本文へ移動Skip to content跳到正文跳到正文
日本と世界のBDSM映像アーカイブThe BDSM video archive — Japan & beyond日本与全球 BDSM 影像资料库日本與全球 BDSM 影像資料庫
小説Novel小说小說

熟母レイプ! · 第1部

熟母レイプ! 第1部 (1/5)
次の話

【第一章 若すぎる凌辱者】

【第二章 密室の熟れた獲物】

【第三章 診察室の生贄】

【第四章 垣間見た熟女の本性】

【第五章 脅迫と倒錯に咽ぶ淑女】

【第六章 弄ばれた好奇心】

【第七章 娘の前で貫かれる菊門】

【第八章 許されざる標的】

【第九章 剛直に引き裂かれた絆】

【第一章 若すぎる凌辱者】

通いのお手伝いさんは、夕食の支度をすませるとすぐに帰ってしまった。土曜の夜は、東京郊外に住んでいる娘夫婦のところへ泊まりに行くのが楽しみなのだ。

小牧正紀はぼんやりと外を眺めた。

まだ六時前なので、外は充分に明るい。庭の柿の木の下で秋田犬のジャンが、遊び相手が欲しそうに正紀を見あげている。

正紀は食べかけのクッキーを投げた。ジャンが器用に跳んで咥えた。それだけでもうれしそうに尾を振っている。

そのとき、ベッドの枕もとに置いてあるコードレスホンが鳴った。

受話口から流れてくる父、伸吾の声を聞くと、正紀はどんな用件かおおよその見当がついた。

「今度病院に入れる医療機器の件で、仕入先と会うことになってね……」

「じゃ、遅くなるね」

「うむ、すまんな」

「大丈夫。これから友だちと会うから、ぼくも帰りは遅くなるんだ。気にしなくてもいいよ。じゃ」

父に気持ちの上の負担をかけたくなかったので、正紀はごく自然に電話を切った。

父の言う通りなのかもしれないが、正紀は九割方は嘘だと思っている。半年ほど前から、うすうす女の存在に気づいていた。何者かわからない。父の経営する病院の看護婦か女医ではないか。あるいは水商売の女かもしれない。

父に対しては悪感情を持っていないが、影の女には憎しみを抱いていた。母の沙織が三十代の若さでくも膜下出血で亡くなってから二年。父が家のことや病院の運営で大変だったのを正紀は目の当たりに見てきている。だから、父が安息を求めるのは許せる。

しかし、女は許せない。一見矛盾した論理だが、父の安息はもっと別のものに求めるべきだというのが正紀の考えであった。

女が不潔というのではない。いや、確かにそう思った時期もあったが、今は違う。女は男にとってなくてはならないものだと思っている。二十一歳の正紀は女の肉体に、言葉では表わせないほどの強い憧憬の念を抱いていた。

けれども、それは決して美化した対象物としてではない。性的欲望のはけ口として、どうしても必要だと思うようになっていた。体が、心が、それを強く求めているのだ。

女を知りたいという思いは、日に日に強くなっていた。

このところ、ほとんど毎日のように性夢を見る。だが、肝心なところにくると、必ず目が覚めてしまう。夢精することもあった。

夢のなかに現われる女は、どういうわけか知り合いが多かった。同じ学校の女教師であったり、行きつけの喫茶店のママであったり。

女の顔は具体的に現われるにもかかわらず、もっとも知りたいと願っている女のアレは、いつも曖昧であった。こっそり父の書斎に入って、医学書を開いてみても、女性器の写真は載っていない。

だから正紀は、かなり前から本物の女を知るチャンスをうかがっていた。今やそれを実行しないではいられない飢餓状態にまで追いつめられていた。

いつ爆発してもおかしくなかった。だから、父から帰りが遅くなるという電話を受けたとき、正紀は咄嗟に友だちと会うと嘘をついた。そう言ったことで、正紀はどうしても実行しないではいられないところに、自分自身を追いこんでしまった。

肚が決まると、武者震いが生じた。それは童貞を捨てるなどという感傷的なものではない。女のアレのなかに入れるといった、きわめて実戦的なものだった。

でも、どこで、どうやって……。

具体的な手だては何ひとつ浮かんでこない。ただひたすら女とやりたいという一念しか頭のなかにはなかった。

ジャンに食事を与えると、正紀はすぐに外出した。

街には女が溢れている。それなのに、自分のために脚を開いてくれる女は誰もいない。クラスメートの女子生徒のなかには、すでに処女を捨てた子が何人かいるらしい。

いったいどんな男と寝たんだろう……。

正紀は熱心に勉強するほうではないが、成績はクラスのなかで三番とさがったことがない。なまじ優秀な生徒と思われていることが、彼の手枷足枷となっていた。

その気になれば、クラスの女の子とセックスまでいくチャンスは何度もあったような気がする。劣等生だったら、どんなに気が楽だっただろうと思う。

繁華街の裏通りに入ると、ソープランドの前を何度か通った。なかに裸の女がいて、客の男とセックスしていると思うと興奮したが、どうしても入っていく勇気がない。気持ちばかりが焦った。

よし、今度こそ!……

意を決して、あまり目立たない感じの店の前で足をとめた。『ファッション・マッサージ』と大書きした看板が立っている。ポケットのなかの金を握りしめた。頭のなかに、まだ見たこともない女のアソコが漠然と浮かぶ。キーンと分身が膨らんだ。

入口は階下にあるらしい。階段を駆けおりようとしたとき、下から中年の男がのぼってきた。ひどく薄汚れた、印象の悪い男だった。

男と目が合った途端、気持ちが急速に萎えた。唾でも吐きたい気分で、急いでその場から離れたが、いったん火のついた体は、容易なことではおさまりがつきそうになかった。

ムシャクシャしながら歩いていると、ブティックからワンピースを着た二十四、二十一歳と思われる女が出てきた。ピッチリしたタイトスカートの腰が、目の前で揺れている。若草色のスカートに、パンティラインがくっきりと浮きでていた。

あの下に……。

女の大事なものが隠されていると思うと、どんなことをしてでもそれを見たいという欲求が膨らんだ。気がついたときには、ターミナル駅から出る郊外行きの私鉄に乗りこんでいた。

ワンピースの女は、ドアの脇に立って文庫本に目を落としている。華やかな感じのする美人である。右足に重心をかけているせいで、片寄ったヒップが異様に大きく見える。

正紀のペニスは勝手に充血して、たちまちズボンを突きあげた。ひどく痛い。電車の揺れにまかせていると、ズボンに擦れて、今にも暴発してしまいそうである。

女がS駅でおりたので、正紀もつづいた。女は待機中の普通電車に乗り換えた。正紀はこの私鉄沿線のことはよく知らない。しかし、以前このあたりは畑が多かったと聞いている。つまり新興住宅地である。

女は次の駅でおりた。五、六人の乗客しかおりない。駅の前だけ、わずかばかりの商店が明かりをつけている。そこをすぎると、すぐに土の匂いのする畑がひろがった。まったく家がないわけではないが、家と家との間隔はかなり開いている。

夜道だというのに、女は警戒しているふうには見えない。

畑のなかに、農具をしまっておくらしい小屋があった。

どうしようか……。

この場所がチャンスと思ったが、いざとなると恐怖で全身が凍てついた。

「あの……」

声が出ていた。

女がギクッとしたように振りかえった。正紀がスニーカーをはいて本能的に足音を殺していたので、女は尾行されていることにまったく気づいていなかったらしい。

「な、何よ」

女の声には、明らかに警戒と恐怖の響きがこめられていた。

「道に迷って……」

正紀の舌がもつれた。

女の顔から緊張の表情が消えた。そのとき、二人が通ってきた道の反対方向から、明るいライトをつけた車が走ってきた。

正紀はポケットをさぐりながら、女に接近した。手に触れた小型の手帳を取りだして、いい加減にページを開いた。

「ここへ行きたいんですけど」

女の前に差しだしたとき、車が二人の横を走り去った。ライトが通過し、あたりは瞬時にして暗くなった。

正紀は内部で蠢く何ものかに衝きあげられて、いきなり女の首に手をかけた。

女が喉の奥でひきつったような声を出し、何か叫ぼうとした。周囲は畑地とはいっても、家は点在しているから、大声を出せば気づかれるはずである。

「騒ぐと殺す」

自分の意志とかかわりなく、手に力が加わった。

妙に柔らかいな……。

正紀は恐怖心とは別に、そんな感触をしっかりと確かめていた。

「殺さないで……」

女がかすれた声を出して、その場に崩折れるように座りこんでしまった。

遠くで電車の警笛がする。まだ深夜という時間でないから、完全に人通りが途絶えているわけではない。いつ人が、あるいは車が通るかもしれない。

「こっちへ来い」

正紀の声もかすれていた。女の首に手をかけたまま、押すようにして畑地に入り、小屋の裏にまわった。

ビニールシートがかぶさっている小山があり、シートを取り除くと、ワラがうず高く積まれている。女をそこに押し倒した。

すると、まだ何もしないうちに、女が言った。

「抵抗しないから……好きにして」

拍子抜けするくらい呆気ないのだ。しかし、油断は禁物である。女のワンピースからベルトを抜き取ると、首に巻きつけた。

「いやっ……殺さないで」

女は半泣きの声を出して哀願した。

「殺しはしない。だけど大声を出したり、暴れたりしたら……」

正紀は、自分の声が芝居がかってきているのに気づいて、内心おかしかった。

「おとなしくしているから……お願い」

両手に力をこめると、女は本気で泣きだした。

「泣くな……声を出してるじゃないか」

正紀は女の口にハンカチをつめた。女はじっと動かない。きつく目を閉じておとなしくしている。

ここまでは思ったよりスムーズだ。正紀自身、夢でも見ているような気分だった。

しかし、現実に目の前に女が横たわっている。時折り雲間から顔をのぞかせる月の明かりで、目が馴れてくると、物の識別もはっきりつくようになった。

さて、どうしよう……。

正紀のほうも恐怖心が去ったわけではなかった。遠くから聞こえてくる何かの音や、時折り小屋の前を行き交う車のライトなど気になることが多い。ズボンのなかのペニスは、さっきまでの勢いはどこへやら、小さく縮んだままだった。

よし、なんとかしなきゃ……。

時間はたっぷりあるというわけではない。いつ、何が起こるかわからない状況である。やるべきことはできるだけ早急にすませて、この場から立ち去らなければならない。

仰向けになっている女の胸を、衣服の上から触ってみた。ビクッとしたように女が動いたが、相変わらず目は閉じたままである。

ひどく柔らかいというのが第一印象だった。五本の指にそっと力をこめると、なかのたわみがてのひらの一点に集中して、ふくらみの形がいっそう鮮明になる。

「いいな。声を出すと、どういうことになるかわかっているな」

念のためそう言って、首に巻きつけたままのベルトを揺さぶると、女はよくわかったというようにガクガクと頭を振った。

女が着ているのは、前の部分がボタンになっているワンピースだ。ボタンをゆっくりとはずした。興奮と恐怖のために、指先が思うように動いてくれない。何もかもが初めての経験なのだから、仕方のないことである。

すべてのボタンをはずし、胸もとを左右にひろげた。夜目にもくっきりと、白いブラジャーが露出した。

てのひらをかぶせると、布地のざらつきがかなり強く感じられる。指先でつまんで、それがレース地であることを確認した正紀は、ブラジャー全体を押しあげて、隠されていた二つの乳房を間近に見た。

綺麗だ……。

それが最初の印象だった。もっと性的な感覚が刺激されるかと思っていたが、正紀は息を吐いて、惚れぼれと乳房を見つめた。

女はすっかり観念したらしく、目を閉じて身じろぎもしない。

正紀は胸におおいかぶさるようにして乳房を吸った。そんなわけがないのに、かすかにミルクっぽい匂いが漂っているような気がする。

おや

!?

……

舌先に触れた乳首が、いつのまにか硬くしこっている。もう一方の乳首を指で触ったが、頼りないほど柔らかくて小さい。そこで、舌をその乳首に移して刺激を与えると、ゆっくりと確実に大きく膨らんでくる。

しかも、じっとおとなしくしていた女が、息苦しそうにもぞもぞと動いて、しきりに顔を振りたてる。鼻息も荒くなっていた。口に押しこんだハンカチを引きだしてやろうかと思ったが、大声を出される危険があるのでそのままにした。

正紀は自分の単純な行為に対して、女が著しく反応を示したことに驚いた。その驚きは新鮮な歓びにつながった。

女がいい気持ちになっているんだ……。

その事実は好奇心いっぱいの少年に自信を与えただけでなく、今まで捨て去ることのできなかった恐怖心を取り除いてしまった。

正紀は舌で乳房を舐め、手で愛撫を加えながら女の表情をうかがった。明らかに表情には大きな変化があった。顔だけでなく、体のすべてに変化が起きていた。腰を切なげに振り、両足首を強く擦り合わせている。いつのまにか靴は脱げていた。女のどこかもどかしげな姿は、少年の目には刺激的で、挑発的でさえあった。

正紀の欲情に濡れた目が、女の下半身に移った。裾の乱れたスカートからは、少し開き加減に二本の長い脚が飛びだしていた。

膝のあたりに手を置くと、ほんの一瞬だけ女はピクッと動いたが、すぐに静かになった。ざらついたストッキングの感じは、あまりいいものでない。

正紀は女の両膝の間に割りこみ、スカートをずりあげた。夏物の薄手のワンピースは、女の腹のあたりで上と下が一緒くたになり、そこだけ布地が盛りあがった。

ストッキングから透けて、白いパンティが浮きでている。まるでブーメランのような形をした、極端に布地の少ないパンティは、女の中心だけに貼りついていた。

正紀には、女の中心のふくらみが異常に盛りあがって見えた。両方の太腿と女陰の盛りあがりは、初めて見る少年の目に、圧倒的な迫力をもって迫った。少年の常識を超えた形態は、あまりにも官能的であった。

正紀は恐るおそるふくらみを撫でた。まるであつらえたように、スッポリとてのひらにおさまる。太腿の付け根に近い部分は、ほんのりと湿っている。そのあたりに、もっとも望んでいるものがあるに違いないと思うと、自然とてのひらがそこを揉んだ。

また女が苦しげに呻き、顔を左右に振った。その仕草や表情から、ひどくいやがっているように正紀には見えた。実際、女についての知識をほとんど持ち合わせていない正紀は、女が本気になっていやがっているものとばかり思った。

馴れた大人の男のように、『今に見ろ。いい気持ちにさせてやるから』というような気持ちもないし、そうさせるような手練手管もない。ただ、『こん畜生!』という反発心だけで、目茶苦茶に女の中心を揉んだ。

そのうちにストッキングやパンティが邪魔になり、荒っぽいやり方で一緒くたにして、女の体から引き抜いてしまった。

黒々とした恥毛を見たとき、初めて正紀は性的な欲望が体のなかに充満するのを感じた。それまではただ夢中になっていじりまわしていただけだったが、目標を目の当たりにし、再び女とやりたいという気持ちを自身の内部に確認して奮い立った。

顔をくっつけるほど近づけた。白い下腹や太腿と較べて、そこだけが黒いものにおおわれている。手を触れて驚いた。意外に硬い手触りである。それにチリチリと渦を巻くように細かく縮れている。新しい驚きと発見に、正紀は夢中になった。

何度も何度も撫でまわすうちに、中指が股間の切れ目をスーッとなぞっていた。女の腰がピクンッと跳ねたのにも驚いたが、もっとびっくりしたのは、そこがヌルヌルに濡れていたことだった。思わず指を引っこめたほどだった。女が小水をもらしたと感違いしたのである。

しかし、考えてみると、小水にしてはあまりにも粘り気が多い。女に気づかれないように、指の匂いを嗅いでみた。少し汗臭い。明らかに小水とは違う。正紀はそれまで、濡れるという現象を知らなかった。

無知であっても、実際に自分がそういう現象に遭遇してみると、本能的に理解するものである。

何かが女の内部に起こっている……。

正紀はそう判断した。もう一度、指先を陰阜の下にそっとくぐらせた。女の体が跳ねた。指をはずさずに、思いきってこねるように動かしてみた。

うねる女体を見ているうちに、正紀は女がいやがっている状態ではないことに気づいた。

女が触れている個所をせりあげて、さらに強い接触を求めている。最初は半信半疑だったが、女が両手を伸ばして、まるで天にいる神に祈りを捧げるような仕草を見ているうちに、正紀は自分の判断が間違っていないという確信を抱くにいたった。

だから、非常に冒険だとは思ったが、女の口からハンカチを抜きだした。もちろん首に巻きつけてあるワンピースのベルトを手にして「声を出したら殺すぞ」と念を押すことを忘れなかった。

女はコクンとうなずき、ハンカチが口からはずされても、声をあげるような素振りを見せなかった。

正紀は慎重に女の中心をまさぐった。女が自らの意志で両脚を開いた。濡れた部分が開放されて、指先に大量の粘液が絡みついた。

「アーン……あああ……ウーン……」

女がガクガクと腰をはずませて、喉から絞りだすような声をあげた。

「気持ちいいのか?」

正紀はとうとう聞いた。

女がかすかにうなずいた。

聞きながらも、正紀は指の動きをとめなかった。そのうちに、彼はある事実に気づいた。ヌルヌルは全体にひろがっていて、どこもかしこもふやけたような柔らかい肉が存在する。深く切れこんだ溝の上あたりに、指先に引っかかる突起状のものがあった。注意深く指の腹で探らなければわからないほど小粒であるが、そこを触ると、女がいい声をあげるようだった。

正紀は腹這いになり、左手で恥毛の下の淫裂を左右にひろげた。暗くてよく見えないが、そこから立ちのぼるなんともいえない匂いがプーンと鼻孔をくすぐった。

右手の人差し指で、あらかじめ見当をつけておいたあたりをさぐると、すぐに硬い豆粒のようなものに触れた。

その途端、女は短いが鋭い声で「ヒーッ」と叫んだ。正紀もびっくりしたが、女も自分の声に驚いたらしく、あわてて両手で口をおおった。

「ここがいいの?」

いつしか正紀は自分が強姦魔であることを忘れて、親しいガールフレンドに対するような口をきいていた。

女の白い顔が、暗闇のなかで揺れた。

「ここなんだね」

正紀がもう一度念を押すと、今度ははっきり「ええ……」と言ってから、女はさらに言葉をつづけた。その言葉はとても短く、正紀にはよく聞き取れなかった。

「えっ、何?」

正紀がうながすと、女は被害者とは思われないくだけた調子で「いやあね」と言い、つづけて甘い声で訴えたのだ。

「そこ、ちゃんと舐めて」

それは正紀にとって、とてつもなく衝撃的な言葉であった。

舐める

!?

……女のアレを舐めるだって

!?

……

二十一歳の少年にとって、ためらいと疑念は当然すぎるほど当然だった。正紀はしばらく女の中心を眺めていた。女の手が伸びてきて、正紀の頭を女陰へ押しつけなかったならば、さらに長い時間、眺めつづけていたかもしれない。

女の両手は正紀をリードするように頭を巧みにかかえこみ、腰は舌の接触する個所を的確に教えるように揺れた。

正紀の舌はぬるついた肉の狭間を行きつ戻りつしたあげく、とうとう肉の突起にたどりついた。そこだけピョコンと飛びでている。女に言われた通りに舌を動かしてみた。

「ああっ、いい……いい気持ち……」

女は明らかにそう言い、いやらしく腰をうねらせはじめた。

「そんなにいいの?」

「そう……そっとやって」

正紀もそうだったが、女もここが野外であることを忘れているかのようだった。

そっとやってという女の言葉を、正紀は忠実に守った。

女の腰がくねり、舐めている部分は前よりもぐずぐずに濡れていった。女は絶えず何か言い、強い力で正紀の頭を押さえつけた。

初めのうちこそ、女がいきなり大声を出して救いを求めるのではないかと懸念した正紀も、いつのまにかそんなことをすっかり忘れてしまい、ひたすら長い舌を突きだしてペロペロと舐めまくった。

「ああっ、もう……したくなったわ」

女の大胆な言葉に正紀は度胆を抜かれた。

「ぼくもしたい……」

口がそう動いていた。

「いいわ……早くアレ出しなさいよ」

「アレ?」

「オチンチンよ」

立場が完全に逆転していた。

正紀は膝立ちになると、あわててズボンを脱ぎ捨てた。女が頭をもたげて正紀を見た。暗がりでなかったなら、正紀は急いで前を隠していただろう。

「いいわよ」

女の両脚が大きく開かれた。正紀は未経験であると思われたくなかったので、やみくもに女の腰に体を重ねた。

「駄目よ……離れて」

正紀が体を起こすと、女の手が伸びてきてペニスを握った。それだけで、腰骨が痺れ、脳髄がキューンと締めつけられた。

「あらっ……」

女がびっくりしたような声を出して、肉茎を何度も握り直した。

「立派ねえ……こんなに大きくて硬いの、久しぶりだわ」

ほめ言葉のようだったが、正紀はたまらない恥ずかしさを覚えた。

「いいわよ。乗って」

女が肉茎をたぐったので、正紀は導かれるままに中腰になった。

「大きいわァ……女泣かせね」

独り言のように女が言って、肉茎の表皮をズルッと根元のほうにまで剥いた。それまでかろうじて耐えていた正紀も、もう我慢の限界だった。

「あ、ああーっ」

腰を震動させて、大量の樹液を女の白い腹や太腿の上にまき散らしていた。

「あらら……どうしたのよ……」

女は呆気にとられて、少年が鎮まるのを待った。

すべてを吐きつくすと、正紀はみじめさと恥ずかしさで、ただ押し黙っていた。

「たくさん出したわね」

女が上半身を起こして、飛び散った溶液を拭き取った。

「あなた、いくつ?」

女は汚れたハンカチをポイッと捨てると、あらためて正紀をうかがい見た。

「十八……」

正紀は子供に見られたくなかったので、ぶっきらぼうな口調で嘘をついた。

「ふーん」

女は年齢については関心がないのか、それ以上のことは何も言わなかった。

正紀は心のなかで焦っていた。さっきまでは確かに自分が優位に立っていたのに、今は完全に立場が逆転している。

女は首から垂れていたベルトを取りはずした。

「正直に言いなさいよ。あなた、本当は初めてなんじゃない? こんなこと、したことなかったんでしょ?」

非難している声ではない。何もかもわかっているのよ。そんな意味の笑いが女の表情に浮かぶと、正紀はいっそう敗北感を味わい、意気消沈してしまった。もう、とてもさっきのように強気に出られそうにない。

「ねえ、初めてなんでしょ?」

女は正紀の顔をのぞきこみながら、まだ未練そうにジクジクと残滓を垂れ流している縮んだ陰茎を指先でつまみ、根元からゆっくりと絞るような仕草をした。

正紀は屈辱にまみれて、女の手を払った。そのまま立ちあがろうとした。ズボンをはいて逃げ帰ることだけを考えた。

でも、女が暗闇のなかで大声を出したら……。

道は一本道だし、正紀はこのあたりは初めてだ。詳しい地理は何もわからない。駅へ行けば捕まりそうな気がした。

「ね、もう一度しましょうよ」

女は落ち着いた声を出して、陰茎を何度か擦った。

正紀は巧みなそのやり方にすべてをまかせて、無言のままうなずいた。

女は表皮をさらさらと擦るだけでなく、もう一方の手を使って、袋をやわやわと揉んだ。気持ちよさに、正紀は呻きながら後ろ手をついて気張った。

「気持ちいいでしょう……ほら、すぐに大きくなる……あーっ、すごい……こんなに早く元通りになるなんて」

女の興奮した声を、正紀は心地よく聞いた。

「立派よ……とても二十一歳だなんて思えないわ……ああ……」

正紀は本当のことを言って、もっと女を驚かせてやりたかった。しかし、二十一歳と言ってしまったら、女に馬鹿にされそうな気がして、口をつぐんだ。

「ねっ……どう? いい気持ち?……こんなになっちゃって、フフフ」

女の指づかいが早くなった。

正紀は、自分でするときの孤独な作業とはなんという違いだろうと思った。また腰骨がズキズキして、今にも噴出しそうだった。

「ああ……出そう……」

自分の声を、まるで女の子の声のようだと思いながら、正紀は女の乳房に手を伸ばした。

「痛っ……」

女が肉茎から手を離した。

「ごめん……」

快感を中断された正紀は、あわてて女の手をこわばりに押しつけた。ジーンと痺れた。

「もっとやってもらいたい?」

女がニヤニヤした。

「やってよ。気持ちいいんだもの」

「いいわ。でも、別の方法でやってあげる。そこに横になるのよ」

すぐに従った。ただ、女が逃げだしたり、大声をあげるのではという心配が、常につきまとっていた。

女はいきなりかがむと、肉茎を頬張った。

「あっ……」

思いがけないやり方に仰天しながらも、正紀は全身がとろけてしまいそうな快感に酔った。セックスを単純に体と体を繋げることと考えていた正紀にとって、すべてが新しい発見であり、好奇心の出発でもあった。

ところが、すぐに女は肉茎を口から吐きだしてしまった。

「気持ちいいでしょう?」

「もっとやって。ねえ」

女の腕を取って引きつけたが、女は首を横に振って応じない。

「頼むったら……」

「また出しちゃうといけないもの。その代わり、ちゃんとしたセックスをするの。いいわね」

「は、早くして」

「こういうことはせっかちになっちゃ駄目なの。男は落ち着いて……そうじゃないと、さっきみたいに、すぐ出してしまうわ。だから、今度は私がリードしてあげる。少しは長持ちするはずよ」

女はそう言うと、正紀の体をまたいだ。白い二本の太腿が左右に分かれたとき、正紀はその中心の割れ目をはっきり見たような気がした。

しかし実際には、あたりはほとんど闇なので、黒っぽい恥毛の貼りついた中心が見えたにすぎない。

女は両脚を力士の仕切りのような形に開くと、肉茎を手にして中心にあてがった。

「力んじゃ駄目よ……自然にまかせて、気持ちよくなったら出してもいいわ。そのときはちゃんと出るって言って」

女はがゆっくり腰を振った。すると、肉茎は生温かいものに包まれた。

「入ったわよ」

女の声が甘く変わった。

「ね、ほら、入ってる……」

女が徐々に体の重みをかけると、ようやく正紀は入っているという実感をもつことができた。

ふんわりとして、いい気分である。さっきのように、いっぺんに気分が上昇するのではなく、じんわりと快感が背筋に這いあがってくる。

女はうねるように縦に動いたかと思うと、ピタリと密着して円を描くように腰を振る。

「ああっ、いいわあ……あなたのが大きいから、子宮にぶつかるの……ううっ、たまらないわ……」

正紀も気分は高揚したが、その大半は女の興奮する声から引き起こされたものだった。もちろん肉茎からも快感が生じる。けれども、さっきほど強烈ではない。

「あなたもいいでしょう? 一度出したから、長持ちするのよ。よく覚えておくことね。それにしても、本当にあなたのオチンチンは立派。みんなに自慢していいわ。あなたみたいなデカ魔羅は初めて……ああっ、きつくていい気持ち……どうしよう……イキそうだわ……ああーっ……あなた……そろそろイッちゃう」

女はたまらないといった様子で、激しく腰を振りたてた。

正紀は女のすさまじい変わりようを、驚きの目で見あげた。二つの乳房が、今にも千切れそうにゆさゆさと揺れる。

女は何度となくイキそうという言葉をせわしなく吐きつづけた。正紀には初めて聞く言葉だったが、意味は理解できた。彼自身も噴出が近かったので、その感じがイキそうという言葉にぴったりだったからである。

「ぼくもだ」

正紀は女に同調した。

「あああっ、いいの……とてもよくってよ……イクわっ! イッちゃう……あなたっ、出していいっ! 出して!」

女があたりはばからぬ声を出して大きくのけぞったとき、正紀は分身がにわかに強い力で締めつけられるのをはっきりと感じた。

「ああっ、ぼく……」

腰を突きあげた瞬間、二回目の射精がはじまった。肉茎が切断されるような痛みにも似た快感が生じた。

「うーっ

!!

」

女は獣さながらにうなって、幾度となく陰阜をぐりぐりと押しつけ、やがて死んだように静かになってしまった。

【第二章 密室の熟れた獲物】

都内の、山の手地区にあるM学院は、戦前から洋風教育で知られた、いわゆるモダンな校風の学校であった。男女共学はもちろんであるが、制服がなく、学生は私服で登校してくる。したがって父兄にも古い考えにとらわれない人が多く、PTAの会合にも、派手な服装で来る。

正紀は校舎の屋上から、集会場へ入っていく父兄たちの姿を眺めていた。PTAの会合がある日は、授業は午前中に終わってしまう。午後は自宅学習という名目になっているが、生徒たちは、そのまま繁華街へ繰りだして自由を満喫する。

正紀は友人の誘いを断って、一人で屋上に出て、午後からの行動について考えていた。

大袈裟に言えば、ここ数日間で正紀の人間観はすっかり変わっていた。クラスメートが子供っぽく見えてならない。あの夜の出来事は、できることならクラスメートの前で大声でしゃべりたいくらいだった。

みんな、どんな顔をするだろう……。

そう考えるだけで、愉快でならない。

今度はもっと明るいところで、はっきり女のあそこを観察したいと思う。女たちはあんなに澄ました顔をしているが、実はセックスが好きで好きでたまらないのだ。女の正体を暴いてやりたい。

それにしても、である。

女の体って、どうしてあんなに神秘的なんだろう……。

何度も同じ思いに駆られた。あれこれ想像するだけで、もうズボンの下はキーンと硬くなっている。セックスしたい、と痛切に思った。

腕時計を見た。そろそろ午後一時半になる。PTAは二時からだ。校門をくぐって校庭を斜めに横切り、集会場へ向かう父兄の列は途切れない。

家へ帰ってもすることがないし、街へ出る気にもならない。

女がそばにいたら……。

することはセックスしかないが、絶対に飽きないだろうと思う。

「ああ、やりたい!」

正紀は誰もいない屋上で、うなるように言い放った。

なんとかしてくれ!……

悲鳴をあげるように、ズボンの下で勃起したペニスが脈動する。

とてもおさまりそうもないな……。

正紀は屋上のベンチから立ちあがると、ぶざまな格好で階下におりていった。擦れた分身は、ますます膨張して始末におえない。トイレに入って素早く処理するつもりだった。

三階のトイレに向かうとき、廊下の曲がり角で、パープルカラーのスカートがひるがえるのが見えた。窓から射しこむ陽射しのなかで、それはあまりにも鮮やかに正紀の目に飛びこんできた。体の内部で、ゾクゾクと蠢くものがあった。

女の後をつけるんじゃない。こっちもトイレに行くんだ……。

自分自身に言い聞かせながら、妙に胸がドキドキした。あたりには人影がまったくない。あの夜に似ていた。夜と昼の違いだけである。頭の片隅で「女だってしたくてたまらないのだ」という声がした。

スニーカーをはいているので、ほとんど足音はしない。廊下を曲がると、すぐ目の前に職員用と来客用のトイレがある。正紀は大急ぎで職員用の女性トイレをのぞいた。どのドアも開放されている。

ということは……。

正紀は会合にやってきた父兄の一人だろうと見当をつけて、来客用のトイレをのぞいた。一番隅のドアが閉まっていて、そのなかに人のいる気配がした。どうしようか頭のなかでは迷っていたが、足が勝手にそのドアの前に向いていた。

水の流れる音がした。しばらく衣擦れの音がしていたが、やがて錠がはずれ、ドアが開いた。

間髪を入れず、正紀はなかに押し入って後ろ手に錠をかけた。

見覚えのある女の顔がひきつった。正紀の両手は素早く女の首にかかっていた。

「声を出したら……」

両手に自然と力が加わった。美しい女の顔が恐怖に歪んだ。

綺麗な人は、どんな顔をしても綺麗だ……。

そんなふうに思いながら、正紀は自分自身が異常なほど落ち着いているのにびっくりした。

女は別のクラスの市村香澄の母、理恵であった。

香澄は学院一の美少女といわれ、学生の頃からテレビドラマに出演している。理恵も一年ほど前まではかなり知名度の高い女優として活躍していたのだが、離婚した香澄の実母の後釜として、市村家に迎えられたという経歴の持ち主だった。

したがって理恵はまだ若かった。はっきりした年齢はわからないが、三十歳前であることは間違いなかった。

ちょうど手でも洗おうとしていたのか、理恵はハンカチを持っていた。正紀はそのハンカチと自分のハンカチを丸めて理恵の口に押しこんだ。理恵は信じられない出来事に動揺して、全身を小刻みに震わせていた。

正紀は用心のために、ズボンからベルトを抜き取って、理恵の首に巻きつけた。理恵は立っていられなくなり、洋式トイレのフタの上にペタリと座りこんだ。

正紀の脳裏に、あの夜のことが浮かんだ。女に肉茎を咥えられた情景を思いだすと、同じことを理恵にやらせたいと思った。おあつらえ向きに、便器のフタに座りこんだ理恵の口の位置が、正紀のズボンの前の高さと同じだった。

正紀は下半身を剥きだしにした。途中で意図を察したらしい理恵が目を閉じて、顔をあらぬほうに向けてしまった。

「ちゃんと見るんだ」

正紀が重い声でそう言って、首に巻いたベルトを揺さぶると、理恵はぶるっと体を震わせ、まともに少年の股間を見つめた。一瞬、目が大きく見開かれ、上半身を不安定に揺らした。

女に自分のペニスを見せつける行為に、正紀はジーンとするような疼きを感じた。あの夜の女が言った、「大きいわァ、女泣かせね」という言葉をうれしく思いだした。

「どうだ、大きいだろう」

女を見おろしながら、どんな反応を示すかを観察した。理恵がうなずいた。信じられないといった表情に、正紀は優越感を抱かずにはいられなかった。

正紀が口からハンカチを引き抜くと、理恵はこれからはじまる地獄の責め苦にも等しい行為を察したらしい。唇をキュッと結んで、落ち着かなく視線を宙に泳がせた。

正紀は無言のまま陰茎を口もとに押し当てた。理恵の口は閉じたままだった。正紀はベルトの両端を持って、首を締めかけた。もちろん本気でやるつもりはない。ただの脅しであるが、理恵にそんなことがわかるわけがない。すぐに観念したように口を開けた。

正紀はゆっくりとペニスを押しこんだ。根元まではとても入りきらない。仕方なく途中で諦めたが、それでも理恵は何度かむせて、ポロポロと涙をこぼした。

正紀は理恵に何も命令しなかった。口のなかに入れただけで噴出の予感があった。いきなり白いものを出して、理恵をびっくりさせてやるつもりだった。痺れが急速に這いあがってくる。正紀は耐えた。

理恵は自分の運命を嘆いていた。我慢できる尿意であったが、PTAの開会にはまだ時間があったので、着席する前にトイレへ寄った。一度どこかの席に着いて、顔見知りの人に挨拶でもしていれば、長いトイレに不審を抱く人がいたかもしれないが、集会場に入る前にトイレへ直行したから、誰も彼女の存在に気づいた者がいなかった。

それにしても……。

理恵はビルオーナーの香澄の父の後妻になる前は、かなり名の知れた女優として活躍した。その折りに知り合った男たちは、五本の指では足りないが、目の前にいる少年ほど雄大な一物を持っていた男は一人としていなかった。少年ながら、下腹部から突きでている肉棒は異様に大きく、反りかえった角度も並々ならぬものがあった。

その巨大なペニスを口のなかに突っこまれたとき、理恵が涙したのは、屈辱感もさることながら、あまりの雄大さに息がつまって、それこそ窒息するのではないかと恐怖したからだった。

少年に見覚えはない。年格好からいって、高等部の生徒だろう。M学院高等部は一年から三年まで、それぞれの学年は六組あり、ひと組は五十人近いから、全部で約九百人いることになる。生徒の顔に見覚えがないのは当然だった。現代っ子らしく背丈はかなり大きい。しかし顔を見ると、少年そのものである。

それなのに……。

咥えた肉茎は完全に脱皮していないから、少しいやな匂いがした。けれども理恵は、いつしかその匂いにも馴れてしまった。そうはいっても、夫にするように自発的に舌を動かしたりはしなかった。少年が何も言わないのをいいことに、理恵はじっと動かなかった。かといって、逆らえる状況でないことは、充分に承知していた。年が若いだけに、いつ逆上して殺意を抱くかもしれない。

いきなり頭を押さえつけられた。圧迫された喉がグワッと鳴った。次の瞬間、理恵の口のなかは、おびただしい溶液と異臭で満たされた。頭をかかえこまれているので、精液を吐きだすことができない。次々と噴出するザーメンを胃のなかに流しこむしかなかった。

吐液はすぐにはやまない。激しい勢いで喉を直撃した。理恵はその激しさと量の多さに圧倒された。

正紀がゆっくりと萎えたペニスを引き抜くと、幹からはほんのりと湯気が立った。理恵は解放されたと思った。男は一度放出してしまうと、それまでの興奮が嘘のように引いてしまう。今まで付き合ってきた男性のすべてが、そそくさと背中を向けたり、帰り支度をしてしまう。夫にいたっては、年が離れているせいもあるが、セックスを途中で投げだすことさえあった。

これで体を汚さずにすんだ……。

そう思ったのも束の間だった。正紀の手が伸びて、ワンピースのボタンをはずしにかかったのだ。たちまちカラフルな花柄プリントの胸もとが開放され、シャンタル・トーマスの模様入りの下着が露出した。

「へえ」

正紀は華やかな下着に目を奪われながらも、衰えた肉茎にしなやかな理恵の指を導くことを忘れなかった。

「擦ってくれよ」

こうやるのだというように、理恵の手に自分の手を重ねて、何度か摩擦の手本を示してから手を離した。理恵はてのひらのなかのふやけたものが、すぐに芯を通したようにムクムクと硬くなるのを感じて、つい熱心に擦っていた。

「あーっ、そうだよ……とてもうまいや」

少年の子供っぽいはしゃぎように、理恵は心のなかで苦笑したが、それを表に出すことはできない。ついおもねるように、「これでいいの?」

と少年の顔色をうかがった。

そのときである。複数の足音がトイレに入ってきた。

「けっこう集まりがいいですわねえ」

「そうねえ」

そんな会話を交わしながら、それぞれが個室に入った音がした。

正紀は理恵の顔を見た。理恵が声をたてれば、すべてが終わりである。声をたててもいい状況だった。しかし、理恵は無言だった。

人前に恥をさらしたくなかったのだ。少年に脅されて、トイレに監禁されていたと知れば、誰しもがいかがわしい推量をするに決まっている。そんな恥辱は耐えられなかった。

たてつづけに水の流れる音がして、再び女たちは出ていってしまった。そのときになって、理恵は自分が握っているものが、最大限にまで勃起していることに気づいた。ふてぶてしいまでの男根の先からは、もう透き通った水玉が滲んでいる。

エネルギーの強さに圧倒されたとき、理恵はそれまで嫌悪しか感じなかった少年の体に、少なからぬ興味を抱いている自分に気づいて愕然とした。そんなはずがないと言いきれないものがあった。

年齢が二十一歳以上も違う夫は、最初のうちこそ物珍しさもあって、青年のような逞しさで理恵を抱いたが、そのうちに無理がたたって急速に体力が落ち、月に一度か二度のセックスでお茶を濁すようになってしまった。

夫の年からいって、当然といえば当然だったが、まだ二十代の熟れた肉体には、それこそ死ぬほどつらいことだった。十代の頃を思いだして、自らの指で秘めたる部分を慰めたことも数知れない。しかし、いくら性的不満が積み重なっているからといって、年若い強姦魔に身をゆだねる気などさらさらない。

それなのに、少年らしからぬ一物を握らされてしまうと、体の内部に名状しがたいもやもやが霧のように発生して、妖しい渦のなかに引きこまれそうになるのだった。

理恵は戸惑いと混乱のさなかにあった。『いけない! 絶対に駄目!』という声と『もう仕方がないじゃないの』という二つの声が心のなかで交錯した。

「ああっ、とってもいい気持ち……」

突然、少年の歌うような声がした。

それに応じるように、理恵の口は勝手に開いて、「そんなにいいの?」と聞いていた。理恵はそのひとことで、自分が少年に同化してしまったことに気づかなかった。それは女の油断だった。血が繋がっていないとはいえ、自分も同じ年頃の子供を持っているところからきた心の隙だった。

「すごくいい……もっと擦って……もっとやってよ……」

正紀は用心深く相手を観察していた。理恵の目は、明らかに興奮で光っていた。正紀は駄々っ子のように腰を振って、もう一度せがんだ。そのやり方はいかにも子供っぽい仕草だった。

「こんなこと、一人でやったりするの?」

理恵の脳裏に、オナニーにふける香澄の姿が浮かんだ。まさかという気持ちと、もうオナニーを知っていても不思議ではないという相反した気持ちが入り乱れた。

「ねえ、教えて……しょっちゅうするの?」

正紀は冷静に理恵を見ていた。顔が紅潮し、声が心なしか震えている。当初のように嫌悪の表情ではなく、好奇心をいっぱいに表わして正紀のペニスを注視していた。

「いつもしてる。毎日二回も三回も……」

正紀は芝居がかった声を出した。そうしたほうが、理恵が悦ぶような気がした。

案の定、理恵は「まあ!」と驚きの声をあげた後で、フーッと大きな溜め息をついた。妖しく光っていた目が、いつのまにか涙に濡れたように潤んでいる。

「ああ……出ちゃいそうだ……」

半分は演技、半分は本音だった。

「駄目……駄目よ……」

理恵はあわてて肉茎から手を離した。支えを失ったこわばりは、まるでバネ仕掛けの玩具のように、ビクッビクッと震えていた。先端から真珠の粒のような溶液が、プクッと浮きでている。理恵はさっきの噴射を思いだして、ゾクゾクッと五体を震わせた。

ああ、いやだ……。

そのとき理恵は、下腹部の恥ずかしい肉の狭間が、いつのまにか熱く潤んでいることに気づいた。それだけではない。何かが欲しくてたまらないようにひくついている。

思わず太腿を擦り合わせた。しかし、これがかえって潜んでいた欲情を引きだす結果となった。よじれた柔肉から疼きが生じた。なんともいえない痒みのようなものが持続している。

もう一度太腿を擦り合わせたが、靴の上から痒いところを掻くようなもどかしさがあった。正紀がいなかったら、思いきり両脚をひろげて、心ゆくまで指を淫らに使っていたかもしれない。

「どうしたの?」

めざとく見つけた正紀に質問され、理恵は秘密を知られたような気がして、顔を真っ赤にした。

「いいえ、別に……」

「ねえ……スカートをあげて、パンティを脱いでくれないか」

まるで親しい恋人にしゃべりかけるように正紀は言った。

「駄目……それはできないわ……」

咄嗟に拒否したが、理恵自身、その言葉は口先だけの気がしていた。

「じゃ、ぼくが脱がす。いいね」

「ああ、いけないわ」

正紀は何も言わずに、少しずつ怖い顔を作っていった。

「お願いよ……」

理恵はそう言うのがこの場で一番ふさわしいように思った。自分から「ハイ、どうぞ」と言うわけにはいかない立場にあった。

「立てよ」

正紀が命令調に言うと、理恵は必要以上に怯えた顔をして立ちあがった。正紀がスカートをたくしあげ、パンティストッキングとパンティを一緒に引きおろした。

「いけない……いけないことよ……」

義務的な女の声を、正紀は完全に無視した。遅かれ早かれ、こうなるしかないのだ。

びっくりした。女の中心はたっぷり盛りあがって素敵な肉づきをしているのに、その上を飾る黒いものが極端に少ない。まるで少女のそれのようにはかなかった。

「へえ、意外と毛が薄いんだね」

理恵は正紀の言葉嬲りに耐えられないように天井を仰ぎ見た。

正紀は手を伸ばして理恵の陰毛の感触を確かめた。絹糸のようにすべすべしている。恥丘そのものも絹のような手触りだった。成熟した女の少なすぎる恥毛は、正紀にとって、またひとつの新しい発見であり、探求心をくすぐるきっかけともなった。

「もうPTAの会合ははじまってるわ」

理恵は確かに焦っていたが、それとは別に心のなかに妖しく芽生えた、義理の娘と同年齢の男子生徒の肉体に対する興味を、一刻も早く具体的なものにしたい欲求に駆られていた。だから少年をそそのかすような言葉を吐いて、相手の出方をうかがったのである。

「じゃ、片足をここにあげてくれよ」

正紀は理恵に、片足を便器のフタにのせるように言った。

理恵は羞じらいの表情を浮かべながらも、命令を忠実に守った。「いけないことよ」というひとことを弁解がましくつけ加えるのを忘れずに。

女性器が歪んだ形で正紀の目の前にさらされた。

へえ……。

正紀は淫裂からはみだしているトサカのような淡褐色の肉片をつまんだ。

「ああ、いやよ……」

理恵は失敗を指摘された生徒のように羞じらいの色を濃くして身をくねらせた。

「これ、なあに?」

女性器を明るいところで見るのは初めてである。正紀にとって、女体のひとつひとつがすべて新しい発見につながった。

「あんまりいじらないで……」

そうは言われても、ゴム膜のように伸縮するから興味がある。

「ね、何さ」

二本の指で硬さを確かめるように揉むと、理恵は腰をひくつかせて説明した。

「……誰にでもあるものなの。大きさは人によって違うけど」

近頃すっかり性的エネルギーを失った年の離れた夫は、肉体的な結合が不可能だと、まるでやけくそのように女芯をすする。

そのせいだわ……。

肥大した小陰唇を真っ先に指摘される恥辱に見舞われた理恵は、心のなかで不甲斐ない夫に怨嗟の言葉を投げつけた。

正紀はしゃがみこんで、女陰を下から仰ぎ見たが、淫裂は醜く歪んでふさがり、奥の形までは見えなかった。しかし、閉じている粘膜を指先でひろげると、まるで生きた貝のようにヌルッと動いて、奥からねっとりした溶液が滲んだ。

「ヌルヌルだね……」

正紀は意地悪な言葉を投げつけた。

「だって……女はみんなそうなるわ……いじられれば、濡れてしまうのよ」

弁明する理恵を、正紀はいじらしく思った。

「ねえ……もう会合に出ないと……」

理恵は恥ずかしい現実から早く逃げだしたいのと、自分でも信じられないほど敏感になっている体の火照りをなんとかしたくて、それとなく催促した。

正紀が立ちあがった。完全に上向きになってピタリと下腹に密着しているペニスを、理恵は熱い目で見つめた。やがて入ってくるそれの中身は、濃厚なホットミルクで満たされているはずである。ブルッと勝手に体が震えた。その拍子に流れだした媚液が内股を濡らすのがわかった。

「あ、出てきた……」

少年がめざとく見つけて、そこを指先でなぞった。それさえもが快感につながった。

「早く出席しないと」

理恵の何度目かの催促の声は、期待と興奮で震えていた。

正紀は反りかえるようにして腰を突きだした。肉茎の先が女陰の入口に接触することはするが、体が不安定で、気持ちのほうが焦るばかりである。口には出さなかったが、理恵もそれは同じだった。

「畜生っ……」

心底腹立たしそうな正紀の声を聞いた理恵は、自分は望んでいないのだということを明確にするために、念を押した。

「どうしてもするの?」

「当たり前だろ!」

熟母レイプ! 第1部 (1/5)
次の話