人妻肛虐調教週間 (結城 彩雨 [彩雨, 結城]) 3 ~ 4 (5/5)
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3
前と後ろから責めたてられて、たちまち夏子は錯乱のなかに翻弄された。
「い、いや……ああ、いやよ……」
恐ろしさと苦悶とに愉悦がからまり、入り混じった。
もう夏子はなすがままだった。冷二と五郎はリズムを合わせ、しだいに責めを激しくしていく。夏子の腰の骨が、ギシギシときしむ。
「あ、ああッ、許して……死んじゃう……」
「フフフ、死ぬほど気持ちいいってわけだな。よしよし」
「……いやッ……ああ、やめてッ……」
ふいごにあおられる炎みたいな息を噴きあげて、夏子はのたうった。
(ああ……もう、もう、駄目ッ……)
こらえようとしたが夏子はなす術もなく、灼けただれる肉の快美をはっきり感じた。
たくましい肉棒が夏子のなかで、前と後ろとでこすれ合う感覚……気も遠くなるほどの、この世のものとは思えない愉悦。身体中の血が逆流し、肉という肉が灼けただれてバラバラになるかと思った。
通常の性行為とは、まるでちがっていた。官能のうねりがしだいに高まっていくのではなく、メラメラとたちまちに灼きつくされていく。
「あ、あああッ……気が変になるう……ああッ、たまんないッ」
「気が変になるほど気持ちいいんだろ、フフフ、いい声で泣くじゃねえか」
「あ、あうッ……あああ……」
抑えきれない声が、噴きこぼれた。ハァハァとあえぎ、泣きながら、いいッと唇を噛みしばる。
「し、死んじゃうッ……」
夏子の両脚がピンと張って、上体が大きくのけぞった。腰がブルブルふるえつつ、前も後ろもキリキリ締めつける。
「もう、イクのか、佐藤夏子」
「イクならちゃんと見物人に教えるんだ」
前後から冷二と五郎が夏子の顔を覗きこんだ。
「いやッ、いやッ」
夏子は激しくかぶりを振る。あまりのすさまじい感覚に、自分の身体がどうなっているのか、夏子自身わからない。
「ほれ、気をやりそうなんだろ、夏子。はっきり言わねえか」
冷二と五郎は追い討ちをかけるように、グイグイと深く激しくえぐりこんだ。
「ああッ……ひッ、ひいッ……」
ガクンと夏子の顔がのけぞり、白目を剥いて歯を噛みしばった。
「おお、イクぞッ」
覗きこんでいる男たちのなかから、誰とはなしに声が出た。
「う、うむむッ」
絶頂せんばかりのうめき、夏子はのけぞったまま総身をキリキリ収縮させた。激しく突っぱった両脚に、痙攣が走った。
そして夏子の身体からガックリと力が抜けた。あとは両目を閉じたまま、半開きの唇でハァハァッとあえぐばかり。
冷二と五郎はきつい収縮に耐え、そのままのめりこみたくなるのをグッとこらえた。
「フフフ、とうとう気をやりやがったぜ。オマ×コが敏感なのはわかっていたが、尻の穴のほうもたいしたもんだぜ」
「それも見物人の前で堂々とイクとは、すっかり牝になったじゃねえか」
冷二と五郎はゲラゲラと笑った。笑いながら、グッタリとした夏子を休ませようともせずに、責めつづける。
見ている者はひと息つく間も与えられず、たてつづけの責めから目を離せなかった。
「ああ……ああ、そんな……」
たちまち夏子は、あえぎを悲鳴に変えた。
「いやッ、いやあッ」
「フフフ、まだはじまったばかりだぜ。お楽しみはこれからだ」
「も、もう、いや……もう、許してッ」
「一回気をやったくらいで、だらしないぞ、佐藤夏子。こっちはまだ出してねえんだからな、まだまだ」
冷二と五郎は容赦なく責めたてた。リズムを合わせて前と後ろから突きあげ、爪先立ちの夏子がのびあがって、爪先が宙に浮くかと思うほどだ。
「あむッ……どう、どうにかなっちゃう……ひッ、ひいッ……」
一度昇りつめた余韻がおさまるひまもなく、夏子は再び半狂乱に追いあげられる。
もうあやつられるままに泣き、うめき、悲鳴をあげた。のけぞらせた口の端から涎れさえ溢れさせ、糸を引いた。
「ああ、あうッ……たまんないッ……」
恥も外聞もなく、夏子はよがり声をあげた。一度あげるととめどなかった。
「いいッ……」
なにもかも忘れたかのようによがり声を放って、自分から腰を揺さぶりだす。
「フフフ、やっと自分から腰を使いだしたな、佐藤夏子」
「サンドイッチにされるよさが、もうわかってきたらしいな。そんなにいいのか」
冷二と五郎はのけぞりっぱなしの夏子の黒髪をつかんで、足もとに群がっている男たちを見させた。
「どう言ってよがればいいか思いだしただろ。ほれ、教えた通りに言ってみろ」
「覗いてる奴らに向かって、はっきりと言うんだぜ、奥さん」
夏子の悩ましい美貌を男たちのほうに向けたまま、冷二と五郎は夏子の耳もとでささやく。
もう夏子は、前と後ろから肉棒であやつられる肉の人形だった。
求められるままにあえぐ口を開いて、
「……い、いいわ……気持ちいい……」
「へへへ、どうしてそんなに気持ちいいか、はっきり言ってみな」
「ああ……前、前とお尻の穴にしてくれるから……夏子、気持ちいいわ……」
夏子自身、なにを言っているのかわからない。いや、口にすることでいっそう昂るのかもしれない。
「も、もっと、して……ああ、もっと深くッ」
「その調子だぜ、奥さん。よし、もっと深く入れてやるから、思いっきりよがれよ」
「ひいーッ……そんな……あうッ、あうッ……いいッ……」
内臓や子宮を押しあげて口から飛びださんばかりに深くえぐられて、夏子はひいひい泣きわめいた。本当にこのまま灼きつくされて、気が狂うのではないかと思った。
「死ぬ、死んじゃうッ……ひッ、ひいッ、駄目ッ……いッ、いいッ……」
「激しいな、フフフ、今度は気をやる時にちゃんと言うんだぜ」
夏子は腹の底から燃えあがる愉悦にガクガクと腰を揺すりつつうなずいた。
「ああッ……も、もうッ……い、イキそうですッ、夏子、もうッ……」
「よしよし」
ニヤニヤと笑った冷二と五郎は、そこでなぜかピタリと動きをとめた。
「いやあッ……やめないでッ」
夏子は激しく狼狽して、黒髪を振りたくった。玉の汗があたりに飛び散る。
せせら笑う冷二と五郎との間で、夏子がみじめにひとり腰を揺すりつづけた。少しでも快感をむさぼろうとし、また、二人の動きを懸命に誘う。
「どうしてッ……お、お願いッ……」
夏子は叫んだ。
「なにがお願いだ。ちゃんとおねだりしろ」
「……い、イカせて……夏子を、イカせてくださいッ、お願いッ」
「へへへ、何回くらい気をやりたいんだ、佐藤夏子」
冷二が意地悪く夏子の顔を覗きこんで言えば、五郎もニタニタと笑って、
「これだけいい身体をしてりゃ、数えきれねえほど気をやりてえよな、フフフ」
「いや……死んじゃう……」
夏子は弱々しくかぶりを振った。骨の髄までしゃぶりつくすというのか……。
「いやならイカさねえぜ、へへへ、このままじゃ、本当に気が狂うかもな」
「いやッ……イカせてッ、夏子をイカせてくださいッ」
「それじゃ駄目だ。数えきれねえほどってのが抜けてるぜ、へへへ」
「……夏子を、夏子を……数えきれないほど、イカせてください……」
泣きながら腰を揺すりたて、夏子は言った。それがどんなに恐ろしいことか、考える余裕はもうない。
「は、早くッ」
「よしよし、イケッ、それ、それ」
冷二と五郎は一気に夏子を責め堕とすべく、猛然とスパートした。前後より激しく腰を打ちつける。
「ひいーッ……いいッ、あああッ……」
夏子の腰が悦びにふるえつつ、ガクンガクンと跳ねあがった。のけぞった美貌が白目を剥き、白い歯をキリキリと噛みしばった。
「どうだ、奥さん」
「あああ……イクッ……う、ううむッ……」
凄絶ともいえる表情をさらし、夏子は激しくそりかえり裸身をキリキリ収縮させた。
声も出せず息すらできない。ひいーッ、ひいッと喉を絞り、突っぱった肢体に何度も痙攣を走らせた。
それに合わせて冷二と五郎は、最後のひと突きを与えた。できるだけ深くえぐりこんで同時にドッと精を放っていた。
「ひいーッ……」
もう一度ガクンと大きくのけぞって、夏子は最後の、そして最大の痙攣を走らせた。
おびただしい量の精を子宮口と腸管にはっきりと感じ取って、そのまま目の前が暗くなった。
「こら、のびるのはまだ早いぜ、夏子。しっかりしねえか」
五郎がせせら笑うように言ったが、もう夏子には聞こえなかった。
いつのまにか、群がって覗きこんでいた男たちの手が、夏子の身体のいたるところにのび、肌をまさぐっていた。それは冷二と五郎のおこぼれにあずかろうとするハイエナのそれであった。
調教 抜けられぬ生き地獄
1
ようやく夏子を離れの座敷へ連れ戻すと、冷二と五郎は白い裸身をゴロリと畳の上へころがした。
すぐに冷二が冷蔵庫からビールを二本取りだしてくる。冷二と五郎の渇いた喉に、ビールの冷たさが心地よく滲みわたった。
「フフフ、犯らせろとしつこい野郎たちだぜ。ショウをただで見せてやったのによ」
「無理もねえ。奥さんが美しすぎるのさ、フフフ、オマ×コも尻の穴も極上ときてやがる」
「まったくいい味してやがってよう」
グイグイ締めつけてくる肉の感触を思いだしつつ、夏子の裸身を見おろしながら飲むビールの味は格別だ。
冷二と五郎は浴衣をつけていたが、夏子は後ろ手に縛られた全裸だった。そして夏子は、まだ死んだように気を失って動かなかった。
上下に縄に絞られた豊満な乳房、白くなめらかな腹部、そしてムッチリと官能美にあふれる双臀や太腿。どれも湯上がりのピンクに色づいて、まばゆいばかりだった。
「冷二、今度はお前が尻の穴に入れる番だな。目を覚まさせてから入れたほうが、おもしれえぜ、フフフ」
「当たり前だ。時間はいくらでもある。あわてることはねえぜ」
冷二はニヤニヤ笑って、グッタリと意識のない夏子の黒髪をつかむと、口に含んだビールを口移しに夏子に飲ませはじめる。
ううむ……と低くうめき、夏子は左右に顔を振るようにした。そしてむせかえるようにして目を開いた。
「しっかりしろ、奥さん」
冷二はいきなり夏子の頬を張った。
「ああッ……」
ハッと現実に引き戻された夏子は、裸身を縮こまらせてすすり泣きだす。
冷二と五郎に前と後ろから同時に犯され、しかもそれを見世物にされたという恐ろしい現実が、ドッと甦った。
「……ひどい……あんなひどいこと……ああ、あんまりだわ」
夏子は泣きながら言ったが、言葉にはならなかった。
「気がついたか、奥さん。ほれ、シャンとしねえかよ」
「フフフ、たった二回気をやったくらいでのびちまうとは、そんなにサンドイッチにされたのがよかったのか」
冷二と五郎はせせら笑いながら夏子の裸身に手をかけると、座敷の真んなかにある食卓の上に乗せあげた。
後ろ手縛りの夏子をひっぺがえすようにあお向けに倒し、左右から肉づきのよい双肢を強引に上へ持ちあげる。その足首を天井から垂れさがった二本の縄に、それぞれつないだ。
「ああ、なにをするの……も、もう、かんにんして……」
夏子は泣き声をあげて身悶えた。だが、夏子の身体はしびれきったように力が入らなかった。
「なにをするかって、へへへ、夜は長いんだ。まだまだ、奥さんに楽しませてもらうのはこれからだぜ」
「俺だって奥さんの尻の穴に、まだぶちこんでやってねえしよ、へへへ」
冷二と五郎は夏子の下に枕を押しこみながら言った。
枕を押しこまれたことで夏子の下腹はせりあがり、大きく開いて天井へ吊りあげられた太腿の付け根は開ききっていた。
大浴場で汚れを洗い清められたとはいえ、肉奥は赤くひろがったままで、肛門も腫れぼったくふくれて、腸襞までのぞかせている。
さんざんもてあそばれ、気を失うまで絶頂を極めさせられた直後だけに、そんな姿を覗かれるのは夏子にはたまらなかった。
「……お願い……そんなに、見ないで……」
「見物人の前であんなに激しく気をやっておきながら、今さら恥ずかしがっても遅いぜ」
「……い、言わないで……」
「フフフ、とにかく今夜は数えきれないくらい気をやらせてやるぜ、奥さん」
冷二と五郎はニヤニヤと眺めながら、またビールをあおった。
そこへ女中が注文の酒と肴を運んできた。
「い、いやあッ」
夏子は悲鳴をあげた。あわてて裸身を隠そうとしても、両手は後ろ手に縛られ、双脚は高く吊りあげられている。むなしく吊りあげられた両脚がうねるばかりだった。
「いやッ、そんな姿を見せないで……」
いくら冷二と五郎に向かって哀願しても、二人はせせら笑うばかりで、
「気にしねえでくれよ、姐さん。前にも言った通り、この奥さんはこんな格好にされていじめられるのが好きな変態女でよ」
「照れ隠しにいやがるふりをしてるだけで、本当は悦んでるんだからよ」
と、女中に向かって平然とウソぶいた。
女中はすでに多額のチップをもらっていることもあって、笑いながらうなずいた。
「本当にすごい格好だわね、ホホホ」
食卓の上の夏子をジロジロと見ながら、そのまわりに運んできた酒や肴を並べていく。
「ああ……見ないで……」
夏子は首筋まで真っ赤にして、必死に顔を女中からそむけて唇を噛みしめた。
大浴場で男たちの見世物にされたあとだけに、夏子はまたなにかひどいことを女中の前でされるのではないかと、生きた心地もなかった。
冷二が手をのばして夏子の開ききった股間をいじりはじめた。女芯の表皮を剥いて肉芽を指先でもてあそぶ。
「ああッ、いや……やめてッ、あ、あッ……」
夏子は泣き声をあげて、吊りあげられた両脚をうねらせ、冷二の指から逃げようとする。
「おとなしくしな、奥さん。いくらうれしいからって、人前ではしたないぜ、フフフ」
「やめてッ……ああ、かんにんして……もう、人の前ではしないでッ」
「へへへ、その人前で思いっきり気をやったのは誰だったかな」
五郎もせせら笑いながら、夏子の乳房をタプタプと揉みこみはじめた。
「見ろよ、姐さん。俺たちの言った通りだろ。もうオマ×コがお汁を垂らしはじめたぜ」
「おっぱいの先だって、見ての通りこんなにとがってきやがった、へへへ」
冷二と五郎はそんなことを言いながら、女中に見せつけた。
「まあ、いやねえ。見ていてこっちが恥ずかしくなっちゃうわ。綺麗な顔して、ほんとに淫乱なのね」
女中は好奇の目で覗きこんで、ゲラゲラと笑った。
夏子は唇を噛みしばって嗚咽した。
(もう、もう、いや……ああ、駄目、感じては駄目……)
いくら自分の心に言いきかせても、夏子の身体はひとりでに男の指に反応してしまう。冷二と五郎に同時に犯された余熱がまだ残っているのだ。そのうえ同性に見られる異常さが、夏子の感覚をも異常にする。
「……かんにんして、ああ……」
夏子はみじめに泣きながら、裸身をうねらせた。
五郎が乳房を揉みこみ、夏子の顔を覗きこんだ。意味ありげにニタッと笑ってみせる。
「うんととろけさせな、奥さん。朝までぶっつづけでこってりと可愛がってやるからよ。もちろんオマ×コと尻の穴を使ってサンドイッチでだぜ、フフフ」
五郎はわざと女中の前でそんなことを言って、夏子をいっそう屈辱と羞恥のどん底へ落とす。
「オマ×コと尻の穴の両方で数えきれねえほど気をやりてえと言った奥さんの希望をかなえてやるぜ、フフフ」
「朝までぶっつづけじゃ俺たちも大変なんで、応援を呼ぼうかと思ってよ」
冷二と五郎の恐ろしい言葉に、夏子の美貌が蒼白になった。唇がワナワナとふるえ、裸身が硬直する。
「へへへ、大浴場にいた連中が奥さんを犯りたがってるんだ」
「……そ、そんな……」
夏子はすぐには言葉がつづかない。見世物にしただけではあきたらず、男たちの嬲りものにしようと言うのだ。
「か、かんにんして……」
夏子はまともに声が出なかった。
もうさんざん凌辱された夏子だったが、相手は冷二と五郎の二人だけである。それが七人もの見知らぬ男の嬲りものにされると思うと、気が遠くなる。
「俺と五郎に奴ら七人。九人いりゃ、いくら好きな奥さんでも数えきれないほど気をやって、満足すると思うぜ」
「かんにんして……そんな、そんなひどいことは……ああ、いやです……」
「いやだって言ったって、数えきれねえほどイカせて欲しいと言ったのは、奥さんだぜ」
「いや、それだけはッ……他のことなら、どんなことでもしますから……」
夏子は股間や乳房に這う手も忘れて、すすり泣きながら哀願した。
「れ、冷二さんと五郎さんだけにして……他の、他の人はいや……」
「いやでも九人を相手するんだ、奥さん。前から後ろから犯りまくってやる、へへへ」
「許してッ……ああ、かんにんしてッ……」
恐ろしさに夏子は声をあげて泣きだした。
冷二と五郎は顔を見合わせて、ニヤリと笑った。すべては二人の計算通りである。夏子を輪姦することは最初から決めているくせに、わざとらしく夏子の顔を覗きこんで、
「そんなに他の奴らがいやなら、やめてやらねえこともないけどよ」
「ただやめるんじゃおもしろくねえからな。ここはひとつ賭けで決めようじゃねえか、奥さん」
夏子は泣き濡れた瞳で、すがるように冷二と五郎を見た。
もうここまで堕とされた身だ。おぞましい輪姦から逃れられるなら、なにをされてもいいと思った。
「ど、どうすればいいの……」
「あわてるな。どうするかは奴らがここへ来てからだ、奥さん」
「そ、そんな……」
夏子は声をふるわせた。
「いやッ……ここへ呼ばないでッ」
「なにを言ってやがる。奥さんと奴らとで賭けをするんだ。奥さんを犯りたがってるのは、奴らなんだからよ」
「ああ、こんな格好ではいや……かんにんして……」
怯えた声をあげて、夏子は吊りあげられている両脚をうねらせた。
そこへ女中に案内されて、男たちがドヤドヤと入ってきた。大浴場で冷二と五郎に前後より犯される夏子を見ていた中年の男たちである。
すでに酒が入っているらしく、また欲情に顔を脂ぎらせている。
ひいッ……と夏子は息を吸って、裸身を硬直させた。
残っていた仲間も連れてきたのだろう。男たちは九人に増えていた。ニヤニヤと笑って冷二と五郎にペコリと頭をさげた男たちは、食卓の上の夏子に気づくと、歓声をあげて取り巻いた。
「い、いやあッ」
夏子の喉から悲鳴が噴きあがった。
いくら身を揉み、両脚をうねらせても、開ききった身体は隠しようもない。男たちのくい入るような視線が、痛いまでに突き刺さった。
2
男たちが食卓の上の夏子を取り囲んであぐらをかき、酒を飲みかわす。
夏子が一人、みじめにすすり泣いていた。
部屋のなかは酒と煙草に男の匂いがたちこめ、それに淫らな空気がよどんで大変な熱気だ。
「佐藤夏子といって人妻なんだってな。道理ですごい色気だ。それにまったくいい身体をしてるじゃないか」
「大浴場では驚いたねえ。同時に二人もオマ×コと尻の穴に咥えちゃうんだからな、へへへ」
「亭主一人じゃ満足できないわけだ」
そんなことを言ってはニヤニヤと覗きこんでくる男たちを、夏子はまともに見られず、すすり泣くばかりだった。
今にもドッと襲いかかってきそうで、夏子は生きた心地もない。
(た、助けて……)
むなしく胸の内で叫ぶばかり。
どうして男たちはこうも執拗に自分の身体を狙ってくるのか……夏子は男というものがもう信じられない。
そのなかでもっとも恐ろしいけだものの冷二と五郎は、食卓の上に女中に注文しておいた五合の大徳利を六本並べていた。
「それじゃ奥さんのオマ×コを賭けての大勝負といくか、フフフ」
「見ての通り、ここに大徳利が六本ある。三本の中身は水で、あと三本はグリセリンの原液が入ってる。こいつをだな……」
冷二と五郎はニヤニヤと笑いながら説明をはじめた。
六本の大徳利のうちで夏子が二本を選んで、それを男たちが夏子に浣腸する。そして夏子を五分以内に排泄をさせられるかを争うというのだ。
夏子に浣腸できるとあって、男たちは歓声をあげてクジ引きをはじめた。夏子が選ぶ大徳利は二本だから、夏子に浣腸できるのは二人だけである。
「そんな……そんな……」
夏子は泣きながらかぶりを振った。どこまでひどいことを考えつく冷二と五郎なのか。よりによって夏子がもっとも嫌悪する浣腸を選ぶとは。
「フフフ、奴らに輪姦されるのがいやだったら、なんとか水を当てるんだな。運悪くグリセリンに当たっても、五分我慢すりゃいいんだ」
「もっとも俺の大きいのを咥えて、まだ尻の穴もひろがってるから、五分以内に漏らさねえように、せいぜいがんばりな、奥さん」
冷二と五郎は夏子の耳もとでささやいて、低くせせら笑った。
不気味にガラスが光る浣腸器が持ってこられ、大徳利の前に置かれた。
「……いや……いやッ……」
夏子は泣き顔をひきつらせ、裸身をブルブルとふるわせている。
冷二が夏子の黒髪をつかんでしごいた。
「ほれ、まず一本選びな、奥さん」
「いや……そ、そんなこと、できない……」
「できなきゃ賭けは奥さんの負けってことになるぜ、フフフ」
「ああ……」
夏子はわななく唇を噛んだ。
浣腸は気も狂うほど恐ろしいが、目の前の男たちに次から次へと犯されるのは、もっと恐ろしかった。
夏子がすすり泣きながら伝えたのは、二本目の大徳利だった。
クジを当てた男が、喜々として二本目の大徳利の中身を浣腸器に吸いあげた。
「こんな美人に浣腸できるなんて、夢みたいだな、へへへ」
「……いや……やめて、かんにんしてッ」
ニヤニヤと近づいてくる男に、夏子は思わず叫んでいた。
だが、夏子の叫びもかえって男の欲情を昂らせるばかりだった。
「美人というのは、尻の穴も色っぽいんだな。ゾクゾクするよ」
「あ……ああッ……いや……」
荒々しく肛門に突き立てられる浣腸器に、夏子は唇を噛みしばってのけぞった。
「フフフ、どうだ。他人にされる浣腸というのも、気分が変わっていいもんだろうが」
「入ってくるのは水かグリセリンか、どっちか楽しみだろ、奥さん」
冷二と五郎が聞いても、夏子は返事をするどころではなかった。
「奥さん、浣腸してやるよ」
と、男がシリンダーを押しはじめたのだ。
ドクドクと入ってくる感覚に、夏子はひッと喉を絞った。
灼けるような感覚……それは流入してくるものがグリセリンの原液であることを物語っている。
(そんな……)
目の前が暗くなって、歯がガチガチ鳴りだした。肛門を犯されたあとだけに、ただれた腸襞にグリセリンが滲みて、キリキリと灼ける。
「フフフ、ついてねえじゃねえかよ、奥さん。どうやらグリセリンのほうだな」
冷二がそう言ったので、見ている男たちが歓声をあげた。
グリセリンの原液が五合というと、かなりの量だ。夏子がどこまで耐えられるか楽しみだった。
男は夏子に浣腸する快感に酔いしれて、グイグイと注入していく。一気にドッと入れるやり方で、そこに男の興奮の深さが表われていた。
「ひッ、ひいッ……そんな、乱暴だわッ……そんなに一気に入れないで……」
夏子は吊りあげられた両脚を激しくうねらせ、ひいひいと泣いた。
早くも便意がふくれあがるのか、夏子の身体がブルブルとふるえながら、脂汗を噴きはじめた。
「う、うむッ……そんなのいや、乱暴だわッ、ひッ、ひいーッ……」
「フフフ、相変わらず浣腸されていい声で泣く奥さんだぜ」
五郎がからかってゲラゲラ笑った。いっしょに笑ったのは冷二と女中だけで、あとの男たちは妖しい嗜虐の世界に巻きこまれ、もう騒ぐ者もなく、目を血走らせている。
「……も、もう、かんにんして……」
ようやく注入が終わった時は、真っ赤だった夏子の美貌は蒼白になって、息も絶えだえの状態だった。
「二本目はどれを選ぶんだい、奥さん」
冷二が夏子の双臀をピタピタとたたいた。
「早くしねえと、あとで苦しむだけだぜ、奥さん。なにしろ一本目はグリセリンのストレートだったんだからよ、フフフ」
「ああ……これ以上は……」
夏子は怯え、迷った。
もしまたおぞましい薬液だったら……だが、いつまでも迷っている余裕はない。
二本目を選ぶと、二番クジを引き当てた男が待ってましたとばかり、浣腸器に吸引した。
男は嘴管の先で夏子の肛門をいじりまわすだけで、なかなか注入しようとはしなかった。
「いや……ああ、もう、もう、浣腸して……」
「ほう、催促かい、奥さん、へへへ、よほど浣腸が好きなんだね」
男はさんざんじらし、夏子を泣かせてから、ゆっくりとシリンダーを押しはじめた。
「あ、ああッ」
夏子の美貌に狼狽の色が走った。それだけで流入する液体の正体はなにか、聞かなくてもわかった。
「またグリセリンのストレートみたいだな、フフフ、ついてねえな、奥さん」
「よりによって二本ともグリセリンとはな、へへへ」
冷二と五郎はぬけぬけと言った。はじめから六本とも大徳利にはグリセリン原液しか入っていないのだが、夏子は知るよしもない。
歯を噛みしばったまま、夏子は泣いた。今度の男は、さっきとはうって変わって叫びだしたくなるほどの遅さで、ゆっくりと注入してくる。
「……お願い……早く、ああ、早く、すませて……」
夏子は脂汗に光る裸身を揉んで、哀願を繰りかえした。
にもかかわらず、夏子の開ききった媚肉はヒクヒクと蠢いて、蜜を滲ませた。見ている者たちはそれを見逃さなかった。
「あら、いやだ。浣腸されながら、気分出してるわ、この奥さん」
「だから言ったろ。こうやっていじめられるのが好きなマゾ牝だってよ、へへへ」
「ホホホ、あきれちゃうわね」
女中はおおげさにあざ笑った。もう用もないのに、男たちといっしょになって夏子を覗きこんでいる。
夏子はうめき、あえぎ、泣きながら悶えた。もう身体中は脂汗にヌルヌルで、玉の汗が身悶えるたびに肌をころげ落ちた。黒髪までもが湿る。
「うむむ……早く、すませて……つらい、つらいわ……」
ようやくシリンダーが押しきられた時には、夏子は脂汗に気息奄々のていであった。
悪寒が身体中を駆けまわりだし、歯がカチカチと鳴って腰がひとりでによじれた。今にも爆ぜそうな括約筋を必死に引きすぼめているのがやっとで、声を出せば漏れそうだ。
「奥さん、今から五分間我慢できるかどうかの勝負だぜ、フフフ」
夏子の黒髪をつかんでしごきながら、五郎が言った。
「う、うむ……苦しい……」
「苦しけりゃ、もう一本挑戦してみるか、奥さん。水で薄めりゃ少しは楽になるぜ」
「……う、ううッ……」
夏子は弱々しくかぶりを振った。
だが、夏子の便意は荒々しくかけくだって、もはや限界だった。荒れ狂う便意に内臓がかきむしられる。
このままでは、とても五分はもたないだろう。しかしそれは男たちによってたかって嬲りまわされることを意味している。
(いやッ、それだけは……)
そんな夏子の胸の内を見抜いたように、冷二がもう一度言った。
「我慢できねえんだろ。水で薄めりゃ五分は耐えられるぜ、奥さん、フフフ」
「……し、して……水で、薄めて……」
耐えきれずに、夏子は我れを忘れ、うめくように言った。
「よしよし、残り四本のうちで水は三本だ。こいつは確率は高いぜ」
冷二は平然とウソぶきながら、空の浣腸器に夏子に選ばせた大徳利の中身を吸いあげた。もちろん中身はグリセリンの原液である。
「あ、あむッ……ううむ、ちがう……お水じゃないッ……」
「よくよくついてねえな、奥さん、へへへ」
「うむ、うむむッ……ひッ、ひいッ……で、出ちゃうッ」
夏子は眦をひきつらせ、唇を噛みしばってひいひい喉を絞った。
注入し終わるまでも耐えられなかった。ドクドク流入するのを押し戻して、ショボショボと漏れはじめる。
「おっとと……だらしねえな。一分も我慢できねえとはよ、奥さん」
五郎があわてて洗面器をあてがった。ほとんど同時に、堰を切った便意がドッとほとばしっていた。
号泣が夏子の喉をかきむしった。
3
街ですれちがったら必ず振りかえるほどの美貌の人妻の排泄行為など、一生に一度も見ることはできないだろう。男たちはしばし声を失って、とりつかれたように見入った。
すでに朝から何度も浣腸され、出てくるのは薬液ばかりということもあったが、妖しいまでの光景だった。
「こんなに多くの男性の前で、よくそんなことができるものね、ホホホ、恥さらしもいいとこだわ」
美しい夏子に対する女の嫉妬か、女中が一人、ゲラゲラと笑っていた。
ようやく絞りきった夏子は、もう号泣も途切れてシクシクと小娘みたいに泣いている。冷二と五郎の手で汚れを清められ、媚薬クリームを肛門と女の部分へ塗りこまれても、されるがままだった。だが、夏子の足首の縄を解いて鴨居から垂れさがった縄の下へ連れていこうとすると、にわかに怯えを露わにした。
「いやッ……怖いッ、かんにんして、お願いですッ」
「なにを言ってるんだ。五分我慢できなかったんだから、奥さんの負けだぜ。あきらめて、みんなを楽しませてやるんだ」
「そんなッ……いやですッ、夏子……ああ、死んでしまいますッ」
「九人や十人、相手にしたって死にゃしねえよ、へへへ、これだけいい身体をしてるんじゃねえか」
冷二と五郎は強引に夏子を鴨居の下まで引きずると、鴨居から垂れさがった縄に夏子の後ろ手縛りの縄尻をつないだ。そして夏子を爪先立ちまで縄を張った。
「ああ、これ以上、夏子を……みじめにしないで……許して……」
「わがままな奥さんだぜ、フフフ、もう一度だけチャンスをやるか」
「お、お願いッ」
夏子は必死に哀願した。
男たちが夏子を犯す順番をクジ引きしている。
「やった、二番だ、へへへ、ついてやがる」
「ちくしょう、七番かよ」
そんなことを口々に言って騒ぐのだが、それが夏子をいっそう恐怖へ追いやる。
「フフフ、もう一度のチャンスだが、どうするかな、五郎」
「一度負けてるんだからよ。なまじっかなことじゃよ」
もうどうするか決めているくせに、冷二と五郎は考えるふりをしながら、爪先立ちの夏子の右足首をつかんで横へ開き、鴨居から高々と吊った。
その前へ順番の決まった男たちが群がってきた。と夏子は裸身を硬直させた。
「こんなッ……こんな格好は、いやッ」
夏子は怯えた声をひきつらせた。男たちが前からまとわりついてくれば、逃げる術はない。開ききった股間は、ひとたまりもないだろう。
だが、夏子が正面の男たちに気を取られている間に、後ろへまわった冷二が背中からまとわりついてきた。
「いやッ……なにをするの……」
夏子が叫んだ時はもう遅かった。
浴衣の前からつかみだした冷二のたくましい肉棒が、ピタリと夏子の肛門に押しつけられていた。浣腸と排泄の直後でまだ口を開いたままの肛門に、ジワジワと押しこんでくる。
「ああッ……やめてえッ……」
「フフフ、奴らが入れないように、尻の穴は俺がふさいでやるよ、奥さん」
「あ、ああッ……ひいーッ……ううむ……」
ただれた肛門の粘膜がむごく拡張され、引き裂かんばかりに押し入ってくる感覚に、夏子は目がくらんだ。
「ひいーッ、ひいーッ、助けてッ」
息も満足にできずに喉を絞り、爪先立ちの片脚でのびあがるようにして、総身を揉み絞った。
そして、もっとも太い頭の部分を咥えこまされると、目の前に火が走った。ドッと脂汗が噴きこぼれる。
「うむ、ううむ……」
「フフフ、すっかり入ったぜ、奥さん。これが俺だ。五郎とはだいぶちがうだろうが」
後ろから黒髪をつかんで覗きこんだ夏子の顔は、血の気を失って苦痛にひきつっているとも、肛交の妖しい快美にひたっているとも見えた。
「うむ……死ぬ、夏子、死んじゃう……」
夏子は裸身をブルブルとふるわせるばかりで、もう身動きすることもできなかった。
もうろうとかすんだ目に、男たちが裸になって肉棒を乱立させるのが見えた。そして、ニヤニヤと欲情したいやらしい顔……。
「ああ、いや……いやあッ……」
思わず逃げようともがくと、肛門に激しい痛みが走った。夏子は後ろから冷二に、肛門をガッシリと杭みたいにつなぎとめられている。
「フフフ、さっき言ったラストチャンスだけどよ、奥さん」
そんなことを言いながら、冷二は夏子に手拭いで目隠しをした。
「いろんな形が奥さんのオマ×コに入るんだ。どれが五郎のか見事に当てたら、そこでやめてやるぜ」
「当たらなきゃ、朝までよってたかって犯りまくることになるんだ、フフフ、必死にオマ×コで俺をさがすんだな」
冷二と五郎はそう言って、男たちのほうを向くと片目をつぶった。
男たちがニンマリとうなずく。騒がしかった座敷のなかが、たちまち不気味に静まりかえった。
「やめて、変なことはいや……」
夏子の怯えた声だけが響いた。
目隠しによる暗闇と静けさが、かえって夏子の恐怖をふくれあがらせた。目隠しをされたことで、身体中の神経が貫かれている肛門に集中し、苦痛と汚辱感、しびれるような妖しい感覚を倍加させた。
いきなり前から誰かがまとわりついて、灼熱の肉棒が太腿に押しつけられた。
「やめてッ……いや、いやッ」
いくら泣き声をあげても、肉棒はあざ笑うように媚肉の合わせ目をなぞり、ゆっくりと分け入ってくる。
「あ、あッ……ひいッ……」
夏子はのけぞって悲鳴をあげた。
薄い粘膜をへだてて腸管の冷二とこすれ合うのが、目隠しをされているために、異様なまでにはっきりとわかる。暗闇のなかにバチバチと火花が走り、気も狂いそうになる。
「たまんないッ……助けて……」
「ほれ、自分ばかり悦んでねえで、どんな形をしてるか、オマ×コの全体でさぐるんだ」
夏子の肛門を貫いたまま、冷二があおる。
前が深く押し入れば入るほど、肛門の冷二はクイクイ締めつけられた。
「あああ……かんにんしてッ……」
夏子はたちまち半狂乱に泣きじゃくった。
前と後ろからリズムを合わせて、夏子を突きあげはじめた。
「あむッ……あああ、死んじゃう……だ、駄目、駄目ッ」
目隠しをされていることが、こんなにも感覚を鋭くするとは、夏子は思ってもみなかった。身体中の感覚が灼きつくされて、このまま死ぬのではないかと思った。
そのうえ、塗りこまれた媚薬クリームがその威力を発揮しだした。
「ああ、むむ……こんな……たまんないッ、あああ……」
「そんなにいいのか、フフフ、楽しんでばかりいねえで、ちゃんと五郎の形をさがすんだぜ、奥さん」
冷二の声も聞こえないように、夏子はあやつられるままに泣き、悶えた。なす術もなく、苦痛の底でふくれあがる肉の快美を感じ取っていた。
だが、すぐに動きはとまってしまい、それどころか肛門の冷二を残して、前の肉棒が引き抜かれてしまう。そして、代わって別の形の肉棒が女の最奥へ押し入ってきた。
「ああ、そんな……」
夏子の狼狽をあざ笑うように、女の最奥へ押し入ってくる肉棒の形は次々と代わった。
「どうした、奥さん。五郎の形がわからねえのか」
「だって、だって……」
そんなことわかるはずがないと、夏子はよがりつつ泣いた。
何人目だろうか。夏子はブルルッと大きく身ぶるいした。これまでとはちがうなにかを感じたのだ。
「これだわ……ああ、これよ……」
夏子はあえぎつつ言った。
冷二と五郎は思わず顔を見合わせた。夏子は見事にさぐり当てたのだ。まったく予想していなかったことだ。だが、二人はニヤリと笑うと、ペロリと舌を出した。夏子が目隠しをされていることをよいことに、
「残念だったな、奥さん。はずれだぜ、へへへ、これで最後のチャンスもものにできなかったというわけだな」
「この俺を当てることもできねえとは、だらしねえオマ×コだぜ」
冷二と五郎がそう言って笑うと、まわりの男たちもゲラゲラ笑った。
「よってたかって犯られたくて、わざとはずしたんだろ、奥さん」
「ち、ちがいますッ……ああ、かんにんして……もう、もう、いや……」
「フフフ、心配するなよ。朝まで数えきれないほどイカせてやるからよ。一回一回思いっきり悩ましい声をあげて、イクんだぜ」
冷二は夏子の目隠しをはずして言った。
夏子のかすんだ瞳に、ニヤニヤと笑っている男たちが見えた。
正面には九人だ。夏子の肛門のほうは、冷二と五郎とで交代で受け持つらしい。
「男は全部で十一人、女は奥さん一人だ、せいぜいがんばるんだな」
「それじゃはじめるか、へへへ」
肛門を貫いている冷二が、男たちを誘うように後ろから夏子の腰を前へ押しだした。
ドス黒い肉棒が深々と夏子の肛門を串刺しにしているのが見え、その前にしとどに濡れた媚肉がヒクヒクとあえいでいる。
男を待ち恋がれているようでもあり、怯えおののいているようでもあった。
歓声をあげて一番クジを引いた男が、夏子にむしゃぶりついていった。
4
どのくらいの時間がたったのか、自分の身体がどうなっているのか、それすら夏子にはわからなかった。
前と後ろから夏子の身体をギシギシと揉みつぶさんばかりに責めたててくる男たち。薄い粘膜をへだてて肉の凶器がこすれ合う感覚に夏子はどろどろにただれさせられ、翻弄された。
「いや、いやあ……ううむ、うむッ、もう……もう、いやあッ」
悲鳴に近い声で叫んだかと思うと、次には口もとから涎れを流して、
「ひッ……死んじゃうッ……いッ、いいッ、たまんないッ」
と、あられもなくよがり、のたうつ。すさまじいまでの感覚が夏子を支配し、頭のなかは灼けただれて、わけがわからなくなった。
「ひいッ、イクッ……ううむッ……」
何度そう叫びめくるめく愉悦の炎に灼きつくされたことだろう。そしてまた、次から次へと入れかわり、いどみかかってくる男たちに、
「もう、もう、いやあッ……少し休ませてッ、ああ、死んじゃうッ」
何度むなしい哀願を繰りかえしたことだろう。
それすら官能の業火に灼きつくされた。
声も出ず、息すらできずに夏子は、ひいーッ、ひいーッ、と喉を絞るばかりだった。目の前が暗くなっても、失神から揺り起こされて責めたてられた。それは牝鹿を襲ったハイエナの群れが、肉を食いちらかしたあと、骨までしゃぶるのに似ていた。
夏子は白目を剥いて、口の端からは泡さえ噴いて悶絶してしまった。
「フフフ、このくらいにしておくか。これだけいい女をガタガタにしちゃ、元も子もねえからな」
「それにしてもたいした女だぜ。なんだかんだと言っても、結局は男十一人をこなしちまったんだからよ」
冷二と五郎はようやく夏子から離れながら、満足げに言った。精を絞りつくし、さすがの二人も疲労の色は隠せない。他の男たちも満足しきってあっちこっちに大の字になり、イビキをかいていた。
もう窓の外は、東の空がうっすらと明るくなりはじめていた。
夏子が目を覚ましたのは、もう昼すぎだった。冷二と五郎がニヤニヤと覗きこんでも、夏子はうつろな瞳を宙に向けたまま、ほとんど反応を見せなかった。
「どうした、奥さん。今日は気をやりすぎて口もきけねえのか、フフフ」
「激しかったな、奥さん。本当に気が狂ったかと思ったくらいだぜ」
冷二と五郎の言葉に、ピクッピクッと夏子の裸身が反応しはじめた。
そしてゆっくりと手脚を縮め、シクシクとすすり泣きをもらす。昨夜の恐ろしい現実が甦ってきたのか、夏子は弱々しくかぶりを振った。
美貌には黒髪がまつわり、乳房や下腹、双臀や太腿には男の唾液や白濁の精、汗などが乾いて跡を残している。
「ひどい汚れようだな、へへへ、まずは風呂に入れて洗うのが先だな」
「しっかりしろ。シャンとしねえか」
左右から腕を取って抱き起こしても、夏子は腰のタガがはずれたようにフラフラとして、とても一人では立っていられなかった。腰は鉛でも入っているように重く、さんざん押し入られた最奥と肛門は、まだポッカリと穴が開いているみたいだ。
「ああ……」
夏子はグッタリと体重を冷二と五郎にあずけたまま、フラつく足で奥のシャワールームへ向かった。
「……子供に、子供に会わせて……」
夏子はあえぐように言った。
「こんな身体じゃガキに会えねえだろうが。綺麗に洗ってからだ」
「ほ、本当に会わせてくれるのね……もう子供といっしょに自由にしてくれるのね」
「してやるからよ。いい子にしてな」
冷二と五郎は夏子の身体にシャワーをかけて洗いはじめた。夏子はとても一人で洗える状態ではなかった。
湯が荒しまくられた粘膜に滲みるのか、夏子は腰をよじってうめいた。
「本当に、これで自由にしてくれるのね……子供をかえしてくれるのね」
夏子はもう一度言った。二人が約束を守ってくれるか不安でならない。
「しつこいぜ、奥さん」
五郎が夏子の双臀をはたいた。
身体の汚れを綺麗に洗い流すと、夏子は鏡台に向かわされた。
「髪をセットして、綺麗に化粧しな、へへへ、これもガキに会う身だしなみだぜ」
「身体も乳液をよく塗って、ピカピカに磨きあげろよ、奥さん」
夏子はなにも言わずに洗い髪にブラシを入れ、セットしはじめた。頬紅を塗り、ルージュを引いて化粧していく。
冷二と五郎はニヤニヤして眺めた。昨夜、男たちによってたかって犯され、涎れさえ垂らしてよがり、わめいていたのが嘘みたいな、上品で美しい人妻がそこにいた。
「上出来だ。綺麗だぜ、奥さん」
「少しやつれた感じはあるが、ますます色っぽくなったようだぜ、へへへ」
しばし見とれてから、五郎が縄の束を取りだしてきて、しごきはじめた。
「縛ってやるから、両手を後ろへまわしな」
「そ、そんな……どうして、どうして縛ったりするの……もういやです」
「ガキに会いてえんだろ。だったら、それまでは言うことを聞け、奥さん」
夏子は恨めしさと不安の表情で五郎を見て、唇をふるわせたが、すぐにおずおずと両手を背中へまわした。
五郎はすばやく夏子を後ろ手に縛った。豊満な乳房の上下にも縄を巻きつけ、きつく絞りあげる。
冷二がハイヒールを履かせると、いきなり荷物のように肩にかついだ。夏子の腹部に肩を当て、両脚を抱くようにした二つ折りの姿勢で、そのまま連れだそうとする。
「ああッ、こんな格好じゃ……」
「腰が抜けてるようだからな。俺がかついでいってやろうというんじゃねえか」
ムッチリと張った夏子の双臀を撫でまわしながら、冷二は庭へ出た。
庭を横切って駐車場へ出ると、夏子を車に乗せる。庭や駐車場には何人か人の姿があって、夏子に気づくとギョッとした。だが、あっけにとられているうちに、五郎はすばやく車を出した。
「ああ……見られたわ……もう、もうこれ以上、夏子を辱しめないで……」
「へへへ、これからガキに会わせてやろうってのに、ガタガタ言うな」
冷二は膝の上に抱きあげた夏子の双臀をバシッとはたいた。国道を二時間近くも走っただろうか、車は港の近くの古いビルの駐車場へ入った。
「子供は、子供はどこにいるの?」
夏子の頭のなかには、もう我が子のことしかない。
「へへへ、ガキは下だよ、奥さん」
冷二は再び夏子を肩にかつぐと、地下室への階段を降りた。
古びた鉄の戸があり、その小窓からなかになにやらボソボソと五郎が話す。すぐに戸は開いて、なかから白衣を着た見覚えのある初老の男が顔をのぞかせた。公園墓地の駐車場から子供の広美を連れ去った男だった。
地下室へ連れこまれると、夏子はソファの上へドサッとおろされた。向かいのソファに子供の広美がいた。
「ああッ、広美ッ……広美ちゃんッ」
夏子は我が子に気づくと、夢中で名前を呼んだ。
だが、子供の返事はない。グッタリと横たわったまま動かなかった。
「広美ちゃんッ……」
夏子は我が子に駆け寄ろうと、冷二の腕のなかでもがいた。
「離してッ、子供になにをしたのッ」
「泣いてばかりおるんで、睡眠薬で眠らせただけじゃ。心配はいらんよ」
初老の男がニヤニヤと夏子の裸身を見つめながら言った。ねっとりと肌を舐めるような視線だ。
その視線になにか異常なものを感じながらも、我が子の身を案じる夏子に、視線を気にする余裕はない。
「縄を解いてください、お願い……」
子供をその腕にしっかり抱きたいのだろう、夏子は後ろ手縛りの裸身を揉んだ。
「先生、早いとこ頼むぜ」
「女にはなにも教えてねえからよ。そのつもりでやってくれよ」
冷二と五郎が初老の男に向かって、そんなことを言った。どうやら白衣をまとい、先生と呼ばれる初老の男は医者らしい。それは男が薬品の匂いを漂わせていることからもわかった。
「フフフ、まかしておけ。女を奥へ連れてくるんじゃ」
初老の男はそう言って、さらに奥の部屋へ入っていく。冷二と五郎が左右から夏子の腕を取って、あとにつづいた。冷二は広美を肩にかついでいた。
「ああ、どこへ連れていくんですか……も、もう、自由にしてくれる約束だわ」
さすがに夏子も不安になって、声をふるわせた。
「も、もう、帰して……」
「その前に俺たちが餞別をやろうというんだ、とびきりのをな、フフフ」
「なにもいりませんから帰して……早く自由にしてください」
連れこまれた奥の部屋は、病院の手術室らしい。部屋のなかに産婦人科用の内診台があり、まわりの棚にはなにやら医療器具が並べられてあった。
夏子は思わず息を呑んだ。
「なにを、なにをする気なの……」
「説明してやろう、フフフ、今から奥さんに人工受精をほどこすんじゃ」
初老の男がうれしそうに言った。
人工受精にもいろいろあるが、夏子の場合はまったく他人の卵子に黒人の精子を使って受精させ、それを夏子の子宮で育てると言う。
「フフフ、借り腹というのじゃよ」
信じられない言葉だった。総身が凍りついたまま、ブルブルとふるえた。
「へへへ、もうわかっただろうが。餞別として奥さんを人工受精で孕ませてやるぜ。それも他人の子をな」
「昨日あれだけ犯ったんだから、妊娠したかもしれねえが、念には念を入れるってわけだぜ、フフフ」
冷二と五郎の言葉に、夏子は目の前が暗くなった。
この男たちはどこまで辱しめれば気がすむというのか。これまでの凌辱の限りを、人工妊娠というもっとも恐ろしい方法で締めくくるというのか。
「……い、いやです……そんな……そんな恐ろしいこと……」
あまりの恐怖に、声がかすれた。
「ほれ、さっさと内診台の上へ乗りな、奥さん、へへへ」
「い、いやあッ」
絶叫が夏子の喉に噴きあがった。
完
人妻肛虐調教週間
2012/9/1 電子版発行
著 者 結城彩雨
発 行 フランス書院
東京都千代田区飯田橋3-3-1
本データには購買者を特定できる個別のシリアル番号が刻印されています。複製・頒布・転売等、著作権を侵害する行為は法律で禁じられており、違反した場合は刑事罰および民事罰を招来することになります。
(c)2012 Saiu Yuuki, Printed in Japan.
人妻肛虐調教週間 (結城 彩雨 [彩雨, 結城]) 3 ~ 4 (5/5)
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