本文へ移動Skip to content跳到正文跳到正文
日本と世界のBDSM映像アーカイブThe BDSM video archive — Japan & beyond日本与全球 BDSM 影像资料库日本與全球 BDSM 影像資料庫
小説Novel小说小說

女性の将来なりたい職業ランキング第一位が性奴隷な世界2 学校で一番のお嬢様な女の子 · 第1部

女性の将来なりたい職業ランキング第一位が性奴隷な世界2 学校で一番のお嬢様な女の子 第1部 (1/5)
次の話

一話 学校で一番のお嬢様にバレてしまった

学校のお昼休み。

誰にもバレないと思うトイレでの逢引。

「大丈夫?」

「うん、これくらいなら……♡」

お互いに荒い息を吐き、抱き合って、繋がり合っていて、官能を堪能し終えた頃に俺はようやく抱きしめていた彼女、朝山蜜柑に声をかけた。

彼女はしっかりと暖まっていた。

それだけ激しく愛し合ったということの裏返しなのだが、じっとりと腕の中で暖まった彼女の熱に汗ばんでいくのを感じてしまう。

しっとり汗で濡れている蜜柑。

肩のあたりまで伸ばされてよく手入れされた艶やかな髪が汗のせいか顔に張り付いている。

髪が張り付いた鬱陶しさも熱に浮かされた彼女は気にも留めていないのかもしれない。

頬を染めて、漏れ出す吐息も艶めかしく感じるのはどこかで俺がまだ満足していないせいかもしれない。

人気が無いとはいえ、トイレでセックスしていることとまだ授業が残っているから俺は手加減して蜜柑を抱いた。

手加減したとはいえ充足感が有ったし、盛り上がった。

大量に吐き出した精液は彼女の中にしっかりと溜め込まれていて、繋がったままのチ×コを押し出そうとする圧力を生んでいる。

これ以上のセックスをする時間的余裕も精神的余裕もどちらもない。

それでも相手の感触を離したくないと思っているのは俺だけじゃなくて彼女もなんだろう。

背中に回された手はぎゅっと強く巻き付いていた。

抱きしめ合っている間はお互いの感触が気持ち良くて、言葉にする必要もないほどに相手のことが分かるような気がしていた。

ただ、徐々に熱が薄れていくと言葉にしないでも分かり合っていたと思っていた感覚が鈍くなっていくのを感じてしまう。

だから、彼女の気持ちを確かめるように言葉を投げかけてみればどこかホッとしたように彼女は身体を離す。

離れたくないと彼女の腰に手を回してみれば、彼女の瞳が揺れるように俺を見据えて、期待するように潤んでいく。

「あつ、いよ」

「ごめん」

蜜柑の言葉に手を放そうとしたが彼女が止めた。

「いや、謝って欲しいんじゃなくて……」

汗ばんでしまうほどに体温が上がっているのが気持ち悪いのか彼女は手早くボタンを外すとブラウスの前を大きく開けた。

零れ落ちそうなおっぱいが露わになる。

もちろん、ブラジャーをしているので生おっぱいではない。ただ、しっかりとしたタイプのブラジャーではなく、布の面積が小さいというかおっぱいの半分しか包み込めていない。

それと布地が薄いのかはっきりと彼女の硬くなった乳首が浮かんでしまっている。

昨日の夜、しっかりと彼女の生おっぱいを堪能しているのだが、それが逆に着衣のエロさを感じさせてくる。

至近距離のせいで意図していなくても見せつけられる、クラスで一番可愛いと思う彼女の半脱ぎ姿に視線が捕まってしまう。

「エロい」

「……勝負下着だからね」

「そうなんだ」

「……おっぱい見過ぎ」

「だって、谷間が……」

「……満足してない感じ?」

「満足はしてるな」

俺の言葉に蜜柑が今度ははっきりと身体から力を抜いた。

力を抜いた、緊張が解けたというよりはようやく彼女の絶頂の波が収まったのかもしれない。

お互いに息も整ってきている。

でも、俺と彼女はまだ繋がったままだ。

彼女は着ているブラウスをパタパタさせて風を生み出して、身体を冷まそうとする。

心地よいが逆に熱い部分を意識してしまう行為となって、すぐに彼女は手を止めてしまった。

熱も冷めつつある中で余裕が戻ってきたのか彼女は少しだけ余所余所しくなる。

それはさっきまでのエッチでかなり彼女の隠していた気持ちを吐き出させたからだと思う。

「嫌だった?」

俺の言葉にはさっきまでの意地悪というかそういうことが嫌ではなかったのかという問いかけが含まれていた。

「嫌じゃないけど……」

「けど?」

「学校ですることじゃないかなって思います」

彼女がはっきりと俺に不満をぶつけてくる。

いや、不満といっても学校のトイレで秘めていた気持ちを言ってしまった不満があるといった感じだ。

「それはそうかも」

後悔とかそういうことはないのだが、逆にドキドキと違う動悸が始まっている。

好きな女の子に自分のことを好きと言わせた。

無理やりなのは否めないが彼女の口から出た好きという言葉は間違いなく恋愛感情が含まれていた。

それがセックスのごたごたで生理的に好きだって言ったのと違うことが今も念入りに絡んでくるマ×コの肉壁から伝わってくる。

あくまで蜜柑は売春の関係の中で済まそうとしてくれていた。

この世界では女性が売春行為をすることは普通のことだ。

蜜柑だって一昨日までは放課後になれば立ちんぼとして売りをしていた。

だから俺こと

三

笠

圭

は昨日、クラスで一番可愛い女の子である朝山 蜜柑を買った。

買ったというのはもちろん性的な意味で、だ。

クラスメイトを買うという行為は普通なら有り得ないということは分かっているが、それは前の世界の話だ。

数日前、目覚めた俺はこの世界が違う世界になっていることに気付いてしまった。

前の世界は普通に男女の付き合いといえば恋愛をして、恋人になって、エッチなことをしてという風な順番があったと思う。

もちろん、その順番通りにならない関係もあっただろうし、そういうあべこべで成り立つ関係というものに憧れていた部分も有った。

だが、この世界では女性を買う行為は普通の行為であり、それこそ、女性のほとんどが身体を売っている世界だった。

前の世界では普通の学生だったはずの俺だが、こっちの俺とは名前は同じで背格好も似ていたが随分と違う部分も多かった。

例えば、運動が好きというか走るのが好きで毎日四キロは走っていたりとか、勉強も面白く思えて、延々と参考書を解いていたりとか、そのせいというか、クラスに友達はいなくて孤高というか孤立しているような気もしていた。

だが、そんなこの世界の俺の精神と前の世界の俺の精神はいい塩梅で混じり合うことができたと思う。

そうした経緯の諸々と前の世界でもクラスメイトとして一番気になっていた女の子に声をかけることにしたのは俺としては当然の流れだ。

そんなわけで俺と朝山さんとの関係は大きく昨日変化した。

昨日の放課後になる前までは単なるクラスメイトでしかなかった。

でも、一夜を共にするなかで俺は彼女に対しての思いを間違いないものにした。

俺は彼女が好きだ。

この世界で目覚める前から持っていた気持ちに簡単に手が届いてしまうという実感が伴ってしまえば、その気持ちに限界は無くなっていく。

逆上せたように彼女に溺れていこうとする自分がいて、そのために彼女を手に入れるための計画を綿密に立てている自分もいた。

そうしてみて、先ほど彼女の口から本心を聞き出したのだから、冷静になればなるほどに彼女を自分のものに絶対にするという気持ちが固まっていく。

「……三笠くん」

「どうかした?」

「あの、えぇっと、こういうのははっきり言っておいた方が良いとも思うから」

「うん」

「私はあなたのことが好きです」

「……」

「い、嫌だった?」

「嫌じゃなくて、驚いた」

「そ、そっか」

沈黙。

まさか、素面で言葉にしてくれるとは思っていなかった。

「俺も……」

「ス、ストップ!」

「えっ?」

蜜柑の言葉に返答しようとしたら止められた。

「駄目。やめて、お願い」

「嫌なの?」

「逆! 逆だから! 嬉しいけど、嬉しいけどもそのセリフをここで聞きたくない!」

「……そうか」

「そうだよ」

そう言われてしまえば納得するしかない。

まぁ、愛の告白を男子トイレでされるとかは、思い出としては最悪に近いのかもしれない。

「返事は私から聞いた時に答えて欲しいです」

「それでいいの?」

「いいです」

「わかったけど」

「けど?」

「たぶん、ずっと、返事の内容は変わらないから」

「……はひぃ」

俺の言葉を聞いて、彼女は一気に顔を真っ赤にして、ぎゅっと目をつむって唸った。

蜜柑の表情は恥ずかしさとか嬉しさとかそういう感情がごちゃ混ぜになって、処理が追い付いていないために変化はほとんどしない。

逆に彼女の感情をダイレクトに教えてくれるのは繋がったままの肉壁だ。

跳ね回って、締め付けまくって、吸い付かれる。

チ×コへの絡み方が尋常じゃなくて、めっちゃ気持ち良い。

正直、我慢しているのが辛い。

授業をサボってしまいたくなるほどに誘惑される快感にチ×コが大きく跳ねた。

「だ、駄目です。じゅ、ぎょうがはじまっひゃう」

余韻が抜けてきたとはいえ、昂ってすぐなので、強い刺激があれば、すぐに熱がぶり返すのは当然だ。

蜜柑は中で跳ね上がったチ×コの感触に腰が砕けそうになる。

徐々に足腰に力が入るようになって自分で立つことができてきたのに途端に崩れ落ちそうになって懸命に俺にしがみついてきてくれる。

そうすると再度密着する形になるのだが、それまでとは違う変化があった。

それは匂いだった。

ふわりと鼻に香った匂いにくらりとする。

良い匂いだった。

匂いとはいっても言葉にするのが難しい匂いだが、とても好ましい。

鼻を鳴らし、匂いを堪能しようとすると蜜柑が暴れた。

「嗅がないでください」

「……めっちゃ良い匂いだけど?」

「う、嘘だよね? その、今日はヨガでいっぱい汗をかいていたので……」

「あぁ、これ蜜柑の匂いか」

ひゃわっと小さな悲鳴をあげて、今度は違う意味で蜜柑が身体を震わせた。

この世界の女性には前の世界の何倍もの魅力が求められる。

そのために学校の授業の中には美容という項目があり、蜜柑はその授業を受けていた。

内容はヨガとかフィットネスとか、時には自慰行為やセックスのために玩具で開発をするとかもあるらしい。

だから、今日の蜜柑はかなり出来上がっていたのだ。

どういう内容のことをしたのか分からないが、間違いなく授業の効果によってフェロモンとかが強くなって、それに今、俺はまんまと引っかかったらしい。

「……だめ、ですからね」

「……駄目か?」

お互いにこれ以上、相手のことを意識したら戻れないと分かっている。

だから、これはピロートークの一種だ。

「に、匂いで興奮するとか変態だよ」

「そうか?」

「そ、そうだよ。三笠くんだって今日は体育でしっかり汗かいて、た、でしょ……」

抱き合っているから俺が蜜柑の匂いを嗅げるということは逆のこともできるのは当然だ。

「……うんぁ♡」

お返しというように首に顔を近づけた蜜柑が可愛く鼻を鳴らしていたのだが、次第に鼻息が荒くなっていく。

「……良い匂い♡」

ぼそりと呟いた蜜柑の声音と言葉に背筋が震えた。

「蜜柑」

「……あっ」

名前を呼ぶと少しの間とともに蜜柑がゆっくりと顔を離してくれた。

「……私も変態だった」

諦めたように蜜柑は項垂れてしまうが、俺としては自分の匂いで同じように興奮してくれたので、嬉しくて仕方ない。

「最後にするから……」

「なに?」

「キスマーク付けていい?」

「えっと、見えないところなら」

了解を取ったので俺は彼女の谷間へと顔を埋める。

やっぱりというか、蜜柑の大きなおっぱいは汗が溜まってなのか良い匂いが濃い。

エッチの最中には気にならなかったのにどうしてかと思ったらそういうことだった。

だから、俺は最後にと彼女の左胸に唇を当ててチューっと強く強く吸い付く。

吸い付くだけじゃ飽き足らずに最後に歯で甘噛みし、その後に舌で舐め上げた。

顔を離すと声を我慢するために口を両手で塞いだ蜜柑が悶えていて、しっかりと彼女のおっぱいには赤々とした痕が残った。

「いいね」

「つよく、吸い過ぎ……」

簡単に消えるような痕にはしたくなかった。

だから加減がかなりおざなりだったのは認めるしかない。

ただ、ここで謝るのはなんか違うと思って、笑顔で微笑んでおくだけにした。

「そろそろ……」

「うん?」

「あの、だから、これ、抜いて欲しいかも……」

蜜柑がまだ彼女のマ×コに入っているチ×コを指差す。

準備に時間がかからなかったおかげか、予鈴の前に終えることができたし、多少、ゆっくりする時間もできた。

とはいえ、このままゆっくりしていたら次の授業に遅れる可能性は大きい。

最後ということで区切りをつけるべきという感じもあって彼女は抜いて欲しいと訴えてきた。

(仲良く遅れたら、不味いもんな)

そうならないためにと名残惜しいが彼女の腰に手を伸ばした。

気怠さも多少はあるがスッキリとした気持ちとまだまだ蜜柑の膣内に埋まって快感を貪っていたいと訴えるチ×コを彼女の中から引き抜く。

「あっ♡ あぁあん♡」

半立ちというか七分まで硬くなって大きくなったチ×コをマ×コから引き抜く。

彼女の方も欲求不満なのかずっぽりと咥え込んでいて、仕方なしにグリっと力を込めて抜く感じになって、そうすると彼女の膣内をチ×コが擦り上げてしまう。

敏感になっていたのか蜜柑の口から嬌声が上がり、急いで口を押さえたがバッチリと外まで聞こえるほどの大きな喘ぎだった。

している時とは違って、お互いに冷静になっているせいか、その声の大きさに二人してビクリとして動きを止めたが個室の外からは物音が一つもしないことを確認してから、ホッと息を吐いて身支度をしていく。

そうやって、整えている中で、「あのちょっと、恥ずかしいから、外に……」

「なにするの?」

「……少し掻き出さないと漏れちゃう」

「そっか……」

蜜柑が求めるままに場所を入れ替わったら、マ×コから精液を吐き出したいらしい。

そのまま便座の蓋を開けて座り込むと自分の指で掻き出し始めてしまう。

たっぷりとしっかりと彼女の奥に吐き出したために処理をしないとあとから漏れてきてしまうということらしい。

授業中に自分が注いだ精液を漏らすクラスメイトというシチュエーションを思いついて、このままにして欲しいと思ったが、彼女はもう既に精液を掻き出し始めている。

もったいないとか別にそんなことは問題ないけど、悪戯したくなった。

まだまだ回復しきっていないのか、それとも敏感なのか、蜜柑の指の動きは緩慢でたどたどしかった。

「俺が掻き出してもいい?」

「あっ……♡」

返事を聞かずに便座に座った彼女のマ×コへ指を伸ばす。

止めようと手を伸ばしてきたけど、俺の手は止められない。

すんなり沈み込んだ指で彼女の中を掻き回す。

「あっあぅ……かんじちゃ……♡」

蜜柑は駄目だというふうだが、股を押し付けてくる。

もっとして欲しいらしい。

グチュグチュと精液を掻き出し続けていく。

指先に感じるねっとりとした塊というかそういうのを引っ掻くようにしながら指を出し入れしていけば、白濁が中からコプコプと溢れていく。

愛液と混じり合ってか奥から溢れた精液がタプタプと便器の中に落ち続けていく。

蜜柑はそんな流れ出ていく精液を見つめては時々身体を揺すっている。

「感じてる?」

「もう……♡」

俺の指摘に怒ったような声をあげたが、表情は怒っているというよりは恥ずかしそうにしている感じだった。

「熱いのが、ゆっくりと出ていくの、気持ち良い……し♡ それに三笠くんにされてるって思うと、いろいろとおもいだしちゃって♡」

恥ずかしそうにしつつも言い訳をするように自分の気持ちを口にしてくれる。

その姿もものすごく可愛くてエロくて我慢するのが大変だった。

我慢したのは襲わないようにすることが、だ。

「これで、大丈夫?」

蜜柑は自分で掻き出すことはやめて、全て俺に任せてくれた。

だから、俺は指を入れては掻き出してを繰り返して、ようやくほとんど出てこなくなったところで確認した。

蜜柑はセックスの余韻が残っていて、何度も軽く達してしまっていたが、それでもこれは事後処理だということを理解していて、甘い息を吐きつつも途中からイカないように我慢もしていた気がする。

蜜柑がゆっくりと自分の指をかき入れてくちゃくちゃと確かめる。

「うん……」

どうやらもう大丈夫らしい。

「じゃあ、出ようか」

我慢していたからか、彼女の動きは鈍い。

自分の指をマ×コから引き抜くのもどこかゆっくりしていたのは名残惜しいとかそういうことなのかもしれないと思うとエロさが増す。

ただ、俺も彼女もこのままここにいると続きをしてしまいそうになると思う。

仕方なしに俺は彼女の手を引いて、個室から出ようとした。

手を引かれて我に返ったのか、蜜柑がしっかりと身支度を整える。

俺の方も再度確認するが問題無し。

誰も俺と蜜柑がお昼休みのトイレでセックスしたとは分からないと思う。

そうやって互いに確認して、大丈夫と思って鍵を開けてドアを開けた。

「あっ……」

「へっ?」

「えっ?」

個室のドアを開けた先に一人の女の子がいたことで俺と蜜柑は固まってしまった。

「あ、あの……」

「どうしたの?」

もう手遅れかもしれないが俺は蜜柑を隠すように、女の子の前に立ち塞がった。

「……わたしを今日、買ってくれませんでしょうか?」

この現場を追及するわけではなく、どこかで見たことのある女の子は頼み込むように頭を下げてきたのだった。

そうして、そのまま俺が何かを言う前に女の子は脱兎のごとく逃げ出してしまった。

「あっ、ちょっと……」

「放課後、ここでまってますから……」

立ち止まってそう一言をこちらに投げかけてまた走り出していなくなってしまった彼女。

どういうことかといろいろと悩むところだが、それを考える時間が残っていなかった。

蜜柑も少し考えるそぶりを見せてはいるものの特に慌てるという感じもなく、そのまま、教室に戻ろうと俺の手を引いてくれた。

そうして、教室に戻って、授業が始まった。

もちろん、蜜柑と一緒に戻るのではなく時間はずらした。

そのおかげか好奇な視線はあったけど、その数は少ない。

そのまま授業を受けている中で冷静に思い返してみれば、不安というかあの女の子が今日、助けた女の子であることを思い出したりしつつも授業の内容が思ったよりもスルスルと理解できるというか、もちろん、授業内容なんてバッチリと予習していたのだが、それ以上にあぁ、そういうことかという納得感を伴って身についているような気がしていた。

そんな感じで悩み事もあったが授業に集中しているうちに休み時間になる。

休み時間になったと同時に蜜柑と示し合わせて廊下に出た。

そして廊下の隅で話し合う。

「真島(まじま)ちゃんが自分から売りをするなんてね」

「知り合いだった?」

「あれ、知らない? 一年生の

真

島

由

利

ちゃん」

俺と蜜柑は廊下の隅で会話をしていた。

俺の方から話があるんだけどと声を掛けて彼女を連れ出した。

聞き耳を立てようとついてきていた女子がいないわけではなかったが、笑顔で牽制したらそそくさと教室に戻っていた。

「噂は知ってる、かな。後輩にお金持ちの女の子がいて名前は真島さんっていうことくらい?」

「そうそう」

「あとは今日、彼女が階段から落ちてきたのを受け止めたかな」

「なにそれ? えっ、だから? だとしたら……?」

俺は彼女をどこかで見たことがあるなと思っていたが、それもそのはずで、あの階段から落っこちてきた女の子だったことを蜜柑に伝える。

真島さんと保健室で呼ばれていたこともあって、どうやら人違いではないだろう。

ただ、そんな彼女がどうしてあの場にいて、唐突に買って欲しいと言ってきたのか分からないので俺としては困惑するしかないのだが、なんというか蜜柑はぶつぶつと呟きを発しながら、なるほど、そういうことかなと納得していってしまう。

「たぶん? そういうことだよね、これ」

「蜜柑?」

「うん? どうかした?」

「どうしたらいいと思う?」

「……」

俺としては困惑しているままなので、助言を求めたいところだ。

校則に不純異性交遊の罰則などは無いものの校内でエッチなことをしていたという状況を見つけられているために何かあるのではと勘ぐってしまう。

最悪、口止めをする必要が有るのかと考えてしまう。

具体的にどういうことをするのかは思いついてないが、だとしても彼女の方から「買って欲しい」という言葉が出ているので、多少、酷いことをしてしまおうかと頭の片隅で思いつく。

そんな俺の言葉に無言でこちらを見つめてくる蜜柑。

「なに?」

その反応の意味が分からなくて問いかけてしまう。

「三笠くんって、私のこと、好きなんだよね?」

「まだ信じられない?」

「いや、十分分かってると、思う……」

「そう?」

蜜柑の言葉に笑顔で距離を詰めると彼女が身を引いた。

酷いことはしないのにと言うと、エロいことはするんでしょと返されたのでニコニコしてあげたら、大きな溜め息をつかれた。

「……本当に絶倫だよね」

「そうだな」

「いや、三笠くんのことだからね」

「そうなんだけど、俺もここまでとは思ってなかったし」

「そういうもの?」

「じゃないかな? まぁ、俺みたいに性欲強い男がとんでもなく珍しいとは思うけど」

「あのね、やっぱり三笠くんって……」

「うん?」

「私、も、好きだよね?」

その強調された『も』という言葉に苦笑してしまう。

「今は蜜柑だけ……」

「今は、だよね?」

蜜柑は俺がさっきの真島 由利という女の子に興味を持っていることに気付いている様子だ。

興味を持っているというか、買ってくださいなんて面と向かって言われたら期待してしまうし、それで興味を持ってしまうのは当然のことだと思う。

その上で、邪魔な存在なら害することもやぶさかではない。

自分でもこんな過激なことを考えるとは思っていなかったが、この世界の俺はかなりドライであり、それでいて自分が興味のあることについてはかなりのめり込むタイプである。

蜜柑は俺の嗜好につられるように、「……嫌だったりする?」

「それがあまり嫌じゃないんだよね」

「本当に?」

不機嫌さというか、困ったような表情をしているが、確かに蜜柑は絶対に嫌という雰囲気ではない。

「自分でも分かってるというか、気持ちに折り合いはつけれてないんだけどね」

そうやって自分の気持ちを白状してくれた。

「どういう……」

ただ、それだけでは理解できない部分も多い。

「そのね、私は三笠くんのことが好き、です。でも、白状すると三笠くんの相手を連続でするのは無理だなって分かっちゃった」

「そうなの?」

「そうなの。私、今日、足腰ボロボロで今日も昨日みたいに抱かれたら……」

「抱かれたら?」

「明日は学校に来れないどころか、ベッドから動けないんじゃないかな」

「……へぇ」

「そこで獲物を見つけたみたいになられると本当に困るんだけど」

「困るだけでしょ?」

逃げようとする彼女の手を掴んで引き寄せようとするもやんわりと抵抗される。

「まぁ……本気でしたいなら、やぶさかではないですけども」

「それなのに俺が彼女に興味を持っているって分かってるのに、その態度なんだ」

俺は無理に押しても嫌がられるかと手を放すと蜜柑は距離を取る。

「私はいっぱいエッチしてもらいました」

「そうだね」

「だから、私以外の女の子にも、私みたいな幸福を味わって欲しいといいますか……」

「エッチなことでドロドロにしてもいいと?」

「まぁ、そういうことかな……」

随分過激な言い分だ。

もちろん、過激な言い回しをしているのは俺なんだけどもそうはいっても蜜柑が言いたそうに口を開いては閉ざしているところを見ていて、酷いことを言いたいのかと俺から投げかけた言葉に頷かれてしまったのだ。

「じゃあ、今日は真島さんと過ごすってことでもいいの?」

「……いいです」

「そんな顔するなら言わなきゃいいのに」

「だって……」

「うん?」

「真島ちゃん、たぶん追い詰められてる気がするから……」

だから、話だけでも聞いてあげてから、三笠のしたいようにすればいいと思う。

そう言って苦笑した蜜柑がいじらしくて、廊下だというのに唇を奪いたくて仕方なくなる。

それをしたらどうなってしまうか分からないし、明日もお昼に待ち合わせだからと囁くと、我慢できないように小さく喘いだ蜜柑と一緒に教室に戻った。

二話 彼女の健気な誘いに乗って

「来てくれたんですね」

「待たせた?」

「いえ、少しだけです」

時刻は放課後。

そして、場所は五階の男子トイレ前。

「お一人ですか?」

「なにか問題でも?」

「彼女さんも居て欲しかったです」

「なんで?」

お昼休み、俺と蜜柑の前に現れた女の子。

お昼休みが終わる予鈴が鳴ったところで、彼女は「放課後、ここで待ってますから」と言っていなくなってしまった。

「……お話したかったので」

どういうつもりかわからない。

真島さんが蜜柑と何を話したかったのかは分からないし、蜜柑も一緒に行った方が良いかなという風に俺に問いかけてくれたが、修羅場になると迷惑をかける気がして謹んでお断りした。

だが、こうやって蜜柑と真島さんの態度を見ると引き合わせた方が良かったのかもしれないという気持ちも有る。

「それで、えぇっと来てくださったということは期待してもいいんですよね?」

「あぁっと、その……」

俺は率直に切り込んできた彼女の言葉にどう回答するのがいいのかと悩んでしまった。

いや、言われたことは分かっている。

売春のお誘いだ。

俺にアプローチしてきたことに蜜柑が嫌そうな顔をしていたから、無視しようかと思った。

でも、話くらいは聞いた方がいいんじゃないかと諭されて、俺はここに来たわけだ。

「確認だけど、真島さんは……」

「へっ? なんで、名前?」

「自己紹介からにしようか?」

「えぇっと、いえ、別に……」

「俺は三笠 圭」

「真島 由利、です」

お互いになんとなく相手のことは知っている感じだったが正式に自己紹介をしあった。

やっぱりというか間違いようもなく彼女は真島さんだったわけだ。

「それで真島さんはあの現場にいたわけだから、俺と蜜柑が何をしていたのかは分かってるよね?」

「はい。セックス、ですよね?」

「そうだね」

「……」

俺の返答に顔を俯かせてしまった。

俯いてしまっても耳が赤くなっているのが分かる。

(性的なことに恥じらいがあるのだろうか?)

まぁ、お嬢様というくらいだから箱入りに育てられていたのかなと勝手に納得する。

「そこまで分かってるなら、君はその情報をどうしたい?」

「どうしたい、ですか?」

「あれ?」

彼女が知ってしまった情報は俺と蜜柑の学生生活に大きな影を生み出しかねないものなのだが、彼女はそのことに気付いていないらしい。

では、どうして、あの場面で「……私を今日、買ってくれませんでしょうか?」と言ったのだろう。

「そのこちらとしては黙っていても良いです。その代わり、少しだけ色を付けて欲しいといいますか」

「色?」

「その要求を少しだけ飲んで欲しいといいますか」

「うん、まぁ、無茶なことじゃなければ別に良いけど?」

「そ、そうなんですか。それなら、えぇっと、買ってください」

その時、遠くから人の話し声が聞こえてきた。

「誰か来る?」

「今日は合唱部が活動する日だったと思うので、それで……」

「じゃあ、移動しようか?」

「そ、そうですね」

ここでこのまま話していてもいいけど、もしかすると変な誤解や面倒なことになるかもしれない。

それにせっかく口止めをしたいのに話を聞かれてバレるのも面白くないと思って、俺が移動を告げると嫌がるでもなく真島さんは俺の後をついてくる。

「どこかゆっくり話せる場所って」

放課後なのでそこまで人気の無い場所というのが思いつかない。

「裏門のあたりなら」

「どこか良いところ知ってるの?」

「たぶん、ですけど」

真島さんがそういうので俺は案内を頼むことにした。

そうやって人が昇ってきている中央階段ではなく、非常階段の方から一階に降りて、そのまま裏門の方へと向かう。

部活が始まりだす時間が近づいて、部活がある生徒はそっちに向かっていて、帰宅する人間はそそくさと帰るタイミングになったのか裏門の方には確かに人気が無くなっていた。

「こっちです」

そう言って真島さんが選んだのは体育館の裏手。

こんなところが有ったのかというような建物の影になっているところでここなら話をしていても気付かれる心配は無いなと思う。

「良いところ知ってるね」

「えぇっと、はい」

社交的な雰囲気を持っているわけではないというか、なんというかさっきから俺に見せてくれる彼女の態度がおどおどしていているせいか彼女の性格が内向的なのかと思うと、もしかするとクラスで浮いていて一人になる場所をいくつも探して見つけている子なのかもしれないと思ってしまう。

手に持っていた荷物を足元に置いた真島さんに合わせるように俺も自分の鞄を足元に置いた。

人気の無い場所に男を連れ込んでいるというのに彼女の方はそんなことに気付いてもいないというか、それよりももっと気になるのは彼女が俺の様子を延々と窺っているということだった。

なんというか蜜柑が言っていたけど追い詰められている気がするという言葉も納得できる。

俺の言葉を受けてどこか視線を彷徨わせる彼女。

そのことには気付かないフリをして話を戻すことにした。

「確認だけど俺に買って欲しいんだよね?」

「は、はい」

「いいの?」

ここは大事なところだ。

どういう意図があるのか分からないが、「むしろ、あの……」

「うん」

俺が確認すると彼女は顔を真っ赤にしてしどろもどろになってしまうが、気長にのんびり待つ。

「あんなに気持ち良さそうなセックスに興味が、あって……」

「……」

お嬢様っぽい彼女。

栗色の髪はショートにまとまっていて、清楚そうに映る。

小柄というほど小柄ではないもののしっかりとスタイルが良くて、まぁ、おっぱいに関していえば蜜柑の方が大きいけど、逆にお尻から足にかけてのラインが綺麗でとてもエロい身体してるなと思う。

いや、おっぱいも十分大きいと思うが比較対象が蜜柑だから小さく感じるだけだ。

そんな彼女は俺とのセックスに興味津々らしい。

「……私を買ってくれませんか?」

お昼休みと同じように彼女はそう言ったが今回は言うだけではなかった。

恥ずかしそうにそれでも誘うようにしっかりとスカートを捲りあげた彼女。

売りをする時に多少エッチに誘うのはお約束だったりする。

それで興奮できれば男としてもその相手は魅力的だということが分かるからだ。

だから、彼女が買って欲しいという言葉とともにスカートに手をかけたのでパンチラでもしてくれるのかと思ったのだが、スカートの中身は想像していたよりももっと過激だった。

穿いていて当然だと思っていたのに彼女はショーツを穿いてなかった。

恥ずかしそうにしているのだから足は閉じられていると思ったら見せつけるように膝を曲げ、大事な秘所を曝け出すように股間をこちらに突き出していた。

そうやって見せつけられる格好になったら、見ないという選択肢を選びたくなくなるのは男なら仕方ないと思うが、たぶん、俺以外はほとんど惹き込まれるということはないだろう。

彼女にしてみても思いつく最大限のエッチな仕草で、しかも、こんなに食い付くとは思ってなかったのか、俺の反応に目を白黒させている。

そんなことをされたら買わないとか、そんな気持ちは無かった。

節操がないと呆れられても可愛い女の子に求められたら応えたくなるのは当然だと思うが、久々にそんな自分を違った価値観の自分が冷めた眼を向けてくる気がする。

だが、そんなことはもう気にしないで好きにしてしまおうという風に気持ちが固まってしまった。

「それなら、口止めも含めて……」

なんとなくわざわざ口止めだっていう必要はないと思うのだが、鞄から財布を取り出して千円札を二枚取り出して彼女に手渡した。

「えぇっと、お買い上げありがとうございます?」

彼女は俺が渡した千円札二枚を両手で握りしめて、何度も確認して、ようやく本物でこれが現実なんだと理解したのかか細く息を吐いた。

その光景というか、彼女の表情の変化を眺めながら蜜柑には感じなかった気持ちが溢れていくのを感じる。

(なんか、こう構いたくなるというか意地悪したくなるんだけど……)女の子に意地悪するなんて子供っぽすぎると思うのだが、我慢できる自信が薄れてしまう。

なぜなら、彼女に呼び出されて、放課後の人気のない場所にやってきて、先に待っていた彼女は最初からかなりテンパってるというかしどろもどろという雰囲気があった。

もうこの段階で俺の気持ちは傾いてしまっていた。

だから、蜜柑から後押しされていたけれど、それとは別な気持ちで目の前の彼女のことを買うことに抵抗感もなく、それと彼女が俺を追い詰めるために自分から秘密にして欲しかったなら、色を付けてくださいという言葉を言うもんだから、二千円を手渡したわけだ。

昨日までは真島という後輩がいるくらいにしか把握していなかったが、いろいろと縁があって俺は彼女のことに興味を持ってしまっている。

それは逢引の現場を見つかったからだけではないと思う。

もしかするとあの階段での一件からどこかで彼女への興味というか、そういうものが動き出していた気がする。

そうでなければ、呼び出されたとはいえ会いに行かなかったと思う。

少し前からのやり取りを簡単に確認しつつ、ようやく理解したのか彼女は動きだす。

「それで真島さん?」

ぎくしゃくとした彼女に声をかける。

「はい、えぇっと、圭さん……いえ、その先輩は……」

屈託なくというか、俺を先輩と呼んでくる真島さんというか、後輩だからなんというか由利ちゃんっていうのがしっくりくる彼女は呼び方とか俺が固まったこととかに気付いてないのか無視して、話を進めていく。

「どこかしたい場所とかありますか?」

「それって、どういう意味で?」

「あっ、えぇっと、スリルがあるというか非現実的な場所がお好みなら、その、従いますけど……」

「別に特殊な場所で、とかはないかな」

もしかしなくても由利ちゃんは俺のことを誤解しているのかもしれない。スリルがある場所でしか盛り上がれない危ない奴だと思っているのかもしれないが、そんなことはない。

「そ、そうなんですね」

ホッとされたことにちょっとだけ意地悪をしたくなったが、それはこの後、彼女の身体にぶつけようと思う。

「うん」

「そ、それじゃあ、ラブホとか……」

「由利ちゃんはラブホが良いの?」

「わ、わたしはその、ですね……」

彼女が言葉を尽くして俺を追い詰めたのは買ってもらうためだ。

本当は男を追い込んで自分を買わせる行為はかなりよろしくないのだが、取り締まられるほどのことではないし、俺としてはそこまでして俺に買って欲しいという雰囲気に愉悦というか満足感を感じてしまっているので、咎める気も気を悪くもしていない。

そして、彼女が強気になっていたのはそれだけ必死だったためで、買われてしまえば必死になることはないから、彼女はおどおどしてしまう。

おどおどというかはわはわしているというのが正しい。

可愛い。

なんていうか妹というか年下の可愛い女の子というか、見ていてほっこりしてしまう。

そのくせ、彼女はしっかりと俺にアピールしなきゃということは自覚しているらしく、今度はスカートではなくブラウスのボタンを外して胸をチラつかせてくる。

蜜柑よりもこじんまりとしているがそれでも十分な大きさがあり、ショーツを穿いていなかったのと同じようにブラジャーは無い。

開けていくブラウスを見つめていけば肩にかかったブラジャーの部分が見えないから着けてないのだと判断したが、もしかするとそういう肩にかけるタイプではないブラジャーをしているのかもしれない。

乳首は見えない程度にブラウスの前を開けてくるので、食い入るように見つめてしまう。

彼女もそんな仕草をしたことがないのか、一瞬だけたわわな肌色の先にしっかりとしたピンク色が混じった。

やっぱり着けてないのだろうと思うと俄然、彼女の身体に興味をそそられてしまう。

ただ、そんな風に見せられているだけで満足できるわけでもないし、だんだんと彼女が困ったら身体を見せてきているのではと分かってしまったので、彼女に主導権を渡すのではなく、こちらで決めてしまう方が良いのかもしれない。

「なら、君の部屋でしたいな」

「えっ……♡」

なんというか邪魔をされたくないというか、あまり知らないこの可愛い後輩をもっと知りたいというか、そういう気持ちと蜜柑の部屋でした昨日の体験で、女の子は自分の部屋で抱かれることが好きな気がして、そう切り出したのだが、反応は素早く、そして分かりやすかった。

さっきまでのおどおどした雰囲気は残っているのだが、こちらを見つめる視線は熱を帯びて、強くなる。

「いい、んですか?」

「むしろ、お邪魔することになるけど大丈夫?」

「そ、それは問題ないんですけど……」

「じゃあ、そういうことで」

彼女の方に近づく。

びくっと身体を震わせて、警戒するように身を竦めて固まった足元にある彼女の鞄を手に取る。

「あっ……」

「持つよ」

「えっ、いえ、自分で……」

自分の鞄を受け取ろうとする彼女の手を掴んで、握る。

「ほら、早く帰らないと時間がもったいないんじゃないかな?」

「あっ……ひゃい」

手を握っただけで彼女は蕩けていく。

ちょろいなと思いつつ、彼女は迫られるのが好きなのかもしれないと考えつく。

そうするとやっぱり蜜柑とは違う意味で俺の心を大きくかき乱してくれるというか、そのくせ、彼女に気を惹かれてしまう自分がいる。

『きっと、あの子のことも抱くと思うけど……』

ここに来る前、蜜柑に言われた言葉が蘇ってくる。

『抱いてあげて欲しいな。私がそうだったけど、たぶん、絶対に彼女には三笠くんが必要だと思う』

強い口調もそうだけど、こちらを見つめる蜜柑の視線の強さに首を傾げてしまったが、俺では分からない何かがこの由利ちゃんにはあるのかもしれない。

由利ちゃんの手を引いて、裏門から学校の外へと出る。

タイミングが良かったのか、俺たち以外に人気は無く、そのまま、どこへ向かうべきかと思っていたら、「こっちです」

今度は彼女が俺の手を引いて進んでいく。

俺はそのまま彼女の案内に従ってゆっくり歩こうとする。

ゆっくりな理由は彼女の歩幅に合わせるためで、彼女は俺の歩幅に合わせようとしてくれて早足になっていた。

最初に彼女の手を引いて歩く間に気付くべきだったのだけど、彼女に手を引かれてようやく相手の歩調に合わせないと歩きづらいと気付いたわけで、そうすると逆に彼女を引き留めるというか、つんのめるようにしてしまった。

「あっ……」

早足で進もうとした由利ちゃんの数歩と俺が狭めた数歩の差で繋いだ手はピンと伸びて、彼女も俺の歩みが遅いことに気付いたのだが、勢いがついていたために手を引っ張られるような格好になってしまって、そのままバランスを崩していく。

「あぶな……」

「あっ……」

掴んでいた彼女の手を放して、よろけるように揺らいだ彼女を後ろから抱き支える。

「……また、助けてもらっちゃいましたね」

彼女は軽く振り返って、自分がどういう状況かを確認してからそう言った。

「そうなるのかな」

俺はこの腕の中でホッとしている女の子を助けるのは二度目になる。

(階段から落ちてきたよりは全然危ない場面じゃなかったし、今回は俺が原因になってたけど)それでも腕の中で安堵するようにしている彼女は嬉しそうにこちらを見つめていたが、すっと、視線を前に戻した。

「やっぱり、先輩のこと……」

腕の中の由利ちゃんが呟く。

「……好きです」

「……っ」

正面を向いて、本当に消え入りそうな呟きだったが、彼女の言葉を俺は聞き逃さなかった。

彼女がどういう意味で言ったのかは分からない。

でも、熱っぽく、しっかりと彼女の口から飛び出た言葉に俺はドキリとさせられて、じわじわと自分の中の欲に火が入っていくのを感じてしまう。

ボーっとするように腕の中で固まってしまった由利ちゃんの感触。

抱き支えるために密着しているので薄いブラウス越しに彼女の肌の熱と感触がやんわりと感じられて、そのやんわりとした程度では物足りなくて彼女の身体を強く抱きしめる。

「あっ……♡」

強く抱きしめ直し、強気になって、彼女の胸に片手を伸ばし、ブラウス越しとはいえムニンと揉む。

「早く抱きたい……」

俺の呟きは彼女には聞こえていなかったらしい。

呟いてしまった言葉は本音で気持ちが強くなっていく。

浅はかかもしれないけども俺はこの子にメロメロになっていた。

彼女がようやくバランスを取り戻したので離してあげる。

「ありがとう、ございました」

倒れる原因は俺にもあるというのに頭を下げてくる。

だから、彼女には悪いと思いつつも再びお財布を取り出すと一万円札を引っ張り出した。

「どうかしたんですか?」

いきなり大きなお金を出した俺の行動を訝しんだ由利ちゃん。

「これでいっぱい相手してもらえるよね?」

「ふぇ……♡」

学生同士の売り買いでは取り扱わない金額に彼女が目を白黒させて、胸ポケットから取り出して俺に返そうとするが、そんなことはさせない。

本当は蜜柑を性奴隷にするために大きな額で買おうとしていたのだが、そのお金を新しい獲物である女の子に使ってしまおうとしている。

「……だめ、です」

そう口では言いつつも由利ちゃんの表情はさっきまでのおどおどした雰囲気も残っているが、期待するようにこちらを窺っていた。

「駄目じゃなくて、俺は由利ちゃんにそれくらいの価値を感じてるから」

押しに弱そうな雰囲気の彼女は俺の言葉でそれ以上の反論ができないようだ。

「ほら、由利ちゃんの部屋でセックスするんでしょ? 案内してよ」

「こ、こっちです」

急かすようなことを言っているのに俺は彼女に手を伸ばして肩を抱きしめた。

いや肩を抱きしめたというか首に手を回したという方が近いかもしれない。

伸ばせば届くからとムニムニと胸を揉み、彼女の頭に顔を埋めて彼女の匂いを嗅いだりしてしまう。

由利ちゃんはそんな変態行為を嫌がることもなく、それでいて目的の方向を示してくれた。

歩きづらいとか気にしない。

もちろん、密着したままにいたずらのように彼女の身体を無遠慮に触っていく。

そうやって、俺はほとんど周りのことなんて気にもせずにただ由利ちゃんを味わっていく。

ゆっくりと時間をかけて俺と由利ちゃんは学校を後にしたのだった。

三話 わたしが売りを決意した理由

(あぁ、わたしはなんてことを……)

お昼休みが終わる直前に自分の教室に転がり込むように逃げ帰ってきて、そのまま、わたしは自分の机に突っ伏しました。

もちろん、粗相というか潮で汚れた太ももは違うトイレに駆け込んでしっかりと拭って綺麗にしています。

濡れたハンカチはロッカーに仕舞い込んでいるので匂いとかで気付かれることはないはずです。

「あれ、由利、どったの?」

そう言って声をかけてくれたのはクラスメイトの友達の一人でした。

わたしがきっと動揺しっぱなしの表情をしていることに気付いてしまったのでしょう。

クラスで浮きがちなわたしにも屈託なく声をかけてくれる友達はいます。

もちろん友達は一人じゃなくて複数人いて、その誰もがわたしとは違ってしっかりと放課後になれば売春を行っています。数人は人気があって固定のお客さんもいるそうです。

友達たちはわたしにも売りの手ほどきをしてくれるというお節介も焼いてくれていましたが、それを私は断っていました。

理由は大きく分けて二つあります。

一つはわたしがそこそこ大きな家の娘であること。

いえ、普通の人からしたらそこそこではないと怒られるかもしれませんが、上には上がいるということをわたしは知っているので大きな家ではあるけどもという感覚が抜けないのです。

そうは言っても自分が貧富で区分けしたら大きく富んだ家に生まれたのは否定できません。

そのためにわたしとしてはただの売りをする行為で失敗した時に家族に迷惑がかかるのではという不安を覚えてしまって、二の足を踏んでいますし、友人たちのようにスタイルが良いとは思ってはいません。

私が彼女たちと比べて劣っていると思っているのは胸の大きさとお尻の大きさです。

「いやいや、由利も十分すぎるくらいエロい身体してるからね。それを売りにしてないだけだから……」

前にわたしがスタイルについて、不満を漏らしたら、友達にそう呆れられましたがそうは言ってもお母様やお姉様のようなグラマラスな体系ではないです。

おっぱいも形は綺麗だと自分では思いますが、大きさがもう一つ足りない気がしてしまいます。

「でも、おっぱいは大きくないといけないんですよね」

「いけないっていう話ではないけども、あると便利といいますか……」

学校の女子たちの話題にはそういう話が過去にありました。

その際におっぱいは大きければ大きいほど良いとのお話が出たことがあります。そうして大論争になったことがあります。友達の多くはスタイルが良いのでおっぱいは大きい方がいいという論者でしたが、逆に小さいおっぱいには夢があるという心情の子たちと対立したのです。そうした結果、小さいおっぱいの女の子たちも最後は悔しそうに胸が大きいことへのアドバンテージを認めるといったことも起きました。

わたしは大きなお尻とかみたいに肉感が強い方が良いと思うのです。

スレンダー美人がエッチだということで評価されていることが多い統計もあるので、わたしはそういう意味では勝ち組なのかもしれませんが、もう少しだけメリハリがあった方が好まれると思っています。そういう意味ではスタイルが良いというのは特徴としては評価されても最善ではないといいますか、わたしにしてみれば薄い身体つきだという評価だと思ってしまうのです。

「由利って、本当に否定的だよね」

「うっ、それは……」

友達の言葉に二の句が継げませんでした。自分でもこれが自信の無さからくる卑屈な感覚だという自覚があるのです。

「まぁ、なんとなくだけど由利の立場というか状況ってやつについても理解はしてるつもりだから、一概に否定とかするのは間違ってると思うけど。でも、由利」

「なんですか?」

「本当にあんたは自分を卑下しすぎだし、安く見過ぎだからね」

「安くは無いと思いますけど」

「それ、自分は真島の娘だから価値があるってしか思ってないでしょ?」

「そ、そうですけど?」

「こっちが言ってるのはあんた自身の価値も相当高いってこと!」

「そんなはずは……」

「へぇ、ほぉ……。それなら、さ」

「なんですか?」

「売りしてみなよ」

「……っ!」

女性の将来なりたい職業ランキング第一位が性奴隷な世界2 学校で一番のお嬢様な女の子 第1部 (1/5)
次の話