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奈加あきら:濡木門下の緊縛師、杉浦則夫と海外

奈加あきら(なか あきら、1959年1月4日 – )は、日本の緊縛師である。1959年1月4日、新潟県西蒲原郡巻町(現在の新潟市西蒲区巻)に生まれる。10歳のとき山梨県へ移り、18歳で上京した。飲食、スタジオ、プロダクションと仕事を変えながら、30歳で濡木痴夢男の緊縛を目にして衝撃を受ける。1988年頃にはスタジオとモデルプロダクションの経営を始めていた。1990年頃、マネージャーとしてシネマジックの撮影現場にモデルを連れて行き、そこで初めて濡木の緊縛を生で見る。その後、濡木主宰の「緊縛美研究会」で研鑽を積み、緊縛師となった。1995年9月、緊美研第115回例会で完成した刺青を会員に披露した。以降、シネマジック作品を皮切りに、多くのAVに緊縛担当として参加し、出演もした。

2005年初夏、相模湖畔のビデオ撮影現場で心筋梗塞の発作に襲われ、緊急入院・手術。半年ほどの療養を強いられる。同年9月、英国テレビ局チャンネル5から海外初の取材を受けた。復帰後の2006年6月、ドグマの5周年記念作品『縄・トライアングルレズビアン』で、古民家を丸ごと縛り上げるインスタレーションのような緊縛を披露する。

2008年1月、横浜のストリップ浜劇で友田真希と初の緊縛ライブを行う。同年、監督・夢流ZOUと組んで緊縛レーベル「夢流想倶楽部」を設立した。2009年3月、女性限定イベント「雨宮まみのエクスタシーサミット」に出演。2009年からは緊縛写真家・杉浦則夫のメイン緊縛師を務める。2010年、愛染恭子引退作となった団鬼六原作『奴隷船』(金田敬監督、新東宝)に出演し、緊縛指導も担当する。2011年3月、写真集『責め縄絵巻:緊縛師・奈加あきらの世界』(サニー出版)が発売。同年6月、第一回『縄奈加會』を開いた。2012年9月、「サディスティックサーカス2012」に紫月いろはと初出演。2013年2月、緊縛指導した『R-18文学賞vol.1 自縄自縛の私』が公開。同年4月、ロシアの『MOSCOW KNOT』に招待され、初の海外出演。ここから「Naka Style」の呼び名が欧米側に定着していく。

2014年11月、『奈加あきら緊縛写真集(DVDつき)』(写真・佐藤恵里沙、大洋図書)発売。2016年7月、ドキュメンタリー『牡丹の囁き』(監督 Vincent Guilbert)の上映会でトーク出演した。経歴の細目の多くはこの映像を根拠に語られる。2018年3月、『新潮45』3月号に取材記事「緊縛師として生きる」が載る。同年5月、『週刊SPA!』で「空前の緊縛ブーム到来! 外国人が殺到する繩師」として紹介された。2019年2月、阿佐ヶ谷ロフトAで30周年祝&還暦祝トークライブを開催。神田つばき、三代目葵マリー、友田真希、川上ゆう、紫月いろは、森下くるみ、夕樹舞子らが並んだ。2021年3月、秋田市にピザハウス「PIZZA NDANO」をオープン。2025年2月、花房観音著『縄 緊縛師・奈加あきらと縛られる女たち』(大洋図書)が半生を一冊にまとめた。Naka Style と呼ばれるのは、責め縄の見た目が欧米側で一つの型として流通し始めた、ということだ。

BDSM → ボンデージ → 緊縛師