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奴隷牧場9 拷問病棟 四 小説奴隷牧場 · 第1部分

奴隷牧場9 拷問病棟 四 小説奴隷牧場 第1部分 (1/4)
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一 二〇一二年四月 婦長美樹と拷問職人エレーナ二 二〇一二年六月 改革案三 二〇一二年六月 集団レッスンと肛門科四 二〇一二年六月 第四特別室五 二〇一二年八月 婦長・副婦長室六 二〇一二年八月 肛門科の「医師」

序

「精神科っていっても、完全に婦人科なのね」

ちょっとがっかりしたような口調で、今日から新たに就任した看護師長いやここでは旧態依然のまま、婦長と呼んでいるわけだが、美樹が言った。

ここ二週間で、有香が会長様の「お呼び出し」を受けるのは昨日の朝で六度目だった。

それまでの五回「会長様の奴隷」という立場と同時に会長様の持つ組織全体の所有物、その組織に所属する「会員様の慰み者」という現在の有香が置かれた立場を再確認するための数々のレッスンが行われた。毎回違う女が会長の補佐役として付いてきて、指示を与え、時に直接有香の身体に苦痛と快楽を与えた。

その五回目、三日前の調教の途中で、この日トレーナーとして会長に同伴していた牧野リサに、「元関東電力会長、つまりは貴女の前のご主人が、ハワイでの生活が落ち着いたので貴女を買い戻したいと言ってきてるわ。ウチとしては今更何を、って思っているけれども、一応貴女のご意見ご希望も承わっておこうかしら」

と、尋ねられた。

ベッドに

横臥

された会長様に跨がり、腰を使わされている途中であり、普通の女であっても、今自分に入っているものを取り上げられては適わないという状況で、である。ましてや、「類い稀なる女性器」と言われ、これまで性交で十回以上ピストンしていただけたのがたったふたりしか居ないという有香に、唯一本当の快楽を与えることが出来る会長様の男根様が深々と入っている時であった。

だが、そんな状況に関わらず、たとえ平時であれ自分は当然首を横に振ったであろう、という強い確信も持っている。

初めてこの方、会長様のものを入れていただいたのは、この病院に強制入院させられて、娘紫織の居場所を喋らされるために「拷問する」と言われた日のことだ。

生の男根様に生まれて初めて狂乱させられた。

それは、この時までセックスというもので肉体的な満足感を得られたことが全くなかった有香にとって、あまりに鮮烈な出来事であった。

紆余曲折あって、その男に娘ともども買われた。

夫だった関東電力元会長の五十嵐隆三が、原子力発電所の事故にともなう責任を取って職を辞した後、生活拠点をハワイに移す際に、有香と娘の紫織をあっさりと捨てて、売って行ったのである。

売られたとはいっても、暫

くの間は、三田村会長の持つ組織が運営するSM倶楽部もどきの会員に新宿のホテルに呼びつけられるか、整形科というタテマエになっている豪華病棟に「静養」に来ている会員の部屋に呼ばれるかで、初対面のサディスト様に服従し、お尽くしすることがメインだった。しかも悲しいことに、娘と一緒に母娘で呼ばれることがその半分以上であった。

会長の三田村隼人から直接お呼びがかかるようになったのは、最近になってのことだ。なにより、娘の紫織と一緒じゃないことが嬉しかったし、おかげで没頭も出来た。

一度目の調教だけで、「売られて本当に良かった」と思えたほど、数々のマゾとしての経験を積んできた有香にとっても、それは鮮烈な体験だった。

三田村は大きな組織を動かしている男独特のオーラを放ち、かつ類い稀なるといわれ「男に十回擦らせない」といわれる、本人にとっては決してよいことばかりではない有香の性器の機能に負けることなく、有香を屈服させてくれた。

男根様に征服させられることで得られる女としての充足感は、何事にも代えがたい深い陶酔を有香にもたらし、どんなことにでも服従したいという積極的な気持ちにさせられたのだった。

真性のマゾを自覚する有香が、初めて出会えた本当の「支配者」だった。

自分は「支配」されたい女なのだ、そのことを改めて強く自覚させられたわけだ。

そして六度目の昨日の朝。

いつものように部屋に入ると同時に、全裸になることを命じられ、入院着になっているロングのタンクトップを裾からめくりあげて首から抜く。

会長様の視線に晒されながら裸になる、という行為だけで、自分の女の部分がいきなりジュクジュクに濡れてしまうのを、有香は意識せざるを得なかった。

横にいる女の冷たい視線もまたたまらない。

今まで病院内では会ったことのない女だった。

「おまんこがご自慢なんだってね。立ったままでいいから、どんな穴しているのか拡げて見せてごらん」

別に、自分で自慢しているつもりなど毛頭ない。

だがこのような言われようはいつものことだった。男が賞賛する自分の性器について、他の女が心良く思わぬのは当然のことだから、仕方がない。

会長には、毎回違う女が付いてきてはいたが、これまでは何れも一度は見たことのある女だった。

だが、パリッと糊の効いた白衣を身につけているこの女は初めて見る顔だ。

立ったままの性器見せ。

ガニ股になるか、横を向いて片足を高くあげるか。どちらも極めて恥ずかしいポーズになることに変わりはないが、会長様には既に何度もお見せして使っていただいて、ご満足頂くことが心からの悦びである、女の大切な部分である。

そうか、そういう意味ではわたしやっぱり自慢なのかしら。有香は思いながら足を左右に大きく開き、膝を曲げる。

女の目が、そうしている有香の顔を見、次に胸に実ったふたつの膨らみを凝視している。そしてゆっくりとその視線が下がっていくのを感じながら、両手を股間におろしてラビアに手を添える。

既にそこは溢れかえって濡れそぼっているのが、有香の羞恥にさらに火をつけるが、ここで躊躇しては奴隷失格だった。

そう、私は奴隷なのだ。

立っている女に対して、ソファに座っている会長にはその位置が視線の高さそのもので、しっかりと既にこれまで何度かご覧頂いている部分に目線を下さっている。

「どれどれ、どんなお道具だって」

そう言って女が会長と自分の間に屈みこんで、拡げたそこを下から覗きこんできた。

「あら、なんか綺麗ね。子供ひとり産んでるとは思えないおまんこだこと」

言って女は、全く遠慮も

躊躇

もすることなく、右手の指でクリトリスのすぐ下から拡げている粘膜をなぞり、ずぶりと膣穴に指を突き込んできた。それもいきなり二本だ。

「ふーんふーん」

女はふーんという言葉を二度続けて言った。

他の女の性器の具合がいいなどと、自分の男が言っているのを心良く思う女など世の中にそうは居ない。「たかが性器じゃないの、やらしいわね、このおまんこ女」とでも言いたげな、蔑むような視線を送られることすら少なくないのだ。

「わー、わー。すごいわぁ。隼人君これっておちんちん挿れると、どうなの」

だが、女の反応はまるで男性のそれのようだった。先ほどまでの冷たい視線が嘘のように、はしゃいだ声をあげている。

「人呼んで、十回コスらせない女だそうだ」

「十回。十回ピストン出来ずに射精しちゃうってことね。それってすごいわー」

「実際十回擦った男は…」

「お二人だけです。おちんぽ様で逝かせていただけたのは、会長様が初めてでした」

「へーーっ。巾着、それともミミズ千匹」

「両方だな」

「うひゃー」

女は感嘆の声を上げながら、有香の一番感じるちょうどクリトリスの裏側にあたる部分を挿入した指先で擦り立ててくる。

「へー。で隼人君は何回ピストンしてくれるの」

「五十回とか、いえ百回とか…すごいです」

「ふーーん…。まあ元、狩人だもんねー。射精くらいコントロール出来て当たり前ってことか」

それにしてもこの女性は、と有香は思う。三田村会長、ご主人様を隼人君と呼んで憚らないというのは、一体どういう関係なのだ。

「美樹、そろそろいいだろう」

「あ、はい。はいはい。いいわよ、もう手もどけても」

言われて有香は性器を拡げていた両手を、先程までのように頭の後ろに持っていって組みなおした。

「今日から植草君たちに替わって、この病院の総婦長兼精神科病棟の婦長をやってもらう美樹だ」

「よろしくね。ミキ・サイグサ・アヤードというのが今のわたくしの本名です。でも、ここでは米倉美樹という、旧姓を名乗らせてもらうことにいたしました」

ヨネクラミキ…何度かその名を耳にしたことがあった。今ここにいる三田村会長の前の奥様。中東のどこかの石油富豪の第三夫人だか第四夫人に迎えられたという女。「隼人君」などと、会長のことを呼べるのも、元夫人ならばそう不思議でもないわけだ。

「ついては、君にも任務を命ずる」

「あ、は、はいっ」

その瞬間に有香の頭に浮かんだのは、この美樹という美しい女の専属奴隷を命じられるということだった。

が、婦長に就任するという美樹が会長に代わって口にしたのは、有香の想像を全く超えたことだった。

「乃里子ちゃんに替わって、精神科病棟の副婦長をやっていただきたいの。乃里子ちゃんは、まあ肩書き以上に偉かったんだと思うけど、まあ文字通りの立場で。でも今まで貴女に君臨してきた他の看護婦たちよりは立場は当然上になるということ。もちろん倶楽部の会員様たちへは、これまで通りそのご自慢のお道具提供して、オマンコ奴隷してもらうことには変わらないけどね」

一

二〇一二年四月

婦長美樹と拷問職人エレーナ

「精神科っていっても、完全に婦人科なのね」

「は、はい。会員様の奥様や奴隷またはその候補を入院させて更生するための施設ですので」

美樹の言葉に答えたのは、久保寺麻衣、有香にとっては姪にあたる娘だった。有香がここに連れてこられた時に、まんまとこの麻衣の演技に騙されて、匿ってもらっていた娘の居所を喋らされてしまったという経験が有香にはある。もっとも今となってはそれもただのほろ苦い思い出というだけだが。

今日の朝礼で、美樹が自ら今後は自分が婦長、有香が副婦長になるということを発表した。これまで入院患者つまりは看護婦たちの奴隷も同然の立場だった有香が、突然自分たちの上司になると聞かされて、看護婦たちも一様に驚いた顔をしていたが、一番びっくりした顔で見つめ返してきたのが麻衣だった。

「男性の職員は何人居るんだっけ」

「今は、常勤はひとりも居りませんが、調教にはどうしても必要なことがありますので何人かの方がこちらへの立ち入りを許されておられますね」

麻衣は、テキパキと答える。

朝礼の後、麻衣をお供に病室まわりをしてきたところだ。全ての病室が済み、残るは整形科病棟との間にあるあの部屋だけだった。

「婦長って、うちの会長様の奥様だったって本当ですか」

よしなさい、という言葉を有香は飲み込む。二十一歳も過ぎて、怖いもの知らずの年頃はとうに超えているであろうに、と有香は小さくため息をついた。

「そうよ。それだけじゃなく、先代の三田村会長のオンナだったこともあるわ」

美樹はにこりともせずに、淡々と答えている。

「そして、今は石油王のご夫人というのも本当ですか」

「そうよ」

「それなら、ここで婦長なんてして働かなくてもいいのでは…」

「ま、気晴らしというか暇つぶしね、隼人君に頼まれたしね。元主人、いえ元ご主人様のご依頼とあらば、喜んでということかしら。どうせならセックスも出来れば一石二鳥だしね。でも毎日は来ないわよ。なので普段は副婦長がみんなのボスってことね」

美樹の言葉に、麻衣が振り向いて有香を見た。

先程の驚愕の表情とはまた違う、戸惑いを含んだ目で、それでも微かに笑い顔を見せて有香を見た。麻衣が驚くのも無理はない。だが、突然の指名に一番戸惑っているのは有香自身だ。

「副婦長の使っていたベッドには、今日すぐに新しい患者が来るそうよ。新しい患者が来た時のあなた方のやり方を後でゆっくり見せてもらうわ」

ほとんどのことを決め、指示を出していたであろう加奈も乃里子も居なくなっているが、果たして若い看護婦たちは上手く出来るのだろうか。

精神科病棟には九つの病室があるが、有香の使っていたベッド以外は全て入院患者で埋まっていた。大部屋と個室があり、全部で二十一のベッドがあると有香が知ったのは、今日のことだ。それも部屋を回りながら数えたからだ。自分を除いて二十人の女が強制的に入院させられていることになる。

もちろん、精神を本当に病んでいる女などひとりも居ない。

全員、夫か愛人またはマゾ奴隷としての支配者により、半ば強制的に連れて来られているのだ。入院とは名ばかりで、実質的には監禁されているのだが、精神科の閉鎖病棟という看板がそれをいとも簡単に合法化していた。

二十人の中には、姉の親友で紫織を

匿

ったことで囚われの身になった柳田みゆきも居た。娘の紫織は居らず、やはり整形科病棟から大学に通わせて貰っているようだ。

ビデオで共演したことのある、元アイドルタレントでAV嬢になった朝比奈梨乃はいつの間にか退院したようで、見かけなかった。梨乃の妹の友乃は、四つのベッドがある一番大きい部屋で、看護婦に命じられて公開オナニーをさせられているところだった。

有香は昨日、病室を引き払って、整形科病棟にある看護婦用の一人部屋の居室に移った。

梨乃の母親役としてアダルトビデオに出演した際に入ったことのある整形科の病棟は、いかにも病院の病室や廊下の雰囲気を醸している精神科病棟とは全く趣を異にしている。

高級ホテルと言われても全く違和感のない廊下は、看護婦用の部屋があるという二階の一角でも変わらなかった。

部屋は完全な個室で、しかもスイートルームになっているのだが、ベッドルームはともかく、リビングにあたる部屋は、その高級感はそのままだが、居室というよりは調教ルームといっていい調度が揃っていた。

「これからは客の希望次第では、自分の部屋を使ってもらうこともある」

と、三田村会長には言われたが、磔台に内診台、天井には吊りのできる滑車、精神科病棟の有香が居た部屋同様の透明ガラスのトイレに風呂と、本格的な設備に驚く。看護婦が両方の病棟で十数人として、どの部屋もこんな風になっているのだろうか。壁には何本もの鞭がかけられ、食器棚には食器ではなく、浣腸器にペンチ、女性器を開く道具などが整然と並んでいた。

「わたしたちの部屋もみんなこんな感じです。看護婦全員が元を正せば倶楽部の奴隷ですし、こちらの入院患者さんたちの大半は、静養に来ている会員さんです。当然、毎日でもSMして鞭をふるったり、ご見学もされますし、お歳にもかかわらず、毎日朝夕に射精される方もおられたりします」

「引っ越し」に付いてきてくれた、杏奈という一番若い看護婦が言った。

これまで、この若い娘からも屈辱的な命令を受けたことが何度もあるが、副婦長という立場になった有香に対して、今はすっかり丁寧な言葉づかいに変わっている。

まるで軍隊みたいだ、とここの看護婦たちを見て思っていたりしたものだが、いざ自分が突然そういう立場になってみて、改めて同じ思いがよぎる。

「個室の他に、わたしがビデオに出たときに使った部屋がありましたけど、ああいう部屋は他にも」

あるのですか、と言いそうになったが、敢えて語尾をあげるだけで言葉を切った。

「わたしも全部に行ったことはありませんけれども、お仕置き用のお部屋とかは他にもございます。そういう部屋はカメラもついてますけど、看護婦の居室はありません。監視されていないというだけでもずいぶんと気が休まるものなんだと、わたし初めて知りました。もちろん防音もしっかりしてますので、大きな声を出してのオナニーとかもこっそり出来ますよ」

杏奈は屈託なく笑った。

昨日の会話を思い出したりしているうちに、三人は目的の場所に着いていた。

これまで「患者」として、生理中に連れて来られたことが何度もある特別な部屋だ。

「ここは、精神科病棟の患者が月経中、通常の『治療』をお休みさせて、整形科に入院されている会員様方に公開するためのお部屋です。室長はロシア人のエレーナさんですが、美樹様、エレーナさんとは」

麻衣が尋ねる。

「会ったことないわよ。話には聞いてるけどね。なんだっけ…」

「おちんぽキリオトシタ、十三本ですか」

「そうそう、それそれ」

「この前から十四本になりましたけどね。実際にやったと聞くと怖すぎです。女は切り落とすところ三つある、とかも言いますしね」

「あつ、熱…熱い、やめて、お、お許し…」

「ダッタラ、シッカリ、オマンコ、ナメナサイ、モットシタダシテ」

四つある生理中の女の性器を晒すための開脚台のひとつに縛り付けられているのは、姉の親友柳田みゆきだった。有香たちが別の部屋を回っている間にでも連れて来られたのだろう。もちろんまっ裸にされ、太腿を脚台に固定されて拡げられている。

紫織を

匿

ったばかりに、誘拐という罪を着せられて逮捕され、こっそりとこちらに強制入院させられた姉の親友は、激怒した有香の元夫、関東電力会長だった五十嵐に目潰しの刑にしてしまえと言われ、「二度と外せない目隠し」というものを装着されてしまった。だが、今はそれがなくなっていて、感じているのかぼんやりとした目で自分たちを一瞬見たが、また目を閉じてしまった。

そのみゆきの股間にひとりの女がやはり全裸で立って、前屈みで顔をみゆきの性器に埋めている。両手を後ろに回して、自らの手で尻たぼを開かされていた。

エレーナは、そのさらに後ろで火のついた線香を手にしている。

窮屈な姿勢で性器舐めをしている女は、その火のついた線香を肛門に押し当てられ、焼かれて悲鳴をあげているのだった。

「や、やります。もうお尻…お許し下さい、おトイレできなくなっちゃいます、あ、あつ、あつ、熱いです、いやーーーーっ」

「エレーナさん、今日から新しく婦長に着任された米倉美樹様です」

麻衣が構わずエレーナに美樹を紹介する。

エレーナは、にこにこしながら美樹に軽く会釈をして、またおもむろに火のついた線香を女の肛門に押し当てた。

「うぐ、グッ、あ」

それに呼応するように、美樹が女の後頭部を押さえて、みゆきの性器に無理やり押し付けたため、女は悲鳴すらあげられず、肩を揺すり灼熱の地獄に悶えて尻を左右に振っている。それでもその肛門を剥き出しにしている自らの手の力を緩めないところは、すでにかなり訓練、調教されたマゾ女ということだろう。有香は初めて見る顔だった。

実際、部屋を回ってみて、この半年あまりの入院期間でも顔を見たことのあるのは数人しか居ないことがわかった。

「あと乃里子様に替わって花村有香さんが、副婦長に就任されました」

「シッテル。ミタムラカラ、オトトイキイタヨ」

閉じていた目を大きく見開いてみゆきが、有香を見た。その目に驚きの色があるのは当然だろう。

患者として囚われの身で、何をされても抵抗すら出来ない女たちにとって、看護婦たちは絶対権力者だ。紫織の一件で、ともに囚われの身になり、調教され時に拷問され、マゾとしての日常をともに送っているはずの親友の妹が、いつの間にかその立場を脱したばかりか、権力の側にまわり、しかも肩書きまでついていると聞いて、驚かぬ筈がないのだ。

有香としては申し訳なく思うしか、どうすることも出来ないのだが、夫だった五十嵐が世間の批判を免れるために海外移住をしてくれたおかげで、みゆきの「二度と外せない目隠し」もあっさりと外して貰えたということが唯一の救いだった。

「熱い、熱い、お尻の穴焦げるぅ、もう許してぇ。なんでも言うこと聞くから、マユミ様のあそこも舐めます。マユミ様の生理の血の付いたアレもお口で掃除しますからぁ。あーん、熱くて痛いぃぃ」

エレーナの持つ、細い線香の先端がオレンジ色の火を灯しているが、女の肛門に押し当てた途端にほとんど消えてしまったかのように、色を失う。ところが、そこから離してしばらくすると、またほんのりと色が灯り、やがてはっきりしたオレンジ色に戻る。

「ダメヨ。アナタ、ナンデニューインサセラレタカ、チットモワカッテイナイネ」

「うぎゃー、あ、熱いのーいやーー」

オレンジ色の光がまた美奈子の肛門に押し付けられる。

「イイナオシナサイ」

「オマ、おま…、ま、マユミ様の、お…、あ、アツ熱、熱いぃ、お尻の穴、もう許してぇ」

「オシリジャナク、オマンコ、ヤイテホシイノネ」

「ち、違うぅ。言う、言う、言いますから、もうお線香許してぇ」

「ホラ、ココノコトヨ」

「い、痛い、熱いぃ」

「ホラホラ、ミナコノドコ、オセンコウヤキ、サレテルノ」

「お、お、おまんこですぅ。美奈子のおまんこ熱い、焦げちゃう」

「ヨウヤク、イエタネ、ゴホウビヨ」

「ぎょぁーーーっ」

怪鳥のような絶叫を美奈子があげたのは、オレンジ色の線香の先端が莢からピンク色の顔を出しているクリトリスに一瞬当てられたからだ。

「大河原美奈子、これが三回目の入院になります。今回は四日前に二週間の予定で入院いたしました。旦那様は参議院議員の大河原賢輔様で、現在三十三歳です。身長は百五十九センチ、バスト八十六のDカップ、ウエスト六十二、ヒップ八十九。今回は生理中の性交拒否の罪で入院させられております。因みに旦那様は、これまでは生理中はご寛容下さっていたそうですが、整形科病棟に今年はじめにご静養のため入院された際に、こちらの部屋で月経中の患者との性交を経験されて、奴隷である奥様にもお命じになられたところ、激しい拒絶をしたために、また送り込まれて来たという次第のようです」

「大河原って、国民自由党の幹事長だったかしら」

「は、はい。いや、いえ。大河原様は、その幹事長様の甥御さんにあたるそうです」

美樹の質問に麻衣が答えている。

「ふーん。で、マユミ、とかいうのは」

「大河原様の末の妹様で、大河原真弓、三十八歳、独身。現在、大河原議員の公設秘書をされておられます」

「ドレイ、チンポシャブル、オマンコナメル、アタリマエ。デキナイオンナハ、ゴウモン。ニッポンノコレ、トッテモキニイッタヨ。オセンコウゼメ、ツギハオマンコノアナノナカカ。ソレトモ、モウイッカイ、クリトリスヤクカ」

気になって後ろから覗きこむと、美奈子という人妻の肛門には、急速に中央に向かって窄まる皺の部分に、何箇所も黒い火傷の痕が点になって出来ていた。

電気責めなども辛いが、これはこれでかなりの苦痛を伴うだろう。有香は思わず自分の尻穴に力を籠めてしまう。

「モット、チャント、ミユキノオマンコノチ、ススルヨ」

エレーナがまた線香を肛門に押し当てるが、またも美樹が美奈子の髪の毛を掴み、みゆきの性器に強く押し付けているために、くぐもった悲鳴が僅かに聞こえただけだ。

「マユミとやらの経血がついたチンポ舐めるってどういうことなの」

美樹は自分の質問に答えさせるために、ようやく美奈子の頭をみゆきの性器から浮かせてやっている。

ゴホッゴホッ、と美奈子が

噎

せながら、「先生と真弓様はご兄妹ですが、セックスされるのです。それでその後始末を命じられて…。でも生理の時など今までなかったのに…」

五十に届くであろう参議院議員は、秘書をさせている妹と性交を重ねていると答えていた。

「あら貴女、そんなことここで喋っていいのかしら。大河原議員はうちの会員でしょうけど、そんな情報までは把握してないかもしれなくってよ。貴女が喋ったということになると、今回の入院は長引くかもしれないわね。少なくとも、次の生理中のセックスと、その妹さんの生理の時はこちらに大河原様をお呼びして、みんなの前でちゃんと出来るかどうか確認しないと退院させないわよ。この病院のルールはご存知よね。患者の身元引受人と、病院長、そしてワタクシ看護婦長の三人の同意がなければ、退院は出来ないのよ。今までの婦長は優しかったかもしれないけれど、私は患者が入院させられてきた原因を完全に克服したと証明されない限り絶対に退院させないからね」

有香もここに連れて来られた時に聞かされた、退院には病院側の承認も必要であるというルールは、当然今も活きているわけだ。その権限を今は美樹が持っているのだ。

だが、そのことで改めて美奈子が動揺している様子がないところをみると、参議院議員と実妹の性交はある程度公然のことなのだろうか。

「ほら、また舐めなさい。いえ音を立てて

啜

るのよ。また経血、溢れてきてるわよ。何日目なの」

「ご、ごめんなさい、二日目です」

今まで、感じているのを我慢しているかのようなくぐもった声だけを発していたみゆきが、この日はじめて口を開いた。

美樹は命令するだけではなく、再び美奈子の髪を掴んで口を性器に押し当てている。美奈子の口はまるで野生動物が食事をしたかのように、口のまわりがみゆきの経血で黒ずんでいた。

感心するのは、そんな状況でも決してお尻に当てている両手の力を抜かないことだった。先程から後方に回って見ている有香には、丸出しの人妻の肛門が息づいているのがはっきり見えている。こんな酷いことをされても両手で尻たぼを拡げ続けていられるのは、並大抵のマゾではないということだろう。

この病院に来るまで、自分こそがどうしようもないマゾヒストで、変態な女であると思いこんでいた有香にとっては、またしても出会う自分以上かもしれない「本物」だった。

「マイ、ミユキトナマデヤリタイ、オトコダレカ、ツレテラッシャイ」

「はいっ」

麻衣が返事をしてすぐに部屋を出て行く。

「ユカ」

「は、はいっ」

副婦長になった有香は突然のようにまわりの看護婦たちから敬語を使われるようになり、それはそれで戸惑っている。

だが、今は急にエレーナに呼び捨てにされて、返事をすると同時に思わず背筋が伸びた有香だった。

「アンタモ、マタ、ソロソロ、セイリネ。カンゴフニナッテモ、フクフチョウニナッテモ、セイリノトキダケハココニキナサイ。コレハ、ミタムラモリョウショウシテルコトヨ」

どうやら副婦長と言っても、美樹だけではなくこのエレーナも自分への支配権を保有し続けるらしい。

「は、はいっ」

昨日の朝まで、誰にも逆らうことの出来ない奴隷の立場だったマゾの有香には、むしろありがたい話なのかもしれなかった。美樹は毎日は来ないと言うし、会員様への接客、肉体奉仕も毎日とは限らない。

まして最近は、責めを受けるのは一緒に呼び出される娘の紫織ばかりで、有香は男が射精する少し前に膣を使うために足を開いてその部分を充分に濡らして待っていろ、というケースさえあるのだ。男根を挿入していただいても、それはすでに充分に高ぶっているため、入れて頂いた次の瞬間には射精してしまわれることさえあった。

エレーナのブームが線香だと言うのならば、それで自分もクリトリスや肛門、そして乳首などを焼かれることも、甘んじて受けるべきなのだ。どんなに激しい苦痛だろうと、どんなに過酷な屈辱だろうとそれがなければ生きていけない。女として終わってしまう、そう思う有香だった。看護婦の側に回れと突然言われて、もっとも戸惑っているのは間違いなく自分自身だ。光明があるとすれば、会長様自身が直接調教をして下さっていることだ。このままあの方の支配下でいられるならばどんなによいだろう。いや、現段階でも支配下にあることには違いないのだが、もちろん女として直接に手をくだされることが望みだった。

あの方ならば、娘紫織とともにと言われても、何のためらいもなく、裸になりひれ伏すことが出来るだろう。

麻衣と共にこの

饐

えた独特のにおいのする部屋に入って来たのは、ボブという名前の黒人と、カズ君と看護婦たちが呼んでいる若い男だった。どちらとも有香はセックスさせられた経験がある。

「オオ、オクサン、ユカサン。マタアエテトテモコウエイネ」

「ダメよボブ。有香様はもう患者ではなく、ここの看護婦、それも副婦長さんになったのよ」

麻衣がたしなめる。

「ユカサンノ、メイキ、スゴアナ、リベンジシタイネ」

「今日の任務はそうじゃないわ」

「あら、でも少しはウォーミングアップしてあげないと、殿方たちもいきなりのセックスはどうなのかしら」

美樹は言って、カズ君にズボンを降ろすように目で促した。

「トランクスもすか」

「当たり前。この病院でこんな仕事してるんだから、さぞや立派なちんぽしてるんでしょう、おねーさんに見せてご覧」

トランクスの下のカズのものは、まだ半勃ちといったところだった。

「チンポ、イレテモラウマエニ、オマンコヤクヨ。ヤケドデイタイオマンコ、デカイチンポデコスラレルノ、マゾノダイゴミネ。アシモットヒロゲテ、テデコンドハ、シッカリオマンコヒロゲナサイ」

「有香ちゃんは、そっちの黒人さんの準備してあげて」

美樹は既にカズ君の前にしゃがんで、先端を口に飲み込もうというところだった。

ボブは嬉しそうにボクサーパンツをおろして、黒い巨根を剥き出しにして、一歩有香の前に進み出てきた。

「いたたたたっっっ。熱い熱い、もうやめて下さい」

美奈子がまた悲鳴をあげている横と後ろで、ペチャペチャと男根をしゃぶり立てる音が響いている。ナースキャップをした女のフェラチオは特に厭らしく見えると、これまで何度かそういうシーンを見ることがあって、そう思っていた有香だったが、今はそれを自分がしているのだ。それも、黒人の黒い巨根をである。

美樹は目をうっとりと閉じて、カズ君の男根を心から味わっているように見えた。口で深く浅くピストンを繰り返しながら、手指を驚くほど繊細にかつ多彩に動かしている。

「うっっ」

と、カズ君から時々うめき声が漏れるほどである。

有香の口の中のボブのものも、あっという間に大きさと硬度を増して、それを頬張るのが精一杯になった。美樹のやり方とはまた違うだろうが、奴隷として生きてきた経験から有香にとて、いささかそのテクニックへの自負もあったが、何しろ口を動かすことさえ出来ぬほどそれが膨らんでしまっているのである。歯を当てないようにするのが精一杯であった。

ボブのそれは平常時から大きいため、膨張率という意味では日本人ほどではないものの、それでも最興奮時の亀頭は子供の拳ほどもある。硬さだって申し分ない。ごく僅かに動かせる舌で有香はそれを改めて確かめた。この男根で三十回四十回と膣を擦られたら、どんなに気持ちがいいだろうか。有香にどんな悶絶を与えてくれるだろうかと思うが、過去のボブとの性交はまさに「瞬殺」であった。

もちろん「殺されて」しまったのはボブの方である。人前でのショーにおける生性交で、その時に司会の女が使った言葉だ。

巨根故に有香の女の部分の「類い稀なる」といわれる構造に受ける影響も人一倍ということになってしまうのだろうか。結果、有香には欲求不満ばかりが残ってしまう。もっともそれは、ボブに限らなかったわけだが。

「アツ…熱い、やめて、クリトリス焦げちゃうぅ」

美奈子は、あいかわらず絶叫で許しを請いながらも、自ら性器を拡げている手を決して離すことがないのだから感心だ。「教育」のために入院を繰り返させられているというが、この女に出来ないことなど実際にあるのだろうか。

「若いのにいっぱしのサドなのかしら。女の泣き声にひときわ硬さが増したわね」

美樹が、カズ君の男根を一度口から出して、右手で扱きながら言う。その手のこね回すような動きがまた淫らで、有香の目を釘付けにする。

有香の方は、もう口に含みきることは出来ず、美樹の動作を見ながら先っぽの方だけ口唇を当て、舌で鈴口を舐めまわして、手の動きを少しだけ真似てみる。少し力を入れて握ると、ボブの脈動が力強く手のひらに伝わってきた。

「サア、ソロソロ」

エレーナが男たちを本来の役割に戻せと要求した。

「どっちがどっち」

「カーズガ、ミユキノ、チマミレノオマンコニイレテ、ミナコニシャブラセテ、オソウジネ。コクジンチンポハ、ミナコヨ」

「ほら、じゃあ行ってらっしゃい。でも、射精

しちゃダメよ。美奈子に綺麗に掃除させた後で、私がしっかり口で抜いてあげるからね。気持ちよかったでしょ」

美樹がカズ君に念を押す。

「ミユキノオマンコ、十カイ、ピストン。ミナコ、ソウジ。マタ、十カイピストン、ミナコ、ソウジ。サイゴハ二十ッカイピストン、ミナコ、テイネイニソウジネ」

「返事をしなさい」

エレーナの命令の後、美奈子が呆然としていると、美樹から厳しい声が飛んだ。

「は、はいっ」

「オウチニオクル、キネンシャシン、トルヨ。コクジントオクサンノセックス、ゴシュジンノキボウネ。セイリニナッタラ、ボブノデカチンデ、カキマワサレナサイ」

「はいっ」

美奈子はやはり従順だ。家では何故反抗するのだろうか。それとも些細なことを反抗として、連れて来られているのだろうか、それも三回も。

「ボブさんでいいのかしら。この女、膝の裏持ってこっち向き、カメラ持ってる麻衣ちゃんに向けて抱き上げて、そのままそのおっきいのおまんこグッサリ出来るかしら」

「オケーオケー。オヤスイゴヨウネ」

ボブが簡単に請け負った。

あら、きれいな人。美奈子がずっと前屈みだった姿勢を正して、身体の前面を一度自分たちの方に向けたのを見て、有香は思った。

肋

がうっすら浮くほどに痩せているため、Dカップだという乳房は、そのサイズよりも大きく見える。肩で揃えた濃茶の髪がさらさらとしていて、何故かそれがいいところの奥様だという雰囲気を醸していた。

ボブがその美奈子の後ろに回った。普通に立っている状態で、ボブの肩から上が完全に美奈子の頭の上に出ている。

「ヨッ」

掛け声とともに、ボブは軽々と美奈子を抱え上げた。

「いやーーっ」

美奈子は抱き上げられた足先に力を入れて開かされまいとするが、軽々と若い女がおしっこをするポーズにされて、一番見られたくないであろうその部分をあからさまにさらけ出させられてしまう。ご多分に漏れず無毛であるが、クリトリスが大きくて、莢から完全に顔を出していた。そしてそこにはつい先程の黒い線香焼きの痕が生々しく残っていた。

「無理無理ぃ。入らないよー、やめて〜痛いですぅ。せめてせめてゴムしてぇ、生の黒人は嫌ぁっ」

本人の言葉とは裏腹に、四人の女、美樹、エレーナ、一眼レフカメラのシャッターをしきりに押している麻衣、そして有香の前で、美奈子の女性器はずぶずぶと黒い巨根を呑み込んでいった。もちろんスキンなどつけていない、生入れだ。

華奢な女をがっしりした黒人の野太い腕が情け容赦なく揺すり立てる。

ただ巨根を膣奥まで飲み込ませるだけではなく、両膝だけで抱え上げた女は自在に動かされ、その都度黒い巨根が先端の膨らんだ亀頭のすぐ下辺りまで見えては、また最奥をえぐって美奈子の性器に根元まで突き刺さる。

「ダメだめ、大きすぎる、こんなの経験ないっ。いやぁしみるぅ、お線香で焼かれたとこ擦らないでぇ」

美奈子は絶叫し続ける。

「ダメダメ、そんなに締め付けないでくれ、出ちゃうよ」

開脚台の上で、みゆきに挿入しているカズ君からも悲痛とも言える声があがった。

「カズー、ミユキニシャセイシタラ、アンタモ、チンポニ、センコウダヨ」

すかさずエレーナから警告が発せられる。

「とても三回目の、二十回は無理だー」

「ご、ごめんなさいごめんなさい。ああ、でも来てきて。ください、ザーメンください。子宮に出してー」

有香は驚いてみゆきを見る。まさか、この短期間にこんなに積極的になっているとは思わなかったからだ。

あの

淑

やかな奥様を絵に描いたような、みゆきでさえここまで淫乱な女の本性を剥き出しにしてしまうとは。

女はやはり魔性ということか。それともここの調教がそんなに効果があるものなのか。

「わ、わたしもだめー。こんな大っきいの、いやー。感じちゃう、感じたくないのに、もう恥をかいてしまいますぅ」

相変わらず極端に恥ずかしい格好で抱き上げられて、黒い巨根を出し入れされている美奈子の顔も上気して、達するのは時間の問題になってしまっているようだ。

「あーーん、どなたか美奈子の顔ぶってください。ビンタしてぇ。ビンタされないと逝かないのー」

参議院議員夫人は、恥も外聞も掻き捨てて、黒人の股間の屹立だけを支点にして上下させられたまま、両手を自らの乳房に持っていって揉みたてるとさらには乳首を捻り上げた。

「生意気ね、ほら、逝きなさい。こんなにおまんこから汁をダラダラ垂らして、恥を知りなさい。写真はすぐにご主人とその妹のなんとやらに送ってやるわ」

「や、やめてー、だ、誰にもこんな恥ずかしいところ、見せないでー」

バチーーン。

美樹が背伸びをして美奈子の頬を思い切り張った。

「い、逝きますぅ、ご、ごめんなさい、い、イクぅ」

カシャカシャカシャとまた、その様子を麻衣の一眼レフが収めていく。

「俺もイクっ」

「あ、わ、わたしも、みゆきもおまんこ逝きますぅ」

「カズ、オシオキダヨ。オトコラシクウケナサイ」

カズ君は、ボブのあぐらの上にしゃがまされ、自ら腰を振ることを強要されている美奈子に、みゆきの生理中の膣から抜いた男根を仁王立ちでしゃぶらせている。それはみゆきの淫液と経血、そして精液が交じり合ったどろどろの液体にまみれている。

「ミナコモ、シッカリソウジスル」

美奈子は、いやいやをしてカズ君の男根から逃れようとして、腰の動きも止まる。だが、その途端ボブが腰を突き上げる。

手加減抜きの快楽が襲うのだろう。

「ああ、だめー」

と言って口を開けたところを、強引にカズ君のそれが口唇を割った。

「シッカリ、ノドオクニ、チンポツカマエテ、オキナサイ」

エレーナはそういうと、カズ君の尻の方に回った。

「ぎょぇっ、あちあちあち、やめろー」

線香のオレンジ色の小さな火は、カズ君の玉袋に左右一回ずつ押し当てられた。

直後には

「ぐぇっほ、げほ、ぐぇーーっ」

と、美奈子が咳き込んだうえに

嘔吐

いて、美奈子がカズ君の男根を口から吐き出した。

「ぎょえーーーっ」

カズ君が再び叫んだのは、ついでとばかりにエレーナが線香の先端を、美奈子が吐き出した亀頭にも当てたためだ。

「ほら、ダメじゃない。吐き出したりするから、おちんちんの先まで焼かれちゃって、貴女のせいよ」

「ご、ごめんなさい。で、でも、せ、生理の血を舐めるのはど、どうか…」

「マダワカッテナイミタイネ。アンタハ、ソレガデキルヨウニナラナイト、ココカラデラレナイノヨ。マイニチ、オマンコトコーモン、ヤカレタイカ」

「いやーーーっ」

「本当は十回ピストンしたら一回綺麗にして、また十回ピストンして血まみれになったらまたお掃除、という段取りだったのよ。カズ君が十回で抜かずに、みゆきさんの膣で逝っちゃったから、一回だけで済むの。貴女はそのことに感謝すべきだし、カズ君のお仕置きにちゃんとおちんぽ口の中に咥え込んで協力すべきだし、もちろん自分の命じられた仕事をちゃんとするべきよ」

麻衣が美奈子に言う。

「コンドクチカラダシタラ…」

「うげーっ」

射精したとはいえ、まだ半勃起状態の硬さを保っているカズ君が、美奈子が観念して口を開くと同時に、イラマチオ気味に一気に喉をついたため、再び嘔吐いて吐き出してしまった。

「マイ、タバスコカンチョウキニスイアゲテ、モッテキナサイ」

エレーナが麻衣に次の折檻の準備を命ずる。

「あ、あん…き、気持ち…。お、おっきいの、こんなにおっきいのはじめてなんです。え、で、か、浣腸…た、タバスコ」

「あらららぁ。お尻の穴、お線香で焼かれてひどいことになってるのに、タバスコ浣腸とはすごいことしてもらえるのねぇ」

美樹が嬉しそうに笑って言った。

「ぼぶ、アンタハソノオンナカラヌイテ、アッチノオンナデ、シャセイシテラッシャイ。ア、ソレトモ、フチョウサン、コクジンチンポ、タメスカ」

「わたしはいいわ、遠慮しとく。いきなりあんなの挿れたら、次から感じなくなったら困るもの」

「いや、いやいやイヤいや、いやーっ、抜かないで。もっとさせて、わたしで射精してください」

最初嫌がっていたのが嘘のように美奈子は続行をエレーナに直訴したが、「アンタハ、セックスヨリ、チマミレチンポノ、ソウジノクンレンヨ」

と、一蹴されてしまった。

そして、有香は次の瞬間唖然とすることになる。

「あん、ボブのちんぽ好きぃ。黒人様の硬くて太いおちんぽ、みゆきのおまんこに根元まで下さいぃ」

姉のところによく遊びに来ていた女子大生の頃、誰よりも清楚に見えたみゆきが、これほど露骨な言葉で欲しがるとは。しかも既に、黒人のボブとの性交経験も一度や二度ではなさそうで、心から喜んでいるのが見ていてよくわかったからだ。

みゆきは、留置所で自殺したとされている。

したがって、柳田みゆきという女はもうこの世の中には存在しないことになっているのだ。いつの日かここを出ることが出来るとしても、決して元の自分に戻れることはない。国家機関が「自殺」と発表したものを覆すわけにはいかないからだ。そのことをみゆき自身も充分にわかっている筈だ。

病院内では、別室の患者同士が顔を合わせることはまずない。あるとすれば、同時に生理になってこの部屋に一時収容されるか、なにか特別な目的がある時に限られている。

その暫く見ない間に、みゆきは自分の運命を受け入れてしまったということだろうか。

「おばさま、びっくりしたでしょ、みゆきさんの変わりっぷり。女はすごいわよねー」

麻衣が大きなタバスコの瓶を片手に、有香の隣に戻ってきていた。それは、スーパーやレストランに置いてあるものと瓶の形やラベルは同じだが、そのままそれを何倍もの大きさにしたものだ。アメリカのスーパーで一度目にしたことがあるが、日本で見るのは初めてだ。

「素直で淫乱な女になる。その上で奴隷としての立場をきちんと受け入れる、というのが例の眼帯を外してもらう条件だったの。あのままつけ続けていたら、少しずつ本当に視力を失ってしまうだろうし、それなら自分の女の体を楽しんでもらって、自分も愉しんで、目も見えるほうがずっといいと、すぐに悟ったみたい。所詮、二度と世間には出られないんだから」

「柳田さん…ご主人はどうされてるの」

「香港にある会長の子会社に行ってるみたい。優秀な人材らしいですよ」

有香と麻衣がそんな会話をしている前で美奈子は、「う、うげーっ、ご、ごめんなさい」

と、再び

嘔吐

いてしまい、カズ君の男根を口から出してしまった。

「マイ」

「は、はいっ」

「カンチョウ、シナサイ。オシオキサレナイト、ダメネ、コノヒトヅマ」

「は、はいっ」

麻衣は手に持っている瓶を有香に対して軽く振って見せる。

「瓶はホンモノだけど、中身は違うのよ、これ。ま、ペーストにした唐辛子が入っていて、傷に恐ろしく沁みることにはなんのかわりもないんだけどね。本物のタバスコは酢の香りがきつくて大変なの」

美奈子はそれでも再び、自分から男根に口を寄せていく。既にカズ君の男根は、美奈子の口の中で息を吹き返ししっかりと反り返っていた。嘔吐いたのは恐らくそれで喉を突かれたのであろう。

麻衣は、瓶の中身を透明なボウルにあけると、それを美樹から手渡された浣腸器に吸い上げていく。二百CCの浣腸器がみるみる毒々しい赤色に染まった。

浣腸器の嘴管の先が、膝立ちの美奈子の尻の中央にあてがわれる。美樹に背中をポンと叩かれて、有香は慌てて美奈子の尻たぼを両手で開いて麻衣に協力し、人妻の肛門を剥き出しにした。

「い、痛いー。もう無理無理む…」

たまらずに美奈子が、口から男根を吐き出して叫ぶが、カズ君に髪の毛を掴まれて強引にねじ込まれ、今度は「イテテてて…こ、こいつ噛みやがった」

と、カズの方で腰を引いた。

相当強く噛んだか、亀頭の真ん中に歯型がついてしまっている。

「ご、ご、ごめんなさい。で、でもほんとにお尻の穴が焼かれるように痛いんですぅ。こんなことなら、さっきみたくお線香で焼いてくださいぃ、全然そのほうがマシです。あ、あ、もう無理、一本で勘弁してくださいぃ、い、い、いやーーーっ。お慈悲をぉぉぉ」

しかし、エレーナからも美樹からも許しの言葉は発せられなかった。

「ぎょゃーーーっ」

その様子に興奮したのか、「イ、イクヨー、ナカダシイイノカ」

と、ボブも雄叫びをあげ

「きてぇ、濃いザーメンみゆきのおまんこにぶちまけてぇ」

みゆきも太腿を固定されて不自由であるにもかかわらず、腰を揺すり立ててそれに答えた。

「もう、もうダメ。死んじゃう、殺して。お尻がお尻が。生理の血のついたアレも生理中のあそこも舐めます、舐めさせて下さい。だからもうお許しをぉ」

唐辛子入りの薬液を強制浣腸された美奈子は、先程までの嫌がりつつも自ら尻たぼを開いて性器と肛門を晒して、折檻を受け続けた筋金入りのドMぶりが影を潜め、本気で許しを乞い始めている。

「ヨワネハクノハ、ミユキノオマンコジルト、フタリブンノザーメント、セイリノチガタップリツイタ、ボブノチンポ、キレイニシテカラネ」

泣き言が通じるエレーナではないことは有香も重々承知しているが、線香責めを耐えぬく姿を見ただけに、さすがに可哀想な気がしてきた。

しかし、黒人のボブの方はそれが仕事とばかりに、みゆきの性器から抜いたばかりの男根を、カズと替わって早速美奈子の口元に突きつける。

「さ、先にお尻、出させてぇ、あ、洗わせてくださ…んぐんぐ」

エレーナに目で促されて、ボブは美奈子の口唇を割った。

「この患者ですが、もうひとつ罪状があります。ご主人からの申し立てによりますと、お嬢様育ちなためか、どんなに責めてもやはり『おまんこ』と『おちんぽ』が言えないそうで、生理中の性交拒絶と、女性器舐めの拒絶の改善とともに、今回は徹底的に治療して貰いたいとのご要望を頂戴しております」

「うちで二度既に入院して調教…いえ治療してるんでしょ。それなのにそんな基本が出来てないの、この女。筋金入りのどMに見えるけどねぇ」

美樹が呆れたように言う。

「入院している時には、ちゃんと言えてた筈なんですが」

麻衣が弁解する。

「あんたのココは、おまんこ。今、口に入ってるものはおちんぽ。マゾ女、愛するご主人様のために、イヤラシイ気持ちを籠めてその言葉を口にするのは、当然の義務よ」

美樹は、ピシャリと美奈子の突き出した尻の下、性器の中心を手で叩いた。

すぐには排泄の許可は降りぬと観念したのか、美奈子は射精後もあまり大きさに変化のないボブの巨根に舌を使い始め、時にずずずずっと音を立てて啜り上げる。

「さて、君は別室でわたしの相手でもしてもらおうか。そんだけパンパンに勃起させたら、もう一度射精しなければおさまらないでしょ、若いんだから」

美樹がカズ君に言う。

「あーん、わたしにください。カズ様のおちんぽ、みゆきのおまんこに」

姉の親友だった憧れの女性は、今や完全に洗脳され、牝の欲望剥き出しの奴隷マゾになってしまっているようだった。

二

二〇一二年六月

改革案

当初の宣言通り、総婦長に就任した米倉美樹は、多くても週に二回、姿を表さない時は週に一度も出勤して来ない事もあった。

奴隷牧場9 拷問病棟 四 小説奴隷牧場 第1部分 (1/4)
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