新妻肛虐生活 第二章 媚肉の管理人 · 2 (4/10)
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マスクの男はグロテスクな男根をかたどった張型をかざしてみせ、汗と涙にまみれた初美の頬を先で小突いた。それが初美に恐怖の追い討ちをかける。
「ああ、いやあッ……助けてッ……」
魂消えるばかりの悲鳴をあげて、初美は救いを求めた。だが、いつもリアルな覗きショウを売り物にしているノーパン喫茶で、初美に救いの手をさしのべる者などいるはずはない。
「すげえ美人だな……それにいい身体してるじゃないか」
「へへへ、店に出てくりゃ、すぐにも指名してえな。あのオマ×コ、たまらねえや」
眼を血走らせてくい入るように覗きこむ。初美の悲鳴も抗いも、男たちを喜ばすだけである。
「フフフ、今日はこの前よりもじっくりと落ち着いて可愛がってやれるぜ、奥さん」
「いやあッ」
全身で拒否を示す初美をニヤニヤ眺めながら、マスクの男は張型の先を初美の首筋から乳房へと這わせた。さらに臍へと這いおろしつつ、しゃがみこんだ。初美は悲鳴をあげ、うめきをこぼして悶え狂った。天井の鎖がギシギシときしんで音をたてた。
「ほどよくとろけてるじゃねえか。いつ見てもいいオマ×コだぜ、初美さんよ」
マスクの男はくい入るように覗きつつ、張型を吊りあげられた内腿へと這わせ、繊毛のゆらめく丘をこねまわした。
「ひッ、そんなもの、しないでッ……いや、いやです!」
「フフフ、オマ×コは欲しがってるぜ」
「いや……いやッ……」
初美は泣き叫びながら腰をよじった。おぞましいものがあざ笑うように、女の肉に分け入ってくる。しとどに濡れてとろけているのに、引き裂かれるようだ。
ここでもまた、異物を挿入される嫌悪感に、初美の顔がのけぞり、腰がブルブル震えてよじれた。
「う、うむ……やめて……」
逃れる術もなく、初美はうつつのなかに肉が張り裂けんばかりに呑みこまされるのを感じた。それは肉を引きずりこむようにして、さらに入ってくる。初美はもう息もつけなくなって、顔をのけぞらせたまま、総身を揉み絞った。
「うまそうに呑みこむじゃねえか、奥さん。好きなんだな」
ズンという感じで先端が初美の子宮に達して突きあげた。「ひッ」と泣いて、初美は眼の前が暗くなった。
マスクの男は、張型を深々と咥えこんだ初美を、覗き窓の男たちにじっくりとさらしてから、もう一度よく見えるように引き抜いて埋めこむのを繰りかえした。何度も繰りかえした。
おぞましい道具で嬲りものにされ、それを大勢の男たちの見世物にされて……しかも初美を責めているのはあの強姦魔なのだ。そのマスクの男を探しだしたら、すぐに外の黒岩に連絡することになっているのだが、今の初美はそれすら忘れたように泣きじゃくるばかりであった。
5
マスクの男はじっくり初美を責めた。
「どうだ、張型の味は……フフフ、亭主のよりずっとでかいから、ズンといいはずだぜ、初美さんよ」
聞かれても初美には答える余裕もなかった。顔をのけぞらせたまま歯をキリキリ噛み、埋めこまれているものの太さにおびえたように腰を痙攣させる。
「気持ちよくてたまらねえと、オマ×コが言ってるぜ。フフフ」
うめくばかりで、初美は激しくのけぞらせた黒髪を振りたてた。
マスクの男は覗き窓の客たちが見やすいように、ゆっくりと大きく張型をあやつる。肉襞がめくりだされる。引きずりこまれてまためくりだされる。そのたびに張り裂けんばかりに呑みこまされた肉が、ジクジクと甘蜜を溢れさせた。
「あ、ああ……」
初美はもう半ば気を失ったようになりながらも、責められる肉はそこだけが生きているかのように収縮を見せ、くい締めてくる間隔が次第にせばまる。
「ああ、もうかんにんして……もう、取ってください……ううッ……」
「フフフ、これからじゃねえか、奥さん。遠慮せずにうんと悦びな」
「いや……ああ、けだもの……」
ジクジクと溢れでるものが増し、妖しい女の匂いとともにかすかな音がたった。それに初美がもらすすすり泣きがもつれ合った。それを覗き窓の客たちが、眼を細め、息を呑んで見つめている。カーテンの隙間からは、太田をはじめとするヤクザたちも、くい入るように覗いていた。
半ば気を失ったようになっても、そこだけはおびただしい反応を見せる女体の神秘……太田は女の性の貪欲さをあらためて垣間見る気がして、思わず含み笑った。
川野初美……ありゃいい牝になるぞ。さすがに狙いをつけただけのことはある……。
太田は腹のなかで意味ありげに何度も呟いた。
マスクの男はじっくりと初美を責めあげ、女体がけぶるように色づいてうねり、愉悦の反応を露わにしはじめたと見るや、本格的に責めはじめた。
「一度気をやらせてやるぜ。フフフ、大勢見てるんだからよ、うんと気分を出して思いっきりイクんだぜ、奥さん」
「いや……そ、それだけは……」
「ガタガタ言うな。それ……それ……」
張型に内蔵されているバイブレーターのスイッチを入れ、リズミカルに抉りはじめた。
不意に淫らな振動に襲われ、うねりに腹のなかをこねまわされ、初美は「ひいッ」と喉を絞った。
「や、やめてッ……そんな、そんなの、いや、いやあ!」
鎖をキリキリ鳴らして、初美はのた打つように肉を躍らせた。満足に息もできなくなって、顔をのけぞらせたまま、ひいひい泣いた。本当に内臓がこねくりまわされているようだった。そこに、張型から分岐している小さな突起の振動が、初美の女芯を襲う。
「ひいいッ……ひッ、ひッ……」
初美の腰がガタガタと、張型もマスクの男も弾き飛ばさんばかりにはね躍った。
「いい声で泣くじゃねえか、奥さん、フフフ、その調子だぜ。客も大喜びだ」
「いやッ……ああッ、ああッ……ひいッ」
初美は白眼を剥き、まるで溺れるみたいに口をパクパクさせた。必死に唇をくいしばろうとするが、こらえきれない。
「ああッ……ああッ……」
眼の前が真っ赤に灼けただれる。もうわけもわからず、すさまじいまでの官能に翻弄されていく。吊りあげられている左脚が、突っぱるようにブルブルと痙攣した。
「気をやるのか、奥さん」
「いやッ……あ、ううッ……」
最後の気力を振り絞るようにかぶりを振る初美に、とどめを刺すようにマスクの男はひときわ深く抉った。
「ひいッ……」
ガクンガクンと腰をはねあげ、総身をピンと突っぱらせてのけぞったかと思うと、初美は、「うむ、ううむッ」
汗まみれの裸身が激しく収縮し、抉りこむものをキリキリくい締め、絞りたてた。そして、そのままグッタリと沈んだ。吊りあげられた左足の反りかえった爪先から、ハイヒールが床に落ちた。
覗き窓の向こうとカーテンの裏で男たちのどよめきが起こった。だが、男はまだ初美を責めるのをやめなかった。たてつづけに責め、張型をあやつって淫らな振動で初美を苛む。
「うむ……ああ、もう、かんにんして……」
「フフフ、まだだよ、初美さん。気をやる時にちゃんと教えなかったからな」
「そんな……あ、ああ……」
初美はおどろに黒髪を振りたくった。絶頂感が引く余裕もなく、再び追いあげられる。
「あ……ああッ……」
「見ている客たちに聞こえるよう、イク時はちゃんと言うんだ。亭主にだって教えてるんだろ、奥さん」
「かんにんしてッ……ひッ、ひいッ……」
下半身を激しくひきつらせて、初美はのけぞった。張型の振動が激しくなり、動きが速くなった。
「うむ、うむッ……い、イキますッ……」
腹の底を絞りたてつつ、今度ははっきりと口走って、初美は全身をしとどの汗に痙攣させた。
そんな初美を、マスクの男はしばらく覗き窓の男たちの眼にさらしてから、ようやく張型を引き抜いた。張型はねっとりと今にも湯気をあげんばかりに濡れ光り、開ききった媚肉は赤く充血して、トロリと甘蜜を吐きだしている。まだヒクヒクと痙攣を見せているのが生々しかった。
だが、初美はこれで許されたわけではなかった。
顔を伏せたままグッタリと鎖に身をあずけている初美の前へかがみこむと、男はポケットから釣り糸を三本取りだした。長さはそれぞれ一メートルほどある。そのうちの一本の先に小さな輪をつくると、初美の開ききった媚肉の頂点に赤く充血してポツンとのぞいている女芯にはめこみ、その肉芽を根元からキュッと絞りあげ、さらに初美の左右の乳首にも釣り糸を取りつける。
「ううッ……」
初美は低くうめいて、右に左にとかぶりを振った。自分の身体に何をされたか、まだ気づいていない。
何がはじまるのか……覗き窓の向こうでざわめいていた男たちが、新たな期待に再び静かになった。
「今夜のショウタイムは、いつになく迫力があって、色気があるな」
「女がいいんだな……初美とかいう人妻、ありゃ味もいいぞ」
そんな声がボソボソと聞こえてきた。
マスクの男は低く笑うと、三本の糸を持ってそれぞれ指で弾いた。
「ひッ……ひッ……」
グッタリとしている初美が、ひきつるような悲鳴をあげて、ビクッビクッと裸身を痙攣させた。うつろに眼を開く。
「あ、あ……かんにんして……」
「何を言ってやがる。張型なんぞは準備体操みてえなもんだぜ。いよいよこれからじゃねえかよ、フフフ」
男はニンマリと笑って、後ろから初美の身体を抱きしめる。吊りあげられた太腿を抱きこむようにして、腰を押しつけた。ヌメッと熱く弾力のあるものが、初美の双臀から内腿へと押しつけられ、こすりつけられた。
それが何か気づいたとたん、初美は「ひいッ」と弾かれるように我れにかえった。いつの間にか男は下半身裸になって、恐ろしいまでにたくましく肉棒を屹立させていた。
「い、いやあッ……」
「フフフ、オマ×コは張型だけじゃ、もの足りねえと言ってるぜ。生身の男が欲しいとよ、初美さん」
「いやッ、それだけはッ……助けてッ……」
初美は我れを忘れて吊りあげられた両手をもがかせ、首のペンダントをつかもうとした。ペンダントには探偵の黒岩に救いを求める発信器が仕込まれてある。だが、鎖がむなしくきしんで、手が届くはずもなかった。ドス黒い絶望が初美をおおった。
「フフフ、泣くのは俺にぶちこまれてからにしなよ、奥さん」
マスクの男は、釣り糸をクイクイ引いてはせせら笑い、ジワジワと腰を進める。開ききった媚肉をなぞるように、二度三度とこすりあげ、初美の悲鳴をあげさせてから、ゆっくりと分け入らせた。
「あ、いやあッ……ひッ、ひいッ……」
初美は狂ったようにかぶりを振りたくり、次には「うむ、ううむッ」と総身を揉み絞った。裂けるようなたくましさが、深く入ってくる。
「どうだ、この前俺に犯された時のことを思いだしたか、初美さん。今日は二回目なんで、この前よりスムーズに入るぜ」
「う、うむむ……ああ、けだもの……」
「フフフ、ほれ、男とつながった奥さんの顔を、しっかり客たちに見てもらうんだ」
初美の黒髪をつかんで、顔をあげさせる。
眼の前にひしめき合っている男たちの顔があった。まるで屍肉に群がるハイエナである。後ろから犯されているために、初美の豊満な乳房も生々しく男に串刺しにされている媚肉も、そして悩乱する表情も、すべてひと目で見られてしまうのだ。
「何もかも見られながら、奥さんは俺に犯られて気をやるんだ、フフフ、何度でもイカせてやるよ」
男は三本の釣り糸をクイクイと引きながら、ゆっくりと腰をゆすりあげはじめた。
「フフフ、今度は孕ませる気で犯ってやるぜ。奥さんもその気で腰を振るんだ」
そんな恐ろしいからかいも聞こえないように、初美はグラグラと頭を左右に振る。そして、おぞましさと悩乱のなかで、痺れるような肉の快美がジワジワと湧きあがってくるのを、初美は恐ろしいもののように意識した。
6
フッと正気に戻って眼を開いた初美は、うつろな眼で周囲をぼんやりと見まわした。
いつの間にかどこかの座敷のフトンの上に寝かされ、それを太田たちヤクザがニヤニヤと見おろしているのに気づき、ハッとして上体を起こそうとした。だが、初美は縄で後ろ手に縛られ、乳房の上下にも縄をくいこまされた姿であお向けにされ、両脚はV字に開いて天井から吊られている。起きあがることはできなかった。
「あ、ああ……」
にわかに、さっきまでの恐ろしい出来事が甦ってきて、初美は顔をひきつらせて裸身を硬直させた。あわててマスクの男の姿を探し求めたが、どこにもいない。いるのは太田とその側近のサブ、鉄など四人だけだった。
「気づいたか、奥さん。へへへ、ずいぶんいい声で泣いてお楽しみだったじゃねえか。何回イッたか覚えてるか」
「七回だぜ。客も大喜びだったからな。へへへ、初仕事としちゃ上出来だったぜ」
サブや鉄はニヤニヤと初美の顔を覗きこんでからかった。
「大した女だぜ。フフフ、どうやら最高の商品になりそうだな、奥さん」
太田がうれしそうに言った。
ほんの軽い気持ちで初美の顔見せにショウタイムに出したのだが、予想以上の反響だった。ショウが終わっても客たちは興奮さめやらず、初美を抱かせろと言い寄ってきて、店のなかは大騒ぎだった。
ああ、こんなことになってしまって……ああ、初美はもう……。
初美は顔を横に伏せたまま、シクシクと泣きだした。囮となってマスクの男を探しだし、ネガを取り戻す。その考えの甘さを後悔しても、もう遅い。
それにしてもマスクの男は誰なのか。
「ああ……私を辱しめた人は……マスクの人は、どこにいるんです?」
「フフフ、商品のくせによけいな詮索をするんじゃねえ」
太田は、まっすぐ天井に向かってV字型に吊られた初美の両脚の前にあぐらをかいた。サブや鉄らも初美を取り囲んでいる。
成熟美をムンムン匂わせる初美の乳白色の太腿、その開ききった付け根に、男たちはニヤニヤと眼をやった。秘められた花園は、すでに綺麗に清められたとはいえ、凌辱のあとも生々しく、腫れぼったい肉襞を見せて、粘液の名残りが艶っぽい。
「ああ……」
初美は急に我が身のあさましい姿に羞恥した。
「ほ、ほどいて……こんな恥ずかしい格好、いやです……」
「さんざん見せておいて、今さらいやもあるかよ。明日からは店に出てもらうからな。フフフ、これからもう少し磨きをかけてやる」
「かんにんして……もう、もういやです……これ以上は……」
初美は真っ赤になって身も世もなげに悶えた。さんざん弄ばれ、何度もきわめさせられた身体を、すみずみまで見られるみじめさに涙がこぼれた。このうえ、さらにいたぶろうというのか。
「へへへ、磨きをかけるってことは、牝になることだぜ、奥さん」
「つまり、客が喜ぶようにいつでも発情してるってことだぜ」
サブと鉄の二人が左右から初美の乳房に手をのばした。乳首にはまだ釣り糸が取りつけられたままになっていて、それをクイクイと引いた。
「あ、あッ……やめて、ひッ!……」
乳首を吊りあげると、別の二人が筆を手に持って、穂先で乳首をなぞりはじめる。
「そんな……ああ、やめて、もう、やめてください……」
クイクイ引っぱられ、スッスッと穂先でなぞられる感覚にこらえきれず、初美の乳首は早くも疼きつつ、尖りはじめた。
「フフフ、オマ×コのほうもいじって欲しいんだろ、奥さん」
「いやッ、かんにんして……そこだけはッ」
初美は激しく狼狽した。初美の女芯もまた釣り糸で絞りこまれたままになっている。
太田は低い声で笑って手をのばした。あわてて初美が腰をよじるのを、釣り糸をつかんでクイと引いた。
「ああッ……いやッ……」
身体の芯にズキンと衝撃がきた。初美はのけぞり、ズリあがって逃げようとする。それをさらに釣り糸をクイクイ引いて、もう一方の手で筆を取り、吊りあげた女芯をまさぐりはじめた。
「た、たまんないッ……あ、ああッ、やめて、やめてッ……」
初美は腰を振りながら、我れを忘れて泣き叫んだ。吊りあげられて穂先でこすりあげられる女芯が、カアッと灼けてピリピリとした。それはマスクの男にさんざん責められたあとだけに、ひときわ深刻だった。
「いやあ……ああ、かんにんしてッ……」
半泣きになって、初美はその刺激から逃れようとした。みじめさもあさましさも忘れて腰を振り、よじりうねらせる。その刺激の先に何があるのか……考えるだけでも恐ろしかった。だが、そんなことにはおかまいなしに、腰と乳房が火にくるまれはじめる。その火がドロドロにとろけでた。
「あ、あああ……うむッ……」
「フフフ、まったくいい声で泣く奥さんだ。これだけでも客をとりこにするな」
「いやあッ……あう、あああ……」
初美は悩乱のなかにのた打った。もう乳首は痛いまでに硬く尖って、女芯は充血しきって脈打っている。それをさらに釣り糸と筆とが責めたてる。
「ああ、たまんないッ……気が、気が狂ってしまいます!」
「本当に狂うかどうか、試すのもおもしれえぜ。フフフ」
「た、助けてッ……」
一種凄惨な表情を見せて救いを求める初美の前に、太田はズボンの前から自分の肉をつかみだしてみせた。
「こいつで助けてやろうか、奥さん」
太田は振ってみせた。よく使いこんであり、たくましいそれは黒光りしていた。
「いやッ」
初美はおびえ、あわてて顔をそむけた。それでも初美の腰は、こらえきれずにひとりでに淫らがましくゆれてしまう。
「いやならこのまま責めつづけるだけだぜ、奥さん。本当に気が狂うかもしれねえな」
「ああ……」
初美は頭のなかがうつろになった。吊りあげられた女芯や乳首をなぞる穂先には、催淫の媚薬がたっぷりと塗られているのだが、初美は知るはずもなかった。
時折り、こらえきれなくなったように、初美はからみつくような視線を太田の肉棒に向けた。だが、すぐに気力を絞るようにしてかぶりを振る。吊りあげられた両脚がうねってとまらなくなった。初美の裸身はしとどの汗にまみれ、黒髪までも湿る。上気した肌に、玉の汗がツツッと流れた。
「欲しいんだろ、奥さん」
太田はまた意地悪く誘いをいれて、たくましい肉茎で初美の内腿をなぞってみせた。
ビクッと初美は震えて、「ああ」と声をあげた。その声が切なげで、なよなよとかぶりを振るのも弱々しい。そんな初美を追い落とすべく、釣り糸と筆はいっそう初美の女芯と乳首とを責めたてた。
「あ、ああ……あああ……」
ひときわ露わなよがり声とともに、初美は崩壊した。ワナワナと唇を震わせ、半ばうつつな状態で、「し、して……」
すすり泣く声で口にした。
「なんだって、奥さん。そんな小さな声じゃ聞こえやしねえぜ」
「ああ……あ、たまらないの……して、してください……」
言ってしまった初美は、後悔に身を揉むように声をあげて泣きだした。夫のある身で、なんとあさましい言葉を口にしてしまったことか。いくらむごい責めを加えられたとはいえ……人妻の哀しい性であった。
だが、そう思う心とは逆に、初美の身体はいっそう崩れていく。媚肉は溢れでたものでビッショリで、熱くたぎって求めるようにヒクヒク蠢いた。ブルブルうねる腰は、催促するようにせりあがることさえした。
「フフフ、よしよし、それじゃ奥さんの望み通りに、たっぷりとしてやるか。今夜は寝かせねえぜ」
太田はニヤリと笑うと、Vの字型に開いている初美の両脚の間に腰を割り入れた。泣き悶える初美の表情と、釣り糸と筆にいたぶられる乳房とを見おろしつつ、太田は肉棒の先で媚肉をなぞった。わずかに先を含ませている。
「ああ……あうッ……い、いや……」
初美の腰がわなないた。内は熱くたぎって、まるで太田の肉棒を吸いこもうとしているようだ。
「もっと入れて欲しいか、奥さん。フフフ」
太田はわざと少ししか与えず、初美をからかった。初美はキリキリ唇を噛んで、狂おしく黒髪を振りたてる。
「ああッ、して……あ、もっとしてッ」
あられもなく声をあげたかと思うと、次にはおびえと嫌悪を露わにして、「い、いやッ……ああ、いやです。は、離してッ」
泣き声を放つ。もうほとんど錯乱状態に近かった。そのくせ、初美の最奥はそれだけがひとつの生き物みたいに、太田にからみつき、奥まで呑みこもうと蠢く。
「こいつは大したもんだ、フフフ、これじゃ並みの野郎じゃひとたまりもねえな」
「そんなにいいんですかい、ボス」
「おめえらもぶちこみゃわかるぜ、フフフ」
太田は低く欲情の笑いをこぼしながら、一気に奥まで押し入った。弾かれたように初美は口を開けて、のけぞった。
「あ、あっ……あむッ……」
のけぞった顔に肉の愉悦と苦悶とが、妖しく入り混じった。
7
何度、初美は気を失いそうになっただろう。また、どれだけ時間がたったのだろう。初美にはわからなかった。
太田の責めはしつこかった。何度もたてつづけに気をやらせるマスクの男とは逆に、初美を一気に昇りつめさせようとはしない。
「ああ、も、もう……」
初美が昇りつめようとすると、急に責めを弱め、結合を浅くして焦らす。ちょうど七合目から八合目にかけて、行ったり来たりを繰りかえす。
「ああ、いやッ……い、意地悪しないで……最後まで……」
何度この言葉を口にしただろう。
「自分だけ楽しむ気か、奥さん。それじゃ仕事にならねえぜ、フフフ」
「そんな……ああ、だって、だってェ……」
「男に合わせるんだよ。もっと自分から腰を使ってな」
「ああ、もうかんにんして……初美、本当に気が変になっちゃう」
そう言って泣く初美の顔は、ほとんど苦悶に近かった。それだけ肉の快美も大きいということだろうか。そうやってさんざん責められ、身も心もクタクタになった初美を見て、太田はようやくラストスパートをかけるのだった。
「フフフ、あとにはサブたちもひかえてることだしな。ここらですっきりさせてやるか」
太田はニヤリと笑って舌なめずりをした。初美に腰を打ちこむように、グイグイと抉りこみはじめる。
「あ、あああ……たまんないッ……」
悦びを露わに、初美は激しくのけぞり身体の芯をひきつらせた。焦らしに焦らし抜かれた女体はひとたまりもなかった。
「あ、あむッ……初美、もう、もうッ……」
「もうイクのか、奥さん。はっきりと教えるんだぜ。それ、それッ」
うなりながら責めてくる太田に応える余裕もなく、初美は「ひッ、ひッ」と喉を絞った。吊りあげられた両脚が激しく突っぱり、ブルブル震えた。
「い、イクッ」
「くらえ、初美」
太田は最後のひと突きを与えると、ドッとおびただしい灼熱を初美の子宮めがけて噴きあげた。
「ひいッ……」
初美は白眼を剥いて、汗まみれの裸身に激しく痙攣を走らせた。そのまま悶絶したように裸身から力が抜けた。思いっきり精を放って、心底満足したように太田は大きく息を吐いた。
「ふうッ……なんていい味してやがる女だ。聞いてはいたが、これほどとは思ってなかったぜ、フフフ、たまらねえ」
「そ、そんなにですかい。ボスが言うんじゃよっぽど……」
太田と代わって、今度は鉄が初美にのしかかっていく。たちまち、ハアハアというあえぎを悲鳴に変えて、初美はのけぞった。
荒々しくゆさぶられながら、初美はひきつった声で泣きじゃくった。眼の前が暗くなり、カアッと灼けただれてまた暗くなった。ふと気づけば、相手は鉄からサブに変わっていた。またふと気がつくと、サブから別のヤクザに変わっている。
もう何度犯されたのか、自分の身体がどうなっているのか、初美にはそれすらわからなくなっていた。そんななかで、抉りこまれる最奥だけがビクビクと反応して、本当に気が変になってしまいそうだった。
最後の一人が初美にのしかかっている時、もうたっぷり満足してゴロリと横になり、タバコを咥えていたサブが、「あれ、兄貴じゃねえですか」
あわてて起きあがった。あのマスクの男がのっそりと入ってきたのである。まだレスラー用のマスクを頭からかぶっていた。
太田をはじめ男たちは、マスクの男に向かってペコリと頭をさげた。
「帰ったんじゃなかったんですかい、坊っちゃん」
「フフフ、一度は帰ったんだが、こいつをしてみたくなってよ」
マスクの男は手に長大なガラス製浣腸器とグリセリンの薬用瓶を持っていた。
それにしても、このマスクをかぶった男は何者なのだろう。ヤクザの若い衆には兄貴と呼ばれ、幹部からは坊っちゃんと呼ばれている。そして、なぜいつもレスラー用のマスクをかぶっているのか。顔に大きな傷でもあるというのだろうか。
だが、初美はマスクの男が現われたことも気づかず、グッタリと死んだみたいだった。男が抉りあげても、低くうめくだけで白眼を剥いたままだ。まるで、一個の肉人形である。
「フフフ、だいぶこってり可愛がってもらったようだな」
マスクの男は初美の濡れまつわる黒髪をかきあげて、半分死んだような初美の顔をニヤニヤと覗きこんだ。さんざん弄ばれ、無残な姿だった。無残ではあるが妖しいまでの美しさ、色気があった。
「こりゃ本物の上玉ですぜ。さすがに坊っちゃんが手放しでほめただけはある女ですぜ」
「お蔭でこっちは極楽を味わわせてもらいましたよ、兄貴。へへへ」
太田や鉄らがニヤニヤと顔を崩して言った。
マスクの男は黙ってうなずくと、持ってきたガラス製浣腸器に、薬用瓶のグリセリン液を吸いあげていく。キーとガラスがきしんで音をたてた。
「坊っちゃん。いきなり五百CCですかい」
「そうだ。これだけいい尻してるんだからよ。フフフ、それに俺がやらなくても明日になりゃ、いやってえほど浣腸されることになるんだ」
「フフフ、そいつを忘れてましたぜ」
太田は意味ありげに低く笑った。
初美の上に乗ってゆさゆさと腰をゆすりあげていた男が、ようやく思いをとげて初美から離れると、「よし、初美を四つん這いにしろや。尻を高くあげさせてな、フフフ」
マスクの男に命じられて、サブや鉄らは初美の両脚の縄を解くと、うつ伏せに引っくりかえした。後ろ手縛りの縄はそのままに、腰を高く持ちあげさせて、両膝を大きく開いてフトンの上につかせる。両膝とあごの三点で身体を支え、高くもたげた双臀を後ろへ突きだす格好だ。
「フフフ、いい格好だぜ」
マスクの下で男は舌なめずりした。ムチッと張った見事なまでの初美の双臀に引き寄せられるように、その前にかがみこんだ。官能美あふれる見事な肉づきが、ムチムチと剥き卵みたいで、それが汗にヌラヌラと光ってまぶしいほどだった。どんな男でも一度は浣腸してみたくなる見事なまでの初美の双臀だった。
ゆっくりと撫でまわし、つかんでゆさぶってみた。
「いい尻だ。そそられるぜ。フフフ、こういう尻を見てると、アナルマニアの気持ちも理解できる気がするぜ」
ムチッと盛りあがった臀丘の谷底に、初美の肛門がひっそりと秘められた姿をのぞかせていた。まだ誰も手をつけたことのない禁断の蕾は可憐にすぼまっている。
マスクの男は手をのばして、初美の肛門にそっと触れた。ゆるゆると揉みこむ。
「うう……」
初美は低くうめき、むずかるように双臀をよじった。そして、「ああ……」と声をこぼして我れにかえった。すぐには何をされているのかわからない様子だったが、思いもしない箇所に蠢く指を感じたとたん、「いやあッ……そ、そんなところを、いや、いやですッ」
悲鳴をあげて、初美はシーツを噛みしばった。初美は双臀を振りたてながら泣きだした。こともあろうに、排泄器官としか考えたことのないもっとも屈辱的なところを嬲られる。夫にさえ一度もさわらせたことはなかった。しかも嬲ってくるのは、初美を犯した憎むべきマスク男だ。
「いや、そこはいやあッ!……ひッ、ひッ、さわらないでッ!」
「これだけいい尻しててさわらせねえなんてもったいねえぜ。フフフ」
「いやあッ」
いくら泣いても男の指は離れなかった。蛭のように吸いついて、ゆるゆると揉みこんでくる。そのおぞましさに、初美は総毛立った。悪寒が背筋を走り、無理やり揉みほぐされていく感覚が、今にも漏らしてしまうのではないかというおびえを呼んだ。生まれてから一度も経験したことのない、気も狂うようなおぞましさだった。
「オマ×コだけじゃなくて、尻の穴のほうも、なかなか感度良好じゃねえか、初美さん」
「いやッ……ああ、も、もういやッ」
「いい尻の穴してるだけあって、もうふっくら柔らかくなってきやがった。どれ、少し指を入れてやるか」
「そんなこと、いや、いやあッ!」
初美の泣き声は途中から、つんざくような悲鳴に変わった。
男の太い指がジワジワと禁断の蕾を割って沈んでくる。指の針で肉を縫うみたいに。
「ああッ……い、いや、ああッ……」
双臀を振りたてて、前へズリあがろうとするのを、左右から鉄やサブに押さえこまれている。逃げる術はなかった。
「どうだ、初美。いやがってる割りには、うまそうに指の付け根まで呑みこんだじゃねえかよ。まんざらでもねえんだろ。フフフ」
「やめて……あ、ああ、かんにんして……」
初美は歯をくいしばって、押さえつけられている双臀をブルブル震わせた。汚辱感にまみれ、発狂しそうになる。
マスクの男は深く指で初美の肛門を縫ったまま、しばしその感触を堪能した。指の付け根はヒクヒクくい締められて、くいちぎられるような禁断の体腔がひろがっている。
「締めつけやがって、フフフ、いい感じだぜ。奥さんはどうだ。尻の穴をいじられるのも、いいもんだろうが」
「ううッ……」
初美はシーツをキリキリと噛んだまま、汚辱感に打ちひしがれて泣きじゃくっている。汗に光る肌に、さらに汗がドッと噴きでた。
「け、けだもの……そんなところを……ううッ、狂ってるわ……」
「フフフ、尻の穴も責めがいがありそうだな。これくらいでいやがってちゃ、しようがねえぜ。ほんの序の口だからよ」
深く埋めこんだ指の先をなかで曲げ気味にして、ゆっくりとまわした。
たちまち、「ひッ、ひいッ」と悲鳴をあげて、初美は双臀をガクガクゆすって悶えた。いやでならないと言わんばかりに、わあッと泣きだした。
「ああ、そんないやらしい真似……も、もう、やめてください」
「フフフ、それじゃ指より、こっちのほうがいいってえのかな」
初美の肛門を嬲りながら、もう一方の手で浣腸器を取りあげた。ガラス筒に充満した薬液が、ドロリと不気味にゆれて渦巻いていた。
「こいつを奥さんの尻の穴に入れてやろうか、フフフ」
「そんな……」
見せつけられたものが長大な浣腸器と知って、初美は泣き濡れた瞳をひきつらせて悲鳴をあげた。そんなもので嬲りものにしようとする男の神経がわからない。
激しく狼狽する初美を楽しげに見やりながら、太田が横から浣腸器のシリンダーを少し押してみた。ビュッと液が飛んだ。
「フフフ、どうやら浣腸は初めてのようですぜ、坊っちゃん」
「こいつは楽しみだ。フフフ、奥さんが浣腸されてどうなるか、じっくりと見せてもらうぜ」
太田やマスクの男が笑えば、「浣腸ってのはよ、一度味を知ると病みつきになるそうだぜ。へへへ」
「特に奥さんのようないい尻をした女はよ。五百CC、兄貴にたっぷり呑ませてもらうんだな、奥さん」
鉄とサブが初美をからかって笑った。
初美は唇をワナワナと震わせ、すぐには言葉も出ない。フトンに押しつけられている美貌は、血の気を失って蒼白になっていた。
「さあ、浣腸してやるぜ、奥さん。フフフ」
そう言うなり指を引き抜くと、初美は「ひいー」と死にそうな声をあげて、背中をたわめた。ヒクヒクと蠢く初美の肛門が、しっかりとすぼまらぬうちに、マスクの男は浣腸器をあてがい、嘴管の先をゆっくりと突き刺した。
「あ、あ……い、いやあッ……」
「あばれるんじゃねえよ。じっくりと味わうんだ。フフフ、これからは毎日、いやってえほどされるんだからよ」
「いや、いやですッ……か、浣腸なんて、いやあッ……」
拒もうとむなしく蠢く初美の双臀が、ビクンと硬直した。ドクドクと薬液が流れこんでくる。
「ひいッ……ひッ、いやあ……」
初美は泣き、うめき、時には絶叫して悶えブルブルと震えた。眼の前が暗くなって、その闇にドクドクと注入される感覚が火花となって弾ける。まるで男に犯されて、おびただしい量の精を長々と放たれているようなみじめさだった。
「どうだ、奥さん。フフフ、どんどん入っていくぜ。ほれ、ほれ」
男にあざ笑われても、今の初美はもう、抗いの気力も萎え果てたように、ブルブルと震えながらすすり泣くばかりだった。あまりの異常さに、半ば気を失っているも同然だった。
「へへへ、気持ちよさそうな顔してますぜ、兄貴。イク時みたいですぜ」
「尻の穴をヒクヒクさせて呑みやがって、まったくオマ×コも尻の穴も好きな女だぜ」
「これがヤクザの商品になるってことだ。よく尻の穴で覚えるんだな」
マスクの男は勝ち誇ったように、グイグイとシリンダーを押しこんだ。
そして一滴残さず押しきった時、初美は「ひいッ」と絶頂をきわめるかのように喉を絞って、総身を揉んだ。そのままスーッと地の底へ吸いこまれるように、意識が遠くなった。

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