年下の義母 第七章 暴辱にむせぶ義母 ~ 第八章 肉襞を蠢かせる義母 · 2 (5/6)
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切実な妻の願いをかなえる充分な肉体を備えていないことが、修三には口惜しかったし、また、シャクの種でもあった。ある種の道具を使って歓ばす方法も知らないわけではない。だが、最近はそれさえも途中で息切れがして、腹立たしいことこのうえない。
結局、その夜も修三が由貴子に望んだのは、彼のしなびた陰茎をしゃぶることと、その後のオナニーの強要であった。
由貴子は修三と反対の位置に横たわると、両脚をひろげて剥きだしの割れ目に指を添えた。せめてもの慰めは、見られる歓びがあることだった。女にとってもっともふしだらで恥ずかしい格好を異性に見せつけるのは、由貴子には大きな歓びであった。
由貴子は指を使いながら、頭の中で過去のさまざまな性体験を想い浮かべた。とりわけ由貴子を興奮させたのは、強制されたセックスの時である。
初めて強姦された時。病室で股間にダイヤの指輪の入った皮袋を突っこまれた時。智史を挑発しながら犯された時。そうだわ、それに夕方のあの男。
由貴子の脳裏に、数時間前の化粧室での出来事が生々しく蘇った。犯されることであんなに燃えるなんて、私の体はどうかしている。だが、あの屈辱の時こそ、まさしく由貴子の最高の歓喜であった。覆面をした男の影絵のように浮き立った逞しい陰茎。自分の恥ずかしい肉の狭間に分け入る時の生々しい男根の迫力。
「あなたッ……」
「いくのか
!?
」
由貴子の切迫した声を聞いて、修三は若妻の秘唇に突き立った数本の指に、妖しく光る視線を向けた。ああ、この指が俺の分身であったなら……。修三の虚しい願望は、ますます彼自身を苛立たせた。どうせできない相談なのだ。
「パパッ
!!
」
「どうした
!?
由貴子」
「くるわ……くるぅッ
!!
」
「いけッ……思いっきり、いくところを見せてくれッ!!
」
「パパッ……ああ、パパッ」
「いけッ
!!
」
「いくわッ……ほら……ああ、今、いくわッ
!!
いくッ……いくゥ--ッ
!!
」
指が根元まで完全に埋没して、すっかり濡れて充血した粘膜を乱暴に掻きむしる。同時に艶やかな女体が硬直し、小刻みに震えた。修三は見た。はっきりと見た。女裂に喰いこんだ人差し指、中指、薬指の三本の根元からジュクジュクと媚液が溢れでている。
「由貴子ッ」
修三は由貴子の指を引き抜き、それをしゃぶりつくすと、それでももの足りないのか、たっぷり溶液をたたえた女唇に吸いついた。しかし、その時すでに若妻の快楽は過去のものとなっていた。ただ修三は生きる屍にとりついていたにすぎない。
次の日も、また次の日も、瀬戸口家は平穏無事なうちにすぎていった。だが、それはこの家の主婦、由貴子にとって苦痛きわまりないことであった。智史は少しもかまってくれない。由貴子を見る目が冷たかった。たまらなくなって、とうとう会社に電話をした。
「怒らないでね。近頃の智史さん、少し変なんですもの」
「別に怒ってなんかいないよ。ただ、ちょっと気になったことがあるもんで」
「気になるって、私のことで?」
「そう、少し早めに帰ってから話すよ」
電話を切ったあとで、浮き浮きする反面、いったい智史が何を気にしているのかを考えると落ち着けない。修三の帰りが遅いのはいつものことだ。
智史さん、早く帰ってきて、そして私を抱いて!
由貴子は少しでも美しく見せようと化粧室に入り、入念に化粧をした。ちょっと濃いかなとも思ったが、さっきの電話から推察するに、智史の帰宅はどうみても夕方にはなりそうだ。その頃なら、この程度濃いほうがかえって見栄えがするかもしれない。気持が浮き浮きすると体の芯まで弾み、何やら怪しい気配で疼いてくる。
もう一度、鏡の中の自分の姿を見直して満足し、化粧室を出ようとした由貴子は仰天した。息が止まった。目の前に、ほんの数日前、自分を襲った覆面姿の作業服の男が立っていた。
叫ぶ間もなかった。男の手口は、先日とまったく同じで、由貴子の口は一瞬のうちに手際よくガムテープで塞がれてしまい、羽交い締めにされたことでいっさいの自由を奪われてしまった。
あの男だと思った途端、由貴子から嘘のように恐怖心が去っていった。形だけ抵抗したが、たちまち素っ裸にされてしまった。場所は同じ化粧室である。明かりは由貴子が消しておいたので室内は暗い。だがドアは半開きなので、反射光線でほんのりと物の識別はできる。すべてが先日と同じだった。
男はひとことも口をきかずに、手際よく由貴子をスツールに腹這いにさせた。スツールを由貴子の体の中心よりも下半身に近いところに置いたので、伸びやかな彼女の体はスツールを真ん中にして、くの字に折れ曲っていた。だから、丸く形のよいヒップが中空高く突きあがる格好になっている。
由貴子の秘所は後ろから丸見えである。由貴子は足をばたつかせて抵抗のジェスチャーだけは示した。だが、男はまったくそれを無視して、まるで馬鹿にしたようにポンポンと尻を叩いた。由貴子は智史の帰宅時間を考えると気が気でなかったが、奇妙なもので、その切迫した時間が、よけいに由貴子の気持を高揚させているのだった。
後ろ向きにされているので、男の容貌はまったくわからない。まして相手はスキー帽のような覆面をしているからなおさらである。男は舌と指を同時に使って肛門と割れ目の肉唇をいじくりまわした。舌がアヌスのすぼまりをこじ開けるように這い、指は少しでも早く由貴子の熱い媚液を引きだそうと、肉球の突起から陰唇、そして会陰部を撫でるように這いまわる。
口を塞がれていたが、由貴子はしゃくりあげるようにして泣いた。男は荒々しく、優しく、緩急自在に艶やかな女体を攻めた。快感が強まると由貴子の肉唇はだらしなく開いて吐淫し、小さなオーガズムが襲うと、濡れた秘唇は生きた貝のようにパクパクと収縮した。そのたびに膣の奥から大量の淫液が流れだす。男はそれを指先ですくうと、舌が息づくようにすぼまっているアヌスに塗りたくった。
由貴子は、いつしか智史の帰宅時間を忘れて、男の蹂躙のままに身を任せた。由貴子を包みこむ圧倒的な性感は、まさに嗜虐的な歓びからくるものであった。次々と押し寄せてくる快感に、由貴子は美しい顔をひきつらせて、媚肉に快液を溢れさせた。
男の指が淫らに開ききった由貴子の女陰からスーッと遠去かった。由貴子はそうしないで、とでもいうように腰をいやらしく振りたてる。だが、すぐに男の指は由貴子の希望を満たしてくれた。ただ、場所が少し違っていた。舌が遠のいたアヌスの皺をなぞり、ほんの少しだが、窮屈なホールに侵入した。
どうやら男の目的はそこにあるらしい。おぞましい戦慄が全身に走った。あの痛みは経験しなくてはわからないが、それにともなった快楽もまた経験者のみが知る歓びといえよう。
男の手が豊かなヒップの双丘を鷲づかみにして、まるでリンゴでも割るように左右に分けた。可憐な蕾がひしゃげて、アヌスの内側にのぞいたピンク色の肉襞が痛々しく露出した。唾と媚液で湿ったホールは、秘唇の割れ目よりはるかに小さく、まるで幼児の陰部のようにテラテラと輝いていた。奇妙なむず痒さを感じて、意味もなく双臀をゆらめかせた。それはまるで、早くあなたの望み通りに太いのを入れて、といっているようであった。
男のとびぬけて硬いものがそこに当たった。思わず腰を引いたのは、ほんのちょっぴり残っていた女のたしなみのせいだったかもしれない。だが、相変わらず男の両手はがっちりと、官能的に張りだしたヒップを押さえたままである。由貴子は、男が陰茎の先で肛門をしきりに擦りたてる姿を、目の前にある暗い鏡の中でぼんやりと見つめていた。
あられもない姿が、由貴子をこよなく刺激した。犬のように犯される。それも女の部分ではなく、人間にとって一番穢らわしいところを。そう思うと屈辱感が嘘のように消えて、とてつもなく大きな興奮と性感のさざ波がどっと由貴子を呑みこんだ。
メリッ……そんな感じだった。あ、入ってくる……。力を抜かなければと思うのだが、やはり馴れていないのだろう、どうしても緊張で全身に力がみなぎる。
その時、男の手が濡れた秘裂に向けて、由貴子の太腿とスツールの隙間をこじ開けるようにして入ってきた。その手は陰毛をまさぐり分けると、すでにびっしょり淫液で濡れて突きだしているクリトリスを愛撫した。
「ううう--ッ……」
ツーンと頭のてっぺんから足の爪先まで突き抜けるような快感が走った途端、アヌスに太いものがズブッと入った。スツールを引っかいて痛みに耐える。前にまわった男の指は、執拗に突起をまさぐり、由貴子がそのあまりの心地よさに全身をくねらせると、その間隙をついて、また少し奥へ入った。
由貴子の瞼の裏で、渦のように、過去の忌まわしい生涯忘れることのできないいくつかの光景が、よぎっては消えた。女子大生の頃、強姦魔によって与えられた屈辱と歓喜の世界が再現されようとしていた。突起を疼かせる指の動きは絶妙で、由貴子がそこに気をとられていると、後ろの門を開いて、猛々しいものはさらに奥をうかがい、少しずつ進んだ。
化膿したわずらわしい傷が切り裂かれるような酷い痛みと、膿が洗い流されたあとのような爽やかな感覚が同時に生じ、由貴子はその両方に耐えて、逞しいものをなんとか受け入れていった。突起と膣と、さらに後ろの一種独特の性感が加わって混じり合い、由貴子をしだいに忘我の境地へと駆りたてていく。
太いものは後ろのホールにすべておさまりきれなかった。まるで内臓が口から飛びでてきそうで、由貴子はある種の恐怖心を持ったが、なんといっても一度に数カ所を攻められる歓びには打ち勝てなかった。別の指は突起の下にひそむ、ぬるま湯を浴びたような陰裂を巧妙にまさぐった。三所攻めによって生じた快感は、みるみるうちに怒涛となって由貴子を巻きこむ。ガムテープに塞がれた口が、いくーゥと呻くと、感覚がパッと散ったように爆発した。
性の歓びを知った女の、この瞬間こそが充実のひとときなのだ。括約筋によってきりきりと締められた男の分身は、この時を待っていたかのようにザーメンを噴きだした。
肉の歓びにむせび泣いている由貴子をおいて、男は風のように消えていった。
ゆっくりしている時間はなかった。気がつくと、智史の帰ってくる時間がすぎている。
由貴子は大急ぎでシャワーを使い、男の汚れを洗い落とした。白いドロッとした液が肛門から太腿を伝わった時、それを指先ですくいながら鼻先に近づけた。栗の花を思わせる強い匂いが、由貴子の脳髄を痺れさせ、ほんの一瞬だが、不覚にも壁面にふらふらと寄りかかってしまう。
髪を整えてる最中に智史が帰宅した。
「今頃、お風呂?」
不審な声にドギマギしながら化粧室を出ると、智史はすぐに抱き寄せてキスをしてくる。
「気になることって?」
由貴子は義母という立場をすっかり忘れて、甘い恋人の気分で智史を見あげた。智史は、「近頃の君には、誰か別の男の匂いがする」と抱きしめながら囁きかけた。
別の男?……
「そんな、私は智史さん一人よ。今の私はあなただけよ」
抗議しながら、ひょっとしたら先ほどの男の影がちらついているのかしら、と気になった。
「親父は仕方ないけど、本当にあとは僕だけ?」
愛する者に裏切られたくないという少年のような表情を、由貴子はたまらなく愛おしいと思い、じんわり火照ってくる体を強く押しつけた。
「あなたに生命を賭けてるの。もう、あなたなしでは生きていけないわ」
「親父はどうなる?」
その声は、ハッとするほど冷たかった。
「今の私に、そんな質問は酷よ」
「確かに。でも、親父は由貴さんの夫だし僕の父だ。無視するわけにいかないよ」
「お願い、今は忘れて……それしかないじゃないの」
由貴子は理屈などどうでもよかった。ただ、智史の愛だけをしっかり確認し、受けとめていたかった。
キスしながら、はしたないとは思ったが、智史の股間のあたりに手をのばした。義理の息子の一物はまだ、ズボンの中に小さくおさまったままじっとしている。
由貴子は智史の股間にひざまずくと、ファスナーをおろし、中から愛おしい男の分身を取りだして、そっと両手で挟んで、その先端に唇を近づけた。ちょっと思いとどまって、パクッと口に含んだ。
男臭い汗と酸っぱいような匂いがしたが、かえってそれは由貴子の秘められた官能に火をつける役目を果たした。見あげると、智史はまるで第三者のように見おろしている。
いや、そんな顔をしないで……。由貴子は同じ歓びを分かち合いたいと思いながら、夢中で智史の一物を口に含んだ。柔らかくて頼りないものは、一、二分もするとみるみるうちに膨張して、とても全部は頬張りきれないほど大きく変身した。
由貴子はズボンもトランクスもすべて引きおろしていく。一物はもう完全に勃起している。先端の小さく切れた鈴口を舌先でチロリと掃くように舐めてみる。智史の太腿にピリッと緊張が走り、肉茎全体がブルンッと震える。由貴子は、かつて自分がそうされた時の快さを想いだし、智史もきっと、同じ程度の快感を得ているに違いないと想像した。すっかりのびきった表皮にしなやかな指をかけると、力強い脈動が伝わってくる。紫や赤や青の無数の血管の中で血が騒いでいるに違いない。
表皮をずっと陰毛の密生した根元近くまでしごくと、その反動のように陰茎が弾もうとする。頭の上から智史の充足の吐息が聞こえてくると、由貴子は熱いこわばりの表皮を、また亀頭のほうへ戻した。まるでゴムか何かのように伸び縮みするのが面白くて、それを何度も素早く繰りかえす。
元気な頃の修三は、必ずそれをやらせてから、逞しくなったものを埋めこんできたものだ。そうだ、パパが望んだことがもう一つあったっけ……。由貴子は左手でこわばりきった肉棒をしごきたてながら、右手でぶらぶら揺れている袋を握り、中の玉を掌でころころと転がした。
「ううう……うーん……」
男の下腹の筋肉が、心地よさそうにピリピリ震えている。次に、由貴子は袋を頬張った。ちりちりした短い毛が唇に心地よい。初めは馴染まなかったものの、伸び縮みする袋の皮を舐めまわし、口腔内で玉を転がしているうちに、智史がひどく満足げな唸り声をあげ、時には全身を細かく震わせている。由貴子はますますはりきってその行為を続行した。
突然、鈴口からツルリと塩味を帯びた汁が舌先に流れ落ちた。美しい義母は陰茎を手に持って、じっくりと眺めた。
プツ……プツ……と透明な液が湧きだしている。あれとは違うみたい。年下の義母は匂いの強い白濁した液体を思いだして、顔を赤く染めた。若い頃、それを当時の恋人にまともに顔にぶちまけられたことがある。そうだ、呑みこんでみよう。
由貴子は再び陰茎をしごき、袋を優しく揉みほぐした。智史の手が頭を押さえて、もっと深く咥えてもらいたいとでもいうように自分のほうへ引きつけてくる。亀頭の先が喉に当たって息ができなくなるほど苦しかったが我慢した。男をリードしているという優越感も悪くないものだと思う。
「出そうだ」
苦しそうな智史の声が、いっそう、由貴子の手と口の動きを活発にした。
「出ちまうよ。ああ、そんなにやると……出そうだッ」
切迫した声に励まされるように、義母は息子への口唇奉仕に熱中した。
「ああああ--ッ」
ひときわ大きく智史が声を放った時、口の中の勃起が、今にも破裂するかと思われるほどに膨らんだ。
ドバッと押しだされるような感じで、栗の花の匂いをした樹液が噴出した。一瞬にして喉の奥が詰まったが、由貴子は夢中で嚥下していた。息つく暇もなく、たてつづけに第二、第三の噴射がつづき、口の中は強烈な匂いと快液で、いっぱいになってしまった。
だが、由貴子はそれを一滴も余さずに呑み干した。できることなら、愛おしい男の陰茎も食いちぎって、胃の中におさめてしまいたかった。若い義母はしだいに小さくなってゆく陰茎を絞るようにして、白く濁った余り液を舐めた。
力なくうなだれた肉茎は、怒られた後の子供のように可愛らしい。由貴子は、もう一度それに頬擦りをした。
「由貴さん……」
不意に呼びかけられて、由貴子は夢の世界から現実に引き戻された。欲望を吐きだしてしまった後の男の声は、普段と少しも変わらない響きをもっていた。
「さっきのことなんだけど」
「さっきのこと?」
「由貴さんに男の影がちらつくってことさ」
「また、そんなこと言って……私を信じてくださらないの?」
「信じたいさ。でも……」
「もしかして、嫉いてるのかしら? そうなら、私、嬉しいわ」
嫉妬しているということは、愛しているということに他ならない。由貴子は愛されていると思うと、いいようもなく嬉しかった。
「本当に他の男と妙なことになったりしなかった?」
智史はいつになく執拗だった。
「もう知らないわ」
由貴子は若い娘のようにすねてみせた。途端に智史の表情は掌をかえしたように優しくなる。
「ごめん、ごめん……」
そのまま由貴子は抱きあげられて化粧室へ運ばれた。どうしてこんなところへ? という疑問はあったが、あえて黙っていた。先ほどの覆面男のことが心の片隅に引っかかっていたからだ。まだ、あの男の匂いがこもっているような気がする。
智史はスツールに腰をおろすと、まだ抱いたままの由貴子に接吻し、ゆっくりブラウスのボタンを外しはじめる。
「お部屋へ行きましょうよ」
ためらいがちに言った由貴子の言葉は無視された。
「由貴さんは平凡なセックスより、少し変わってるほうが好きなんじゃないのかな」
智史の言葉には、どこからくるのか、ひどく自信に満ちたものがあった。由貴子は内心ドキンとしたものの、つとめて平静に、「いやな人」と甘い声を出してすがりついた。
前ホックのブラジャーが開くと、白い鏡餅のような胸の隆起が露わになる。
それを見る智史の目は、赤々と燃えているようだ。由貴子はその色が気になった。何かよくわからないが、どこかがいつもと違っているような気がする。男の五本の長い指が乳房の弾むような肉をやんわりと包んで、優しく揉んだ。指先からかもしだされる不思議な力は、乳房に素敵な疼きをもたらし、それはたちまち太腿の合わさる部分に伝わった。
白い喉がのけぞると、その延長である乳房までがピーンと張りつめ、それまで遠慮がちに息づいていた乳首が、さくらんぼのように赤く膨らんだ。智史の指の動きはとてもセクシーで、由貴子はそれを見ているだけで耐え難い歓びを感じた。そして秘かに、今の状態が凌辱という手段で無理強いされていたなら、その歓びは数倍にもなるのにと、よからぬことを考えていた。
「少しは感じてるの?」
「ええ……」
確かに感じていたが、体はもっといたぶられることを望んで疼きだしている。
「よし……じゃ、こうしてやる」
突然、智史がスツールからおりると、代わりに由貴子の体をスツールに腹這いにさせ、スカートをくるりとまくりあげた。
あっ、いやだ……。由貴子は、頭隠して尻隠さずといった不細工な格好に赤面した。だが、それよりももっと由貴子を複雑な気持にさせたのは、ほんの少し前まで、レイプ魔によってまったく同じスタイルをとらされていたことを思いだしたからである。場所はもちろんだが、手順までもがあまりにもよく似ている。由貴子の体は何かを期待するように震え、熱く火照った。
智史の目は、むっちりと豊かに息づく大きく張りだした白いヒップに向けられていた。そこは繊細なレースで縁どられた真っ白なパンティで覆われていた。なんとも淫らだったのは、紐状に細く股間に食いこんだ股布の横から、数本の陰毛がはみでている光景だった。
智史は震える指先で陰毛をつまんだ。そこは皮膚というより、すでに粘膜といったほうが正しいだろう。
「痛ッ……」
由貴子の腰の振り方が猥褻だったので、智史はいたずらごころを起こして、さらに強く引っぱった。
「あッ……」
由貴子が悲鳴をあげた時、智史の指先に抜けた陰毛が残った。智史がその縮れたものを唇の間に挟んだのを、由貴子は目の前の大きな鏡の中で見ていた。まるで自分の恥ずかしいところが食べられるような、なんともおぞましい感覚が全身を襲ったにもかかわらず、由貴子の股間の粘膜は奥から溢れでた愛液でぐっしょりと濡れそぼった。
当然、股布の部分に湧きでるようにシミができた。智史はそこに人差し指を当てると、軽く擦りはじめた。直接でないだけに、もどかしさがあった。それでも由貴子はいっときの深い陶酔を味わい、小さく呻きながらヒップを持ちあげるようにして、智史の指へのさらに強い接触を望んだ。
智史は人差し指が股布の部分とともに、ほんの少し淫裂に埋没するのを、わくわくしながら眺めていた。指先に吐淫の湿りけがじっとりと伝わってくる。
一瞬、智史の目が残忍に光った。中指は智史の意志によって、かなり強い力で押しこまれていく。股間ですっかりよごれた布は、指に圧迫された部分だけ秘唇の奥に消えた。疎毛の生えた花弁の縁が、まるで取り囲むように中指の周囲に集まっている。
「痛いわ……」
「気持いいくせに」
まさに核心を衝かれた由貴子は、智史の言葉を是認するように切なく悶えて身を揺らした。智史が指を引き抜くと、何センチか秘唇の奥に埋まっていた股布が、まるで押しだされるようにゆっくり盛りあがって姿を現わす。驚いたことに生きた貝の触手にも似た陰唇の粘膜が絡みついていた。パンティの縁に指をかけて引きおろすと、白い双丘が玉子の殻を剥くようにツルリと露出した。剥きだしのアヌスの窪みにつづいて、まるで細長い葉っぱのような形をした陰唇が張りついている。淡紅色といえばいえるし、腐った肉のようにも見える。
智史はいつも思うのだが、すべての女がこういうものを持っているということが信じられないし、とても不当のようにも思える。神様は、もっと美しいものを女たちに与えるべきではなかったのか。それとも、自分の想像以上に美しく仕上げてしまったので、女の自惚れを戒める意味で、わざとあんなものをくっつけたのだろうか? そうだとすると、その不似合いな色と形ゆえに、かえって異性の視線を引きつける結果となってしまった気がする。
割れ目からは、すでに素敵な芳香を放つ豊潤な媚液がたっぷり湧きだしていた。智史の指がそれをすくってアヌスに塗りつけた。こそばゆい感じが、たちまち何かを期待する疼きとなって、義母の性感を揺さぶる。ほんの少し前に、そこは侵入者の肉棒によってなぶられたばかりなのだ。
「なんだか熱をもってるみたいだ」
指でそのあたりの皺を擦りながら智史が訝しそうな声をあげた。
由貴子はドキンとした。あんな大きなものを受け入れた直後なので、締まりが悪くなっているのかもしれない。いや、ことによると、まだきっちり閉じていないのではないかしら? 智史はそれを見て疑問を持ったのかもしれない。
不安が胸をよぎっていく。指が少し押し入ってきた。
「あっ……」
思わず腰を浮かせた由貴子だったが、淫らな指はさらに容赦なく奥をうかがう。
「痛い……」
「まてよ……こんなに軽く入ってしまうもんかねえ」
不審そうな声は、由貴子を不安な気持にさせた。
「由貴さん。自分で何かしたの?」
それは完全な質問形となって由貴子に浴びせられた。
「ねえ、何かしたんじゃないの?」
強く返事をうながす声が矢継ぎ早に追いかけてくる。由貴子は智史の勘の鋭さに舌を巻き、心臓が破裂するほどの緊張感を覚えた。女陰なら、たとえ別の男と情を通じたとしても、すぐに洗ってしまえばそれですむ。おそらくは次の男と直後に寝てもわかるようなことはないだろう。
後ろは違うのかしら? 由貴子は不安に駆られながら、「そんな変なところ、自分で触ったりしないわ。智史さんて、変なこと聞くのね」
と、あくまでもごまかした。
「いや、どうも妙なんだ。君のおツユを塗りつける前から、何かぬるついていたような気がするんだ。それに……」
智史は、そこが重要なんだと強調するように、いったん言葉を切ってから、「すごく締まりが悪いんだ。今まで、悪戯でもして一人遊びしてたって感じだ」
ことさらいやらしく言って、まるで陰茎のように指を抜き差しした。
「イタッ……」
とは言ったものの、確かに由貴子は、いつもほど痛さを感じていなかったし、すぐに微妙な感覚が衝きあげてきて、じっとしていられない。尻をもぞもぞさせると、またも智史が、横顔をのぞきこむようにして聞いた。
「もう感じてるの? ここ、そんなに気持いいの?」
その頃には、由貴子は快さに身も心も奪われて、理性を失っていた。いや、もともと理性とか世間でいうところの倫理観など、由貴子にはなかったのかもしれない。少なくとも、智史と情を通じるようになってからは、そういう感情を放棄していた。
「あああ、ウッ……」
魔性の快楽が由貴子を呑みこもうとしていた。
「ね、何かしたんだろ? 正直に言ってごらんよ。絶対にそうだ、おかしいよ」
「ほんとに、私、何も……」
「嘘だッ」
智史の大声には、どこか絶対的ともいえる響きがこめられていた。その自信はどこからきているものか由貴子にはわからない。別の指が秘唇をくじり、じんわりと中に潜りこむ。
「ううッ……ああ、変よ……変になっちゃうゥ……」
「何をしたのさ。隠しごとはいやだ、正直に言いなよ、さあ」
「本当に何も……あああーん……そんなことすると……」
智史の前にまわった指が、まるで名手がピアノを弾くように、割れ目や突起の上を這いまわり、後ろは後ろで微妙に粘膜の裏側をくすぐる。
「はッ、はああーん……」
「さ、言って! 言うんだッ」
快感がせりだすのを待つように、智史の声が切迫したものになってくる。言わなければこの快楽を途中で打ち切ってしまうぞ、という脅迫めいた響きも伝わってくる。そうかといって、見ず知らずの侵入者に肛門を犯されたなどとは言えたものではない。
由貴子はめまぐるしく迫りくる快楽をいいことに、智史の言葉が耳に入らないふうを装い、ただ呻き声をあげ、全身を波打たせて、ひしとスツールにしがみついた。すると、まったく不意に、前門と後門から指がサーッと引きあげてしまった。
「あ、そんなッ……」
智史の不当な扱いに抗議するように由貴子が悲鳴をあげ、腰を浮かせて指を追いかけた。その時、蠢く秘唇に当たったのは硬くて太い一物だった。
あ、これが入る、指よりもっと逞しく躍動的なものが入ってくる……。由貴子が嬉々として迎え入れようと腰を浮かせた瞬間、その雄大なものは、由貴子が期待した場所とは違う菊の花のホールに、無理矢理といった感じで押し入ってきた。
「ギャ--ッ」
わずかな時間の間に、由貴子の肉のすぼまりは二度も男の怒張を受け入れるという、かつてない経験をした。
「僕は知ってるんだ」
突然、気ばった声で智史が吼えた。
「正直に言えないなら言ってやる。君はこうされていた。男からこんなふうに犯されていたじゃないかッ」
腰肉を引きつけた智史は、しっかりと埋まってゆく分身を見つめながら、容赦なく腰を使った。
「助けてッ……いやッ、痛いッ!」
由貴子はもがこうにももがけない。体を動かせば動かすほど痛みはさらに大きくなり、すぼまりを形づくっている粘膜が張り裂けそうになる。結局、智史の思いのままの蹂躙に任せるしかなかった。
「こんなふうにされてどうだった。えッ、どんな気持だったんだ!?」
怒りに満ちた声は、若く美しい年下の義母を絶望の淵に追いこんだ。
「ごめんなさい……襲われたの。どうしようもなかったのよ。殺されると思ったから、怖くて、ほんとに許して」
釈明しながら、由貴子の意識はしだいに混濁していった。責められる重圧と、体に加えられる快楽のムチが彼女を苛んだ。
「でも、なぜ助けてくださらなかったんです? なぜ……」
「君は男の意のままになってたじゃないか、黄色い声をあげて楽しんでいたぞ」
確かにその通りなのだ。この人は何もかも知っている……。由貴子は弁解すべき言葉を探した。
「そうしないと殺されると思ったの。だから……」
「あれは芝居だったというのかッ」
「そうよ、その通りよ。もう許して……」
「じゃあ、今はどうだッ。どうなんだ? ここをこんなふうにやられた気持はどうなんだよ!?」
「あああ、痛いの……痛い……そんなに動くと……あッ……」
「どうした!」
「痛いけど……最高にいいのよッ
!!
いいの……ああッ、とってもいいわッ。やって
!!
もっとよ、もっと
!!
」
「あの男みたいにかッ
!!
」
「ひどい……ひどいわ!」
「だってそうじゃないか。犯されながらいってたくせにッ。芝居なんかじゃない、俺は知ってるんだ! 本気でいったくせによッ」
智史の言葉は興奮と嫉妬によって、いつもの智史に似合わないくらい乱暴になっていた。いや、由貴子はそう感じていた。だから引け目もあったので黙っていた。
「由貴さんッ、本当のことを言ってくれ。あれは芝居なんかじゃなかった……そうなんだろ? 本気でよがってたんだろう!」
「そんな……」
由貴子の返事には力がなかった。それはとりも直さず、智史の言ってることを承認することを意味していた。
「ひどいわ。黙って私が犯されるのを見ていたなんて……助けにきてくれてもよさそうなものを。ひどい人……ひどい……」
唯一、由貴子が智史に対して高姿勢をとれる弱点を衝いた。
「それができなかったんだ」
極限にまでひろがった肛門を眺めながら、智史は呟いた。
先ほどまで、あれほどきつかったものが、少し馴染んだようで、ホールとこわばりは一つに溶け合おうとしている。いい感じが二人に訪れつつあった。
「なぜ、どうしてできなかったのよ」
その頃になると、由貴子の声もすっかりうわずっていた。
「あああーん……助けてくれても……あああ……よさ、そうな、ものなのにィ……」
いつしか、快楽の声となじる声が一緒になっていた。
「実はね、君が二度も犯されたのを知っていたんだ。あの男、僕なんだよ」
アッという声が由貴子の喉の奥ではじけた。体が興奮で震える。憤りとは違う。ならば歓喜なのか!?
由貴子の震えは当然のことながら、体をつなげている智史に伝わった。膣が痙攣するように、肛門を取り巻く筋肉が猛烈な締めつけを開始した。由貴子はめくるめく光の中に投げだされ、秘唇の奥から淫水を溢れさせた。智史のこわばりは揉みくちゃにされながら、激しくザーメンを放出した。その勢いのすさまじさは、薄い腸壁が破れたかと思うほどだった。
由貴子は、智史の自分に対する確かな愛を知ったと思った。より深い性愛を求めて、智史もまた努力していると信じて涙した。
その夜遅く帰宅した修三が、酔いにまかせて、またも由貴子にオナニーを強要したが、彼女はこの家に来て初めて夫の申し出を拒否した。肛門に残った疼痛は、智史の愛の証しと信じて、その夜は智史の面影を胸に抱いて眠った。修三はひどく疲れていたのか、由貴子の拒否の姿勢に対して、いつものようなワンマンぶりを発揮せず、おとなしく寝てしまった。その寝顔はひどく老けて見えた。肉体は明らかに蝕まれているようだった。
翌朝、父と子は迎えの車に同乗して出勤した。玄関先まで送りに出た由貴子は、それとなく智史にサインを送ったが、それに気づいた様子もなく、智史は父をいたわるようにして車に乗りこむと、一度も由貴子を振りかえることもなく行ってしまった。
ひどく拍子抜けの気がした。狂乱の愛の抱擁がまるで夢の中の出来事のようにはかなかった。父と子の絆は、男と女の愛より強いはずがないのにと、由貴子はそのことにこだわりつづけて、その日をすごした。
智史からは何の連絡もなかった。八時近くに戻ってきた修三と一緒に食事をし、ぼんやりとテレビを観た後で風呂に入った。珍しく修三が途中から入ってきた。このところ急激に肉体にたるみがめだってきている。
「智史さんが帰ってくるわ」
「大丈夫、急ぎの出張で三日ほど帰ってこんよ」
その夜、修三の愛撫はしつこかった。チラリと股間を見たが、分身は相変わらずだらしなく萎縮したままである。陰毛に埋もれた陰茎は以前より小さく感じられ、たれさがった袋だけがひどくだらしなく大きいように見えた。
修三は由貴子の体に泡をつけて、揉みほぐすよう求めた。由貴子が要求に応えると、まるで子供のように無邪気になって、うっとりした表情を見せる。
「早く元気になって欲しいわ」
なにげなく発した声に、突然、修三は不機嫌になり、湯をかぶると、由貴子を残してさっさと出てしまった。由貴子はあわてて飛びだし夫の後を追った。修三はベッドに横たわっていた。
「パパ、ごめんなさい。淋しかったもので、つい……」
「いや、お前の言う通りだ。なんとかしたいもんだよ。すまんと思ってる」
修三の意外な優しさに、その時だけ由貴子の心は痛んだ。だが、それも束の間だった。修三が寝息をたてはじめると、由貴子の心は智史の面影で占められていた。やがてそれは心だけではなく、肉体そのものに移り棲んだ。
由貴子は広いダブルベッドの端に身を寄せると、ネグリジェの前をはだけ、すでに小さく疼きはじめていた胸の隆起を強く握りしめた。そこから熱い血が体の隅々に散っていくようだった。
夫と同じベッドの中で、秘かにオナニーをするのは初めての経験だった。胸がドキドキした。その分だけ感じ方も大きいようであった。乳首が周辺の乳暈を押しつけるようにムクッと持ちあがってくる。人差し指でそっと押してみる。今にも音をたてて鳴りだしそうな気配がした。それほど敏感になっていた。
少し前まで、たとえ体をつなぐことができなくても、修三は由貴子の自他ともに認める自慢の乳房を欲しがり、貪ったものだ。それが近頃ときたら、あまり見向きもしない。由貴子一人に自慰を強要し、見て楽しむだけになっている。セックスのない夫婦生活の虚しさを、ひしひしと実感する今日この頃なのだ。それを補ってくれるのが智史さんだ。由貴子の心に、体に、智史に対する想いが急速に膨らんでいった。
修三は不規則なイビキをかいている。活力といやらしさの消えた肉体は、ただ醜悪に見えた。これは智史さんの指なんだわ。こんなふうにしてあの人の指が、ピアノを弾くように胸の上を這いまわる……ああ……。由貴子は思わず小さく呻き、あわてて修三を見た。イビキはさらに大きくなっていた。
乳房だけですまなくなった由貴子は、もう一方の手をパンティの上に置いた。薄い布地の下に、さらりとした恥毛が感じられる。そこはすでにじっとりと潤いを帯びていた。こんもり盛りあがった恥ずかしい丘を撫でているうちに、愛の谷間は熱い泉を噴きだしていた。
あの人、私の後ろをこんなふうにしたんだわ……。昨夜の化粧室での死にたいほどの狂態を想いだすと、由貴子は前門の秘唇をパンティの上から撫でまわし、あげくには人差し指で秘口のあたりを強く押した。パンティが布地ごと奥にめりこんでゆく。しかし、布地そのものはゴムのように伸びないから、二センチほどで限界になってしまった。クリトリスもひしゃげたようになって割れ目の中に潜っている。不思議な感覚が瞼の裏や脳天にツーンと響いてくる。
この人が無責任なものだから……。隣りで魚河岸に並べられた鮪のようにゴロンと横たわっている修三に、怨嗟の声を放ってやりたかった。わざと小さく「智史さん」と呼んでみた。修三の毛虫のように太い眉がピクリと動いたものの、起きる気配はない。不安を感じながら、もう一度呼んでみた。すると、由貴子の体に不思議な戦慄が走った。心臓が破裂しそうなくらい鳴り響く。と同時に、股間の疼きはさらに強烈なものになり、トロリとした溶液が堰を切ったように湧いてくる。
これも新しい方法なんだわ! 由貴子はしだいに異常な高ぶりを覚えていった。傍らに夫が寝ていなかったら、これほど感じはしなかったろう。指の動かし方もずっと大胆になっていった。すでにぐっしょり濡れているパンティを、わざと乱暴に脱ぎ捨て、羽毛布団をはねのけると、ふしだらに股を開いた。愛液が内腿を濡らし尻のほうに伝わってシーツを汚したが、由貴子はそんなことには無頓着に、両手を動員してピンと上を向いた乳房と濡れた秘唇を夢中で揉んだ。時折り「智史さん」というはっきりした声が、由貴子の可愛い唇からはっきり洩れた。その声を出す時が歓びの時であり、一番危険な時でもあった。
「あなた、こんなふうにして……お願いよ」
股間を疼かせていた指の何本かがまとまってぬるついた愛の沼に沈んだ。
「うッ……ああーん……」
ベッドが軋んで修三が寝返りをうった。見つかったらその時はその時だ……という気持で、こちらに向いた修三の寝顔を見つめたまま、由貴子は大胆に体を開き、すっかり充血して柔らかくなった襞を掻きむしった。
恥毛に囲まれた感度抜群の唇は智史の太いものを食べたがって快液を吐きつづけ、ついには後ろのすぼまりまでが三度目の貫通を望むかのようにひくついてくる。意識してそこを強く締めると、括約筋の働きで女陰がグググッと締めつけを開始する。膣の中で窮屈になった指を肉棒に置き換えて出し入れすると、すごくいい気持になってくる。
今日は二度も後ろで楽しませてもらったけれど、その分、前のほうがおざなりになったみたい。だから、ぞんぶんに指で楽しませてあげなくちゃ……。由貴子は括約筋の働きをよりいっそう効果的にするために、それまで開いていた太腿をぴったりくっつけた。指を締める力はますます強くなる。とうとう親指以外の四本の指が秘唇に潜りこみ、掌の厚みのある部分がクリトリスをギュウギュウと押した。
「智史さんッ」
押し殺した声が口の中で唸るように放たれた時、女陰から痺れをともなったひどく熱い感覚が湧き起こり、全身が細かく震動した。それが自慰によってもたらされた最後の歓喜だった。
「いくわ、今よ……あうッ……」
まるでそこに智史がいるかのように語りかけながら、由貴子は昇天した。傍らに修三がいるという事実が、性感を高める役割を果たしていた。


