バレエブーツは、ポワントシューズとハイヒールを溶接した現代のフェティシ靴である。目的は、着用者の足をほとんど en pointe——バレリーナの立ち方——に固定することである。長く細いヒール、通称ドリシューズを使う。直立すると足はほぼ垂直になり、体重のほとんどが爪先に乗る。きちんと締め、しっかり紐を通せば状況は変わる。ブーツが甲と踵を掴み、荷重の一部を爪先から外す。ブーツフェティシと制限プレイでは、立ち方そのものをボンデージにする履物である。ヒールがすでに荷重の行き先を決めているなら、カフは要らない。
バレエブーツの作り
ヒール高は普通7インチ(18センチ)以上である。足首と爪先が靴の中で完全に伸びるように、ヒールは可能な限り長くする。それ以上だと立っていられないか、メーカーがプラットフォームを足す。筒は脚のどの高さでも止められる。ニーハイとサイハイにはファスナーが付き、着脱で揉み合わずに済むものがある。サイハイは膝が曲がらない裁断もあり、歩行をさらに制限する。ブーツでない「バレエシューズ」形もある。サンダル、ミュール、メリージェーンで、バックル付きが多い。ポワントのトゥボックスやシャンクのような支えを足す型もあるが、構造が許す可動域は限られる。フェティシ仕上げの舞踊靴ではない。舞踊の金物を借りたフェティシ物体である。7インチ / 18センチは下限であり、ファッションの飾りではない。それより短いと、輪郭を作る満尖まで足首が強制されない。紐も飾りではない。緩ければ爪先立ち、締まればブーツがブレースになり、踵と甲が体を受ける。立てる一足と、写真だけの一足の差である。
タリオーニのポワントからウィーンの不可能ヒールへ
バレリーナが初めて en pointe で踊ったのはロマン派の時代である。記録上の初演は1832年、マリー・タリオーニの『ラ・シルフィード』である。当時の柔らかいサテンスリッパが、二十世紀・二十一世紀の硬い先のポワント——超絶技巧を許す靴——になるまで数十年かかった。Janice Barringer と Sarah Schlesinger の『The Pointe Book』が、靴と訓練と技法の標準的な技術書である。バレエのポワントの隣に、1900年頃のウィーンのフェティシブーツがもう一つの祖先としてよく挙げられる。ヒールは11インチ(28センチ)で靴底より長く、立ち歩きは不可能だった。ウィーンの一足は同じ発想の極端版である。立てるかどうかをヒールが気にしない。バレエブーツとバレエシューズは1980年代に人気が出てから、世界中で買いやすくなった。Valerie Steele の『Fetish: Fashion, Sex and Power』(Oxford University Press、1996)と Mary Trasko の『Heavenly Soles: Extraordinary Twentieth-Century Shoes』(Abbeville Press、1989、ISBN 978-1-55859-324-4)が、このデザインが載るファッション史の棚である。系譜は意図的に混ざっている。強制された伸展の舞踊史と、立たせないヒールのフェティシ史である。
歩行、ファッション、BDSM
低いバレエシューズと違い、練習した人はバレエブーツで歩くことが多い。ポップカルチャーとファッションにも、性にも出る。部外者は性的小道具だと決めつけがちである。歩行用のヒールは、主にフェティシとして売られるものよりずっと質が高い。安いバレエブーツは長時間の立位や歩行向けではない。立てないことも多く、舞踊にも使えない。性的満足のためのフェティシ物体であり、ボンデージと服従で情色の電荷を上げる。だからBDSMの場に出る。ブーツ自体が痛む。慣れていないと、履いてすぐ脹脛が過労で攣り、刺す。初心者は短い歩行や立位でも難しく痛いと感じる。マゾヒストにはそれが魅力の一部である。極端なヒールに足を入れるため、甲を上げるアーチ訓練器と技法が使われることもある。制限された立ち方が目的である。7インチのヒール、荷重を爪先から外す紐、ニーハイのファスナー、膝をロックするサイハイの筒は、革と鋼で「どれだけ動いてよいか」を決める手段である。足を垂直にするドリ型ヒール、膝を折らせない筒、紐を引いて数分で始まる脹脛の攣り——それが器具としてのバレエブーツであり、衣装屋の新奇品ではない。










