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女性の将来なりたい職業ランキング第一位が性奴隷な世界2 学校で一番のお嬢様な女の子 · 第4部

女性の将来なりたい職業ランキング第一位が性奴隷な世界2 学校で一番のお嬢様な女の子 第4部 (4/5)
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「「交ざりたいですね」」

俺の問いかけにそれは良い笑顔でエッチなことをしたいですがという反応を返してきた。とはいえ二人ともニコニコとした笑顔を引っ込めたのはさすがに自分の興味とかそういうことを仕事の場に持ち込むのは良くないと思ったからかもしれない。

真剣な視線が二人分、俺たちに突き刺さる。

「……あぁ、それと拒否されても結構ですが、万が一に備え、私たち二人は部屋の内側で待機させていただく必要があります」

「それについて、了承していただけませんと、このあと、私たちの職務が履行できないことも踏まえて、奥様から保護者特権で三笠様と由利様の契約を不履行として追い返しても良いと許可を頂いております」

「なるほど……」

「あ、あの……」

俺とメイド姉妹との会話に由利ちゃんが割って入ってきた。

「うん?」

由利ちゃんも真剣な表情で梨花さん、瑠花さんを見つめる。

「二人とも元風俗嬢でしたよね?」

「「はい、その通りでございます。経験と実績につきましては折り紙付き。ただし、ご存知とは思いますが昨年、出産をしていますので、全盛期とは参りません」」

「えっ?」

梨花さんも瑠花さんも美人で、隠しても隠し切れないエロい雰囲気があるのは感じていたが、元風俗嬢ということに俺はドキリとしてしまう。

この世界の男は性欲が薄い。

そんな男たちが性欲を覚え、興奮し憧れるのは風俗嬢だ。

ただ、風俗嬢というのは物凄く人気の相手だ。

その希少性と市場価値が加算されて彼女たちの価格は高い。

最低でも三万円の料金がかかると言われている。

もちろん、サービスの内容によって金額は変わるので三万円というのはあくまで風俗嬢に会うためだけのお金だ。

その世界の俺も興味と憧れを覚えつつ、その価格に断念した記憶がある。

風俗嬢の下のデリヘル嬢でも男は満足できるのだが、風俗嬢というのはデリヘル嬢よりも特殊性があったりするので、単純に上手いとか魅力的であるとは言えないという話もある。

逆にデリヘル嬢の方がサービスに対する積極性が有るとかでそっちばかりを利用するという話もあるとかないとか、だ。

「「それでも、お手伝いを許していただけるなら、由利様でも三笠様を満足たらしめることができると自信をもっておりますが、どうしますか由利様?」」

二人は俺ではなく由利ちゃんに判断を仰いだ。

俺は彼女たち二人がいてもいなくても良いと思っていた。

それはその方が由利ちゃんを堪能できるし、偽るように演じている経験豊富で酷い男というキャラ付けが即座に瓦解すると思ったからだ。いや、由利ちゃんの反応的に酷い男というキャラ付けは既に崩れているかもしれないが、それでもエッチが上手い男という風に思われたいと思っていた。

だが、彼女たちは交渉する相手を俺ではなく、この場で一番、経験が足りておらず藁にも縋るほどに助けを求めている女の子を目標にしたのだ。

「……手伝ってください」

「「かしこまりました」」

由利ちゃんの言葉を止められず、再度、頭を下げた二人はスタスタとベッドまでやってきた。

「「それではよろしくお願いいたします。ご主人様……」」

助けを求めたはずの由利ちゃんではなく、二人は俺を見つめてそう言うと、まるで舞うように色香を振り撒くようにメイド服を脱いでいく。

シンクロした、まるで鏡に映る虚像のように彼女たちは綺麗に連動した動作で裸になる。

「……ごくり」

別に梨花さんと瑠花さんのことを侮っていたわけではない。

それでも、堂々と魅せ付けるように晒される二人の身体に俺は生唾を呑んでしまう。

蜜柑とも、もちろん、由利ちゃんとも違う。

ほどよく肉付きがある身体つき。

それは成熟した女性のそれである。

そして、なるほど元風俗嬢というだけあって、エロいと思うのと同時に美しいとも思えた。

出産をしたせいだろうか、乳輪がくすんだ色をしているのだが、それはそれで本当に彼女たちには子供がいることを感じさせてくる。

母であるはずの女性が身体を曝け出して、それを遠慮なく見れる。

背徳感に背筋がゾクゾクと震える。

「……むぅ」

俺の視線が二人に注がれ続けていることに対抗するようにチ×コがキューっと締め付けられた。

「「それでは、奉仕させていただきますね」」

俺はベッドへ上がりこんできた梨花さんと瑠花さんに左右からその豊満な身体で挟み込まれた。

「よろしく……」

「「えぇ、まずは……」」

挟み込まれた上で、彼女たちはキスをしてきた。

左右から同時に。

その場所は、耳。

「おぉぉぁ……」

左右両方の耳穴にぬめっとした舌が刺し込まれ、チュプチュプと何度も何度も穴の中を弄られる。

「ふぁぁぁっ♡」

俺は左右の二人に翻弄され、快感と言っていいのか、身体が震えてしまう。

由利ちゃんに幻滅されるかもという不安を覚えるが抗いようもない刺激というか感覚に自分でも出したことが無いような悲鳴が上がってしまった。

俺が震えれば、俺のチ×コでマ×コを塞がれて悶えている由利ちゃんも感じる。

初めての快感を俺も覚えさせられ、目の前がチカチカしてしまう。

未知の刺激というか、風俗嬢の凄さの一端を感じて、俺は抱きしめていた由利ちゃんを離してしまった。

由利ちゃんはそれでも俺に寄りかかって離れないようにしようとしていたのだが、チ×コが大きく跳ねた時に快感で身体を仰け反らして、バランスを崩した。

「ぁっぁぅぁあ♡」

抱き合っていて、深く繋がっていたので俺のチ×コは彼女の奥を大きく押し上げて快感を由利ちゃんに与えたのだろう。

可愛く悶えて喘いで、由利ちゃんが軽く絶頂する。

「「……ふぅ。これだけでは満足いただけないのですね♡」」

梨花さんと瑠花さんが耳から離れていき、驚いたようにそう口にした。

そして、その声音はとても嬉しそうだった。

「「では、アプローチを変えましょうか」」

「はへ?」

獲物を見つけたような視線に俺は震えあがり、その視線が俺から由利ちゃんに移ったのを確認した彼女は小さく悲鳴をあげたが、俺から離れた二人は今度は由利ちゃんに左右から抱き着くように一緒にベッドに寝転がったのだった。

六話 メイド姉妹(元風俗嬢)の姉と私と

お嬢様である由利様に種付けをしていた空木という名前の男。

毎日、性的興奮を覚え、射精できるという部分は凄いはずなのですが、短小で卑屈そうなのに過去の実績を笠に着て威張り散らしていたのでこの館の全ての人間があいつのことを嫌いでした。

それでも、奥様である美琴様の『人生の価値は子を成すこと』という教えのもと、性行為に奥手なお嬢様への特効薬的な意味合いを持っていた存在である以上、私たち使用人は口を出すこともできずにいました。

それに自然受精できるのなら、それは素晴らしいことだと思ったために、余計な詮索もしないでしまっていました。

蓋を開けたら、とんでもない薬を使用しての違法な性行為を黙認していたということですから、館の全ての使用人が胃痛を覚えました。

大事には至らないように最低限度の保険はかけていた男の狡猾さに救われた形でお嬢様に健康被害は有りません。

(由利お嬢様は毎日、言いつけ通り積極的にオナニーされていましたから、ホルモンバランスが崩れている心配はありませんね)そのことにホッとしつつもただ、そうは言っても我々は医師ではないため確実なことは言えないのです。

だから、出来る限り応急処置として由利様には深い絶頂をしてもらうか、病院へ行ってもらうかする必要があると判断しましたが、そのことについては薬に詳しい由利お嬢様のお兄様から助言を受けて解決しました。

「オナニーをいっぱいさせてくれれば問題はないから、緊急で病院に向かわなくてもいいよ」

それにそんなことをされていたというなら妹は傷ついていると思うからそっちのフォローをして欲しいということでした。

私たちも知識のなかでしか知らないような薬ですが、新薬が開発されるまで広く普及していた程度には副作用を抑える行為が認知されていたのもあります。

旧型の薬は接種したら、あとは盛っていれば何の問題もないのです。

何度もセックスしていればそのうち妊娠する。

何度もセックスしているのに受精しないとなると量を増やす。

そうして孕む。

そういう流れで妊娠する薬だと記憶しています。

だから、セックスをすれば、最悪しなくてもオナニーなどでしっかり絶頂を覚えるとホルモンバランスが整って大事にはならないというものだったはずとの史郎様からのお言葉にホッとしました。

それでも妊娠が確定的なものではない程度の効能しかないので、運悪く廃人になる女性がいたという部分が人々のトラウマとして歴史に残っているということらしいです。

「過剰に恐れるほどのものではない。といっても当事者の由利にしてみれば怖いと思うから、そういう怖いことを考えられないようにしてあげてよ」

という話を私と姉さんは申し付けられたというわけです。

由利お嬢様のご家族への連絡をしていたのは姉の梨花の仕事でした。

逆に言うと私の仕事は警察への対応でした。

役割分担などということも話し合わずに相手の考えていることを感じ取って、自然とそういう話になったために私はしたくもない男を見張る役目になっていました。

いえ、姉さんも傍にはいました。私も姉さんもこんな男に不覚を取るとはお互いに思っていませんが、それでも何が起こるか分からないというのであれば、その何かが起こっても問題ないように最善を尽くすことに否やはありません。

警察の方がやってきました。

すぐに引き渡せるように私たちは男を屋敷の玄関前に放り出して待っていました。

やってきた警察官は内容が内容だけに女性が三人で、全員が青筋を浮かべていました。

「ご協力、ありがとうございます。それでお話を聞いたのですが……」

そう言って、事情の確認を受けました。

「状況証拠的に間違いなく黒……なのですが……」

「瑠花、警察の方も来たので、私はお嬢様の方を確認してきても?」

姉は警察の人たちが見張る役割を代わってくれる状況になった瞬間に身を引いて、了承を取ってきたので了解しました。

こちらも大切ですが、お嬢様を買ってくれたという男性に任せきりな状況に問題を覚えないわけではありませんでしたので、気持ちとしては姉に確認してもらい、問題があると判断したら対処してもらいたいと思っていたのです。

私がお願いと口にした瞬間、任せてと笑顔で早足にこの場を離れる姉。

その動きはまるで逃げるようだと思いました。

なぜ、そんなに急ぐのだろうと思っていたら、女性警官が私に申し訳なさそうに告げてきました。

「あのですね。一応、不正薬物検査のキットに旧型の妊娠薬用の物もありましたので、持ってきたのですが」

「ありがとうございます」

「ただ、これ、射精させた精液で検査するものでして……」

その言葉で雲行きが一気にあやしくなりました。

悲しいことにこの意識を刈り取られて失神している糞な男は無様に短小マラを膨らませているのに、射精していません。

射精まで高ぶらせたマラだというのに激痛でも一定以上の衝撃を味わえば漏らすのが普通だと思うのに、硬くもないフニャチンをおっ勃てているだけです。まだ、ギリギリ勃起しているというくらいの勃ち具合です。

ここにくるまで漏らしてくれていれば、それを手袋をして採取できたのに、それができていません。

そして糞な男は物凄い遅漏です。

まして、意識を手放している状態では刻一刻とマラが萎んでいます。

「あとで、特別ボーナスを要求してやる」

私ははらわたが煮えくり返るほどに不快さから苛立ちつつ、仕事として糞な男のアナルに指を入れました。

元風俗嬢として男性の精液を搾り取るテクニックには自信があります。

指で前立腺を刺激し、無理やり勃起させて、射精させる技を駆使していますが、本当はアナルに舌を入れてやったほうが速いのですが、この男のアナルを舐めるというのは無理です。

これが風俗嬢の頃だったら、喜んで男のアナルをジュボジュボと舌で穿って、精液を搾取したことでしょう。

この時ほど、妊娠薬を使って妊娠し、子供を産んでいたことに感謝を覚えたことはありません。

性欲が減っていることに一喜一憂しつつも、可愛い我が子である双子の娘のお世話の幸せを思えば、妊娠してよかったとは思います。

でも、風俗嬢になるほどに強かった性欲が減っていき、今では体感で一割ほどしか残っていない性欲に物悲しさと不満を覚えてしまっていたのは事実です。

(性欲が消えないうちに二度目の妊娠薬を使用して、最高に気持ち良いと思えるセックスをして妊娠したい)そうは思いつつも、娘たちのお世話で男を物色する時間もなく、減っていく性欲のせいで、男を漁る気力も湧かなくなってきていました。

「……ぉぉほぉ」

ようやく糞な男がマラからうっすい精液を漏らしました。

私はそのまま怒りに任せて指で前立腺をグリグリと攻撃し、快感ではなく拷問を開始。

男は飛び跳ねるように身体をジタバタさせますが、もちろん、元とはいえ、風俗嬢のテクニックから逃れられるわけもなく、すぐに白目を剥いて、失神し直しました。

「しまった」

ジタバタと暴れたせいで精液がマラから垂れてしまいます。

犯人の可能性が高いとはいえ男の無様な射精を前に女性警官たちは何とも言えない表情をしています。

私の責めの方に熱い視線を向けていますが、精液を採取しようとしてくれてはいますが、見るからに女性警官たちは性的なことに疎そうで、その動きもおっかなびっくりです。

(ハンカチで……いえ、取り出している余裕はないですね)私は仕方なしにもう片方の手で垂れる精液を受け止めました。

じんわりと人肌の暖かさがあるのに、べたつきもしない精液。

先走りなのではと思い、アナルに入れた指で痛め続けている前立腺をさらに刺激し、糞な男の萎えたマラを再度勃起させ、射精させる。

二度目も同じくらいのうっすい精液なので、これがこいつの本気の射精らしい。

これなら、一般的な男性の射精のほうが何倍も濃くて量も多い。

こんな糞雑魚マラを受け入れ続けていた由利様に申し訳が立たない気持ちが強くなります。

(まぁ、たとえ、本当に妊娠しやすい精液だとしても)私は極度のイライラから、加減を完全に間違いました。

「おひぃ!」

男のアナルに入れていた指に力を込めて、ブチュンとでもいうように潰した感触を指先に感じる。

失神していた男が失神していてなお、一鳴きして、沈黙する。

私は何事もなかったようにアナルから指を抜き、その手を遠ざけました。

もう片方の手には水のような精液が掌に少量あるだけ。

女性警官が恭しく差し出してきた検査キットに手の上にある液体を注ぐ。

そうして、全部注いだところで警官が栓をして、振る。

「……陽性」

色が変わるという分かりやすい反応を確認し、警官が崩れ落ちて白目を向いている男の手を取って、手錠をかけます。

「ご、ご協力、ありがとうございます」

「いえ、あとはお任せします」

警官の三人は私に頭を下げて死んだように倒れていた男を連行していきました。

そうやってこちらのことが無事に済んだ頃に戻ってきた姉は由利様を買った、確か、三笠という少年の情報を私に話し出します。

その情報とは、私たち二人が見たことの無いほどの巨根の持ち主だということです。

「……由利様は経験が無いから苦労すると思わない?」

「……そうね」

もしもそれが本当なら、当然だろう。

「それで、本当にそんなに大きかったんですか?」

「本当だって、腕くらい太かったし、長さも私の指先から肘くらいまであったと思うよ」

そんなチ×ポがあるわけがない。

いくら良く知っている姉が言うことでもそれは嘘だろうと思っていました。

それから、と言って姉は奥様である美琴様に連絡を取って判断を仰いだようで、監視に加え、二人の性行為の補助をするように言質を確保してきていました。

美琴様への連絡の前に史郎様にお伺いを取っていたことで過保護な美琴様を納得させられたということでしょう。

もちろん、その補助の部分には私も含まれています。

「……私も

洋

と

豊

を産んでから、エッチはご無沙汰なのにね」

「私だって

碧

と

蒼

を産んでからはしてないのですが」

私と姉さんは双子だ。

それも恐ろしく近い存在の双子だ。

まるで、二人なのに一人の人間が考えているのではと思うほどに思考が似ている。

うまく言葉で説明できないのだが、私が左腕、姉さんが右腕というように振る舞えてしまう。

そして、私たちはその近しさを利用して二人セットで風俗嬢をしていた。

風俗嬢になってそれから十年間、延々と精液を搾り、注がれた。

それでも子供は授からず。

風俗嬢としての活動に疲れを覚えたので、一昨年、妊娠薬を利用して妊娠した。

私たち二人はずっと一緒になにごともしてきた。

だから、妊娠も同じ相手だったし、示し合わせたように出産日も同じ。

双子を生んだのも同じだけど、私が娘二人で姉さんは男の二人。

だから私の『性欲が消えないうちに二度目の妊娠薬を使用して、最高に気持ち良いと思えるセックスをして妊娠したい』という願いは姉さんも思っていることだ。

今度も妊娠したら双子を生むだろうという実感があるが、今度は私が女の子の双子を生むだろうと思っている。

だから、否定しつつも私は姉の言葉に口元をほころばせる。

(まぁ、たとえ、大きくなくても……)

三笠という青年の行動。

それはまるで漫画やドラマのヒーローのようなカッコよさがあった。

性欲が薄くなったのに久々に感情を刺激してきた男性に私たちは興味津々だった。

(だから、別に姉さんがいうことを信じて期待してるわけではないけど……)じんわりと子宮が膣が疼いているのを感じつつ、「「由利様がお相手を満足させる手助けくらいはしてあげましょ」」

姉さんと綺麗にハモった。

なるほど。

どうやら、姉さんも気に入っていたらしい。

久々に風俗嬢に戻れたような心持ちで私たちは由利様の部屋に向かう。

ただし、私は忘れていない。

「逃げたのは許さないから……」

「……ひゅーひゅー」

私は口笛が吹けない。

そして、私が口笛を吹こうとするのは決まって、何かを誤魔化したい時だけ。

そんな逆の立場なら同じことをするだろう姉の行動に溜め息を吐きながら、私はスタスタと部屋に戻ることにしました。

もちろん、汚れた手はお嬢様の部屋に戻る前にしっかりと綺麗にしてからですが。

七話 翻弄される俺と由利ちゃん

チュプチュプチュプ……。

水の音が響く。

もちろん、その音の発生源はベッドで寝ている三人、正確に言えば、梨花さんと瑠花さんが俺にしたように左右から由利ちゃんの耳を舐め穿っている音。

部屋に響くほどに激しいそれに、「ひぁぁや、めぇ♡」

由利ちゃんが悲鳴をあげる。

逃げようとしても、股間には抜けそうもないほどにみっちりと埋まった俺のチ×コ。

左右から絡みつく二人は由利ちゃんの必死の抵抗を完全に抑え込んでいる。

「おかひ、ひくぅなるぅぅ♡」

ビクビクと身体を震わせ始めても由利ちゃんへの責めは終わらない。

「ふふふ……」

「お嬢様?」

「……ぁぁあ?」

意識を手放しそうになってようやく二人は由利ちゃんの耳から顔を少しだけ離した。

そして、優しく囁いた。

「「……これを感じますか?」」

「……あぁう、はい♡」

由利ちゃんのお腹に梨花さんが手を当てる。

その場所はチ×コで膨らんだ場所。

「大きくて、苦しいですよね?」

「くりゅしいぇす、いきが、うまく……♡」

「姉さんの言う通り、こんなの入れられたら苦しくて辛いですよね?」

梨花さんが手を放すと同じ場所に瑠花さんが手を置く。

「つらきゅはないです♡」

「偉いですね♡」

「ご褒美です♡」

由利ちゃんが辛くはないと答えると子供をあやすように二人は頭を撫でる。

誇らしそうにしたところで、「「じゃあ、もう一回ですね♡」」

姉妹がまた耳舐めを再開する。

「ぉぉああぁあ♡」

終わったと思った責めが再開されて、最初よりも由利ちゃんの反応は大きい。

「「ご主人様も気持ち良くなって、貰いますから……♡」」

俺はそんな三人の絡みを眺めているだけでも十分満足というか、チ×コに響いていたというのに、梨花さんと瑠花さんの手が由利ちゃんのお腹越しにチ×コを扱いてくる。

グリグリと梨花さんがチ×コの先を指で押さえるように、瑠花さんはチ×コの竿を撫でるように、由利ちゃんのお腹の上を二人の指と手が蠢く。

「やばぁ……」

「「ふふふ、チュパチュパ……」」

扱かれていると感じるほどに的確な刺激。

それに加えて、マ×コが狂ったように跳ね始める。

「そりょそりょ♡」

「……えぇ♡」

梨花さんと瑠花さんが二人でアイコンタクトをしあって頷きあう。

「……あぁ、うぁ」

俺はチ×コが気持ち良さ過ぎて必死に堪えていた。

気付くと由利ちゃんが意識を手放してしまったのか、小さく声だけを発している。

そして、そんな由利ちゃんを見て、二人は満足そうに頷きあう。

「由利様、これが感じられますか?」

梨花さんがグイっとチ×コを押してくる。

「……ぁぁぁうぅ♡」

意識が無さそうに見えた由利ちゃんが首を縦に振った。

「大きいですよね?」

梨花さんが続けて質問すると同じように首を縦に振る。

「これって……」

「しぃ……」

瑠花さんが口に人差し指を当てて、睨んでくる。

俺は口を閉ざした。

瑠花さんの瞳は真剣すぎて怖いくらいだった。

「……苦しいですよね?」

「……うぅぅ♡」

質問はさっきと同じ内容。

だから、苦しいかと聞かれて由利ちゃんは首を縦に振った。

「……本当に苦しいなら辛いですよね? ほら、こんなに大きいのに……」

質問者が変わる。

瑠花さんは先ほどと違って、俺のチ×コに沿うように由利ちゃんのお腹を撫でていく。

こんな大きさで、こんな長さと形でと事細かに撫でては教え込むようにしている。

瑠花さんが押し込むように実況をしていて聞かせる反対側では梨花さんがまた、耳を舐めている。

意識を手放しているのにお腹越しにマ×コをチ×コに擦りつけられ、耳舐めもされている由利ちゃんの身体は快感の過剰投与でガクガクだ。

最高に気持ちが良い。

気持ち良いが、あまりに目の前の洗脳じみている光景に気持ちは引き気味になってしまう。

「由利様、もう一回だけ聞きますよ?」

「…………ぁ♡」

こくりと頷く由利ちゃん。

「この大きなおちん×んは辛いから苦しいんですよね?」

「…………っぅ」

彼女は首を振った。

「辛いですか?」

「…………っ」

首を振る。

「苦しいですか?」

「………………っぅ」

首を振った。

「偉いですね。それじゃあ、苦しくないってことだから、これは簡単に抜けますよね?」

「……うぁ♡」

こくりと首が縦に降りた。

「ご褒美ですよ♡」

瑠花さんも耳舐めを始める。

そうして二人が俺を見る。

「チュパチュパ♡」

「ジュプチュパ♡」

彼女たちの耳舐めに連動するように由利ちゃんのマ×コが精液を搾り取るように、締まり上がる。

「あぁ、出る……」

俺は搾り取るような由利ちゃんのマ×コに精を吐き出した。

今度の射精はずっと途切れずにドビュドビュっと溢れるほどに吐き出されていき、狭い由利ちゃんのマ×コを精液でいっぱいにしたのか、繋がった部分のわずかな隙間からごぼりと零れ落ちた。

「「……抜いてください」」

まだ射精は続いている。

だが、二人の言葉に腰を引けば、抵抗なく、スルリとチ×コが外へ出た。

由利ちゃんのマ×コに入った時よりも確実に大きくなったチ×コは外へ出ても、先っぽから濃い精子を迸らせていた。

ドビュドビュっと発射した精子はべちゃくちゃと粘っこい音を立てて、由利ちゃんの身体を汚す。

「「もったいないですね……♡」」

梨花さんと瑠花さんが今度はまた俺ににじり寄って、瑠花さんがチ×コを咥えた。

「じゅぼっぞぞぞっぞ♡」

彼女は口を窄めて、勢いよくバキュームしてきた。

「ちゃぱちゃぱ……♡」

梨花さんは俺の片方の乳首に舌を伸ばし、片方の乳首は指で弄ってくる。

バキュームは断続的で終わりが無く。

あとからあとから精子を吐き出し続けてしまう。

「ごぉぉぼぉ……」

汚い音が鳴り、べちゃべちゃと音がする。

続いて、咳き込む声。

「……うぉえ♡ 飲みきれ、なかっひゃ♡」

瑠花さんが涙目になっている。

彼女の口回りは精子を吐き出したせいか、べっとりと白い塊が張り付いている。

所在が無くなったチ×コを捕まえたのは梨花さんだ。

根元をギュッと指で締め上げて、瑠花さんのようにバキュームしてくる。

「……おいひぃかったのに♡」

吐き出した精液を惜しむように掬い上げ、瑠花さんは口に運ぶ。

「……けっふ♡」

瑠花さんのバキュームでかなり射精していたので、梨花さんの口にはあまり注げなかった。

それは梨花さんも分かっているらしい。

「ずるい……」

「さっき、私を見捨てた罰なので」

「……うぅ」

「はぁ、気持ち良すぎた」

俺はそんな終わりが感じられない射精を終えて、疲れを口にした。

「「……」」

そんな俺のチ×コを見つめて、黙り込む梨花さんと瑠花さん。

「なんで?」

「大きいのでしょうか?」

二人はまるで流れるように言葉を繋げて質問してきた。

「まぁ、まだ満足してないので」

「……デカマラ♡」

「……底なし♡」

二人が軽く引き攣った笑いを浮かべるのを見て、ちょっとだけ俺は勝った気がしたのだった。

「「……予想外です」」

梨花さんと瑠花さんがボソリとそう言った。

「予想外ですか?」

「本当に人間ですか?」

「あんなにいっぱい出したのに、萎えもしないどころか、まだ大きくなってますよね?」

「まぁ、そうですね」

二人が確認するように俺のチ×コに触ってくる。

「長さは指先からここまでだから……」

「大体

20

cmはありますよね?」

「そうなんですか?」

「たぶん? 私もあくまで目安で話しているので正確ではありませんが」

瑠花さんが自分の手とチ×コを並べて、それを見た梨花さんがチ×コの大きさを口にした。

日本人男性の平均が確か、14

cm弱とかいう話を聞いたことがある。

それと比べると随分とデカい。

自分でもデカいデカいとは思っていても、わざわざ長さを測ってはいなかったので、これで具体的にデカいなと思う。

「それで、この太さ……」

「姉さん、ごめんね」

「まぁ、これは見るまで信じられないとは思ってたからいいのだけど、見ても信じられなくなってきたわ」

梨花さんが今度は親指と人差し指輪っかを作り、チ×コの太さを確かめる。

「……ゴルフボールくらい?」

「そうだけど、玉の方は普通ですね……」

瑠花さんはスルスルと根元まで指を動かし、金玉を確認してくる。

自分以外に金玉を触られて、尻の穴がキュッとしてしまった。

「「……確認です」」

「はい」

「「ご主人様の性欲はどれくらい強いですか?」」

「……」

俺は由利ちゃんを見つめる。

すぅーすぅと眠っている様子なので、聞かれることはないだろうが、心配になる。

「……お嬢様には聞かせられません」

「ご心配なら……」

俺の視線に二人が由利ちゃんの耳を手で塞ぐ。

「性欲に目覚めたのが昨日からなので、測りかねている部分もあるんですが、たぶん、毎日、勃起して、いくらでも射精できるはず、です?」

「「……ご主人様のことを奥様にご報告してもよろしいでしょうか?」」

「それはどういう意味で?」

「「由利様のお相手として、相応しい男性ということで、ですね」」

「どうなるんですか?」

「おそらく、あの男の代わりになれます」

「契約内容は、一概に言い切れませんが、日当、十万円とかではないでしょうか?」

「姉さん、もっと、高いですよ?」

「そう、ね」

「そうですよ。注がれる精液の量で考えれば……」

「最低でも三十万から?」

「妥当なラインはそれくらいかな。上は百万とか?」

「そうなるわよね」

梨花さんと瑠花さんがそう言った。

「……」

ただ、由利ちゃんに中出しするだけで、金銭が発生する。

それも思っていたより、高額だ。

「「どうですか? 私たちとしてはご主人様をお迎えしたいのですが」」

「……」

そう言われて、頭に浮かんだのは蜜柑のことだった。

「由利ちゃんのことは好きです」

「「……ほぅ」」

「ただ、彼女と同じくらい好きな子がいて、その子のことも愛したいので契約は結構です」

「「……なるほど」」

「まぁ、由利ちゃんにはいっぱい払ったので、数日間は抱きますから」

「「え?」」

「これから一週間くらいは俺の性欲に付き合ってもらうつもりですけど。どうかしましたか?」

「そのお嬢様をいくらで買ったのですか?」

「えぇっと、一万……」

俺の言葉に梨花さんと瑠花さんが畳みかけてくる。

「「お嬢様のような、雑魚の雑魚、いえ、現状実績がないから、そう言わざるを得ないのですが、出し過ぎですよ?」」

「由利ちゃんからじゃなくて、有無を言わさず渡しました」

「「……確信犯ですか」」

「えぇ、まぁ」

お金を過剰に渡すこと。

蜜柑の時にも使った手だが、高額な買いは非常識な行為であると知っていて、獲物を逃がさないためにわざと同じことを繰り返した。

由利ちゃん自身も過剰であることは重々承知している。

「そうしたら、どんなお願いでも嫌とは言えないでしょ?」

「「……っ♡」」

売春契約では基本的にお互いの立場は同格だ。

相手と自分に男女の差はあれ、年齢の差はあれども、同格なため、嫌なことは嫌と言えるし、無体なことをすれば、咎められ、訴えられる。

もちろん、女性側としてみれば、基本的に買われただけでも満足してしまって、多少の理不尽は許容してしまうので、売春行為で事件にまで発展することは少ない。

これがデリヘル嬢や風俗嬢ともなると話は変わってくるが、世間一般の女性はあくまでも買われるか分からない売りをしているだけ。

時々、女性の方があとから要求を追加して金銭を巻き上げる行為が問題になることもある。

セックス時に無茶をされたからなどもっともらしいことを言って、額を増やしてもらう。

それ自体は問題にならない。

むしろ、請求されたとしても数百円単位の請求だったりする。

ただ、健康被害が懸念される場合は治療費くらいは請求しても良いという部分で詐欺をする女性がいるのだ。

それが問題になったりする。

話が横にそれたが、売春契約をする際に気を付けないといけないのは適正かどうかだ。

適正な価格での契約が守られない場合、売春契約はともすれば奴隷契約と同じになるからだ。

「「ほとんど奴隷契約まがいなことをしてますね♡」」

「そうですね」

そう、例えば、由利ちゃんは男性経験が乏しいため、普通なら千円という価格でも高いということになる。

もちろん、真島 由利という存在を見た時にお嬢様であるというセレブリティのためにそれくらい請求されても問題ないが、由利ちゃんを個人的に評価した場合には性的価値はほぼないと判断される。

これが処女だったりすれば五千円とかで、逆な位置づけで価値があったりする。

具体的に俺は口にしていないが、由利ちゃんの適正価格は安いと思っている。

それなのに一万円以上で買った俺。

そんな適正価格を無視した契約では、俺と由利ちゃんの立場は同格じゃない。

俺が上で由利ちゃんは下。

俺としても酷いことをして由利ちゃんを壊したいわけではないので、優しく丁寧に扱いつつ、だとしても彼女は俺に対して引け目を感じてしまうだろう。

由利ちゃんは俺の支払いにどういう意図を感じているのかは分からないが元風俗嬢の二人には俺のしたいことなんて丸わかりなのだろう。

奴隷契約には一日や二日ではなく、一か月単位分の代金の総額分の支払いとかが必要になってくるのだが、普通はそんな買い方をするのは風俗嬢とかにしかしない。

由利ちゃんは買ってもらえたということに驚いて考えついていないが、彼女も別に頭が悪いわけではないので冷静になったら愕然とするかもしれない。

俺が由利ちゃんを真剣に狙っているということに気付いた時、由利ちゃん本人はどういう反応をするのだろうかと思うと面白くなる。

嫌がられたらもちろん諦める。

諦めるように努力はするが、とりあえず、そういうことを抜きにして、彼女が男に対して持っているだろう恐怖心だけは俺が拭い去るだけはしておきたい。

そうは思っている。

あとは高額な支払いをされたらサービスを厚くするのが一般的らしい。

蜜柑の場合はそれを相手をする時間を伸ばすとかで対応していたし、そういう意味では杏美さんが手料理を振る舞ってくれたのもサービスの一環だろう。

ただし、彼女の場合はお家がお金持ちなため、例えばお家に招待して食事を用意するというような行為を取ることができない。

一万円を渡して、それ以上のもてなしをしたらそれは逆にサービスの押し売りになってしまう。

もちろん、由利ちゃんが自分で庶民的なスーパーで買い物をして自分で料理をした料理を振る舞うというのなら別だが、間違いなく、この家での善意のもてなしは過剰なのだ。

結果として、由利ちゃんができることは性的価値の少ない自分を売り続けるしかない。

今回、梨花さんと瑠花さんが手助けしているのは緊急措置の一環だ。

本当なら、たとえ元だとしても風俗嬢が性行為に携わるなら数万円は必要だ。

それが追加料金なしで二人となれば、確実に適正外だ。

「奴隷堕ちしたいわぁ……」

「分かるわぁ……」

クラスでそんな物騒な言葉が聞こえてきた。

そんな価値観が普通な世界である。

女性のなりたい職業ランキング一位が『性奴隷』な世界だから。

ただし、性奴隷という言葉の意味を考えた時、そこには元の世界と決定的に違う意味がある。

奴隷堕ちというのはともすれば違法的な売春契約である奴隷契約をすることを指す。

男性がほとんど女性に興味が湧かない世界で、奴隷契約をしたいと思われる女性というのは風俗嬢やデリヘル嬢などという魅力的な価値がある女性だけ。

そして、現にトップをひた走り続けた風俗嬢に興味を掻き立てられ、そして、手に入れたいとまで思わされた男性が取る最終手段が奴隷契約だ。

嬢の性に対する適正価格の一か月分を用意して独占するのが最初で、それを継続することでその嬢の人生まで根こそぎ買う行為。

この世界で奴隷堕ちというのは最高に稼ぐ女性が最大級に買われるというアメリカンドリームのようなお話なのだ。

だから、性奴隷というのは決して、人権が無く、残虐非道な行いをされても文句の一つも言えない奴隷とは意味が違う。

性奴隷とはそういうものだ。

そういうものだとして、だ。

じゃあ、もしも、とある普通の女性の性的な適正価格はというと、場合によっては月一万円のこともある。そこで、とある男が一万円を渡して売春契約を結んだ場合。それは女性からしたら奴隷契約と何が違うというのだろうか?

「「うわぁ……♡」」

俺の言葉に梨花さんと瑠花さんが歓声をあげる。

先ほどまでのエロいお姉さんという雰囲気ではなく、俺と由利ちゃんを見て、きゃあきゃあいっている。

「もう、ほとんど性奴隷じゃない♡」

「そうそう」

「「はぁ〜羨ましいわぁ♡」」

なんというか、元の世界で若いカップルの初々しい馴れ初めを肴に盛り上がる保護者の図とでもいうような雰囲気。

「……違う意味で応援せねば」

「本当にそうよ。これ、お嬢様の経験不足でご主人様の気持ちが離れたら、恐ろしいことになるわよね」

「捨てませんよ?」

「そうだとしても、ご主人様にはもう他にも好きな人がいるんですよね?」

「そうですね」

「飽きられてしまうかもしれない可能性がある以上、気が気じゃないんですけど」

「……そういうものですか?」

「元風俗嬢として、女は沼であるべきと思うのよ」

「沼?」

「足を踏み入れてきた相手を飲み込む沼。そして、女性には生まれ持った穴はあるにしても……」

俺はそう言われたのでジッと梨花さんと瑠花さん、由利ちゃんの下半身を見つめた。

「そっちの穴じゃなくて、ポテンシャルとか才能とでも置き換えてください。その才能を生かすも殺すも努力が必要です。それが私たちに言わせれば」

「穴に何かを注ぐことです。注ぐのは愛情でもテクニックでも、何でもいいです。でも、それは本人が持っている穴の大きさに左右されます」

なんとなく言いたいことは分かる。

才能が無いといくら頑張っても届かないことは多い。

そして、頑張らないと望む結果を得ることも夢見ることもかなわない。

「まぁ……」

「お嬢様なら、穴は問題ないでしょうけど……」

二人が冷徹な目で由利ちゃんを見つめる。

「なんで?」

「「知らなくて良いこと、ですね」」

俺は二人の言葉に首を傾げたが、詳しいことは秘密らしい。

「「……明日になれば、分かることでしょう」」

「……」

黙って待てということだろうと俺は口を噤んだ。

沈黙というか、静かになった部屋にチリリリリンと音がする。

「姉さん」

「はいはい」

梨花さんが瑠花さんに急かされてベッドを降りて、部屋の隅に歩いていく。

「どうしました?」

「あれは?」

「内線です。私たち二人が中でお二人を見守るということは他の者に伝えました。それと私たちが部屋の中に入った以降の訪問も原則禁止にしましたので、何か連絡がある場合はお嬢様のお部屋の内線に連絡が来る手筈となっていましたので」

「……はい。分かりました」

「姉さん、何か?」

「お食事の準備ができたということです」

「あぁ、そういう話ですか」

「……さて、それではどうしましょうか?」

「ご主人様、これ、一回小さくできますか?」

「無理です」

「ガチガチですものね」

「仕方ないので、シャワーを浴びてもらって、バスローブで食堂に行ってもらいましょうか?」

「それしかないですね」

どうやら俺のための食事の用意が整ったので、食堂に向かって欲しいらしいのだが、こんな状態のチ×コをバレるわけにはいかないということだろう。

「これを見たら、職務を放り捨ててでも、女を売りますものね」

「間違いないですね。だからといって、男に給仕を任すのは癪に触りますね」

「私たちがすればいいのですけど……」

その言葉に俺が首を傾げると悔しそうに、「「……ご主人様にはお食事を済ませていただいていて、その間にお嬢様にもう少し教育を施すべきと思っております」」

二人はこの後、由利ちゃんに手ほどきを施すのに忙しいということを教えてくれる。

「えぇっと、俺はどうしたら?」

「まずはお手数ですが、あちらにある部屋付きのシャワーで身を清めてください」

「それまでに方針を決めておきますので」

梨花さんが指差した扉を開けると浴室とトイレが併設された部屋だった。

普通に自分の家の浴室と同じ広さがあるそこで、指示された通りシャワーを浴びる。

一応、ボディソープと思われるものがあったので借用した。

ホテルのように整えられたアメニティのようなタオルを使って、外へ出る。

そうしたら、梨花さんと瑠花さんはメイド服を着ていた。

「バスローブは中にありましたのに」

「気付かなかったな」

俺が全裸だったので、瑠花さんがやってきて、はい、これですと畳まれてビニール包装されたバスローブを渡してきた。

「これですか?」

「着替えを手伝って欲しいのですか?」

瑠花さんは包装を裂いて、中からバスローブを取り出した。

「……いや、新品っぽかったから戸惑ったといいますか」

「クリーニングされて所定の位置に置かれていただけです。お嬢様が時々使われていましたので、新品ではございません」

「そうなんですね」

瑠花さんにバスローブを着せてもらう。

彼女は裸で密着するように身体をくっつけながら、バスローブを着させてくれた。

「どうなりましたか?」

「はい。私たちの手駒、いえ、可愛い可愛いメイド見習いにあなたのお世話を任せました」

「……不穏ですね」

「「まぁ、彼女には先ほど瑠花と一緒にお話をしましたので、万が一の可能性もなく給仕だけをしてくれるはずです。もちろん、ご主人様もそのおつもりで」」

「はい」

蛇に睨まれた蛙状態。

俺は首をすぐさま縦に振った。

「じゃあ、外に出れば?」

「いえ、彼女に頼んで、ご主人様が他の使用人の目に付かないよう、配置の変更と個人的なお願いを執事長にお願いしてもらいに行きました」

「内線ですればよかったのでは?」

「先ほどの糞な男の件で、執事長は館を縦横無尽に飛び回っていることでしょうから、内線で捕まえるのは難しいと分かりました」

「試したんだ」

「はい。三分ほど試して諦めました」

それと、と言って梨花さんが困ったような表情を浮かべる。

「あとは個人的なお願いですね」

「そうですね。姉さんと私がこちらに付きっ切りになりますので子供たちのことをお願いしたんです」

さっき、子供がいると言っていたので無理をして欲しくはない。

確かに風俗嬢のテクニックのようなものにも興味はあるが、それで親子の関係を壊したいわけではない。

そこまで薄情というか酷い人間でいたくはないという思いで、「あぁ、それなら戻っても……」

「駄目です」

「無理です」

子供たちの方が大事だろうと口にしようとしたことに二人は食いぎみに応える。

「奥様の指示で私たちはお二人の監視と補助を任されているのですから、それを投げ出すことはできません」

「それにこの仕事は割と不定期に仕事が発生するため、私たちはこの屋敷に住み込みで働いています。子供たちの世話はお世話をする係の者が別にいます」

梨花さんが責任が有るということを口にして、そのことに補足するように瑠花さんが発言する。

「そうなの?」

「この家の福利厚生が特殊ということもあるのですが。由利お嬢様のお母様のミコト様は子供をとても大事にされる方なので……」

「ふーん」

梨花さんがいう由利ちゃんのお母さんのミコトさんという人は勤めている人間を大切にしているのだというのが雰囲気で伝わってくる。

それを肯定する話に俺は冷めた返事をした。

「ご理解していただくのは難しいかもしれませんが、本当にミコト様は由利様を愛されていますので」

「……子供たちはそれでいいの?」

「お嬢様が帰ってくるまで、ずっと遊んであげてましたから」

二人は俺の言葉に大丈夫ですとだけ答えた。

確認をして、それでもいいというのなら俺は何も言えない。

「じゃあ、良いけど」

「「……」」

そう話を終えるとすぐにトントンとノックの音がした。

「失礼します」

「「来ましたね、蓬生

」」

「はい」

新しいメイドさんだ。

彼女は梨花さんたちと同じメイド服に身を包んでいるのだが、どういうわけかメイド喫茶風な可愛らしい手書きの名札をスカートに着けている。

だからヨモギさんは蓬生さんだという名前なんだろうというのが分かった。

「それでは食堂に案内して、お食事をとってもらってください」

「かしこまりました」

「どうぞ、彼女の後についていってください」

「分かりました」

蓬生さんは俺の顔を見ない。

微かに怖がられているのは俺のせいではなく、上司の梨花さんと瑠花さんが怖いせいだろう。

「「それと……」」

俺が蓬生さんに続こうとしたら、二人が俺の後ろに移動してきた。

「「お戻りになられるまでに、由利お嬢様を堕としておきますので♡」」

「……よろしく」

ゾクリとするほどに二人の声は官能的で、戻ってきたら由利ちゃんがどうなっているのかと不安もありつつ期待してしまう。

「「それと、もしご期待通りなら……」」

「うん?」

「「今度、私たち二人のお願いを一つかなえてはくれませんでしょうか?」」

「期待通りなら、ね」

「「かしこまりました♡」」

俺の言葉にわずかに二人の気配が高まる。

「……」

蓬生さんは部屋の入り口でじっと俺を見つめる。

後ろ髪を引かれながらも俺は由利ちゃんを残して、部屋を出る。

ニコニコと俺を見送るメイド服の二人の表情が本当に妖艶すぎて、空恐ろしさを覚えたのは気のせいだったと思いたい。

八話 用意された食事と休憩

由利ちゃんの部屋から追い出されれば従者として待っていた蓬生さんは丁寧に俺を食堂まで先導してくれた。

「こちらにお座りください」

「はい」

そうやって、案内された部屋。

まるで映画のお城のテーブルのような場所。

そこに一人座らせられた。

「こちらが三笠様への当家の謝意になります」

「あっはい」

運ばれてきたのはお重とお椀とお皿にのった魚の身が丸められたもの。

微かに香ばしい醤油の香り。

「特上うな重とお吸い物とうなぎの白焼きです」

「あっ、ありがとうございます」

「はい。それではごゆっくり……」

そう言って、壁際に移動した蓬生さんはそれから無言で立っている。

そんな態度にそういう仕事かと思わなくもないが、それでは味気ないというか、人として気にしないというのも難しい。

ただ、まぁ、ここで声をかけたところで梨花さんと瑠花さんに怒られそうだなと、俺は静かに食事を開始する。

カパリとふたを開ければ、もう、匂いで分かる。

(旨いやつだ、これ……)

匂いだけで完全に胃袋を掴まれた。

箸を手に取って、身を崩して、タレが良く沁みたご飯と口に入れる。

「うまぁ……」

しみじみと旨さに酔いしれる。

空腹でもあったからか、気付けば食事に没頭していた。

「お替わりもございます」

「……ください」

そうして、俺は二つのお重を空にするのだった。

「ふぅ……食べた」

「お口に合いましたでしょうか?」

「とても美味しかったです」

「それはなによりですが……」

食事を終えて、椅子の背にもたれ掛かる。

食べ終えたからすぐに戻ってもいいのだが、この膨れたお腹を減らしておかないといけない気がする。

なにせ、由利ちゃんを教育しているのは二人の元風俗嬢である。

先ほど見せられた、あの催眠術のような何かをしているのだとしたら、どんなことが起きてもおかしくないような空恐ろしさがある。

まぁ、それよりも期待している部分があったりもするのだが。

そういうわけで蓬生さんからの問いかけに答え、何か含みがある雰囲気に、「なにか?」

俺は問い返す。

「いえ、本当は料理長が腕によりをかけて準備をすると意気込んでおられましたが、三笠様より簡単なもので精が付く料理をとのことで泣く泣く老舗のうな重などを出前した次第で……」

「……なんか、すみません」

「ご準備することは簡単でしたが、料理長が傷心というか、燃え尽きたというか、まぁ、三笠様が気にする必要は微塵もございませんが」

「いいんでしょうか?」

なるほど、俺は知らないうちに料理長を傷つけていたらしい。

それで俺が恐縮したので、蓬生さんが首と手を振って、大丈夫ですとアピールしてくる。

女性の将来なりたい職業ランキング第一位が性奴隷な世界2 学校で一番のお嬢様な女の子 第4部 (4/5)
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