眼前凌辱 寝盗られ妻 堕ちて 第2部 (2/2)
前の話
「さあ、俺の恋人結衣、ここに来な」
そしてトランクスを脱いであの淫水灼けした巨根を晒す。和夫、結衣とも言葉にならず息を飲むだけだ。
「結衣、お前は俺の命じることは何でもするんだ。苦痛を与えようとは思わないからね。お互いの愛を育むために、俺が命じたことを喜んでやるんだよ」
そして自分の前に結衣を跪かせ
「さあ、俺のものを咥えろ」
と結衣の頭を掴む。
結衣は唖然とした表情になり
「咥えろって、あなたのものを?」
あまりの驚きに恐怖の表情さえ浮かべ、涙を滲ませ、肉塊、男の顔を交互に見やるのだ。
生殖器としての男根、そして排泄器としての魔羅、それを咥えるということは女性の矜持を捨てる、そして人としての誇りを捨てる、そういうことだ、と腰を抜かすほど驚き、絶対に嫌とばかりにかぶりを振って「できません! そんなことできない!」
男はフフフと笑いを浮かべ、「そうだろうね。俺のこのでっかい魔羅を喉奥深くまで咥え込むこと、それは気持ち悪い、おぞましいそんな気持ちだろうね。ではしょうがない。いうことを聞かないなら、こうするしかないな」
立ち上がった男は、笑いさえ浮かべ、冷静に、バチン、バチン、と和夫の頬を打擲した。ウギャア、と大声をあげ身を竦ませる。鼻血がたらりと流れるのを見た結衣も恐怖で言葉が出ない。
そして、やめて! と涙を滲ませ、潤んだその双眸を男に向け、安定を取るため、肉とは思えないほどの固さの男の太腿に手をかけゆっくりと口に含んでいく。ムウっとする性臭、口に入りきらないほどの太さ、結衣は唇を大きく開き何とか舐めさすろうとする。
「おお、ようやく咥えたな。だが全くダメだ。結衣、まず唾を出せ、大量の唾だ」
一度口を離し荒い息を吐いた後、唾を吐きながらもう一度咥える。男の巨根が結衣がまぶした唾でヌラリと光り、結衣の唇と肉塊の擦れるチュパチュパという音が寝室に響く。己の妻、結衣がどこの誰とも知らない、社会の底辺に蠢く極道の汚らしい巨根をしゃぶっている。今は強制され、眉根を歪めて必死に咥えているが、このまま陶酔の渦へ落とし込まれるのだろうか? 和夫はおぞましい妻の狂態を凝視する。そして、この先、結衣はどんな責めを受けるのだろう? 腰を振って悦ぶのだろうか? と下半身を熱く滾らせてしまう。
吐き出された大量の唾で男の肉塊はもちろん、結衣の胸までベトベトだ。口を大きくOの字の形に開け、苦しげに息を漏らしながら、咥え込む。頬が窄み、そして膨らむのだ。ルージュが赤く塗り込められた唇の動きが隠微で、娼婦のような妖艶さを感じる。
「結衣、パンティに指を突っ込んで、お前のクリちゃんを触るんだ。脚を開いてな」
命じられた通り、いや、もどかしげにパジャマのズボンを脱ぎ、薄紫のスキャンティに指を抉じ入れる。
「結衣! そ、その下着は!」
これまでこんないやらしい下着を見たことはなかった。警備システムを解除し、男の劣情をそそるような下着を身につけた結衣……。
(この野獣、こいつの責めをお前は心待ちにしていたのか……)信じられない思いで、目の前が真っ暗になる。
「結衣、お前は……」
しかしその和夫にしても、妻が汚らしく嬲られているというのに、そして口では、やめろ! と男に怒声を浴びせているのに、パジャマのズボンを突き破らんばかりに男根を怒張させ、あのドス黒い声がグルグルと頭を巡っている。
(もっと穢らしい方法で! 嬲って嬲り抜け! さあ、結衣、啼くんだ!)ごく最近までしっかりと落ち着いて家庭を守っていた貞淑な妻が、縁もゆかりもない極道の魔羅を狂ったようにしゃぶり、あろうことか、これまで見たこともない扇情的な下着を身につけ、しかもそこに指を抉じ入れて自ら擦り上げている。
「フフフ、まだ、フェラは勉強しないとな。しかし、俺の淫情は随分と掻き立てられたぜ。さあ、結衣、腰を繋がらせようぜ」
と女を軽々と抱き上げ、腰を抱え上げると、女芯に男根をチョンチョンと当てた後、ぐうっと一気に貫いた。
「ああ、い、いきなり……」
男根を咥えたことにより、あの晩の記憶が一気に蘇ってきた。おぞましく、汚らしく、そして忘れることのできない記憶……。この極道の精が自分に埋め込まれていることが完全に知覚できた。
信じられない思い、しかし確かに自分の身体がこの男を求めているのだ。腰を抱えられ、激しく貫かれると、喜悦が全身を包み込み、まず羞恥心が薄れていき、もっと欲しいというように、自ら宙に浮いた腰を揺らし始める。
(…この男と肌を接するのはこれで2回目、な、なのに……)と背中を這いのぼり出す愉悦、そして熱く火照り出した腰回りの感触に、ドップリと身を委ねる。
「アアア、い、一郎さん……」
男の背中に腕を回し、ズブズブと埋め込まれる肉茎をしっかり食い締め、眉根を歪め、苦悶とも喜悦とも判別できない、乱れ顔になって甘く呻吟する、最愛の妻、結衣……
ほんの何日か前まで、夫の魔羅の味しか知らなかった結衣の肉体が、この蛆虫のような男の手管によって徐々に変えられていくことに、和夫はただただ呆然となるばかりだ。
「旦那、あんたの奥さん、雌犬の素質充分だよ。反応がいい、実に素晴らしい。男の珍宝を咥えつつ、自分で自分の美粒を触るなんざ、普通の女の出来る芸当じゃない。しかもだ、この女芯の締まり、凄まじい、と言っていいぜ」
男は両腕をかけた結衣のタップリした双臀を上下に揺らしながら、腰を打ち付ける。
「アアア、こ、こんな格好で……」
よく締まった太腿で男の腰をしっかりと挟み込み、早くも額に玉の汗を浮かべて唇は半開き。焦点の合わなくなった可愛らしい双眸を半眼に閉じ、顔を左右にうち震わせている。
「旦那、あんたも参加するんだ。さあ、舐めてあげなよ」
下卑た笑い浮かべ、宙に抱え上げている張り切った結衣の双臀を、男の顔に押し付ける。
「ウウウ、あなた、何を……」
「肛門は結衣の性感帯、俺はこの前肌を合わせた時、それを知ったのさ。だから最愛の夫にそこを舐めてもらったらさぞかし気持ちがいいだろうと思ってね」
「な、なんてことを! あなた、ダメ、こんなことダメよ! しないで!」
後ろに首を捻り、和夫にそう激しく訴えるが
(結衣、いい感触だ! ああ、こ、このアナルの感触……)和夫は押し付けられた媚肉の舌触り、特に襞の舌触りを楽しみながらゾロリと舐め上げ、(結婚して一度も許してくれなかった結衣の後ろを、スジ者の手を借りて楽しめるとは……)どんな形にせよ希望が叶えられ、興奮度合いがいや増して、慈しむように、味わうようにねちっこく舌を這わせる。
「アッアッアッ! い、いや…、こ、こんな、しないで……」
男の図太い肉塊を深々と埋め込まれ、腰を揺らされる喜悦に加え、自分にとっては忌むべきアナル、これまで何度か求められたが激しく拒絶してきた、便を放り出す肛門を夫から舐め上げられる屈辱、しかしザラッとしたその舌触りがゾクゾクする被虐の感触を呼び覚まし、拒絶の言葉とは裏腹に、先週の咬合よりさらなる肉欲の歓喜を覚えてしまうのだ。
(こ、このままでは、私は……。ああ、本当にどうかなりそう……)と配賦から抉り出されたような呻吟を漏らし、思わず男の胸に冴えた美しい顔を埋めてしまう。
「結衣、たった2回の俺とのプレイで全く違う女に生まれ変わろうとしているな」
「ああ、そんな! そんなこと!」
男からぐっと頭を捻られ、いつの間にか置かれていた大きな姿見に映るおぞましい自分の痴態を凝視する。
これが私の姿なの? と驚愕する。男の力強い両腕で宙に抱きかかえられ、臀部には夫が吸い付き、ペロペロと肛孔を舐め上げている。男の野太い肉塊が女芯に出し入れされ、その度に太腿がブルブルと震え下半身は随喜の揺れを見せ、その肉茎を食いしめるのだ。
「ふふふ、結衣、本当に淫らな女だ。いいか、説明してやろう。俺からはこれだな」
男が腰を引きそしてぐうっとその肉塊を、子宮に届けとばかり奥深く埋め込む。
「アッアッ! ……そ、それ……」
結衣の甘く切ない吐息……。
「そうだ、俺とつながった腰、そのためにお前は今桃源郷をさまよっている。そして、旦那だ」
その言葉に合わせるように、和夫はもう一度プルプルと脂の乗った結衣の真っ白な尻たぶを左右に大きく割り開き、はっきりと目前に肛肉を晒すと、またゾロリと下から上へ舐め上げる。肛虐の甘い痺れ……。腰部がとろけそうになる。
「な、ダンナもお前の肛門の魅力に痺れ切り、見ず知らずの男に妻が犯されているのに一緒に結衣を嬲っているんだよ」
ああ、それは言わないで! というように男の背中に回した腕に力を込める。実際結衣も和夫の行動には信じられない思いだ。他人に嬲られる妻、その禍々しい地獄絵図に自ら参加し見知らぬ男とともに妻の肉体を貪るとは……。
だがそれを思うと、結衣は自分の女芯がさらに熱く燃え盛るのを知り、被虐の情炎にもっと身を焦がされたいと願ってしまう自分に気づき、ズブズボと自分を貫く男の動きに追いすがるように腰を揺らすのだ。
(結衣、お、お前は、心の底から、心の底からこの男を楽しんでいる……)甘く切なく漏れる妻の陶酔の声音、男の腰使いに酔いしれたように反応する隠微な痴態、しかもそれを心の底から願っている自分……。わずかに残った理性で和夫は呆然となるのだ 背中に玉の汗を浮き立たせた結衣は、右に左にうっすらとピンク色に染まった顔を打ちふるわせながら「ああ、あの感覚、そ、そこまで、そこまで来ているわ!」
突然絶叫を上げ、自分が崩壊寸前であることを男たちに告げる。
「ほー、ついに気をやることを知ったな。結衣、一度いこう。さ、好きにしな」
そういうと花びらのような結衣の唇を貪り出す。
「ううう、い、一郎さん……」
酔い痴れた恋人への声音……。抉じ入れられた硬い舌先を狂ったように吸い、小刻みな男の挿入に痺れ切って「ああ、来るわ! あの感覚、教えられたあれが来るわ!」
そう言いながら、おお! と獣の咆哮をあげ宙に抱きかかえられたまま、ガクガクと首を折ったのだった。
7
ベッドに投げ出された結衣、下半身を屹立させている和夫、2人ともふいごのような荒い息を吐いている。そんな夫婦を見下ろしながら「結衣、休んでいる暇はない。次だ」
もう堪忍して……、と涙を滲ませるがうつ伏せにさせられ、男の手が股間に添えられるとまた甘い陶酔を感じだし、枕に顔を埋めて、言われる通りに腰を高く掲げる。男は形良く盛り上がりたっぷりとした質量感のあるマシュマロのよう美尻に肉塊を押し当てながら、また結衣の首を捻って姿見を見せ「結衣、道端で犬が咬合しているように後ろから犯してやるぜ」
と結衣の羞恥を知り、揶揄する口調だ。
「ああ、だめよ……。なんて格好なの……。 これはしないで!」
そこには腰を突き出し、後ろから男に挿入されている自分の姿が映っていた。正常位しか経験したことのない自分が、獣の体位を取らされている、それだけでも耐えられない思いなのに、傍に夫がいるなんて!
涙の滲んだ双眸で夫に視線を送ると、和夫は自分のこの穢らしい格好を、瞳に昂った炎を宿し、凝視しているではないか……。
(和夫さん、あなた私が犯されているのを楽しんでいるの? そうなのね?)それを考えると結衣もまた、ふうと双眸を閉じ、燃え盛る自分の体の奥の昂ぶった官能の炎をはっきりと感じ取るのだ。そんな夫婦の倒錯した愛情を知った男は「ふーむ、これは面白い展開になって来た。結衣を嬲れば嬲るほど旦那は悦ぶってわけか!」
そうして半分挿入していた自分の魔羅を奥深くまで埋め込む。
アアア! と思わず反応する結衣。
その切ない喘ぎ声を聞いて
「さあ、今度は旦那を楽しませてやるんだ」
酷薄な笑いを浮かべ、挿入したまま汗に塗れる結衣の体を、和夫の前に置く。そのまま和夫の下半身を剥ぐと、熱り勃つ下半身が曝け出された。
「な、何をする!」
今まで妻の肛道を舐めあげておきながら、何をするもなかろう、と大笑いだ。
「ダンナ、あんたもプレイに参加させる、と言っただろう。さ、結衣、今度はあんたの夫の魔羅を舐め上げるんだ」
いやよ! と拒否の大声をあげるが、自分にのしかかったまま、ドンドンと和夫の腹を殴りつける男の凶暴さに思わず身をすくませ、「……ああ、やめて……。わかりました、いう通りにします……」
と眉根を歪め、涙を滲ませながら、男ほどではないにしてもこれまで見たことのないほど大きく屹立する和夫の男根を咥え込む「ううう、結衣、こ、これは……」
ネットリとした舌の動きを感じた。下半身にとろけるような喜悦、そして熱い昂まりを感じながら、ふと複雑な思いも一瞬感じた。
(結婚以来あれほど求めていたが一度も応じてくれなかった。そ、それがこんなことで実現できるなんて……)生殖器ではあるが排泄器でもある男根を咥えるなどとんでもないこと! と決してしなかったフェラチオ、それをこの状況で経験できるとは……。
男は顔を歪め苦しそうに夫の男根を咥える結衣に
「言っただろう、唾だ、大量の唾を出すんだよ」
結衣の脇の下から両手を入れ、タプタプと揺れ動く豊乳を掬うように握りしめ、規則正しい抽送を繰り返す。
(もう、本当にどうにかなりそう……。私の知らなかった世界に連れて行くこの男の技巧、これは……)額にびっしょりと汗が浮かぶ。喉の奥深くまで夫の肉塊を咥え込み、背中に恐ろしい彫り物を入れた極道から、後背位の、獣のような格好で女芯を抉られて、しかも全く味わったことのない愉悦に捕らえられて、気を失うほどの感触を味わっている。ほんの少し前はごく普通の主婦だった自分が今は、パリの娼婦も驚くほどの淫乱女に成り果てているとは……。
(だけど、だ、だけど、凄い……)
思わず肺腑を抉るような熱い呻き声を上げてしまった。和夫の男根を舐め上げると愉悦がさらに倍加され、結衣は必死にその竿をしゃぶり抜く。
「ああ、結衣、も、もうダメだ。く、口を離してくれ!」
天井に顔を向け、全身を突っ張らせる。男はネットリと結衣の背中に口吻を降らせ、抽送を続けるうちに潤みが激しくなり、そして男根を引き抜けば引っ張り込もうと纏わり付き、深く埋込めば絡みついて極上の感触を与える女芯を楽しみ、左手で豊かな乳房、いちご粒のような乳首を楽しみ、ミルフ熟女の色香のたっぷりのった臀部から太ももの感触をねっちこく楽しむ。
「ふふふ、旦那が爆発しそうだとよ。愛するダンナのものだ、何の違和感もない。タップリ放出されたら全部飲み込むんだぞ」
耳穴に甘い囁きを吹き込まれる。どうしたことだろうか? 男の手管によって狂いそうになるほどの情炎が結衣を焼き焦がして、言われずとも、体の奥が和夫の精を求めているのだ。
真っ赤に充血し、涙をためた双眸で和夫を見上げ、腰を抜かしそうになる言葉を吐く。
「か、和夫さん、一郎さんのいうとおりよ、出して、私の口の中に全部出して!」
そしてまた亀頭をペロペロと舐め、竿をしゃぶり上げながら、早く出して! と熱く囁くのだ。
(また、きそう、ああ、こ、この感触、身体が……)全身がバラバラになりそうになる。和夫も「あー、もうだめだ!」
情けない声を出し、さらに全身を震わせて、突っ張らせ、天井を向いて切羽詰まった声を出す。
「結衣、許せ! ぼ、僕はもう!」
そう絶叫すると、ビクビクと竿が振動し、次の瞬間、ついにドバッと結衣の口腔で爆ぜた。
和夫の熱い精を喉に感じ、激しくむせ返る。そして、腰回りが痺れ切り、とてつもなく男のことを愛おしく感じた瞬間、爆発する愉悦に女芯が熱く灼かれ「い、一郎さん!」
夫ではなく、極道の名前を口にすると結衣も絶頂を迎えたのだった。
8
今日の夜はどうなるのだろう? 時刻は9時を回るところで、リビングにある警備装置を切る結衣を眺めながら、和夫は下腹部にはい上る熱い昂まりを感じていた。
男の出現、それによって仲睦まじかった夫婦は畜生道に堕ちたのだ、和夫はそんな諦念と、一方で、貞淑で生真面目だった結衣が淫奔な雌犬に変わり始めている至福を思う。あの夜以来毎週金曜日に現れる極道の性技に溺れる結衣、その結衣に囚われる己の淫奔。
今では2人は口に出さぬとも男の訪問を心待ちにしている。結衣は与えられる愛技を思い、自分はその妻の痴態に被虐の情炎をかき乱されるのだ。
そして翌週までの夫婦の熱い咬合。長持ちはせず相変わらず十分な愉悦を与えることはできないが、それでも今までの何層倍もの濃密な営みを毎夜行う。和夫は何度も精を放ち満足するが、結衣は7合目程度の肉の充足感で、その存分に満たされない肉欲を金曜日に男の技によって、爆発させるのだ。金曜日、夫のことも、理性も、知性も、そして最近では羞恥も忘れ去り、結衣は、全ての精を解き放たれ、男の体にしがみついて狂い啼きする。
そんな倒錯した性に溺れきった夫婦は、今宵を待ち望む。
だがどうしたことだろう? そんな暗い宿望を持つ夫婦がいくら待っても、ここ数週間あの極道の訪問は途絶えている。
この数ヶ月、男は決まって金曜日の9時半ごろのっそりとやってきて、乱暴に和夫を縛り上げ、その和夫の目の前で結衣を犯してきた。仰向けにして嬲り、俯せにして肉塊を抉じ入れ、口腔の奉仕で巨根に大量の唾をまぶさせる。そして結衣は大量の樹液を撒き散らして悶え狂い、和夫は目の前で妻が犯されるという異常事態であるのに、被虐の愉悦に体を震わせ、時には全身汗まみれになって男と呼吸を合わせて妻を嬲り抜いたのだ。
休日には2人でクラシック音楽を聴き、たまの土曜日には高級和食店に通って美味に舌鼓を打ち、和夫は結衣のために深夜まで懸命に働き、結衣はそんな和夫を甲斐甲斐しく支え、今時珍しく一歩下がって夫に傅いていた。
だがあの刺青を晒す極道の出現でそんな倹しい夫婦はもうこの世から消え去ってしまった。夫の目の前というのに、結衣は男の手管にのたうちまわって、田中一郎というふざけた名前の男にしがみついて女芯から大量の汐を吹きこぼす。和夫も、男の魔羅で串刺しにされた結衣の肛門を舐めあげたり、腰に乗せられた結衣の美壺を必死にえぐりながら、結衣が男の肉塊をしゃぶる姿にとてつもない興奮を覚え、自分の妻を赤の他人、それも社会の最下層民の極道と共に責めあげてあっという間に自失するのだ。
もちろん嵐が去った翌日の土曜日、夫婦は涙を滲ませ抱き合ってこの修羅から逃れようと話し合うのだが、翌週の金曜日まで、毎晩濃密に腰を繋がらせるうちに、男の来訪を心待ちにして快楽の滝壺に落とされてきたのだった。
壁の時計がボーンと12時を打つ。男は今晩も訪れてこないようだ。結衣はこの数週間、あの男に比べて数段劣る和夫の性技でなんとか肉欲を鎮めてきたが、しかしあの絶頂を味会うことができないとなると舌打ちをしたい気分になる自分に驚いてしまう。だがこのまま眠ることはできない。あの男と肌を合わせるようになって、体の奥深くに眠っていたのであろう雌の淫奔が覚醒させられたことを知った。
和夫とともに約しいが平和で安らかな生活を願っていた自分がそんなことはもうどうでも良くなって、ただただあの男の魔羅を食い締めたいと強く願っているのだ。
だが今宵もその暗い願望が果たされないことを知って切なさに涙がにじむ。そして真っ赤に充血し、潤みを帯びた双眸を和夫に向け「……あなた、来て……」
と足を大きく押し広げて、ベッドに仰臥するのだ。
和夫はまたいつも通りの信じられない思いと、とても口には出せない願望に突き動かされる自分の精との間で心が揺れ動く。あの貞淑で、夜同衾する際、恥じらう姿が初々しかった結衣が自分から大股を開いて、早く!とせがむなど……。
だがその一方で、自分の全く拙い性技に熱く反応するようになった妻の淫乱を歓迎する自分。
しかしそんな葛藤も瞬時に忘れ、結衣の熱く火照った女芯にもどかしげに男根を没入させていくのだ。
「…ああ、う、動いて…。あなた、あああ!」
とすぐさま結衣は声をあげた。上半身に覆いかぶさり、豊かな乳房を乱暴に揺らしながら、「結衣、好きだ! でもお前の心には、僕はもう……」
その夫の言葉を聞くと切なさで胸がいっぱいになる。
「違うわ! それは違う。私の夫はあなただけ。そんなこと口に出しては嫌……」
甘く蕩けるような声音。打ち付ける和夫の腰の動きに合わせ、結衣もリズミカルに臀部を揺らす。
(いつの間にこんなことを……)
オスの肉塊を食い締めその精を絞り出すかのように女芯がうごめている。溶鉱炉のように燃える結衣の美壺からは、もう夥しい量の汐が吹きこぼれ、陰茎と肉ヒダがこすれ合い、グチュグチュという淫らな音が聞こえる。そんな結衣の敏感な反応に、夫は自分だけだ、という言葉が全くの嘘であることを思い知らされ、胸が張り裂けそうになる切なさを感じるのと同時に、生真面目な淑女だった結衣がここまで堕とされたことに被虐の官能が掻き乱され、さらに下腹部が怒張するのを知るのだった。
「ゆ、結衣!」
全身を突っ張らせ、和夫が叫ぶ。
「もうなの? 和夫さん、もうそこまで来ているの?」
すぐに自失してしまいそうな和夫の反応に、揺らしていた腰の動きを一旦止め、焦れったい声音をあげた。全身を追い出した愉悦がすうっと逃げ去っていく。
「ああ、も、もうダメだ! 結衣、結衣!」
荒々しく乳房を揉み上げながら、和夫が情けない声を出す。
「いいのよ、和夫さん、思い通りで……」
そう優しく抱きしめ、精を放つ瞬間の和夫の男根を生き物のような女芯でネットリと包み込む。
(うう、こ、こんな、こんな技を!)
雌犬となった妻の性技に一瞬戸惑いを覚えたが、次の瞬間、どうっと爆ぜたのだった。
9
額にうっすらと汗をかき、金曜日にだけ濃く真っ赤にルージュを塗った唇を半分開けて「よかったの?」
と聞く結衣の顔を凝視する。淫らな淫香、熟れきった果実のようなミルフ熟女のエロス、そんな、男なら武者ぶりつきたくなるほどのメスの芳香を放つ妻を見やりながら「ああとってもよかった。で、でもすまない……。いつも通り、お前を満足させられず……」
そんな和夫に体を擦り付けていきながら、「いいのよ。でも、まだ大丈夫でしょ? ほら、私が……」
そう言いながら小さく萎んだ和夫の陰茎を優しく口に含む。
「くう! ああ、結衣!」
柔らかでネットリした結衣の口腔の粘膜を感じ、ズウッと下腹部が反応するのを感じた。
(ああ、結衣、どうして、どうしてなんだ……。ああ、こんなに淫らに……)どんなに懇願しても決してやってくれなかった口での奉仕を、嬉々として行う妻の白いうなじを見ながら、俺たちは、どこまで堕ちていくのだろうか? と一瞬恐怖を覚えるのだった。
10
チャイムがなり玄関を開けると、男が立っていた。きっちりと背広を着こなし、穏やかな笑みを浮かべている。
結衣はその場に倒れそうになって、男が駆け寄って抱き抱えた。そのまま、寝室に向かう。男が背広を脱ぐのももどかしく、ああ、と熱い吐息を吐きながら、恋人のように抱き合った。
男の熱い舌先が歯列、歯茎、口蓋の粘膜をねちっこく舐めさする。それだけで結衣の体はもうバラバラになりそうで、早くも双眸が潤み出す。
「寂しかったか、結衣?」
これまでとは違う男の優しい物言いに
「…そうよ……。会いたかった、本当に会いたかった……。ああ、好き、愛おしい、愛おしいわ、一郎さん……」
と切ない声音を出す。
「さあ、俺を楽しんだらいい」
ベッドの端に腰を下ろし、ぴっちりしたブリーフを脱ぎ去る。
ここ数週間結衣が待ち望んだ肉塊、赤黒く淫水灼けした巨根が目の前で生き物のようにビクビクと動いている。結衣の半ば開いた唇から熱い吐息が漏れた。貞淑で強い貞操観念を持っていたこれまでの結衣を粉々にし、ただ男の精を吸うことだけを願う淫乱熟女に変えてしまった陰茎。ムウっとくる強い性臭を感じたが、泪が出るほど官能が痺れきり、ゆっくりと慈しむように咥え込んだ。
股間に顔を埋め、美しいうなじを見せる結衣に
「どうだ、久しぶりの俺は?」
「お願い、しばらく楽しませて……。本当に辛かったの……。あなたを本当に愛しているの……」
昂った官能で真っ赤に充血した美しい双眸で男を見上げながら、結衣は喉の奥から絞り出された甘い声音を出す。教え込まれた通りに男の反り返る肉茎に大量の唾をまぶし、何度もしゃぶりあげるのだ。
よく張ったカリ首をチロチロと舌で舐め、その亀頭を喉奥に導いて、太い竿をしっかりと咥え込む。息が詰まり苦しげに呻吟するが、男の精を感じ、総身に官能の痺れが走って、女芯をしとどに濡らすのだ。
随分な時間、男を口に含んで楽しんだ、顎が痺れたようになるが、強壮なこの極道が精を放つはずもない。
「ふふふ、さあ、いいだろう。今度は俺の番だ」
ベッドの上部に布団を丸めそこに結衣の上半身をもたれかける。ブラウスを優しく脱がす。
「おー、随分変わったな、とてもいい、とてもいやらしいブラジャーだ」
溢れだした大きな乳房には乳首を隠す程度のマイクロブラジャーが張り付いていた。ベージュのスカートを剥ぎ取ると、男はまた、ホーと息を漏らす。薄いブラックの高級パンスト、豊かな双臀にはブラジャーと同色のタンガショーツを身につけている。たっぷり脂の乗った尻たぶにそのタンガショーツの細い紐が埋め込まれ、隠微さ満点だった。
バリバリとクロッチ部分を引き破り、ショーツも破りとる。冷たい風を感じ女芯が露わになったことを知った結衣は「ウウウ、い、一郎さん……」
と自分でも驚くほどの甘く痺れきった声をあげた。
(そうよ、私はこの人を愛している……。好きよ、好き……)男はそんな自分に溺れきった結衣の心根を知り尽くしており「結衣、今日はゆっくりお前を可愛がるからね」
とお返しとばかり、結衣の股間に顔を埋める。結衣はその愛撫を受け入れやすいように両脚を腕で掬い、腰を突き出す。
「フフフ、ここをじっくり味あうからな。一度気をやってもいいぞ」
これまでとは違う。優しく愛してくれている。そう思った瞬間、全身に電気が走ったような快感を覚えた。肉の尖に優しく舌が這わされる。硬い舌先を感じ、身を捻って呻き声をあげた。男の腕が胸に伸びブラジャーの上から、優しくねっとり、そして執拗にこねくり出した。
「……アッ、アッ……、一郎さん…」
ととてつもなくいい声で啼くのだ。
女芯周りだけむき出しにされ、極薄のパンストで包まれたムッチリした下半身は、ムウとくる豊潤なエロスを放っている。小鳥の嘴のように尖り出した肉粒を優しく刺激しながら、時折肉溝に舌を這わせる男の手管に薄白の樹液もまた大量に吹きこぼすのだ。
美粒を責められ、結衣自らもどかしげに剥ぎ取ったブラジャーから溢れでたたっぷりした乳房の先端の粒は赤いイチゴのように大きくなっている。次々と襲いくる喜悦に全身が灼かれた結衣は気の触れたようになって、切れ切れの甘く熱い喘ぎを何度も漏らしてしまうのだ。
そんな結衣を見ながら
「さあ、気を合わせようか? 結衣、繋がらせていいか?」
その囁きに、熱く潤んだ美しい双眸から一筋の涙をこぼし、ウンウンと恋人の呼びかけに答えるように頷いた結衣は、男を迎え入れやすいように、さらに大きく下半身を割り広げ、グッと腰を突き出した。その淫らに開かれた媚肉に肉塊を押し当てると、一気に女芯を貫いた。
「アッ、アッ、アッ!」
獣のような大声をあげる。久しぶりに腰を繋がらせ、子宮に届けとばかり深く埋め込まれた男の男根をしっかり包み込もうと腰を捻るのだ。
「おお、結衣、とてもいい。素晴らしい満腔だ」
無数の生き物が自分の肉塊に群がり食い締めるように蠢くのを感じた。女体がさらに淫らに発達しているのを知った男は脂汗浮かべて、思わず、ああ、と呻き声をあげた。結衣は力強い男の抽送を受け、全身を炎で焼かれたように燃え立たせて、涕泣を漏らし始める。
覆いかぶさって来た男に熱く火照った頬を何度も擦り付け、男の腰の動きに合わせて腰を引き、そして追いすがらせて、ともに官能の昂りを共有するのだった。
「ああ、もう、もう!」
と黒髪を振り乱し、限界が近いことを知らせる。
「俺のことを好きか? 愛しているのか? 和夫はどうするんだ?」
夫の名前を聞かされ、ほんの一瞬逡巡を感じたが、しかし次の瞬間、「ご、ごめんなさい。和夫さん、許して……。私にはもう一郎さんしかいないの……」
そして一度男の唇を強く吸い、さらに深く埋め込まれた男の肉茎で自分の肉壺が満たされる至福を感じ「嘘を言ってごめんなさい……。さ、さようなら、和夫さん」
そして一筋の涙を流し、おどろおどろしく入れ墨の彫られた男の背中に腕を回してきつく抱きしめ「い、一郎さん!」
気の触れたように腰を激しく揺らしながら、何度も何度も、獣のように絶叫するのだった。
11
乗り込んで来た女は眼を見張るような美形だった。地味なスーツ姿だったが胸元は大きく盛り上がり、膝までのどちらかというと野暮ったいスカートから伸びる脚は形がよく、男たちの目を引くようなモカグリーンのパンストに包まれ、全体の印象は、しっとりした美熟女、というものだった。
その女は首を捻って出て来た家を一度見やったが、自分の兄貴である藤沢に腕を取られると熱っぽい視線を送りながら、差し出された唇に自分のものを、熱く重ねた。
(兄貴、今回も首尾よく行ったようですな)
と心の中で笑みを浮かべ、車を発進させた。
「結衣、これからのことを話そう」
先ほどまで自分の上半身を熱く擦り付けていた男の広い胸を見やり、まだ官能の炎の燃え立つ双眸でしっかりと男を見つめながら「その前に、私に、結衣に、あなたの本名を教えてください」
そしてまた2人はしっかりと抱き合い、また、火の出るような口づけを交わすのだった。
12
端座して待っていると時間通りに武藤が入って来て、上座に座った。続いて兄貴格になる岩本哲郎が藤沢の傍に腰を下ろした。
「おー、今日はすごいご馳走じゃねえか。すまんな、テツよ」
「いえ、とんでもございません。今日は先日ご指示のあった件のご報告と親分の慰労を兼ねまして、誠にささやかですが、」
「テツよ、相変わらずあんた真面目ね。ま、極道に真面目というのもなんだが、そんなに鯱張らないで、さ、足を崩して飲もうぜ」
注がれたビールをうまそうに飲み、分厚い牛肉の刺身に手をつける。
「で、どんな首尾なんだ?」
ハッと頭を下げ、藤沢が口を開く。
「ご指示ありました女ですが、先日こちらに連れて来ました。命令通り後ろは残してあります。また今晩女をホテルエクスタシオンに待たせておりますので、そのお、」
ニヤリと笑みが浮かぶ。
「後ろは俺がもらっていい、女の肛門処女を味わえる、そういうことだな。よくやったぞ、藤沢。テツよ、いい弟子を仕込んだじゃないか」
と2人にもビールを注ぐのだ。
「で、どんな経歴なんだ?」
「ええ、典型的な貞淑、生真面目、世間知らず、そして性のことは全く知らない、ごく普通の主婦ですね。聖心の文学部を出て、それなりにプライドが高く、公立図書館の司書をしていました。幼い頃からピアノを習っており、そこそこまでいったらしいですがね」
カニの足を頬張り、日本酒に切り替えている。
「写真で見る限り、相当の美形のようだが?」
クククとテツが笑う。
「ダンナも勉強ばかりしていた弁護士でしてね、美人なんですが、洋服などはとても野暮ったいんですなあ。まあそこらへんを磨けば、これは掘り出し物でしょう」
と岩本もグラスを干すのだ。
「弁護士? 大丈夫だろうな?」
手を振って大仰に笑う。もちろん問題ありませんよ、と。
渡された書類に目を通しながら
「胸元はEカップで、髪は見事な黒髪。瞳は大きく、肉感的な唇には濃いルージュがよく似合う。腰はよくくびれ白桃のような双臀はよく脂が乗り切って張り切っている。ムッチリした雪白ボディ、か! 一般人にこんな上玉がいるとはな。で、今後はどうするんだ?」
2人は顔を見合わせ
「これまでですと、座敷に出して黒人などと絡ませるか、女人市場に出して競り落とさせるか、最上級ソープに送るか、まあ本人とも話して決めるのですがね……」
大吟醸酒でうっすら顔を染めた武藤が
「例の話だな? 本物のAVビデオ、出演する女優が演技でもなんでもなく、本当に狂い啼く、という企画だ。そこに使うのか?」
「ええ、もし成功すれば先ほど以外にも、もう一本商売の柱ができるわけです。そして今度のような素人美人はちょっと目を光らしていれば、相当数発見できるわけでして……」
大笑いしながら3人はガチャンと杯を合わせた。岩本と藤沢は素人美人を拐かし、出演女優が演技でもなんでもなく悶え狂うAVビデオを制作するという企画が通ったことに対して。そして武藤は手垢の付いていない極上素人ミルフの肛道を破瓜できる幸福に……。
そして3人のこのウジ虫どもは大いに酒量をあげるのだった。
13
結衣が家を出て10日が過ぎた。狂ったように探し回っていたが、杳として行方はしれなかった。商売柄警察にも縁があり、行方不明人として捜索願も、と思ったが、結衣の筆跡で、はっきりと家を出て行くという書き置きが残されており、成人の身であれば如何ともしがたい、事件性は認められない、ということだった。
仕事にも身が入らず、家に帰れば酒浸りだ。
そんなある日事務所に顔見知りの警視庁4課の刑事が訪ねて来た。4課の刑事ならば毎日暴力団を相手にしているのだろうに、市役所の戸籍係とでもいったほうがよさそうな小男だった。
録音可能な応接間に通す。事情を知っているのだろう、気の毒そうな表情で前置きが長い。辛く、堪らず、思わず「ご配慮ありがとうございます。しかし、私が知りたいのは結衣の行方です。どこ何をしているのやら、凍えていないか? 震えていないか? そんなことで気が狂いそうになるのです。ですからありのままを全部教えてください。もう覚悟はできているのです」
わかります、よくわかります、と言いながら書類を取り出す。
「先生のお話でこいつではないか? という男がおりましてね、上の指示で今日参ったわけです」
と言う。和夫は、応接セットのテーブルに置かれた写真に視線を落とす。
「こいつだ……」
田中一郎と名乗った男、背中におどろおどろしいモンモンを背負い、夫である俺の面前で結衣を犯し続け、ついに拐かした男……。
「こいつは関東一円を束ねる仁龍会に所属する悪党です。武藤というのが総長ですが、その側近の通称テツ、岩本哲郎の手下で、藤沢というクズですよ」
さっと血の気が引いた。
「それだけ大きな組織だとすると、クスリかシャブなどで……」
その4課の刑事は、これほどないという気の毒な表情を見せる。
「いや、それはないでしょう」
さっと面をあげた。何故そう言い切れる?
「奥さんがシャブ漬け、ということはあり得ませんな。ヤクザもシノギを各人持っていましてね、この頃はそれがはっきりと分業体制として整然と運営されているわけです。このクズどもは夜に蠢く連中でしてね」
戸惑った表情を見てのことだろう。言い淀んで
「ええ、女を食い物にするクズどもなんですよ。女に稼がせて大金を得ているわけです。しかも無税の……。ですから、そのお、商品にシャブを与えるなどしません。つまり商品を壊すことなどありえないわけです。むしろ女の美貌を保つためにありとあらゆる手を使うわけでして……」
14
6ヶ月が過ぎた。最近は欠勤も多く、仕事上のポカも多い。周囲は過度に配慮を示してくれるが、代表弁護士になる話も消え去り、企業法務の世界に有田あり、とまで言われた話など誰も思い出すこともない。情けないことに、何社もの企業側から担当替えを希望される始末だ。
もちろん原因ははっきりしている。結衣だ。
「結衣、お前はどこにいるんだ……」
あらゆる手を尽くし、八方手を尽くしてきたが、これまで何の連絡もない。
こんなことではいけない、と思いながら今日も大量のウイスキーに手を伸ばしている。酔えば酔うほど結衣のことが愛おしく思い出され、フラフラに酩酊するまで飲まなければ一睡もできないのだ。
そんないつもの夜、宅配便が届いた。よろよろと立ち上がり玄関で荷物を受け取る。薄っぺらな箱で、表に黄色の大きな字で「有田様 到着後直ちに開封ください」とある。
酔眼でその文字を眺めた後、バリバリと箱を開けた。一枚の紙。綺麗なフォントでワープロ打ちだ。
有田様
貴殿 ますますご清祥のこととお喜び申し上げます。
この度当社で既存のファンタスティックビデオに飽き足らない皆様に、と制作いたしました、特別ビデオをご案内いたします。
このファンタスティックビデオの特徴、それは、出演陣が性の奥義に囚われ、演技ではなく本当の肉体の悦びに歓喜する様を克明に撮影している点です。出演者は、皆本当に交わり、嘘偽りなく、性の歓喜に心の底から啼いています。
ぜひご注文ください。
なお本編誠に貴重、そして稀少品でございますので上代は30万円を申受け、おひとり様お一つまでとさせていただきます。
末筆ではございますが、貴殿のますますのご健勝をお祈りしております。
敬具
もう一枚封入されている。豪華なカラー刷りのビデオパンフレット。
右側には、美しく化粧を施した顔をこちらに向け、豊かな胸、ムッチリした太腿をことさら強調した装いのミルフ熟女がニッコリと微笑んでいる。
左側には女の咬合写真、小さな写真が10枚ほど。あの男とは違う、しかし背中に彫り物のある男、素晴らしい肉体で巨根の黒人、数人組の男たち、男の様ないでたちの女、小人、そんな連中を相手にして狂い啼いている目の覚めるような美女……。
そして題名は
「極上人妻 前も後ろも 瞬時昇天」。
和夫は、呆然となる。
「前も後ろも……。ウウウ、結衣、お前は……」
両手で顔を覆い嗚咽を漏らす。目を瞑ると、雪白のムッチリボディ、メロンのような見事な豊乳、よく伸びた麗しささえも感じる美脚。そんな結衣の見事な肢体が蘇ってくる。
「しかし、俺はもうそれを味合うことはできない……」
頭を左右に打ち振る。
「結衣、ああ、結衣……」
そして震える指で携帯をつかみ、指定された番号を押す。
「ハイ、こちらお客様注文センターでございます」
掠れた、涙まじりの声……。
「ビデオを頼みたいのだが……」
了
眼前凌辱 寝盗られ妻 堕ちて 第2部 (2/2)
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