女性の将来なりたい職業ランキング第一位が性奴隷な世界5 俺を好きな女の子・朝山蜜柑 第1部 (1/4)
次の話
目次
一話 一週間の始まり
二話 好きな人だからの困惑と不安
三話 隠れて逢引……失敗
四話 我慢できない女の子たち
五話 蜜柑のワガママ
六話 学校で隠れて本気エッチ
七話 サボって耽る淫ら
八話 淫らの続きを求めて
九話 お試しは明け透けな店員さんたちと
十話 襲われる準備
十一話 身体を綺麗にしつつ我慢できずにエッチ
十二話 好きな女の子と自宅でエッチ
十三話 本気エッチのあとのまったりタイム
十四話 エッチな彼女と一緒の朝
一話 一週間の始まり
月曜日が始まった。
俺は学校に向かうために家を出て、駅までやってきて、電車に乗ってそう思った。
不思議な感覚というか、本当にあれなのだが、数時間前どころか、数十分前まで良い関係になっていた女性と懇ろになっていたわけで、一週間の始まりという意味では通勤通学の満員電車で今日が平日なんだよなという感覚を思い出した。
「おぉっと……」
短い区間だけの利用とはいえ、残念ながら、今日は混んでいた。
これに乗り遅れると遅刻するというわけではないが、ギリギリになるというのは経験則で分かっていたので乗り込んだのだが、後ろから押されるように奥まで流されてしまった。
このあたりは前の世界と変わらないなと思う。
前の世界。
俺はちょうど一週間前にこの世界で目覚めた。
いや、目覚めたというのが正しいのか、思い出したの方が正しいのか。
名前は同じ
三
笠
圭
で年齢も一緒だけど、性格や体格、趣味はかなり違う青年になっていた。
とりあえず、混乱もするが俺にはこの世界とは違う世界の日本で大学生をしていた記憶があるという感じで考えることにした。
戸惑いもあった。
変に同じ部分と違う部分が混在していて目が回りもしたが、それよりも思春期真っ盛りの俺にとっては無視できない重要な違いに心を揺さぶられた。
この世界では女性は性奴隷になりたがっている。
これは衝撃だった。
いや、もう、エロ本とかエロいゲームくらいでしか見ることのないような話だ。
そう聞くと女性全員が男性に媚びを売りまくっているのかという話に聞こえるが、そういうわけでもない。
この世界の性奴隷というのは前の世界の日本、面倒だから前世の日本と区別するとして、性奴隷という言葉のニュアンスが違う。
どうニュアンスが違うのかといえば、性奴隷になりたいという大前提の背景からだ。
前世の日本で性奴隷になりたいというと、そこには性的な快楽を享受したいとか、主従の関係になる主に対して、へりくだりにへりくだった立場になりたいとか、そういう意識から来る話になるだろう。
また、性奴隷では決してないが、拗らせた熱烈なファンが推しの奴隷になりたいという感覚の延長線で、奴隷として推しを金銭的に支えるのか、肉体的な奉仕をして満足させたいという願望から性奴隷になりたいと口にすることはあったかもしれない。
あとは暴力的な支配の一環として、奴隷的な立場に身を置くとか、そういうことでもない限り、奴隷にしかも性奴隷になど誰もなろうともなりたいとも思わないだろう。
だが、この世界では違う。
性奴隷という言葉の意味が違う。
この世界の男女関係はかなり希薄だ。
その理由は、男性が女性に興味を持たないことにある。
いや、興味を持たないというと語弊があるので訂正すると、男性は女性に性的な興味を持たないのだ。
性的な興味を持たない。
男性に性欲がないというわけではないのだが、極端に薄い。
だから、男性が女性を抱くということが珍しい行為となる。
抱く行為が珍しいとなると問題になるのは妊娠という点だ。
種の保存のために性行為があるというのに、性欲が薄いということは妊娠するための機会が極端に低い。
そのうえで、この世界の妊娠率は物凄く低い。
生でエッチをして、しっかりと精液を膣内で吐き出したとして、女性の排卵日だったとしても、自然受精率は一桁パーセントほど、統計の取り方などでバラつきがあると言われていて、さらに悪いと言う人もいる。
そのために自然受精ではなく無理矢理妊娠するための薬が古くから欲せられ、作られ、そして、使用されてきた結果、現代まで人間は滅ぶことがなかったというのが実情だ。
そんな状況のなかで、性欲が薄い男性がそれでも欲しいと思う女性がいる。
十人十色という言葉がある通りだ。
この世界のシンデレラストーリーはお姫様になるのではなく、男性に性奴隷にしてもらうことなのだ。
「すみません……」
満員電車は変わらないが、全く違うこの世界と前世の違いを頭で考えていたら、横から押されて、つんのめって、前の人に圧し掛かってしまった。
「大丈夫ですよ」
そう言ってくれた相手を見て、喉の奥で呻いてしまった。
目の前の女性は、際どすぎるボディコンスーツを着ていた。
前世なら公序良俗に反するとして、即座にドナドナされると思うが、この世界ではさっきも言ったが、男性は極端に性欲がないために逆に女性の性的なアピールが過激な傾向にある。
テレビコマーシャルでは、ほぼ全裸の女性が出てくることも日常茶飯事だし、女性は特定の男性と関係を持っている方が珍しい。
別に妻が他の男と寝ることに対して夫が不満を持つことはなく、逆も同じで夫が外で女性を抱くことに拒否感を持つ妻はいない。
もちろん、嫉妬も不満も覚えるが、この世界の夫婦はあくまで共同生活をする親密な男女というだけの呼称だ。
まぁ、夫婦となれば子作りの相手として、優先的に考えるくらいの関係性が生まれるといった程度の関係だ。
「おぉ……」
今日は乗車率が高いのか、押される強さが強い。
踏ん張ってはみたものの、残念ながら目の前のエロい女性に密着することになってしまった。
「……あふぅ」
さすがに潰さないようにという配慮はしているが、それでも俺が踏ん張りきれない圧力があるので、女性と俺の密着度は跳ね上がっていく。
女性は苦しげに声を漏らした。
体勢的に俺が抱きついているという感じだ。
彼女の肌色面積の広い服装も相まって、残念ながらおっぱいとか太ももの感触を感じてしまう。
(最高かよ!)
心の中でこのエロい状況に喜悦を覚えるが、まぁ、それをポーカーフェイスでひた隠す。
ただ、昨日、しっかりと
雛
森
雫
さんと
青
葉
紗
良
ちゃん、氷
室
洋
子
ちゃんという三人と関係を持って、性欲を溜め込んでいなかったおかげか、勃起することはない。
ちょっとでも、性欲が溜まっていたら勃起していたと思う。
満員電車で密着した女性に興奮して、勃起する男。
話だけ聞いたらとんでもない奴になってしまうが、まぁ、この男性の性欲が薄いこの世の中ではそうなっても大騒ぎにはならないだろう。
逆に女性の方がなんやかんやとエッチに誘ってくれて、しっぽりと性欲解消することになるかもしれない。
たまにそういう感じで、駅の男子トイレに消えていく女性と男性がいたりする。
逆痴漢とかそういうこともあるとかないとか。
今回はそうはならない感じになると思うが、じんわりと身体の中に熱が溜まっていくのを感じる。
(いや、本当に自分の性欲の強さに驚くなぁ……)三人とエッチをして、空になるまでというか、疲労を覚える程度にはしっかりと精液を吐き出したというのに、既に次の相手を求めるように熱が生まれている。
そんな風にスイッチが入ってしまったが、短い幸福な密着は終わってしまう。
電車が減速し、駅に到着する。
多少名残惜しさを覚えるが、ここで降りないと学校に行けないのだから仕方ない。
最後に小さくごめんなさいと謝罪すれば、「混んでるわね」と女性も困ったように肩を竦めるだけ。
おっぱいに触ったとか太ももを揉まれたとか、いや、そういう意識で手を伸ばしていないが、痴漢されたと言われても弁明のしようがないほどには密着していたが、そういうお咎めは無し。
むしろ、ちょっとだけ嬉しそうな様子だったのは、事故とはいえ男性に触れられたからなのかなとか邪推してしまう。
そうやって、電車を降りて、学校までの道のりを進んでいく。
今日からまた学校が始まる。
前世では憂鬱に感じていたのに、この世界の俺は学校に通うことに苦痛を感じていない。
授業が面白いとか、そういうわけではない。
なんというか、新しい一週間が始まるということが嬉しいというそんな感覚だ。
この世界の俺にとってみれば普通の感覚だが、前世の俺の記憶からすると不思議に感じる。
もっともいやいや登校するという感覚ではないので、気分は良い。
しかも、学校に行けば好きな女の子がいるというのも大きい。
好きな女の子。
クラスメイトの
朝
山
蜜柑
が待っていると思うと自然と歩調が速くなる。
いや、待ってくれているのかは怪しいが、好きだという言葉はもらっているし、俺の気持ちも彼女には伝わっているはずだ。
核心的な告白をしようとしたら止められたが、それは学校のトイレで告白をしようとした俺が悪いだけで、告白自体は嫌がられてはいないはずだ。
好きな女の子として蜜柑のことを思っているが、彼女だけが好きというわけでもないことに、薄っすらとした後ろめたさを覚える。
だがこの世界で女の子に好意を向けるというのは特別なことであり、誰か一人だけを好きなのではなく、複数の女性を好きになる男性というのは、女性からはたぶん物凄く好意的に受け止められるのだと思う。
そんな思いとこの世界の価値観を踏まえて、何とも言えない気持ちになりながら、学校までたどり着き、階段を昇り、クラスの前までやってきてみたが、なんというか騒がしい。
「おはよう」
「おぉ、三笠か」
クラスメイトの男子が珍しく廊下に出てきていた。
「どうかした?」
「なんというかなぁ……」
面倒くさいと言うか、説明するのが難しいのか、そっと教室の中を覗いた彼に続けて、中を覗き込む。
「蜜柑、スカウトされたんだって!」
「……あははは」
姦
しい雰囲気がそこには広がっていた。
他のクラスの女子も押しかけ、一人の女子を取り囲んでいる。
その取り囲まれている女子は蜜柑だった。
「スカウト?」
蜜柑に対して投げかけられた言葉に俺が首を傾げる。
「なんか、昨日、街で風俗嬢かデリヘル嬢の誘いを受けたとか、なんとかって……」
俺の疑問になんともなしに男子生徒が応えてくれる。
「へぇ……」
俺はちょっと、いや、かなり心がざわついた。
「なんだなんだ。もうホームルームを始めるぞ」
姦しく盛り上がっている教室に足を踏み入れずに廊下に立っていたら、後ろからやってきた担任に追い立てられてしまった。
「騒がしいな。ほら、帰った帰った」
他クラスの生徒を追い出すように囃し立てる担任。
そうして俺も教室に足を踏み入れる。
「……っあ」
俺の姿を見つけた蜜柑が先ほどまでとは違う可愛らしい笑顔を向けてくるのだが、俺の方は何とも言えない表情を向けるしかできなかった。
「「……」」
そんな俺の態度に気付いたのか、蜜柑が固まる。
表情が曇ったわけではないが、お互いになにか話したいと思っているのだが、そういう時間は残っていない。
「ほら、三笠、席に着け」
「すいません」
担任に言われるままに俺は自分の席へと向かう。
そうして、ホームルームの時間が始まって、そのまま一限目の授業へと移り変わる。
蜜柑は時々、こっちを見てくる。
俺も彼女を目で追っている。
(今日も可愛いなぁ……)
蜜柑の服装はいつもと変わらない。
ただ、今日の彼女は髪を結いあげている。
ポニーテールというのが正しいのか分からないが、とりあえず、髪を後ろで結っていて、うなじのあたりが見える。
いつもは見えない部分を曝け出しているという意味だけではなく、彼女とエッチした時に、見て、吸いついた記憶もあるので、艶めかしく感じた。
まぁ、好きな子のうなじが見えたらテンションが上がるのは仕方ない。
そういう感じで俺は蜜柑をじっと見つめる。
蜜柑から笑顔を向けられて上手く反応を返せなかった理由は、自分の中で解消できた。
デリヘル嬢か風俗嬢、どちらのスカウトを受けたのかは分からない。
この世界の女性が性奴隷になりたいという流れでその二つの職業は人気が高い。
スカウトされるほどに魅力的と認知されたという点で、蜜柑にとっては良いことだろう。
前世的に言えば、モデルやアイドルとして芸能事務所からスカウトされたとか、そういう話と同じだ。
彼女の魅力が世間一般に認められたという意味では、鼻が高いというか、そんな気分もあるが、彼女がもしもスカウトを受け入れているというなら、話をしなくてはいけない。
俺以外の誰かに抱かれることを許す気はない。
もしも、蜜柑が俺以外とも相手をしたいとか言い出すのならば、申し訳ないけど捕まえるしかない。
いや、そういうことをしなくても臨時収入で手に入った大金で彼女を手に入れてしまえば良い。
手に入れる。
お金を使って、彼女の全てを手に入れる。
もともとそのつもりだった。
先週の水曜日に彼女を買って、その時から通常よりも数倍の値段で買っていた。
最初は蜜柑の冗談とか、値切られることを前提としたふっかけだったのだが、それを俺は飲んだ。
高額で買うということに意味があって、性奴隷にするという意思表示も俺としては含んでいた。
彼女の方にその意図が明確に伝わっていたかは分からないが、俺としては最初から彼女を俺だけの性奴隷にするつもりだった。
性奴隷。
言葉だけだと、人格も人生も否定して彼女を物のように扱うような気さえするが、そんなことをするつもりはない。
繰り返すがこの世界でいう性奴隷と主人の関係は純愛だ。
下手な話、夫婦よりも恋人よりも恋愛感情をぶつけ合う関係だ。
だから、俺は蜜柑を性奴隷にしたいと思っていた。
ただ、学校のクラスメイトにそんな関係を迫るのは時期尚早だとか、彼女の気持ちを確認してからとか、色々と常識的な意識でセーブをかけていただけ。
その間に横やりが入ったとなれば、手をこまねいているわけにはいかない。
雫さんに孕めというのとは違う。
いつかはしなければいけない覚悟だったのだからと俺は授業を受けながら、腹を括るのだった。
二話 好きな人だからの困惑と不安
(なにか怒らせるようなことをしちゃった?)
圭の表情を見た私は彼の不満そうな表情にぎくりと震え上がった。
思い当たるのは先週末、彼の誘いを断ったことだ。
断るべきではなかったとは今でも思っている。
エッチなお誘いを断るなんて女として終わっていると自覚しているが、それでも彼と続けてエッチをするということに対して、拒否反応を示してしまった。
理由は簡単だ。
彼とのエッチが良すぎるから。
このことは誰にも伝えていないが、まさか自分の母親にそのことがバレているとは思っていなかった。
まぁ、自分の家で娘が抱かれているとなれば、世話焼きの一環として覗く親がいてもおかしくない。
もしも自分に娘がいて、家に招き入れていたら覗くと思う。
それによって、圭が特別なことがバレたことに対しては不満を覚えてしまうが、母がそのことを口外することなくいてくれているのはありがたくも思う。
溜め息を吐きたくなるような話だが、圭は私の母親を抱いている。
別にそのことについて目くじらを立てたいとも思っていない。
客観的に見て、母親がエッチなのは知っていた。
元デリヘル嬢。
その肩書に恥じないエッチな身体をしているし、娘がいるからか妊娠薬のせいか欲求を溜め込んでいたところに圭と私のエッチを見せてしまったら、それは娘に黙って抱かれに行くのは仕方ない。
と思っていたら、誘ってきたのは圭の方からという話で、それを聞いて、私は心の中で悲鳴を上げたわけだ。
母さんには勝てないと思う。
肌の張りとか若々しさとかそういう意味では負けないと思っているが、実経験とかテクニックとかは間違いなく勝てない。
母親に骨抜きにされてしまったのではと焦る私に対して、母は大丈夫よと微笑むだけ。
その微笑みも妖艶さというか、いつもの母らしくないからこそ不安しかなかった。
そのうえで、学校が休みの二日間は彼に連絡をしないようにと釘を刺された。
謝罪とかそういうのだけはした方がという私に対して、悩みつつも母に止められた。
そういうわけで私は後悔と不安を抱えたまま二日間を過ごした。
後悔と不安だけで過ごせていたらどれほど良かったのか。
こう言うと本当に自分が彼にハマっているのを自覚するようで悩むのだが、彼の誘いを振ってしまっただけではなく、彼とのエッチを自分からお預けにしたということが本当に辛かった。
ふとした瞬間に圭の裸を思い出して、思い出すのは裸だけで済まなくて、彼のチ×コとその感触、そのままエッチの快感を思い出した。
お昼休みにお手軽に抱かれるというのも背徳感とか、容赦ない快感に溺れられて好きなのだが、一番、思い出すのは初めて買ってもらって自分の部屋で抱かれた時のことだ。
手加減されていたというか、彼の動きはどこかぎこちなかった。
それでも彼の凄いチ×コに奥を突かれ、快感を与えられ、脳がショートするたびに子宮を小突かれる快感に目を覚ました。
あんなエッチをしてしまったら戻れない。
それだけでなくても彼のチ×コをマ×コで受け止めただけで、それまで経験を上塗りされていくような感覚を覚えて、酔いしれたのだ。
思い出してしまった激しいエッチ。
ゾクゾクと背筋が震え、欲求不満にお腹の下の方がひくつく。
それは思い出しただけで甘い絶頂を覚えてしまったという証拠で、それを確かめるように股間を指でなぞれば、勝手に濡れ濡れに溢れた愛液が湿り気を生んでいた。
まぁ、そういう状況になって、指を伸ばしてしまった結果、私はこの休みの二日間のほとんどを自分で自分を慰めていた。
圭とのエッチを思い出して、指でマ×コを弄る。
最初はそうだったのに、気付けば自分の欲望を反映させた妄想に浸かっていた。
シチュエーションは圭にメチャクチャにされるという感じのものだ。
メチャクチャにされる。
女の子なら一度は夢に見るシチュエーションだと思う。
男性に乱暴に快感を与えられる。
それを夢見ない女の子はいないと思う。
乱暴に抱くような性欲が強すぎる男性なんてこの世界にいるわけないと思っていたので、そういう興奮した男性に襲われるというのは、ちょっとだけ怖いけど、絶対に激しいセックスになると思えて、興奮できるという話だ。
いるわけないと思っていたのに想像するのは現実的に、圭ならばそういう風に抱いてくれる可能性があるかもと思えるからだ。
三日の間、続けて抱いてもらう。
二日目、三日目は一日目に比べて軽いとはいえ、私は絶頂しているし、圭は思いっきり膣内で射精している。
お互いしっかりと絶頂を迎えているので、短時間といってもあり得ない話だ。
普通の男性なら一回射精したなら、最低三日間は勃たないはずだ。
それなのに圭のチ×コはそんな生易しいものじゃない。
お昼休みだからということで我慢してくれているけど、我慢しなければ、そのまま放課後までエッチができてしまう気がする。
そんな性欲が凄い彼なら、もっと激しいエッチをしてくれるのではという期待から妄想が膨らんでしまった。
そんな自分勝手な妄想で一番、盛り上がれたのは圭に性奴隷にしてもらって、可愛がられるという感じのものだった。
その想像はヤバすぎて、土曜の夜に思いついて、日曜の朝までそれでいっぱい絶頂した。
恥ずかしいけど、本当に自制が効かなくて、手がふやけて身体の節々が痛くなるほど自分を慰めてしまった。
そうして、気絶するように眠って、起きて、さすがに二日間オナニーをして過ごしていただけというのはまずいと駅前に出かけた。
思うところがあって、いくつか下着屋を転々として、気に入ったものを購入して、帰ろうとしたところで、「あの……」
「はい?」
声をかけられた。
振り返ると男性だった。
「今って、時間ありますか?」
しまったと思った。
普段なら愛想よく「暇ですよ」などと言って媚びを売るのだが、今の自分には圭がいる。
間違いなく売春のお誘いだろう。
日曜日は休みだという解放感からか、男性も女性を買うことが多い。
だが、私は今日はそういうことをしに来たわけではない。
なので「暇じゃないです」と切り捨てるべきとは思っていても、心のどこかで圭に捨てられる未来を思い浮かべて、言葉が続かない。
「暇じゃない感じですか?」
「あぁっと、今日はそういう気分じゃないと言いますか」
男性が詰めてきたので、私はどうにか無難な返答を返すだけしかできなかった。
最寄り駅ということもあって、過去に何度もここで立っていたこともある。
地元ということや少しは継続して立ちんぼをしていたので、顔を知ってもらっている自覚はある。
だからここでそういう気分じゃないとしても、男性から声をかけられたのを拒否するのは抵抗感があったわけだが、そうは言っても圭以外の人とエッチをしたい気分ではないのは事実だった。
「買う気はないですよ」
「そうなんですか?」
男性は私にそう言うとそそくさと一枚の名刺を取り出した。
「私、一応、こういうものでして……」
どうぞと渡された名刺で、男性の名前が鈴木さんということとこの地域では有名な風俗店のスタッフさんらしいことが分かった。
「ありていに言えばスカウトなのですが……」
「えっ!」
声が弾んでしまったのは仕方ないことだと思う。
(まさか、風俗嬢にスカウトされてるってこと
?!
)
それは女の子なら誰もが夢見ることだと思う。
「……その理由はなんでしょうか?」
私は一旦深呼吸をしてから鈴木さんに問いかけた。
軽く目を見張った鈴木さんは一つ頷くと話し出す。
「まず、声をかけた理由は私の勘です」
「勘」
「えぇ、と言ってもスカウトとしては五年になりますから目は利く方ですし、あなたのことは以前からチェックはしていました」
「そうなんですか?」
「そうですよ。立ちんぼをしている子は大体が地元や通いやすいところでする人がほとんどですからね。そういう意味で継続して立っているという点で地元店であるウチとしても都合が良いのです」
その言い分は分かりやすい。
風俗嬢として通いやすい立地なのは店としても働く女性にしてみてもメリットの方が大きい。
「なので、私としては一皮剥ければスカウトの声をかけようとは思っていたんです」
「ありがとうございます」
「……声をかけたのが少々遅かったのかもしれませんが」
苦笑を浮かべる鈴木さん。
「どういう意味ですか?」
「そのままの意味です。たぶん、あなたは風俗嬢になれるということに対して興味がないでしょう?」
「まぁ、そうです」
スカウトされたということで興奮したのは事実だが、少しずつその熱が抜けていくと私としてはあまり興味をそそられる話ではないなと思った。
理由は簡単だ。
圭以外の男性に本気になれる自信がないからだ。
「実際のところですが」
「はい」
「好きな人がいるとかですか?」
「……そうですね」
「恥ずかしながら、そういう想い人がいる女性と関係を持ちたいと望む男性も多いのですが……」
「あぁ……そういう癖ですか」
「ですね」
寝取りとか、金だけの関係を強く感じることに燃える人がいるとかいないとか、そういう話で言えば、私をそっちの方向で売り出せば売れる気がする。
割り切って仕事として身体を許すことはできると思うし、いざ、そういう感じで男の人に買われたら満足させたくはなると思う。
ただ、なんというか、それをしたら圭に嫌われる気配がする。
そうでなくても、もしもの可能性で圭以外の男性の子供を孕んだら、苦しむ未来が見える。
風俗嬢としてではなく、女性として病気などのやむにやまれぬ事情以外で避妊薬を飲むことに対する忌避感もあるからこそ、今の所は圭以外とエッチをしたいとは思えない。
「……脈無しですか」
「すみません」
「いえ、一応、名刺は差し上げますので気が変わりましたら連絡を頂ければ……」
「……分かりました」
そう言って鈴木さんとの会話は終わる。
手に残ったのは鈴木さんの名刺。
要らないですと突き返せるだけの自信がなくて、保険として手に残った名刺。
溜め息を吐く。
それと同時に自信も覚える。
風俗嬢としてスカウトされる程度には男性から性的な対象として見てもらえている。
(誘惑してみようかな……)
いや、する気ではいた。
我慢できないし、圭も私のことを好きだって態度を取ってくれているからはしたないことではあるが、彼に迫ってみようと思い立って、エッチな下着を見繕ってきた。
それを着用して、明日の学校でエッチしようと誘う。
女性からエッチを誘うのはマナー違反というか、ただの馬鹿がすることみたいな世間の常識があるが、圭なら喜んでくれそうな気がする。
私は無くさないように大事に大事にそっとお財布の中に名刺を滑り込ませて、家に帰った。
帰って、そして、夕飯を食べた頃からどういうわけか、私が駅前でスカウトを受けていたという噂が友人の中で広まって、ひっきりなしに連絡が来るようになった。
否定するには噂が正確だったので、早々に肯定したことで連絡は止まったのだが、登校してみれば、詰め寄られて根掘り葉掘り聞かれることになった。
まぁ、そういうものだ。
もしも、他のクラスにスカウトされた子がいたら私も突撃していたと思う。
その攻勢も時間切れでホームルームのためにやってきた担任がたしなめて、終わった。
その流れで圭が教室に入ってきた。
目線でおはようとか、そういうアイコンタクトを送った結果が、芳しくない反応だったので怒らせたのかもしれないと思ったわけで、私はホームルームから続けて一限目の間、ずっと、どうしようかと頭を悩ませるのだった。
三話 隠れて逢引……失敗
「圭、怒ってない?」
三時限目が終わっての休み時間、ようやく蜜柑が声をかけてきた。
「怒ってないけど……」
多少、苛立ちを覚えたのは否定しないが、蜜柑が悪いわけではない。
一限目が終わっての休み時間。
すぐに蜜柑は俺に声をかけようとしたのだが、それを阻むようにクラスメイトの女子が蜜柑を取り囲んだのだ。
抜け出そうと周囲を窺っていた蜜柑だったが、その波は凄まじくて彼女と俺の間には越えられない壁があった。
アイコンタクトで助けて欲しそうにしていたのだが、俺としてもここで蜜柑に声をかけたら面倒なことになる気がして動けずに、そうしてホームルーム前と同じように蜜柑は質問攻めを受けていた。
結局、そのまま二時限目が終わり休み時間になって、人波の勢いは衰えつつもいまだに蜜柑に質問をしようと群がる女子は多かった。
よくよく見れば隣のクラスの女子も混じっている。
「……スカウトに声はかけてもらったけど、断りました!」
結局、蜜柑がしびれを切らして、そう言うと俺の方へとやってきて、しゃべりかけようとしたその瞬間に三時限目の先生が早めに教室に到着して、会話をする前に授業となってしまった。
そういうわけで、ようやく蜜柑が話しかけてきての第一声が怒っていないかの確認だった。
「本当に?」
俺が否定すると疑うように蜜柑が詰めてくる。
「いや、どうして怒ってるって思ったの?」
まぁ、こっちも話したいと思っていたが蜜柑は女子に群がられていて、話ができる状況ではなかったわけで、そのことに怒ってもしょうがないとは思う。
「朝、なんか表情が怖かったから……」
そう言われると思い当たる節はある。
蜜柑がスカウトされた。
それを聞いて、内心で焦ったからだ。
なぁなぁな関係を保ったままでは蜜柑がどこかにいってしまうかもしれないという不安。
不安よりも、大きく胸の中で巻き起こったのは蜜柑が他の男に抱かれるかもしれないということに対する怒りだった。
それを隠しきれずに蜜柑に向けてしまったのを彼女は理解しているのだろう。
ただ、今の俺にはそういう怒りみたいなものはない。
嘘かもしれないが、前の休み時間、スカウトは断ったという蜜柑の言葉を信じているからだ。
あまりにも群がる女子たちが面倒くさくて、咄嗟に否定したかもしれないが、俺としてはその言葉に嘘はないだろうという気がしていた。
まぁ、その言葉を聞いて、怒りを落ち着けている状態とも言える。
(本当のことは蜜柑の口から直接聞き出せばいいし……)内心でそういう仄暗い気持ちを持ちつつ、蜜柑を安心させるように微笑む。
「なんか、怖い」
「怖かった?」
「……け、三笠ってSだよね」
「……責める方が好きだね」
女の子に責められるのは悪くないとは思うが、俺としては自分の手で責め立てる方が好みではある。
ジトっとした目で蜜柑が見つめてくるのを笑顔で受け流す。
見つめ合う格好なので、遠慮なく蜜柑を見つめる。
今日もとても可愛い。
いつものように制服にセーターを着ている彼女。
訝しそうではあるが、俺に見つめられた蜜柑は照れたように顔を赤らめた。
見つめてしまうのは仕方ないだろう。
クラスで一番可愛い子と話をしている。
向こうはこっちに興味津々でこっちも満更ではない。
俺としても蜜柑と二日も会っていなかったからか、彼女と近い距離で話をしているとのめり込んでいく感じがある。
遊んで、ふざけているタイプではない蜜柑は制服を着崩すこともない。
だからといって、清楚を目指して杓子定規に制服を着こなしているということでもない。
首元のボタンを開けているので、彼女の豊満なおっぱいで深い谷間がチラ見えしている。
いつもの光景に眼福だなと思うのと同時に、その魅惑的な谷間に視線が吸い寄せられる。
「……興奮してる?」
俺が不躾な視線をぶつけているために、苦笑を浮かべた蜜柑は周りに聞かれないように口元に手を添えて、耳元に顔を寄せて聞いてくる。
急な接近である。
ドキリとしたが、いちいちそんなことで反応するほど初心ではない。
ただ、予想外だったのは顔を寄せてきた蜜柑から甘い匂いが鼻に飛び込んできたことだ。
クラリとした。
嗅ぎ慣れた気がするその匂いに目を瞬かせる。
囁いた蜜柑は顔を離していく。
名残惜しいような色香に生唾を飲んでしまう。
「ゴクリ……」
「……うん♡」
俺が生唾を飲んで、堪えたように蜜柑の方も喉を鳴らしていた。
蜜柑の漏らした音がものすごくエロいと感じたのは俺の気のせいだったのか。
それを確かめたくなったが、それよりも先に蜜柑が顔に抱きついてきた。
「ふへ?」
情けない声が漏れた。
「……ごめんね」
静かに謝りつつも、蜜柑は周りの目など気にしないというように俺の顔を自分のおっぱいで包み込む。
ふにふにとした柔い感触。
それと共にものすごく強い甘い匂い。
クラリどころかクラクラするほどの濃い匂いに下半身が反応してしまう。
「これは圭が悪いんだよ?」
なにがとか、そういう問答を封じるように蜜柑の胸に顔を埋められて、呼吸するたびに温い酸素を肺に入れるだけしかできない。
温いだけでなくて、蜜柑の匂いも強くて最高だと思う。
「もう、いいかな?」
ふにふにとおっぱいに捕まっていただけでなくて、蜜柑は俺の頭部に頬ずりしていた。
猫可愛がりというのはこういうことかと、なんとなく理解したところで、ようやく解放された。
蜜柑は一仕事を終えたように晴れやかな顔をして、俺の首元に顔を近づけ直す。
「すんすん……」
クラスで一番可愛い女の子に匂いを嗅がれている。
臭いのかと背中に嫌な汗を感じる。
「……他の人の匂いはこれでないかな?」
蜜柑の言葉に違う意味でゾクリとした。
「ごめんね。でも、君から他の匂いがしちゃったから……」
そう言って、恥ずかしそうに頬を赤らめつつも膨らませた蜜柑。
その表情も態度も満点で可愛いのだが、俺の気持ちとしては浮気がバレたという感じに頬を引きつらされる。
「まぁ、私が嫉妬するのもおかしいんだけどね。でも、学校にいる間くらいは私の匂いで上書きするのはいいよね?」
蜜柑はニコニコとしつつもその瞳がドロドロに蕩けていた。
熱っぽいのに冷ややかなという相反するような瞳にゾクゾクとする。
クラスメイトたちからの視線がこっちに集中している気がするが、俺も蜜柑もそういうのはどうでも良いほどに盛り上がってしまっている。
「……蜜柑」
「なにかな?」
「その……」
俺は気になったことを口に出して聞こうとして、口を噤んだ。
だって、その、おっぱいを顔面で大いに堪能したわけだが、その感触がほとほと柔らかすぎたし、それに匂いも温かさも普通と違った気がする。
ノーブラ。
蜜柑の柔らかそうなおっぱいは辛うじてセーターとブラウスで普通っぽく見えるが、そう考えてみると確かに無防備そうにたわわとしているような気がする。
ノーブラなのかと聞きたいが、それを口に出すと要らぬ誤解や蜜柑が頭のおかしい奴と思われる気がして、言葉が続かない。
「……ほほぅ♡」
言葉にしなくても蜜柑は俺の視線に気付いて、言いたいことを理解したのか、ニコニコと目を細めつつ、ゆっくりと腕でおっぱいを持ち上げる。
そうするとふにゅんと柔らかく形を変えるのがありありと分かる。
「良かった?」
「凄く良かった」
蜜柑がホッとしたように言った言葉に首を傾げる。
そんな俺のことはお構いなしにチラリと首を動かし、何かを確認した蜜柑が俺の手を取った。
「ちょっと、いいかな?」
そう言いつつも俺の手を取って歩き出す。
「いいけど?」
これまでの一連の流れを見ていたクラスメイトたちはざわざわとしているが、そんなことは俺も蜜柑も気にならない。
というか、気にしないようにしていたが、先週とか、お昼休みから別々に帰ってきても、視線がバシバシ飛んできていたので、まぁ、クラスでは俺と蜜柑の関係は知られているというか、疑われているという感じだろう。
そのままクラスを出て、廊下の片隅に連れてこられる。
「ここならいいかな……」
そう言った蜜柑はおもむろに壁に手をついた。
「なに?」
俺に背を向ける格好で、どうしたいのかと首を傾げてしまう。
「揉んで♡」
少しばかり前のめりになった蜜柑が振り返りつつも甘くそう言った。
その格好をすると支えというか、たゆんとしたおっぱいが重力に従って垂れる。
蜜柑のおっぱいは若さと張りがあって垂れていることはないが、それでもそういう格好をすれば垂れてしまう。
「……我慢できないから、圭♡」
早くしてと急かすように微かに身体を震わす蜜柑。
いきなりのお誘いに面食らうのだが、そこで手を出さないでいられるほど淡白ではない。
俺は後ろから手を伸ばし、彼女のおっぱいを持ち上げた。
掬うように両掌で乳房を持ち上げると間違いなく、ブラジャーなんて野暮な物はない。
そのずっしりとしつつもふわふわな感触と硬く尖った乳首の感触が感じられる。
「あぁんん……♡」
廊下の片隅だということでかなり蜜柑は声を我慢しているのだが、それでも敏感な乳首が服に擦れたのか、それとも刺激欲しさに俺の掌に擦ろうとしたのか、どちらにしろ俺の耳にははっきりと聞こえるほどに甘い声が聞こえる。
「エロすぎ」
俺はそんな甘い喘ぎを聞いて、場所が場所だというのに興奮してしまった。
虐めたいと蜜柑の乳首の場所を指で探し、見つけると躊躇なく、摘まんだ。
摘まんで、引っ張る。
柔らかい蜜柑のおっぱいは簡単に伸びる。
「あぁぅ♡」
快感が強いのか、蜜柑が全身を跳ねさせる。
そのうえで切なそうに腰を震わせた。
「……あの、ね♡」
「うん」
発情した顔を隠しきれずに頬を染め、荒く息を乱しつつ、蜜柑が振り向いてこちらに話しかけてくる。
雰囲気的にも嫌という感じではないから、おっぱいというか乳首を虐めるのはやめない。
引っ張るだけでも良いらしいが、焦らすようにカリカリと優しく爪で掻いてあげれば、蜜柑は面白いようにビクビクと反応してくれる。
「……わたし、金曜日、断ったよね」
「そうだね」
それは先週の金曜日、俺が蜜柑を抱きたいとアプローチをかけたのに逃げられた話だ。
「……それで怒ったんだよね?」
喘がないようにと我慢しつつも蜜柑は声を震わせつつ、聞いてくる。
「……それで怒ってはいないかな」
「違うの?」
「まぁ、怒ってたのは怒ってたといえるかもだけど、蜜柑が考えているような怒ってるじゃない気がする」
「……えぇっと」
俺の言葉に蜜柑が分からなさそうにしている。
「俺としては一度我慢しているから、今日は我慢できないし、しないよ?」
「そっか……♡」
俺の言葉に蜜柑がそっと身体を震わせた。
金曜日、蜜柑に嫌だと言われ、諸事情でかなり興奮していた俺はかなり不満を覚えていた。
その当てつけとばかりに蜜柑と似ている女性として、代わりに蜜柑の母親である杏美さんを抱いた。
それで満足できた部分と満足できなかった部分があったが、それは昨日、雫さんと紗良ちゃん、洋子ちゃんを存分に味わったことで蜜柑に対するわだかまりはもう残っていなかった。
とはいえ、じゃあ、許したかというとそうではない。
正直、俺は絶対に蜜柑を今日は抱く気でいた。
それを口にしたわけだが、蜜柑は今日は逃げる素振りを見せない。
それどころか、積極的に身体をこちらに当ててくるのは、そういうことなのかもしれない。
蜜柑から、こんなお誘いを受けてしまえば、授業とか諸々のことを棚に上げてしまいたくなるのは当然だろう。
蜜柑も二日の間に我慢できなくなっているのかもしれない。
そんな風に考えて、野暮な問いかけが喉の手前まで登ってきたのを飲み込んだ。
下手に問いかけるよりも雄弁に彼女のお尻が辛うじて、硬くなる手前で燻っていたチ×コに当たってくる。
彼女の柔らかくて、包み込むような尻肉の感触。
尻の谷間を上手く使って、挟んで来るようにされてしまう。
見下ろせば、軽くズボンを押し上げる程度に膨らんだチ×コが蜜柑のお尻に挟まれている。
スカートがあるとはいえ、格好的にはほとんど尻コキをしているのと変わらない。
蜜柑にしても、わざとそういう格好を狙っているのは間違いなくて、彼女はヘコヘコと足を動かして、チ×コへの刺激を続けている。
「……」
「……っ♡」
お互いに言葉を無くして、なんとなくではなくしっかりと熱に浮かされて、エッチなことをしている自覚がある。
腰を押し付けてやる。
「……あぁん」
物欲しそうに蜜柑がお尻を擦りつけてくる。
か細く蜜柑の喉が鳴るたびに俺の耳には喘ぎが聞こえていた。
「蜜柑……」
さすがに盛っているのが恥ずかしいのか、蜜柑は壁の方を向き続けて、こちらを窺うことはない。
なので、名前を呼べばビクンと身体を跳ねさせた。
「圭……♡」
名前を呼んでから、恐る恐るという感じでこちらに顔を向けてくる。
良くない。
俺も蜜柑も間違いなく、スイッチが入っている。
上気し、頬を染めている蜜柑。
口から甘い吐息を吐き出し、腰を震わせている姿は襲われたくて仕方ないという感じでしかない。
俺の方もここまでされて我慢できるほど、堪え性があるわけがない。
彼女のスカートへ手を伸ばす。
分かってはいた。
おっぱいの柔らかさだけでなく、スカートとズボン、それにパンツ越しにしては生々しい感触からそうなのかという予想を裏切ることなく、いや、確かに蜜柑は下着をしているのだが、まるで下着の体をなしていない、卑猥なエロ下着に包まれた彼女の下半身が露わになった。
「エロ……」
「……嬉しい♡」
蜜柑は下着らしき物を着けてはいた。
ただ、布地があるものではなく、ほぼ紐で構成されたショーツの形をした何かだという感覚しかない。
大事なマ×コは丸見えだ。
この分なら、胸の方もこういう紐でおっぱいを支えているのかと興味を覚えるが、彼女のブラウスを剥ぎ取ることはしない。
見たいのが正直な気持ちだが、ここは廊下の片隅で誰かが来ないとは言い切れない。
その程度の理性だけは残っていた。
「……欲しい♡」
そんな理性を溶かし尽くす蜜柑のおねだりに、社会の窓を開けようとしたところで、「なにしてるの?」
「「……!」」
冷ややかな声に全身を跳ねさせたのは俺も蜜柑も同じだった。
「三笠?」
一気に冷静さを取り戻して、どうにかバレないように蜜柑の捲れ上がったスカートを下ろす。
そして、どうにか決定的な状況を隠し整えてから、声の主を確認する。
「えぇっと……」
蜜柑はバツが悪そうにしつつも、声の主を見て、何かを言いたげにしつつ、固まってしまった。
「えぇっと、能代さんだっけ?」
「そう」
蜜柑に名前を呼ばれてコクリと頷く能代。
変わらない。
無表情というか、天然というか、彼女の表情から情報を得ようとするのは難しい。
ただ、そんな彼女とはいえ、そこそこの付き合いがある俺からしたら、ものすごく驚いているのが分かる。
「それで、三笠は朝山さんに何をしてたの?」
「あぁっと……」
エッチなことをしていましたと白状するのが本当はベターなのだが、顔見知りにいきなりカミングアウトするほど割り切れていない。
だからこそ、何とも言えない顔をしてしまった。
「体調悪いの?」
そんな俺の態度に能代が心配そうに目を細める。
「いや、そんなことはないけど……」
「……そう」
能代からの視線は未だに鋭い。
「ねぇ」
「うん?」
俺と能代のやり取りを見ていた蜜柑が、俺の服を摘んで、気を引いてくる。
「能代さんと……どういう付き合い?」
「陸上部の時の……」
「ライバル……」
いやいやと俺が首を横に振りながら、能代をたしなめる。
「違うだろ。能代は陸上の短距離のエースで、こっちはそういう感じじゃなかった……」
「……」
まぁ、そういうことだ。
所属していた部活の異性。
お互い、ストイックに陸上に打ち込んでいたので、会話もよくしたわけではない。
それでも、ぬるい部というわけではないにしても、ストイックな能代からしたら物足りない部分を抱きながらも、その中で、目の端で相手を見つけてホッとしていた間柄。
蜜柑とは違う意味で美人、いや、美少女なのだが、そういうことを感じさせない雰囲気がある。
胸は蜜柑の方が大きいがプロポーションは能代の方が上だ。
モデル体型というやつで、男からしても引き締まった身体つきと纏った雰囲気的に格好が良いと思わされる。
何とも言えない雰囲気。
「そろそろ授業が始まるよ……」
能代の言葉に俺と蜜柑は「あぁっ」と気の抜けた声を漏らして、自分たちの教室に戻るのだった。
四話 我慢できない女の子たち
「それじゃあ、続きはお昼休みで……」
「りょ、了解」
乱入者というか能代に邪魔をされて、羞恥を覚え逃げ帰ってきた教室前でお昼の予定を申し出た。
嫌という素振りもなく蜜柑は嬉しそうにしつつも、どこか戸惑ったように首を縦に振ってくれた。
そう言って、席に戻った俺と蜜柑に対して、周りが少しだけ窺うような雰囲気を漂わせていたが、それを無視していれば深く突っ込んでくるようなこともなく、淡々と四時間目の授業を受ける。
残念ながら、興奮していてまともに授業を受けれたとは思えない。
内容は理解できたが、それだけだ。
(これは復習が必要だな……)
そう思って、教科書に付箋を貼っておく。
黒板から視線を滑らせて、蜜柑を盗み見る。
彼女の方もどこか上の空な感じに見えて、それはちょっとだけ嬉しい。
そうしているうちに四限目が終わる。
ちょっとだけ早く終わったことに安堵しつつ、目線で蜜柑を見ると鞄からお弁当を取り出して、食べ始めている。
「早いね」
「お腹空いちゃって……」
クラスメイトにそんな返答をしている蜜柑を流し見つつ、俺もお昼を調達しに向かう。
「今日はミックス弁当だよ」
「珍しい」
いつものように購買で弁当を購入したら、珍しいミックス弁当だった。
ミックス弁当というのは揚げ物三種盛りの弁当だ。
コロッケ、唐揚げ、ハムカツという三種の揚げ物がメインの弁当となっていて、たまに気まぐれで販売される。
「最近、お店に来ないけど大丈夫?」
購買の花さんからそう聞かれて、俺は反応に困ってしまう。
これまでの俺は自炊しないので、外食が多かった。
その流れでよく通っていたのが、購買に品物を下ろしている花さんの食堂で、ここ数日は通っていなかった。
そんな俺が店にやってこないことに対して、どこか心配そうにされてしまったというわけだ。
「大丈夫です。その、他で食べることが多くて……」
「食べてるなら、良いんだけど……」
どこか寂しそうに目を伏せる花さん。
「明日は行きます」
「じゃあ、待ってるからね」
心配させ続けるのも心苦しく思えて、俺は明日の夕飯を花さんの食堂で取ることを決めた。
そんな世間話をしつつも、手頃な場所で弁当を平らげて、そそくさといつものトイレへと向かう。
五階のトイレが蜜柑との逢引の場所となっている。
階段を駆け上り、待たせている蜜柑の元へと向かう。
そうして、トイレの前にやってくると、「圭……」
「ご主人様……」
そこには蜜柑だけではなく
真
島
由
利
ちゃんもいた。
「由利ちゃん?」
いるとは思っていなかった人物に俺は名前を呼んで確認してしまう。
「はい、由利です」
とは言いつつ、由利ちゃんの姿にホッとする自分がいた。
蜜柑の方も由利ちゃんが色々とあったことは知っているので、元気そうにしていることにホッとしているような雰囲気がある。
ホッとしている雰囲気とちょっとだけ敵対的な雰囲気があるのは由利ちゃんが俺との逢瀬を邪魔しているからだろう。
「あの……本当に申し訳ないとは思うんですけど」
「どうしたの?」
「……私、我慢できなくて」
そう言って、由利ちゃんが俺に抱きついてくる。
「ご主人様、一回だけ抱いてください♡」
そう言って、彼女の方から唇を奪われる。
「……っ!」
その光景に蜜柑が目を見開いて、驚く。
蜜柑のことを思えば突き放すべきなのかもしれないが、俺としては由利ちゃんも大切な女の子なわけで、そんな彼女から唇を奪われているならお返しを返すのは当然のことだった。
驚きつつ、何とも言えない視線で俺と由利ちゃんを見る蜜柑。
それを確認しつつも由利ちゃんと熱烈なキスをする。
ゾクゾクとするのはキスが甘いからだけではなく、好きな女の子の前で違う女の子とキスをしている背徳感があるからだろう。
後ろめたい気持ちもあるのだが、驚いてはいても、蜜柑が嫌がる素振りを見せていないので、キスは続く。
「……人が来るといけないから、入らない?」
そう言って歩を進めてきた蜜柑に従って、俺と由利ちゃんは移動する。
「こっち……」
「そっち?」
「男子トイレより、こっちの方が人が来ないと思う……」
蜜柑が誘導したのは女子トイレの方だった。
「まぁ、そうかもだけど」
「ほら、速く……」
蜜柑が俺の手を引いて、女子トイレに引き込む。
由利ちゃんはキスで蕩けていて、「あぅ♡」とか恍惚としている。
「キスしても良いよね?」
「蜜柑?」
女子トイレに連れこまれたらすぐにずずずいっと距離を詰めてきた蜜柑が俺の襟を掴んで、問い詰めてくる。
「キス、しても良い?」
超至近距離で問いかけてくる蜜柑はどこか涙目だった。
(怒らせた、悲しませた、そういうことなのかな……)目の前で違う女の子とキスしているのは浮気と同じで、それで蜜柑が傷つかないなんて虫の良い話はない。
「……して欲しいんだけど」
「……ごめん」
そう言って、蜜柑は俺の唇を奪う。
トイレの手洗い場の縁に腰かける形で座らせられた。
今まで蜜柑はキスを頑なに拒否していた。
それは恥ずかしいとか、キスは特別なんだみたいな感情があったのだと思うけど、由利ちゃんとキスをしている俺を見て我慢できなくなったのか、俺の首に手を回し、キスをしてくれた。
抱きしめるように腕に力を込めた蜜柑。
密着度が増して、それに比例するように貪るように唇を唇で甘噛みされる。
舌を伸ばせば、蜜柑の舌が絡んでくる。
「はぁんちゅ♡」
「んむちゅ」
「……ご主人様ぁ♡」
由利ちゃんが復活して、物欲しそうに声を上げる。
「真島、さん」
「はい……」
「……圭を気持ち良くさせてあげて♡」
「良いんですか?」
「時間なくなっちゃうし、我慢できないんでしょ?」
「……ありがとうございます♡」
どこか申し訳なさそうにしていた由利ちゃんだったが、蜜柑から許しをもらえて嬉しそうに蜜柑に笑顔を向ける。
「……くっ」
「どうかしましたか?」
「なんでもない」
「でも……」
「ねぇ、圭」
「なに?」
「あの子、可愛すぎじゃない?」
俺もドキリとさせられたのだが、由利ちゃんのエンジェルスマイルというか、屈託ない笑顔は破壊力が高すぎるわけで、それを初めて見た蜜柑はどこか毒気を抜かれてしまっていた。
毒気を抜かれたうえで、さらに食い下がる由利ちゃんの反応にたじたじになった蜜柑は、俺にそっと囁くように文句を言う。
「可愛いよね」
「無下にできないじゃない」
「優しい」
「いや、その、私が圭と彼女との関係をどうこう言うのは違うと思うし……」
この世界では男性の交友関係に文句を言う女性はいない。
むしろ、積極的に女性は他の女性に譲ろうとする傾向もある。
それは男性を複数人で射止めるという処世術みたいなものがあるということらしい。
俺としては蜜柑から由利ちゃんを抱いてあげてと言われて面食らったが、据え膳というか、許されるならばと、由利ちゃんを抱きに行った。
その結果、由利ちゃんからの好意がかなり強くなってくれたので、それは男として嬉しくもあった。
「あの、朝山先輩」
「なに?」
「本当にしていいんですか?」
気の弱いというか、引っ込み思案な由利ちゃんらしく、蜜柑に最終確認をとる。
「いいよ。その代わり、次は私がしてもらうから……♡」
いいよねと目線で確認されたので、俺は頷く。
二人連続で相手をして、我慢できるのかという点では不安を覚えるのだが、それはあとで考えればいいやと思う。
発情しているのは俺だけではなく、蜜柑も由利ちゃんも限界なのだろう。
「それじゃあ……♡」
我慢できないというように由利ちゃんはそそくさと全裸になった。
「……思いっきりがいい」
蜜柑は今までの分を取り返そうとするようにずっとキスを求めてくる。
準備というかキスをしている横で制服を全て脱いでいく由利ちゃんを横目に見ていた感想が、自然と蜜柑の口から漏れたのだが、俺としても気持ちとしては同じだ。
「その、出しますね♡」
一応、確認を取るような感じだが、返事をする前に由利ちゃんは俺のズボンをずり下ろした。
ベルトを外し、ズボンとパンツに指をかけると、そのまま下に下ろしてきた。
抵抗もしていないので、そうするとチ×コが出てくる。
「わぁあ♡」
目の前にチ×コが現れて、由利ちゃんの視線が一気に熱を上げる。
「……ちょっと小さいですかね?」
「あぁ、その少しは我慢している」
「我慢ですか?」
由利ちゃんに小さいと言われてしまったことに対して、俺は言い訳を口にした。
さすがにチ×コを小さいと言われて、理由を口にしないでいるのは面白くない。
そんな風に思われないとしても、あの屑な男と同じように、薬を使ってドーピングしていたと思われる可能性を考えてそう返答した。
「本気で勃起すると治まらないから」
「なるほど……♡」
その言葉に由利ちゃんが一つ頷く。
それで納得してくれたのか不安になるが、「絶倫ですからね、ご主人様は♡」
納得した由利ちゃんは一つ頷いて、そこそこに大きくなったチ×コに手を伸ばす。
「硬さも大きさも良い感じってことですよね?」
手でシュコシュコとチ×コを扱きつつ、その状態を手で感じた由利ちゃんがそう聞いてきた。
エッチはできるんですよねという確認のようなその言葉に、「この状態でもかなり気持ち良いから……」
蜜柑がお墨付きを口にした。
「そうなんですね♡ あの、我慢できないので、入れていいですか?」
「大丈夫?」
由利ちゃんが蜜柑の言葉に納得しつつ、俺に許可を取ってくる。
とはいえ、触ってないので由利ちゃんの準備ができているのかと不安になって、問いかけてしまった。
「大丈夫です♡ チ×ポを見たら我慢できなくらいに溢れちゃいましたから♡」
そういう由利ちゃんの言葉の通り、彼女はチ×コに手を添えて、自分のマ×コにあてがってくれる。
由利ちゃんのマ×コは濡れ濡れの熱々で、入り口は物欲しそうにチ×コにキスをしてくれる。
チ×コの先に感じる由利ちゃんのマ×コ。
それだけでチ×コが跳ねてしまう。
現金なもので蜜柑とエッチをしたいと思っていたが、チ×コを受け入れようとしている由利ちゃんを味わいたいと求めてしまっている。
「入れますね♡」
由利ちゃんが我慢できないのもそうだし、チ×コが彼女のマ×コにキスされて跳ねたのを感じた彼女は跨るように腰を浮かして、そうして、俺のチ×コを咥えこんだ。
「あぁぁあぁっ♡」
我慢しようとはしていたが、挿入されたチ×コに由利ちゃんは震え上がる。
邪魔にならないようにと蜜柑は少しだけ離れてくれた。
積極的にキスをしてくれていたのに、どうぞという感じで離れていく蜜柑に寂しさを覚えるのだが、じゃあ、隣にいてというのもそれはそれで言いづらかった。
「これ♡ ずっとほし、かったでしゅ♡」
入れやすいように腰を落としてあげたから、由利ちゃんは対面する形でチ×コを咥えこめた。
身長差もあるので、挿入したら俺が彼女の腰を掴んで支える格好になり、由利ちゃんは離れないという感じで、しがみついてきた。
首に手を回し、足を絡めてくるので、そのまま抱きかかえてあげる。
駅弁の格好だ。
「ふかぁ♡ これ、しゅぐ、いっちゃ♡」
「動くよ」
由利ちゃんのマ×コは久々のチ×コにジュクジュクに蕩けてくれる。
絡みつく肉襞も凄いし、物欲しそうに締め上げてくるのも気持ち良い。
その絡みつきと締め付けをチ×コで掻き回していく。
ジュブジュブと音を立てながら、抱え込んだ由利ちゃんを責める。
「あぁっ♡ これ、すごぉ♡」
「気持ち良い?」
「きもちいひぃ♡」
しがみつく力が一層強くなり、由利ちゃんもされるだけではなく、腰を動かし、変化をつけようとしているらしい。
「ご、しゅじんさまもきもち、ひぃですかぁ♡」
「かなり良い……」
抽挿を繰り返すだけでも満足できるが、女の子の方から変化をつけようと動いてくれた方が気持ち良いのは間違いない。
だから、由利ちゃんが一生懸命に身動ぎしてくれるのは嬉しいのだが、驚くことに一気に余裕がなくなってしまった。
(マジで由利ちゃんの動きが良いのかな?)
内心、ここまで射精感が高まるのが早いのは予想外だった。
「はげしくしてくだしゃい♡」
「良いの?」
問いかけると由利ちゃんの方も余裕がないのか、一生懸命、首を振ってくれるだけだった。
じゃあ、良いのかとパチュンパチュンと腰を打ち付けた。
持ち上げて、突き上げる。
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