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女性の将来なりたい職業ランキング第一位が性奴隷な世界3 クラスメイトの欲求不満なお母さん · 第5部

女性の将来なりたい職業ランキング第一位が性奴隷な世界3 クラスメイトの欲求不満なお母さん 第5部 (5/5)
前の話

ただ、乳首の快感を誤魔化すように、いや、もっと気持ち良くなりたいと腰を振り直す私には関係ない。

「もぉ……♡」

子宮が震える。

乳首の快感と伸ばされたおっぱい。

エロい光景と三笠くんが口にした通り、彼はまだ興奮してくれている。

だからか、それとも射精が近いのか、また、膣内を圧迫する感覚に大きくなったのだと理解する。

子宮が震えるのは腰を下ろすたびに、チ×コでグリっと鋭く潰されるからだ。

彼のチ×コが大きくなれば、自然に潰される勢いも強くなる。

「でそぉ……♡」

「そろそろ」

「じゃあ、なかにちょうだい♡」

小刻みに腰を動かす。

大きな運動ではなくても、ここまで昂っていれば、当然のように小刻みでも快感は強い。

「欲しいんですか?」

「ほしぃよ?」

わざとなのは声音で分かっていても、三笠くんが聞いてくるので、頷く。

「ここに、きみのあついの、ちょうだい♡」

下腹部に指を伸ばし、子宮のあたりを撫でる。

「へぇ……」

彼の瞳の色がまた変わる。

「動きますよ」

「あぁあん♡ つよぉぉ……♡」

太ももを掴まれて、彼が下から腰を打ち上げてくる。

「これ、だめぇええ♡」

駄目というか、快感が強くて、上半身を支える力が抜けしまう。

彼にかぶさるように倒れこむ。

「あぁぁあっ♡」

ぐちゅぐちゅとチ×コとマ×コが繋がる音が聞こえる。

もう、軽い絶頂には達しているので、喘ぐだけ。

「本当にエロい」

こんなことでも興奮してくれているのかと嬉しくなる。

「あっ……♡」

ゾクゾクが強くなり、深い絶頂に達すると思った瞬間、むず痒い刺激が下半身に広がる。

「もれ、そぉ……♡」

「いいですよ」

良くない。

おしっこが漏れそうになっていく。

潮を吹くのは良いとして、彼の前で粗相をするのは嫌だと思うのだが、止めようがない。

「ほら、しっかり感じてください」

「ふぅぅんん♡」

意地悪だ。

彼は繋がったままとはいえ、最後のトドメのように奥にチ×コを捩じ込んだ。

「出します」

射精が始まる。

身体を通して、ビュルビュルと精液が注がれるのが聞こえる。

「くぅうぅ♡」

歯噛みするしかない。

何度も何度も絶頂しているが、彼の射精を受け止めるのは何度目でも慣れない。

量が多いし、熱いし、粘っこい。

「すき……♡」

射精の快感にすっかり身体が堕ちてしまった。

自然と口が滑って、言う気がない言葉を呟いていた。

「俺も好きですよ」

「……ふぇ?」

絶頂して、ガクガクと震え、彼におしっこをぶちまけているというのに、彼が優しく私の顔に手を伸ばしてくる。

愛おしむように指が頬を撫でて、そのまま、髪を梳いていく。

ゾクゾクとした。

快感とは違う種類のゾクゾクに震えが止まった。

「嫌でした?」

「……ひゃぁじゃないけど♡」

呂律が回らないのは絶頂の余韻のせいだ。

「嬉しいです」

そう言って、彼がよいしょと身体を動かす。

「あっ……♡」

抵抗できる余力はない。

私は足を頭の上の方に伸ばされて、ベッドに寝転がされた。

「ちょ、っと♡」

「してもらってばかりだったんで」

してもらってというけど、男性はそれで良いのだという言葉を呟く前にマングリ返しの私に彼が覆いかぶさってくる。

(これ、本当に駄目なのに……♡)

この体勢が一番感じてしまう。

したくないという思いを持ちつつも、期待して、また、熱を上げるマ×コに彼のチ×コが入ってくる。

「あぁあぁぃぃい♡」

ニュプニュプと精液と愛液でいっぱいのところにチ×コが入ってくる。

「きしゅ、きす、してぇ♡」

もう我慢できないと懇願する。

マ×コがヒクヒクと痙攣しているのは何度も絶頂しているからだが、それとは別種のヒクヒクが始まる。

本当にこの体勢が駄目なのだ。

子宮もチ×コで虐められるという感覚と犯されているという実感を強く感じれる。

違うことで誤魔化せないと頭がショートしてしまう。

だから、自分から求めるのは浅ましいと思いつつもキスを強請った。

「いいですよ」

さっきもキスをしてくれてはいた。

でも、それは盛り上がるためとかだろうと思っていたが、そうではなかったらしい。

私が求めるといともたやすく彼はキスをしてくれる。

触れ合った唇が気持ち良すぎて、足が勝手に戻ろうとする。

「駄目です」

彼に膝の裏あたりを掴まれ、体勢は変わることはないまま、チュプチュプとキスが続く。

(幸せ……♡)

私はマ×コと口のどちらからも感じる快感と幸福に意識を手放した。

十話 杏美さんに追い打ちエッチ

「うぉ……」

急にマ×コの締め付けが変わった。

ちょっとキュンキュンと跳ね続けていた動きから、ねっとり絡みつく動きに変わった。

「杏美?」

「……へぁ♡」

キスを続けるつもりではあるが、変化に驚いて確認すると杏美さんは薄目でぼんやりとした瞳をしていた。

「……えぇっと」

見るからに正気じゃないというか、半分気絶している感じで、俺は戸惑うばかりだ。

激しくしていたわけでもないが、まぁ、もしかすると疲れてしまったのかもしれない。

騎乗位で激しく動いてくれていたし、それに俺のチ×コを受け止めるのは骨が折れるだろうから、一定のラインを越えて、限界を迎えたのかもしれない。

「……ただなぁ」

俺の方は満足してない。

まだ、できる。

そう訴えるチ×コはまだ硬いままだが、そろそろ射精のしすぎ、腰の振りすぎで鈍痛がある。

「……ごくり」

意識が薄い杏美さん。

はひゅはひゅうと細い息を吐きながら、意識を失いかけているというのにチ×コを離してくれないマ×コの絡み。

それと気付けば、俺は杏美さんに抱きしめられている。

ドキドキと胸が高鳴る。

「こんなことでもかぁ……」

安心感を覚えるというか、母性を感じる。

杏美さんは年上だからこそ、母性を感じるのは間違いないのだが、なんというか、これまではエッチをする相手という意味でのドキドキだったが、これは安心するドキドキ。

いや、自分でも女に飢えている感覚というのを抱いていたけど、それが母性を求めてとは思っていなかった。

「はぁ……」

溜め息が漏れる。

この世界の母親とあまりにも上手くいってないと思う。

まぁ、こういう家庭が多いのは知っている。

一定数の女性は子供との関係を上手く築けないこともあるのだ。

自分だけが疎まれて、蔑まれているというわけではない。

ただ、どこかで女性に対して、面倒臭いとか、いら立ちのようなものを覚えてもいた。

壊したい、泣かしたい、喘がせたい。

そういう衝動の原点は、男だからではなく、そういう幼少期のあれこれからきているとは分かっている。

それでも理性的な部分で女性を傷付けるのは間違っているとは思っている。

「うぉ……」

抱かれているのは心地良いのだが、どこかで後ろめたい気がして、身体を離そうとするも杏美さんは話してくれない。

「もっと……♡」

うわ言のように杏美さんが囁く。

「もっとって……」

母親ではないとしても優しい温もりを与えてくれた相手だ。

そんな相手からそう言われてしまえば、優しさとか、そういうのではなく、ただ求めたい気持ちだけが動き出す。

「エッチ過ぎるのが……」

杏美さんが悪いという方便を口にしながら、腰を動かす。

「……っぅう♡」

抱きしめられていたが、腰を振れば、彼女の腕は力なく、ベッドに落ちる。

「あっ、いぃ♡」

腰を打ち下ろすたびにマ×コがひくつき、微かに杏美さんが歓声を漏らす。

「良いんだ」

返事はない。

ただ、黙って、何も言わずに呼吸を荒くしながら、抽挿を繰り返す。

「はぁはぁ……」

射精を我慢し、硬く大きくなったチ×コで杏美さんのマ×コを耕す。

絡みつく肉襞を引きはがし、吸いつくように伸びるマ×コの入り口をチ×コで捲るくらいにカリで擦り、抜く角度をつける。

「うっぁああはぁっ、はぁはぁ……♡」

杏美さんは目をぎゅっと閉じて、苦悶するように呼吸を荒くしている。

お互いに何度も何度も連続でしているので、身体が熱い。

汗が滴り落ちていく。

びしょびしょになった杏美さん。

「あぁ、くそ……」

汚したい。

もっと、痕を付けてしまいたい。

自然と彼女のおっぱいに顔を埋め、唇を吸いつける。

圧迫するように吸い上げて、歯で噛む。

「あぁぃ♡」

血は出さないようにという気持ちはあったが、それでも歯をしっかりと立てて噛んだ。

鋭い刺激に杏美さんが身を捩って、嫌がる。

「駄目」

赤々としたキスマークと悲鳴のような喘ぎに浮かされて、もう一か所、また、同じような反応をされて、もう一か所と続けていけば、彼女のおっぱいには無数の赤い痕ができあがっている。

「……良い」

「……ぅぁあう♡」

見下ろして、そのキスマークの多さに口元を緩める。

そうしてからもう一度、キスをしようとして、バッチリと目を開けた杏美さんと目が合った。

「杏美」

「えぇっと……」

どこのあたりからか、彼女も目が覚めていたのだろう。

セックスして、噛まれれば、眠ってられないのは当然だ。

「キスして……♡」

「良いよ」

唇を奪う。

また、抱きしめられるが、今度は腰を止めない。

「あぁっぁ♡」

「感じてる?」

「ずっと……♡」

まぁ、そうだろうとは思うが、ビクビクと身体を震わせつつも求めてくるように抱きしめる手に力を籠める杏美さん。

「ほしい♡」

「精液?」

「そぉ……♡」

意識が戻ったからか、締まりが良くなった。

「あぁ、出そうになってきた」

「……あぁぅんぁ♡」

彼女の方も腰を動かし出す。

「気持ち良い」

「みかしゃ、くんのも、すごくいぃいぃ♡」

そう言われて嬉しくならない男はいない。

「激しくする……」

「きて♡」

スパートをかけると伝えると彼女が両手を伸ばしてきた。

伸ばされた手を掴んで、恋人繋ぎをしつつ、ドチュンドチュンと腰を落とす。

ブビブビっと前に注いでいた精液が漏れ出して、卑猥な音を上げる。

「また、出すぞ」

「だしてぇえ♡」

杏美さんが声を張り上げて、強請るのと同時に奥の奥で射精する。

何度目だろうとマ×コが跳ね上がる。

絶頂で緊張していくのか、杏美さんの両足はピーンと伸びていき、繋いだ手は痛いほどに掴まれる。

「おぉおぉあ♡ あちゅ、ひぃ♡」

「まだまだ……」

根元に溜まった熱をすべて吐き出すのだという気持ちでゆるゆると腰を引いて、落とす。

敏感なチ×コは絡みつく杏美さんの肉襞で馬鹿みたいに震え上がって、射精を続ける。

「ふぅうふぅう……」

「もう、だめぇ♡」

「そう言いつつ、腰動いてません?」

「……あぅ♡」

駄目と言いながらも腰が動いてくる。

搾り取られるままに吐き出す。

「もう出ないかな……」

「そうで、すかぁ?」

「なんで?」

「かたいままですよ♡」

「疲れました」

「……うごいて、あげましょうか?」

誘うように杏美さんが聞いてくる。

「疲れてません?」

「まぁ、ぎこちなくなる?」

「そこまでしなくてもいいですよ」

「むぅ」

「いや、本当に出ないんですって」

勃起は収まらないがもう出ないと思う。

いや、少し休憩したら出そうだけど今日はもう満足である。

「満足です」

「ほんとうに?」

「いや、本当ですって」

ヌチャヌチャと結合部が音を立てる。

「抜きますよ」

「あっ、もうちょっと……♡」

そう言われると抜く気は起きない。

抱き合ったまま、時間が過ぎる。

「ふぁ……」

欠伸が出てしまう。

「眠いですか?」

「眠いですね」

人肌が心地良い。

「仮眠してもらっても良いですよ」

「いいですか?」

「起こしますから」

「じゃあ……」

そのまま意識を手放す。

「はい、おやすみなさい」

杏美さんの声が優しく耳に残るままに、まどろみに沈んでいく。

十一話 ピロートークは手コキをしながら

「……くん」

「うん?」

「三笠くん」

「あっ?」

揺すられて意識が戻ってくる。

「起きられますか?」

「杏美さん?」

起こされて一番最初に見えたのは杏美さんだった。

「あれ?」

「覚えてない?」

「いや、覚えてる」

ひと眠りしたのだが、かなり深いところまで眠ってしまったのか、起こされてから記憶が上手く繋がらなかった。

「ホッとしました」

「すみません」

「いえ、お疲れでしたから……」

眠る前では繋がっていたのだが、今、杏美さんは俺の横にいる。

寄りかかるように身体をくっつけてきている。

「気持ち良いですか?」

「寝起きなんですけど」

「でも、こっちは反応してくれていますので……」

そう言って視線が下に向けられる。

チ×コはまだデカいまま。

「本当に萎えないですね」

「いや、もう出ないと思うんですけどね」

「でも、硬いですよ」

「杏美さん」

「いや?」

彼女が身体をくっつけながらもチ×コに手を伸ばしてくる。

細い指がチ×コに絡んで、シコシコと扱いてくる。

「嫌ではないですけど」

「じゃあ、あと一回だけにしますから」

そう言われると折れるしかない。

「こういうのとかは……ちゅっ♡」

「うぁ……」

手でチ×コを扱かれているのに乳首にキスをされた。

「男の人でも、感じるんですよねぇ♡」

悪戯が成功したように杏美さんが笑顔を向けてくる。

「気持ち良いのか?」

「でも、こっちはしっかりビクビクしてくれてます」

乳首で感じていると言われても反応に困る。

困るが、年上の杏美さんにしてもらっているというのは気持ち良いので止める気はない。

「もうちょっと強く」

「はぁい♡」

チュウーっと乳首を吸われる。

ゾクゾクした。

「いや、そっちじゃなくて……」

「こっひ?」

指に力が込められて、扱きが速く強くなった。

「そうです」

「そっかぁ……♡」

乳首を吸うのではなく、杏美さんが乳首から舌を這い回らせる。

「くすぐった……」

「こういうのをすると女の子は喜ぶのよ♡」

「へぇ……」

似たようなことはしたけど、やるのとされるのとでは感覚が違うわけで、なんとなく勉強になると思うと嫌ではない。

というか、気持ち良いから嫌ではないのだが、恥ずかしい。

女性に責められる経験がないので反応に困るのだ。

「三笠くん♡」

「はい」

「最後のアドバイスになるんだけど……♡」

「なんですか?」

杏美さんは俺を見つめてくる。

その表情は無機質で無感情とは無縁なもので、蜜柑や由利ちゃんと同じだった。

「もっといっぱい女性とエッチして欲しいなぁ♡」

「それは……」

「そうしたら、凄いエッチも上手くなると思うの♡」

「そう、ですかね」

言葉が途切れたのは扱かれているのが気持ち良くて、また、射精したくなってきたからだ。

「エッチ上手くなって欲しい♡」

「どうしてですか?」

「だって、その方がカッコいいから……♡」

「そうなんですか?」

「そうよ♡ モテる男性はエッチが上手いのとエッチしやすいのが一番だもの♡」

「なるほど」

そう言われると確かにそういう方がモテるような気がする。

「蜜柑もそういう人の方が好きだと思うし」

「蜜柑も」

娘のことだからこそ、杏美さんは何の抵抗もなく口にしたのだと思うが、俺としては手に入れたい相手の情報に食いつくしかない。

「明日とか、誰かを買おうかな」

「良いと思うわ♡」

「くっ……」

世間話のようなやり取りをしつつも、杏美さんは俺が射精しそうになっているのに気付いて、しっかりとチ×コを握って扱きあげてくる。

「出そう?」

「はい」

「いっぱい出して♡」

そう言われて、また乳首にキスをされる。

「ぐぅ……」

乳首を舐められるのと同時に思いっきりチ×コを握られた。

「くっ……」

「あっぁ♡」

射精した。

「凄い勢い……♡」

ビュルルと迸った精液が空中に撒き散らされる。

かなり高くまで昇った精液を眺めるだけ。

クイッとチ×コが倒された。

チ×コを握っていた杏美さんが自分の方に精液がかかるように軽く倒したのだ。

その結果、最初に撒き散った精液は真下にある杏美さんの手を汚し、残りの精液は彼女の身体に降りかかる。

「出し過ぎ、よ♡」

口では怒っているけど、杏美さんの表情は嬉しそうだ。

裸の杏美さんの背中や肩、腕に降りかかった精液で白く汚れていく。

「熱いわね♡」

降り注ぐ精液に杏美さんがうっとりと目を細める。

「……あら?」

そんな魅惑というか蠱惑的な光景を前にしているのにチ×コが萎えていく。

「打ち止めです」

「残念……」

萎んでいくチ×コをクニクニと弄りながら、杏美さんが肩を落とす。

「さすがに何回しましたっけ?」

「数えてないわ」

大きくならないとようやく分かってくれた杏美さんがチ×コから手を離して、ベッドに寝転がる。

「……明日、立てるかしら」

「大丈夫じゃないですか?」

「……久々のセックスに浮かれて、年甲斐もなく動いたから、筋肉痛で倒れると思うわ」

ふふふと面白そうに笑いだした杏美さんだが、その瞳は虚ろだ。

「マッサージします?」

「……駄目、我慢できなくなっちゃう」

「そうですか」

まぁ、そう言われたら引き下がるしかない。

「はぁ……思ってた通り、三笠くんとのエッチは幸せだったわ♡」

「それはなによりです」

こっちも満足はした。

もう出ないと思わされるのは初めての感覚で、今日はこれ以上、エッチな気分にはならないだろう。

賢者タイムというやつだ。

「……後悔してる?」

「してませんよ」

「本当に?」

杏美さんが俺に問いかけてきた内容に苦笑する。

「エッチな人と仲良くしたいって思ってますから」

「お世辞?」

「お世辞でここまでしませんよ」

「そう……」

嬉しそうにしつつもどこか納得してくれない杏美さんにムッとする。

「本当にまたしたいです」

そう言って、彼女の唇を奪う。

「……みかしゃくん♡」

声を弾ませ、キスに応える杏美さんは可愛い。

そのまま長々とキスをしつつ、相手を抱きしめていく。

「そろそろシャワー浴びましょうか?」

「そうですね。さすがにこのままは嫌です」

お互いの汗と体液でドロドロのベトベトだ。

「おっとっと……」

立ち上がろうとした杏美さんがふらつく。

「危ないですから……」

「また、襲われちゃう?」

「しませんって」

そう答えつつ、彼女を支えながらシャワー室に戻り、エッチは無しで彼女の身体を洗っていく。

「泡立ち悪いですね」

「ラブホだからね」

ソープの質に文句を言いつつも綺麗に洗っていく。

「そういえば、なんですけど」

「なに?」

俺は疑問に思ったことを確認する。

「さっき、杏美さんがモテる男はエッチが上手いのとしやすいのって言ってましたけど」

「うん」

「そういうものですか?」

「私の若い頃はちょっとでもヤリ目的な男の子がいたら、女の子は色めいてたけど、今は違うのかしら?」

「違わないと思いますね」

「嫌っていう感じではない?」

「むしろ、望むところと言いますか」

女の子が誘ってくるとか嬉しいしかない。

「本当に三笠くんって……」

呆れたように杏美さんが溜め息を吐く。

「駄目ですか?」

「ハーレムについてどう思う?」

「どうって、最高じゃないですか?」

「……本当に、もう♡」

杏美さんが微かに身体を震わせる。

「蜜柑を性奴隷にして終わり?」

「いや、そういう気持ちはないですね」

「……というと?」

「別に養えるなら捕まえておきたい人はいっぱいいますから……」

その中には杏美さんも含まれているということはまだ伝える気はない。

「いっぱいいるんだ」

「いますよ。だって、エロくて可愛い人がいっぱいいるんですから」

「大変ね」

「なにがですか?」

「こっちの話よ」

しみじみと杏美さんが呟いた言葉に首を傾げたがはぐらかされてしまった。

「まぁ、とりあえずは……」

「とりあえずは?」

「今日のことは蜜柑には内緒にしないとね」

「そうですね」

二人して秘密を共有するように笑い合うのだった。

十二話 娘に隠し事をするつもり……でした。

「ただいま」

私は震える足腰をどうにか誤魔化して、家に帰ってきた。

もちろん、ラブホからここまで歩いてくる力は残っていなかった。

だから、三笠くんにおんぶしてもらって、本当に家の前まで送ってもらった。

「おかえり」

「蜜柑」

帰りがかなり遅くなった。

蜜柑はどうしているのだろうかと思ったが、帰宅すると部屋から出てきた娘の反応は淡白だった。

「遅かったね。飲み会?」

「……みたいなものかしら」

「ふーん」

興味なさそうだ。

どこか機嫌が悪いような気もするが、どうしたのだろうかと考えて、もしかしなくても三笠くんの誘いを断ったことを後悔しているのかもしれないと思った。

なにか蜜柑にしてみても思うところがあって、拒否したのだろう。

それによって、彼が動き出したというのなら、蜜柑の行動は大正解だと思う。

(まぁ、三笠くんに狙われるのが果たして良いのかなと思わなくもないけれど……)普通なら、性奴隷にしてもらえるということに対して、否定的な意見を持つ方がどうかしているのだが、彼とエッチをしてみて思った。

(三笠くんは凄すぎるわ……)

元デリヘル嬢だから少しは余裕を残せるでしょうとか、そういう自信があったのだが、それを完膚なきまでに粉砕された。

彼とエッチして勝てる人間がいるとは思えない。

いや、一対一だから負けたみたいな気持ちもあるので、娘と二人がかりなら今度こそという気持ちもある。

「お母さん」

「なに?」

「疲れてるみたいだけど、ちょっと相談があります」

「どうかしたの?」

よろよろとリビングに向かう。

蜜柑が気にかけて、助けようとしてくれるのを手で制する。

一応、彼の手を借りて、最後に身体を洗って、精液の匂いとかは消えていると思うが、膣内射精された分の精液は垂れ出しているし、なにより、いつも使っているボディソープの匂いではないと分かれば、娘にエッチなことをしてきたのがバレると思うと断るしかない。

足の遅い私を待つように蜜柑が飲み物を注いでくれていた。

「麦茶で良いよね?」

「えぇ」

そう言って、冷蔵庫から取り出したボトルからコップに麦茶を注ぐ蜜柑。

それを横目にテーブルの椅子に座る。

「はい、お疲れ様です」

「ありがとう」

麦茶のコップを受け取って、一口飲む。

喘ぎっぱなしでひりひりする喉に、そして渇いた身体に冷えた麦茶が沁みる。

「美味しい」

「それはなにより」

蜜柑がどや顔になる。

「それで、相談って?」

「……えぇっと」

「……三笠くんのことかしら」

「……あはははっ」

蜜柑が神妙な顔で私に相談したいことがあるというなら、三笠くんのことだろうと問いかければ、渇いた笑いが返ってきた。

「違った?」

「違いません」

「そうよね。てっきり、今日も三笠くんがいるのかなと思ってたんだけど……」

実際はいないのは知っていたが、そういう可能性を今日は持っていた。

「……そうなってもおかしくはなかったんですけど」

「どういうことかしら?」

三笠くんから話は聞いている。

あろうことか、蜜柑の方から今日はしたくないとエッチの誘いを断っているのだ。

それはしてはいけないことのはずだ。

機会を自ら棒に振るのは女として、由々しき問題だ。

もちろん、生理がとかそういう話なら仕方ない部分もある。

「まず、お母さん」

叱り出す前に真剣に蜜柑が声を上げた。

「なに」

「圭のこと、どう思ってますか?」

「三笠くんのこと?」

「はい」

「……」

娘に真剣に問いかけられ、考える。

カッコいい、チ×コでかい、それと今日のことで女の扱いが上手くなった気がする。

色々とこれまでのことを振り返りつつ、ついさっきまでのエッチのことも思い出して、身体の感度が上がっていくのを感じながら、私はとりあえずのことを口にした。

「気にはなっているわね」

「それは……」

「娘を買ってくれた男性として」

「それだけ?」

「……それだけって」

「見たよね?」

「なにを?」

「チ×コ」

「……見たわね」

「大きいよね?」

「まぁ……」

まぁと口にしたけど、私の経験でも過去一番の大きさだ。

(硬さも熱さも凄かったわ)

「気にならない?」

「うん?」

蜜柑の言葉の意味が理解できずに首を傾げる。

「分かってる。お母さんが性欲薄くなってるのは知ってるけども……」

「蜜柑?」

「圭のエッチが凄すぎて、私だけじゃ、満足させれない……」

蜜柑はそのままうわーんと泣き出した。

「あらあら」

まぁ、蜜柑一人だけで満足させられないと思う。

「そんなに凄いのね」

かなり自分でも棒読みだったが、泣き出した蜜柑はそのことに気付かないでくれた。

身をもって凄さは理解している。

腰が砕けて、足が震えるほどの凄さだった。

乱暴とかそういう感じではない。

ただ、本当に大きくて気持ち良いから、彼を満足させる前に女性の方が満足させられてしまう。

どうにか、彼を満足させられたが、あれは自分一人の功績とは思えない。

「そう、なのぉ。今日もお昼休みに抱いてもらって、私、幸せで、それに今日の圭が凄くカッコよくて、我慢できなくなりそうで……」

「我慢?」

「自分からいっぱいねだっちゃいそうで、そんな女だと思われたくなくて……」

「あぁ、そういう」

そういうことかと二つの意味で納得した。

彼が満足してチ×コを小さくしてくれたことと蜜柑が三笠くんを拒否したこと。

私は苦笑しかできなくなった。

気持ちは分かる。

好きな男性にエッチをおねだりするのは、あまり良くないことだとされている。

セックスしてもらえるだけで、満足すべきなのに、もっとして欲しいや、次はいつしてくれのか、などを求めるのは売春行為としては良くない。

女性の方から連戦を求める行為。

それはただの搾取と思われて、男性に嫌われる要因だ。

「金曜日だから、いっぱい抱いてくれるかもだけど、ずっと抱いて欲しくなりそうで……」

「まぁ、それは駄目ね」

「あぅ……」

独り占めは良くない。

三笠くんみたいな稀有な存在を独り占めしてしまったら、バレた時にどんなことが起こるか分からない。

戦争が起きてもおかしくない。

そんな気分にさせられるほどに彼の存在は特別だ。

「……それで、蜜柑」

「……ごめん」

鼻を啜ったり、落ち着くように麦茶を飲んだりして、蜜柑は自分を落ち着ける。

「お母さん」

「はい」

「共同戦線を張ってくれませんか」

「それは三笠くんを捕まえておくために?」

「うん」

「……なるほど」

共同戦線。

女性というのは強かなもので、群れる生き物だ。

協力し合うこともある。

例えば、立ちんぼで、見ず知らずの人とグループで売りをしたり、太客の情報共有をすることもある。

なぜ、そんなことをするのかと言えば、男性を満足させるためだ。

ある男がいて、太客だと知っていれば、その男が好みそうな違う女の子がアピールする。

そうして、太客は満足を覚える。

そうするとエッチの成功体験が増える。

次もここで女の子を買おうかなという感じに思ってくれるかもしれない。

こういう連携を女性は普通にする。

そして、そういう連携を取る場合は信頼関係がある相手を巻き込むのが一般的で、抜け駆けをされないためというのが、一番の理由だ。

「……共同戦線を張って欲しいのは理解したわ」

「本当に?」

「理解はしたけど、それで蜜柑は三笠くんとどうなりたいの?」

意地悪な質問だ。

三笠くんはたぶん本気で蜜柑を性奴隷にしようとしている。

時間の問題で蜜柑は彼に買われる。

正直、娘は待っているだけで勝ち組になる。

もちろん、私に先に話をしたから三笠くんは蜜柑にそのことを伝えてないのだろうから、蜜柑にしてみれば、少しでも引き留めたいとかいう話だろう。

その上で、自分ばっかりが気持ち良くなって、満足させられていないと思えば、不安にもなるだろう。

「私は……」

「うん」

「圭の性奴隷になりたい」

「へぇ」

驚いた。

女性は性奴隷になりたいとよく口にしている。

でも、それは夢を追っているだけの言葉で、宝くじが当たって欲しいというのと変わらない。

それと比べて、はっきりと蜜柑は三笠くんの性奴隷になりたいと口にした。

「凄いこと言ってるけど……」

「本気、だよ」

蜜柑が私を真正面から見据えてくる。

涙で濡れた瞳だが、光り方が違う。

「圭に私のすべてを奪って欲しい。でも、まだまだ、そんな価値がないから……」

エッチで満足させられてない。

普通ならば、それは致命的な話だ。

普通ならば、だけど。

「だから、お母さんにも協力してもらって、引き留め続けたい」

なるほど、蜜柑は今できる自分の精一杯の手札で、三笠くんに満足してもらえるための状況を考えて、私を巻き込むことにしたらしい。

「良いわよ」

「……良いの?」

「娘がそこまでの覚悟なら」

ここまでの話を聞いても、普通の親ならむしろそこまで男性に入れ込むのを止めるのが普通だ。

そんなことをしても、そのうちに飽きられて終わるのだと滾々と諭すべきだ。

もしも、私が三笠くんに事前に蜜柑への気持ちを聞いてなかったら、ここまで素直に了解はしないだろうと思う。

(エッチしてみたくて、頷いてたかも……)

今日、三笠くんとエッチしてなかったらと考えると悩ましい。

勝利のない戦いに二人して、ハマっていた気もする。

まぁ、それで娘共々、絶望するのも悪くはないかもしれない。

そういう意味では魔性の男という言葉がピッタリとくるのが彼だと思う。

「ありがとう」

「嬉しそうね」

「嬉しいよ。私が知ってる中で一番エッチな人が味方になってくれたんだから……」

「蜜柑」

その言葉は割と嬉しい。

泣きそうになる。

誉め言葉として、エッチというのは女性にしてみれば最高の言葉だ。

「……でも、どうしようかな」

「どうかしたの?」

「その、今日、嫌だって言ったのに、明日の予定を聞くのは駄目だよね?」

「……」

しても良いと思うけど、もう少しだけ三笠くんを焦らしてもいいかもしれないとも思う。

(焦らされるの本気で苦手そうだものね)

そこまで考えて、次に蜜柑が抱かれる時には焦らされたのに加えて、甘い言葉を吐くと女性が喜ぶと学習した三笠くんとエッチをするわけである。

ついでに言うと、もっとエッチが上手くなる方法と聞かれて、素直に経験数と人数と答えてしまった。

答えさせられたともいえるが、それでも、私が知っているエッチが上手くなる方法を知ってしまった彼のことだから、明日と明後日の二日間はもしかすると誰かを買うかもしれない。

(買った子にも入れ込むわよね)

今日ですら、私にかなり入れ込んでくれていると思う。

幸せな気持ちが湧いてくる。

「……お母さん機嫌良いね」

「……そうかしら」

まぁ、エッチしてもらってるからと、口には出さずに胸の中で呟いておく。

「やっぱり、エッチしたから?」

「へっ

!?

」

「あれ、そうだよね?」

「なんで?」

まさか、バレているとは思ってなかった。

「匂い、凄いよ?」

「そんな……」

しっかりと匂いが残らないように丹念に身体は洗ったはずだ。

「気付いてない?」

「……気付かなかった」

「服の方だね」

「服……」

そう言われると、まぁ、確かにと頷くしかない。

いくら頑張って飲んでいても、路地裏のフェラの時に少しブラウスに垂らしていたのかもしれない。

「あれ、だよね?」

「あれ?」

「私が言う前から、協力してくれようとしてたとか……」

そういうことではないのだが、蜜柑としては娘のために一肌脱ごうとしたと思っているのかもしれない。

結果としては、蜜柑がしたかった親子で三笠くんに奉仕するという計画を遂行しているのだが、そのことまでは気付いてないのだろう。

「……でも、無理して欲しくはないなぁ」

「無理?」

「だって、こんなに精液臭いってことは結構な人数だったんじゃない?」

「……そうでも」

「嘘」

「嘘って」

「お母さんが嘘をつく時の顔くらい分かりますけど?」

まぁ、結構な人数という部分を否定しても、かなり大きな嘘をついているので蜜柑にはバレてない。

「良くない売り方したの?」

「してないです」

「本当に?」

良くない売り方というのは、違法的な格安売春のことだろう。

それこそ、繁華街の路地裏にはそういう売り方をする女の子もいる。

売春婦の底辺というか、そういう子はメンタルが壊れているのか、セックス中毒か、良くない感じに薬が回っているかのどれかなのだが、まぁ、そういう違法的な売り方をすると一定数、危ないことも起きるが上手くいくとかなり相手をしてもらえることもある。

まぁ、凌辱的なプレイがしたいとか、そういう癖を持つ男性も多数いる。

そういう男性を刺激してという売り方もあるのだ。

まぁ、そういうのはかなり肉体的に激しくて、怪我をすることもあるので、刹那的な売り方をする時には重宝する。

「してないわよ。こんなおばさんがそんなことしたら、ボコボコにされちゃうわ」

若い子だから、嗜虐的に虐めても楽しめるというものだ。

一定の年齢以上でそれをしたら、侮蔑されて、酷い目に合うだけなはずだ。

「……そうでもないと思うけど」

「……そうなの?」

蜜柑が首を振って、違う違うと反応してくれるので、私は逆に聞き返してしまう。

「……この話題は無し」

「……そうね」

良くない雰囲気ではある。

私としては知っておきたいことだが、あまり知り過ぎるといけない気がするので、蜜柑に同意する。

「となると」

「うん」

「元デリヘル嬢的に凄い人と会ったとか?」

蜜柑にしてみれば、大多数を相手にしてきたと思ったら否定されたことで、次の可能性を疑った感じだ。

「……ノーコメントで」

「えぇ、気になる!」

「まぁ、気になるとは思うけど、そのうち、分かるから……」

「分かるの?」

「たぶんね」

面白くなさそうに蜜柑が口をとがらせる。

「せっかく、凄い人を知ってるなら……」

「知ってるなら?」

「いや、紹介して欲しいなって思ったけど……」

「思ったけど?」

まぁ、エッチが凄い人を紹介して欲しいという気持ちは分からないではないが、そんなことを思っていたら、本気で三笠くんに酷い目に合わされるのではと思うのだが、そのことに気付いてないのかと不安になる。

「圭が許してくれるかな」

「……許してくれると思うの?」

「……思わない、です」

末恐ろしいと思うが、三笠くんって本当にしっかり性欲があるのだ。

だから、女性に対して関心がある。

もしも、ここで蜜柑が別の誰かに買われでもしたら、本気で危ないことになると思う。

そのことについてはしっかりと蜜柑も理解しているらしい。

もともと人の機微に聡いから心配はしていなかったが、一安心だ。

「……本当に魔性の男ね」

「そうかも」

私が魔性の男と称しても、蜜柑は笑い飛ばすのではなく受け止めて同意した。

「彼のために女性がどれくらい右往左往するのかしら」

「いっぱいじゃないかな」

はぁっと親子で溜め息を吐く。

「お代わりは?」

「欲しい」

蜜柑のグラスも私のグラスも空になっている。

確認して、グラスを受け取ると冷蔵庫に向かい、注ぎ直す。

「難儀な男の子に入れ上がってるわね」

「良くないよね」

良い悪いで言うと、間違いなく悪い。

ただ、それは一般的なそういう魔性っぽい男性に入れ込むなら、だ。

「でも、三笠くんならいいんじゃないかしら」

「……」

蜜柑が無言でこちらを窺う。

「あんなにエッチが激しいのにねちっこくて、甘やかすようにしっかりと、エッチをしてくれる男性は……」

「お母さん」

私の言葉にかぶせるように蜜柑が呼んでくる。

「なに?」

「……したの?」

非難めいた視線。

「……」

勘付かれたと思う。

「今日、帰りが遅かったのって……」

「違うわよ。一昨日のあなたたちのエッチを見てて、そう思っただけ……」

「嘘!」

蜜柑が感情的に声を荒げる。

「蜜柑」

「……寝る」

麦茶を飲み干すとどたどたとリビングから出ていってしまう。

ドンと部屋の扉を閉める音。

失敗した。

私は椅子の背に寄りかかって、天を仰ぐ。

「まぁ、いつかはバレることだものね」

仕方ない。

一応、怒らせてしまったことに対してのフォローはすべきかと椅子から立ち上がる。

そのまま蜜柑の部屋の前に移動する。

ノック。

もちろん、反応は無し。

「……蜜柑」

これにも無反応。

「……白状します」

これ以上、こじれても仕方ないと私は素直に今日の出来事を口にした。

「三笠くんから呼び出されて、相談を受けて、その後、エッチをしました」

「……」

息を飲んだ気配が感じられた。

どうやら、話くらいは聞いてくれているようだ。

「それで……」

それでから何を言おうかと悩んだ。

でも、伝えておくべきことはあまり多くない。

「……あの、ね。蜜柑。ごめんね」

どたどたと音がして、ゆっくりと部屋の扉が開かれる。

真っ暗な部屋の中から蜜柑の顔がチラっと見える。

「なにに対してのごめんなの?」

「……三笠くんにエッチな手解きをしました」

「手解き?」

まぁ、ほとんど必要はなかったと思うが、それでも彼は女性を抱いた経験値というのが多くはない感じで、まだまだ伸びしろはあると思えたから、こうすると良いよみたいな軽い気持ちで教えたつもりだ。

その結果、足腰がガクガクになるまで抱かれる結果になったわけだが。

「……待って、えっ、お母さん」

「なにかしら」

何かに気付いた蜜柑が恐る恐る目で問いかけてくる。

「圭にエッチな手解きをしたって言うのは……」

「したって言うのは」

「その、あれ以上に上手くなるようにしたってことですか?」

「そうなると思うわ」

あれ以上というのがどれくらいの話なのかという具体性はないけれども、間違いなく蜜柑が思っているエッチより次のエッチはレベルが上がっていると思う。

「……それ、駄目」

へなへなと蜜柑が沈んでいく。

「今の段階でも全然満足させられないのに……」

「蜜柑」

絶望というよりも期待と不安が入り混じった声を漏らした蜜柑。

私はそんな娘に一つのアドバイスをすることにした。

「なに」

「我慢しなくてもいいのよ?」

「我慢しなくていい?」

「世の中、男性を満足させることが大切で、女性の方は自分の気持ちを我慢した方が良いって言われてるけど」

「違うの?」

「違くはないのよ。でも、本気で良いと思う相手にそんな我慢していて良いの?」

「……あんまり」

蜜柑が三笠くんに惚れているのは間違いない。

それなのに、自分の気持ちに蓋をして付き合う意味がどこにあるのか。

もちろん、こういう気持ちを持つのは諸刃の剣だとは思う。

気持ちを向けても、男性が答えてくれるわけはない。

でも、心を押し殺して、男性に抱かれても男性はそれに薄々気付いてしまう。

「デリヘル嬢とか風俗嬢になれる子って言うのは……」

蜜柑にこういう話をするのは初めてだ。

本当はこれを教えるのは良くないと今まで黙っていた。

「男性なら誰でも惚れちゃうような子なのよ?」

「えっ?」

「抱いてもらったら、好きになっちゃって、そのまま、自分の全部をその人にあげたいと思うような、恋愛面で弱い子が多いの」

「そうなの?」

「まぁ、だから、メンタルが病んで辞めちゃったり、ストーカーになったりしちゃったりするんだけど」

もちろん、エッチな身体をしているとかそういうのも必要だけど、それ以上にそういう気質の子がなりやすいと思う。

「……それって」

「正直、健全ではないから、みんな口にしないのよね」

「それはそう」

惚れるのは良くないこととされているのに、嬢になるにはそういう気持ちを持つのが近道ではある。

「はぁ……」

「蜜柑?」

「今更、それを聞いても活かせないんですけど」

「それを自然にできるようなら教えたけどね」

「自然にできないと辛いよね」

「……待って、ということはお母さんも?」

「昔の話よ」

娘の自分の恋愛遍歴を語るのが嫌だから教えてなかったなどということはない。

無いったら無い。

「……我慢しなくていいんだ」

「しない方が実は男の人の受けがいいのよね」

「……そっか」

「どうする?」

どうするだけで伝わるのか心配になる。

三笠くんに対して、あなたはどうするという意味で問いかけてみた。

「……本当は」

「うん」

「今日、気絶するまで抱いて欲しかったです」

「そうよね、やっぱり」

蜜柑が嫌がった理由はそういうことだろうなとは思っていた。

自分から腰を振って、精液を欲しがる。

快楽のために男性を利用するとまでは言わないけど、そういう本能的な部分で相手を求めるのは怖いことだと思っていたということだろう。

「我慢しなくていいんだ」

「しなくてもいいんだけど」

「けど?」

「TPOは守った方が良いのは事実だからね」

「はい」

同級生にそういう相手がいる。

それで我慢しない方が良いとなれば、時と場合などは些細な問題に早変わりするが、それをすると、仲良く指導されかねない。

「はぁ……」

蜜柑が溜め息を吐く。

「明日の予定、確認しようかな」

「……うーん」

「駄目」

私が悩むような声を上げたことで、ついには蜜柑は顔を出して、確認してくる。

「その方が酷い抱かれ方はしないと思うけど」

「酷い抱かれ方……」

その言葉に蜜柑の視線が揺らぐ。

「焦らした方が良いと思うわね」

まぁ、そのせいで酷いことになるのも加味したうえで、焦らした方が面白いことになりそうだと思う。

「そっか……」

三笠くんが少し暴走気味になるのも良いと思うが、それ以上に、蜜柑の方が焦れると思うのだ。

(どういう反応をするかしら)

発情期を迎えた猫と同じだ。

スイッチが入った女の子はかなり熱烈になる。

顔を真っ赤にして、期待している蜜柑。

どういう想像をしているのかなんて、分かりきっているが、まぁ、そういうことでしょう。

さて、三笠くんは蜜柑のことを好きなわけだから、休み明けに会った時の反応の違いを想像して、ニマニマしてしまう。

まぁ、人が悪いとは思うのだけれど、本当に漫画とかみたいな相思相愛なことを知っている私としてはこれくらいのお節介はしても良いと思う。

「じゃあ、私はこのまま寝るわね」

「あっ、おやすみ」

私は言いたいことを言ったというように自分の部屋に向かう。

部屋に入って、そのまま、ベッドに倒れこむ。

「ストレッチ……着替え……」

しないといけないことを口にしながらも、ベッドに倒れこんでしまえば、それ以上のことができないほどに身体が重い。

(これ、明日、身体が悲鳴を上げる感じ……)

とは思うのに、私は意識を手放した。

眠い。

疲れた身体で蜜柑にバレないようにしないとと思っていた緊張も抜けてしまった。

甘い痺れはまだ抜けてくれない。

お腹の下の方に溜まった彼の熱。

触られて、触れ合って感じた彼の感触。

眠りそうになる意識とは別に反芻するように、身体が快感を忘れないように思い出す。

「……あっぁ♡」

腰を浮かして、奥に溜まっていた彼の熱を吐き出す。

漏らしている感覚と膣を焼くような熱が奥の方から流れ出ていく。

「だし、すぎ、なのよ……♡」

私はここにはいない彼に悪態を吐く。

駄目だと思うほど、熱情は戻ってくる。

「……ぁぁあ♡」

我慢していた余韻が身体を焦がしていく。

彼の前でも蜜柑の前でも澄ました顔をしていた。

それは我慢していたからでしかなくて、そのまま私は隠していた快感に悶えたまま、身体を震わせ、眠ってしまった。

「疲れた」

久々に自宅に帰ってきて、俺はベッドに倒れこんでいた。

杏美さんを家まで送ってから自宅まで帰ってきたのだが、バキバキに身体が強張っていた。

「腰が痛い」

疲労感から来るものなので、愚痴をこぼすだけで何もしない。

「湿布がどこかにあるな」

重い身体を起こして、湿布を探す。

思い出したところを探せば、簡単に見つかったそれをお尻や太ももに貼っていく。

「こういうのって、周りから来るんだよね」

専門ではないので、適当に経験則で貼っていく。

「はぁ、気持ち良い」

湿布の冷たさが心地良い。

ベッドに腰かけて、のんびりしていたが、身体を起こしているのが面倒で倒れこんだ。

「……湿布臭くなるのが問題かな」

まぁ、明日は土曜日である。

「明日は休もうかな……」

そうすべきだと思う。

ここ数日は本当に濃い体験をしている。

「蜜柑とエッチして、由利ちゃんとエッチして、今日は杏美さんとエッチして……」

普通なら考えられないほどにエッチをしている。

もちろん、本気でエッチする以外にもお昼休みにエッチをしていたので、そういう意味では蜜柑とエッチしまくっていたというのが正しい気もする。

「……眠い」

ベッドに倒れこんでいるので、眠気が忍び寄ってくる。

「……その前に」

俺は身体を起こして、ストレッチをする。

「これ、しないと明日も動けないかもしれないし」

運動の後のストレッチはいくら辛くても欠かしてはいけない。

長年、長距離を趣味で走ってきたわけではない。

ベルトを緩め、制服のままでもできる範囲で入念に筋肉をほぐす。

「このあたりが突っ張るのか……」

マラソンしているだけでは使わない筋肉をセックスでは使うのか、硬くなった場所が思いもよらないところで思わず面白かった。

「……これくらいで良いかな」

入念に時間をかけてストレッチをしてから、「これ、湿布貼る前にすべきだったのでは……」

普通なら気付くのだが、頭が回っていないなと苦笑する。

「……いいか」

制服を脱ぐのも億劫で、ベッドに倒れこむ。

「明日は洗濯と掃除でもして……」

ここ数日、家のことを何もしていないので、明日はそういうことをするつもりだ。

「明後日は……」

日曜日は何をしようかと考える。

「……誰かを買うか」

杏美さんに言われた経験を積んだ方が良いという話とモテるという話。

現金なもので、俺はその言葉に興味を覚えていた。

「モテたいじゃん」

それもエッチをすればするほどモテると聞いてしまえば、一石二鳥みたいな話だと思う。

誰に言うとも違うが、それでも口にしてみれば目標として、自分の中で意識がはっきりする。

「まぁ、まずは……」

暗くなっていくのではなく、瞼が落ちてくる。

「体力回復かな……」

俺は自宅のベッドという安心感でストンと意識を失っていく。

(なんか、エッチな夢見そうだな……)

そんな馬鹿なことを思いつつも、明後日に向けて眠ってしまった。

女性の将来なりたい職業ランキング第一位が性奴隷な世界3 クラスメイトの欲求不満なお母さん 第5部 (5/5)
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