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『ペイバック』(原題: Payback)は、1999年のアメリカのネオ・ノワール、アクション・スリラー映画。
主演はメル・ギブソン、監督はブライアン・ヘルゲランド。リチャード・スタークの小説『悪党パーカー/人狩り』を映画化した作品である。
概要
メル・ギブソンが復讐に燃えるアクの強いアウトローを演じている。強大なマフィアの組織やボスを相手に、彼らから見ればはした金にすぎない7万ドルを取り戻すため、大袈裟とも思えるほど情け無用の行動を起こしてゆく。脇を大物の役者たちが固めていることも話題となった。
2006年、『ペイバック ストレート・アップ』と題したディレクターズカット版をリリースしたが、このバージョンとは大幅に異なっている。
ストーリー
相棒と女房に裏切られ、背中から銃で撃たれた男――ポーター。飲んだくれのヤブ医者の治療により瀕死の状態からどうにか蘇った。5か月の治療で背中の傷は癒えたが、心の傷は一向に癒える気配がない。それを癒す術は、裏切った相棒と女房への復讐、そして奪われた7万ドルを取り戻すことだけだった。
ポーターは怒りを胸に秘め街を徘徊し、非合法な手段で瞬く間に小金と銃を手に入れる。彼はただ、本来自分の取り分だったはずの7万ドルを取り返したいだけだ。しかし、復讐のためには手段を選ばないポーターの常軌を逸した行動は、様々な人間の思惑を巻き込み、事態を最悪の方向へ加速させていくのであった。
登場人物
ポーター
演 – メル・ギブソン
強盗犯。仲間と妻に裏切られ、殺されかけた。このことから愛人のローリーと協力して復讐を開始する。性格はクールで人を殺すことに容赦がない。
ヴァル・レスニック
演 – グレッグ・ヘンリー
ポーターの相棒。しかし、ポーターを裏切る。借金癖があるなど金に汚く、ポーターを裏切った理由の一つ。
ロージー
演 – マリア・ベロ
情婦。ポーターの愛人。心からを愛しており、彼の復讐に協力する。美貌の持ち主でハニートラップを仕掛ける。
アーサー・ステッグマン
演 – デヴィッド・ペイマー
ヴァルの仲間。悪党のコネクションが多い。ヴァルにポーターの生存を伝える。
ヒックス
演 – ビル・デューク
警部。
レアリー
演 – ジャック・コンレイ
ヒックスの相棒。
リン・ポーター
演 – デボラ・カーラ・アンガー
ポーターの妻。しかし、ポーターの浮気を知り、彼を裏切り、ポーターの背中に2発の銃弾を撃ち込む。
カーター
演 – ウィリアム・ディヴェイン
マフィアの幹部。性格は冷静。
パール
演 – ルーシー・リュー
SM嬢。
ブロンソン
演 – クリス・クリストファーソン
組織のボス。悪党だが家族を第一に考える家庭人。
ジャスティン・フェアファックス
演 – ジェームズ・コバーン
マフィアの幹部。ポーターに待ち伏せされて脅される。
ジョニー
ブロンソンの息子。
キャスト
関連項目
殺しの分け前/ポイント・ブランク
脚注
外部リンク
ペイバック – allcinema
ペイバック – KINENOTE
Payback – オールムービー(英語)
Payback – IMDb(英語)
Payback: Straight Up – IMDb(英語)
Payback – Metacritic(英語)