく大写しに迫ったかと思うと、たちまち唇が塞がれてしまい、生温かい舌が容赦しないといった強引さで挿入された。
男の匂いとブランデーの発酵したような匂いが入り混じって、由貴子の官能を思いきり刺激する。押しかえさなければいけないはずなのに、由貴子の舌が智史の熱く蠢く舌に絡みついた。
この瞬間から、二人は義理の母子という関係を超えて、男と女になった。夢中で唇を吸い合う二人の背景で、映画がクライマックスを迎えようとしていたが、由貴子と智史の秘めやかな愛の遍歴は、今まさにはじまろうとしていた。
智史が由貴子を抱きあげて部屋に向かっている間、彼女は小鳥のように身を縮めて息をひそめていた。自分のとった行動がとんでもないことだったにもかかわらず、智史がそれを意外と素直に受けいれてくれたことの驚きが大きかった。いつの頃からか、智史に抱いていた男としてのイメージは、知らぬまに性的な興味へと膨らんでいったのかもしれない。
それと同じように、智史もまた由貴子に対して性的な関心を持っていたに違いない。だからこそ、今、自分は義理の息子である智史の腕に抱かれて、あえて一つの大きな冒険をしようとしているのだ。
由貴子は自分に都合のよい解釈をすることによって、不倫に対する罪の意識をいくらかでも軽いものにしようとしていた。
簡素ともいえるくらいあっさりした智史の部屋には、何日か前まで置いてあった絵理の写真が見当たらなかった。そのことがまた、由貴子の心の負担を軽くしていた。
かつての恋人の面影を忘れるために私を抱くのならそれでもいい……。
ベッドに横たえられた由貴子は、ガウンを脱がされると、急に恥ずかしさを感じて、あわてて智史にしがみついた。
肌色のブラジャーとパンティは、まるで初めから由貴子が裸でいるような錯覚を与えた。唇を合わせながら智史の手はゆっくりと乳房を揉んだ。ブラジャーの紐が肩から外されると、由貴子の肉体で一番自信のある見事な乳房が息子の手に委ねられた。智史の熱い手の中で、右に左にと揉みこまれるうちに、ツヤツヤと張りのある白い隆起のすべてが、渦巻く血潮ですっかり充血し、それまでひっそりと乳暈の奥に隠れていた小粒の乳首が、まるでその存在を誇示するかのようにせりだして、うっすらと汗ばんだ掌を突きあげた。
智史の唇が由貴子の濡れた朱唇から遠去かったが、それはすぐにもう一方の乳房に吸いついて、長い時間をかけてねぶった。二つの乳房はまったく異なった方法で愛撫されながら、等しい快感を得て歓びに震え、その歓びは体の隅々にまで、またたくうちに送りこまれた。
性の苦しみに人知れず泣いていた由貴子にとって、それはとてつもなく長い時間に思われた。時間が長びけば長びくほど、性感は急激に増大し、一刻も早く満たされたいと願う気持は、由貴子をすっかり大胆にした。
「もう、たまんないわ……早く入れてッ」
たおやかな女の口から哀願の言葉を聞くと、男はすぐにでも希望をかなえてやりたくなるのが人情である。
しかし、智史は自分自身に迫ってくる性の欲望に耐えて、ひたすら乳房への愛撫をつづけた。乳房を攻めたてる指先も舌も、実にデリケートに動いた。それは、まるで義母の望んでいることをすべて熟知しているように裾を這い、ふくらみを揉みほぐし、乳首をいじりまわした。
由貴子が無理やり抑制してきた性に対する強烈な願望は、智史の辛抱強い愛の手によって、ここにきて一挙に噴きでた感じであった。
「もうダメ……お願い、入れてッ」
さっきから太腿を強い力で押している智史の分身の雄大さを想像しながら、由貴子は悶え狂ったように両脚をバタつかせ、恥も外聞もかなぐり捨てて叫んだ。
「これを……これをちょうだいッ」
ズボンの上から男のものを握りしめた。硬く張りきった肉棒はズボンの中で下腹のほうに反りかえり、窮屈そうにねじ曲がっている。
由貴子の手は、魅入られたようにファスナーをおろし、細く白い指がその中に侵入した。前開きのトランクスからようやく智史の熱いこわばりを引っぱりだした時、年下の義母の手は、亀頭の先端から滲みでていた露に濡れた。
由貴子は五本の指を球状に丸めて亀頭の先のほうからくるみ、ドアノブをまわすように、右や左に回転させた。
「ああッ……あああ--ッ」
上ずった智史の声が、由貴子の官能を激しく揺さぶった。その結果、義母の盛りあがった恥ずかしい丘のあたりの粘膜が期待に震えて、奥からトロリと溶けだした秘液で熱く濡れた。
「智史さん、あなたもこんなになってるわ……入れたくないの? 私、もう我慢できない。ああ、これを! これをちょうだいッ」
その頃になると、由貴子の声までもが湿りけを帯びていた。
「入れたいよ。由貴さんのおま×こに……」
智史の口から飛びだした思いがけない女性器の俗称は、スラッとした由貴子の全身に衝撃的な痙攣を引き起こさせるに充分だった。
由貴子はドッと溶けでた快液を秘口に感じながら身をよじり、切なく疼く白い太腿の合わせ目を激しく擦り合わせた。
悪ガキたちが女をからかう時に使う例の四文字を、かつて由貴子は一人の男から耳に吹きこまれたことがある。まだ二十一歳の大学生の時だった。その時の羞恥とショックは、性に対する由貴子のそれからの方向性を決定づけたといってよい。だが、少なくともこの時点では、由貴子はそのことに気づいていなかった。ただ、智史の口をついて出たということだけで、ひどく興奮し、小さなエクスタシーを感じたのだった。
由貴子は、『おま×こ』という四文字にこだわりつづけていた。本当はもっと大声で言って欲しかった。だが智史は、もうその言葉を口にしなかった。相変わらず、黙々と乳房への愛撫をつづけているだけである。
由貴子は、自分からあの四文字言葉を口にしたらどんなだろうと想像すると、急にワクワクした気分になった。
智史さんはどんな顔をして私を見つめるだろうか? 私はいたずらっぽく彼に笑いかけるかしら?……それとも恥ずかしさでいたたまれなくなって、逃げだすかしら?……いえ、絶対にそんなことはない!!
由貴子は、その時の自分がどういう状態に置かれるかを充分に知っていた。めくるめく興奮と陶酔に浸っているに違いない。あらゆる束縛から解放されて、自由に飛翔しているに違いない。
ああ、私も思いきりあのいやらしい言葉を叫んでみたいッ……。
けれど、結局、由貴子は何も言えなかった。
「僕も早く由貴さんと一つになりたいよ。でも、ひどく怖い気がするんだ。一番憧れていたものを知ってしまったら、それからあとはどうなってしまうのか、それを思うと怖いんだよ」
「憧れてたと言ったわね。ずっと前から?」
「そう、由貴さんを初めて見た時から……」
「ウソ、あの時、あなたには絵理さんというフィアンセがいたわ」
「そう、だから僕は自分の気持の不純さに悩んだんだ。できるだけ早く絵理と結婚して、この家から出ようと思った。由貴さんから少しでも遠くへ離れようと思ったんだ」
「…………」
「絵理が不慮の事故で死んだのは、僕の不純な気持を彼女が敏感に感じとって……」
「いやッ、言わないで!」
由貴子は自分の気持が急速に冷えてゆくのを必死で押しとどめながら叫んだ。この人は、あれを自殺と言おうとしているのだろうか? 絶対にあれは事故だったのだ。
「お願い、考えすぎないで」
由貴子は、性感の高まった乳房から、急に智史への情熱が遠のいてしまうような不安に襲われて、初めて自分から積極的に行動した。
半身を起こした由貴子は、素早く智史からズボンやシャツを脱がせると、目の前に大きく揺れている若い息子の肉茎を、両手でくるむようにして握りしめ、熱く濡れた視線を注いだ。
ふと見ると、智史の視線も、由貴子の形よく張りだした双乳を追っている。由貴子は自分の好色さを見られているような気がして恥ずかしかった。だが、その反面、お互いにハレンチな行為のなかに浸っているいたずらっ子同士という気がして、なぜかひどく気持が高ぶるのだった。
由貴子は合わせた両手の中でそそり立っている逞しい肉棒を、まるで錐でも揉むように、くるくると揉みこんだ。先端の小さな切れ口からプツンと透明の汁が滲みでてきたかと思うと、それ自体の重みに耐えかねるように、ツルンと流れて溝に落ち、由貴子の手を濡らした。
気持いいんだわ。彼、とっても気持よくなっている……。そう思うことによって由貴子自身も興奮を高め、ますます智史に対して奉仕したい気持になってくる。
由貴子は、先ほどからそうしたいと思っていることを実行に移した。智史のこわばりに朱唇を寄せてしゃぶりついたのだ。
「あッ……ああ……」
深い智史の感動の声を聞くと、こわばりのあらゆる箇所にキスの雨を降らせ、長い舌でネットリと舐めまわした。目の前に剛毛が群れ、下腹の薄い筋肉が心地よさそうに震えている。智史の熱い肉棒は由貴子の唾液で濡れて光り、もうこれ以上の膨張は無理と思われるほど体積を増し、ビンビンに反りかえっていた。
それはようやく由貴子の口に先端が入るほど巨大で硬かったが、ともかく彼女は義理の息子に少しでも余分の快楽を与えようと、せいいっぱい口に頬張り、息をするのも困難になるほど奥のほうへと咥えこんだ。智史の視線が由貴子のやっている淫らな行為をすべて見ていると思うと、彼女はさらにそのことに熱中し、やがてその返礼が自分に戻ってくることを想い描いて、びっしょりと愛液を股間にほとばしらせていた。
「うっ、なんていいんだッ」
智史は呻くように言って全身に力をみなぎらせた。もうそろそろ限界という感じがした。このまま精を一気に吐きだすのも一つの方法と思ったが、それでは、初めて交わる男として勝手すぎると考え直し、「やめて……出てしまいそうだ」
由貴子の髪の毛を優しく両手で包んで、頭を自分の下半身から引き離した。
「なんて素敵なの」
下腹に張りつくほどに持ちあがったこわばりを眺めて、由貴子は驚嘆の声を放った。修三のちょっとブヨンとした感じの陰茎とはまったく違い、それは鋼鉄のように硬く、それでいながら柔軟性に富んでいた。
もうすぐこれが自分の熱くなった股間の柔肉を引き裂いていく……。そう思うだけで、由貴子はまたしてもしたたかに吐淫してしまう。あたりにひどく生臭い女の匂いが漂った。
由貴子は濡れそぼって股間にぴったり張りついてしまっているパンティに気づき、あわてて脱ごうとした。
「駄目だ」
「えッ
!?
」
「僕が脱がせてあげる」
「だってえ」
由貴子は、パンティが湯にでも浸したようにびっしょり濡れているのを知られたくなかった。だから、自分から脱ごうとしたのである。それを智史は駄目だと制止した。だが、さすがに、濡れているからいやなの、とは言えなかった。
智史が半身を起こし、それまで彼の両膝の間にひざまずいていた由貴子を横たえた。
それで二人の立場が逆転した。今度は由貴子が見られる番であった。
智史が両脚をかかえるようにして開こうとすると、由貴子は本能的に閉じようとした。
「力を抜いて。僕は見たいんだ。由貴さんのすべてを見たい」
その声を耳にすると、由貴子の両脚は、まるで催眠術にでもかけられたように、少しずつ左右に開いていった。
見られている……。その意識が、ますます由貴子を大胆にした。
大の字に開かれた由貴子の股間を覆っているパンティの下半分は、彼女自身の吐きだした秘液ですっかり濡れて、光っていた。ほどよく膨らんだ恥丘の中心に、細長く恥毛が重なり合い、粘膜こそ見えなかったが、ツンと突きでた肉芽までもが鮮明に浮きでて、智史の目を楽しませ、脳髄をこよなく刺激する。
「いやだわ……恥ずかしい」
女の真実の声が、またしても男を挑発した。突然、智史は濡れた肉片に唇を押しつける。
「あッ、いや……」
思いがけない攻撃に度胆を抜かれた由貴子は、智史の頭を引き剥がそうとした。が、薄い布地の上から鋭敏な肉芽をとらえた舌先がぴったり張りついて強い力でこねまわすと、ひきつけを起こしたように全身をピクピクさせて、ぐったりしてしまった。
その瞬間、智史は舌先に濃厚な酸味を感じ、年下の義母がイッたことをはっきりと認識した。淫らな舌と濡れた秘口をさえぎる一枚の布地が、言いようのない感覚を由貴子にもたらした。焦かに触れていないだけに、なんとも焦れったい。そして、その焦れったさが、ますます欲望を増幅させ、本能の一刻も早い解放をせきたてるのだ。
智史はすっかり愛液の染みこんだ布地を、音をたてて吸引した。
シュパッ……シュパッ……。その音が由貴子をさらにやるせない気持に追いこみ、肉体の隅々から情欲のかけらを一つ一つ掘り起こし、狂乱させていく。
「ああもうッ……いやよ、いやいや……死んじゃいそう、なんとかしてえ……どうしよう……私、どうしよう……」
由貴子は自分でも知らぬ間に、左右の乳房を握りしめ、奔放な仕草で揉みしだいていた。五本の指の間から強くつかまれてはみだした柔肉が盛りあがり、硬く勃起した乳首が突きでて、息苦しそうにもがいている。
智史は自分の辛抱強い行為がもたらした結果を目を細めて眺め、もうこれ以上の我慢を己れの肉体に強いる必要のないことを悟った。
智史の分身の先端からは、先ほどから納豆の糸にも似たねばっこい露がとめどなく湧きでて、由貴子の白い太腿やシーツを濡らしていた。
由貴子はパンティの縁に智史の指がもぐりこむと、もう一刻も待てないというように腰を浮かした。早く脱がせてッと、心も体も叫んでいた。
半分以上も濡れそぼったパンティは、由貴子の協力で難なく引き抜かれ、生まれた時と同じままの姿が露呈された。そこには智史にふさわしい年齢の女の肉体が横たわっていた。
何度、由貴子の夢を見たことだろう。父の妻になるべき女でなかったら、自分と何らかのかかわりを持つことになっていたに違いないと思う。父の病室で初めて担当看護婦だった由貴子を見た時の驚き……。由貴子の美しさは、それほど智史の心に鮮烈な印象を与えた。その女が、今、目の前に横たわっている。心が弾むと同時に、下腹部のこわばりがキリキリと痛むほど膨らんでいる。
これを、年下の義母の肉体にぶちこむんだ。今こそこれを!!
智史は熱く膨張した己れの肉茎に両手を添えて、ゆっくりと濡れた秘口に近づけた。
「ああ、素敵……」
由貴子は感嘆の声を放ち、二十一歳年上の義理の息子の行為を、熱く濡れた眼差しで見つめていた。それが疼きっぱなしの粘膜を引き裂くようにして入ってきたなら、我れを忘れてしまうに違いない。
早く中にきてッ
!!
……由貴子は乳房から手を離すと、左右の陰唇を開放するように引っぱった。赤みを帯びたピンクの肉襞が秘液をたたえてキラキラと光り、その一部は、それ自体が別の生き物のように蠢動して、長大なものの到来を待ちこがれていた。
「早くしてッ……早く……」
義母の哀訴の声は聞きとりにくかったが、かえってそれは当人の性に対する欲望を如実に表わしていた。
智史は、愛のサインを送ってくる由貴子の視線と女陰を交互に眺めながら、両手に支えられた熱いこわばりで、弾けるような白い内腿を軽くなぞった。
「あッ……あああッ……」
由貴子は呻きながら再び哀訴の声を放った。
「お願いよッ、早く入れてッ
!!
その大きなもので私を突いてちょうだいッ……お願い、早くして……早く……」
その声が終わらないうちに、硬い一物が期待に震えている愛しの粘膜にそっと触れ、亀裂をスルリと上下になぞった。
「うわわわッ……」
そこは、かつて男に与えられていた歓びの感覚を決して忘れてはいなかった。
同じことが二度、三度、と繰りかえされると、急激にぬめりを増した女唇は、嬉々として智史のものを取りこもうと躍気になる。
智史の一物はなかなか進もうとはしない。濡れて疼く肉芽を軽く圧迫したかと思うと、不意に移動して会陰部を突き、次にはまるで意地悪でもするように、肉の扉を亀頭で開き、由貴子がその気になって腰を突きだすと、スーッと引いてしまう。肉洞の奥から流れでたとろりとした汁は、ヒップの下のシーツを地図でも描いたようにびっしょり濡らし、快感の切なさに悶えた由貴子がしきりに身をよじるので、すっかり皺だらけになって、まるで洗濯糊に浸したようになってしまった。
「ほら、見てごらん」
突然、智史がのしかかるようにして、握りしめた陰茎を突きつけた。
「ママのジュースでこんなに濡れちゃった」
「ああ、やめてッ……」
子供じみた智史の言動に羞恥心をあおられた由貴子は、そう言いながらも、嬉しさで弾んでしまう心と体をどうすることもできずにいた。自分の欲情のしるしを見せつけられた恥ずかしさと奇妙な嬉しさが、またしても由貴子を高揚させた。
「気持いいんだね、由貴さん」
「いいわッ
!!
よくってよ……こんなにいい気持にされたのは初めて。ああッ、怖いみたい……」
「入れたらもっとよくなるよ」
「そうよッ
!!
入れてッ
!!
ねえ、入れてちょうだい
!!
死んでもいいのッ。気持よくさせてッ
!!
」
叫びながら由貴子は頭の片隅で、こんなに濡れてしまった自分の体に、智史が驚いているのではなかろうかと、ちょっぴり恥ずかしい気分も味わっていた。
「あッ……」
今度は、敏感な愛の突起が集中的に攻めたてられた。少し頭を持ちあげて足もとのほうを見ると、智史が亀頭の先をグリグリと肉芽に押しつけている。尖った部分を、切れ口の中にでも押しこんでいるのだろうか。痛いような痒いような、なんともいえない感覚に包まれて、由貴子はうっとりと智史の行動を見つめていた。
「したかったんだね、ママ……」
「いやッ、そんな言い方はやめてッ」
「だってママじゃないか」
「そうよ。私はママ……あなたはいけない人よ。ママとこんなことをしてる……」
「じゃ、やめようか」
「いやッ
!!
してッ、もっとしてッ
!!
」
戯れの言葉を交わしながら、二人はさらに燃えあがった。由貴子は、自分の存在そのものがかき消されてしまいそうな鮮烈な性感のなかに浸りきっていた。
「さ、正直に言って……とてもしたかったって」
「ええ、そうよ。その通りよ。したくてしたくてたまらなかったの」
「自分でもやった?」
由貴子は迷わずに叫んだ。
「やったわ。毎日のようにやったの……指がふやけそうになるまで。ああッ、ひどいことを言わせないで」
そう言いながら、由貴子は襲いかかってくる小さなエクスタシーの波のなかに伸びやかな肢体を投げだしていった。
「お願い、いつまでも焦らせないで、私、狂ってしまいそう……ねえ、中にきてッ……お願いよ」
とうとう由貴子は切なさに身をよじって嗚咽をもらしていた。
「可愛い人だ」
その囁きを耳にした次の瞬間、由貴子は股間を切り裂く硬い肉棒の感触を、ハッキリと感じた。
幾夜、独り寝に泣いたことか。それが今、ゆっくりと満たされつつあった。
智史の肉棒はせっかちに入ってはこなかった。一センチ……二センチ……と、ほんの少しずつ肉路を掻き分けて奥へ押しこまれてくる。もうそれだけで、いやがうえにも高まってくる素晴らしい情感に、由貴子は夢うつつになっていた。瞼の奥が弾け、脳ミソが舞いあがり、四肢が痙攣した。しばらくのあいだ、鳴りをひそめていた括約筋は今こそ働く時がきたとばかりに躍りだし、肉片の一枚一枚は歓びに震えて、押しこまれた熱いこわばりに絡みつく。それは今まで体験してきたどの男たちの肉棒よりも雄大で我慢強かった。
由貴子は自分の恥ずかしい部分が次々と新しい媚液を吐くのをはっきりと感じ、意識してアヌスをすぼめた。それは同時に秘口も締めたことになり、節くれだった肉棒は、その締めつけに酔って、今にも爆発しそうだった。
最初の交合で女に悲しみを与えることは、智史のプライドが許さなかった。智史は過去において、そういう男の悲哀を何度となく耳にしていたし、彼自身もまた、若い頃、といっても数年前の大学生の頃だが、知り合った水商売の女との交渉の際、男の早射ちがいかに女を失望させるかということを、いやというほど経験してきている。その後の数年間の女性遍歴が智史に、男とはいかなるものかを知るうえでの、いい勉強期間だったともいえる。
智史は由貴子に対して、それまでの経験を充分に活かして対応した。その自信の前に、由貴子は自分の立場を忘れるほどに取り乱したのである。下半身の柔肉から生じる叫びたいほどの快感に耐えることの愚を悟った由貴子は、とことん楽しむことに専念した。
「あーッ……ハァ……たまん、ない……どうしようッ。ハッ、ふあァ……」
智史は義母の股間を引き裂いている怒張を半分ほど引き抜くと、「由貴さん、見てごらん」
由貴子の両手をつかんで、つながったままの濡れた部分まで引っぱった。
そのことによって上半身を起こされた由貴子は、自分の股間に突き立った、勃起している男の一物を間近にはっきりと見た。
「わッ、わあ!……」
男根の雄々しさ、猛々しさは、由貴子を威圧した。
智史は年下の義母の強い視線を感じると、ゆっくりと抽送を開始した。二人はシーソーを漕ぐように両手を引き合い、大腰小腰を使った。まぎれもなく由貴子の股間は、夢にまで見た男の長大なもので満たされ、歓びの涙を流していた。ほんの数時間前まで暗黒の世界に塗りこめられていた性の歓びが、今、完全に解き放たれたのだ。由貴子は泣いた。むせび泣きながら尻肉を震わせ、腰を突きあげた。
グイグイと押し迫ってくる性感に耐えきれずに、結び合っていた手を離し、レスリングでもしているかのようにブリッジ状に腰を持ちあげた。もっと強い接触を保ちたくて、ストリッパーのように腰をグラインドさせて、少しでも多くの快楽を得ようと努力した。
「ああ、いいよ、由貴さんッ……なんて上手なんだ……あッ、ああ……」
「私もよッ……私もよくってよッ
!!
……はァ……押してッ
!!
抜いちゃいや……うんときつく……そうよッ
!!
そう、もっとしてッ
!!
もっとッ……きつくていいわッ
!!
もっとよ、もっとしてぇーッ」
その声は智史をさらに奮起させた。コンクリートをうがつドリルのように怒張を膣内に打ちこみ、急な坂を登る蒸気機関車のようにピストン運動を持続した。最後の爆発するような性感を得たいと願う二人の灼けただれた性器は、激しくぶつかり合い、淫汁を噴きあげ、ヴァギナの奥深くで一つに溶け合おうとしていた。
由貴子に対する智史のいたわりは消え失せ、ひたすら欲望のおもむくままに肉棒を叩きこんだ。すでに、由貴子もいたわりなど望んではいなかった。ただ荒々しさがあれば充分だった。肉の快楽に溺れさせてくれるなら、きっとこれが強姦だったとしても抗わなかっただろう。肉棒が秘口をえぐるたびに由貴子は叫び、乱れ、泣きつづけた。
「してよッ、してェッ
!!
あああああーン……いいわーッ
!!
初めてよッ、こんなの初めてなのッ、もっとよ。ああーン、いいわァッ!!
いっちゃいそうッ……あああ、どうにかしてーッ
!!
もういっちゃいそうなのよ--ッ
!!
」
全身を襲った狂いたつような快感は、今まさにピークを迎えようとしていた。必死に耐えていた智史も、自身の限界がもうすぐそこまできていることを自覚した。
「いいんだね……いくよッ、いっていいんだね」
「きて、きてッ……あッああ、いっちゃう
!!
」
「出すよッ」
「出して
!!
たくさんちょうだいッ
!!
」
「出るゥ……」
「わわわわ--ッ」
恥毛と粘膜がちぎれんばかりに接触し合った瞬間、堪えていた男根の安全弁が一気に解放された。さながらダムが決壊した直後の鉄砲水のように、隆々とみなぎった肉茎の先から男の歓喜のしるしが噴出した。この一瞬を待ち望んでいた由貴子も、同時に気をやった。
「うわわわわッ、私も……いくぅーッ
!!
」
白い喉をのけぞらせた由貴子の口から、長々と歓びの声が放たれ、膣内の柔肉は何度も精を噴きだす肉棒に嬉々として絡みつき、激しい勢いで愛の媚液を降り注ぐのだった。
第二章 双乳を震わせる義母
由貴子が目覚めた時、厚いカーテンを通しても、窓の外には朝の気配が感じられた。
何時になるのかしら……。枕もとの置時計を手にすると、夜光塗料を塗ってある針は六時ちょうどをさしている。ふいに、数時間前までの生々しい記憶が甦った。その瞬間、由貴子は誰が見ているわけでもないのに、全身を朱く染めた。
夢の中の出来事として片づけるのには、あまりにも鮮烈すぎる。充分に満たされたはずの股間が、どういうわけかまだ疼いている。いったい何がきっかけであんな事態になったのだろう。自分でもよくわからない。
私はどうなるのだろう? 私たち二人はこれからどう対処していけばいいのだろう?
修三は、ひょっとすると二泊になるかもしれないと言い残して、ゴルフ旅行に出かけていった。今夜もまた帰ってこないかもしれない。
以前は女中がいたのだが、由貴子がこの家に来て、すぐにヒマを出してしまったから、今夜も息子の智史と二人きりになる可能性は充分にある。親類といってもほとんど交流のない遠い血筋なのでわざわざ呼び寄せたりもしたくない。そういうことを修三は極端にいやがる。看護婦時代の友だちは、由貴子が玉の輿に乗ったのをねたんだのか、今は誰とも付き合いはない。
結局、もし今夜も夫が帰ってこないなら、私は一人でいるしかないんだわ。そう自分自身に納得させて、由貴子はベッドルームの横に備えてあるバスルームに行き、お湯を張った。
恥ずかしい部分が少しヒリヒリする。昨夜はあんなに燃えてしまったんだもの。あの時の取り乱しようが恥ずかしい。それにしてもあんなになったのはあの時以来ではないか……。
由貴子は、ふっと十年前のまだ女子大生だった頃の、ある忌まわしい事件を思い出していた。
当時、山梨県の韮崎という中央本線にある駅から、さらにバスで小一時間ほどの山あいの村に住んでいた由貴子は、甲府あたりにまでその名を知られた美少女だった。
大学三年生の時、由貴子はすでにバージンを失っていた。それでも早熟な由貴子は、当時つき合っていた大学の体育教師とのセックスに、いつも少なからぬ不満を感じていた。大学一年の時からはじまった男性体験は、その教師で三人目であったが、どの男も由貴子と接すると、それこそあっという間もなく果ててしまい、その点においては不幸な経験の積み重ねであったといえる。
しかし、村祭の夜などに垣間見る若い男女の交合で、牡牛のような男の下になってよがり泣いている女の姿を見て知っていただけに、自分が付き合ってきた男たちの不甲斐なさを感じていた。
そろそろ山が紅葉に染まろうとする、十月も半ばであった。由貴子はその頃世話になっていた叔父の用で、さらに山奥の温泉湯治場へ酒を届けに行った。その帰り道、由貴子の乗ったスクーターが故障してしまい、下り坂を二十分ほど歩く羽目になった。その時、通りがかったのが、モトクロス用のバイクに乗った見知らぬ男だった。送ってあげるという男の誘いにのった由貴子は、五分もしないうちに過疎地の廃屋の中に引きずりこまれて強姦された。
ヘルメットを脱いだ男は意外にも四十前後と思われる年齢で、即座にガムテープを取りだすと由貴子の口を塞ぎ、ねじ伏せるようにしてジーパンと下着を剥ぎ取った。男の目を見た時、由貴子はそこに狂気を感じ、絶対にこの窮地から逃げられない自分を悟った。
「こんな田舎にお前みたいなベッピンがいるとはな」
男はいきなりズボンのファスナーをおろすと、すでに勃起したものを取りだした。見てはいけない、と心の中で叫んでいるにもかかわらず、由貴子の視線は剥きだしになったものに吸い寄せられてしまった。由貴子は、その異様な黒さといかつさに戦慄を覚えた。今まで知り合ったどの男たちも、こんなにぶざまでグロテスクな一物を持った者はいない。それは、由貴子の手首ほどの太さがあった。しかも、えぐれた溝の部分が何カ所もゴツゴツと盛りあがっている。
「珍しいだろう。ここにはな……」
男はゴツゴツした部分を指さしながら、真珠が何個も埋めこんであると自慢した。由貴子はそれまで、男の一物がこんなにも大きくなるものとは知らなかったし、何のために真珠が必要かも知らなかった。
男は右手で長大なものをゆっくりしごきながら由貴子に近づいた。黒紫色をした温泉玉子のような亀頭の先から、ねっとりしたものが糸を引いて下に落ちるのを、由貴子はぼんやりと眺めていた。
「驚いてるようだが、すぐに気持よくさせてやるぜ。嘘じゃねえ、女はみんな泣いて歓ぶんだ」
無意識に由貴子は首を左右に振り、逃げる瞬間をうかがった。怖かった。こんなものが自分の体の中に入ったら、きっと死んでしまうに違いない。
「怖がることはねえよ。よくしたもんで、女ってのはな、どんなものでもうまくおさまるようにできてる。そりゃ、最初は少々痛いかもしれんがな」
「いや、許してッ」
由貴子はそういう願いをこめて、顔を左右に大きく振った。
「この魔羅をお前のおまんたんに入れてやるんだ。嬉しく思えよ」
奇妙な男の言葉が何を意味するか、今度は由貴子にもよくわかった。おののきが由貴子の全身を走り抜ける。立ちあがって逃げようとすると、男が本気で肩をドンと蹴った。由貴子は崩れかけた壁に全身をしたたかに打ちつけられて、ヘナヘナと座りこんだ。逃げ道はもうなかった。
硬いものを頬に押しつけて男はニヤニヤ笑った。由貴子の顔のあちこちに、なめくじが這った跡のように、ヌルヌルと光った露が走った。鼻孔に、一種特有のムッとする匂いが押しよせた時、奇妙なことに、由貴子はふっと意識が遠のくような陶酔に浸った。
男は由貴子が目を閉じたのを、嫌悪してそうしたのだと勘違いしたらしく、「そういやがることはねえ。すぐよくしてやるからよ」
と言いながら、またしても由貴子の細い肩を蹴った。
由貴子は冷たい板の間に転がったまま、男を見あげた。毒蛇が鎌首をもたげたように、肉棒はビクンビクンと脈動を繰りかえしていた。男はひざまずくと、由貴子のシャツとトレーナーを一緒にまくりあげた。家にいる時、由貴子はブラジャーをつけない習慣だった。大学生にしては大きめな二つの丸い隆起がプルッと露出してしまう。
「へーえ……」
男は驚いたような声を出して、しげしげと由貴子の双丘を見つめた。すると、不思議なことが起こった。自分の肉体に対して向けられる男の驚嘆の声を聞き馴れていた由貴子だったが、この見ず知らずの強姦魔に見られているうちに、かつての同じような状態の時より、ひどくセクシーな気分にさせられている自分を感じた。
「おおッ……」
再び、男が驚いたように声を放ち、目を輝かせた。何も手を触れていないのに、乳暈から乳首が少しずつせりあがり、ついには、プクッと小粒のブドウの実ほどに力強く勃起したのだ。それを凝視する男のこわばりの先から、興奮の証しのように、プツン……と透明の汁が噴きだし、亀頭から陰茎へと伝わって、由貴子の目の前に滴った。
どういうわけか、由貴子から恐快心が薄紙を剥ぐように消えていった。代わって、何かしら誇らしい気持が勃然と頭をもたげてきた。とはいっても、男の下半身で威張りくさっているいかつい剛棒には、やはりかなりの抵抗がある。由貴子の心と肉体の間にこの時だけ葛藤が生じていた。
男は、いきなり由貴子の両脚の間に腹這いになると、股間の割れ目に長くざらついた舌を差し向けてきた。その瞬間、生理が近かった由貴子は飛びあがらんばかりの強烈な感覚に衝きあげられて、まるで釣りあげられた海老のようにピクンと跳ねた。
「へへっ、感じてやがる」
男は、一度股間から離れて呟くと、再び張りついて貝の剥き身のような粘膜をチュウチュウと吸いたてた。あまりの強烈さに、由貴子は両脚をばたつかせたが、男は左右の腋の下に暴れる両脚をがっちり挟みこむと、腰肉をしっかり押さえつけてペロペロと舐めた。
口をガムテープで塞がれていた由貴子は、終始荒い息を鼻から吐いたり吸ったりしながら、ぐいぐいと押し寄せてくる初めての肉の歓びに必死で耐えていた。
歓喜はすぐそこまできている。しかし、犯されているという状況のなかで取り乱してしまうことの恥ずかしさは知っていた。
突然、男は手を伸ばしてガムテープを口から引き剥がした。
「ああッ……」
痛みの声を装って、由貴子はからくも耐えた。
「かまわんよ。助けを呼びたきゃ呼びな」
男が口をきいたのはそこまでだった。あとはただ股間に張りついて、好物にありついた猫のように、ただ舌を動かしていた。
由貴子は声を出さなかった。醜く表情を歪めながら歯を喰いしばり、かたくなに目を閉じて、ひたひたと押し寄せてくる快感と闘った。
男はそれまでの亀裂だけの攻撃から、クリトリスや会陰部、果てはアヌスにまで変化をつけて攻めたてた。尻の穴まで舐められるという今までにないやり方に、由貴子は仰天したが、馴れるにしたがって、今までの性感とはひと味もふた味も違った新鮮な快楽が生じてくるのを感じて、ひどく狼狽した。負けてなるものかと思った。しかし全身を今にも包みこんでしまいそうな快さにどれほど耐えられるか、まったく自信がない。
それまで、この男ほど前戯や愛撫に時間をかけた男はいなかった。
もっとも、付き合った男がみんな若くて、自分の欲望の処理にのみ夢中になるような連中だったから、こういう場面になると、すぐにセックスに走って体をつなげなければ収まらず、つなげばつないだで、せっかちに腰を使って欲望を吐きだすだけである。
いつしか男を受け入れることに馴らされていた由貴子は、自分の性感に対して、こんなものでいいのだろうかという疑問を持ったのは当然のことだ。こんなことなら一人で慰めたほうがよっぽどいい……。いつしかオナニー常習者になっていた。由貴子の内部に、男に対する失望感が芽生えていた。その頃、付き合っていた大学教師も、フィアンセがいたくらいだったから、決して本気で由貴子と交際していたわけではない。
近所でも評判の美少女でもあった。何よりも若くて新鮮である。それに、身近にいて手軽に欲望を発散できる。由貴子は男に対して決して執着心のあるほうではなかったから、男にとってはなおさら都合がよかったに違いない。このように最初から男が遊び半分で付き合ったから、女の歓心を買おうとか、本気で歓ばせようなどという気持がない。
それが自然と由貴子にも伝わるから、彼女は口にこそ出さなかったが、当然すぎるほどの不満を持った。襲われたのは、ちょうど、由貴子の気持が動揺しているそんなさなかだった。
男は飯場のようなところで働く季節労働者のようでもあったが、ちょっと得体の知れない人種だった。浅黒い細身の体に似合わぬごつい分身に圧倒された由貴子だったが、もっとびっくりしたのは、信じられないくらい長い時間、恥ずかしいところを丹念に舐めたり、しゃぶったりしていたことである。
とうとう由貴子はあらぬ声をあげてしまった。我れ知らずという言葉があるが、まさしくそれであった。由貴子は自分自身の声に驚いて、あわてて口を閉じたが、男と視線が会うと、相手は何も言わずに、その時だけ、ちょっと優しい表情をした。
あぐらをかくような格好をとると、由貴子の両方の太腿を自分の左右の腿に乗せて、すぐ間近にある肉の割れ目を指先でソフトにいじりはじめた。それは、ほんの触れるか触れないかといった感じの触り方だった。由貴子はしばらくすると、もどかしさと切なさで自然と腰が浮きあがってしまい、いつのまにか恥ずかしい声まで出していた。
なんでこんな中途半端な触り方をするのかしら?
その頃、セックスの前戯やテクニックなど、何も知らなかった由貴子は、時折り男の表情を盗み見ながら、その行動を疑問に思っていた。
しかし、男がただ黙々と同じことを繰りかえしているうちに、由貴子はいたたまれなさに全身を震わせ、もっと強く触ってもらいたがっている自分に気づいて愕然とした。
こんなはずじゃないのに……。そうは思ったが、もう体がいうことをきかなかった。それに、先ほどからはっきり感じていたことだが、体の芯が溶けていくように、奥深いところから熱いものがトロトロと流れだして、男がいじりまわしている割れ目をびっしょり濡らしていた。生理の時の、あの不快な感じとはまったく異質のなんともいえない心地よさである。
「あッ、あーん……」
とても口をつぐんでいられる状態ではなかった。不思議なことに、いったん声を出してしまうと、もうそうしないではいられないように、次から次へと呻き声が洩れてしまう。
由貴子はしだいに、自分の体が行きずりの男と同化してゆくような不思議な不安を覚えた。が、そんな心配も、湧きあがる快感の前にはすぐに消え失せてしまい、ただもう幼いよがり声をあげて身悶えるばかりだった。
あたりはそろそろ薄暗くなりかけていたが、怖いという気はしなかった。むしろ、そんなことより、なぜ男がそれ以上のことをしないのか、不思議で仕方がない。
由貴子の秘唇は長い時間をかけた男の舌技と指のいたずらで、生理の時のようにすっかり充血して膨らんでいた。それはとりもなおさず肉唇が敏感になっている証拠であった。
男の指の動きのもどかしさにいたたまれず、由貴子は思わず疼く秘唇に手を伸ばし、あわててまた引っこめた。
男の口から、クククッと小さく笑い声が洩れた。由貴子は真っ赤になったが、薄暗かったので、男はそれに気づかないようである。
「いい気持らしいな。こんなに触られたらたまらんだろう。ほら、わかるか?」
男がそれまで股間をいじっていた指を、乳房になすりつけた。ぬるっとした感じがはっきりと伝わってきた。
「ほれ、お前がもらしたおつゆだ。女は気持よくなればなるほど、たくさんもらすもんだ。お前、いくつになる?」
「十七……」
「ふーん……よく練れたおまんたんだ」
男は感心したような声を出して、指先で初めて強くクリトリスをつまんだ。
「あッ、アーン……」
本能的に由貴子の腰が浮橋のように持ちあがると、男はさも面白そうに笑いつづける。
「気持いいのか、む?」
男は由貴子のよく締まった下腹のあたりをピタピタと叩いた。黙っていると、今度は少し厳しい声で、また同じことを聞いた。
小さくうなずくと、男はまた笑った。
「一人でいじったことあるんだろう?」
男の声は重く沈んでいた。恥ずかしくてたまらなかったが、由貴子は正直にうなずいた。
「一人でやって、こんなに気持よくなることあるか?」
「ないわ……」
「そうだろうな」
自信のある男の声に、由貴子は納得したようにまたうなずいた。
「俺の魔羅、大きいだろう」
また、男は自信タップリに言った。
「とても大きい……」
「今まで何人の男を知ってる?」
「二人……」
由貴子は嘘を見破られて乱暴されはしないかとヒヤヒヤしながら答えたが、男はそれについて何も言わなかった。
「触らせてやろうか」
うん……と言いたいのを唾と一緒に呑みこんだ。先ほどから、触ってみたくてしようがなかったのだ。だが、そんなことを口にしたら、自分がどんなにいやらしく思われるだろうと我慢していたのだ。
男が由貴子の手をとって、熱く弾けそうなこわばりに導いた。
「…………」
由貴子はそれまで、何人かの男の勃起したものを何度も握らされていたから、だいたいの感触というものはわかっているつもりだったが、今度という今度は、まったく今までの常識をはるかに超えた代物だった。
見た目にもいかつく長大な一物だったが、握った感じは、またいちだんと充実感があった。学校の帰り道によく飲むコーラの瓶よりもずっと大きかった。
なんで真珠なんか埋めこんでいるのかしら?……由貴子は掌に当たるゴツゴツしたものを、こわごわと握りしめた。
「どうだ?」
「大きい……」
「今までの男たちとどうだ」
「ずっと大きいわ……」
「こういうものを入れられて、気持よくなったことあるか?」
由貴子はしばらく考えてから、よくわからないと答えた。実際、由貴子は複数の男たちによって、真の女の歓びというものを与えられたかどうか、自分でもはっきりとわからなかった。なんとなく、モヤモヤした気持になったり、少しフワフワした気分にさせられたことはあった。それでも村祭りの夜に、こっそり隠れてのぞいた若い男女が抱き合っていたの時のように、とてつもなく大きな声を出すような状態になったことは一度もなかったし、男の一物で柔肉を掻きまわされるよりも、自分の指で勝手気ままにいじっているほうが、よっぽど気持がよかった。
「俺が触った時はどうだ」
「よかった……」
「自分で触った時とどうだ」
「全然……違う……ずっと気持よかったわ」
「正直だな。じゃ、魔羅をしゃぶったことあるか?」
由貴子は昨夜、教師からそれを強要されたことを思い出して、こっくりとうなずいた。はじめのうちこそ、由貴子はいやがったのだが、強引に教師の肉棒を含まされて、口の中に塩っぽい液体をしたたかにぶちまけられたのである。
「へーえ、いろいろやってるんだな」
「初めてやらされたの……昨日……」
男は少し間を置いてから、吐きだすように言った。
「畜生ッ
!!
ろくでもねえ野郎だ」
そう言いながら、その男も同じことを由貴子にやらせた。教師の陰茎も決して小さいとは思わなかったが、目の前にいる男のものと較べると、月とスッポンの違いである。
由貴子はせいいっぱい口をひろげたが、こわばりの先端しか唇の中に入らなかった。
「動かせるか?」
とても無理、というように、由貴子は小さく頭を左右に振った。息苦しさで死にそうである。
「仕方ないな。じゃ、舌先でペロペロ舐めてみろ」
男が言うようにすると、初めて男は、ウーンと唸るような声をあげて、しゃぶっている由貴子の唇を指でまさぐった。触られている唇からくすぐったい感覚が生じて、ずっと下のほうのクリトリスがピクピクと躍った。つるんつるんとした亀頭の先端の小さな切れ口に舌先を向けると、その時だけ、男の腰と膝小僧が小刻みに震え、舌先に酸味のある露がスーッと湧きでてくるのが感じられた。
「おい、出ちまいそうだ」
男は節くれだったものを未練たっぷりに由貴子の口から引き抜き、お前はいい素質をしてるぜ、と一人ごとのように呟くと、いきなり濡れそぼった柔肉の割れ目に、おぞましい一物を送りこんだ。
「ウッ……うわわわ……ウーン……」
由貴子の裂け目が無惨にひろがり、周囲の肉や粘膜が大きく盛りあがった。瞼の裏側で火花がはぜ、脳天は何十本もの針が打ちこまれたように痺れた。それまでのフワフワした快さとはまったく別の、キリキリした痛みのような情感が体の隅々にまでひろがり、全身が舞いあがるように燃えたってくる。
それなのに、男はほんの一部を肉襞の間におさめただけで、後はただじっとしているだけである。それどころか、すぐにまた陰茎を熱く湿った割れ目から引き抜いてしまった。
「あら……」
由貴子はあわてて自分の恥ずかしいところをグイッと持ちあげてみた。硬い肉棒はすでに遠のいてしまい、パックリと口を開けた秘唇が、ただ宙に虚しくさまようだけであった。
その時、不意に男の目が残忍な色に染まった。男はいきなり由貴子の体を裏返しにすると、腰をかかえて持ちあげた。ちょうど由貴子の体は、正座した状態から上半身だけ前に倒れた格好となった。
「膝をついて腰を浮かせろッ」
今までにない命令口調で男は言った。同時に男の手が腰を強い力でつかんで引っぱりあげる。少女の白く丸いヒップが宙に浮き、冬瓜のような二つの丘が、男の目の前に突きだされた。
いくら薄暗がりとはいえ、自分のぶざまな姿をひどく恥ずかしく感じて、由貴子は尻をもじもじさせた。双丘の谷間の割れ目がいやらしく歪み、淡紅色の肉路と菊花の蕾のような可憐なアヌスが顔をのぞかせている。男の目は好色な光を放ち、息づく菊花に吸い寄せられた。今まで冷静だった男が、まるで人が変わったようにアヌスに舌を這わせた。
「あッ……」
羞恥とショックで由貴子は飛びあがり、いざるようにして逃げだそうとしたが、しっかり押さえつけている男の力は万力のように強い。
「いやッ、やめてッ
!!
いやいや……」
由貴子はそれでも必死に逃げようと、ありったけの力を出して男をはね飛ばそうとした。忘れかけていた恐怖が、再び由貴子を包みこんだ。
「やめてッ、いやよーッ、いやーン
!!
」
泣きわめいて抗議したが、男は容赦しなかった。長いザラザラした舌を巧みに操って、すぼまった穴を集中的に攻撃し、時折り柔らかな亀裂をゾロリとなぞりあげる。
ところが不思議なもので、当初はショックと恐ろしさで震えていたはずなのに、徐々に肉の歓喜が生じ、今まで感じたことのない新しい官能を呼び起こされて、全身がおこりでも起きたように震えはじめたのだ。
未知なものに対するおののきと歓喜--この相反した二つの感覚の狭間で、由貴子は悶え狂った。舌はそれ自体が硬いこわばりであるかのように、時として菊門の奥にまで滑りこもうとする。
「あああああ--ッ……あッ、もう……」
由貴子はあまりの強い性感に、我れを忘れて両手で激しく目の前の床を叩き、前門と後門を同時にヒクヒクと痙攣させて、おびただしい量の媚液を吐きだしていた。渋味と酸味の混じった秘液を、男は音をたてて呑みこむと、目をこらして由貴子のパックリと割れた亀裂を凝視した。
あたりは、もう暗くなりかけていた。手にとるように見るというわけにはいかなかったが、それでもほんのりと肉襞の重なりぐあいや、蕾のすぼまった可愛い姿が見える。二十一歳の少女の体にも、こんなに淫らなものがくっついているということが、男をわくわくさせていた。それはまさに、この世で一番素敵な光景に他ならなかった。
男の真の目的がどこにあるか、不幸にして由貴子は完全に理解していなかった。
それは何の前触れもなく、突然、少女を襲った。男のいかついものが、不意をつくようにお尻の穴に押しつけられたのだ。
それは、今までのように、ただ触れているといった感じのものではなく、明らかに蕾の奥に侵入する意図を持っていた。
「キャーッ!」
悲鳴をあげて逃げだそうとしたが、由貴子の前面には半分崩れ落ちた壁がさえぎり、後ろには、よこしまな性の欲望を満たそうとする屈強な中年男が剛棒を振り立てて迫っている。もはや絶対絶命の窮地に立たされた由貴子は、それでもけなげに片足で後方を蹴って、迫りくる男を追い払おうとした。
その時、ヒップの双丘を左右からがっしり押さえこんでいた男の手に、猛烈な力が加わった。男に向かって突きだされていた菊門が、今にも裂けんばかりに大きくひろがっていく。激しい痛みと、突きあげるような快感がないまぜになって全身を貫く。だが、今や恐怖心の塊りとなった少女は、大声でわめいて危機から逃れようとあがいた。
「くらえッ
!!
」
男の怒号とともに、太いものが繰りだされた。由貴子は悲鳴をあげた。この世の終わりとも思える絶叫だった。腹が突きあげられ、双尻が割れ、アヌスの皮膚が四方に裂けたように感じられた。
もはや動くことも困難だった。少しでも動こうとすると粘膜がヒリヒリ痛み、引き裂けそうなのだ。男も少しは同情したのか、アヌスに埋めこんだ灼熱棒を揺さぶるようなことはせず、肉棒を突き刺したままじっとしている。ただ、自分のものを呑みこんで鮮血を滲ませている蕾に向けられた男の顔は、今にも血を噴きださんばかりに膨れあがっていた。
「うーン……たまらねえ……」
男は唸りながら、眼下の結合点に長々と唾をたらし、指先で器用に塗りつけた。
痛かった。死ぬほど痛かった。だが、そのあとから染み入るように湧きでてくるジーンと熱い感覚を、由貴子はとまどいのなかで、しっかりと受けとめていた。
お尻の穴が犯される
!!
……それは二十一歳の少女にとって、まさに青天の霹靂であった。こういう形のセックスがあるなどとは夢にも思っていなかった。それだけに驚きは言葉に言いつくせないほど大きかったが、こんな醜悪なやり方の結果として、ジワジワと快感が湧いてくることにも驚いていた。
男が少し円を描くように腰を使った。軋むような痛さが伝わってきたが、陰毛にくすぐられた粘膜から、こそばゆい奇妙な心地よさも湧いてくる。
「あッ……ああ……痛い……」
「若いってのはいいなァ……温かくて、よく締まって」
男は由貴子の脇腹の横から前のほうに手を伸ばして、ようやく大人になりかけた恥毛をサラサラと撫でまわして、その奥に顔をのぞかせている快楽のベルを優しく擦りたてた。
「わわわわっ、あ! あああーン……わッ」
泣きだしたくなるような快感の波に呑みこまれ、由貴子は無意識に全身を硬直させた。必然的に前と後ろのホールを8の字に結ぶ括約筋が急激に収縮した。
男はありったけの力をこめて灼熱棒を繰りだし、ケモノのように吼えて熱くたぎった歓喜の樹液を放った。わけのわからぬままに、由貴子は生まれて初めて、ある頂点めざして一気に駆け昇っていった。
年下の義母 第一章 二十七歳の義母 ~ 第二章 双乳を震わせる義母 (1/6)
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