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兄嫁は二十八歳 · 第五章 果しなき情欲 ~ 第六章 艶かしき狂態

兄嫁は二十八歳 第五章 果しなき情欲 ~ 第六章 艶かしき狂態 (3/5)
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第五章 果しなき情欲

温泉三昧の北海道旅行に、志津江は大満足だった。元来がのんき者の志津江は、旅行中に起きた長男の嫁と次男坊の恐ろしい関係に、まったく気づかなかった。

大樹は旅行中に、美登利を五度も抱いていた。志津江が買物に部屋を出たり、フラリと温泉に入ったりする、ほんのちょっとした時間にあわただしく行なわれることが多かった。それでも大樹にとってはこのうえもなく楽しい時間であり、兄嫁が頑強に拒否しないようになると、帰京してからも、家の者の目を盗んで同じような時間が持てるものだという確信を抱いた。

しかし、いざ東京の生活に戻ってみると、そう簡単に大樹の望むような状況にはならなかった。

第一に、やはり周囲の人の目が気になる。第二に、美登利が大樹と二人きりにならないように絶えず用心をしていた。

母も兄も昼間は仕事に出てしまうから問題はないのだが、お手伝いの梅子の存在がどうしても邪魔になる。梅子をどうすればいいか。それを考えていたある日の午後、珍しく佐伯忍から電話があった。忍は大学を休んで従姉たちと沖縄にある別荘へ行っていたのだが、たいくつして一人で先に帰ってきたらしい。

「ねえ、これから会わない?」

「そうだね」

大樹は、美登利との関係が狙い通りにいかないことで苛々していた。夜になれば、兄夫婦が抱き合っているに違いないと思うと、苛立ちは募るばかりだ。

久しぶりに忍を抱いてやろう……。

大樹には、以前と違ってセックスに関して少し自信らしきものが芽生えていた。テクニックが上昇したと思う。美登利に挿入しても、前のように簡単には爆発しない。美登利と体を繋げることが目的だった最初の頃とは違い、美登利を少しでも歓ばせてやろうという意欲が、テクニックを高めることになったようだ。

忍とは新宿のゲイバーで待ち合わせた。それは、大樹のたてた作戦の一つだった。

ゲイバーの男たちは話術が巧みである。客を大笑いさせながら、上手にアルコール類をすすめる。客は、笑ったり騒いだりしているうちに自分の酒量を忘れる。

それに、ゲイの連中がいやらしいことを言っても、普通の人が言うほど露骨に聞こえない。そのくせ、下ネタ話には核心を突く鋭さが含まれているから、ときにはドキンッとすることもある。

忍は、先に来ていた大樹の横に座ると、小声で耳打ちした。

「変なところを知ってるのねえ」

そのくせ、興味津々といった表情で店内を見まわし、話上手なママの猥談に耳を傾け、ときには大声をあげて笑い転げている。

いい傾向だぞ……。

大樹は内心ほくそ笑んだ。

途中でトイレに立つと、すぐにママが熱いタオルを手にしてついて来た。小用をすまして手洗い場に出てくると、そこにママが立っている。

ママといっても実際は男である。大樹よりも大柄なママは、真剣な表情で耳打ちした。

「あの娘と一発やるつもりでしょう?」

素直にうなずけず、無言でママの顔を見た。

「わかってるとは思うけど、一発抜いておくといいわよ」

そう言って、やにわにママはズボンのファスナーを引きおろし、じかに大樹のペニスを握った。それはまさに、あっという間の出来事だった。

ママはそのまましゃがみこむと、萎びたペニスをいきなり口に咥えた。不思議だった。咥えられただけで、染みるような快感が噴きあげた。発射するまでに三十秒とかからない。

ママは大樹のスペルマを一滴残さず呑みこむと、少し冷たくなりかかっていたタオルで、縮んでゆくペニスを拭き清めた。

男にフェラチオされ、射精した気恥ずかしさを隠して、大樹はママと一緒に手洗い場から出た。誰も二人に視線を向ける者はいない。わずかな時間が流れただけだった。何も変わっていない。

忍は御機嫌に酔い、ゲイの一人にそそのかされて、デュエットでカラオケを歌っている。適度な酔いが、むしろ絶妙のフィーリングを生みだしていた。

忍と肩を並べて店を出るとき、ママがこっそりウィンクを大樹に送った。照れくさかったが、大樹も片目をつぶった。

繁華街の片隅にあるラブホテルは、なかの造りが凝っていた。それに広い。

大樹は部屋の明かりを煌々と点けたまま、忍の衣服を一枚一枚脱がしていった。忍は少し足もとをふらつかせながら、されるがままになっていた。

ブラジャーをはずすと、そこだけ雪の肌のように真っ白な乳房が、勢いよくブルンッと震えながら飛びだした。

「ああ……なんだかとってもいい気持ち」

忍は歌うように言った。

大樹が、細い紐状になったパンティの縁に手をかけた。忍がゲイバーで歌った唄をハミングしながら、さながらストリッパーのように腰を振った。

大樹はパンティをゆっくりおろして足もとから引き抜くと、わざと目の前で股布の中心部分をひろげた。

「いやだわ。悪趣味ねえ」

「湿ってるぜ」

「あのバー、暑かったもの」

「嘘つけ。ママのいやらしい話で感じたんだろう」

大樹はトイレでの秘密の行為をおくびにも出さずに、目の前の生温かい恥毛の温床に唇を押しつけた。汗と得体の知れない分泌物のこもった匂いが、大樹の鼻腔をくすぐった。

「ねえ、シャワーを浴びたいの」

「だったら一緒に入ろう」

大樹は、いつものように重苦しい欲望を感じなかった。けれどもペニスはとうに硬く膨らんでいる。

大樹もその場で素っ裸になると、忍の手をとって浴室に入った。十畳はあろうかという浴室の片隅に、マッサージ台のようなものがあり、その上にマットが敷いてある。すぐ横の壁面に、シャワーの栓がついていた。

「面白そうだな。ノブ、寝てみろよ」

忍が素直にマットに横たわった。すべてが丸見えである。酔いと、ゲイバーでの卑猥な会話が、忍をいつもより大胆にさせていた。

大樹は、少し汗ばんだ忍の裸身にかがみこむと、上から下に向かって唇を這わせていった。

「ねえ、シャワーで洗って」

体と同様、いつしか忍の声も湿っていた。

「この匂い、おれは嫌いじゃないよ」

「だってェ……汚いじゃないの」

大樹はそのまま忍の割れ目を舐めた。複雑な匂いと味が舌に伝わった。

「いやよ、いやっ!……ねえ、洗ってからにして」

そう言って腰をよじっているものの、突き放すほどの力はない。大樹が無視して肉の裂け目を舐めつづけると、いつしか切ない喘ぎ声をもらし、くねくねと裸身を震わせはじめていた。

愛液の湧出はいつもより激しい。忍が異常に興奮していることは明らかだった。久しぶりに会ったからなのか、ゲイバーという特殊な雰囲気の場所がそうさせたのか定かでないが、ともかく忍は昂っていた。

大樹は内心でゲイバーのママに感謝した。ガツガツする気分にならない。冷静に忍の肉体の変わりようを見ていられる。

いつもなら、忍の愉悦する姿を見せつけられると、すぐにでも体を一つに繋げたくなってしまう。それなのに今夜は違う。落ち着いていられる。だからといって性的欲望がないわけではない。むしろ欲望は強いかもしれない。だが、自分の欲望の処理はいつでもできるという安心感が、余裕を生みだしていた。

自分の欲望の処理よりも、まずは忍を徹底的に歓ばせてやりたいという気持ちのほうがはるかに強い。忍の乱れた姿を見てから繋がればいいという気持ちだった。

忍は執拗な舌の動きに完全に翻弄された。嵐が体のなかを吹き抜け、官能の炎が疼く女陰を焼きつくそうとしていた。粘っこい愛液が絶えず体の奥から溶けだして、体の内側が今にも抜け殻になってしまいそうであった。

大樹の愛撫は決して巧妙ではなかったが、ともかく熱心で辛抱強かった。忍の女の性は、心地よくその愛撫に反応した。

女陰の上から下まで、大樹の舌は念入りに巡った。鋭い快感が走ると、五体におののきが走り、知らないうちに呻き声をもらしていた。

大樹はいつものように指を使わなかった。舌だけなので、その柔軟さがかえって忍にはたまらない。切なさが増すと、ぬめりが多くなる。それを男の舌が啜る。するとまた、切なさが増幅する。その繰りかえしであった。

「触って……舌だけじゃいやっ!」

とうとう忍の性に飢えた本性が、はしたない願望を言わせた。

「たまらなくなったのかい?」

大樹はそれを忍の口から聞きたかった。

「そうよ。その通りだわ……ああっ、もうたまらないの。早くいじってェ!」

内心で快哉を叫びながら、大樹は舌を後退させ、指を使った。淫汁に濡れそぼってヌルヌルになったクリトリスを人差し指と親指で優しくつまみながら、鼠蹊部の窪みを別の指先でサワサワと掃いた。

「あああっ……あっ、もう駄目」

忍は押し殺した声で呻き、身をよじった。

歪んだ淫裂から濃厚な愛液がトロトロと溢れでる。大樹は舌先ですくっては呑みこんだ。二本の指は蜜壷に漬かったように、ねっとり濡れている。

「いいわァ……いつもよりずっといいの。どうしたの?……体が、今にも溶けてしまいそうだわ……あっ、あああっ……それ、気持ちよくってよ」

ブリッジ状に、はしたないほど腰がせりあがる。

「したくなったかい?」

「ええ、さっきからずっと……でも、もっと舐めてッ……ああっ、もうイキそう」

その声を耳にした大樹は、果たして指や舌だけでイカせることができるのかと、本気で考えた。忍の昇天する表情を、冷静な目でじっくりと見てみたい気もする。女の悶える姿を見るのも悪くないものだ、と大樹は思った。

膣口から流れだした淫水は、会陰部の紅褐色の肉裂からさらにヒップの後ろにまで滴り、マットの上に大きなシミを作るほどになっていた。

「ああっ、ああああっ!」

忍はもう、よけいなことを言わなくなっていた。ぐんぐん増大する暴風雨のような快感に耐えるのがせいいっぱいで、何かのきっかけさえあれば一挙に押し流されて、絶頂に達するのは目に見えていた。

「ねえ、私にも触らせてェ」

忍はそう言って、もの欲しそうに両手を伸ばした。

しかし、大樹は応じなかった。膨張しきったペニスを女の手に委ねれば、またぞろだらしなく爆発してしまうに違いない。もうそんな愚は避けねばならない。つらいことだが、忍には愛撫させまいと心に決めていた。だから大樹は自分に非情なように、忍にも非情になれた。

「自分のおっぱいでもいじってろよ」

「ああン……」

望みがかなえられず、忍は一瞬拗ねた表情を見せたが、すぐにその言葉通り、両手を乳房にあてがうと、思いきり揉みしだきはじめた。それはとりも直さず、忍自身の性に対する欲望の強さを物語るものだった。

「ねえねえ、もう我慢できないの……早く入れて! 入れてよ!」

しかし、忍の要請に応えたのは大樹の指だった。大樹は中指と人差し指をこねるようにして粘膜の間に押し入れる。多量の愛の蜜が優しくくるんで、侵入を容易にする。

「あううッ……あーッ」

ともかく硬い異物が入ってきたことで、忍の飢えは一時的に満たされた。忍は何度も充足の声を放ち、まるで二本の指と交接するように腰を上下に振りたてた。

大樹はてのひらを上に向けて、二本の指を鉤形に食いこませると、いつか週刊誌で読んだことのあるGスポットと思われる膣の上側を、こそぐように指先で撫でた。それがどこにあるか見当もつかなかったが、とにかくメチャクチャに指を動かしているうちに、忍が激しく身悶えしてのけ反りはじめた。

二本の指に、ひどく生温かいものが浴びせられた。それは増量した愛液にほかならない。

「イキそう!……あああっ、もうたまんないの! どうしよう……ハアン……」

すさまじいまでの感覚に突きあげられた忍の全身からは汗が噴きだし、きつい性臭が漂った。

とうとう忍に限界が訪れた。オルガスムスを味わいたいという気持ちが生じると、もう歯止めはきかなかった。忍の体の奥深いところで、女の歓びの渦が巻き起こった。

「ああっ、イクわ……イッちゃうーッ」

忍の全身が、頭とかかとを支点にしてブリッジ状に浮きあがったとき、大樹の指はものすごい力で締めつけられた。

周囲のざらついた膣襞がブルルルッと痙攣するのを感じた大樹は、今までとはひと味もふた味も違う歓びを味わった。

指だけで忍をイカせてやった……。

そのことが不思議でもあったし、うれしくもあった。

ぐったりと弛緩した裸身から指を抜くと、奥に溜まっていた愛液が湧くように流れだした。膣口は、まるで金魚の口のようにパクパクと動いている。何かが欲しくてたまらないという風情にそそられて、大樹は唇をすぼめると、蠢く赤貝の割れ目に押しつけ、チュウチュウと音をたてて吸引した。

「ああっ、気持ちいい……」

幼児のように甘ったれた声をもらし、忍の体がまたもピーンと突っ張る。途切れることのない性感が、忍をまたも金色のまばゆい世界に引きずりこもうとしていた。新たなオルガスムスを求めて、若い肉体は走りだした。

大樹は、自分の行為で忍がこんなにも感じてくれることが信じられなかった。なにしろ初めての経験である。男としての自信が生まれた。

吸うだけでは面白くないので、今度は舌をすぼめて膣のなかに押し進めた。肉裂のビラビラがよくわかる。それを無秩序に擦ると、いきなり忍が強い力で頭を抱えこみ、「あああっ……フーン!」と叫ぶや、全身を硬直させて痙攣し、すぐにガクッと力つきたようにおとなしくなってしまった。

また昇天したのか!?……

大樹は、長々と伸びた忍の四肢を眺めた。下腹のあたりが忙しそうに上下動を繰りかえし、恥毛の貼りついた陰阜の下に切れこんだ秘溝からは、透き通った愛蜜がトロリトロリと外に流れでている。

「イッたみたいだね?」

大樹が勝ち誇ったように聞いた。

忍は、本当に今日の自分はどうかしていると思った。だが、同時にまた大樹も、いつもとまったく違うと思った。せっかちにならず、愛撫一辺倒である。なかなかインサートしようとしない。

忍は前戯の楽しさを充分に味わったが、これから先も大樹次第だと思った。早くあの硬くて長大なペニスを、それを求めてやまない柔肉に埋めてもらいたい。けれども、まだまだ前戯の素晴らしさを、たっぷり味わっていたい気もする。選択に迷う、焦れたような気分は、悪いものではない。

「入れたいかい?」

大樹が聞いてきても、忍は簡単に同意しなかった。インサートしてしまえば、あとは最後の瞬間を求めるだけである。前戯なら小さいオルガスムスを何度でも味わえる。少しぐったりとしていたが、まだ最終的な愉しみを迎えたくない気分のほうが強かった。

「あなたのいいようにして」

こうして、いつもは男をリードする忍が、大樹に主導権を委ねた。

大樹は、今度はなかなか女の中心部に触れようとしなかった。鼠蹊部を撫でたり、内腿に手を差しこんでさすったりしているだけである。忍の期待をわざとはぐらかすように、指先をスーッと遠去けてしまう。

これまでにさんざん嬲られ、すっかり貪欲になっている女陰は、今まで以上の愛撫を求めて疼きっぱなしである。それなのに、大樹は少しも応えてくれない。ただ単調なやり方で、女陰周辺の皮膚の表面をソフトに触っていた。

焦りが忍の内部に生じた。ジリジリする。それをなんとか我慢した。だが、気持ちは我慢できても、体がいうことをきかない。自然と男の舌や指を求めて、いやらしく反応する。

大樹は忍の表情を、ニヤニヤしながら眺めた。こんなに余裕があるのが、自分でも不思議だった。しかし、今は余裕があっても、いざ本物を挿入したらどうなるか。それが唯一の不安といえば不安でもあった。

ともかく今を一生懸命やろう。大樹はよい方向にものごとを考えて、さっきから間歇的に震えている忍の体を、腰の部分から太腿をかつぐようにして折り曲げた。そして、浮きあがった忍のヒップの下に素早く枕をあてがった。

V字にひろがった太腿の付け根に、真一文字に刻まれた割れ目がパックリと顔をのぞかせた。周囲を彩る卑猥な黒の縁どりに目を細めながら、大きく露出した肉の突起を舐める。忍が顔を激しく左右に振って、媚液をトクトクと垂れ流した。いい気持ちになっていることは間違いなかった。

脚を投げだしているときは女陰の前の部分しか見えないが、体を二つ折りにすると、クレヴァスのすべてが露わになる。可憐な表情に似合わぬ雄大さに、大樹は一瞬、圧倒されたものの、それが女なのだという現実を頭に叩きこんだ。

大樹はふと、美登利のことを思い浮かべた。兄嫁とて例外ではない。

今度は美登利さんに、忍と同じようなことをたっぷりとやってやろう……。

大樹は予行演習のつもりで辛抱強く忍の女体に舌を這わせ、指を遊ばせた。

とうとう忍が泣きだした。肉の歓びと切なさを、これほど痛切に感じたことはない。どうしてなの? なぜ今日に限ってこんなにすごいの? と心のなかで驚嘆し、大樹に対する認識をすっかり改めて、いつ終わるともしれない執拗な愛撫に耐えていた。

「キャーッ!」

いきなりざらついた舌が、後ろの肉のすぼまりを襲った。大樹がそこを積極的にターゲットとしたのは初めてだっただけに、忍の受けた衝撃は底知れぬほど大きかった。

汚いからやめてッ!……

その言葉が喉にからまって出てこない。いきなり与えられた快感の深さが、それを阻んだのだ。まったく経験したことのない新しくて強烈なうねりが、女の一番恥ずかしいアヌスから生じて、一挙に五体の隅々にまでひろがった。

大樹ははっきりと見た。舌をアヌスの上で遊ばせていると、すぐ目の前に、女の大事な秘口が位置している。その粘膜が生きた貝さながらに、ぬめぬめと触手を動かし、ピラミッド型に膨らんだクリトリスは爆発寸前のマグマの詰まった火山のように震動していた。

「ああっ、死んじゃうゥ……やめて! 怖いの……いやっ!」

新たな官能の大きなうねりが、忍をまた一段と高い快楽の世界に押しあげようとしていた。震えおののきながら、次から次へと湧いてくる快感の波に揺さぶられ、忍は三度目のオルガスムスを予感した。

皺々の粘膜を分けて、あろうことか舌先が、アヌスの奥に入りこもうとしていた。

「うーっ!……駄目!」

異質な快感が一挙に忍を高みへ追いやった。

「あーっ、ああっ、ああああーん!!」

大樹は、膣口からドプッと愛液が噴くのを間近に見た。長く尾を引くよがり声は、完全に忍が頂上に達したことの証しであった。

大樹は神秘的ともいえる女の正体を、垣間見る思いがした。男は一度の放出で虚脱したようになってしまうが、女は本人さえその気ならば、ほとんどエンドレスの状態で快楽を享受できるのではないか。それは神秘であり、脅威であり、不可解な生物でもあった。

大樹はマットの上を洗い流した。ぬるま湯がひたひたと忍の股間にかかると、それだけで忍の体はひくつき、ときには弓なりに反りかえる。

「こんなことでも感じるの?」

「みんな……みんな感じる……本当に死んじゃうかも……」

忍は途切れ途切れに訴えた。

尻肉の当たるマットの部分は、今洗い流したばかりなのに、もう新しい愛の露で濡れている。しかも、後になればなるほど粘り気が増し、匂いがきつくなっている。

女の体のなかは、愛液で満たされているのだろうか……。

大樹は本気でそんなことを考えながら、またしても長い舌を突きだして粘膜をねぶり、媚液を啜った。

「入れてェ……入れてったらァ」

忍の声はかすれて、ほとんど聞きとれなかった。それだけに、かえって真実味がこめられていた。

「指をかい?」

大樹はわざとらしく聞いた。

いったいいつから、おれはこんな余裕を持つようになったのだろう……。

自分自身がおかしかった。

「いやよ、いやッ!」

そのときだけ、忍は断固として言い放った。

忍が望んでいるものがなんであるか、大樹は充分すぎるほどわかっていた。

「じゃ、何を入れるの?」

わざとからかうように言い、指先で充血して腫れぼったくなっている陰唇をくすぐった。

「あなたの、アレよ……」

さすがに恥ずかしいのか、忍は曖昧な表現しかできない。

「アレって?」

大樹のとぼけた声が、忍には恨めしい。

「あなたよ……あなたを入れてったら!」

声が苛立った。

「はっきりと言ってくれないかな。よくわからないんだ」

ここまでくれば、何がなんでも卑猥な言葉を言わせたかった。

「ああー、お願いよ……入れて、早く入れて」

忍の声は哀願調に変わっていた。

「だから、何をだよ」

悠長な口調は、忍の苛立ちをさらに増幅させた。

「知ってるくせに!」

「さあ、わからないよ」

その間にも、指は濡れぬれの花芯をいじりつづけている。切なさ、やるせなさは募るばかりであった。

「あなたの……」

そこまで言って、忍は息をつめた。

「何?……」

「……魔羅よ! 入れて! あなたの魔羅をちょうだい!!」

大樹は、予想もしなかった忍の言葉を耳にし、カーッと体のなかに火がつくのを感じた。忍のような上品な女が決して口にするとは思っていなかっただけに、衝撃は大きかった。

おれたちだって、滅多に使わないというのに……。

それだけに、ショックは受けたものの、歓びもまた大きかった。

大樹だけでなく、忍自身も我れ知らず口走った淫らな言葉に仰天した。今まで忘れていた羞恥心が甦った。しかしそれも一瞬のことで、なんとも言えない爽快感が忍を包みこんだ。押しこめられていた欲望が、そのひとことで一挙に膨らみ、外に向かって爆発した。

「早くして! 私のなかに硬いのを突っこんで!」

忍は両手で陰唇をつまみ、左右にひろげた。

思わぬ行為に大樹は目を輝かせた。とうとうそのときが来たと思った。大きく開いた両脚の間に膝立ちになると、忍が朦朧とした目を開けて屹立を見た。

裏側を見せて、ペニスはピタリと下腹に貼りついていた。先端から垂れた露が、蛇腹のように段々のついたペニスの裏側を伝って、二つの胡桃を包んだ袋まで濡らしている。

「それよ……それ、欲しいの!」

忍が待ちきれないようにスーッと手を伸ばした。

大樹が前傾姿勢をとったので、しなやかな五本の指は節くれだった肉茎をしっかりととらえた。大樹が忍にじかに触られたのは、ホテルに入ってから初めてだった。ここまで引き伸ばしてきただけあって、いつもより快感の度合いは大きかった。

忍が手応えを楽しみながら、引き寄せた。

「大きいわ……とっても大きいわ」

忍にしても、さんざん待たされただけに、そう感じるのも無理のないことだ。

痺れに耐えながら、大樹は細く伸びやかな忍の指が、自分自身のむくつけき肉の帆柱に絡みつくのを眺めていた。それはワクワクするような卑猥な構図であった。

忍は恥を捨てて挿入を望んだくせに、すぐには入れなかった。自分の手で支え持ったペニスを、興奮のために外側にめくれかえってしまった花びらにスースーと撫でつけ、ときにはすっかり剥きだしになったクリトリスに押しつけたりもした。

その姿を真上から眺めながら、大樹は女の欲求の強さ、深さをしみじみと感じとった。兄嫁だって例外ではないという思いが頭のなかをよぎった。

闘志が湧いた。男は耐えることが必要なのだと、心の底から思った。

「あーっ、たまんないわ……今日のあなた、なんて素敵なの」

忍は歌うように言うと、少し強い力で肉茎をたぐった。

大樹は求められるままに、ゆっくりと押した。ぬるま湯のような感触に、思わず呻き声をあげた。柔らかい肉唇が優しくペニスをくるみ、奥へ奥へと誘った。

忍は、硬いペニスの到来に嗚咽した。ズルズルと擦られる感じがたまらない。

「いいわ!……いいわ。とってもいい!」

うわごとのように言いつづけると、快感曲線は触発されたようにぐんぐんと上昇する。

大樹は噴出をかろうじて堪えていた。ゆっくり抜き差ししながら、二人の繋がっている部分を凝視した。

「ほら、見るんだ……見てみな」

確かに、忍にも見てもらいたいほど素晴らしく、いやらしい光景だった。

忍は頭をもたげて、大樹の視線の方向を見た。

「ああっ、すごい……」

ベトベトに濡れた肉柱の表面には、色とりどりの血管がクモの巣さながらに縦横に走っていた。それがゆっくりと花びらを巻きこみながら己れの胎内にめりこんでゆく。

「あああ、あなたの魔羅を食べているわ」

我れ知らず叫んだ言葉に、忍はひどく興奮した。

「その通りだよ」

めまいを起こしそうになりながら、大樹もまた口走った。

「ノブのオマ×コに食べられている!」

「……言って! もっと言って!」

忍が狂気のように叫んだ。二人の恥骨が音をたててぶつかった。

大樹にはもう余裕はなかった。本能のおもむくままに、二人は大腰を漕ぎ、痺れる粘膜を擦り合った。

やはり、長くはつづかなかった。

「あっ……出ちゃうよ」

大樹が弱音を吐いたのは、このときが最初で最後だった。

「待って……待って!」

忍が夢中で両脚を絡めて腰をしゃくった。そのとき、待ちきれないように樹液の噴出がはじまった。

「あああっ……イクわ。イクーッ!」

完全とはいえないまでも、それまで十二分に高められていた忍は、膣内に次々とほとばしる歓喜のしるしを感じて、一気に頂上に駆け昇った。

括約筋の収縮でペニスは心地よく絞られ、最後の一滴を吐きつくすと、大樹は死んだように忍の上に沈んだ。女性器は、小さく萎えた肉茎がポロリとこぼれ落ちるまで、そこだけ別の生き物のように蠢きつづけ、絶えることなく淫汁を滴らせるのだった。

第六章 艶かしき狂態

短期間のうちに大樹が大いなる変貌を遂げたことに、忍は驚嘆した。

こうなると、以前のようにおろそかにできない存在として、心のなかに認めるようになった。それが態度になって現われる。何かにつけて大樹との接触をはかるようになった。

しかし、それは大樹にとって迷惑なときもあった。会えば抱きたくなる。実際に、若い体は絶えず女体を求めるから、抱いてしまう。けれども忍が甘えて毎日のように抱かれたがると、逆にわずらわしく思うのも事実なのだ。大樹にとって今は、忍よりも兄嫁の美登利のほうが気がかりだった。

五日がすぎ、十日がたつと、大樹はなんとしてでも美登利を抱きたくなった。そこで一計を案じた。

大樹は歌舞伎座の昼の部の前売券を買った。それも花道に近い特等席である。朝いつものようにやって来た梅子は、大樹からチケットをもらって小躍りした。だが、当日に限り有効としてある。

「あら、これじゃ無理ですよ。今日はお休みじゃないんですから」

「大丈夫だ。おふくろにはちゃんと言っておいたから」

「本当ですか」

梅子の目が輝いた。

「本当さ。さあ、行った行った」

「皆さんにお礼を言わなきゃ」

「そんなこといいよ。おふくろはもう出かけちまってるし、美登利さんは近所へ買物。ぼく一人でのんびりしてるから」

「本当にすみませんですねえ」

梅子はいそいそと出かけた。昼の部は十一時半に開演だから、充分に間に合う。

大樹は、美登利があと一時間もすれば帰ってくると計算した。温泉へ行ったときの興奮が甦った。

浴室に入って、シャワーを浴び、念入りにペニスを洗っているうちに、すぐに勃起した。

ちょっと早いけど、一発抜いておくかな……。

美登利を満足させるまで耐えるには、一度か二度、事前にエネルギーを放出しておく必要がある。美登利の乱れる姿を見たかった。兄のように、とことんよがり泣かせてみたいと痛切に思った。

大樹は事務的にエネルギーを放出した。面白味も快感もほとんどないが、白い噴出が終わると、気分がずっと楽になった。

こいつが、最後まで持続してくれればな……。

大樹はのんびりと時間をすごしてから、ゆっくりと浴室を出た。

それから十五分ほどたった頃、門扉の開く音がした。大樹が応接間のカーテンの隙間から表をのぞくと、美登利が玄関のドアにキーを差しこんだところだった。美登利は梅子がいるものと思っているはずだ。

「ただいま」

玄関でのんびりした声があがった。

大樹は、二階の兄夫婦の部屋に先行した。美登利はまず台所へ行くだろう。その後で部屋に入り、着替えをするに違いないと読んだ。

「梅子さん……小母さん、どこにいるの?」

そんな声がし、すぐに階段をあがってくる足音が聞こえた。

美登利は部屋に入るなり、小さな悲鳴をあげた。誰もいないと思っていたのに、そこに大樹がいたからだ。

「お帰りなさい」

大樹は気さくに声をかけた。美登利の表情には、濃い警戒の色が滲みでていた。

「……何か用なの?」

他に言うべき言葉が見つからない。

「わかってるくせに……」

大樹の言葉の意味は単純明快である。

美登利はそのまま部屋を出ていきかけた。

「誰にも言ってないよ」

大樹は温泉での出来事が、まだ二人だけの秘密だと言外にほのめかした。

「私は……暴力に負けたのよ」

美登利はあくまでも弱い被害者であることを強調した。

「だから、もう忘れてください」

「それは無理だよ。忘れたくたって、体が忘れてくれないもの」

大樹は自分ながら、変な理屈をこねるものだ、と内心で苦笑した。

「私たちの幸せを壊さないで!」

美登利の哀願は、大樹の不敵な笑いで一蹴された。

「お願いよ。私たち、あと一カ月もしないうちに、また外国へ行かなきゃならないの」

「知ってるさ。だからこそ、美登利さんのすべてを体で覚えていたいのさ」

「もっと若い素敵な恋人を見つけて。大樹さんなら、きっと見つかるわ」

大樹の脳裏に忍の裸身が浮かんだ。

「義姉さんが一番なんだ」

大樹はわざと、「義姉さん」と呼んで、親しみと二人の絆の深さを匂わそうとした。

「ああ、恐ろしいわ……あなたは私のことを愛しているわけじゃないのよ。ただ、体だけが欲しいんだわ」

「それでいいじゃないか。義姉さんだって、愛してもいないぼくに抱かれて少しは感じたはずだ。そうだよ。そうじゃなかったら、この前みたいに濡れるわけないもの。ね、そうじゃないか」

美登利は絶望的な表情で相手を見た。確かに義弟の言う通りなのだ。北海道での夜の思い出が甦った。しかし、気持ちはますます惨めになるばかりだ。

「女は……誰でもあんなことをされれば……女は弱いものなのよ!」

「そうかな」

大樹はわざとせせら笑った。論理的にも有利に立たなければならない。

「義姉さんにもその気があったから、あんなに濡れたんじゃないのかな」

「やめて!」

この場を一刻も早く逃げだしたい。美登利は、廊下に飛びだそうとした。だが、大樹の身のこなしがはるかに早かった。あと一歩というところで美登利は手首を掴まれ、強い力で引き戻された。はずみをくらった美登利は、スカートの裾をひるがえして派手に転んだ。

真っ白な太腿の付け根を覆うピンク色のパンティが、鮮やかに大樹の目に飛びこんできた。近所の商店街へ出かけたからなのか、普段着でパンティストッキングをはいていない。

美登利は顔をしかめて立ちあがろうとした。大樹が飛鳥のように飛びかかると、まくれあがったスカートのなかに首を突っこんだ。

「いやっ!」

美登利は必死になって蹴りあげようとする。しかし体の重みをかけられているので、思うようにならない。手でポカポカと殴ったものの、そんなことでひるむような大樹ではなかったし、不自由な格好で叩いたので、大した効果もあげられなかった。それに、美登利は梅子が家のどこかにいるものと思っている。物音をたてるといつ梅子がやって来るかわからないという恐怖心から、動きにも遠慮がちなところがあった。

そこがまた、大樹のつけ目でもあった。大樹はこの時点で勝利を予感した。大樹は腰にぴっちりと貼りついたパンティを引きおろそうとした。そうはさせじと、美登利が縁を掴んで引っ張りあげる。伸縮性の強いパンティがゴム膜のように伸びきると、隙間から恥丘を彩る淡い陰毛が垣間見えた。

大樹は、おとなしく体を開かれるよりも、争いの果てに女を抱くことに興味を覚えた。いじめるつもりはないが、なぜかサディスチックな昂りを感じるのだ。

パンティがビリビリッと音をたてて、無惨に引き千切れた。美しい肢体にまとわりつく一片の布切れに、大樹は今まで感じたことのない色気を見つけだし、思わずゾクッと震えてしまった。そのまま下腹部に貼りつこうとした。だが、美登利が激しく腰を揺さぶるので、思うようにならない。

サディスチックな感情がそのまま尾を引いて、大樹はいきなり人差し指と中指をまとめて秘口の花びらに突きたてた。

「あうっ!」

まだ準備のできていない女陰に鋭い痛みが走った。狭小な柔肉は、なかなか指の侵入を受けつけない。

「クソッ!」

大樹にいつもの優しさはなかった。グリグリと押した。強い抵抗感に阻まれながらも、かきまわすように捻じこもうとした。

その無分別なやり方に美登利は怒りを覚えた。しかしどうすることもできない。

「やめて! 痛いわ……お願い」

美登利が叫んだとき、偶然にもてのひらの一部がクリトリスを直撃した。美登利の息が弾んだ。痛みと快感が女陰の上で交錯した。

大樹は女体の微妙な変化をすぐに察知した。その瞬間から強引さが消えた。

美登利にも明らかに変化が起きた。何も言わなくなったし、抵抗力も急激に衰えた。両腿からも力が抜けてゆく。

ようし、いい傾向だ……。

大樹に自信らしきものが甦った。膣奥に入りこんでいた二本の指先に、滑らかな蜜液を感じた。そのぬめりが指の活動を容易にした。大樹は女の肉体の神秘さを思い知らされた。体と心はまったく別の個性であることに気づいた大樹は、これからは、女が口先でどんなことを言おうとも信じまい、と思った。体のほうがずっと正直だということを、大樹は兄嫁の肉体によって学んだのである。

美登利は自分自身の業の深さを、いやというほど見せつけられ、愕然とした。

「お義姉さん、やっとぼくの指に馴染んだようだね。おつゆがこんなにいっぱい出てきたよ。ほら」

大樹が二本の指を胎内から引き抜いて鼻先へ近づける。さすがに美登利は、いたたまれない恥ずかしさと屈辱感に打ちのめされた。

「気持ちいいんだね。おつゆがちゃんと証明してるもの」

自信たっぷりな義弟の言いように、美登利は、あなたの言う通りなの、気持ちよくってたまらないの、もっとして……と言えたら、どんなに気分がすっきりするだろうと思った。しかし、それは死んでも言ってはならない言葉である。

「こんなことが知れたら、何もかもが壊れてしまうのよ。私とあなただけじゃないわ。この百瀬の家のすべてが……」

「だったら、早いとこすましちゃおうよ」

「ああ……」

美登利は絶望的な声をあげた。けれどもまだ妥協するつもりはなかった。

「お義姉さんがお嫁に来たときは、綺麗な人だとしか思わなかった。でも、ブラジルから帰ってきたときは、正直、胸が痛くなったよ。女として最高の人だと思ったさ。その気持ちが高じたら、もう歯止めがきかなくなってしまったんだ。ぼくは今、悪魔になってる。お義姉さんを抱けるなら、悪魔に魂を売ってもかまわないと思ってる」

「私まで道連れにするのね。あなたは恐ろしい人だわ」

「そうだ! 悪魔なんだから」

大樹は苛々したように叫ぶと、手早くズボンとパンツを脱ぎ捨てた。

もはや逃げる気力は、美登利に残っていなかった。破れたパンティの無惨さは、まるで美登利そのものを象徴しているかのようだった。

気力は残っていなくても、説得すればなんとかなるはずだと思ったとき、大樹の手が露出した下腹を撫でながらずりあがってきた。共布のバンドと、前ボタンをはずされると、ワンピースの前面は左右にはだけ、残っているのはレース地の多いブラジャーだけとなった。

ブラジャーの裾をずらした大樹は、はみだした二つの乳房を愛撫しながら、剛棒を太腿に押しつけ、その存在をことさら知らしめるようにいやらしく腰を振った。

美登利は頑なに心の扉を閉じていた。しかし体のほうは、あちこち撫でまわされるうちに少しずつ反応し、かすかな欲情が女の中心から湧いてきた。

いけないことなのに……。

そう思っても、自分ではもはやコントロールできないところまできていた。肉体だけでなく、冷静でなければならない頭の芯まで痺れてきそうだった。何もかも相手に呑みこまれたら、完全に負けである。

「梅子さんが……来るかもしれないわ」

梅子が歌舞伎座に出かけたことなど露知らない美登利は、彼女を引き合いに出して、大樹の攻撃から逃れようとした。

「だったら早いとこ力を合わせようよ」

大樹の体がずりあがって、美登利のバストのあたりにまたがった。

まさか、この人……。

美登利は、顎の近くでひくつく怒張に恐怖心を抱いて、顔をそむけた。

「しゃぶってくれないか……口でさ」

美登利は目を閉じたまま、激しく頭を振って拒んだ。

「いやっ! いやです。絶対にいやっ!」

「兄貴にしたことないのか」

大樹の、横柄な態度が憎らしい。美登利は無言のまま口を固く閉じた。

「でも、ぼくは諦めないよ」

大樹が上体を前に倒し、ペニスの先端で美登利の下顎のあたりを擦った。

滲みでていた露を感じると、美登利は自分の抵抗が決して長くつづかないことを悟った。所詮、抵抗は自分を正当化するための形式的なゼスチャーにすぎない。

「義姉さん、口を開けろよ!」

美登利は無視した。なおもペニスの先が上下の唇を割ろうとする。

義弟の燃えるように熱い亀頭を唇に感じると、美登利はいけないとはわかっていても、体がそれを求めるように切なく疼くのを感じた。

もうそろそろいい頃だわ……。

美登利は無理強いに負けたように装いながら、いかにも仕方ないというように、ほんの少しだけ唇の間隔を開いた。スーッと男の臭いが入りこんできた。

「ほらほらァ……強情張らないで」

大樹の強引さに押しきられた形をとった美登利は、眉根に皺を寄せて口を開けた。

すっかり充実した一物が、唇をこじ開けながら入ってきた。顔の上で、大樹のフーッと太い溜め息がした。こわばりは口のなかでその力を誇示するように力強く脈打った。

苦しかったので、美登利は太い一物を外へ押しだした。何度かむせて息を整えると、大樹の手が美登利の手をとり、茎の中央を握らせた。

「さあ、ゆっくり擦って」

重く沈んだ声には、すでに快感を取り入れた響きがこめられていた。

「擦りながら袋を舐めてよ」

大樹が少し腰を浮かせた。次の瞬間、ふわりとしたものが唇に触れた。表面には短毛が貼りついているので、チリチリする。

「早く!」

せかせられた美登利は、勇を鼓して一つのボールごと袋を口に含んだ。

「ああ……すごくいいよ」

子供っぽい大樹の声を聞くと、なぜかそれに触発されたように手が動き、舌が這いまわった。

大樹は二倍の快感を得て、いかにも心地よさそうに呻き声をもらした。美登利がハッと薄目を開けて仰ぎ見た。

握り締めているペニスの裏側が、くびれた俵の段々のように見え、いかにも強そうな恥毛の下から、咥えた袋がぶらさがっている。大樹は顔を上向きにして、ハアハアと喘いでいた。

美登利は、自分自身がまるで変態行為をうれしがっているように思えてならなかった。憎悪すべき男に強制されたからといって、ここまでやっていいものだろうか。

ためらいは、すぐに次のような考えによって消え失せた。どうせ最後の最後まで奉仕させられるのは目に見えている。それならばいっそ、あれこれと考えずに、このまま男の欲望を吐きださせてしまえば、それで一つの結末がくるのではないだろうか。

男の生理について、美登利は六年余の結婚生活でよく学んでいる。

放出させることが手っ取り早いと結論づけると、美登利は手と舌を活発に動かした。

それまでに充分に高められていた大樹の筒先から、粘っこい露が現われてゆっくりと滴り落ちた。袋から舌を離し、前触れの露をすくうと、ほんのりと塩っぽい味がする。美登利はまた玉袋をシュパシュパと吸いながら、スピードを速めて怒張をしごいた。

ペニスが極端に膨張し、間歇的にビクビクッ、ビクビクッと震えだした。

「うっ、うーむ……フーッ……うーん……」

大樹の腰の筋肉がピリピリ震えている。

この子、いい気持ちになってる……。

美登利の内部に、年上の女らしい余裕と優越感が生まれた。同時に美登利は、自分の女芯がさっきよりはるかに熱く火照っていることに気づいた。舌打ちしたい気持ちだが、事実は隠しようもなかった。じっとりと潤んでくるのがとてもよくわかる。それは女の性であった。美登利は、無理やりの情交で自分が牝になっていくことに、プライドを傷つけられた思いがした。

てのひらがはじけそうなくらい、一段とペニスが膨らんだ。割れ目の蜜液も増した。

「あああっ、美登利さん……いいよ、とてもいい……フーン……ハァッ……」

牡の臭いが鼻を突いた。いきなりだった。筒先から白い濁り水の塊りが、ピューッと音をたてるようにして噴きあがった。そのすさまじさに圧倒されて、美登利は呆然としていた。

第二、第三……栗の花の匂いとそっくりな噴射は、男の欲望の強さを表わすように、いつ果てるともなくつづいた。

目の上で、硬直していたペニスがゆっくりと力を失って小さくなってゆく。萎えた亀頭の先端から滲んだものが、唇の上に滴った。美登利はすべてが終わったと思った。

大樹が脇にゴロリと横たわった。美登利がノロノロと起きあがると大樹が陰阜の上に手を伸ばしてきた。

「もういいでしょう。人が来るわ」

美登利はまだ梅子のことを気にしていた。

「小母さんは出かけてるよ」

「帰ってきたらどうするの?」

「夕方までは絶対に戻らないさ」

「!?…………」

「芝居見物に行ったんだ」

「あなたがわざと行かせたのね」

「そのほうがゆっくりできるじゃないか」

「…………」

「さあ、これからだよ。お義姉さん」

「ああ、ひどい人! もうそんな呼び方はやめて」

「じゃあ、お義姉さんは自分から二人の仲を暴露する気なの? ぼくは一向にかまわないけど」

美登利は打ちひしがれた。もはやいかなる弁解も通用しないに違いない。一度ならず、何度も義弟に抱かれたことは、否定しようもない事実なのだ。たとえそれが暴力によるものだとしても、他の人に知らしめるべき事柄ではない。

ましてや私は夫を愛し、夫に愛され、幸福の絶頂にあるんだわ……。

自分から、この幸せを放棄する気にはなれなかった。

「上に乗ってくれないか」

美登利は当然のように、激しく拒否するゼスチャーをした。髪の毛が乱れるほど首を振ると、大樹を無視して衣服を着ようとした。

大樹の手が強い力で乳房を掴んだ。

「お義姉さんはどこまでものわかりが悪いんだろうな」

加減もせずに引っぱる。

美登利は顔をしかめて大樹の上に倒れこんだ。唇を合わされたとき、噛みきってやろうかと考えた。義弟の非道な行為に報いるにはそれが最も相応しいと思うのだが、そんなことをすれば、すべての幸せを放棄することになる。仕方なく、押しこまれた舌を受け入れるしかなかった。

こんなことで感じるものですか……という気持ちをさらに高めようとしたとき、大樹の手が股間をまさぐった。そこは、大樹に奉仕して湧出した蜜液で濡れたままになっている。指先が粘液をさぐり、女性器のあちこちに塗りつけるように這いまわる。

美登利は完全に抵抗することの無駄を知った。囚われの身に自由はないと開き直った。

全身からわだかまりが氷解すると、急に欲情が突きあげた。美登利は義弟のペニスを握った。

半勃起に立ちかけていたペニスは、女の手の優しい感触に励まされると、すぐにグーンとみなぎり、猛々しく手のなかで脈打った。

「やっとその気になったね」

「お願い、何も言わないで!」

弁解してもはじまらない。

「こうすることが、あなたには一番望ましいんでしょう。私は早く終わりたいの」

「なるほど、それも理屈ってもんだね」

「理屈じゃないわ。本音よ。本当のことじゃないの」

「わかった。わかったよ」

大樹は美登利の意向を素直に汲み取ったわけではなかった。そうするように見せかけて、徹底的にその気にさせてやるつもりであった。美登利は大きなハンデを負っていることに、不幸にも気づいていなかった。

美登利の肉体は、とっくに高められていた。一方の大樹は、大量に放出した後だったので大いに余裕があった。大樹のペニスはすぐに復活したが、初回とは違い、表面上は同じでも爆発するにはかなりの時間が必要だ。それに加えて、大樹には兄嫁をよがり泣きさせてやろうという気概がある。

大樹はわざと荒い呼吸をして、兄嫁の心をくすぐった。この単純な作戦に、美登利はまんまと引っかかった。

この子、もういい気持ちになっている……兄嫁の私にペニスを握られて……。

そう思うと、美登利の体が揺らめいた。女にとっても、男の乱れる姿を見るのはうれしいものである。それが疼きっぱなしの股間に影響を与えたことは否めない。

青年の激しい息づかいは、美登利の鼓膜に快く響いた。それが大脳を刺激すると、股間の潤いがますます滑らかになっていく。

大樹はそこまで計算していた。だから潤いを指先で確かめるとすぐに指を後退させ、もっぱら鼠蹊部や恥毛の上だけを撫でまわした。

美登利にとって、やるせない時間が流れていった。気持ちのなかに、この硬いもので早く貫かれたいという欲求が生じたのも、無理からぬことだった。

「ねえ、そろそろいいんじゃないの?」

美登利は婉曲にうながした。自分が欲しいという姿勢を微塵も見せなかった。

そうはいかないよ……。

大樹は兄嫁の切ない気持ちをとうに見抜いていた。無言のまま、それまで通り単調な行為を繰りかえした。

「こんなに大きくなったわ……また、出してしまう気?」

「それも悪くないね」

美登利は、大樹ののんびした声をとても恨めしく思った。

「私、乗るわよ」

とうとう耐えきれずに言った。

「そうしたほうがいいんでしょう?」

あくまでも大樹のためという姿勢を崩そうとしない。

大樹は腹のなかで笑った。

「そうだね。したくなっちゃったな」

わざと美登利の言うがままに妥協し、いかにも自分が欲しくてたまらないようにうなずいた。

美登利はいそいそと大樹の体にまたがった。下から仰ぎ見ている大樹の熱い視線がたまらなく恥ずかしいくせに、心のどこかでもっと見てほしいという声がした。

「わあ、すごいや」

大樹がいかにも楽しそうに叫んだ。

「何よ……」

「下から見るオマ×コって、とっても大きいんだね」

その言葉を耳にすると、美登利は全身を真っ赤に染めて「いやな人……」と呟いた。

「だって本当なんだ。このくらいはあったかな」

大袈裟にクレヴァスの長さを両手で表現する。美登利は身をくねらせ、「もうやめて!」と哀願調の声を出した。

「お義姉さん、早く入れてよ」

「どうすればいいの?」

「兄さんと、この体位でしたことないのかい」

わざと素っ頓狂な声を出す。

「こんな変な格好……」

「じゃ、ぼくが初めてってわけだ。感激だな」

大樹は、北海道旅行の際の、兄夫婦のすさまじいセックスの一場面を思いだしていた。騎乗位の美登利の狂ったようなよがりようを、大樹は忘れたことがない。

あの夜のことを言ったら、美登利さんはびっくりするだろうな……。

そう思うと、ニヤニヤしてしまう。

「何よ、変な笑い方して」

「いや、うれしくなったんだ。だって、義姉さんはこのスタイルが初めてだって言うんだもの……さあ早く入れてよ」

美登利は、恥丘の前に屹立している義弟のペニスに熱い視線を注いだ。これが胎内を抉るときの強烈な摩擦感を思うと、いそいそとした手つきになってしまう。できるだけぎごちなく、恥ずかしそうに見える仕草で肉棒を指でつまんだ。

大樹が、じっとまばたきもせずに見つめている。

手が震えた。いかにもうぶな素振りを装うことに、美登利はワクワクした。

両脚を踏ん張って中腰になると、陰阜の下の秘溝がスーッと左右に割れた。閉じていた陰唇がヌメーッと左右にひろがる卑猥な感じが、さらに欲望を増幅させた。すぐそのまま入れてしまうには、あまりにも惜しい気がする。夫が相手なら、インサートする前の楽しみ方がいろいろあるのだが。

ふっとためらいが生じた。そのとき、大樹が自分の手でペニスを握った。

「こんなふうにしてみたかったんだ」

大樹は兄嫁の心のなかを見透かして、自分がそれを望んでいるかのように、亀頭の先端で割れ目をなぞった。半分ほどめりこんだ球形を、充血した粘膜がくるむ。それを揺さぶるように亀頭を前後に動かす。痺れた粘膜の間からジトーッと淫水が湧き、それは亀頭から幹を伝わって、根元のほうまで濡らした。

美登利は目を閉じ、顎を突きだして、染み入るような快感に耐えた。思わず呻き声をもらしていた。

「お義姉さん、ぼく、すごくいいんだ。気持ちよくってたまらないよ」

大樹は兄嫁の気持ちを代弁するように、わざと切なく訴えた。

「そう……よかったわね」

知らぬまに、美登利は妥協の言葉を吐いていた。だが、まだ容易に自分自身の本音をもらさないところはさすがである。

絶対に美登利さんの本音を言わしてやるからね……。

大樹はペニスを動かすスピードを速めた。割れ目がひろがると、いっそう濃い愛の蜜がそこから外に溢れ、あたり一面にきつい性臭が漂った。

「そんな目をつぶってないで、見てごらんよ。ワクワクしちゃうから……さあ」

美登利は、いかにも仕方ないといった感じで目を開けた。

「ほら……ほらほら」

ここぞとばかりに、大樹は女の中心の溝を肉棒の先端で擦りだした。

「ああ、いやらしいわ」

そうは言っても、美登利の視線は二人の性器から離れようとしない。瞳は今にも溶けそうに曖昧な光を放ち、滴る淫水がますます量を増して、女陰全体は薄糊をまぶしたようにベトベトになっていた。

さあ、そろそろ本当のことを言ったらどうなんだい……。

大樹は擦るだけではまだ充分でないのかと、少し苛立ちの気持ちもこめて、別の手で毛分れの間からチョコンと頭をのぞかせているクリトリスをつまんだ。

「はあっ……アーン……」

いきなりだったので、美登利は危うく腰を落とすところだった。亀頭の部分だけがメリッといった感じで柔肉を割った。二つの性器が肉茎を露出させたままで繁がった。奇妙な光景に、美登利は目を奪われた。

「入れていいわね……いいでしょう」

不安定に腰が揺れていた。

「お義姉さんが、そうしたいんだろう」

ここまでくると、美登利もいつまでも大樹のせいばかりにしてはいられなかった。

「だって、いつまでもこんな格好じゃ……」

「ぼくは平気だよ」

大樹の指が、またも肉の突起をいじりまわした。

「あっ、あうう……」

美登利は大樹の胸に両手をつくと、そのままズルズルと腰を沈めた。そうせずにはいられなかった。太いペニスがめりこんだ胎内は、心地よい摩擦感で火傷でもしたように熱くなっていた。

大樹は、じっと動かない美登利が、深い陶酔感に浸っているのだろうと思いやり、声もかけずに、美しい表情を見つめていた。眉根に刻まれた皺や、美しい口もとをキュッと締めて、何かに耐えている姿は、大樹に自信を植えつけるに充分だった。

美登利の乳房に手をやると、小さく呻いて、いかにもやるせなさそうに背中を丸める。やわやわと揉むと、人差し指と中指の間に挟まれた乳首がぐんぐん大きくなる。それを柔らかい指の腹で擦ると、美登利はいかにもたまらないといった声を出して、腰を漕ぎだした。

きっちりと逞しいペニスを咥えこんだ粘膜が、腰の揺れとともにいろいろな形に歪む。ぴたりと合わされた二人の性器の間から、絞りだされるようにねっとりした愛の蜜が溢れた。

「ねえ、少し腰を浮かしてごらん」

「こ、こう?……」

「見ながらしようよ」

美登利はいつのまにか、すっかり従順になっていた。

美登利がゆっくり腰を持ちあげると、それまで女の胎内に沈んでいた肉茎がヌルーッと全容を現わす。雁首の引っかかりの部分まで引き抜いた美登利は、首を折り曲げ、その卑猥な光景に見入った。

「ああっ、こんなになっているわ」

我れ知らず感嘆の声を放ちながら、また静かに腰を落とす。すっかり滑らかになった膣が、粘膜を巻きこむように肉棒を呑みこむ。

最深部に届いた亀頭が子宮口を圧迫するときの感じが、美登利にはたまらなく気持ちよかった。

ぐりぐり尻肉をはしたなく振りたてると、男の恥骨に当たったクリトリスから目の玉が飛びだしてしまいそうな快感が生まれ、それが官能をこよなく刺激する。するとまた新たな快感が湧いてくる。それを取りこもうと、夢中になって腰を浮かせてしまう。

主導権を握った形で、美登利は次第に仰々しく抽送をはじめた。どうにもぎごちないのだが、硬いペニスの当たり具合によって、快感に強弱が生じた。それをコントロールすると、長時間楽しめそうな気がしてくる。

「ああっ、いいっ!」

思わず口をついて出た言葉に、美登利はハッとした。絶対に言ってはならない言葉のはずだった。それなのに、快感が高まり、下からはここぞとばかりに大樹が腰を突きあげるものだから、ついつい我れを忘れて口走ってしまったのだ。

「素敵だよ、お義姉さん……ああっ、なんていいんだ……ううむっ」

そんな若者の声を聞くと、美登利自身も急激に高まってきて、何かを言わないではいられない。

「あああ、どうしよう! いいっ……こんなによくってよ」

それは、セックスに溺れた女の本能が言わせた言葉にほかならない。

羞恥心もプライドも理性も忘れて叫んだあとには、爽快感が残った。

大樹は、兄嫁の状況をよく見ていた。美登利がこれ以上動くことが不可能と知ると、体を抱えこんでゴロリと反転した。男が上、女が下の、ごく自然な正常位になると、大樹は兄嫁の両脚を肩ににない、猛烈なスピードで抽送しはじめた。

美登利は体が自由になった分、ピストン運動に応えて激しく腰をしなわせ、尻肉を振りたてた。

「ああっ! イキそう!」

とうとう本音を吐いた美登利を目のあたりにした大樹にも、終局が近づいていた。

「出そうだよ、美登利さん!」

「イッちゃうわっ……私もイクッ!」

膣道がギューッと収縮しながら、身悶えるように痙攣した。美登利は泣きわめき、もう一度大声で叫んだ。

「ああっ、イク、イクイクーッ!」

肉棒に熱い女汁が浴びせかけられたのを感じた大樹は、溜まりに溜まったスペルマを思いっきりほとばしらせた。

肉の歓びから醒めると、美登利は罪の恐ろしさよりも恥ずかしさが先に立ち、あわてて衣服を手にとって、部屋を飛びだし、浴室に駆けこんだ。

一方の大樹は、会心の笑みを浮かべて起きあがると、筒先から白い精液の残滓を滴らせながら、サイドテーブルの足もとに置いてある紙袋を手にした。それを開けた大樹は、てのひらにのるくらいの小さなテープレコーダーが作動しているのを見て、満足そうに目を細め、スイッチを切った。

兄嫁は二十八歳 第五章 果しなき情欲 ~ 第六章 艶かしき狂態 (3/5)
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