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眼前凌辱 寝盗られ妻 堕ちて · 第1部

眼前凌辱 寝盗られ妻 堕ちて 第1部 (1/2)
次の話

2

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眼前凌辱 寝盗られ妻 堕ちて……

内村 慎也

1

大きく開いた妻の下半身は、すでにしとどに濡れそぼっていた。充血し、潤みを帯びた双眸で自分を見つめる結衣は相当昂まっているのだろう、ともどかしげに腰に手をかける。

和夫は自分の陰茎がたっぷりと汐を噴きこぼす結衣の女芯に絡みとられ、グッと締め付けられるのを感じ、思わず豊満な乳房を絞り上げて「ああ、結衣!」

と抽送を開始した。

「か、和夫さん……。ウウウ、わ、私もとても感じる! いいわ!」

妻があげる艶っぽい淫らな呻きに、さらに淫情がまし「ううう、ますますお前は、」

と激しく腰を打ち付け、花びらのような薄ピンク色の結衣の唇を貪った。

和夫の唇が押し当てられると結衣は尖った舌先を抉じ入れ、和夫の熱いそれに粘っこく絡ませ、ズズッと唾を吸い上げる。お返しとばかり、自分の唾液も和夫の口腔に大量に流し込む。そんな妻の技巧に、昂まりが最高に達し、「ウウウ、もうダメだ!」

と情けない声を出した和夫に

「いくの? あなたもう我慢できないのね?」

と言いながら、さらにその下半身を大きく割開き、腰を突き上げて挿入された和夫の男根を食い締める。

「アア、結衣! 結衣!」

天井を見上げ、狂ったように腰を打ちつけながら、「す、すまない、ぼ、僕はもう!」

と全身を震わせ、アアア、とまた弱々しい声をあげ、ぐったりと自失した。

力なく腰を離し、ふうっと大きな息を吐いて、ごろりと結衣の傍に身を横たえ、陰茎にティッシュを使う。

結衣はそんなに和夫に身を擦りよせ、「あなた良かった?」

と潤んだ双眸で夫を見やる。

頬を伝う結衣の涙を見ながら

「すまない。お前を満足させきれず……」

と、愛おしげに頬ズリをしながら、暗い声音になるのだ。

「いいのよ、悪いのは私、私のこの体だわ……」

そう嗚咽を漏らし、「あの日、そうよ、あの日から……」

そう切ない呻き声を出し、2人はしっかりと抱き合うのだった。

2

企業弁護士として忙しく立ち働いていた有田和夫の唯一の楽しみは、当時住んでいた東京都下の街にあった図書館に休日に通うことで、そこで司書をしていた結衣を見初めたのだった。

まずその大きな瞳に魅了された。本を借りだす時、返却する時、笑みを浮かべ話しかけられる時など、思わず上気し、顔が赫らむのがはっきりとわかるのだった。

その図書館に通うたびに結衣の身体にも男の劣情を掻き立てられていった。地味な制服で随分と目立たないように工夫されているのだろうが、それでも盛り上がるその胸元はどれほど大きいのか?と思えるほどの豊乳と思われた。また腰回り、特にその双臀はよく張り切っており、スラリと伸びた2肢は形良くまさに美脚だった。

同僚と微笑む姿は実に愛らしく、はっきり言うと和夫が惚れ切ってしまったのだった。歳の差もあり、しかもあれだけの美形だ、とてもじゃないが……、とただ遠くから思慕するだけだった。法廷では激しく相手を追い詰め、アグレッシブに戦闘するが、女性面ではからっきし。まあ、しょうがない、と考えていたところ、なんとこの図書館長から企業法務に関する講演を頼まれ、それをキッカケに、結衣と知り合えたのだった。

最近はひと頃のように超高給とはいかない弁護士稼業だったが、しかし社会的ステータスは高い。結衣としても生涯の伴侶としては申し分なく、和夫も驚いたことに、とんとん拍子で婚儀が整った。それは5年前のことだったのだ。

3

企業弁護士は激務だった。深夜帰宅ということ珍しくない。だが新婚当初は身も心も結衣に溺れていた和夫だった。幼少の頃より、ただ勉強ばかりしてきた和夫は東大の法学部在学中に司法試験に合格したのだが、しかし天は二物を与えず、これまで女性とはとんと縁のない生活だったが、理想は常に高かったのだ。

そんな艶のない和夫の人生に登場した結衣はまさに理想の女性だった。しかも結衣は処女だった。天が自分のために用意してくれた、とのぼせあがり、毎日結衣の肉体を楽しんだのだった。

タプタプと揺れる豊乳、乳を溶かし込んだような雪白の肌、タップリ脂の乗ったマシュマロのような双臀、そんな素晴らしい肉体に毎夜むしゃぶりついていった。結衣のことを思うと、辛い法廷、根気のいる交渉、そんな難事など、なんでもないことだ、と思えるほど妻の肉体に溺れ、そしてもちろん深い愛情を抱いている。

そんな和夫との同衾に結衣は毎晩応えていたが、しかし激しい反応はなかった。結衣自体男性と同衾することに戸惑い、そして恥ずかしさを覚えていたし、和夫も、女体を燃え立たせるような手管を持っているわけではない。男の劣情を掻き立てられ淫欲にまみれて和夫は毎晩挑みかかるが、結衣は夜の生活には淡白だった。

さすがに最近は和夫も寄る年波には勝てず、結婚当初ほど結衣を求めることはない。また結衣もそういったことでそれほどセックスに執着はなく、子供こそできないが、夫をよくたて、良き妻として幸せな日々を送っていたのだ。

それが、一変したのは、夫婦2人とも忘れることのできない11月、ちょうど大相撲九州場所が佳境を迎える頃だった。

世田谷の和夫の両親が残してくれた家は随分と古い旧家だったが、敷地も広く、辺りも静かでしっとりした落ち着きのある街だった。最近ではかなりマンションも立ち始めたが、それでも周りは高級な平屋建てが多く、結衣はこの街を実に気に入っていた。

ただし週3回あるゴミ出しにはいつも苦労する。30メートルほど先の道路角まで運ばなければいけない。

その夜、珍しく早く帰宅した夫と長めの楽しい夕食をとり、いつもより遅めの時間に二つの重いゴミ袋を運んだ後、かなり古びた時代がかった門扉を開け家に入ろうとしたその時である。

突然強い力で身体を抱きすくめられ、布で口を覆われ、そのまま家に引きずり込まれた。大声を出そうとするが、窒息しそうになる程でただ荒い息を吐くだけだ。

素早い手つきで身体中を縛られ、口にまで縄をかけられる。ただウーウーと声を出し涙を滲ませるだけで為すすべはない。そのままリビングに連れ込まれる。

酒を飲み真っ赤な顔をしてくつろいでいた和夫は、突然の光景に呆然とした表情だったが「き、貴様!」

と大声を出し、男に飛びかかった。だが、その突進をヒラリとかわし、バランスを崩した和夫の腰に蹴りを入れ、起き上がった和夫の腹に数発、そして横っ面に強烈なビンタを3発ほど。ひ弱な和夫は加えられた暴力に怯え、あっという間に戦意を失った。男は酷薄な笑みを浮かべ、和夫も、汚らしい荒縄で雁字搦めに縛り上げた。

「フフフ、俺に向かってくるなんてな、まあその勇気だけは褒めてやるぜ」

そしてその和夫を軽々と引き起こし、寝室に運び込む。次に恐怖の表情で嗚咽を漏らす結衣を軽々と抱え、大きなキングダブルベッドにドンと乗せた。

リビングから食卓のがっしりした椅子を運び込むと和夫をそこに縛り付ける そしてスカートが捲れ、パンストに包まれたよく締まった太腿を晒す婀娜っぽい姿の結衣を見下ろしながら「へへへ、奥さん、あんたを一目見た時から綿密な計画を立てたんだよ。おい旦那、これからあんたの奥さんとしっぽり楽しむぜ」

「やめろおぉ! 結衣には手を出すな!」

震える声を引きしぼり、そう叫ぶが、ジロリと男が鋭い視線を這わせると恐怖を感じ、身をすくませる。

せせら嗤いながら、ベッドの四隅に縄をかけ、その縄に結衣の両腕、形の良いよく伸びた2肢を結わえた後、猿轡を外すのだ。

ふうと大きな息を吐いた後

「堪忍してください。こんなことやめて!」

と絶叫する。

「人の家に押し入り、夫婦を縛ったあと、はい、そうですか、と帰っていく暴行魔はいないぜ。さあ、じっくり腰を繋がらせようぜ」

それを聞いた結衣は恐怖、そして反吐が出そうな思いになった。

(この男と? 腰を繋がらせる? ああ、こ、この男から私は……)緑色のチノパンを脱ぎ、結衣を見下ろしながら上半身裸になる。

キャアッと、結衣が叫び、恐怖のために和夫の表情が凍りついた。男の体は野獣と見まごうばかりの筋骨隆々の姿だった。その上、昇り竜の色鮮やかな刺青が背中一面見事に彫り上げられている。

(こいつはヤクザだ。極道じゃないか!)

商売柄、企業舎弟の連中と交渉を行うこともある和夫は暴力団の怖さを見に染みて知っている。社会底辺に蠢く蛆虫連中だが、獲物を執拗に狙うその執念深さは全くもって恐ろしいほどで、なぜ我々がこの男に目をつけられたのだろうか? と身のすくむ思いだ。

結衣は口も聞けないほどの恐怖を感じていた。これまでの人生、ヤクザ者との接点などなかった。そんな男にこれから何をされるのだろうか? という恐怖も覚え、逃れようと必死に身を捻る。しかしそんな姿がさらに男の劣情を誘い、「さ、オベベを脱ごうかね」

と地味な色のブラウスを剥ぎ取り、薄いベージュのブラジャーに包まれた豊かな胸元をむき出しにするのだ。

夫以外の異性に乳房を見られるという初めての屈辱に、ああ、と切ない呻吟を漏らし、「……いけない、和夫さんの前で、こ、こんなこと……」

と唇を震わせる。

下卑た笑いを浮かべた男はスカートに手をかけ、一気にひきおろす。あっと小さな悲鳴をあげるが「地味だねぇ。こんな下着今時学生でも穿いてないぜ。でもなあ、ホント良い体だね」

と感にたえたような言葉を吐く。

実際、獲物を物色中、男はまず結衣の身体に目をつけたのだった。仰向けになってもひしゃげずタップリ質感を感じさせるたわわな胸元、恥ずかしさのあまりだろう、少しピンク色に染まり出した肌理の細かい真っ白の肌、果汁の滴るようなよく熟れた桃のような美尻、そして耳朶のはっきり見える先の少しカールしたタップリした黒髪のよく似合う美しい顔立ち。くっきりした大きな双眸と、すうとよく通るハッキリした鼻梁、やや厚い唇からは荒い息が漏れるが官能的な匂いが立ち上り、男の劣情をさらに掻き立てる。

「へへへ、本当にたまらないぜ」

そう言うと、ブラジャーに荒々しく手をかけた。ポロリと形の良い見事な乳房が晒される。

「……ああ、こ、こんなこと……」

羞恥のあまり、しっかりとその双眸を瞑り泪を滲ませる。

「……お願いだ、やめてくれ……」

そう懇願するが、暴力で2人の自由を奪った男、その男に自分が全く抵抗できなかったこともあり、本物の恐怖を感じて、和夫の声音も弱々しい。

「ああ、素晴らしいオッパイだ。実にいいよ」

男はしっかり熟れ今まさに食べ頃の果実を思わせる乳房を優しく掌で優しく包み込み、その弾力を楽しみながら粘っこく揉み上げた。

「いいな、本当に見事だ。ああ、結衣、俺の結衣」

そう言いながら赤く尖り始めた乳首を口に含む。そのままネットリと啄み続けるといつの間にか小さなイチゴのように膨らみ、…やめて…、と呻吟を漏らす結衣の声音に切ない甘さが混じり出す。

「フフフ、これくらいでこんな反応を示すなんて、いい女じゃないか」

タップリと唾をまぶしたその蕾を今度は優しく摘みながら、バリバリとパンストを破り、野暮ったいパンティをこれまた乱暴に剥ぎ取る。目も眩むような女体の淫香を放つ太腿の付け根の繊毛は柔らかそうだが、びっしりと生え揃い、剛毛と言えるだろう。

「へー奥さん、ここ、すごく濃いんだ。割れ目が見えないじゃない」

指で掻き分け女芯を探り、大陰唇を押し広げる。

「ほー、きれいなピンク色。全然使い込まれていない。本当に旦那しか知らないのか?」

「うう、そ、そこを見ないで……。ああ、こんなことって!」

顔を打ち震わせ、眉根を歪ませて身を捻る。

そんな結衣の恥じらいの様子に満足したように頷きながら、男は割り開いた女芯を撫で上げ、ゆっくりと弄るという粘っこい手付きを見せる。

左手は相変わらずタプタプ揺れる左右の乳房を捏ねる用に執拗に揉みこんでいる。

「奥さんよ、あんた興奮してきているね。ほら、ここ、この乳暈が充血して盛り上がってきているじゃないか。乳首もこんなに大きくなってね、そしてほら、汐がにじみ出ているよ」

キスをしながら抱き合い、結衣の乳房が揺らされ、和夫が少しばかり淫部を触って潤みを見せると、のし掛かって抽送を開始する。長くて10分ほど、短い時は2、3分足らず。それでいつもの2人の営みは終わりだ。夫婦の夜の生活などそんなもの、時には甘い声音を上げる時もあるが、厳格な両親の元で厳しく育てられた結衣は性で乱れる、ということなど知らないし、経験もない。

そんな自分が身も知らない野獣に肉体を弄ばれているなど現実のことなのだろうか? いやこれは夢に違いない、と考え、しかし乳房、女芯を弄られているのを知って、違う! これは現実だ、と思い知らされる。

「…いやよ、いや! こ、こんなこと……」

そう拒絶の声を出すが、自分でもその声音が潤みを帯びているのを感じ、初めての感触、味わったことのない甘い痺れを知って、どうしたことだろう? と戸惑う。

「フフフ、体は正直だぜ、奥さんよ」

そう言いながら大きく晒されている腋窩をゾロリと舐め上げる。気色の悪いナメクジのような男の舌がチロチロと結衣の肌を動き回るのを見ると、「やめてくれ…」

と和夫が掠れた、力無い声を出す。

女芯への刺激、揺らされる乳房、そしてゾロリと舐め上げられる腋窩への責め。初めての経験で、これまで全く経験したことのない甘い愉悦を感じ始めた結衣は、いけないわ、和夫さんの前よ! と必死に奥歯を噛み締め、顔を振りたててその愉悦を追い払おうとする。

「ハハハ、奥さん、結衣さん、たまらなくなってきたようだね。旦那のフニャマラでは経験したことがないのだろう?」

と腋窩から首筋へ所を変え、粘っこく熱い口吻を降らし続ける。

「……こ、こんなことをしてはダメ……」

羞恥心、肉欲の昂まり、そして初めての感覚に恐れ慄き、唇を震わせるが、思わず双眸をふうと瞑り、熱い吐息を漏らしてしまうのだ。

乱れ始めた結衣の痴態、それを見た和夫は、信じられない思いになるのだが、一方で最愛の妻が凌辱されるのを見てドス黒い異様な高まりも感じ、呆然となる。

(…こ、この感覚はなんだ……。もっと責めろ、啼き狂え、と願うこの感情は……)と結衣を凝視してしまう。

「さあ、本格的なご開帳といくか」

引き絞っていた縄を緩め、割り開いた結衣の膝を立て、膝、脹脛に器用に縄をかけ、大きく下半身を割り開かせて、大股M字開脚だ。

「いやぁ!」

下半身に冷ややかな風を感じ、自身の陰部が大きく晒されたことを知った結衣はそう絶叫する。

所々破れたパンストに覆われ淫らに大きく下半身の開かれた、結衣の可憐な肢体を抱きかかえ背後に回る。和夫の前にパックリ美脚を割られた結衣の、これ以上ない恥ずかしい姿を晒し「おい、旦那、お前の奥さんは実に素晴らしい体だ。シミどころか、小じわもないこの真っ白の肌はどうだ。あんた毎晩楽しんでいたのだろう? それにしては女壺は色素の沈着もなく綺麗だ。お前さん、あまり突っ込んでなかったのじゃないか?」

とからかうように笑い、下卑た笑いを浮かべて肩越しに、ワザとらしく下腹部を覗き込む。

その言葉、男の動作に結衣は気も狂わんばかりの羞かしさを感じ、大きく動揺してしまう。

夫にしか見せたことのない自分の女芯を大きく広げられて、全く見知らぬ男の劣情に滾った視線が注がれている。生真面目な結衣には死にたくなるほどの汚辱だった。

和夫もこれまで感じたことのない肉の高まりに動揺した。最愛の妻があられもない格好で獣のような男に嬲られる姿。それを見てあろうことか、もっと虐めろ、責めたてろ、と心の暗黒面が喚き立てているのをはっきりと感じているのだ。妻が暴力で犯されている無残を願う自分。それは、自分自身でも全く知らなかった性のどす黒い暗い願望が覚醒した瞬間だった。

「へへへ、奥さん、これからが本番だよ。辛かったら泣いていいよ。そしてここも啼き出すのさ」

とゆっくり大陰唇を押し広げ和夫に晒す。左手を腋窩の下から伸ばし掬うようにそのタップリと質感のある乳房を揉み上げ、汗の浮き出したもっちり肌の背中に何度も吸い付くような粘っこい口吻を降らし、下腹部の陰核を探ろうと小陰唇を撫で回すのだった。

男の愛撫は実に巧みだった。これまでこんなに肉の昂まりを覚えたことはなく、どうかすると、熱い声を上げそうになる。しかしここはいつも夫と同衾しているベッド、そして何より強い結衣の貞操観念がなんとかそれを許さず、(ダメよ、結衣、頑張るのよ!)と下唇を血の出そうになる程噛みしめる。だが、男の指がついに肉芽を探り当てた瞬間、雷に当てられたように結衣は全身を弾かせ、ウウ!と言葉を吐いて天井を向いた。

(う、嘘でしょう! こ、この感覚は……)

触れるか触れないかという男の指遣いに、思わず腰を揺らしてしまった。

「フフ、奥さん、反応してきてるじゃないか。まだまだよくなるよ。さあ、これはどうだ?」

親指と人差し指で肉莢を器用にむき、パール色の美芽をむき出しにする。和夫は初めて見る結衣のそこを食い入るように見つめ、ぼーっと頭がかすむほどの喜悦を覚えた。

「ハハハ、ダンナも驚いたような顔だ、奥さん、あんたのこれ、随分と大きくなっている。たまらないんだろう?」

と心底ムッチリボディを楽しむようにまた背中に熱い口づけを降らせ、ネットリと執拗に艶っぽい肉粒を責め抜く。

荒々しい言葉とは裏腹に、女体の責めどころを熟知しているらしい男の手管に思わず結衣の口から「アッ……アッ……」

と情熱的な吐息が漏れ、自分でも驚いたように二の腕に顔を擦りつけ必死に声を出すまいと恥じらう。

そんな妻の乱れっぷりに一番驚いているのが和夫だった。結婚して5年、額にじっとりと汗を浮かせ、襲いくる愉悦に打ち負かされそうになって思わず身を捻るというような痴態など見たこともない。しかも結衣と肌を合わせ精を放つよりはるかに陰茎が膨張して興奮度合いが強い、という自分の異常性欲を改めて知って、ますます混乱するのだ。

男は結衣の肉芽を優しく押し、そして微妙な動きで巧みに刺激する。その結果そこは小鳥の嘴のように赤く充血して勃起状態だ。しかも、そのすぐ下に見える美孔からはいまやしとどと言って良いほど汐が吹きこぼれている。

「フフ、真面目でおしとやかな奥さんが女の一番敏感な部分をこんなにも勃起させしかも大量の汐吹きだ。おい旦那、あんたは本当に果報者だぞ」

とさらに追い込むように豊乳を弄り、肉刺しを隠微にまさぐる。

(こ、これは! この感じは。なんという!)

目の前が霞みだし、その冴えた美しい顔をうち震わして、始めて経験する肉の愉悦に全身を震わせる。

「奥さん、一度いくか?」

「アッ……、アッ……。い、行くって、どういうこと? どこに行くの?……」

と掠れた声で、聞く。

「ハハハ、気をやることも知らないのか? いいかい奥さん、あんたはこれまで経験したこともない至福の時を迎える、そういうことさ」

と今度は結衣を仰向けにし、柔らかで弾力のある張り切った双臀を揉み込み、むうと淫香の匂い立つ淫部に顔を埋める。

「…あ、あなたなんということを!」

自分の淫部に男が口を付ける、そんなこと! そのおぞましい行為に心底驚き、大声を出すが、ざらついた男の舌の感触を尖りきった美芽に感じると、腰回りに電気のショックがビリビリと走り、背骨まで溶けそうな全く初めての愉悦を覚え、「アッ、か、和夫さん、助けて!」

と思わず夫の名を口にする。男が、最初はパール色だったが興奮のため赤く充血し鶏のトサカのようになったそこを、固く尖った舌先で粘っこく執拗に刺激する。

「…いけない、これ以上はいけない……。堪忍してください、お願い、これ以上はもう、アッ……」

と鼻を鳴らし、うっすら双眸を閉じて、半ば開いた唇から甘く切ない溜め息を漏らし始めるのだ。

「ああ、結衣……」

悩ましげな声音、情感の炎に炙られ肺腑からえぐりだしたような喜悦の声を初めて聞いた和夫は、思わず妻の名前を呼び、これまでにないほど怒張した下腹部を思わず揺さぶってしまう。

(こ、これは、この感覚は……)

改めて被虐の官能の強さを思う。妻が凌辱される姿にこれほどの興奮を覚えるとは……。

そんな和夫の動揺、そして昂まりを知った男はニヤリと笑い「奥さんがこんなに淫らだったなんて旦那、あんたは知らなかったようだな。さ、奥さん、いったことのないあんたが今晩初めて気をやるのさ」

そういうと、追い込むように美粒への責めを加速する。舌先で転がすように舐め回し、次の瞬間、ネットリと吸い上げ、そして舌先を素早く動かして刺激を与え、ふうと離して、中指で柔らかく執拗な責めを加える。

(……これは何? 熱い! あそこが熱い!)

腰回りが熱く火照り、男の舌、そして指の動きに合わせてひとりでに腰が揺れてしまう。揶揄うような笑みを浮かべた男が、結衣の掌をたわわな乳房に導くと、真っ赤に大きく尖った乳首を自分の指で転がし、そのまま何度も豊乳を揉み上げ、ぼうっと目の前が霞み始めるような肉の歓喜に思わず身を委ねてしまうのだ。

背中に恐ろしい刺青を入れ、鋼のような肉体を持つ男から紅く尖った女芽を責められ、自らも隠微に腰を揺らし、そして弾力ある巨大なメロンのような乳房を揉み上げて、半ば開いた唇から火のついたような呻きを漏らす妻の狂態を目の当たりにした和夫は(す、凄い。雌だ、結衣は肉欲に狂うメス犬だ……)と己の激しい昂まりをまたもや知って、その禁忌の感情に呆然となるのだ。

「……アッ! アッ! こ、これは何!ダメ! こんなことダメよ!」

結衣が突然、切羽詰まった絶叫を上げた。脳天を突き上げる愉悦、夫の顔はもう見えず、ただ男の巧みな愛撫に全身を戦慄かせ、そのよく締まった太腿で思わず男の顔を強く挟み込んでしまう。

「へへへ、もう直ぐだな。奥さん、いいだろう? これが気をやる、そういうことだよ」

男は口に含んだ淫核をまた舌先で責め、歯列に挟み込み、そして淫液もろともずうっと吸い上げ、頂点に向かって責め抜いていく。

結衣は凄まじい悦楽の襲来に必死に耐えるように眉根を歪ませるが、腰、双臀、背中、全てが溶けていきそうな喜悦に全身が包み込まれるのを感じると、必死に美しい顔を振りたて、肉欲の渦に飲み込まれるのを逃れようとする。

だが、自分の意思とは無関係に、両の腕が二つのたわわな乳房を揺さぶり速度を増して腰を揺らしてしまう自分に気づき、ああ! と火のついたような大声を上げてしまうのだ。

「さあ、奥さん、そろそろだ。いっていいよ、思いっきり気をやるんだ」

そしてタプタプと弾力ある双臀をしっかりと捕まえ、取れよとばかりに、大きく勃起した肉の突起を吸い上げ、会陰部にまでも粘っこい刺激を与える。蜜壺からは大量の汐が吹きこぼれ、シーツまでびっしょりだ。

(……いくってこういうこと? この人のいう気をやるってこれ?……ああ、和夫さん…)結衣は全身を激しい官能に焦がされ、全く経験したことのない、己の身体がバラバラになるような凄まじい感触を覚えて、全身を右に左にと捻って、ああ! と情熱的な吐息を漏らす。

淫らな淫香を放つ、潤みを帯びた自分には焦点のあっていない結衣の熱い視線を感じ、そして獣のような雄叫びをあげ自ら荒々しく豊乳を揉み上げる結衣の狂乱をみて、和夫はこのまま淫乱地獄へ堕ちていきたいと願い、ズボンを突き破りそうに怒張した下半身をガタガタと揺さぶる。

「アッ! アッ! あなた!」

そしてその美しい大きな双眸から大粒の涙が溢れ出し、もう一度、「アアア! 凄い! 凄いわ! ダメぇ! ダメよ!」

と絶叫して、結衣は気をやったのだった。

4

ふいごのような荒い息を吐き、まだ痙攣が収まらない。結衣はしっかりと双眸を閉じているが、野獣のような男が優しくティッシュで淫部を拭き上げられるのになんの抵抗もせず、されるがままだ。

和夫の被虐感が一層高まったことに、半身を起こした男が結衣を抱きしめると、それに応えるようにヤクザ者の背中に腕を回し、小さく、アア、と甘い吐息を漏らしながら男の広い胸に顔を埋めている。熱い咬合を交わした恋人同士がお互いの気持ちを確かめ合うような光景で、和夫は信じられない思いで妻、そして極道を凝視した。

だが、だんだんと落ち着いて来ると、パッと身を離し「もう、いいでしょう。満足したなら私たちを解放して……」

肉欲の歓喜に負けた屈辱を感じながら、男、そして和夫に背中を見せ、上布団で体を隠して、涙を滲ませそう懇願するが「ハハハ、奥さん、あんたは気をやって満足しているだろうが、俺はただあんたに奉仕しただけだ。これからが本番だよ、腰と腰を繋がらせてだな、本当の恋人になるんだ、今のは前戯だよ」

そういってパッと布団を剥ぎ、ムッチリと官能の匂い立つ豊満ボディを抑え込むのだ。

「も、もうやめて……」

結衣は身を捩って拒否の言葉を吐くが、全身にまだ甘い痺れが残り、ただ潤んだ瞳を男に向けることしかできない。そんな結衣の肉への耽溺を知る男は、ヘヘヘ、と笑いながら黒のトランクスを脱ぐ。

アッと和夫が声をあげ、ヒッ!と結衣が目を剥く。さらけ出された男の肉塊、それはまさしく巨根だった。

「奥さん、あんたのムッチリ淫猥ボディのおかげで俺の魔羅はこの状態だ。ちゃんと責任を取ってもらわないとね」

大きく屹立しどくどくと脈打っている。男根を直接見るのは夫以外初めてだ。和夫の陰茎とは比べ物にならないくらい長く太い。血管が太く浮き出て、その長い竿にまとわりついている。先っぽの鬼頭部分は大きく張り出し、毒蛇が鎌首をもたげているようだ。和夫の白い色とは違い、赤黒く淫らに色素が沈着している。

その巨大な肉塊に結衣の指を導く。また双眸を閉じ、唇を固く引き締めて拒否反応を示そうとする結衣だったが、どうしたことだろう、指が勝手に動いて男の男根を握りしめてしまう。そして、初めて夫以外の生殖器に触れ、しかし、野獣の激しい精を感じて、さらに力を込めてしまう。

顔を背け嫌悪感も表情に出してはいるが極道の魔羅をしっかりと握りしめる妻の姿を見て、和夫は腰を抜かしそうになる。咬合前、男を感じるために恋人が握りしめる動作ではないか! だがそれを思うとまた和夫の官能の奥底から、あのドス黒い悪魔の声が聞こえて来る。嬲れ、結衣をもっと嬲れ……。

男は結衣を引き寄せると、仰向けにし、陰唇にその巨大なコックを擦り付け始めた。

「い、いや……こんな惨めなこと、和夫さんの前で……」

だが、また抗しきれないあの感触が背中を這い上り始める。男はねっちこく擦り付ける動作を和夫に見せつけながら「ダンナ、あんたの奥さんと俺はもう恋人同士だ、見ろ、嫌だ、と言いながら、ほうら、ここ、潤み始めてるだろう」

揶揄するような口調に

「う、嘘よ!」

結衣は身を捻るが、トロリとした下半身の感触を一番知っているのは自分だ。耳朶まで真っ赤に染め、口惜しさで涙を滲ませる。だが男の男根をはっきりと陰唇に感じており、理性とは全く裏腹に、アアア、と小さいが熱い呻き声を漏らしてしまう。

「では、いいかな、奥さん、繋がらせようね」

そう言いながら結衣の太腿に手をかけ下半身を大きく割り開くと、一度チョンチョンと魔羅を肉芽に当て、ユックリと侵入を始めた。

「だ、ダメよ! 和夫さん以外の人とこんな……」

となんとか身を捻るが、ついに、夫以外の異性にしっかりと貫かれてしまう。長さ、太さ、それを思うと恐怖を感じたが、男の巧みな腰使いでむしろユックリと膣が満たされて行く心地よさを感じ、(……な、なんということ! いけない! ああ、結衣、あなたは……)と自分の身体の反応が信じられない。

「奥さん、今、奥の奥まで俺のものがあんたを貫いた。いいだろう? 初めての感触だろう?」

フフフと笑みを浮かべ、傍の和夫にも視線を送る。全身がとろけるような甘く切ない官能で、緩やかに身を焦がされる。膣が十分に満たされ心も潤う気持ちになるのはなぜだろう? この男は穢らわしい、唾棄すべき暴行魔なのに……。

火照り出した体が信じられないというように、自分の二の腕に頬を擦り付け愉悦を追い払おうとするが、抽送を開始出した男の腰使いが堪えようのない肉の歓喜を呼び覚ます。

(……ち、違う! 和夫さんとは全く違う……)

2人に悟られてはならない、と思うが、男との咬合は苦痛ではなく、寧ろもっと責めてほしい、と願ってしまう自分に信じられない思いだ。

「反応しているね、奥さん。最初はごく普通に責めようね。俺の魔羅の良さを十分感じてほしいからね」

数度浅く突き、一度深々と肉茎を埋め込む。その動作をねちっこく繰り返し、同時に首筋、腋窩をネットリと舐め上げる。

(す、凄いわ……)

額にビッシリを汗をかき、昂ぶった喘ぎを漏らしてしまった結衣は、黒髪を振り乱しうっとりした表情を見せた。

「ああ、結衣!」

思わず声をあげた和夫だったが、男が和夫に見せつけるように二人の下半身の位置を変え、そこだけが別の生き物のように蠢く肉塊と女芯の連結、そして結衣の美壺から迸る樹液を知ると、ぼうっと頭が霞み、また「ああ、結衣!」

と叫ぶ。その和夫の声を聞くと、結衣は被虐の情念が掻き立てられ、恍惚の官能に呆然となって、か、和夫さん! と夫の名を呼ぶ。

「さあ、さらに昂まってきたようだね。少し責め方を変えようか?」

そういうと、結衣に自分の足首を持たせ、腰部を大きく割り開かせて、深い突きを繰り返し始めた。

「ウウ、こ、これは……」

雪白のムッチリとした豊満ボディに汗を浮き立たせ、ミルフ熟女の粘っこい官能の厚みのあるたっぷりした双臀を震わせて、涕泣を漏らし始めた。恥ずかしく、咬合を嫌うなら、足首を持たず、2肢を閉じれば良い。だが結衣はさらに足を押し広げ、いっそう男の肉塊を食い締めようと、もっと深くとばかりに男の男根に腰を擦り付けて行く。男の抽送が繰り返されるたびに狂おしい肉の歓喜が身を包み、その双眸から絶え間なく随喜の涙がこぼれ落ちる。一度気をやらされた女体の脆さ、そして男の手管に自分が狂い哭いていくのを知って、(知らなかったわ、こ、こんな、こんな快感美があるなんて……)男が粘っこく執拗に押し付ける腰の動きに合わせ、追いすがるように結衣は腰を揺らすのだ。

男が腕を伸ばし、和夫の下半身のパジャマをばっと剥ぎ取り、「奥さん、さあ、3人で絶頂を迎えようや」

結衣の右手で和夫のいきり立つ陰茎を握らせ激しくしごかせた。

「ウウウ、結衣、こ、これは!」

野獣に組み敷かれた最愛の妻が随喜の涙を流し、狂おしいほどの色香を匂い立たせながらよがり哭いていることだけでも信じられない思いなのに、その妻が照り映える美しい表情を恍惚に変え、自分の魔羅をしごくという行為を受け入れている。凄まじい修羅の愉悦と言えようか。

「俺の名前は田中一郎だ。一郎さん、愛している、そういうんだ」

ああ、そ、そんなこと言えない、首を振り立て拒絶するが、男の巧みな腰使いに「い、一郎さん!」

と声をあげてしまい、さらに音が出るようにズボッと子宮近くまで抉られると、熟れきった情炎が熱く反応しまた「一郎さん!」

と夫の目の前でこの極道の名前を叫んでしまう。

完全に妻を支配された和夫は激しい屈辱と、その正反対に掻き立てられる被虐の官能で、妻の手の添えられた肉塊がさらに怒張するのを感じた。

これまた信じられない光景が続いた。男が上半身を結衣に覆いかぶせ、耳朶を甘噛みするのだが、その男に何度も何度も熱い頬ズリを繰り返し始めたのだ。官能の炎で熱く焦がされた結衣にはもう和夫の存在は一片たりとも無いかのようだ。美貌を揉み絞られ、腰をネットリと抉られ、ただ男の卓越した性技に身も心も委ねているのだった。

「さあ、気を合わせよう、いいね、結衣」

自分も決壊がすぐ目前に迫っていることを知った結衣は、一度和夫に目をやり、そしてさらに激しく指を動かしながら、恋人の睦言に答えるように、ウンウンと潤んだ瞳で男を見つめ「一緒よ、一緒じゃなきゃ嫌よ……」

と和夫が腰が抜けそうになる切ない言葉を吐く。よし、フィニッシュだ、男はさらにはげしく抽送する。脳天を突き上げられる快美、はげしく襲い来る陰獣の悦楽、そんなものに体の奥深くに眠っていた結衣の淫奔が掻き乱され、一郎さん! とまた熱い情炎の絡んだ叫び声をあげる。

和夫ももう、限界が来ていたが、その光景を見て一瞬記憶が飛んだ。これは、夢だろうか? それとも現実?

差し出された男の唇に自分のものをピッタリ合わせ、男を貪っている。結衣が? あの貞淑な妻が?

次の瞬間、まず和夫が、「ああ、もうダメだ!」

と情けない声を上げ、ドバッと精を放つ。

「ああ、好き、好き、一郎さん!」

肺腑から絞り出された甘い悶え泣き、そしてそれに続く獣の咆哮、結衣は男の巨大な肉塊を激しく引きちぎるように食い締め、狂おしいほど腰を振りたてて、ついに初めての咬合による絶頂を迎えたのだった。

5

揶揄うような視線をベッドに横たわる結衣に送り、次に荒い息を吐きながら、萎びた陰茎の下半身をだらしなく晒す和夫に言葉をかける。

「あんたら、いいか、奥さんは俺の魔羅に狂い哭いて大量の汐まで吹きこぼした。つまり今晩のことは愛する男女の営みだ。いいか、暴行ではないぞ。それは法的にも成り立たない、専門家の旦那ならわかることだな。ほらこれを見ろ」

いつの間にか撮影していたらしい4Kビデオの液晶を見せる。激しい嗚咽、うち震わせる美しい顔、そして繋がった男の腰と結衣の下半身はビッショリと濡れそぼっており、顔が赫らむほどの淫乱美を放っている。

嗚咽を漏らす結衣に、投げキッスをすると、男は口笛を吹きながら部屋を出て行った。

凍りついた時間がしばらく流れる。そのうちお互いを見つめあい、嗚咽を漏らす。そして、縄を解かれた和夫はパジャマを履き、結衣を抱きしめるのだ。

「結衣、すまない……」

嗚咽も漏らしながら

「私も、あんなに乱れて……」

その言葉にたまらない気持ちになって

「乗り越えよう。2人で、乗り越えよう。大丈夫さ、きっと……」

そう言いながら和夫はしっかりと結衣を抱きしめる。ああ、和夫さん、ごめんなさい、涙に濡れた双眸で結衣も和夫の背中に腕を回す。

しかし、耳朶を甘噛みされながらあの男が囁いた言葉、それを忘れることができない。

男の囁き、それがグルグルと頭をめぐる。

(結衣、来週の金曜日、俺はまたここに来る。鍵をね、開けておくんだよ……)6翌日から大手の警備会社の警報システムを導入した、スイッチを入れてしまうと、万が一窓、ドアが開けばブザーがなり、警備会社に通報されるシステムで、もしブザーがなり続けると警備員が駆けつけることになっていた。

あの忌まわしい日から数日が過ぎて、幾分2人の気持ちも収まり出した。ただ不思議なことに、あの晩以来毎日同衾するようになった。求める気持ちがお互い強くなったのだ。もちろん和夫がセックスに強くなったわけではない。相変わらず挿入して数分で終わり。だが潤みを帯びた結衣の熱い下半身と自分のものを繋がらせているとたとえ数分で気をやったにしても、あの忌まわしい出来事を2人の力で振り払えるような気がして、何度も妻を抱きしめるのだ。

和夫は、あの晩、自分の心の奥底に眠っていたドス黒い渇望、それはいっときの気迷いだった、今ではそう冷静になるのだった。

結衣もそうだった。夫のことを一瞬忘れ去り、熱く燃え盛る下半身を野獣のような極道に擦り付けて、偽名らしい男の名前まで叫んでしまった痴態を思い出せば、死にたくなるほどの屈辱、後悔を感じるのだが、優しい人格者の夫から励まされ、共に乗り越えていこうと励まされ、涙を流して本当に忘れてしまおう、そう誓ったのだ。

そして実際夫は毎日肌を合わせ、身も心もひとつになろう、と2人で努力しているのだった。

だが、翌週の金曜日、結衣は大きく動揺する。体に打ち込まれたあの肉傀の感触……。

(ごめんなさいね、和夫さん……簡単には忘れられない……。あの肉の悦び……。骨まで溶けてしまいそうな快美、そして私はとんでも無いことを……)リビングで寛ぎ、そろそろ二人で、というように壁時計を見やる夫に視線を送る。

さあ、いいかな、と和夫が促し、二人で腕を組んで寝室に入った。

一週間前の記憶は薄れてはいないがあの夜のことは和夫の中にどす黒い記憶として残り、確かに淫情を掻き立てられる暗い宿望となっているのだ。明日は久方ぶりにゆっくりできる土曜日で、心に余裕があれば淫情は募る。結衣はあの日以来潤みも深くなり、心なしか劣情が募っているようだが、しかしそれは口にすることはできない。さあ、結衣、と誘うが、何かおどおどと昨晩までの彼女とは随分違う。

どうした? と聞こうとしたその時、バタンと寝室のドアが開き、「ははは、お楽しみの時に悪いね」

呆然とする和夫。警備を厳重にしたはずなのにこいつはどこから? ハッとして結衣に視線を送る。上気した貌、双眸は潤み、しかしこれまた落ち着きのない表情で、その心を見透かした。

「結衣、お前!」

ずいと侵入してきた男は、また乱暴に和夫を縛り上げながら「さあ、今日はセックス教室レッスン2だ。あんたはこの前どおり椅子に座ってな、途中からの登場だ」

男は寝室の隅に置かれた小型冷蔵庫から缶ビールを取り出し、喉を鳴らして飲み、「奥さん、いや、俺とあんたはもう恋人同士だ。結衣と呼ぼう。結衣、さあ、こっちへ来い」

「いや、あなたが私を結衣と呼ぶなんて……」

「フフフ、そうかな? では愛する和夫さんが俺を撃退しようとして最新の警備装置を導入したのに、俺が易々と侵入できたのはどういうことだ?」

「……ああ、それは……」

あの晩、耳朶を甘噛みされながら、この夜また来るぞ、と男に命じられたことが忘れられなかった。あの夜以来、私は……。

ヨロヨロと立ち上がる。その結衣の姿に和夫が唖然となり、「ゆ、結衣、お前はなんということを!」

男はあの恐ろしくも素晴らしい出来栄えの彫り物を見せつけるように上着を脱ぎ、ベッドの端に座る。

眼前凌辱 寝盗られ妻 堕ちて 第1部 (1/2)
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