真咲乱(まさき らん、1965年7月26日生まれ)は日本の女優・モデルである。1985年、にっかつロマンポルノの「4代目SMの女王」としてデビューし、公称1メートルの巨乳――キャッチフレーズは1000ミリバスト――で売られた。ここでいう女王はサドの女王様ではなく、縛られるマゾ役の看板である。にっかつロマンポルノのSM系列は、この4代目で途切れた。
1982年、「志村百合子」の芸名でタレントとしてデビューする。翌1983年、映画『積木くずし』(東宝企画)に出演した。1985年、3代目SMの女王だった高倉美貴がにっかつを離れ一般作の女優へ転じたため、真咲乱に改名する。同年、団鬼六原作『団鬼六 美教師地獄責め』(にっかつ)でロマンポルノ初主演を飾り、最後の「SMの女王」となった。タイトルに団鬼六の名が付き、縄と教師という組み合わせで4代目の顔を出した。教師役は成年女優が演じる。
ロマンポルノでの活動は1年弱、主演は3本で引退する。にっかつでは『団鬼六 蛇と鞭』(1986)、『花と蛇 白衣縄奴隷』(1986)にも出た。1986年にはアダルトビデオへ移り、いずれも擬似本番のソフトアダルトだった。現映社『バストヒップ 乱・乱・乱』『いん乱な乱』、VIP『グラマラス・ラブ』と『危険な匂い グラマラス・ラブ2』、ヴイ・シー・エー『乳姦』と『変態バスト100』、Ponytale『真咲乱ファイナル サヨナラE嬢』(1987)が並ぶ。引退後は銀座の高級クラブに勤めていた時期があるといわれるが、その後の消息は不明である。
同時期にピンク映画やグラビア、ストリップで動いていた水上乱と同一人物とする情報があるが、まったくの別人である。写真集はミリオン出版『LADY M 真・咲・乱写真集』と、竹書房『日時計 SUN DIAL 遠藤正迫熱写真集』(1991、志村百合子名義)が残る。4代目SMの女王、1000ミリバスト、『団鬼六 美教師地獄責め』――この三点が、真咲乱の名前をにっかつSMの末裔として固定している。


