『ふたりはドM委員長!』(ふたりはドエムいいんちょう)は、アダルトゲームブランド・スワンマニアが2010年9月24日に発売した18禁アドベンチャーゲームである。有限会社アセンドアイの低価格ブランドであるスワンマニアの第22作。二人のヒロインがともに重度のマゾヒストだと知った主人公が、その望みに応えてSMプレイへ傾いていく話だ。同系列でおなじみの、ヒロインが主人公の子を孕む「ボテもえ」もイベントに入っている。清楚な委員長と厳しい風紀委員が、揃って罵倒を欲しがる配置である。
Mチェンシステム
採用されているのは「Mチェンシステム」と呼ばれる仕組みだ。同ブランドの『性処理くらぶ』シリーズに近い。主人公が二人のヒロインへそれぞれSMプレイを指示し、選んだ内容によって嗜好が「いじめられ系」か「露出系」へ分かれていく。罵倒と痛みに寄るか、見られることに寄るか。同じマゾでも、指示の履歴が型を作る。低価格帯のADVとしては、攻略順というより調教の方向を選ばせる作りである。
二人の委員長と転校生
クラス委員長の三峰梨乃と風紀委員長の安浦水樹は、転校してきたばかりの中里誠司の世話を任される。数日後、誠司は些細なことで水樹と口論になり、仲裁に入った梨乃にも感情的な言葉を浴びせる。反撃を覚悟したところ、二人は恍惚の表情で口を揃え、「もっと……罵ってください」と懇願する。当惑した誠司は、二人が天性のマゾヒストで、その秘密を共有していた事情を知る。やりたくてもできなかったSMプレイを、転校生が引き受けることになる。
中里誠司は主人公。両親の都合で転校し、担任の指示で世話係になった二人の委員長が揃ってマゾだと知り、協力する側へ回る。三峰梨乃はクラス委員長の眼鏡っ娘。スリーサイズはB89 / W56 / H82。清楚な第一印象の裏で、罵倒や痛みに快感を覚える。常に「誰かから必要とされたい」が強い。安浦水樹は風紀委員長。スリーサイズはB83 / W53 / H83。自分にも他人にも厳しく、必要以上に攻撃的な態度を取る。性的嗜好は梨乃と同じ重度のマゾで、二人だけの秘密だった。表の規律と裏の服従が、同じ部屋で重なる。
涼平りょうへいと南条巴
原画は涼平りょうへい、シナリオは南条巴、音楽はarp。スワン系の定番であるボテもえを、委員長二人のマゾ告白へ接続した一本である。Mチェンでいじめられ系と露出系へ分岐し、罵倒を欲しがる清楚と厳しさが、転校生の一言から表へ出る。梨乃のB89/W56/H82と、水樹のB83/W53/H83。眼鏡の清楚と、攻撃的な風紀。秘密を共有していた二人へ、誠司がSMを指示していく。『性処理くらぶ』に近いシステムで、プレイの選択が嗜好の型を変える。2010年9月24日の低価格18禁ADVとして、SMの導入を「偶然の罵倒」から始めている点が、この作品の入口だ。アセンドアイのスワンマニア第22作。必要とされたい梨乃と、厳格な表の水樹が、同じ「もっと罵ってください」を口にする。











