新妻肛虐生活 第二章 媚肉の管理人 · 1 (3/10)
前の話 · 次の話
第二章 媚肉の管理人
1
初美は奥の事務室へ連れこまれた。ボス格の男が中央の机につくと、初美はその前に立たされた。
「……着るものを……服をかえしてください」
初美は前かがみになり、両手で前を隠すようにして言った。初美はハイヒールをはいただけの全裸だ。
「フフフ……」
男は低く笑っただけだった。ほかにヤクザが四人、初美を逃さないように遠巻きにしている。
「わしはこれから奥さんを管理する支配人の太田だ。フフフ、今日からはすべてわしの言う通りにしてもらうよ、奥さん」
ボス格の男はタバコを咥えて火をつけながら言った。背が低くて太っていて、口ひげを生やした、見るからに精力的な感じの中年男である。見かけはヤクザらしくないのだが、タバコを持つ手は、小指が第二関節のところから消えていた。
「まず名前を聞かせてもらおうかね」
「……川野……初美です……」
「初美か。可愛い名だ。フフフ、奥さんの場合は源氏名はいらねえな。本名でいくぜ」
太田がそう言うと、横でヤクザの一人がうなずいて何やらノートのようなものに書きこんでいる。
「年はいくつだ」
「……二十一歳です」
「この業界で二十五といや、若くはねえが、奥さんほどの美人で人妻となりゃ、かえって評判になるだろうぜ」
太田は初美を見てニンマリと笑った。まわりの四人もニヤニヤと初美の裸身を眺めている。
「お、お願いです。着るものをかえしてください。いつまで裸にしておくのですか」
いっそう身を縮めながら太田に向かって言うのだが、男たちはまったく聞こえないふりをして、「久しぶりの上玉ですね、ボス。へへへ、それもトウシロの人妻ときてるから、たまらねえや」
「そういうことだ。これだけべっぴんで身体もいい女はめずらしいぜ」
「どこの店に出してもナンバーワンは間違いねえな。へへへ、いい女だぜ……」
眼を光らせて、遠慮のない視線を初美の裸身に這わせる。
初美はおびえ、弱々しくかぶりを振った。
「……私を……どう、どうなさろうというのですか」
声の震えを押し殺して言った。不安がこみあげる。少なくとも初美は、ヤクザの手で裸にされるまでは、まだ〝売られる〟ということを実際よりも軽く考えていた。ヤクザの店で働かされ、酒の酌をしたりして、せいぜい身体にタッチされるぐらいに思って観念していたのだ。
「よけいなことは考えねえで、こっちの聞くことに答えてりゃいいんだ。ガキはいるのか」
「い、いません……」
「そうか、中絶の経験は?」
初美は頭を横に振った。みじめさに涙がこぼれそうになる。男たちの眼に裸身をさらされて、あれこれ聞かれ、まるで売買される家畜みたいな扱いだ。
「妊娠したことがねえのか。へへへ、それであれだけ綺麗なオマ×コしてたわけか」
「綺麗なだけじゃねえぜ。そのうえ人妻の熟しがあらあな。へへへ、もう一度見てやりてえぜ」
「今度は見るだけじゃなく、いじりまわすのもな。へへへ、商品管理ってわけだぜ」
まわりからもヤクザたちの淫らな声が飛んだ。もうすっかり初美の美しさとその妖しい肢体に魅せられている。
屈辱に初美は、身体中が小刻みに震えた。
「へ、変なことを言わないで……私の洋服をかえしてください」
初美はこらえきれなくなって、すすり泣くような声で言った。
その初美の耳にノーパン喫茶になっている店のほうで騒がしい声が聞こえた。男の怒鳴り声と女の泣き声……何かもめているようだ。
「何をやってやがる。サブ、ちょっと見てこい」
太田に命じられて、サブと呼ばれた坊主頭で顔に傷のあるヤクザは、素早く様子を見にいき、すぐに戻ってきた。
「佳子の奴ですよ、ボス。客の希望が尻なんですが、尻だけはどうしてもいやだとダダをこねやがって。へへへ」
開いたドアから、佳子という女性が一糸まとわぬ全裸を後ろ手に縛られ、猿轡までされてどこかへ連れていかれるのが初美にも見えた。
「まだ尻をいやがってるのか、佳子は。フフフ、たっぷり仕置きするように言っただろうな」
「へい、ちょうど仕置き部屋に連れていくところですぜ」
「これ以上いやがるようなら、裏ビデオや黒人専用にまわせ。いいな」
太田はさりげなく話しているのだが、それだけでここがどんなに恐ろしいところかわかる気がした。初美は声もなくガタガタと震えて、おののいた。
「どうも、ここは騒がしくていかん」
太田が眼で合図をすると、素早くヤクザが二人、左右から初美の腕を取って、まるで品物でも運ぶようにズルズルと引きずりはじめた。
「あ、あ、何をするんです!!」
事務室の奥の通路から倉庫みたいなところへ、初美は連れこまれた。なかは薄暗く蒸し暑くて、天井には剥きだしの太いパイプが何本も走っていた。ボイラーでもあるのか、いかにもビルの地下といった感じだった。
ああ……こ、こわい……助けて……。
初美はおびえ、生きた心地もなかった。ハイヒールをはいただけの全裸を、羞じらう余裕もない。自分から囮となってヤクザに売られたとはいえ、いきなり全裸にされて品物みたいに引きずられて、予想していたよりずっと大きな恐怖が、ジワッと初美をおおった。
こんな恐ろしいヤクザのなかで、自分を犯したマスクの男を探し、恥ずかしい写真のネガを取り戻せるのだろうか。いや、その前に自分が無事でいられるのだろうか。いざという時には探偵の黒岩が助けだしてくれることになっているとはいえ、初美は身体の震えがとまらなかった。
「聞きわけのいい女でいるんだぜ、奥さん、逆らえばどうなるか、へへへ、さっきの女で少しはわかるだろ」
「あの佳子って女な。今ごろ女に生まれたことを後悔させられてるぜ。へへへ」
左右から初美の腕を取るヤクザたちは、意地悪く語りかけた。初美から眼を離さず、ねっとりと乳房や下腹、太腿に視線を這わせる。
「そそられるぜ、奥さん」
誰とはなしにヤクザの一人が呟いた。欲情を剥きだしにした声だ。
初美はおびえてかぶりを振った。このままよってたかって犯されるのではないかという、恐ろしい予感に襲われる。マスクの男に犯された時のことが脳裡をよぎった。
「ああ……い、いやッ……」
ズルズル引きずられながら、初美はむなしく身悶えた。
部屋の奥にはムシロが敷きつめてあり、天井の太いパイプからは鎖や縄が不気味に垂れさがっていた。壁のスイッチを入れると、四方からのスポットライトが中央を照らしだすようになっていて、そのなかへ初美は引きたてられた。
「あ、ああッ」
強烈なライトを裸身に浴びせられ、初美は両手で肌を隠すようにして、その場にうずくまろうとした。それを左右から強引に引き起こされ、まっすぐ立たされる。
「まったくいい身体をした人妻だ。三百万じゃ安い買物だったな。フフフ」
太田がニヤニヤと初美のまわりをまわった。まばゆいばかりの初美の白い裸身に、太田の眼が細くなった。
初美の頭上で左右からジャラジャラと鎖が引きのばされ、初美の手首に、その鎖がつながれた。
「あ、あ、何をするの!?」
歯をカチカチ鳴らしながら、初美は恐怖におののく美貌を振りたてた。身体中がおびえに震え、汗がじっとりと滲みでた。
すぐに鎖はキリキリと鳴って、悶える初美の裸身を吊りあげはじめた。両手が天井に向かってV字型に吊られ、前かがみになろうとする裸身がピンと張って爪先までのびきった。ハイヒールがはずれそうになって、カタカタと鳴る。
「や、やめて……ああ、こんなことって……どうしてこんなひどいことを……」
初美の口から思わず泣き声が出た。初美にしてみれば、囮としてヤクザに売られたとはいえ、いきなり全裸にされて鎖で吊られるなど、思ってもみなかった。
ヤクザたちはあらためて、遠慮のない視線を初美の裸身にねっとりと、舐めるように這わせた。さすがのヤクザもその官能美あふれる見事なまでの初美の女体に、圧倒されている。白桃にように美しく豊満な腰の線の悩ましさ、そして妖しい官能美を持った成熟した太腿……どれひとつとっても思わず溜め息が出て、酔いしれるような初美の艶めかしさ。
そしてまた、なんという肌の白さか。雪白の光沢を放ちながら冴えわたった肌理の麗しさはまぶしいほどだ。それだけに、太腿の付け根に絹のような柔らかさで飾られた繊毛の黒さが、ひときわ鮮やかで妖しい。
「たまらねえな。こういう身体を見せられると、胴震いがくるぜ」
「ムチムチのプリンプリンときてやがる。なんて肉づきしてやがるんだ」
ヤクザたちはすぐに手を出すのが惜しいようにしばし初美に見とれた。
もちろん初美の後ろへもまわった。なめらかな背中からくびれた腰、ムチッと盛りあがった双臀は、人妻らしい成熟味にあふれて形よく、高く吊りあがり、切れこみも深くピチッと引き締まっている。本当にしゃぶりつきたくなるような初美の双臀だった。
み、見ないで……ああ……。
初美は太腿を必死に閉じ合わせ、弱々しくかぶりを振りながらすすり泣いた。吊りあげられた裸身は、どんなに悶えよじっても男たちのくい入るような視線から、隠しおおすことはできない。乳房に太腿の付け根に、そして双臀にと、痛いまでに男たちの視線を感じた。
「か、かんにんして……」
初美はわあッと泣きだして救いを求めたくなるのを必死にこらえた。ここで負けてしまっては、なんのために囮となったかわからなくなる。ヤクザたちにレイプされそうになるギリギリのところまで、どんなことにも耐えなければ……。そう自分に言いきかせるのだが、初美は涙がこぼれるのをどうしようもなかった。
2
ヤクザたちはゆっくりと初美の周囲をまわり、ギラつく眼で白い裸身を舐めまわした。
「へへへ、裸を見られたくらいで泣いちゃ、これから先、しようがねえぜ」
「いい尻して泣くんじゃねえよ」
「こいつは間違いなくトウシロの人妻だな。フフフ、そのウブな感じがたまらねえぜ」
太田が初美の黒髪をつかんで、ニヤニヤと顔を覗きこんだ。初美はおびえ、狼狽してあわてて眼をそらした。女を品物としか見ない冷たい眼で見られ、背筋がゾッとする。
「……こ、こんなことをして……ああ、ほどいてください……」
「商品が生意気言うんじゃない。フフフ、どうするかはこっちが決めると言っただろ」
太田は初美の黒髪をしごいた。それからニンマリと笑って、もう一度初美の顔を覗きこむ。
「ムチムチのいい身体しやがって。フフフ、奥さん、おっぱいのサイズはいくつだ」
「…………」
初美は唇を噛みしめ、男から眼をそらしたままだった。
「素直に言ったほうがいいと思うがな。奥さんの身体のデータをとるだけじゃねえか」
太田が眼で合図すると、初美の後ろに立っていたヤクザの鉄がニヤリとして、乗馬用の鞭を持ちだしてきた。
いきなり双臀をピシッと打たれた。「ひいッ」と初美は弾けるようにのけぞった。黒髪が躍り、双臀が痙攣する。家畜みたいに鞭で打たれるなど、初美には激しい衝撃だった。もう一度ピシッと鞭が初美の臀丘に弾け飛ぶ。
「ひッ、やめてッ……な、なんということをするの!?」
「さっさと言いな。バストのサイズをよ」
再び鞭がするどく初美の双臀に鳴り、悲鳴がほとばしった。痛みよりも、鞭打たれる恐怖と屈辱のほうが大きかった。
「ひいッ……う、打たないで!」
「もっと鞭が欲しいのか、奥さん」
「いやッ……ああ、八十八センチです……」
「八十八もあるのか。どうりでいいおっぱいしてるぜ、フフフ」
太田は手をのばして初美の乳房をやんわりと握りしめた。ミルクタンクさながらに豊満でいて、ビーナスの彫刻みたいにくっきりと形がよい乳房だ。
「ああ、あ、かんにんして……」
「嘘じゃねえか調べてやるぜ、奥さん」
「ああ、ああ……」
タプタプ乳房を揉みこまれて、初美はうめきながら身悶えた。
太田は初美の乳房をいじくりまわし、乳首を指先で絞りだしながら、器用にメジャーを巻きつける。
「どれどれ八十八センチだな。フフフ、こりゃ今にも乳が垂れてきそうなおっぱいだ」
「……やめて」
初美は震えながら泣き声をあげた。乳房に這う手が、虫酸が走るほどの嫌悪感を生み、屈辱を生んだ。
「ウエストはいくつだ」
「……ああ、六十一センチです」
「いい肉づきしてるだけあって、少し太めのようだな、フフフ」
太田の手が乳房から腰のくびれにすべりおりた。スベスベとして妖しい肉づきが人妻の腰を思わせる。そこにもメジャーが巻きつき、目盛りが読みあげられた。
「よし、次はこのムッチリした尻だ。だいぶありそうだな、奥さん」
初美の双臀をねっとり撫でまわした。いやがって初美の臀丘がよじられ、ブルブル震えた。
「さっさと答えねえかよ、奥さん」
ドスのきいた声をあげて、鉄が鞭を振りあげた。次の瞬間、また鞭が双臀にするどく弾ける。
「ひいッ!……ゆ、ゆるしてッ……」
「素直にならなきゃ、何度でも打つぜ。へへへ、ほれ、ほうれ」
また鞭がたてつづけに初美の双臀にするどく鳴った。肌が裂けるほどの強い打ち方ではなかったが、肌から肉の奥まで蝕まれるようだ。悲鳴をあげて初美はのけぞり、するどい痙攣の走る裸身が反動で回転した。
「ああ、言いますから……は、八十九センチです、ああ、嘘じゃありません……」
初美は泣きながら言った。激しい屈辱と悪感がこみあげて、身体の震えがとまらない。鞭は初美に、〝売られた〟ということを思い知らせるに充分だった。
「フフフ、どれどれ、ムチムチの尻を測ってやろう、奥さん」
鞭打ちで薄いピンクに色づいた初美の臀丘を、太田はねちっこく撫でまわした。火照った感覚を指先に味わいながら、太田はメジャーを巻きつける。
「あ、あ……」
初美は冷たさにブルッと身震いした。
「何が八十九だ。九十センチもあるじゃねえかよ、奥さん。こいつは見事な尻だぜ」
そう言ってゲラゲラと笑うと、太田はパシッと初美の双臀を手のひらではたいた。
「フフフ、お前らもさわってみろ。なんともいえねえ手ざわりだ」
サブや鉄らの眼の色が変わった。欲望のおもむくままに初美を取り囲んで、まわりから手をのばし、初美の白い裸身に触れようとする。
「へへへ、これが九十センチの尻か。ムチムチといい肉づきしてやがる」
「どれ、俺にもさわらせろ」
「それじゃ俺はおっぱいといくか。へへへ、なるほど、こりゃ八十八センチは確かにありそうだぜ」
好き勝手なことを言っては、初美の双臀を撫でまわし、腰を撫でさすり、乳房を揉みこむ。ガツガツ貪るというのではなく、じっくりと初美の肌ざわりと肉づきを楽しんでいる。
「やめてッ……ああ、いや、いやですッ……」
初美は泣きながらかぶりを振り、身悶えた。こんな屈辱を受けても、初美はただうめき、泣き、腰をよじるしかないのだ。ヤクザたちの手が這いまわるたびに、初美の裸身がビクッビクッとすくみあがった。もしこのままよってたかって犯されたら……そう思うと、初美は恐怖に気も遠くなる。
「……も、もう、かんにんして……ああ、やめてください」
「へへへ、こんないい身体をして、やめられるかよ、奥さん」
「あ、ああ……いやッ……」
初美は唇を噛みしばったまま、男たちの手のなかで悶えた。
乳房はタプタプと音をたてんばかりに揉みこまれ、わずかにしこって頭をもたげかかった乳首を、絞りだされるようにつままれてしごかれる。
「揉みがいのあるおっぱいしやがって……へへへ、もう先がツンツン反応してくるぜ。おい、尻のほうはどうだ」
「たまらねえ尻だぜ。そこらの女の尻とは、尻が違うぜ。へへへ」
初美の双臀にもヤクザの手は這いまわる。肉量を測るように、下からすくいあげるようにしてゆさぶり、指先をくいこませて弾力を確かめ、グイグイと揉みこんだ。
「よし、それくらいにしとけ。フフフ」
ニヤニヤと眺めていた太田が、低い声で命じた。太田の命令は絶対である。ヤクザたちはたちまち初美の身体から手を引いた。
初美はハアハアッとあえぎ、不安におののく瞳で太田を見た。
「……も、もう、これでかんにんして……」
そう言うと、こらえきれずに肩を震わせて嗚咽をもらしはじめた。
それをあざ笑うように、太田は初美の乳房から腰、双臀へと撫でまわしてから、女の茂みが妖しく震えている太腿の付け根に触れた。
「やめてッ……い、いやッ!」
まるで火にでも触れられたみたいに、初美はつんざくような悲鳴をあげた。狂ったように腰をよじりたてて、太田の手を振り払おうとする。
「フフフ、好きそうな生えぶりじゃねえか。亭主とは毎晩か?」
「いや……」
「何がいやだ、いじられるのが好きなんだろ。毎晩、亭主にいじらせてるのか、奥さん」
いやらしい質問を浴びせながら、太田は茂みをかきまわすようにいじり、もう一方の手で双臀を撫でまわした。
「早く答えねえと、直接オマ×コに聞くことになるぜ、奥さん」
太田がそう言うなり、待ってましたとばかりに左右からヤクザが手をのばし、初美の足首をつかもうとする。
「ああ、そんなッ……いや、いやですッ!」
茂みに這う指に、初美が思うように動けないのをいいことに、たちまち左右それぞれ足首に縄を巻きつけられてしまった。右の足首は床に打ちこまれてある鎖につながれ、左の足首を縛った長い縄尻は天井のパイプに引っかけられた。
「フフフ、その縄を引っぱりゃ、奥さんの左足がどうなるのか、わかるよな、奥さん」
「……そ、そんな……そんなひどいこと、しないで」
「もう一度聞くぜ。亭主とは毎晩か?」
太田は低くうわずった声で言った。
3
初美は弱々しくかぶりを振った。どうして夫との愛の営みについてまで聞かれねばならないのか……。
「フフフ、オマ×コに聞くしかねえようだ」
太田が手で合図すると、鉄がニヤリと笑って天井のパイプにかけた縄尻を、ゆっくりと引きはじめた。
「あ、ああ、いやあッ……かんにんしてッ」
「強情を張るからだ、奥さん」
「い、いや、いやあッ!」
初美は絶叫した。いくら必死に力を入れてもだめだった。ましてヤクザの鉄はプロレスラー並みの男だ。縄に引かれて初美の左足首が、右足首からジワジワと引き離されていく。
「やめてッ……ああ、毎晩じゃないわ……二日から三日に一回です!」
初美は我れを忘れて叫んでいた。
「ほう、亭主はあまり強いほうではないらしいな。フフフ、どんな体位が好みなんだ」
「……いや、いやッ……そんなことまで、言わせないでッ」
初美が必死に哀願するのをあざ笑うように、縄はさらに引かれた。足首が吊りあがるにつれて、膝が開きはじめた。
「いや、いやあッ!……ああッ、普通です」
初美は泣き叫び、抗いに両脚が波打った。膝が開いていくにつれ、初美は悲鳴をあげて全身を揉み絞る。
「まあ、亭主からいって正常位が妥当なところだろう。フフフ、奥さんが上に乗ることもあるんだろ」
太田は相変わらず初美の女の部分に手を這わせながら、意地悪く聞きつづける。その手はもう少し初美の太腿が開いたら、奥までいじりまわすぞと、待ちかまえているようだ。それが初美をいっそうおびえさせ、初美は泣きながらガクガクうなずいた。
「それじゃドッグスタイルはどうだ。フフフ」
初美は激しくかぶりを振った。何度か夫に求められたが、応じたことはない。獣みたいでいやだった。そんな恥ずかしいことを打ち明ける我が身のあさましさを、今の初美は感じる余裕もない。
「やめてッ……もう、もうやめてッ……」
「へへへ、ここまで来たらおっぴろげるしかねえぜ、奥さん。股をおっぴろげて、ボスにうんといじってもらうんだな」
「いやあッ……」
ひときわするどい悲鳴とともに、初美の太腿はメリメリと生木を裂かれるように割り開かれた。初美の左足首は、バレリーナが足を高くあげているように、横へ高々と吊りあげられた。
「ああ……」
初美は真っ赤に灼けた。本当に気も狂うかと思うほどの羞恥と屈辱のなかで、初美は激しく腰をよじり、振りたてながら、女の羞恥のすべてをさらけだしたのである。
「これは、フフフ、女として一番隠しておきたいところがパックリだ。オマ×コも尻の穴もだ。とても亭主以外の男の前で、人妻がとる格好じゃねえ」
太田は意地悪くからかいつつ、まさぐりつづけながら、そのまましゃがみこんで開ききったところを覗きこんだ。
「ひッ……いやッ……み、見ないでッ……」
初美は戦慄し、ガクガク腰をゆさぶりたてた。
太田は指で繊毛をかきあげて、秘められた割れ目をさらけだし、くい入るように覗きこもうとすると、初美は激しくもがいた。
「あばれるんじゃない。見られるのをいやがってちゃ商売にならねえぞ、奥さん」
「いや、いやですッ……見ないで!」
「しようがねえな。もっと股をおっぴろげるしかねえか、フフフ」
太田が合図すると、鉄がさらに縄を引いて初美の左足首を吊りあげていく。
けたたましい悲鳴とともに、初美の左足首はV字型に開いた左手近くまでむごく吊りあがった。もう極限まで引きはだけられた左脚は内腿の筋が浮き立ってヒクヒクひきつり、それにつれてハイヒールも脱げそうになった。もう男たちの視線もいたぶりも、ふせぐ術はまったくなかった。
「いい眺めだぜ、奥さん。フフフ」
太田はニヤニヤと覗きこんだ。他の四人も眼を血走らせて、顔を寄せてくる。
初美の媚肉の合わせ目は、いっぱいに開ききった内腿に引っぱられ、わずかにほころびてピンクの肉襞をのぞかせていた。少しも型崩れしていず、初々しいまでの肉色で、貞淑で美貌の若妻にふさわしい。素晴らしい肉の構造をしているのは、ひと目でわかった。
「奥まで見せてもらうぜ、奥さん」
「いやッ……ああ、いやです! やめて……」
「いやでもいじらせてもらうぜ。なんたって商品としてここが一番肝心なところだからよ」
太田は指先でつまんで、初美の媚肉の合わせ目を左右へくつろげた。
幾重にも折りこまれたピンクの肉層、そこからたちこめる甘い女の性臭……さすがのヤクザたちもうっとりと酔いしれる。太田はゆっくりと指先でまさぐった。とろける肉に、指先がヌメッと沈む。
「いやッ……ああ、かんにんしてッ……」
初美はおどろに髪を振り乱しつつ、ガクガクと腰をゆさぶりたてた。
「フフフ、濡らしてるじゃねえか、奥さん」
太田は上眼づかいに初美の顔を見た。濡れているほどではなかったが、太田はからかっている。
「こうやって見られたり、いじられたりするのが好きで濡らしたんだな、奥さん」
「嘘です!……」
初美は泣き声をひきつらせ、激しくかぶりを振った。
「それじゃ、いつも牝みたいに発情して、こんなに濡らしっぱなしなのか。フフフ」
「亭主と三日に一度じゃもの足りねえってわけか。へへへ、好きだな、奥さん」
「つまり、いつも男が欲しくてそんなに濡らしてるんだよな、奥さん」
初美をからかって、ヤクザたちはゲラゲラ笑った。
太田は初美の女の最奥に指を二本埋めこんで肉襞をまさぐり、親指で女芯の表皮を剥きあげるようにして弄んだ。腰の肉がよじれ、媚肉がヒクヒク痙攣して収縮する。
こいつは仕込めば大したものに……牝の素質充分だぜ……。
その楽しみに太田の顔がニンマリとほころんだ。
「誰かおっぱいを揉んでやれ」
命じてやらせると、乳房への愛撫に女の最奥が妖しく反応を見せる。思った通り、なかなか感度がいい。
「フフフ、もっといろいろさわって欲しいか、奥さん。オマ×コとおっぱいだけでなく、さっきみたいに、よってたかってさわられてえのか」
太田が意地悪く初美をからかう。
その言葉に、ある期待をもって残る三人のヤクザは太田を見た。何も言わないが、焦れたように眼の色が変わっていた。それは太田にもわかっている。
「おめえら、さわるくらいはいいぜ」
太田の許可を得て男たちは、弾かれたように初美の裸身に手をのばした。初美はおびえに美貌をひきつらせ、悲鳴をあげた。乳房をつかまれ揉まれ、乳首を口に含まれ、双臀を撫でまわされる。吊りあげられた左脚に唇を這わせる者もいた。
「いや、いやあッ!」
「フフフ、これでいやでも濡れるぜ」
「ああ、やめて……い、いやですッ……」
激しく黒髪を振りたて、初美はのけぞった。その喉にさえ、いやらしい唇で吸いつかれた。本当に、よってたかってという言葉がぴったりだった。
「フフフ、急所にはさわるなよ」
何を考えているのか、太田は立ちあがると初美から離れてしまう。四人のヤクザにいじりまわされる初美を、ニヤニヤと眺めるばかりだった。
「いやあッ……いや、いやッ、ああ……」
初美は泣きじゃくり、まとわりつくヤクザたちを弾き飛ばさんばかりに裸身を振りたてた。だが、ヤクザたちは馴れたものだ。初美の抗いを楽しみながら、憎いまでに女の弱点を衝いてくる。
「おめえら、腕によりをかけて可愛がってやんな。この上品な若奥さまが自分からオマ×コをいじりまわして欲しいと言いだすまで、こってりとな。フフフ」
ヤクザたちは太田を見て、自信ありげにニンマリと笑った。太田の側近だけに、女を責めることに関してはプロ中のプロである。
「へへへ、奥さんのように女がいいと、こっちもはりきるぜ」
「すぐにオマ×コをいじって欲しくてしようがなくなるからな」
「いやでたまらねえ。それを無理やりいじりまわされる。だが肝心なところにはさわってこねえ……そうなると、女って奴はよけいに感じるのさ。へへへ」
八本の手が、四十本の指が、初美の肌を撫でさすり、まさぐって這いまわった。それにあやつられ、踊らされる人形みたいに、初美の裸身は悶え狂い、泣き声をほとばしらせた。白い肌に汗が噴きでて、妖しく光り、色づいていく。
「フフフ、感じだしたか、奥さん」
「いや、いやッ……もう、やめて……」
「いつまでもつか、じっくり見せてもらうぜ、奥さんよォ」
太田はタバコを咥えて、ニヤニヤと開ききっている初美の股間を覗きこんで、媚肉の変化を観察する。時折りこらえきれないように肉襞がヒクッ、ヒクッと蠢いた。腰が小さく震えている。
サブがいやがる初美の顔を押さえつけ、片手で乳房を揉みながら、強引に初美の口を吸いにいけば、もう一人は疼き尖っている乳首をチュウチュウ音をたてて吸う。さらにもう一人は初美の双臀を撫でまわしつつ、背中から腰にかけて、ペロペロ舌を這わせ、最後の一人は吊りあげられた初美の太腿の裏側を、さかんにその付け根に向かってきわどいところまで舐めまわしていた。
「落ちるのも時間の問題だな、フフフ」
太田はニンマリと顔を崩した。
4
身体中に這いまわる感覚を必死にこらえようとするのだが、初美は身体の芯が妖しく疼きだすのをどうしようもなかった。
ああ、こんなことって……。
おぞましい感覚をいくら払いのけようとしても、自分でも情けないほど肌がその感覚に慕い寄ってしまい、熱を孕んだ。ヤクザたちの指と唇が、初美の乳房と内腿に双臀にと這うたびに震えがきて、身体の芯が熱くとろけていく。それはドロドロと下降して、ツツッと溢れた。
「あ、あ……」
「フフフ、オマ×コがとろけはじめたな」
「う、嘘ッ……ああ……」
初美は泣き叫び、腰をよじった。いくら口では否定しても、身体は身悶えしたくなるような妖しい疼きのとりこになっていく。
「あ、ああ……ハアッ……」
思わず熱い吐息が噛みしめた口からもれた。
「嘘なもんかよ。フフフ、濡れてきたじゃねえか、奥さん」
「いや……」
かぶりを振りながらも、初美は一度もらしてしまったあえぎをとめられなくなっていた。恥ずかしい反応を知られてしまった屈辱に、初美は生きた心地もなく、ドッと汗が噴きだした。それがいっそう熱を呼び、ジクジクと女の証しが滲みでた。
「濡れきってオマ×コがいい色になったじゃねえか」
「いや……ああ、言わないで……」
「亭主以外の男にさわられてもこのザマだ、フフフ、女ってのは本当に牝だぜ」
太田は再び身を乗りだして、吊りあげられた左脚の前へかがみこんだ。鼻がくっつきそうに覗きこみ、指で媚肉をいっそうさらけだした。
「いやあッ」
「灼けるみてえじゃねえか、奥さん。どんどんお汁が溢れてきやがる」
「いやッ……ああ、いやあ……」
初美は腰をガクガクゆさぶって泣いた。灼けるような秘肉に外気が忍びこみ、太田の指が這う感覚に、初美は気が遠くなりそうだった。そのくせ、あとからあとからジクジク滲みでるのが、初美の屈辱と羞恥を狂おしいまでに高めた。
「フフフ、欲しそうだな、奥さん」
太田はあざ笑った。指先を肉襞に這わせると、初美はさらに奥へと誘いこもうとするように腰をうねらせ、媚肉の合わせ目にあるおののく女芯をつつくと、すぐにヒクヒクと頭をもたげてくる。
「い、いや……ああ、もう、もう、かんにんして……」
初美はあえぎを噛み殺し、ワナワナ震えだしながら哀願した。
それをわざと無視し、太田はサブを呼んで耳もとで何か言いつけた。「へい」とサブはうなずき、どこかへ消えていく。
「奥さん、オマ×コがとろけたところで、さっそく仕事をしてもらうぜ。フフフ、今日は初日だからよ。楽なのからいくか」
突然、太田が初美に向かってそんなことを言って、ニヤリと笑った。
ああ、仕事って?……
何をさせる気なのか……。そう思いつつも、初美は身体が燃える妖しい感覚におおわれ、うつろになる。
しばらくしてサブが戻ってきた時には、初美はとても貞淑で美貌の人妻のものとは思えない女っぽい嗚咽のなかに沈んでいた。もう開ききった股間はしとどに濡れそぼち、薄赤い肉層も露わにヒクヒク蠢かせていた。身体中が匂うような色に染まっている。
「ボス、いつでもいいですぜ。へへへ」
サブは太田に向かって言った。急いで戻ってきたのだろう。息を切らしている。
太田はようやく立ちあがると、ガックリと首を折って、弱々しくかぶりを振っている初美の顔を引き起こした。
「思いっきり楽しませてやるからな。フフフ、うんといい声で泣くんだぜ」
覗きこんだ初美の顔は汗と涙にまみれて光り、ふくれあがる官能とおびえとが入り混じった複雑な表情だった。何がはじまるのか、わかるわけもない。
「ああ……もう、ゆるして……」
そう言ってすすり泣くだけだった。
鉄が部屋の中央、ちょうど床に敷いたムシロの切れるところで、分厚いカーテンを引いて部屋を仕切った。そのカーテンの向こうに、太田たちは急いで引きあげてしまい、初美が一人残されたかと思うと、次の瞬間、信じられないことが起こった。
初美を取り囲んでいた三方の壁の一部がなんと床のなかへ沈みはじめたのである。大きなガラス窓が現われ、その向こうはノーパン喫茶の店のなかだった。客の男たちが皆、ニヤニヤと窓から覗きこんでいた。
「ひッ、ひいッ!」
初美の全身が凍りつき、絶叫が噴きあがった。一糸まとわぬ全裸で左足を吊りあげられて、女の羞恥を露わにさらけだされた格好で……それを何十人もの男たちに見られていると思うと、初美は気が遠くなった。
「さあさあ、お客さま、美貌の人妻、川野初美の衝撃初舞台でございます。ごらんの通りオマ×コパックリの大サービス……」
店長らしい男がマイクを手に妖しげな音楽とともにしゃべっているのが聞こえた。そして窓にひしめく男の顔、顔……。
「いやあッ……ああ、いやあッ……」
初美は泣き叫んで、半ば狂乱のていで裸身を振りたてた。こんなふうにさらしものにされるなど、考えてもみなかった。窓から覗く男たちがどこを見ているか、初美には痛いほどわかった。股間は灼けるように火にくるまれている。
こんな、こんなことって……。
囮となってヤクザのなかへもぐりこむ……そんな考えの甘さを思い知らされても、今となっては遅かった。初美はノーパン喫茶の覗き方式のショウタイムに出されたのである。
だが、そんなことはこれから起こることを思えば、ほんの序の口にすぎなかった。
「泣くのはまだ早いぜ、奥さん」
初美の後ろで声がして、カーテンから男が一人、出てきた。多くの男たちにあられもない裸身を見られる衝撃に、初美はすぐには後ろの男に気づかなかった。
「フフフ、奥さん、俺のことを忘れたのか。山のなかじゃたっぷり可愛がってやったじゃねえかよ」
耳もとで囁かれ、初美はギョッとして男を見た。その眼が驚愕にひきつり、「ひいい……」
絶叫とともに初美の裸身が恐ろしいばかりにのけぞった。
眼の前に黒いプロレスラー用のマスクをかぶったがっしりした男がいた。それはまぎれもなく初美を炭焼き小屋で犯したあの男であった。
「いや、いやあッ……ひいッ、助けて!」
初美は泣きながら逃げようともがいた。手足を縛られて吊られ、逃げられるはずもなかったが。
「助けてッ……いやあ……」
「助けてやるよ。オマ×コに欲しくてしようがねえんだろ、初美」


