理系女子大生凛々子 奴隷誓約書 第2部分 (2/5)
上一篇 · 下一篇
「この子、骨格そのものが細いのよ。肩幅というか横幅がどうみても細いでしょ。普通痩せてる太っているというと身体の厚みとかだったりするけれど、横がないからその分サイズは全体に小さくなるってわけなの。その証拠におっぱいの下、いわゆるアンダーバストを測ってみるといいわ」
もうひとりの美奈子よりはぐっと若く見える女が、やはり凛々子の胸をしげしげと見ながら言った。
「そうそう、おっぱいの膨らみのすぐ下のとこを測ってみて」
下乳を持ち上げるようにして、男がまたメジャーを巻いてくる。
「六十センチと七ミリかな」
「でしょう。アンダーバストが六十ってかなりビックリでしょ」
そんなことを言われても男たちにはピンと来ないのだろう。五人とも曖昧に頷くばかりだ。
ただでさえ淫靡な雰囲気の漂うSM専用のホテルの部屋で、五人の男の前でバストサイズを測られるという、それはそれでとても恥ずかしい行為に、凛々子は飲み込まれていく一方だった。
興奮している。いやもっと言えば発情していると言ってしまった方がいいのかもしれない。
「そか、こっちの方がわかりやすいかな。ちょっとそれ貸してくださいます」
若い女が言って男からメジャーを取り上げて、すかさずそれを凛々子の腰にあてがってくる。
「ウエスト…。ほら五十二センチと七ミリ。有り得ないでしょ、なかなか」
「ああウエストってたいてい五十八センチとか、細いと五十六センチとかも聞きますが。それ以下って滅多にいないですよね」
「それってだいたいみんな公称ね。私って太ってますか」
「いや、普通よりも全然痩せてるほうだと思うよ」
男の一人が女の質問に答える。
「でも…ほら六十一センチとちょっとあるでしょ。三十過ぎた女で、五十台ってだけでも結構凄いというか偉いほうなの。この子はまだええと二十一だったっけ。それにしたって五十二台ってのは脅威のウエストよ。それもこれもこの横幅が細くて華奢だからよね」
女が横から両手を乳房と腰の中間くらいに、それぞれ外側から包むように当てて来る。
「確かに、ウエストで言われたほうがわかりやすいかもな。五十五切ってるという話そのものを見たことも聞いたことないもんな」
「拒食症の子ですごい細い子というマゾの子に一度会ったことあるけど、その子はおっぱいそのものも全くと言っていいほど膨らみがなかったが、この女はその身体でその乳だから余計驚きというわけだな」
「ブラジャー探すの苦労してそうだけどね」
最後の若い女の言葉に、こくりと凛々子が小さく頷く。実際、凛々子の胸に合うブラジャーを探すのは大変であった。まして気に入るデザインとなるとさらに少ない。
「大丈夫よ。これからいつも奴隷らしくノーブラで居ればいいんだから。あるいは学校行く時とかに、わざとカップの小さいブラとかつけさせるのも面白いかもね。うん、今夜旦那様に教えてあげよう」
美奈子は冷たい目で凛々子を見ながら言うと、双の乳房を鷲掴みにしてきた。
「折角だからお尻は…ヒップは八十三ジャストね」
その間に女によってお尻にもメジャーが巻かれ、これでスリーサイズ全てが、全員に知られてしまった。
「うふふ。でもこの子こうしておっぱい見られるのもね、大好きだけど、実はおまんこ拡げて見て頂くのはもっともっと大好きなのよね。街の真ん中じゃそっちは無理だけど、ここなら心ゆくまで見ていただけるものね」
「は、はいっ」
美奈子はさらに意地悪な物言いをするが、返事はハイしか許されていない凛々子だった。
凛々子にとっては、服を着ていてもその存在を隠すことの出来ない胸の膨らみと、女の秘められた部分の恥ずかしさは少し別のベクトルな気がしている。どちらも見られたり相手に意識されたりすると、死にたいほどに恥ずかしい場所には違いないのだが、その恥ずかしさの質が違うのだ。
だが、どちらも凛々子がその恥ずかしさで興奮してしまうことだけは紛れもない事実だ。
しかも散々乳房を鑑賞されて、測定までされた後に覚悟はしているものの今度は性器を見ていただかなければならない。
ホテルで待っていてくださるのが、ご主人様ご自身ではないだろうということは、凛々子も覚悟はしていたのだが、まさか複数、それも五人もの男性と、加えて女の人までとは。
凛々子にはそれだけでも衝撃なのに、先程から部屋のど真ん中でその威容を示している脚を拡げて固定される赤い台に自ら上がって、目の前にいる全員に性器を鑑賞されるのだ。当然、自分の手で陰唇を拡げさせられ、そのさらに内部の襞の隅々まで晒せとも言われるだろう。
そう思うだけで背中に戦慄が走る。
「特出しストリップが終わったら、その次は殿方全員へのおちんぽ奉仕。奉仕と言っても今日の課題は容赦の無いイラマチオをお願いしてあるから」
しかも。
この五人全員にイラマチオして頂いて射精していただかなければならないらしい。
まだまだ
拙
いとはいえ、ご主人様や先輩奴隷さま達に多少は教わっているフェラテクをお見せするのではなく、口を精一杯開けて男根をひたすら喉に出し入れしていただくのだ。
そんなあこがれもかつてメールで美奈子様に告白したことがあるものの、今日突然やれと言われるとさすがに戸惑ってしまう。夕立の露出だけでも、凛々子にとっては前日から眠れぬほどの一大事だったのにだ。
「さあ台に上がって」
そんな凛々子の思惑などひとつも
斟酌
されることなく、美奈子が、目の前にある毒々しいほどの赤色の椅子をトントンと叩いて促す。
「あらあら、本当にお汁が太ももまで垂れてるじゃない。こんなとこに糸までひいちゃって、いやらしい子ね」
椅子に上がり開脚台に足を恐る恐る乗せた凛々子の前で、もうひとりの女が真っ先にしゃがみこんで性器を確認している。
ご主人様の奴隷となって、奴隷の先輩たちにそこをじっくり見られるという経験は積んでいるものの、同性に見られるというのも実に恥ずかしいものだ。
目の前の女をなるべく見ないようにして、まっすぐ前を見ると、正面は大きな鏡である。
自分の恥ずかしい姿態は否応なしに自らの目に飛び込んでくる。勝手に目を閉じる自由すら凛々子にはないのだ。
凛々子の性器に顔をつけんばかりに覗き込んでいる女とは対照的に、男たちは当初立っていた場所からあまり動くことなく、恥ずかしい格好になった凛々子を全員が鏡越しに見ているのがわかった。
女がしゃがんでいるために、鏡の向こうの男たちの視線の妨げになるようなことはなく、そしてそれは凛々子にとっても同じで、触れはするもののじっくり見ることなど皆無の自分の性器の形状、土手部分だけに残している僅かな飾り毛の下で顔を覗かせているクリトリスや、縦線の内側からこぼれ出ている二つの花びらまで、はっきりと見えてしまっている。
一番足元近くに居た左右の男ふたりの手で、凛々子の足首、膝、太ももに開脚台についているベルトが巻かれて固定されていく。
「あ、みなさまにはひょっとすると改めてご紹介するまでもないのかもしれませんが、エスタブリッシュメント倶楽部さんの方から本日お手伝いに来て下さった、優菜さんです。ご存知と思いますが、エスタブリッシュメント倶楽部さんのフェラチオクイーンと申しますか、ナンバーワンのテクニックをお持ちで、奴隷さんたちのご指南役もされておられるエキスパートさんです」
美奈子は女をそのように紹介するとさらに、「今日の凛々子ちゃんは、ひたすらガンガン喉を使って射精して頂くことが訓練の大事な目的です。そうして皆様が一回射精された後は、優菜さんのウルトラテクニックでもう一度元気になっていただいて、全員が最低でも二回ずつ凛々子ちゃんの喉奥に出して飲ませていただけたらと思っております」
そう男たちに続けた。
第三項からは、貴女の身体を男性の性処理の道具として、女の三つの穴を性器として使っていただくための誓約です。まず第三項は口について。奴隷の口は淫らな言葉を発するためと、おちんぽをしゃぶるために存在しているの。そのことを踏まえて書いてもらうんだけど、他の人の誓約書とひとつだけ違うことがある。奴隷の口奉仕と言えばテクニックを身につけることが本来は大事と言われているんだけど、最下層奴隷にとって大事なのは、ガンガン喉を突かれて射精していただくということよ。世間様ではイラマチオと呼ぶのだけど、貴女のお口はそのイラマチオを楽しんでもらうのが主な役割。面接の時に口が何センチ開くか検査したのはそのためよ。
美奈子のメールは、それだけで凛々子のMの官能を激しく揺さぶる。
自分は奴隷なのだ、それもどの女性よりも身分の低い最下層奴隷なのだということを、上からの目線と指示で、きっちりと浸らせてくれる。
読み返す度に、心が
疼
き体が反応して、性器が激しく濡れてしまうのだった。
奴隷凛々子の口は淫らな言葉を吐き出すためと、喉を突いて射精していただくためにあります。
あれから、自室でオナニーするたびに、何度も声に出して言ってみた。美奈子から送られてきた動画のアドレスから、イラマチオと呼ばれる激しい行為も無修正で見ることが出来た。
涙目の女が壁際に正座させられたり、ベッドに仰向けになって顔だけベッドの端から逆さまになって突き出す不自然な格好で、あるいは手を後ろに縛られ髪の毛を鷲掴みにされ首をガクガクと動かされて。
激しく男根を口の奥深くまで何度も突き立てられる映像に、凛々子は衝撃を受け、そして興奮して、これまで何度も何度も繰り返して見てしまっている。
それは、女が丹念に男性のシンボルを舐めてしゃぶって吸いたてる、フェラチオという行為とは、似て非なるものであった。
映像の中の女達は、女性器に激しくピストンするのと、何ら変わりのない容赦の無い腰の動きで、責め立てられていた。中には激しく嘔吐いていたり、嘔吐までしてしまっているシーンも何箇所かはあったが、概ね女たちは涙目になりつつも素直に口を大きく開け続け、その行為を従順に受け入れていた。
そして凛々子もまた、女としてフェラチオの様々なテクニックを身につけるよりも、イラマチオというこの行為に慣れて耐えられるように努力しなさい、と命じられた。それが美奈子奥様のいやご主人様の望みなのだ。
そのために今から五人の男たちにより、その行為が実際に自分にも行われる。
訓練と称してだ。
夕立の六本木交差点に足を踏み出した瞬間から、まだ一時間ほどしか経っていないだろう。
元々雨に濡れるだけでも揺れ動く凛々子の性の衝動は、傘をささず、乳房をスケスケの丸見え状態にされて歩かされたことで、既に男性に何処か身体に触れられただけでも絶頂を迎えてしまいそうなくらい、官能が高ぶっている。
その濡れたシャツを入口で取り上げられ、有名なSMホテルのフロントの前からは全裸で、しかも手を頭の後ろに組んだ恥ずかしい絶対服従のマゾ女丸出しの姿勢で、階段を六階まで昇らされたのだ。優菜という女に指摘されるまでもなく、そして自らの目で鏡の中にそれを確認するまでもなく、性器がもうぐちゃぐちゃになって濡れそぼっていることは、自分でも嫌というほどわかっていた。
美奈子に最下等奴隷の口はイラマチオ用だと宣告されて以来、男性器の形を模した張り型を喉の奥まで入れる練習も密かに自分でもやっているのだが、今日は生の男根でそれをされるのだ。その前に、興奮とおののきで、どうしようもなく恥ずかしいことになっている女の部分を、今からここに居る全員に、自らの手で拡げて見せなければならない。
武藤が何処から持ちだしてきたのか、スタンドライトを赤い開脚台の斜め前に設置し、スイッチを入れる。惨いことにその眩いまでの光は、凛々子の性器の位置にまともに照射された。
「ほら、こういう時はなんて言うの」
ついこの前まで自分もおっぱいすら言えなかったと言われている元お嬢様奥様が、そんな過去など知らぬとばかりに厳しく叱責してくる。
自らの意思で開いて乗せた足を開脚台にベルトで固定され、その台の横に付いている丸いハンドルが回されて、上半身が僅かに後ろに倒された。スタンドライトの明るいオレンジ色の光で自分の存在価値がまるでその部分、女性器そのものが存在価値であるかのように鏡の中にはっきりと浮かび上がっている。
そこには文字通り「おまんこ丸出し」の自分が、こちら側に居る現実の自分を見つめていた。
次の瞬間、その女はまるで、自分で自分を責めているかのように、両手の指先に力を籠めて引き裂くように性器の内部を剥きだしにした。
開脚台の両側に陣取った男女も、その鏡の中の凛々子を見ているのがわかる。
いっそもっと台を倒して、せめて鏡が目に入らないようにしてくだされば…。もちろんそんなことを口に出来る凛々子の立場ではなかった。
濡れていた。
恥ずかしいほどにそこに蜜を貯めこんでしまっていることを、自らの手で実感しなければならないことも、また惨めで、そしてそれが新たな陶酔をもたらす。
「雨宮、雨宮凛々子の、は…、恥ずかしいお…おまんこをどうぞご覧ください」
「声が小さい」
い、いやっ、恥ずかしい。
「あ、雨宮、凛々子のおまんこを、おまんこをどうぞ中の方まで見て下さい」
「おまんこ、は強調して一番大きい声で言うのよ」
それが命令であるということをわからせようとするためか、美奈子は凛々子の右の乳首を摘んで捻り上げた。
「雨宮凛々子の、おまんこ、どうぞ中の方までご覧ください」
なんとか言われたとおり少し大きい声で言えた。
「もっと両手でよく拡げられるでしょう」
今度は先程美奈子に優菜という名だと紹介された女が言った。
彼女もマゾの側なのだろうと思われるが、やはり同性には少しの容赦もない。
「ほら、もう少し内側に指をかけて、左右に思いっきり拡げるの。貴女の濡れたその穴の奥の子宮の入口まで皆様にお見せするつもりで」
性器を手で拡げたくらいで、果たして子宮の入口が見えたりするものなのだろうか。
「ああ、だめだめ。仕方がない、特別にわたしが女の穴の見せ方というものを見せてあげるわ」
凛々子にそう言うがはやいか、優菜は凛々子の顔の横に移動してくると、履いていた紺色のフレアスカートをぱっと腰の上まで自ら捲りあげた。優菜は長いスカートの下、ストッキングはおろかパンティすら身に付けておらず、いきなり白い太ももとその付け根が凛々子の目に飛び込んできた。
「指はここと、このあたり。そして、こう」
土手部分には黒々とヘアがあるのだが、肝心の部分はツルツルになっているため、細い優菜の指で拡げられたその部分は、内部のピンク色からくすんだ肌色の外性器まで、凛々子の目の前にこれでもかというくらいにあからさまになった。
優菜の指先にはしっかり力が入り、彼女のピンク色の膣の入口は、物欲しげに拡がって重なりあった襞が僅かに蠢いるのも見えたし、同時に右手の親指がピンクの突起も剥き身にするように、まわりの包皮を上の方に引っ張っているのだった。
「そんなに間近で見せていただいたんだから、お礼の口づけくらいするものよ」
「あ、は、はい」
美奈子にまたも叱責されて、慌てて優菜の女の部分に顔を寄せ、濡れそぼった部分に口を押し付け、指で剥き出しにされているルビー色の突起を舌先で軽く愛撫してみる。
「うふ。気持ちいいわよ、今度特訓してあげるわね。それよりも、さ、やってごらんなさい、皆様お待ちかねよ」
女性器へのキスの効果か、優菜の声は少しやさしくなった。
指先に力を入れて、性器を開く。
「ちゃんと出来ているか、自分でも確認するのよ。そのために鏡の前でやらせて頂いていると思いなさい」
優菜の女性器を舐めることを言い訳にして、鏡から視線を外したままでいることをその優菜に早速咎められてしまった。それでもやはり声は先程までよりも穏やかで優しく感じられた。
改めて正面の鏡を見る。
両足を脚台に載せて外せないようにベルトで固定されている、まっ裸の女が戸惑いに眉根を寄せてこちらを見ていた。
両横に並んでいる男たちも、皆鏡を見ていた。直接ではなく、鏡に映った凛々子を、凛々子のおまんこを見てくださっているのだ。
さらに指先に力を入れて、肉の合わせ目をしっかり左右に拡げて見て頂かなければならない。
凛々子が触れている部分は、陰毛はなくつるつるになっている。元々そのあたりの毛は薄いほうだが、見ていただくために毎日きれいにしなさいと美奈子奥様に言われて、毎朝カミソリを朝の入浴で当てているからだ。
土手の毛は残しておけ、というのはご主人様のご意向だ。
先輩奴隷のみなさんも同じだし、優菜の性器も同じだ。M女性としての嗜みということなのだ。
力を加えたことで、内側がめくれあがり、薄茶色のラビアも引き攣れるようにして左右に拡がって、中のピンク色が丸見えになっていく。さらに拡げると、複雑なヒダヒダの中に小さな穴が顔を覗かせる。おしっこの出る穴を初めて自分で目にしたのは、ご主人様の奴隷になってやはり鏡に映されたその部分をちゃんと確認するように言われた時だ。その時は、凛々子の性器を左右に拡げてくれたのは美奈子奥様と先輩奴隷様だった。
「もっと。子宮口が見えるくらいによ。クリトリスもちゃんと剥きなさい」
ピンク色の真ん中から、透明な液体が次々に
溢
れてくる。
ルビー色したクリトリスも、優菜がして見せてくれたように包皮を右手の親指で上に引っ張ることで、完全に剥き身となった。
「うん。なかなか綺麗なもんじゃないか。さすがに若い子は違うな」
「あら、それってワタクシたちが若くないという意味でしょうか」
美奈子が笑いながら返している。
「ま、使い込んだ道具には、それはそれで味があるのじゃから」
「使い込んでるだなんて酷いわ。使ってる張本人のお一人のくせに」
美奈子の言葉にどっと笑いが起こる。
もういい、という言葉を待っているしかない凛々子には、その恥ずかしい態勢を維持しておく以外に何も出来ない時間がゆっくりと経過していく。美奈子奥様はご主人様である旦那様以外の、この中の男性にも性奉仕をしているのね、などと耳から入ってきた情報を咀嚼せずに沈殿させていくことくらいが、出来ることの全てであった。
「肛門は使えるようになっているのかね」
「アナルファックですか」
「ああ」
「いえ、一度旦那様がお使いになっただけではないでしょうか。他でこの娘がやらせてなければ」
他でなんてやってない、思わず凛々子は首を横に振った。
「でも処女ではないんだな。処女だとちょっと申し訳ないもんな。では、さっそくその尻の穴も見せてもらおうか」
「え。い、いやっ」
美奈子奥様の両手が尻たぶにかかった瞬間に、思わず声が出てしまった。そこはイヤ。まだ嫌。
ご主人様に使用された時の激痛を思い出してしまったのだ。それに、そこは恥ずかしい。胸も性器も恥ずかしいが、お尻の穴をわざわざ見ていただくなんて。
美奈子はご主人様に初めて肛門をお見せした時の火の出るような恥ずかしさを思い出した。
床に手をつき膝を曲げずに両足を出来るだけ開く。変形の四つん這いで、やはり美奈子たちに尻たぼを拡げられたのだ。
「見づらいな。足、いいかね」
「え。あ、はい」
返事をした美奈子奥様と男の手で、開脚台で足首と太腿を固定しているベルトが外されていく。
え。
鏡の中で、五人の男の中でもあきらかに若い二人が、左右から凛々子の足先に歩み寄ったのがわかった。
代わりに優菜が凛々子からスッと離れていく。
「いやーーっ。やめて」
その瞬間に、どんな格好をさせられるのか、鏡にどんな姿の自分が映しだされるのか、察しがついた。
もちろん凛々子の足首を持った二人に容赦などある筈はなかった。
「や、やめてぇ、恥ずかしい、見ないで見ないで」
二つ折りにされた。
いわゆる「マンぐり返し」と呼ばれる、はしたなくそして女として見せてはいけない部分が丸出しになってしまう格好だ。
恥ずかしいと目をつぶるが、次の瞬間には気になって目を開いて鏡を見てしまう。
自ら両手で拡げている性器も、尻たぼの狭間のお尻の穴もすっかり丸出しにした鏡の中の女がこちらを見ていた。
恥ずかしすぎる。
「いや、いや、やめて」
足を少しでも閉じようとしてみるが、ふたりの男の腕の力は、到底凛々子の敵うものではなく、びくともしない。そうとわかると、性器を拡げているどころではなくなり、両手でそこを覆い隠してみたが、一瞬後には美奈子がいつの間にか手にした乗馬鞭で、ピシャリと甲を打たれて慌ててはねのけた。
「往生際が悪い。おまんこちゃんと拡げてなさい」
美奈子奥様が強い口調で言う。
鏡の中の女が、再び自らの性器の両端に手を添えて、大陰唇を左右に拡げきる。
両方の膝がそれぞれ乳房を圧迫しておっぱいがひしゃげてしまっているが、男たちは気にも止めぬ様子だ。しかも膝頭が時折乳首を擽り、むず痒いような快感がそこから脳天に向かってくる。
そのことで二つの乳首が、固く尖って敏感になっているのを意識せざるを得なかった。
「おお、綺麗な
尻
の穴じゃないか。おまんこ以上に肛門は見た目の差が著しい場所だからな。これならアダルトビデオでケツ穴晒しても、充分に視聴者を満足させられる」
「い、いやー。ビ、ビデオなんて無理です」
男は気まぐれに口にしたのかもしれぬが、美奈子奥様がそれを受けて本当にさせられかねないと思うと、恐ろしくて堪らなかった。
「タイトルは『雨女のアヌス』とかいいわね」
凛々子の困惑をあざ笑うように美奈子が重ねて
囃
し立ててくる。
実際は十分程度だったと思われるが、永久かとも思える、ただただ性器と肛門を鑑賞されるだけの時間が流れた。
「うふふ。こんなに溢れさせちゃって、おまんこ。どれどれ、ちょっとおねーさんが味見してあげるわ」
鏡の中、股間に小柄な優菜がスッと入ってきて、開脚台に手をついて屈みこんだ。
「い、いや、いやーー、あああぁ」
いきなり優菜の舌が、凛々子の恥ずかしい肛門を捉えてきたからたまらない。唾をまぶされながら、穴の周りから中心へ中心から穴の周りへと、円を描きながらそこを集中的に責められる。
「いやーっ。お、お尻はいやぁ、は、恥ずかしいですぅ」
「気持ちがいい時は、素直にそう言うのよ。優菜ちゃんに舐められて気持ちよくない女なんて絶対に居ないんだから。男の人はもっとだろうけどね」
「我々には、なかなか尻の穴までは最近は舐めてくれんのだから、心して味わいなさい」
美奈子奥様だけじゃなく、男のひとりまでもが言う。
「うふふ、ほら期待してかクリトリス、随分膨らんで硬くなってきたわよ」
一度口を離して優菜が言うと、右手の指先で今指摘された部分を掃くように撫でてくる。
「い、いや、そんなことされたら、い、逝っちゃいます。いやーーーっ」
じゅるるるる、と今度は大きな音を立てて性器から淫液を吸いたてられる。もちろん音はわざと出しているのだろうということは頭ではわかるが、恥ずかしさと気持ちよさでますます力が抜けていくようだ。
赤い開脚台の上で、足首を持った男たちに不自然な屈曲位のポーズを無理やり取らされて、女性の舌で肛門と性器を嬲られている。五人の男性の好奇の目に晒されながらだ。
「そうそう、女子大生といったね。まあどこの大学かまで聞くのはプライバシーの侵害だろうから、専攻だけでも聞かせて貰えんかね。何学部とか」
「うふふ、学校名だっていいわよねぇ、教えてあげても」
こ、こんな時に、いきなり。
困惑する凛々子の胸の内など全く無視して、美奈子奥様が男に凛々子の通う女子大の名前を口にした。
「へー。凛々子ちゃん才媛なのねぇ。わたしも何学部か聞きたいわぁ」
股間を責めていた優菜までがからかうような声で言う。いや、凛々子にそう聞こえるだけかもしれない。
勉強に身を入れて取り組まなければならない女子大生が、こんな場所でこんな恥ずかしい格好をさせられているんだ、と自分の自意識がそう感じさせてしまうのだろうか、と。
「なに学部だ」
「り、理学部、物理学科です」
「ほ、ほう」
「オーーッ」
質問した男だけではなく、他の男たちも反応した。
「リケジョなのね、へーーーっ」
優菜が今度は心から感心したように言う。
「りけじょ。なんだねそれは」
「理系の女子のことを最近はそんなふうに言うんです。しかも女子大としては超難関校じゃないですか。わたし、あんま詳しいわけではないですけど」
優菜が男に答える。
性器と肛門を何人もの男女の目に晒しながら、学校のことを話題にされては、羞恥心は募るばかりだ。顔が赤くなって火照ってしまっているのが自分でもよくわかり、それが凛々子をさらに羞恥の極みへと追い込む。
「あーーっ」
背もたれが少し倒されて斜めになっているところから必死で下を見ると、顔を股間から上げた優菜と視線が絡む。
「超優秀な頭脳にこのおっきくてキレイなおっぱい、くびれた細い腰、とろとろに蕩けてよだれを垂らしているいやらしいおまんこ」
優菜がわざわざ一度凛々子の顔から乳房、腰と目線を動かして、最後に二つ折りの足を左右に開かされているその部分に目をやると、ついに指を膣内に侵入させてきた。
「いや、そこいやーーっ」
すぐに性器内部の一番敏感なところを的確に探り当てられてしまう。
「じゃ、こっちにも入れてあげる」
それだけでも下半身の力が抜けてしまうほどなのに、続いて肛門も信じられないくらい無抵抗に優菜の指の侵入を受ける。
細くてしなやかな二本の指が、膣とお尻の穴の薄い壁を隔ててうねうねと動き回り、凛々子を苦悩と悦楽の極地に追い込んでくる。
「ドロドロじゃないの、おまんこの中のほうまで。その割にさすがは経験数が少ないだけあって、キツキツね」
初対面の優菜が、凛々子の乏しい男性経験まで知っているのは、既に美奈子奥様から聞いているからだろうし、他の男性たちにも既にそういう情報は全て行き渡り、知られているのかもしれない。
「ああぁぁっ」
優菜の指は、凛々子の膣の内側のもっとも感じる部分をピンポイントで的確に撫で回して続けている。凛々子がオナニーのクライマックスで触るもっとも感じる部分だ。そのうえ肛門に挿入された指が、これまで凛々子には未知の快感ポイントを裏側から容赦なく責め立ててくる。さらに舌は自在にクリトリスの上を這い回り、その三点が強い快楽の集合体になって、凛々子の身体を確実に蝕んできた。
だ…だめっ。み、見ないで。誰も、何処も見ないで、嫌っ、恥ずかしすぎる。
しかし、改めて見開いた目に、鏡の向こうの男たちの、好奇に満ち溢れた視線が突き刺さって来る。
「ああ…いや、い、イクぅっっ」
身体を二つ折りにされた窮屈な姿勢のままで、上半身を仰け反らせて絶頂を味わう。足首を強く握られた先で指が反り返り攣りそうになる。自分でするオナニーとはまるで比べ物にならないほどの、あまりに強烈な快感だった。
「ほら。今日はこれから辛い訓練だから、今のうちにもっと愉しみなさい、逝くのよもう一回」
優菜は、一度の絶頂で解放してくれず、敏感な部分の刺激をさらに強めると、今度は肛門に入れた指を一度抜いてはまた突き込むという動作まで加えてきた。
「ダメだめだめダメーっ」
男根を初めて入れられた時の恐怖と苦痛はそこには欠片もなく、優しく細くそしてしなやかな指の感覚だけがむず痒いような刺激となって脳へと送られてくる。
肛門で感じる女なんて、恥ずかしすぎる。奴隷である以上その穴を性器として使用されるのは致し方ないことだが、自分が感じるなんてイケナイことなのだ。
だが、優菜の指の動きはまったく容赦なく、ふたつの穴の中で時に連動して、時にはぐらかすように別々に動きまわって凛々子を責め立てた。
「ま、また、またイッちゃいます、あぁぁ、ゴメンナサイお許し下さい」
「どこがイイの」
再び登り詰めようとしていた頭と身体が、美奈子奥様の言葉で、ほんの少しだけ立ち止まる。
「ほら、ちゃんと言ってから逝くのよ、凛々子ちゃん」
「おまんこが、おまんこがいいです。おまんこ、おまんこイキますぅ、いゃーーっ、イクぅっっ」
どこが気持ちいいのか、イク時にはちゃんと四文字の性器の恥ずかしい言葉を付けて言うこと。これは奴隷凛々子に課せられた約束事だった。
気持ちがいい箇所は他にもあったのだが、それを口にすることは凛々子にはまだとても出来そうになかった。
「うふふ。美味しいわー。ザーメンも好きだけど、かわいい女の子の逝き潮のお味はまた格別ね。もっとたっぷり出しておねーさんに飲ませて頂戴」
凛々子が絶頂する瞬間、クリトリスを舐めていた優菜が、すっと位置を下げて尿道口のあたりを舌で擽りつつ口を開けて噴き出してしまった淫汁を受け止めたとわかったのは、優菜のその言葉からだった。
「い、いゃーーー、は、恥ずかしいー」
凛々子の絶叫は完全に無視されて、優菜の指は再びうねうねと動き始める。舌先は今度はクリトリスと尿道口の間を往復し、尿道を穿るような動きに、腰がうねうねと答えてしまうのがさらに恥ずかしい。
「ん。どれそろそろ、始めてもいいかね」
男のひとりがひとつ咳払いをしてから言った。
「あら、壁を背中に逃げられないようにしてやるのがよろしかったんじゃないのですか」
美奈子奥様が答える。
「まあそれもいいが、考えたらこの椅子はさ、ほら、こういうのが出来るから」
凛々子の頭の後ろに立っている男が、椅子の横の大きなハンドルに手をかけたのを目の端が捉えた。
「準備のほうもよろしいんですの、おちんぽ様」
「もちろん。こんな凄い身体の女の子がこんな淫らなところ見せてくれたんだからね」
話しているのは凛々子の右の足首を持っている男だった。
「じゃ、そういうことなので足はまた開脚台に戻して…」
二人の男から、美奈子奥様ともうひとりの正面の男に凛々子の足が渡されて、また開脚台に乗せられ、すぐに太腿と足首がバンドで固定されてしまう。
「ほら、またおまんこ手で拡げるのよ。そのほうが優菜さんだってシゴトしやすいでしょ」
股間からの刺激に、身体を喘がせながら凛々子がおずおずとそれに従った瞬間、それまで右足を持っていた男が、台のハンドルの輪を回した。
「あーーーっ」
凛々子が叫んだのは、椅子の背が一気に下げられて水平よりもさらに倒されてしまったからだった。頭が完全に斜め下向きになってしまい、それまでと視界が大きく変わってこれまで背中の側だった壁を、逆さになって見ている感じになった。
赤い壁にはこのホテル備え付けの、バラ鞭や数本の綿ロープ、そして電動マッサージ器などがぶら下げられていた。
「うふふ。こういうのもいいわね。おまんこだけ丸見えにされてる。デカパイじゃなければ、おっぱいも全然見えなくなりそうだけど、そこは流石にGカップもキツキツというだけのことはあるわね」
そして凛々子の目の前には、文字通り
熱
り立った男根が突きつけられてきた。
「あらぁ、いいわねえ。こんなに大きくして貰えて。さて、優菜さんでも、そしてワタクシでよければ私でも、まだおっきくなっていない方の準備でも、ウォーミングアップとしてでも、おしゃぶりいたしますわよ」
「でも、若い女の子ってやっぱり凄いわ。見せてるだけで全員きっちり勃起させてる」
優菜の言葉に、全員が既に準備完了になっているのが解ったが、凛々子にはそれを確認する余裕はなかった。
突き出された男根様のために口を開けた瞬間に、喉奥までそれをいきなり突き込まれ、男の体が顔に密着した状態で止められてしまったからだった。
く、苦しい。気道が
塞
がれ、必死で呼吸を確保しようとするがうまくいかない。
そのとき凛々子が思ったのは、それでも奴隷として性器を拡げている手を離してはいけない、そのことだった。
少なくとも殺されることはないのだ。ベテランのS様は、ギリギリというところを心得ているだろう、とそう思えることが救いであったが、なお男は喉奥を解放してくれなかった。
苦しくなって、ついに性器を拡げてお見せしていた手を離してしまった。その瞬間にようやく男が腰をひく。
「ゴホッゴホッ」
それでも二回だけ
噎
せた以外は、嘔吐
いたりせずに済んだのは、自宅で太いディルドを入れる訓練をした賜物だろうか。
息を吸い込んだところで、また男根が差し出されて口を大きく開かねばならなかった。
頭のてっぺんが床の方を向き、解
けた髪の毛の先も床すれすれだ。血がのぼって、全身から力が抜けている。男根様、おちんぽ様に楽しんでいただく。ただそれだけが、その存在としてだけの自分がここに居る。
男のいきり立ったものが再び喉の奥まで達し、今度はゆっくりとピストンを開始した時、凛々子は心からそう思えた。
そして、そう思えた自分が素直に嬉しかった。
「さて、じゃあわたしもおちんぽしゃぶり楽しませてもらおうかな。どなたかいらして」
優菜が言う。
最後にチュッとクリトリスにキスをしてくれた。それだけで凛々子はまた軽く逝ってしまう。
直後に、男は急激にピストンの速度をあげてきた。ジュポジュポと出し入れをされ、口の中いっぱいになった涎が垂れ落ちて目に入りそうになって、慌てて瞼を閉じた。
視界が失われたことで、口を責める男根様の先端の形やパンパンに膨れ上がった竿部の硬さまでがはっきりとわかる。
そして、凛々子はその時初めて気がついた。
楽なのだ。いや楽というと語弊がある。少なくとも最初の時にご主人様に、正座して壁に追いつめられて喉を責め立てられた時に比べて、仰向けの体勢になって口という性器を差し出して、使っていただいているこのカタチの方が、すんなりそれを受け入れられる。そういう意味で全然楽なのだった。
「おっぱい揉んだりしてもいいのかね、奥さん」
男が美奈子に聞いている。
凛々子自身も、誰かに胸を触って欲しかった。
先程まで、さんざん優菜にクリトリスを舐められ、性器と肛門に指を入れられて嬲られたが、乳房は無視されたかのように放おって置かれたからだ。
「もちろんですわ。思いっきり握りつぶしたり、乳首を捻り上げてやってくださいな」
乳房を揉みながらマゾ女の口を性器のように使う。正座やベッドの上でのイラマチオでは不可能なことが、口を提供している女が仰向けにいや仰向け以上の角度で下を向いている、このポーズならば可能だ。いや可能どころか、目の前におっぱいがあって、そして両手は手持ち無沙汰なのだ。
痛いっ。
乳房を触られたいという凛々子の願いは叶ったが、男の力は想定以上だった。
だが、声を出してそれを訴えることは出来ない。
口の中に突き込まれているそれは、まるで火の棒のようで、熱くたぎって凛々子の喉を襲っている。
しかも、乳房に手をかけた瞬間から、男は腰の動きをさらに加速したため、口を大きく開けて、それを受け止めるだけでも精一杯だ。頭にあるのは決して歯を立ててはいけない、そのことだけだった。
男は右乳の鷲掴みはそのままに、左の乳房にかけた手を一端緩めて、そのまま指先を乳首に向けて収斂してくる。
あ、あーーーん。
思わず漏れた筈の声は、イラマチオの激しさに飲み込まれたように声にならなかった。
乳首に走った電気は、そのまま先ほどまで優菜が舐めてくれていたクリトリスへと伝わる。
そしてその瞬間、「欲しい」という強い願望が突然に芽生えて、その未知の感覚に凛々子は戸惑ってしまった。
何が欲しいのだ。自問する。
このまま喉奥に、大量のザーメンをぶちまけて欲しい。
そうだ、早く精液をいただきたい。ごくごく飲み干してみたい。
だが、それだけではなかった。
背もたれを大きく倒されているため、顔のところで行われている激しい性処理行為、Gカップのおっぱいへのいたぶり、大きく足を拡げて固定され、丸見えになっているであろう性器、おまんこ。
口と乳房と女性器。そのすべてが男を、男根を欲しているのだ。
そうだ。手で、手できちんと拡げてお見せしなければ。
「あら、えらいわねぇ。自分でまたちゃんと拡げたのね。ヒクヒクしてるのがはっきりわかるわよ、凛々子ちゃんのおまんこの中。ほら、それ見てこのおちんぽまた硬くなったカチンカチンに」
ピチャピチャと激しく淫らな音をたてながら、凛々子の拡げられた脚の前で、男のひとりにフェラチオ奉仕をしている優菜が言う。
凛々子が、一度緩めてしまっていた指先に力を籠めて、性器を拡げなおしたのをちゃんと見ていてくれたのだった。
ただ、「ほら」と言われても凛々子には何も見えないのだが、優菜は一度口から出した男根の硬さを手で確認しているのだろう。
そして。
この瞬間、凛々子ははっきりと自覚してしまった。
そこに、それが欲しい。自ら手で拡げている部分に熱い男根を入れて頂きたいのだと。
口にもおっぱいにも男を欲しているが、何よりも何処よりも、そこに、おまんこにおまんこにおちんぽ様が欲しい、と。
経験の浅い凛々子にとって、これは初めて経験する感覚だった。もちろん性欲というものは、もうずっと前から強く自覚しているのだが、自分の中に男根をおちんぽ様を突っ込んでそこを抉って欲しいと、そんなことをはっきりと自覚したのはこれが初めてのことだ。
「もう、イクぞ」
口を使用している男が言うより前に、凛々子はそれも感じていた。
激しい腰使いで、喉を容赦なく突いてくるそれは、一層硬度を増して先端が膨らんできていた。
ください、ザーメン凛々子の喉に思い切り下さい。
ご主人様である大河原にイラマチオで射精されたのはまだ一回きり。口への吐精は、その一回が凛々子の経験値のすべてだったが、その時よりも全然楽に受け入れ、ついにその瞬間を迎えようとしている。
二回目で慣れたとかそういうことではなく、やはりこの特殊な赤い椅子の背を倒され、仰向けの状態で口を使われていることが要因だろう。
そんなことを思った瞬間に、最初の一撃が喉に文字通りビュッと吹きつけられてきた。
たちまち口の中に青臭い匂いが充満し、鼻に抜けてくる。
射精しながらも、男はますます強く腰を動かしてきたが、そのこと自体はもう凛々子にはなんでもないことのように思えた。ただ、口にみるみる溜まりかき混ぜられていく精液を決して溢してはいけない、その一心だ。
男は全部で六度、喉に向けて吐精し、ようやく腰の動きを止めようとしていたが、やはり凛々子がその瞬間に恐れた通りそれを抜くのではなく、一番奥深いところに留められてしまった。
喉が塞がれ呼吸が完全に制御される前に、飲精しなければ。
精液を飲ませていただくことは、奴隷誓約書第三項に書かれた、凛々子にとっては神聖な義務だ。
しかし、男根に気道を塞がれ、あまつさえ頭が下になっている逆さ状態の今は、どうしていいのかわからない。ピストンの際にわすがに口から溢れた精液が左の頬を伝っているのがわかる。
目を開けてはいけない。開けるとザーメンが流れ込んで大変なことになる。そう思った瞬間に、凛々子は自分が強く目を閉じていることに改めて気が付いた。
男はこれが最後とでも言うように、もう一度両方の乳房を鷲掴みにし、次に同時にふたつの乳首を摘み上げた。
「いっ」
ウィークポイントをつかれた凛々子は、思わず斜め下向きになっている上半身を仰け反らせてしまう。
自分でも「痛い」と言いたかったのか、「イクっ」だったのかよくわからなかった。でもその瞬間に軽く気が逝ってしまった事実は凛々子自身が一番わかっていた。
「あらら。一気に中からやらしい汁が溢れてきたわねぇ凛々子ちゃん。フェラさせられておっぱい揉まれて、こんなにおまんこ濡らすなんて」
つい少し前まで、元お嬢様で女性器を指す淫語を口にすることがなかなか出来なかったという美奈子奥様は、今や堂々と凛々子の恥ずかしい惨状を露骨な言葉で揶揄してくる。
実際はフェラチオなんて生易しいものではなく、凛々子の喉を性器に見立てて荒い腰使いで男根の快楽だけを追求したイラマチオであり、おっぱいも揉んだどころか握り潰すと言った方が正しいくらいの激痛だ。
それでも、それでも凛々子は激しく濡らして、気をやってしまったのだった。
そのうえ、これまで経験したことがないほど、その部分に飢餓感があるのだ。
喉だけじゃなく、そこにも火のように逞しい肉棒を突き入れて欲しい。
口の中で射精を終えた男根が、急速に力を失って引かれていくのを惜しむように、凛々子は舌で後を追った。
一瞬、喉を塞がれたが今度はイラマチオの開始の時ほど苦しくはなかった。
ただ、精液をザーメンを零さないように、その一心で男根を口内深くに迎え入れていたのだった。慈しむように先端の膨らみ全体を舌で舐める。舌を動かすことでかき混ぜられるのか、口内の精液がまた匂いを放つ。
「満足だ、飲め」
男が腰を引き男根が引き抜かれると同時にそう命じられた。
ゴクリ。
自分では喉が大きく鳴ったように思えたが、実際はそんなことはないのかもしれない。それでも頭が下になっているにも関わらず、一人目のザーメンを凛々子は無事に飲みこむことが出来た。
精液は出された瞬間に飲んでしまえばそんなに「臭い」は気にならない、と先輩奴隷から聞いてはいたが、凛々子自身は決してこの「匂い」も味も嫌いではなかった。
身体が逆さまなせいで、その甘苦い液が食道を通って胃に落ちていくのも、はっきりと自覚できた。逆さまになっているのだから、落ちていくという表現が正しいかどうかは別にしてだ。
「ほーんとだ。物欲しそうにヒクヒクしてるだけじゃなくて、また、だらだらと汁が滴ってきてるわ」
ピチャピチャとフェラチオの音を立てていた優菜も、再び中断して覗き込んだのか、先程までより半オクターブほど高い声で囃し立てた。
「さて、次はどっちが行かれますか」
「私の方のおちんぽ、もう今にも射精しそうな感じだから、出してきた方がいいわ、ね」
美奈子奥様が、どうやら自分が奉仕していた男を凛々子に送り込もうとしているようだ。
男が動く気配がして、凛々子の顔の位置に近づいて来たかと思った時には、すでに隆々としたものが口元に突きつけられてきた。
「こっちの穴も使って構わんのだろう。イラマは二度目に出す時ってことにして。その方が効率よく進むだろう」
多分優菜が奉仕していた方の男だろう。
「ええ、そうですね。うん、いいことにしましょうか」
ゆっくりと男根を口内へと挿し込まれながら、凛々子は、今日は禁止と言っていた美奈子があっさりと性交を了承したことを訝んだ。
そこはご主人様のものだけ。いえ少なくともご主人様の許可がないと。
でも、凛々子の飢餓感は既に口を満たされるだけではまるで物足りなくなっており、入れて貰えると思っただけで、腰が蠢いてしまうのをどうすることも出来ない。
「じゃあ一端抜いてお待ちするから、そっち先に入れてくれ。その瞬間に噛まれてもかなわんからな」
「了解だ」
男たちの間で話がついたらしく、口の中を一杯に満たしていたものを、スッと一気に抜かれてしまった。
「いやっ」
凛々子が言ったのは、急にせっかく頂けたものを取り上げられたからだった。だが、次の瞬間の衝撃に今度は本気で叫ぶことになる。
「い、いやーーーーっ。いやいやっ。そ、そこじゃないっ。マエ、前に、お、おまんこに、おまんこに下さい。オマンコしてくださいぃっ」
必死でお尻を動かして、そこに挿入されまいとするが、がっちりとベルトで太ももを固定されているため、その可動範囲はごくごく僅かで、抵抗には限界があった。
と、思った瞬間にズブリと。
え。
「あ。いかんいかん」
凛々子が望んでいた、満たされない部分に一気に根本まで埋められた巨根は、あっという間に抜き去られた。
「あら」
「すまんすまん」
「うふふふ。まあでもちょうどお湿りにいいんじゃありませんか。旦那様にはここに居る皆さんが黙っていれば、いいことですから。凛々子ちゃんだってわざわざオシオキされるようなこと言わないわよね」
はからずも女の本来の穴は使用不可という、今日のルールがあっさりと破られた瞬間だった。
だが、一度入れられたせいで、飢餓感はますます強くなり、欲しくて欲しくて堪らなくなってくる。これまで全く経験したことがない身体の疼きに、凛々子は戸惑うばかりだ。
「あははは。お湿りどころじゃないけどな、これは。でもローションがわりにはもってこいだろう」
「あ…。うぅぅっ」
凛々子は苦悶の声をあげて耐えることしか出来なかった。女性器に一度侵入されたせいなのか、下半身から完全に力が抜けてしまい、もう、まるで抵抗できなくなっていたからだった。
男は今度こそ、そこを狙ってきた。
先程は肛門が見えにくいと言われて、台の上で屈曲位にされたが、今度は上体が倒れているために、肛門も剥き出しだったのだと、今になって気がつく。
「や、やめて…」
ようやく言葉が口から出たが、ひどく弱々しくて、まるでやめてではなく、やってくださいと言ってしまったかのようだった。
しかも、ご主人様に
肛門
を使用された時は、事前に先輩奴隷さんが指を入れたりしてほぐしてくれたのだ。にも関わらず激痛に死にそうな思いをした。
「大河原先生の巨根に比べたら、僕のなんてかわいいものだから」
凛々子の
慄
きなど意に介さず、のんびりした口調で男は言う。
そして。
ずん。
という衝撃で、男の亀頭部分が凛々子のお尻に完全に侵入したのがわかった。
「そこが入れば、もう大丈夫よ。さあ、一気に根元まで突っ込んでやってくださいな。フェラの方ももう再開して大丈夫よ」
美奈子奥様の再開指示で、再び男根が目の前に突き出され、やむなく凛々子は大きく口を開いて、一度息を強く吸い込んでゆっくり吐き出す。深呼吸が終わらないうちに、先程までと変わらない硬さと大きさを維持したものが、凛々子の喉を容赦なく襲ってきた。
お尻に入れられたものも、さらに奥を目指してゆっくりとまるで焦らすようにして入ってくる。
でも。
大丈夫だ。
激痛どころか、ほんの僅かの痛みすらないようだ。
「しかも二回目なんだろ。初回は緊張もあるからな。処女好きの男ってのも居るけれど、僕は嫌でね。愉しむためにはある程度訓練されている女のほうがずっといいのさ。ココも、そしてこっちの穴もな」
ココと言う時に性器の土手をぽんと叩かれ、凛々子はびくりとする。
クリトリスにまるで電気が当てられたかのように、強い快感が走った。
「うふふ。ふたりとも構わないからガンガン、ピストンしちゃって。さ、次はどなたのおちんぽかしら。優菜ちゃんが大きくした方がこっちの穴、私が準備した方がお口ということにしましょうか」
やはり美奈子奥様は、これ以降他の男にも凛々子の肛門を使わせ続けるつもりらしい。
男の身体の密着具合から、どうやらゆっくりと侵入してきたものは、凛々子の直腸内にしっかりとその根元まで納まったのだということがわかった。
第四項
おまんこ奴隷凛々子は、肛門も性器としてご主人様及びご主人様の指定される方にご自由にお使いいただきます。
このため、浣腸の常用を義務といたします。
特にご指示のない限り、毎朝自ら浣腸を施し、定められた時間必ず排便を耐えながら自慰を行い、奴隷の肛門が性器であるという自覚と、肛門責めを見世物にされる際に長時間見学者の方に楽しんで頂くことができるよう訓練致します。
奴隷誓約書の第四項は、奴隷への憧れを抱き続けてきた凛々子にも、全く想像することも出来なかった内容だった。自ら誓いをたてるという形式を取っている誓約書とはいえ、全て美奈子奥様を介して指示を受けているわけだが、この第四項に書くべき事柄を聞かされた時の凛々子の衝撃は、並大抵のものではなかった。何しろ浣腸という行為がSMの調教のひとつにあるという知識くらいは持ちあわせてはいたが、そもそもこの年齢まで浣腸というものをしたことすらなかったからだ。
なのに、自分で浣腸をした上に長時間排泄を我慢しながらオナニーをしなければならないというのだ。
それでもその日以来、SM初心者の凛々子にとって、過酷な日課が実際に課されることとなり、きちんと守って今日に至っている。
そのおかげで、今日も自宅を出発する前に浣腸と排泄を済ませ、お尻の中が綺麗であるというのが救いだ。明らかにナマで入れて下さっている男根様を汚してしまっては、申し訳がないからだ。
女の穴三つ、全て性器。
肛門もいつ使われてもいいように、それが奴隷としての心構えのひとつであるという教えが、この誓約の中には含まれているわけだ。


