奴隷牧場2 闇の相続人 第2部分 (2/6)
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「これ、見てください。こんなになってしまっては、とっても難しいですし、まあ何かあってもいけませんから、ほんの最初を除いてはミルクですわ。もっとも、私自身出るかどうかさえ疑わしかったんですけど、母乳も」
そう言いながらちょっと乳首を揉む仕草をすると、先端から白い乳汁がピュッと飛んだ。
確かにHカップというマスクメロンのようになった乳房では、母乳を与えるのにもひと苦労かもしれない。鞭で傷だらけになっているだとか、乳首に針を刺された後だから吸われると滲みるだとか、そういう以前に何かの拍子に赤ん坊を圧迫してしまうのではないのかということだろうか。
それにしても、見事な乳房だ。しばらく責めを受けたりもしていないのだろう。傷や痕なども見当たらない。
横に並んで見せている娘とて、決して小さいという乳ではない。
が、母親のそれの半分の大きさもないように見える。
「しかし、まったくいい腕してる。そこらの安っぽいポルノ女優のもろわかりの作り物のおっぱいとはわけが違うわな。体のわりに大きすぎるというのは間違いないが、それでも何か入れてる感もないし、これだけ自然な形にするのは、そんじょそこらの技術ではないんだろうな」
「先生、そうおっしゃるなら是非わたしのおっぱいから先に鞭責めにかけてくださいませ」
顔を合わせてすぐは、会長と呼び直していたりしていた沙織も、すっかり元々マゾとして調教を受けていた時の呼び慣れた言葉に戻っている。
尻でも乳でもいいから、娘よりも先に鞭をしてくれというのは決して娘をかばおうなどと思ってのことではないことは、明々白々だった。
「よし、ではまずは洗濯ばさみ落としからだ。ところで、乃里子のオナニーのペットとやらは持ってきているのか」
乃里子は一瞬意味がわからなかったようで、えっ、という目をしたが、すぐに納得して目を伏せてしまう。
ビシーーッ。
手にしたばかりの一本鞭を、いきなり乃里子の腰に叩きつけた。腰に巻き付き一瞬で白くて細い腰に、真一文字に赤い痕を残して鞭は手元に戻ってくる。
「最初は私のおっぱいにってお願いしたばかりなのに」
娘の苦痛など嫉妬の対象でしかないとばかりに、沙織が媚びた声で言った。
「も、持っています、バッグの中に」
「よし、出せ。洗濯ばさみも用意しろ。あと、ママに使わせるでかい方のディルドもな」
【三】二〇〇六年八月
三田村隼人
矯正歯科
「米倉様、お待ち申し上げておりました。先生がお待ちです、診察室の方へどうぞ」
多分、詳しいことは何も聞かされていないのであろう受付嬢が、敢えて旧姓で来訪を告げた隼人に軽く会釈しただけで、窓越しに診療室とかかれた扉を目で示した。
昨日、沙織、乃里子の母娘それぞれに数百発の鞭を与えた後、尻を並べさせてそれぞれの性器を久しぶりに味わった。
時間をかけて交互に二人を存分に
嬲
り、最後は沙織の中で精を放ち、口を
尖
らす乃里子を
宥
めていると、沙織から今日の予定を聞かれた。
「先生のいらっしゃらない間の私の最大の成果を是非ご覧になってください。明日なら、私の成果だけではなく、最近リサさんが連れてきたちょっとユニークな女の子も呼んでありますので」
エスタブリッシュメントホテルの二階をいわゆるテナントフロアにして、その中に組織直営の歯科医院をオープンしたという報告を、その際に初めて聞いた。
組織が経営するこのホテルが、今も表向きの宿泊施設としての営業を一階のフロントから途中のフロアまで一般客相手に本当に営業しているのと同様、二階で営業しているクリニックは、予約制ではあるが普通に患者を受け入れる普通の歯科医院でもあるとのことだ。
その入口に座る、単なる受付嬢が、院長を訪ねてきた男が、自分の勤務する場所の実質的なオーナーであるということを知らなかったとしても、仕方があるまい。
「いらっしゃいませ
ようこそおいで下さいました」
扉を開けて隼人が入っていくと、白衣を着た女が立ち上がって深々と頭を下げた。そうしたことによって、着ている白衣の前が大きく開き、ノーブラの豊かな乳房が、先端の少々大きめの乳首から深い谷間まで顕わになった。
もう少し規模の大きなものを想像していたのだが、女の後ろに診察台が一台あって、ものものしい設備はついているが、フロア自体はずいぶんとこじんまりとしたものだった。
「お初にお目にかかります。当クリニックの院長を申しつかっております宍戸紗友里と申します。私も今後、諸先輩方の末席に会長の奴隷として並べていただければ光栄に存じます」
本音なのか社交辞令なのか、女は頭を下げたままで、そう続けた。
「まあまあ、顔を上げてください」
言葉は優しかったが、隼人の両手は当然とばかりに、白衣の上からその豊かな乳房をがっしりと掴んでいた。
「うっ」
苦悶の声をあげて、頭はあげたが、視線を合わそうとはせず俯いたままだ。
「手、後ろで組め」
女は「はっ」として、慌てて手を頭の後ろに持っていった。
強く握っていた力を少し緩めて、やわやわと揉みたててみる。
「なかなか弾力もあって、いい乳だ。カップは」
「ブラのサイズは六十五Eです」
「ほう、ということは」
「バストのサイズは八十七センチです」
次に右手で左の乳首を摘む。
硬く
尖
り切っていた。
「どのくらいになる」
「マゾに目覚めたのは、学園二年生の時です。沙織様とは初めてお会いして一年とちょっとになります」
「ふむ。で、今日はどんな趣向だって」
隼人の手は、相変わらず双の乳房から離れない。
「はい、これから上の特別診療室に移動していただき、特別治療の様子をご覧いただくようにと言われております。本日のお客様は代議士の榎本先生です」
前内閣では大臣までやった男だ。
「そうか、では行くか」
最後にまた力を
籠
めて乳房を揉み潰すと、ふたたび「あはーーん」という甘い苦悶の声を女はあげた。
歯科独特のものものしい診察台の右奥に、院長室と書かれた扉があったが、案内されて中に入るとそこはいきなりエレベーターホールだった。
「ん、こんなところに」
訝
しむ隼人に、後ろに立った紗友里が説明をする。
これまでにも同じような疑問を抱かれたことがあるのだろう。
「いえ、このエレベーター自体は以前からこの位置にあったのだそうです。私は、特別フロアという階には上がらせていただいたことがまだありませんが、今までは会員様のエントランスの階とその特別フロアだけで行き来していたものだそうです。でも実は元々このようにホテルの地下までちゃんと繋がっていたみたいで、それを今回の改装で、この二階にもドアを新たにつけて停止するようにしたのだとお聞きしました」
エレベーターを待つ間に、紗友里が誰かに聞いたのであろうことを説明した。
「なるほど」
扉が開いて乗り込んだエレベーターは、確かに以前から見慣れたもの、というよりは昨日も使ったもので、ならばと改めて見ても階数ボタンに「2」という数字は存在していなかった。
紗友里はピンク色のプラスチックカードをセンサーにかざすと、「43」というボタンを押し、隣の指紋センサーに右手の人差指を当てた。
指紋認証は隼人がドバイに行く前はなかったものだった。ホテルの全エレベーターに設置したようだが、その存在はホテルの一般客には少しわかりにくいように目立たぬようになっていた。一般のホテルの宿泊客は、チェックインの際にフロントで渡される部屋のキィをセンサーにかざすだけで目的の階数ボタンを押すことが出来る為、それは全く関係がないものだからだ。
四十三階自体は、会員であれば誰もが入れる「一般」フロアだ。といっても勿論、ホテルの一般客が上がることは出来ない。
「ほう、ピンクというのは初めて見るな」
「はい、このカードを他の階に居るときにタッチして行き先ボタンを押さないでいると、自動的に二階まで運んでくれます」
「なるほど。そんな機能は他の会員のカードにはないわけだから、皆、君と一緒に上がり降りするわけか、客もここから」
このエレベーターにこんな加速性能があったのかと、感心するほど、一気に四十三階に向けて駆け上がっている。
「いいえ。上の患者さんはイコール倶楽部の会員さんだけですから、直接外から普通のルートで来られますわ。ですからこれで行ったり来たりしているのは、下の診療室も担当している私と、歯科衛生士だけで、受付の女の子はこの箱の存在すら知りません」
「なるほど。普段、先生は院長室に待機していると思っているわけだ」
「ええ。なんて暇なクリニックだろうと思っていると思いますわ。案外可愛い子ですから、会長さんいずれいかがですか。マゾかどうかはわかりませんけど」
隼人が苦笑いをしているとエレベーターは目的階に到着して扉が開いた。
当たり前のことだが、そこは見慣れた風景の部屋だった。
「おはようございます」
エレベーターの扉の前で待っていたのは沙織と、黒いチャイナドレスの若い娘だ。
沙織はめずらしく、深紅のスーツ姿で、昨日の和服の女とはまるで別人に見えた。ただし極端にタイトな服が、乳房を窮屈げに誇張していた。
「おはよう。昨日の今日で朝から出迎えて貰えるとはな」
「先生こそ、こんなに早くおいでいただいて申し訳ありません」
昨日、百発以上の
苛烈
な一本鞭を浴び、体内に隼人の精液を受けたなどとは微塵も感じさせない立ち居振る舞いだ。
「こちらへどうぞ」
前に立って歩き出したのは紗友里で、隼人の半歩後ろを沙織とチャイナ服娘が並んでついてくる。
紗友里は扉を開けて、一旦外に出た。廊下に出てしまうと、まったくもって高級ホテルの廊下そのものだ。
「楽しみだな、どんな趣向やら」
「改装費にまたお金いっぱい使っちゃいましたけど」
別に気にもとめぬ口調で後ろから沙織は言った。
死んだ前会長の最後の決済だったと伝え聞いてはいるが、どの程度の金額でどこをどのように改装したのか、その全容は何も聞いていなかった。
濃茶のクロスで高級感たっぷりの長い廊下を、半ばほどまで来た扉の前で、紗友里は立ち止まった。中が歯科治療室になっているとは、全く想像できない、ごく普通に高級ホテルの部屋の前という、ありきたりな風景そのものだ。
「廊下から見ると扉は残してありますが、中は三室をぶち抜いて他のドアは内側で塞いであるので、外からのアクセスはここだけになります」
紗友里が説明した。
中に入ってすぐは、企業の応接室のような佇まいになっていた。
「会長。まずはこのふたりを改めてご紹介しておきますわ」
沙織が隼人だけを椅子に座らせると、紗友里とチャイナ服娘をその前に立たせた。
「下で自己紹介は済ませたかもしれませんが、宍戸紗友里、三十二歳。この特別なデンタルクリニックの院長です。歯科医としての腕はもちろん抜群です。評判がよくて、スタイルが良くて出来ればおっぱいが大きい子をと、私と瑞花さんと乃里子で美人女医と評判のクリニックを何軒も回ってスカウトしました。会長も一度はぜひ診てもらうとよろしいかと。ついでに申し上げますと、三人いる本職の衛生士資格者もかわいい子ばかりです。そっちは私たち三人がひとりずつスカウトしました」
隼人は沙織にうなずくと、右側の娘に目を移した。
着ている服にもよるのだろうが、背が高くとても細い腰をしている。ブラジャーはしているようだが、胸の大きさは紗友里とは比べるべくもない。身長を除けば身体のつくり全体が華奢で、チャイナドレスの割れた裾から覗く脚の長さがとても際立って見えた。
「中国人の美月です。本名は
余
葎
といいます。ですが皆が相性の方を呼びます。二十七歳。日本に留学生として来て、関西の大学院を出ていますので、日本語はほぼ完璧に理解しますが、喋らせるとちょっと中途半端に関西言葉っぽいかもしれません。この子は女性には冷徹なSをやれるので、アシスタント役をやらせるとピカイチですし、それも私とリサさんで、先生の好みと思われるやりかたを仕込んであります。その分、奴隷的な気質には欠けるかもしれませんが、女としての使い勝手も悪くはないそうですわ。この子が昨日申し上げたリサさんの収穫です」
「美月です。よろしく、お願いします、会長さん」
娘がはじめて口を開いた。
「今日は、前半の治療には立ち会いませんが、診療後のケアエステでは調教助手役でお客様のおもてなしをさせます。是非、腕並みをご覧下さい」
沙織が言うと、「サユリ先生、よろしくお願いいたします」
と、美月は紗友里にも頭を下げた。
歯科衛生士役と思われるふたりの若い娘に、それぞれの手をひかれて初老の男が入ってきた。
客、いや患者としてやってきた榎本という代議士は、確かすでに還暦をふたつ三つ回っている筈だ。入会時にはそれなりの厳しい審査のあるエスタブリッシュメント倶楽部の、それもゴールドステータス会員であるから、社会的立場は当然としても、少なくとも入会時点では男性機能には問題なかったとは思うが、現在がどうなのかまではわからない。
もちろん歯科治療だけで終わるならばそんなことは関係ないわけだが、さきほど沙織が口にしたケアエステという名のそれなりの時間がセットされているようなのである。
隼人たちは診察台を正面にしたマジックミラーごしに隣室から見ているが、榎本には知らせていないのであろう。こちらを気にする様子はない。
「おいおい、セーラー服かよ。ちょっと悪趣味というのかやりすぎじゃないのか」
ダークスーツ姿の榎本に対して、ふたりの娘の方はひとりは白、ひとりは紺色のセーラー服で、白セーラーの娘は超ミニ、紺色の娘はふくらはぎまでの長い襞スカートを身につけていた。
「私も清楚な白衣か、ピンク系の色の歯科衛生士らしい格好のほうがよほどエロティックでいいわよと言ったのですが、その都度違うと楽しいとか、色々会員様のご要望がございまして、こうして私だけは白衣にさせていただいていますけど、衛生士の衣服は予約の時に承るというシステムになってしまったんですわ」
紗友里が説明する。
そう言われてしまえば、会員たちの希望も全くわからぬということでもないが、せっかくこれだけ「歯医者さんごっこセット」そのものを作ったのであれば、治療に当たる女たちもそれなりの正統派な格好という方が風情というものであろう、と隼人は思う。歯科医院という環境そのものの中で、歯科医院のサービスにはないようなことが出来るのがいいんじゃないのか、と。
だが、沙織までもが、「これが大人気でしてね。是非、紗友里先生にも赤のチャイナドレスで治療をしてもらいたいだとか、女教師がいいとか、着物を着て銀座の高級クラブのママ風にしてくれとかうるさく言われているのです。違和感というのが、殿方たちの性欲もかき立てるのかもしれませんわね」
と、言葉を継いだので、隼人はそれ以上このことについて何か言うのをやめにした。
ふたりの娘は、テキパキと榎本代議士を診察台の椅子に座らせ、ネクタイを外してやり、その替わりに小さなエプロンのようなものをかけさせ準備を終えると、早速、白セーラーの娘は座った榎本の足の間に入り股間を撫ではじめ、紺のセーラーの娘は上着の裾から手を入れさせ、乳房を触らせていた。
「では行って参ります」
と、紗友里が扉を開けて部屋を出て行った。
診療室には、コの字に別の部屋を回って出るようになっているらしく、その別の部屋というのが、後半に使う「エステルーム」だと、沙織が説明をする。
そちらはこのホテルの中にいくつかある他の調教用の部屋とあまり変わりはない、いわゆるSMプレイ用の部屋を用意しているようだ。
「ふーーむ。こういうのが爺さまたちには、ウケるのかね」
紗友里がミラーの右奥に見える扉を開けて、視界に入ってきたのを見ながら半信半疑の隼人が、沙織に問うともなくつぶやいた。
「榎本さん、いらっしゃい。先日の治療の後のお加減はいかがですか」
スピーカーから紗友里の声が伝わってくる。
「おお先生、今日も一段とお綺麗だ。いやいや、痛みもなく快調だぞ。さすがは我らがエスタブリッシュメント倶楽部の専門医だ。あの次の日にうちの後援会の狩野君も来たと思うが、一昨日の夜一緒に飲んだときに、歯医者だけじゃなく内科も外科も眼科もぜーんぶ倶楽部でやってくれたらどんなにいいのに、と話しておったくらいじゃ」
「まあ、相変わらずお上手ですこと。最後はケアホームも倶楽部でってことになりそうですわね」
「わっはっは」
紗友里の半ばブラックな冗談にも、上機嫌の榎本は豪快に笑った。
そして、左手は相変わらずセーラー服の中に手を入れて衛生士の乳房を触ったままで、右側に回った紗友里の尻をすかさず触る。
パシッ。
紗友里が左手で代議士の手首を笑いながら叩いた。
「治療中のおいたはいけませんわ、先生。お怪我をなさっても知りませんよ。後でしっかりお相手申し上げますから、終わるまでは衛生士たちでお遊びくださいませ」
「わっはっは。そうはいっても先生は見世物にはなれど、なかなか触らせぬではないか」
「うふふ。では今日は後でこのおっぱい、たっぷり揉んでくださいませね」
と言って、女医は榎本の顔にその豊満な乳房を一瞬押し付けた。
「わははは、ノーブラじゃのう。やっぱりええ乳しとる。それで一度は挟んで扱いてもらいたいもんじゃ。まあそうじゃのうても、せめてフェラくらいはせえ」
「わたくし下手くそですよわよ。とてもこのふたりの足元にも及びませんわ」
女医は艶やかに笑う。
乳の大きさではあきらかに女医が勝っていた。
「わはは。まあよかろう。では早速その可愛いお嬢さんにしゃぶらさせてくれ」
「はいはい」
苦笑いをしながら紗友里は答えるが、その女医としての貫禄ぶりに隼人は少なからず感心する。相手が代議士であろうと、臆するところがないのがいい。
「優菜ちゃん、はじめなさい」
紗友里が白セーラー服の娘に命じる。
その名前を聞いて、隼人はその娘をよく見てみると、娘は隼人も可愛がっていたピンクサロン上がりのフェラチオの達人娘だった。
以前、ゴールド会員を集めて香港で行われた、三人のフェラチオのプロの子たちで競わせた早抜きコンテストでも、圧倒的な強さで勝ち抜き、その後しばらくの間、隼人のお気に入りのひとりとして、調教を施していたこともある娘だ。
この子が見せるフェラチオの技によって隼人自身が学んで、他の女にそれを伝授したことさえもあるくらいだから、当時から一目以上のものを置いていた。
その頃からかわいい顔立ちの子だったが、着ているセーラー服に違和感がないほど、数年を経た今でも瑞々しい可愛らしさと若さを保っていた。
「治療には、本物の歯科衛生士の資格をちゃんと持っている子と、単なる助手と呼んでいる性的な奉仕をするアシスタントのふたりが必ずつきます。この先生のように全員がこんなことをさせるわけではなく、治療はさっさと終わらせて楽しみは後半にというお客様もいらっしゃいますが、治療中も下半身は別物として楽しまれるという猛者が半数以上いらっしゃいます。さすがサディスト、さすが当倶楽部のゴールド会員ってところでしょうか」
「ふむぅ」
沙織の説明に、隼人はうなるばかりだった。
「あまりお気に召しませんか」
「いやいや、そんなことはないのだがうちのゴールドの会員なんてウルトラハードなのばっかりだと思っていたから、よもやこんなものがウケるなんてなあ」
想像出来んよ、という言葉は呑み込んだ。
「あら。どんなに美味しくても毎日ステーキばかりでは飽きるから、ってそういうことではありませんか。それに歯医者さんが手中にいるお陰で、思わぬこともできたんですよ。先月ですけど、ゴールド会員さんのひとりが相談に来て、次の日自分の若い奥様の歯、奥歯だけ残してあと全部抜歯してしまったんです。別の奴隷にレズ奉仕させたら、ラビアを噛みちぎろうとしたらしくその罰なんだとか。そんなこと、普通の歯医者さんじゃ絶対できませんでしょ」
「ほう、なるほど。歯のないフェラやイラマは絶品だからな。ドバイにはそういう改造をされてる女も居たよ。日本でもそんな手術ができるとなればな、案外他にも希望者が居るかもしれんな」
「その奥様、今はウチでお預かりして毎晩『牧場』でザーメン漬けにしてますわ、ご主人の希望で」
「歯ナシでか」
「いえまさか。そんなことしたらネットであっという間に広まってしまいますもの。でも是非、先生にはお試しになって頂きたいわ。きれいな方ですわよ、歯さえ外さなければですけれど」
沙織が牧場と言ったのは、組織が経営しているピンクサロンという形式の風俗営業店「天使牧場」のことだ。ここのみが組織が外向き、一般客向きに運営している唯一の風俗店なのだが、組織にとってはかなり特殊な位置付けの店だった。
「浣腸セックスとフェラチオが大好きのドMでド淫乱で、その上歯を外せば口は極上性器…。先生も…」
そこまで言って、沙織は意味深な表情をして見せて笑った。
是非試せ、と言ったのだと勝手に解釈して、隼人は、了解したと頷く。
ふたりがそんな会話をしている間にも、治療の方は淡々と進んでいるようだった。
マジックミラー越しに見る
優菜
のフェラチオも、決して男を射精させようといったようなものではなく、あきらかにゆっくりと楽しませるためだけの奉仕に徹している。この娘が本気を出してするフェラチオがとてもこんなものではないというのを、隼人はよく知っていた。
もうひとりの本物の衛生士資格を持っているという子の方は、紗友里の手伝いをしつつも、すでにセーラー服の上着だけはそのままで、パンティやストッキングなどは最初から穿いてなかったのであろう、スカートを床に落として、下半身は何も身につけない状況で榎本に尻を触らせていた。
「あの子も腰や足首は細いのに、お尻だけぷっくり大きくて、代議士の好みど真ん中。今日もこれから楽しい場面をお見せできそうですわ。先生、いつの間にかだいぶ、お尻もお好きになられたようですし…」
沙織はそうつぶやきつつ、畏れながらとばかりに今日はじめて隼人の股間にズボンの上から手を寄せてきた。
榎本は診察台の背を倒され口の中に器具を入れられたり、元に戻ってうがいをさせられたり、といったそこだけ見ている分にはいたって普通の治療を受けている。
何度かマイクが治療の金属音を拾っているが、スピーカーに流す音の周波数でも調整しているのか、話し声や優菜が榎本のものをしゃぶりたてる音の鮮明さの割には、さほど耳をつくような音ではなかった。
隼人とて、歯科治療の機械音が好きなはずもない。
二十分ほどの治療の後、「はい、お疲れ様でした。こちらのほうは終わりです。まだ何回かかかりますから、お忙しいでしょうけど、日程の調整の方、よろしくお願いしますね」
紗友里が優しく微笑んで言う。
それだけ見てると、全くもって普通の歯科女医だ。
「で、榎本先生は今日は私にどのような治療をしていただけますの」
紗友里は白衣の一番上のボタンを自らはずしながら、榎本に聞いた。
「なーーーなっ」
パシーーン、という音とともに上海から来たという中国人の女、美月がふるう赤黒い一本鞭が紗友里の丸い尻に炸裂すると、それが七発目であるということを、先ほどまでの柔らかなトーンの声色からは想像できないような、悲鳴にも似た声で紗友里が叫ぶ。
広々とした部屋のほぼ中央に、紗友里は、両手首をひとつにまとめられた状態で天井から伸びたロープで頭上高くで括られている。上半身は裸の背中を見せ、尻の周りに先ほど飛んできた鞭とほぼ同じような色の真っ赤なレースでかたどられたガーターベルトをつけている。そのベルトに吊られたストッキングは白。そして足下はやはり深紅のハイヒールだった。
「はーーーちっ」
鞭を一閃するたびに、中国娘・美月のチャイナドレスから白い素足がその付け根まで剥き出しになる。
尻だけを確実に打ち据えているため、紗友里の尻はすでに真っ赤な蚯蚓腫れが二重三重に×の印を刻んでいる。
苦痛に堪えるために、片足を宙にさまよわせて身体を震わせるため、紗友里の身体を支えているのは残る片足の爪先と細いピンヒールのみだ。
身体をよじらせるせいで、美月の後方のソファーに陣取っている見学者の目に、上下に大きく揺れてたわむ大きな乳房を側面から覗かせて楽しませていた。
「子供、産んでるのか」
その乳房の丸みは申し分ないし、垂れているわけでもないのだが、乳首の大きさが目立っていたため、隼人が沙織に訊いたのだった。
「いえ、履歴書では未婚、出産経験なしの筈ですけど」
「きゅーーーーっ」
沙織の回答に紗友里の絶叫が重なる。
美月は鞭をはじめる前に「サユリせんせ、今日は本気で覚悟なさいね」とひと言を口にしただけで、鞭をふるいはじめてからは一度も言葉を口にしない。
バッチーーーーン。
「じゅ、じゅーーーうっ」
十発目は誰の耳にも、これまででもっとも強い打撃であることをわからせる、肉を打つ激しい音を部屋中に響かせた。
「いやーーーっ」
マゾの女のイヤは、本当の嫌かどうかということはわかりはしないものの、紗友里は十発目のカウントに続いてそう絶叫した。
ソファーでは、もちろん榎本がこの「ショー」を一番見やすい場所に座っている。その左右から優菜ともうひとりの衛生士の子が、今はふたりとも全裸になって、榎本の股間に顔を埋めていた。
「うふふ。サユリせんせ、お尻なんて鞭の標的としては序の口ってことはおわかりよね。わたし、ちょっと自分のおっぱい、コンプレックス。だから、マゾオンナの大きなおっぱい見ると俄然燃えるね」
「ひぃっ、いやーーっ」
美月もやはりヒールの高い靴を履いていて、そのせいもあって身長は百七十センチを越えている。
「回れ右しなさい」
美月は長い鞭を手にしたまま、ゆっくりと紗友里に歩み寄った。
「は、はい」
命令にはきちんと返事をする、組織の奴隷たちに共通で躾けられていることだがこの女医にも教育は一応行き渡っているようだった。
紗友里の真後ろに立った美月はおもむろに紗友里の髪を鷲掴みにすると、上から口唇を重ねた。
「うっっ、あん」
紗友里の口から途端に甘やかな声が漏れる。
十秒、二十秒とそれは続いた。
部屋の中には、ぴちゃぴちゃと優菜たちが榎本に奉仕する音だけが響いている。
「よし、乳鞭
入れる前に、マダム先にあれを見せてくれないか」
美月が紗友里の
口唇
を開放したのを見届けて、榎本が沙織にそう告げた。
「はい、では一瞬優菜ちゃんを借りますね」
言われて優菜が立ち上がると、沙織に何事か命じられて一度部屋を出て行った。
「美月ちゃん、榎本先生のご所望なので、おっぱい責めは浣腸責めにかけてからでお願いします」
それを聞いた途端、紗友里の身体が硬直した。
脅えた声で沙織にとも榎本にともつかず、視線をさまよわせて、「こ、ここでですか」
と、問う。
もちろん質問も拒絶も意味をなさないことは、紗友里自身は充分にわかっているであろう。
「そうよ。はじめてね、皆さんの前でのお浣腸は。いつものようにうんと我慢して、苦しんで見せて頂戴。一時間美月ちゃんの責めに耐えながら我慢できたら、公開排便は許してくださるそうよ」
沙織は既にこの女医を浣腸責めにかけたことが、幾度かあるらしい。
そして榎本と沙織の間では、すでに何らかの打ち合わせができているようだ。
ほどなく、優菜がピンク色のバケツを下げて戻ってきた。ガラス製浣腸器のシリンダー部分が十センチほど上からのぞいているが、バケツのサイズを考えると浣腸器そのものが見慣れた二百CCのサイズよりもあきらかに大きかった。
「本来、歯医者さんに浣腸器は不要とは思うんですけどね。しかもちょっと特殊なのを用意してあります。一回で五百CC。まあ普通の小さいペットボトル一本分ですから、考えてみたらどうってことはないんですけど、でも浣腸好きのマゾにはたまらないそうです。圧迫感とか、一気に入れられる感じが百や二百のとは全く違うらしくって、これだけでイク子もおりますのよ」
沙織が隼人に向かって説明をした。榎本はやはりあらかじめ知っていたようで、これまでにも別の女の浣腸責めをここで見たのかもしれない。
美月はこれから標的にする、歯科女医の双の乳房を後ろからゆさゆさと揺さぶるようにしながら揉みたてている。
「本日は榎本先生のご所望で、立たせたまま八回、つまり四リットルを私が入れます」
そう言って沙織が立ち上がる。
赤いスーツの下の乳房が本人自身もいかにも重たそうだ。沙織の豊胸は前会長の三田村と沙織の夫寒河江が決めたことだった。
「美月ちゃん、先生たちに女医さんの後ろの穴をお見せして」
はい、と中国娘は歯切れのいい返事をすると、「ほらもう一度回れ右して、脚、開きなさい」
と、紗友里に命じる。
「い、いゃーーっ。お、お許し下さい。鞭もたくさん受けます。お口のご奉仕もいたします。で、ですから、か、浣腸とアナル責めはお許しを…」
無駄とわかっている紗友里の懇願は、パチーンという美月の容赦のない左頬への平手打ちで封じ込まれる。
ハイヒールを履いたままで上から手を吊られている紗友里は、脚を開いたことによって、ますます立っている安定感を失って、つけられたばかりの鞭痕が浮かぶ尻たぼをあっさりと美月の両手で左右に割られた。
薄茶色のすぼまりが隼人と榎本の目に晒される。
「おーー、相変わらず綺麗な尻の穴をしているじゃないか、紗友里先生」
榎本がすかさず講評をし、「ほら、お前達も上司の女医先生の肛門をよく見せて貰え」
と、戻ってきて早速また奉仕をはじめていた優菜と衛生士に言って、追い打ちをかけた。
美月の拡げ方も容赦がなかった。
奴隷の肛門見せというのは普通はもう少し前屈みにさせるものだが、女医に脚を開かせただけでまっすぐ立たせたまま、美月の手の力だけで、尻穴を丸出しにさせていた。
華奢な身体の割には、美月の指先に込められた力は強かった。その指先の赤いマニキュアと紗友里の肛門のくすんだ色が、見事なコントラストとなっている。さらにその下に見える無毛の女性器が、わずかにラビアを捲れ上がらせて、内側の生々しいピンク色を見え隠れてさせていた。
「美月ちゃん、そのまま拡げていて」
沙織はそう言うと、女医のそばに置いたバケツの前にしゃがみこみ、大きな浣腸器に一気に薬液を吸い上げた。
隣の榎本の視線は、紗友里の丸出しの肛門から沙織の深い谷間が丸見えになっている赤いスーツの胸元へ、そしてまた紗友里の尻へと行ったり来たりを繰り返している。
「さて、それではこれから本日の榎本先生の診療のメイン、歯科女医宍戸紗友里の浣腸我慢ショーをはじめます」
沙織がわざとものものしく言う。
「そして、奈々美ちゃん、こっちきて紗友里先生の方見て座りなさい。貴女が言っていた願望を今日この場で叶えてあげるわよ」
沙織が名指ししたのは、もう一人の「本職の」歯科衛生士の娘だ。
「えっ、えっ」
まったく聞いていなかったのだろう。娘は
狼狽
して、それでも沙織がなんのことを言ったかは察しているようで、一瞬で顔を真っ赤にしながら立ち上がる。
「うっ、ぐーーっ」
紗友里の顔は見えないが、苦悶する声だけが断続的に聞こえてくる。
沙織の浣腸器の扱いは容赦がなかった。
反対側の壁にも鏡を入れるべきだなと隼人は思った。やはり苦しんでいるマゾの顔を見るのはサディストの至福だろうと。
「も、もう少しゆっくり…。い、いやーーっ」
女医の抵抗の言葉などまったく無視して、立て続けに八本、美月に尻穴を拡げさせたままの状態で沙織は女医の肛門に薬液を入れてしまった。
紗友里の方は声をあげつつも必死にこらえようと、浣腸器が抜かれる度に尻穴をすぼめようと力を入れるが、次の瞬間にまた美月に力を入れられて、尻たぼをさらに左右に開かれる、その繰り返しだった。
その上、時々上から屈んだ美月に強引に口唇を吸われて脱力させられている。
それでも紗友里が一滴も漏らすことなく耐えられたのは、人前では初めてという沙織の言葉通り、大勢の前で浣腸されることははじめてでも、そうじゃないところでは同じような責めを何度か受けて訓練されているからだろう。
「美月ちゃん」
沙織が合図をすると、ようやく美月は紗友里の尻から手を離し、手首を上に吊り上げている縄をほどきにかかる。
「榎本先生、優菜をまたちょっとお借りしますわ」
「せんせ、しゃんと立ってるのよ、すぐにくくり直して楽にしてあげるからね」
美月はすばやく紗友里のひとつになった手首から縄を解くと、優菜に手伝わせ、すばやくその手に皮の手枷を巻き付ける。
そうしておいて美月は無言のまま歯科女医の髪の毛をつかみ、強引に向きを変えさせて再び体の前面を鑑賞者たちに晒させた。
息が乱れて、大きな乳房が盛んに上下している。
ふたりによって女医の両の手枷には、左右の壁から伸びた細い鎖の先端についているナスカンがそれぞれカチリと装着された。
鎖が伸びている元の壁の位置は、ちょうど立っている紗友里が気をつけの状態をした時の手首くらいの高さだ。
「しゃがみなさい」
言われてその通りにした紗友里の口から、微かにため息ともつかぬ吐息が漏れる。
立っているよりはあるいは楽になると思えたのだろうか。
しかしその直後、美月に再び後ろから髪を鷲掴みにされて、顔を仰向かされ、空いたもう一方の手で大きな乳房の上に実る乳首を思い切り捻りあげられた。
「どこで何を習ったら、そんなしゃがみ方になるか言ってご覧なさい、サユリ」
「も、も申し訳ありません」
先ほどまで歯科医として診療室で君臨していた女が、イントネーションが僅かにおかしい片言の日本語で命ずる中国娘に、その存在すら完全に支配されているという事実が、榎本代議士の興奮を誘うのだろう。
「いいぞ、いいぞ。びしっとやれ。散々儂の口の中をいじり回した性悪女が、どんなうんこをするのか最後まで見届けてやるぞ」
などとまくし立てる。
紗友里はおずおずと、しゃがんだ際に閉じていた脚を左右に拡げた。
「そうよ。まあでもどのみちそういう格好に拘束されちゃうだけどね。それでも、ジブンから積極的に拡げておまんこ見ていただく、これがマゾ女、見世物オンナのお作法。わかるわよね、サユリせんせ」
赤のハイヒールを履かされただけの全裸の歯科女医は、やはり先ほどまでの白衣を着た女医姿との対比が鮮烈であるからであろうか。こういうシーンを見慣れている隼人でさえも、なんとも言えぬ興奮を感じていた。
ハイヒールを履いているため、相撲の蹲踞のようなポーズに紗友里がなったところで、じゃらじゃらと音を立てて手枷につけられた細い鎖が両端の壁に向かって巻き込まれていく。
最後は紗友里の腕を壁に向かってまっすぐに引き伸ばして止まった。
さらにその間に、美月は紗友里の開いた左右の膝に縄を巻き付け、その一方を優菜に渡す。
それによって紗友里は、壁の金具を通して完全に固定されてしまった。
手首から伸びた鎖と膝から伸びた縄がそれぞれ限界までピーンと張られ、大きく腿を開かされたことによって、紗友里はそのポーズのまま、立つことも、より腰を深く落とすこともできなくなった。
「う、うっ。おトイレいかせてください」
自分の状況を自覚してそう叫んではみたものの、もちろん完全に無視される。
本人もそういう教育を受けて、どちらかというと「お約束」として言ったのであろうと隼人は思ったが、隣の榎本代議士は興奮のためかついに自らの手で、そそり立った男根をしごきはじめた。
「おい、お客様のもてなしをおろそかにするな」
どちらかというとそんな紗友里に僅かに興ざめを感じた隼人が、沙織に注文を出すと、慌てた優菜が榎本の元に戻り、申し訳ありませんと謝った。
「いやいや、こんなに興奮して自分でこらえ性もなくなれるのも、ここならではのことだ。結構結構」
と、余裕の受け答えをしつつ、再び優菜の口と手によるサービスを受け始める。
しゃがんだままの紗友里の腹は、四リットル分の薬液であきらかに膨らんで見えた。
「さて、歯科医宍戸紗友里先生の初めての公開浣腸を記念して、今日は余興をさせていただきます。実は紗友里に今日課されている六十分という時間は、彼女にとっては、頑張れば我慢できるかもしれないという時間です。しかし、榎本先生のご要望は紗友里の浣腸ショーではなく、排便ショーでしたわね。そうとなれば今日はなんとしてもこの格好のままで紗友里先生にうんちを出してもらわなければなりません。そのためにゲームをいたします」
沙織は空になった浣腸器のノズルを引いて、ポンプの中にゆっくりと空気を入れながら、榎本とそして隣に座る隼人を交互に見ながら話した。
「先日、ここに居る奈々美ちゃんと色々お話をしてみたところ、ある願望を持っていることがわかりました。本来なら紗友里先生のお尻の下には、あそこの棚の上にある透明のおまるがあてがわれるのですが、今日はその役目をこの奈々美ちゃんにして貰います。奈々美ちゃんのオシゴトは紗友里先生がウンチを出したくなるまで絶え間なくずっと、先生のお尻の穴を舐め続けることです。そしてもし六十分間紗友里が耐え抜くことが出来れば、奈々美ちゃんとこの美月にも罰を、耐えることができなければ、紗友里先生が罰を受けます。もちろん公開でうんちをしちゃうということだけでも初めての経験ですから充分に罰とはいえますが、いずれにしても負けた方は榎本先生にオマンコしていただきながらクリトリス針刺し刑というのはどうでしょう」
榎本が、パチパチと歓迎の拍手をする。
沙織の説明は、わざとゆっくりした調子で、紗友里をさらに追い込もうという意志が見え見えだった。
「そうかそうか。では紗友里君が負ければ紗友里君と、万に一つ紗友里君が勝って出すのはひとりでトイレでということになったとしても、そっちの綺麗な上海のお嬢さんと衛生士嬢が本番奉仕ということじゃな。悪くない、悪くない。針を刺す瞬間の締め付けが楽しみじゃ、わっはっは」
榎本は心底楽しいといった様子で声を出して笑った。
「もちろん、三人とも中出しOKじゃろうな」
「罰ですから、当然ですわ。クリトリスに針刺した瞬間に是非おまんこ中出ししてくださいませ」
赤いスーツの沙織も
艶
やかに笑った。
そして、五百CC分の空気を吸い込んだ浣腸器の先端を、またもずぶりと女医の肛門に突き刺し、一気にノズルを押した。
ようやくストップウォッチが押され、過酷なショーがスタートする。
紗友里の尻の下に潜り込んで紗友里の肛門に舌を使っているのは、治療の最初から乳房を触らせたり裸になって奉仕に励んだりはしているものの、ちゃんと歯科衛生士の資格を持ち、資格者として女医をサポートするために採用したという女である。だがしかし、女医の肛門に下からむしゃぶりつくようにしている娘は、とても不慣れとは思えない舌使いを見せていた。
優菜とともにフェラチオをしているくらいだから、テクニックも多少は身につこうというものだし、特訓もしているかもしれない。どちちらにしても、二人でする以上はサディストたちの尻舐めなどもさせられてきてはいるのだろう。
しかし、それとこれとは随分と話が違う。
自分が舐めているところがいつ
決壊
するかわからない、いつ決壊して排泄物が薬液と一緒に噴き出してきてもおかしくないのだ。しかも寝そべって尻の下に入っていては、その時が来ても逃げる術がない。相手が意識して外してくれる可能性もまた皆無だ。相手は身動きが全くとれないのだから。
「本人の希望というか妄想でずーっと思い描いてきたことらしいんです。人間便器。こちらが普通に資格を持った衛生士を選んだとはいえ、勤務の条件がこんなですから普通の女の子ではないと思っていましたけど、とんだド変態だったというわけです」
隣に戻ってきて座った沙織が隼人の耳元で囁く。
観覧者の視線を遮らないよう、横から前屈みになって紗友里の口を吸っていた美月が五分ほどで紗友里を解放すると、一旦その場を離れた。
遮
るものが一切なくなり、歯科女医の丹精な顔に、排便を我慢する苦悶とおそらくは肛門舐めでわきあがる快感からか、歪んで眉間に薄く皺が寄っているのが見て取れた。
左右にまっすぐぴんと伸ばされた腕は、空中に
磔
にされているといった風情そのもので、Eカップというサイズ以上にぎっしりつまった感のある、大きくて張りのある美しい乳房、ピンヒールのせいで事実上つま先立ちのまましゃがんで、大きく左右に拡げられているため剥き出しになっている性器からは、何かをしてほしいというようにうす紅色の大きめのクリトリスが顔を覗かせていた。
「お願いします、もう駄目。出ちゃう。奈々美を奈々美ちゃんを避けさせてください。こ、このままじゃ」
懇願の声も途切れ途切れだ。
「何言ってんの、まだたったの十五分。お浣腸入れてからだってせいぜいまだ二十分やそこらよ。今まで一時間の我慢は普通でしょう。普段から口を酸っぱくして教えているでしょ。マゾの女は苦しむ顔を見てもらうのが仕事だって。今、それが出来なくてどうするの。貴女の患者さんでもある代議士先生にうちの会長。ご主人様じゃなかろうと、見ていて下さる方にこれ以上の方々はいないのよ」
「は、はい。で、でも…、お尻、お尻の穴を舐められることがこんなに…」
我慢する苦痛と部下の若い娘にその肛門を舐められることの快楽に、その美貌がますます歪んでいく。
美月が戻ってきた。チャイナドレスを光沢のある赤色に着替えてきていた。そしてその着ているドレスの赤よりも、さらに深みのある血のような色のした一本鞭を手にしていた。先ほど尻に使っていたものよりも、明らかに長いものだった。
「美月ちゃん、少し気合い入れてやりなさい」
「はい、沙織様」
一本鞭での乳房打ちは、浣腸ショーと並行して行われることになった。
「この子も一本鞭は随分練習させました。まあうちでは練習台には事欠かないとはいえ、お尻に比べておっぱいに的確に当てるのはやはり最初は難しくて。特に女の子の場合は…」
沙織が今度は隼人にとも榎本にともつかず言った。
「いーーーちっ」
左乳に一発目の鞭が
炸裂
し、乳房が大きく
撓
む。
紗友里の声も、尻鞭の時よりはあきらかに小さくか細かった。
「お利口ね、サユリせんせ。言われなくともちゃんと数カウントして」
美月がからかうように言う。
「さっきも言ったけど、ワタシちょっとおっぱいコンプレックスね。サユリせんせのようなきれいで大きいおっぱい見ると無茶苦茶したくなるよ。三十発ぜーんぶ思いっきりいくから覚悟して。歯、くいしばって耐えるね」
美月の言葉どおり、強烈な鞭が紗友里の乳房を襲い続けた。
「ところで先生…」
沙織が隼人の耳元でいっそう声を潜める。
「あの美月って子ですけど、彼女を使った何人かの男性によると、なかなかいいお道具ってことなんですよ。本人も普通の男はあっという間に逝ってしまってセックスが気持ちよくない、と不満を漏らしているくらいで、単に締まりがいいとかそういうレベルじゃないみたいなんです」
鞭の音と紗友里の悲鳴混じりのカウントをする声で、榎本代議士には聞こえていないだろう。
「ですから、先生ぜひお試しになってみてください。女としては他人のそこの具合のよさなんて癪に触るし何とも複雑ですけど。どうせ紗友里はあと十分も持ちませんわ」
「さんじゅーーっ、もう許して。だめーっ」
ひときわ大きな音で、赤い一本鞭が紗友里の大きな乳房を襲う。
「い、逝っちゃいますーっ、お、お尻気持ちいい。イクぅ、出ちゃうごめんなさいっー」
鞭の苦痛と肛門の快感に、紗友里はそう叫んだ直後、白目を剥いてぐったりとなった。
もちろんそれでも拘束が紗友里の体勢を維持させたため、その瞬間に噴きだした薬液と軟便はまともに下に居た奈々美の顔面を襲った。もちろん最初の一部は口にも入ったに違いない。
間断なく四リットルの薬液が、徐々に濃い色になりながら噴きだした後、比較的短時間で決壊したためか、奈々美の顔の上に半固形のままで、実に驚くほどの量が排泄され、文字通り積み上がった。
隣の榎本はそれを見ながら優菜の口に射精したようだった。
「臭いわねえ、四日も排便禁止にしちゃうと」
沙織が言う。
美月に両の乳首を強くひねりあげられて、紗友里は覚醒はしたが、目はうつろだった。
「ところで、会長。ひとつ相談に乗って貰いたいことがあるんだが」
長い排便ショーが終わり、紗友里と奈々美が一旦シャワー室へ下がると、榎本が切り出した。美月や優菜も一緒に部屋を出て行ったため、他には沙織自身が榎本の元に跪いて、着衣のままで口奉仕をはじめたところだ。
一度射精した榎本がどの程度で回復するかはわからないが、この後紗友里と性交しながらのクリトリス針刺し刑のためにであろう、榎本が沙織に願ってのことだった。
「儂の同僚に、最近三十いくつだかのまあ儂らから見れば若い女房を実質は奴隷として嫁にしたのが居るんだが、この女房というのがかなりのどエムなんだそうだ。だが、どうも尺八が下手すぎてどうにもならんというのだ。本人はそれが嫌いというわけでは決してないようなのだが、どうやっても歯を当ててしまって、させてる方は痛くてかなわんらしいのじゃよ」
「ほう」
隼人が相づちを打つ。
「で、まあその男も当選五回の中堅で金も持ってるし、倶楽部の会員にどうじゃろうというのもあるのだが、まずはその女房を見てやって欲しいんじゃ。その男には大まかにしかまだ話していないが、酒の席で見たその女房はなかなか色気もあるし、その噂のマゾっぷりまではわからんものの、細こい体のくせに乳もまずまずありそうで楚々としたいい女じゃ。男の入会と引替にここの奴隷に買い取るのはまだ先としても、会長のところでちょっと尺八仕込んでやっては貰えんやろうか。倶楽部の女たちはもちろんだが、ここの衛生士のフェラですら、極上に仕込まれておるくらいやからよっぽどの教え上手がおるんやないのか」
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