奴隷牧場外伝 奴隷和香と人妻真貴 歪んだ愛 第1部分 (1/2)
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はじめに。
十一
十二
終章
はじめに。
小泉和香。
国民自由党が野党から与党に返り咲く機運の選挙の際、代議士候補は「身辺綺麗に」という幹事長からの達しにより、秘書兼愛人だった現役政治家から「リストラ」され、エスタブリッシュメント倶楽部に強制的に売られたが、その際一緒に売りに出された大半の女が、海外へ転売された中で、奴隷としての価値を認められ倶楽部に残ること認められた。
だが当時のエスタブリッシュメントホテル歯科医院・院長向井に犯され、妊娠してしまう。
向井への復讐をなしとげた和香は、だがそのまま倶楽部の女としてハードSMショーなどに出演していた。
(小説奴隷牧場
4
「ハニートラップ」・小説奴隷牧場
7
「美姉妹蟻地獄」より)
それから二年。
和香は、倶楽部の設立当時からの古い会員で、外務省の大物香坂一馬の「専属」奴隷となり、倶楽部からは身を引いていた。
子供も生まれ、香坂に勧められるままに結婚もしたが、香坂の奴隷という位置づけは変わらぬままだった。
エスタブリッシュメント倶楽部で身に付けた、奴隷としての心構えとテクニックは超一級品だと、百戦錬磨の香坂にも認められている和香だが、心の中には密かに歪んだ願望を抱き続けている。
そしてついにそれが実現する時が来た。
奴隷牧場外伝
奴隷和香と人妻真貴
歪んだ愛
和香
がその男と意気投合したのは、ツイッターというインターネット上の巨大な仕組みのひとつでだった。
その男は、自分の妻にはまだ言えぬ願望として、妻が他の男性としているところを見ていたいという思いが強くある、ということを表明していた。
そしてただそれだけではなく、奥様のヌード写真を顔がわからぬようにして投稿したり、逆に他の女性のヌード写真に奥様の顔をコラージュして、僅かな目線であたかも奥様のヌードであるかのような写真を投稿して、取り敢えずの性的満足を得ている様子だった。
和香とは何回かのやりとりの後、ダイレクトメッセージ「DM」と呼ばれる、いわゆるショートメールのようなもので、他の人の目には触れぬメッセージの交換に移行したのは自然な成り行きだったかもしれない。
と、言うのも、和香にもこの男とおよそ似たような願望があったからだ。
それはこの男が切望している、男の妻のような立場になり好きな人の前で他の男としたいという意味ではない。
一
わたくしはもう長く一定の調教を受け続けており、つまりは男性にご満足いただくための訓練をされ、自分でも最初の頃から比べればその成果も見え、技術も上達してきたと自負しております。
そんなわたくしの願望と申しますか、性癖と言った方がよろしいでしょうか。
この殿方同様、寝取られてみたいといいますか、わたくしの大切な方が他の女性とされているところ、フェラチオをされたりその先の性行為をしてわたくしの大切なあの方が満足されているところを、正座させられてであるとか、いえ出来れば手を縛られ、絶対に目を離してはいけないと命じられて見つめ続けることを義務づけられ、見せつけられてみたいという少し歪んだ願いでございます。
正直に申し上げまして、わたくしはマゾです。
最近ではテレビなどでもドSであるとかドMであるとかと、言葉だけは実に気楽に飛び交うようになってしまい、まるで市民権でも得たようになっておりますが、そういうちょっとおちゃらけて言うような話ではない、真性のマゾ女なのでございます。
よく女性が男性のパートナーを探す折に「私だけを見てくれる男性」という願望といいますか女性側からの決め事を提示されておられるのを拝見するのですが、わたくしにはそのような独占欲的な感覚が欠如しているようです。
むしろ、多くの女性、多くのメスたちの中のひとりという立場に性的な悦びを見出してしまいます。
ひとりの男とひとりの女を結ぶのが結婚で、それはこれまで他人だった男と女が生活を共にするという意味ではとても意義ある約束事であり、大切な仕組みですし、わたくし自身も大好きでかつ尊敬している夫と普段は一緒に暮らしております。
ですが、男性には元々オスという性的なDNAの中に、多くの女性といたしたい、出来れば多くのメスに種付けをして、自らの子孫を多く残したいという根本的な欲望があると申します。実際、男性はほぼ同時に多くの女性を孕ませることも可能でございます。
女も、同時に多くの男性と性交をして楽しみ、楽しんでもいただくことは可能ですが、妊娠出来るのはひとりの男性の精子とだけ(ひとつの卵子に別々の男性の精子が同時に飛び込んで双子が生まれたという前例は世界にも確かなかったと思いますが、もし違っていたらゴメンナサイ)です。
そのことからも、一夫多妻であるとか、サディスト様が一人の女に限定せずに多くのマゾ女を「奴隷」にするということは、理にかなっているとも思うわけです。
もちろん、それが出来るためには、その男性に多くのメスを惹きつけるだけの器量と魅力が必要でしょう。
話は少し逸れてしまいましたが、わたくしの場合、そのような数多く居る女のひとりであるということに充足するというところから、一歩進んで、他の女性とあの方が性行為やSM行為をされているところを見たい、いえ「見せつけられたい」という願望があるのです。
そのわたくしの願望とわたくし自身がしっかりと向き合ってみた後に、ネットの世界を探索してみましたところ、同性には少ないものの異性つまり男性の方には「寝取られ願望」と呼ばれる性癖を持たれる方が少なからずおられるのだということがわかってまいりました。
NTRなんていう単語といいますか略語まで存在していることも知りました。
「寝取られ」
わたくしの場合、最初から一対一の関係を望んでおりませんので、「取られてしまった」というのとは少し違うのですが、もし同じような願望の男性が隣で悶々としながら、自分の奥様がわたくしの大切なあの方の調教を受けるという、そんな空間に身を置けたならば、その男性の意識が伝播して、ひとりで見せつけられるという状況の何倍も感じるのではないだろうか。
そう考えると、身体が震えてしまう程興奮を覚え、軽く達してしまったほどでございました。
二
ピンポーン。
お台場にある、航空会社系のリゾートホテルの一室のルームチャイムが鳴り、わかってはいても和香の心臓は音が聴こえるほどドキリとしてしまった。
三十分ほど早くチェックインした和香と今のご主人様である香坂一馬は、敢えて「先に始めていた」という状況をつくることになり、和香はいつものようにバスローブ一枚の香坂の前に跪き、フェラチオ奉仕をしていた。
和香を全裸にするのがいいかどうかは考えた末に、「スリップ一枚」が命じられた。
過去に政治家秘書をしていた際に、似合っていると言われたメガネは今日もしている。度の入っていないダテ眼鏡だ。
朱色の麻縄で後ろ手に縛り上げられ、乳房の上下に厳しく縄を打たれて、口だけでご奉仕をしているのだった。
男との
経緯
を和香は簡単に「報告」しただけだったが、香坂は「わかった」とひと言で汲んでくれた。元々、和香の願望は何回も話してあったし、自分で相手をみつけてくるならば、そういうのもよかろうと言われていたのだ。
外交官それもかなり国の中枢の立場にある香坂としては、相手の素性だけが一応気になるようで、普通のサラリーマンであれば、問題なかろうということになった。
事前に和香が命じられたのは、白のスリップを着てくるようにということだけだ。といっても、ブラジャーの着用は元々いつも許可されていなかったし、パンティも生理の時以外は原則禁止だ。
いつものように椅子に座った香坂の逞しい男根に、跪いて奉仕をしているのだが、やはりいつもとは全く違う気持ちだった。なんといっても、これからこの愛しい男根様おちんぽ様が、他の女性を愛で、そしてその女性によって満足を得てしまうかもしれないのだ。それと知っていて事前準備のような形で奉仕をさせられるということに、予想通り妖しい疼きのようなものが、和香の心に小さくはない波紋を起こしていた。
フェラチオの奉仕は和香の大好きな性技のひとつだったし、サディストでこれが嫌いという男はまずいないだろう。
普通ならセックスの前戯として行われるこの性戯も、和香とご主人様香坂の間では、最初から最後まで口だけでお仕えし、達していただく、といったことも日常的にあり得た。少なくとも最後はいつも口で満足していただく。例え途中「おまんこ奉仕」をする場合でもだ。
こうなると「女の口は性器」と言っても過言ではない。
だが今日は和香の口奉仕で
逞
しく育ったものは、和香に最後まで与えられるのではなく、他の女性、人妻様を犯すのだ。
和香が精神的に達してしまうような瞬間でもある、口内射精も和香には与えられないかもしれない。
人妻様の口を楽しみ、そしておまんこを愉しむために勃起しているのだ。
和香はそれを見学させられるし、今はそれを見せつけられるために香坂の男根に準備して頂いているのだった。
和香には和香なりに色々な経験があったが、和香の願望どんぴしゃりのこの状況が、早くも脳を焼くほどの快感を身体にもたらしている。全くもって不思議なことだと自分でも思うが、性癖というのは不思議な作用をもたらすものだ。
「お迎えして来い」
香坂に命じられると、和香は出来るだけ喉奥深くまで一度それを呑み込み、愛しさを込めて舌を這わして、未練たっぷりな思いをお伝えした上で、口を離して立ち上がった。
「鍵は開いてますので、どうぞ」
幸い、オートロックシステムではないことを入室時に確認済みだった。そうじゃなければ、手を縛り上げられている和香には、ドアを開けてあげることは不可能である。
「こんにちは」
ドアが開くと、スーツ姿の背の高い男性、そしてその横に奥様、人妻様が立っていた。
「最初、目隠しでもしてた方がいいんじゃないか」
香坂の相手方への唯一の指定により、女はアイマスクで目隠しをされている。M女の場合だと、写真を撮られた時の見映えなどへの配慮もあって、黒色や赤色のただの布で目隠しをされることの方が多いので、睡眠用のアイマスクというのはある意味新鮮な感じがした。
「はじめまして、よろしくお願いいたします。どうぞ」
そう言って、部屋の中に招き入れる。
旦那様は無遠慮にスリップ越しに、縛られた和香の乳房を左右確認するように視線を走らせた。
部屋に先に入った旦那の方には、予め場所をセッティングしておいた、香坂が座っている椅子と数メートル置いて正対する位置の椅子に座るよう、香坂が右手をかざして勧める。
「この辺りの床に座っていただけますか」
これも予め香坂と打ち合わせしてあった通り、最初は香坂の正面に和香が座り、奥様はその右隣に座らせた。
奥様は黒色のミニのワンピースだった。
スカートの裾を少し気にするような仕草をした後、言われた通りの場所にきちんと正座をした。その所作には人妻の落ち着きというよりも、元々の育ちの良さのようなものが滲んでいた。
スカートの下はやはり黒い色で薄地のストッキングを履いた膝小僧をきちんと揃えている。
この奥様がこれからその膝を開かされるのね、パンティは何色かしらなどと、和香の方がドキドキしてしまう。
「再開しろ」
香坂が和香に命じる。
ホテルの白いバスローブを着ていて、一応隠してはいるが、香坂のそれは先ほどの和香によって「成長」させたまま、力を失っていないのがその白い布越しにはっきりとわかった。
「あと十分ほど、ミカに奉仕を続けさせます。ご主人は好きな位置に動かれて構いませんので、ご覧になっていてください」
香坂が旦那様にそう告げる。
ミカ=美加というのが、和香が男に対して用いている仮のネット上での名前だった。香坂がそれに合わせてくれているわけだ。
ローブを再びはだけると、ビンと音がしたかと思うほど、やはりそれは元気だった。香坂もこのシュチュエーションに興奮しているいうことがわかり、「お願い」した和香としては、嬉しいような少し悔しいような微妙に複雑な心境で、まるで人ごとのように女とは厄介なものだなと、自分の心の中で舌を出した。
それでも、もちろん
躊躇
など許されない和香は、すぐにその先端の裏側に舌を伸ばす。
唾液を口に
溜
めて、それを少しずつ舌先に送りながら、まずは亀頭全体を舐めまわしていく。
フェラチオのスタートにはひとつルールがあり、男根様が既に先に勃起されている時には、いきなり口に咥え込むことはせずに、おちんぽ全体に舌を這わし、舐め回し、玉袋までもしゃぶり立ててからお含みする。
逆に平常時のところから始めさせていただく時には、出来るだけ喉深く咥え込み、口の中で舐め回してまずはそれを大きくしてさし上げるというのが基本中の基本だ。
香坂の奴隷になる少し前に、一年半ほど特殊なSM倶楽部のようなところに所属したことがある和香は、そこでフェラチオの基本的な心得から技術までをたっぷりと仕込まれていた。
香坂自身もその倶楽部の会員で、そこで出会い、そして「身請け」されたのだった。
香坂に勧められるままに、香坂の部下で外務省の若手のSM趣味などまったくないノーマルな夫と結婚をした。
ひょんなことからその倶楽部に居る時に未婚の母になっていた和香にとって、その子供も含めて存分な愛情を注いでくれる夫に感謝もしていたし、愛してもいる。
だが、約束通り香坂の奴隷で居続け、多忙な香坂の呼び出しにはほぼ確実に応じるようにしていた。昼間だったり夜だったり時間はマチマチだったが、夫の時間コントロールは香坂がしてくれるので、安心して何処へでも出向くことが出来るのだった。
夫とのノーマルな性交にも充分な満足を得ているのだが、長年の間に身についた性癖は封じ込めようとすると逆効果だと、和香自身が充分にわかっていたからだった。幸にして香坂が紹介してくれたヘルパーの女の子に娘はよくなついてもいた。
ジュルルル…音を
殊更
に立てて舐めるのも普段からのお作法のひとつだが、今日はより一層音を大きく立てて、隣に座る目隠しをされた奥様に聞いていただき、耳で感じていただき、多分閉じられているであろうまぶたの奥で想像していただかなくてはならない。
フェラチオ奉仕というものは、始めたが最後、許可があるまでは途中で止めることは絶対にしてはならないことだし、射精していただくにしても、その日決められた時間よりご奉仕時間が短い場合でもお仕置きされるのがマゾの女というものだ。そう教わって「楽しんでいただく」口奉仕を常日頃から心がけている。
なんといっても奴隷なのだ。
三分ほどかけて幹の部分を存分に舐め回し、次は玉舐めだ。
腕を縛られて不自由な体勢ではあるが、香坂の足元に屈みこんで顔を上向きにして舌を出し、キンタマ様の皺のひとつひとつを確認するように舐めていく。
この時、手が自由であれば、片方の手は今まで舐め回してぬるぬるにしてある男根全体をゆるゆると扱きあげるように躾けられているのだが、縛られている以上は口だけで愉しんでいただくしかなかった。
ふたつのタマタマを丁寧に舐め終えた後は、普段ならばお尻の方へも舌を這わせ、お尻の穴も舐めさせていただくのだが、今日は奥様に「聴いて」頂くことが主たる目的であるから、そろそろ本格的フェラに入らせていただくことにした。
香坂の足元に屈みこんでいた身体を起こそうとすると、奥様の斜め前から強い視線が和香に注がれているのを感じた。ちょうど旦那様が、位置を変えているところで、動きながらもジッと和香の口元を見つめていたのだ。
男根様の裏側を舐め上がりながら、先端に到達した和香は、口を大きく開けてそれを含んでいく。舌を巻きつけるようにしながら、一気に根元の方、喉深く収めてそこで一旦静止する。
香坂の男根が和香の口の中を占領した途端、旦那様の視線も、全身を耳にして音を聴いていらっしゃるであろう奥様のことも、和香の脳裏から一瞬消えた。
そのくらいにそれは和香にとって愛おしいものなのだった。
「デカイっすね」
ひと言旦那様が言った。
その声に反応したのか、それとも言葉の内容つまりはおちんぽ様への期待なのか、奥様が小さく身じろぎをしたのがわかった。
口にそれを含んだままで、和香は小さく頷いてみせる。
実際、香坂のそれは和香がこれまでにお仕えした男性の中でも、大きい方だ。和香が一時所属したそのSM倶楽部には、男根の大きさが一定以上という会員規約みたいなものがあったらしく、巨根揃いの会員様たちではあったが、その中でも香坂のそれは大きい方だった。
それを、わざわざこれから目の前で他の女性にお貸しするのだ。
男性には多いと言われる「寝取られ」願望が、和香自身の中にもあると気づいて以来、初めての嫉妬に身を焼くという、和香の性的欲望の片隅に眠っていた試練がこれから課されるわけだ。
いつも以上に心を込めて、そしてこれは「わたくしの大切なもの」であるということを奥様にきちんと理解させようという意識も働いて、ジュルルル、ピチャピチャと音を立てながら、口唇ギリギリから喉奥まで、奴隷の性器である口を楽しんで頂けるよう、ご奉仕させていただく。
「縄、解
いてやってくださいますか」
香坂が、旦那様に言う。奥様はこの時初めて和香が縛られていることを知ったかもしれない。
和香と香坂には、口奉仕の際のルールとして、もうひとつ決め事があった。
フェラチオは口だけでするのが上等のものであるという考え方をされる方がこれまで多くて、和香もその特殊なSM倶楽部に所属してみるまでは、そのように心がけていたのだが、香坂の場合「口だけでさせたい時は手を拘束して使えなくするか、もしくはそうはっきりと指示するから」ということで、そうじゃない場合は手も積極的に使うと言うか、むしろ手を遊ばせていてはいけない、ということになっている。
縛られて口だけでするご奉仕と、両手も総動員して行う口奉仕ではおのずとその方法も違っていた。
手が自由になった和香は、今までどおり口を懸命に上下させながらも、早速、右手はキンタマ様を常にさすって刺激する。
人差し指と中指、そして薬指を使って表面を
掃
くようにするのが、香坂のお気に入りの愛撫だ。
左手は口舌奉仕の補助として、軽くおちんぽ様を
擦
らせていただく。この時、常に手で作った輪を回転させてひねりを加えるのが、男根様の満足をより得られるということも学んであった。
「ところで、お名前は」
十五分だとそろそろだな、と和香が思いつつ、右手と左手を入れ替えるために、男根様を一度口から出して、横舐めをしながら左右の手の入れ替え前の儀式のように手指と掌を使って先端を包むように刺激し始めたところで、香坂が聞いた。
旦那様ではなく、奥様に直接聞いているのがわかるようにでしょうか、その時初めて香坂が奥様の左の肩に手を置いたが、その瞬間、奥様は過剰反応と言っていいくらい、ビクリとした。
「緊張しなくていいよ。奥さんをこの女、美加のようにマゾにしようなんてことじゃないから。名前は」
「マキです。真実の真に貴乃花のタカの字です」
「そか、真貴さんね」
相撲取りの名前で例えるというのは随分面白いと和香は思ったが、特に香坂はそのことにも触れず、また、それが本名なのかこの場での偽名なのかということにも言及はしなかった。
「旦那さんと一緒にこういうことをするのは、今日で何回目」
言いながら、香坂は肩に置いた手を真貴の首元に持って行き、少しずつ首筋を撫でている。
「あ…あん…」
真貴が発した初めての喘ぎ声はとても可愛らしいもので、和香の心がチクンと痛む。
嫉妬。
こういうことをしたいからと言って、ヤキモチがないわけではないのだ。
手や口を休めないようにしながらも、つい視線は隣の真貴を見てしまう。
「きょ…今日が初めてです」
「そうか」
香坂の人差し指と中指が揃えられて、真貴の顎の下を通過していく。
「旦那様のいらっしゃらないところでは」
思いがけない質問、というか大胆な質問に和香の方がドキリとする。なにしろその旦那様はすぐ横に立っていらっしゃるのだから。
「え‥いえ…は…」
真貴がそこまで言った時には、香坂の指は彼女の口唇に到達していた。
ピチャクチュっという音が真貴の口元から聞こえてくる。香坂はそれ以降の言葉を敢えて封じるように、真貴の口の中に二本の指を侵入させていく。
そろそろ交替の機運だなと察して、名残り惜しむように和香も再び喉奥まで、自分の限界まで深く男根様をお迎えする。そしてそのぎりぎりで踏みとどまり、呼吸も限界になるまで喉でそれを味あわせていただきつつ、口内で舌をれろれろと可能な範囲で動かして改めて香坂に恭順の意を表する。
そのうえで、右手は口元に添えて根の部分で右に左にと回転させて刺激し、ふたつの玉を左手の掌に軽く押し付けるようにして中指をお尻の穴の中央部分にまで這わせて刺激させていただく。
「よし、では」
そういうと、香坂が立ち上がる気配を見せたので、和香は潔く下がらせていただくことにした。
三
あの方の行動は、わたくしが今日のこの瞬間のことを事前に予測していたのとは少し違っていました。わたくしはきっと、最初に奥様に公開ストリップをさせるだろうと思っていたのです。
奴隷は基本、裸、いや全裸であるべきというのが、あの方の普段からの仰せだったからで、奥様もきっと自分で自分の身を晒すことを最初にさせられるに違いないと思ったわけです。
ところが立ち上がったあの方は、そのまま奥様の前に立ちました。それは先程から傍に来てわたくしのフェラチオ奉仕を凝視していた旦那様のすぐ間近でもあります。
「隣で、その女が何をしていたかはわかるね」
奥様がコクリと頷きます。
あの方がわたくしを見つめて、目で指示を送って来られます。
え、わたくしが…。わたくしがそれを奥様、真貴様にですか…と何故か意表をつかれたような気持ちになって一瞬躊躇してしまいましたが、勿論、そんなことが許されよう筈もありません。
わたくしに課せられているのは絶対服従の義務ですし、もとよりこの場の出来事は、わたくしの方からあの方にお願いしたことなのです。
すぐ隣で正座している奥様は、わたくしよりやや小柄な方でした。背の高いあの方の男根様に対しては、少々位置が低いかななどと確認しつつ、奥様の右手をまず男根様の幹の真ん中辺に導いて差し上げます。続いて左手を、キンタマ様を下から掬うようにあてがわせるようお導きしました。
「あぁ…」
わたくしの大切なおちんぽ様を握りしめた奥様が声をあげられました。
文字通り握りしめているという感じになっておられる奥様のご様子を、旦那様がどんな顔でご覧になっているか見てみたい衝動をわたくしは我慢しなければなりませんでした。
「おおきい…」
目隠しをされているため、今はじめてそれを自らの手で実感した奥様が声をあげます。
わたくしは奥様の髪の毛を少しかきあげて、左の耳を剥き出しにすると、「さあ、お口でお迎えしてみて」
と、小さな声でささやいて、キッカケを作って差し上げました。
それが命令であろうとお願いであろうとどちらでも構わなかったと思います。もう奥様はお口にそれを入れてみたくて、愛でてみたくてたまらないといった風情でしたから。
今回の件は、旦那様の方から奥様に「お願いして」実現したと聞いていますが、やはり女という生き物は、おちんぽ様の前では結局こうなってしまうものなのでしょうか。
ましてや、旦那様の視線は目隠しによって遮られ、意識しなくてよい状態です。
いえ。
ひょっとしたら、目隠しなど何の役にも立たず、痛いほどに自分の夫の視線は感じているのかもしれません。
それでも、奥様はやはり躊(ため)らう素振りなど微塵も見せずに、口を開いて、男根様の亀頭という名の部分をぱくりと口にいたしました。
見ておりますと、先端だけを咥えたところで出し入れなどの動きはせず、口の中で舌を活発に動かして味わっているようです。
「どうですか。美味しいでしょ」
また耳元で言って差し上げると、うんうんと二度小さく頷かれました。
奥様の舐め方は、隣で旦那様がみつめていることなど忘れたかのように、もしくは見せつけようという意志だったのでしょうか、だんだん激しくなって、ピチャピチャと厭らしい音を立てたものになっていきました。
先ほどまでわたくしが同じように音を立てて、していたのですからそれは同じくわざとだったのかもしれません。
やがて少しずつ、男根様を深く入れようとして一度大きく噎せて吐き出しましたが、躊躇なく再び喉まで入れることにチャレンジされます。
あの方は、そこで奥様の頭を軽く掴み、前後動をするように促しましたが、奥様は素直にすぐにその通りにされました。先ほどわたくしが添えて差し上げた両方の手はぎこちなくそこにただあるだけという感じではありましたが、決して勝手にそれを放されるということもなく、Mの素質はきっとそういうところで見分けるんだろうな、などと一人で合点したりもした次第でございます。
「美加」
わたくしは仮の名前を呼ばれ、次のご命令を目で申し付けられました。
「失礼、しますね」
わたくしはそういい、奥様の頭の後ろのアイマスクのゴムバンドをそっと上にずらして、素早く目隠しを外してしまいます。
奥様は一瞬動揺したご様子でしたが、フェラチオを止めるということはありませんでした。
四
「せっかく目隠し外したんだ。目を閉じずに、俺の顔見ながらやってごらん」
香坂が優しい口調で真貴に命じた。
「そうそう。いいね」
真貴は上目遣いで香坂を見上げ、そして次に左隣に居る和香を確認して、小さく目で会釈をしてきたので和香も同じように目だけで返礼をした。
「そう。次は旦那さんの顔を見てごらん」
これにはさすがに、首を小刻みに横に振り抵抗を示す。
「見なさい」
言葉とは裏腹に決して強い口調ではなかった。
だが、女に命令をすることに
長
けて、そして慣れている男性独特の反抗は許さないという強い意志がはっきりとこめられていた。
真貴が、首をやや斜めに上下に動かして、男根様を口に出し入れしつつ、恐る恐る旦那様の方を見る。
和香も今度は誘惑に負けてしまい、男の顔を見てしまった。
初対面である和香には、この男が普段真貴を見る時にどんな表情をしているか知らないわけであるから、それがいつもなのかやはりこの場は特別なのかわからないが、さも愛おしそうなそしてどこか申し訳ないと思っているところもあるような、そんな目で男は自分の妻を見つめ返していた。
真貴はそれで安心したのか、またフェラチオ奉仕に没頭し始める。
彼女にとって目隠しの暗闇はある意味安寧だったのかもしれぬが、それが例えなくとも、自らは目を閉じることで同じことが実現可能だ。だが目を開けるようにと言われてから後は、真貴はそれに従い、僅かな時間はともかく、続けて目を閉じるということはなく、しっかりと目を開け、香坂の顔を見上げ、次に今自分が愛でている男根様をその目で改めて確認し、そして時に旦那様に強い視線を送ったりしながら、一心不乱にフェラチオ奉仕を続けていた。
香坂が真貴に口奉仕をさせたのは、やはり十五分ほどだった。
和香に対しては「八十分以上やって九十分以内に射精させろ」などという慣れるまでは過酷な仕打ちにも思えた、長時間のフェラチオ奉仕を命ずることを思えば、ごくごく短い時間なのだが、真貴や旦那様にはどのように感じられただろうか。
「美加君、奥様にもう一度目隠しをしてやってくれ」
いよいよ、彼女を裸にする時が来たのだと和香は確信した。
香坂の目線による指示で、今度はアイマスクではなく部屋の片隅に置いてあった、黒い布を細長く折り畳んだものを取りに、和香は立ち上がった。
「あ」
真貴の目の部分に布を巻きつけようとしている時に、香坂がいきなり真貴のふたつのおっぱいに手を伸ばし、少し力を籠めて揉みたてたために、悲鳴ともつかぬ小さな声が出てしまったようだ。
「ノーブラですか」
勿論、触っているのだから質問ではない。
真貴の乳房をふたつとも手にしたまま、香坂は立ち上がっている旦那様を見上げた。
「ええ。美加さんがいつも自分はノーブラを命じられていて、その理由は胸にブラジャーの跡をつけないようにして、いつでもすぐに写真撮って貰えるようにとのことでしたので、妻にもそのようにするようにと」
「それは撮影しても構わないということですか」
「はい。いえ、是非お願いします。美加さんの美しい写真を妻にも昨日見せてあります」
香坂は写真もプロはだしと言われるほどの腕前だ。
「美加君経由でネットなどに載せている写真は胸が主体の綺麗なものばかりですが、撮るときにはおっぱいだけじゃなくて性器や肛門も撮しますがその覚悟は」
今度は真貴に尋ねたということなのだろう。おっぱいを揉む両手に力が入ったのが、和香にもはっきりとわかった。
「は…は、はい。お願いします」
和香と旦那様の間では、今日真貴の写真を香坂に撮って貰うということは既に合意済みのことで、香坂にもそれは伝えてあったので、むしろこれは確認というか、本人に念を押すためにわざわざこの話を持ちだしたと思われる。
覚悟を決めさせることは大切なことなんだ、と日頃から香坂は口にしているからだ。
「わかりました。恥ずかしいところも全部記録しようね。じゃあご主人はあちらの椅子にお戻り下さい。美加はそのお隣に座って」
旦那様には一人がけのソファを用意してあり、和香は隣に座ると言ってもソファではなく床に正座だ。
「はい、じゃあ立ってご覧」
香坂も、カメラを手にするために動いた。
「そのまま手を頭の後ろに組んで、おっぱい突き出すように」
普段は、普通の生活を送っているであろう真貴は、そんなポーズをしたことがないのだろう。一度座った私は、また香坂の無言の目線の命令で、躊躇する真貴のそばに行って、手を頭の後ろに組ませてやらねばならなかった。
因みに香坂が命じたポーズとは、両手の指を交互に重ねたふたつの掌で後頭部を支えるような形で腕は真っ直ぐ真横に張って、背筋を伸ばすというポーズだ。
これは、あなたに服従します、という意思を明確に表す。特に女の象徴であるふたつの膨らみは完全に無防備になる。
わざわざ自分の裸の胸をあからさまに突き出すという行為自体は、やってみるとなかなか恥ずかしいものだ。最初なので促すように和香が背中を少し押して、背筋を伸ばして差し上げた。
「立ち上がったついでだ、美加君ちょっとスカートまくってパンティどんなの履いてるか確認しようか」
「はい」
和香は素直に返事をした。
直後、真貴のタイト気味のスカートを一気に腰の上まで下から捲りあげる。これがフレアスカートならもっと子供のスカートめくりのようなことが出来るのになどと和香は思ったが、真貴の方はこんなに一息に腰を無防備にされるとは思わなかったのかもしれない。
「きゃっ」
と、声をあげて一瞬膝が折れそうになったのをなんとか堪えたのがわかった。
黒のパンストの下は、可愛らしい白のレースのパンティを履いている。
「ストッキング、脱がせて」
「はい」
お尻のところからクリクリとストッキングを下ろしてやる。
カシャっパシャっと、その間もひっきりなしにシャッターが切られて、真貴の恥態が次々にカメラに記録されていった。
「脚、肩幅より大きく開きなさい」
Mの女だと、手を頭の後ろに組まされた段階で脚も拡げるように躾けられていたりするものだが、そんな経験もない真貴は、ここでおずおずと足を拡げた。
「美加、匂い
嗅
いで差し上げなさい」
一度は見学を申し付けられたものの、立て続けに命令が飛び、和香も休むヒマがない。
真貴の股間で横座りになると、開いた脚の股ぐらにもぐりこみ、あからさまに真貴のその部分、白いパンティの性器の入口が当たっているであろうと思われる部分に見当をつけて、鼻を強く押し付ける。
「あ‥い、イヤっ」
「どうだ」
「あの匂いがいたします」
「い、いや~言わないで」
真貴がか細い悲鳴をあげる。
「どの匂いだ」
「女が欲情している時のおまんこの匂いです。それにもうおびただしく濡れておられるようです」
「いやーーー」
「そうか中身を見るのが楽しみだな」
「はい」
香坂は、ようやく先ほどの場所に戻るようやはりまた目だけで命じてきた。
その時に旦那様をチラリと見ると、先ほどの慈しむような目とはまた違う、ギラギラとしたオスの目線で真貴のことを凝視していた。なんといってもズボンの股間が大きく盛り上がり、興奮しているのは明らかで、和香が望んだ通りのシチュエーションが出来上がっていく。
和香は、旦那様の様子をついつい見てしまいながら、元の位置に戻って座り直した。
「はい、じゃあまわれ右してお尻をこちらに向けて。手は一度下ろしていいから、ゆっくりパンティを自分で膝の下まで下げなさい」
回れ右をした瞬間に脚を再び閉じてしまった真貴は、自らの手でパンティを下ろしてプリンとお尻を剥き出しにしたところで「脚、閉じないよ」
と香坂に言われ、慌てて肩幅まで拡げて、窮屈になった状態で何とか膝下までパンティを下げていく。
タイトスカートのよいところで一度たくしあげたものは腰の位置でしっかりと留まっている。目隠しによりその表情はわからないが、一度おろした手は命じられぬとも再び頭の後ろに組み直した。
「よし、いい子だ」
言葉は褒めたのに、近寄って行った香坂は一度、パチンと奥様のお尻を平手で打った。
そして、今真貴が自分で組んだばかりの手を取り、両手を先ほどまで自分が座っていたソファにつかせて前屈みにさせる。
「頭もそこにつけて、脚は出来る限り拡げなさい」
真貴は意志を失ったように言うとおりにしようとするが、「もっと」
と、言われて慌ててさらに脚を拡げようとして、先ほどおろしたパンティに阻まれ、一定以上はそれが不可能なことに気づき、「ごめんなさい」
と、聞き取れるかどうかという小さな声で言った。
香坂はまた和香達の方に来て、シャッターを切り続けている。
真貴のそこは少し下付きと呼ばれるものなのかもしれない。そのポーズでも性器の穴のある部分の割れ目が丸見えで、少しはみ出したココアブラウンの肉ビラがあまりにも淫らな光景だった。しかもそこからいかにも粘りがありそうな液が糸をひくように垂れてきて、それは二十センチほど下まで伸びて止まった。
滴り落ちてしまえばまだしも、性器からそんな液を垂らしっぱなしになってしまった真貴の心境、いやそれを見ている旦那様の心持ちはいかほどだろうか。
五
「パンティ脱がして持って来い」
あの方はわたくしの髪の毛を掴み、座っていたわたくしを四つん這いにさせました。
奥様のところまでそのまま這って行ったわたくしは、口だけで奥様のパンティを脱がせて差し上げます。もちろん奥様がそれを察して協力してくれたからこそ可能な動作でした。
パンティの中から、そして奥様の股間からも、オンナの匂いが強く漂っておられます。充分すぎるほど欲情されてメスになっておられるのでしょう。
「今度こそ脚、最大限まで開いて、お尻をもっと高く突き出しなさい」
開脚の邪魔をしていたものがなくなったわけですから、当然の命令が下ります。奥様の方も、先程うまく出来なかったことで逆に足を開くという心理的障壁がどこかへ行ってしまわれたかもしれません。
「は、はいっ」
奴隷牧場外伝 奴隷和香と人妻真貴 歪んだ愛 第1部分 (1/2)
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