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美尻奴隷 責める! · 第2部

美尻奴隷 責める! 第2部 (2/2)
前の話

その老人は1950年代、米国から頻繁に来日した映画女優たちのご贔屓だったという。

「最初はね、相当な有名女優で、あばずれがいたんだと。例の歌麿伝説を信じてて、エージェントに遊ばせろとうるさく言いたてたそうだよ。そこで、この前死んじまった何とかいう呼び屋が、困り果てて先々代の稲尾の親分に相談したところ、トモ叔父が呼ばれたわけだ。なんせ毛唐連中は体力があるだろう。肉弾相うつ凄まじいセックスだったらしいが、もちろん叔父貴の手練手管で、あっという間に虜になったんだと。滞在を何日ものばして、最後には米国に連れて帰るというのをなだめすかして、お引き取り願ったそうだね。戦勝国の女を組み敷いて、膝まづかせて逸物をしゃぶらせる、その女、最後には何度も気をやって、涙まで流して喜んだ、というから、親分衆も大喝采だったそうだね」

その女優はもちろん、他の女優にも噂が広まり、来日する映画女優の間で順番待ちというぐらい人気が沸騰した、というから驚くではないか。

「叔父貴はね、あいつら、ほら、体臭が強いだろう? それと、日本人のように絹肌っておらず、近くによっていくとソバカスだらけで、閉口したって言ってたな。ただ、履いていたストッキングが上物でね、分けてもらって、自分の女にくれてやると、ずいぶん喜んだって言ってたね」

くっくっくっと笑いを漏らし

「そのトモ叔父とアメちゃんの女優がやっている16ミリフィルム、今の自民党の幹事長室のどこかにありますよ。おもろいだろう? えらくなっても、皆、女が好きだってことさね」

こんな調子で、常人ならば腰を抜かすような話が次から次に語られた。そのどれもが一編の小説になるような驚愕の話で、私は何か堪能した、という気がした。

驚いたことに峰岡はかなりの健啖家だった。多いに飲み、大いに食べ、そして次から次に面白い話を繰り出す。その話は創作のない経験に裏打ちされたもので、実に真に迫っていたのだった。一通り峰岡の独演会が続いたあと、私は膝を屈する思いで同行取材を依頼した。

「うん、そのことだが、稲尾の叔父貴から、話があってね。実は今進行している話があるのさ。それを取材させたらどうかというんだ。もちろん長老たちには色々意見があるらしいね。しかし、叔父貴の考えは、逆らったらこうなるぞ、ということを世間様に知らしめることは、ほら核兵器と同じで、力の均衡になる、つまりはあちこちとうまくやっていける、という話だった。ま、おいらは難しいことはよくわからないんで、どっちでもいいけどよ」

峰岡は平然と話しているが、聞いている私にとっては薄ら寒くなる話ではあったが、「ぜひに、お願いしますよ。出版するしないは必ず親分の許可を取りますから」

「うん、そこで、その話だがね」

芸能の世界はアウトローが跋扈している世界だ。その芸能界に稲尾組がケツ持ちをしている事務所があって、そこといつもツノ付き合わせているライバル事務所の実権者を籠絡しようという計画が進んでいるという。その事務所社長は40前の女性で業界では凄腕と言われているらしい。稲尾組の後押ししている芸能事務所はそこを、合法的に手に入れたいらしいが、その女経営者が同意せず、業を煮やした事務所会長が稲尾組長に相談した、ということだった。

「いやあ、この女、チェ・ジウ似のいい体の女でね、未だ独身、ショービジネスの世界では辣腕らしいが、あっちのほうもお盛んでさ、もう少しで俺の手に落ちそうなのよ」

峰岡は特命を受けて1年以上前から近づき、近々寝る手はずになっているという。そこをバッチリ、撮影してジワジワ追い詰めるという。成功すれば大金が動くため、実際に休眠会社まで使って、峰岡は青年実業家ということになっているという。ちょっとしたコンゲームではないか!

「別にその女を拉致するわけじゃなし、すべて合意、ビジネスよ。どうだ、あんた、俺としばらく付き合ってみるか?」

峰岡はそう言って大口を開けて笑うのだった。

5

個室に設えられたウインドーからは落ちゆく太陽がよく見えた。こちらからみると行かう人々はちらほらとコートをきている人たちも垣間見える。部屋の中はしかし、暖房がききすぎるくらいきい汗ばむほどで、現に峰岡は上着を脱いでいるのだった。私と峰岡が取り敢えずビールでもと話していた時、その女がやって来た。

40前と聞いていたが、20台終わりか、どう見ても30歳をちょい出たぐらいにしか見えない。女性としては背は高い方だろう。今日のようにハイヒールをはいていると、175センチの私と同じくらいの背丈だ。小脇に抱えたブリーフケースがよく似合い、確かに仕事のできそうな雰囲気だ。何処かのブランド品であろうスーツも彼女の美しさを際立たせていた。おそらく、10人が10人とも振り返る容姿だろう。しかも、服をきていてもはっきりとわかる豊満な胸、形良くくびれた腰、そして何より、脚がとても美しい。高そうなハイヒールの上に乗る足首が男心をそそっている。このいわゆる美人のキャリアウーマンが峰岡の手により雌犬と化すわけで、そのことはとても信じ難いことだった。しかし、峰岡の手にかかれば、と思うと、堕ちていく行くこの美女の変貌ぶりをつぶさに観察したい、という残忍な気持ちも芽生えるのだった。

「こちらは、内村さん、うちの会社の後方を手伝ってもらっています」

「まあ、そうですか? 桜木華です。 どうぞよろしく」

そう言って笑みを浮かべながら名刺を渡されたが、桜木華という名前はいかにも業界向けという気がする。本名ではないのかもしれない。そう考えているうちに部屋の一方の壁がゆっくりとせり上がり、豪華な前菜や飲み物が供された。この趣向もただ豪華なだけで、何だがハッタリという印象を受け、所詮これが芸能界なのかという感慨を持つ。

「今日は、ご足労かけまして本当にありがとうございます。峰岡さんには何とお礼を言って良いか」

そういいながら律儀に頭を下げる。大相撲の力士の昇進パーティで二人は知り合った。もちろん稲尾組が仕組んだことで何も知らないのはこの女だけなのだ。それから一年あまり、じわじわと手繰り寄せてきたことになる。

「何せ身に覚えのないことで、薄気味悪くて本当に困っていましたの」

ある日、桜木の事務所に男がやってきてタレントの売り込みを始めたという。自分の妹ということで、見目形はまあそれなりだったらしい。適当にあしらっているとそれ以来何度か訪れ、ある日どうしてもプロモーションビデオを見て欲しいと言ったそうだ。どこの連中ともわからない者を相手にするのか? という疑問をぶつけると「そうですわね。一般の方からすると、すこし変ですわね。でも、その辺の路上で薄汚い格好で歌っていた者が一夜にしてスターになる世界ですの。どこに宝が転がっているかわかりませんでしょう? 社員には飛び込みで売り込みにくる方々にも十分に礼を尽くすようにと日頃から指導していたのですが、それが仇になってしまって・・・・・・」

男の持ってきたIPADに入れられたビデオクリップを見て担当者は腰を抜かした。事務所のトップスター星野ヒカルと女の絡みが映っていたというのだ。平然とビデオを見せる男がようやく普通の男ではないと気づいたスタッフから相談を受けた時にはもはや遅かった、ということだった。もちろん桜木華はそれが約一年前から仕組まれたということなど、そして目の前の男がその劇の主人公だということも全く知らないのだった。

「ヒカルはうちの看板スターでしょう。いろいろな方に相談しようと思っていたのですが、この業界、足の引っ張りあいばかりでどうしようかとずいぶん悩んだものですわ。ちょうどその頃峰岡さんとお知り合いになって、」

たまたま事務所に訪ねてきた峰岡が、横柄な態度でお茶を飲んでいるその男を認め、事情を聞いたという。

「それからずいぶん相談に乗っていただいて、本当に助かりましたわ」

時折峰岡に愛おしげに視線を這わせながら、私に事情を説明する桜木だったが、近いうちこの女が峰岡の玩具とかし、性奴隷となるのかと思うとあわれさを感じた。その一方で、徹底的に堕ちていけ、という気持ちも芽生えるから美人は全く儚いものだ。

美酒を飲み、豪華な酒肴を頬張りながら、あの美男俳優はホモセクシャルだ、などという馬鹿話に興じながら、私は何とも言えない気持ちになっていた。この飲み会が終わったあと、私と別れた二人は、どこぞのホテルにしけこむのだろう。そこで峰岡の性技によりこの凄腕と言われる女は快楽の淵に落とされ、喜悦の声をあげながら峰岡にしがみつくことになる。そして、あの素晴らしいカリ首を持った逸物で、何度も貫かれ、絶叫あげることだろう。そして峰岡なしではおられない性奴隷に堕ち、手塩にかけたプロダクションを乗っ取られるわけだ。あの信じられないほど興奮したお座敷ショーを見せられた私にとって、ゴロツキどもが立てたこの筋書きは信じられる気もする。しかし、冷静になって考えてみると、まさかとも思える。いずれにしろ、このドラマの特等席を私は与えられているわけで、じっくり確かめる、いや楽しませてもらおう、そう不埒なことを考えていた。そんな私の考えなど、全く関係ないように二人はこの席を楽しんでいる。堕ちろ、いや、待て、それはあまりにも酷い、しかし、この世界で蠢いているのならば、それはそれで・・・・・・などと、桜木の美しい横顔を眺めながら、私はそんな埒もないことを考えていたのだった。

6

指定された時間は土曜の夜9時ということだった。広尾にあるマンションに来るようにという指示だった。恵比寿と広尾の境目、チェコ大使館の近くにそのマンションはあった。豪華なエントランス横にある部屋には制服をきたガードマンがすわっており、私に胡散臭げな視線を送ってきた。オートロックに教えられた部屋番号を打ち込む。よく手入れされたロビーに続く自動ドアが開き、その先にある幾つかのエレベーターの右端のどあが開いて私を向かいいれた。7階でエレベーターは停止し、ドアが開くと数メートル先にマンションのドアが見えた。各階に住居は一つのようで、この辺りの土地の価格を考えればこのマンションはいくらになるのだろう、と思えた。

チャイムを押すと中からドスのきいたこえがきこえ、このドアをどうやってくぐり抜けたのだろうか、という広い肩幅の目つきの鋭い男が私を見据えた。名を名乗ると、大仰に頭を下げ、こちらにと案内する。普通のマンションより横幅のある廊下を通り、一つのドアの前で私が到着したことを告げた。中から、峰岡の声が聞こえた。

大男が開けたドアの先には幾つかのソファーとそれぞれにテーブルが設えてあった。奇妙なことに、それは全面の壁に向かって、映画館のように配置してあった。相変わらず地味ではあったが、きちんと背広をきた峰岡がビール瓶を前にして座っており、私を手招きした。私がソファーに腰を落ち着けると先ほどの大男がさっとビール、日本酒、ウイスキーを載せた盆をテーブルに載せ、続けてつまみを置いた。そのつまみは高級そうな皿に盛られており、牡蠣の燻製やローストビーフ、エビのカクテル、魚介類のマリネなども盛られており本格的だった。

「まあ、いっぱいやりなさいよ」

峰岡はそう機嫌良く話し、「今日はいよいよ仕上げだ。おい!」

そう言ってから正面を見据えた。壁がするすると上がり、ガラスの仕切りから寝室が見えた。広いベッド、大きな冷蔵庫、柔らかであるが隅々まで照らしているLED、おかれている三面鏡や洋ダンスも一点ものの豪華品だった。

「ここからあんたは見物だ。あんたのためのお座敷ショーなんでね、300万円ぐらいもらわないとな」

いつもの調子で大口を開けて笑い、ビールを放り込む。例の会食のあと、てっきりそのまま何処かへと思っていたが「もちろんそうでもよかったんだがね、あんたがいただろう。女としても何か見透かされて嫌なわけよ。そこであの日はパスしてだな、」

桜木もそれでかえって峰岡のことを紳士とふんだらしい。それから程なくして、東京でも屈指の豪華さを誇るホテルに連れ込んだ、というわけだった。その後もう一度交渉を持ったという。

「で、それが、二月前さね。その後、連絡を控えていたわけだがよ、ほらみろ」

携帯電話の画面にはズラリと桜木華の名が並んでいる。峰岡の味を忘れられなくなり、必死に連絡をしているわけだ。つまりそれは、峰岡の手に落ちた、ということだった。

「今から30分ぐらいしてかな、女が来るぜ。ここからあんたは見物だ。まあ、そうね、二時間ぐらいしてかな、契約できるのはね」

いつもどおり、大笑いだった。契約? 契約とは何なのだろう? 今風にいえば、とびきりの美魔女、桜木華。峰岡の逸物に狂わされ、毎日のように抱かれることを懇願する電話。私はこの峰岡がとても同じ人間とは思えなくなり、何か背筋が寒くなるのだった。

7

壁の上にはスピーカーが設置されており、二人の声はよく聞こえた。部屋の隅に立っている例の大男は目の前の狂態には全く興味がないかのようにただ虚空を見つめている。私がビールを飲み干すと、さっとお代わりを持ってくる。よく訓練され番犬のようだった。今日の桜木はその美しい足を強調した淡いピンクのワンピースを着ている。峰岡はといえば、素っ裸の上にバスローブをはおり、ベッドの傍のテーブルに載せられたシャンパンを楽しんでいた。

「どうして電話をくださらなかったの?」

なじるような言葉だったが甘えた口調だ。

それには答えず、シャンパンの入ったグラスを差し出す。桜木華は受け取ってひとくち含んだあと、妖艶な表情を浮かべその高価そうなワンピースを脱いだ。私は思わず身を乗り出した。洋服をきていた時から想像する以上に豊かな胸、張り切った双臀、そしてナイロンストッキングに包まれたスラリと伸びた足。普通の男だったらむしゃぶりつくだろう。レースに縁取りされた薄いパンティからはかなり多めの茂みがうっすらと見える。桜木の淫らなストッキング姿、秘部にあてがったTバッグが特にいやらしい。

立ち上がった峰岡は、バスローブを脱ぎ捨てると、女を膝まづかせた。峰岡のものはすでに屹立しており、桜木は潤んだ瞳でそれを口に含む。こちらの方向に両足を向けさせ、秘部を触ることを命じている。女は喜々としてそれに従い、その部分を破って、ゆっくりとまさぐり出した。こちらに私がいることなど知る由もないだろう。峰岡はたった一人の観客のために、いろいろと工夫をしてくれているわけだ。桜木華は目を瞑り、大きく口を開いて男のものを咥えた。唇に厚く塗られた真っ赤なルージュがとてつもなく卑猥だ。桜木は咥え込んでしゃぶろうとするのだが、ものが大きすぎてうまくいかない。峰岡が何かを囁くと少し体をずらしてから。首を下げた。男はそのあと自分で動きだし、女の口でピストン運動を行い始めた。唾液がダラダラと流れ、桜木華は時折苦しげな表情を見せはするが下腹部に当てた指の動きは早まっている。美貌の桜木が、細くきれいな指で自身をかき分け、蕾を刺激しながら、咥え込んだ男を必死にしゃぶっている。これまで見たどんなセックスシーンよりも私を刺激するものだった。

自身の淫らな格好、これからの峰岡の愛撫、そんなことを考え、体が反応しているのだろう。突然男は一物を抜き、女を立ち上がらせると、キスをし始め、そして、豊満な胸、よく張った太腿、形の良い臀部をこちらにに見せつけるように愛撫する。峰岡はストッキングが好みのようで、臀部から太ももにかけて、ストッキングの手触りを確かめるようにじっくりと触っている。桜木華がだんだんと陶酔の表情に変わって行った。

次に女を抱きかかえ、ベッドに押し倒す。そしていきなり局所への口による愛撫をはじめた。

「凄い、ああ、もうどうにかなりそう。今夜はたっぷり可愛がってね」

桜木華は下半身を隠微に動かし、喜悦の表情だ。

と、峰岡は身を起こしベッドの端に腰を下ろした。

「な、なぜ、今からなのに。どうしたの?」

あられもない格好のまま急いで身を起こし、桜木が問う。

「いや、もう、あなたとはこんなことをしても無駄だと思ってね」

顔色を変えた。

「なぜ? 峰岡さん、どういうこと? 私たちこんなに合っているのに」

堪えかねたように峰岡に抱きつく。はだけた豊かな胸を隠そうともしていない。

「例の件、どうしても駄目だと言うことだろう。俺も一生懸命あなたのために尽くそうと思ってもね、あなたがこっちの願いを聞き入れてくれないとなれば、それはね、俺だって」

表情が歪む。

「それは・・・・・。私の会社は私の分身よ。そう簡単に、」

「わかった。これ以上話すことはない。今日を最後にしよう」

「いや、待って! 最後って、」

その言葉を遮り、峰岡は桜木の口を吸った。へなへなと体が崩れまた桜木華がベッドに倒れ込む。その桜木を四つん這いにさせ、今度は菊門に口を付けた。峰岡の舌がまるで別の生き物のようにチョロチョロと動いている。左手で美尻を撫で、右の中指をバギナに挿入した。喘ぎが大きくなった。

「ご、ごめんなさいね。あなたと同じくらい会社も大事なの。今日は、仕事のことを忘れて、たっぷり可愛がって。そう、そうよ。後を責められたのは初めてだけど、素晴らしく感じるわ。そう、そうよ」

柔らかな枕に顔を埋め、甘い吐息を漏らしながら言う。時折目を瞑りながら、また悦楽を感じだしている。峰岡はと言えば巧みに舌を転がし、女の敏感な部分を絶え間なく刺激しているのだ。

「ああ、おお、ありがとう。本当にとろけていきそう。好きよ、峰岡さん、ああ、はあ」

今度は女を横向きにさせた。右足を持ち上げ背後から、珍宝を、肛門に押し当てている。こちらからはその淫らな肢体がとてつもなく淫薇に見える。

「い、入れるの?」

肛門に挿入されると思ったのか、一瞬、不安げな表情をみせた。しかし、何も答えず、ただ小刻みに腰を動かす。そのうち持ち上げた脚を桜木自身に支えさせ腰越しに、美芯をまさぐる。

その見事に張ったカリ首で小刻みに肛門を刺激し、巧みな指さばきで、女の一番敏感な美粒を優しく刺激する。目を閉じた桜木から喜悦の声が続いた。

「すごいわ。本当に初めてよ。う、嘘でしょう。今日が最後なんて。だめ、私、あなたから離れられない」

その姿勢のまま峰岡は責め続けた。秘部はもうしとどに濡れ、堪らなくなったのか、女は首を曲げて峰岡の唇を貪った。

また峰岡がふっと動作をやめる。

「やはりだめだ。どうしても集中できない。さ、もう帰ってくれ。どうしても気が乗らない。あんたとはもう終わりだよ」

傍目にもそれは残酷な所業とわかった。相当に燃え上がっている女を突き放す。

興奮で真っ赤に充血した目を見開き、信じられない表情だ。

「お願いよ。ここは冷静になって。いいわ、会社の件は、明日、事務所で話しましょう。だから、今日はこのまま可愛がって。ね、お願い。お願いします」

手を合わせ涙声になって懇願している。峰岡の手によって燃えさかる自身の情炎をなんとかしてほしいという必死の形相だった。

「いや、これ以上はね」

「ね、お願い。何でもするわ。会社のことはもう一度話しましょう。ね、それ以外だったら、今ここでできることは何でもするわ」

「なんでもするのか? では、一つゲームをしよう。あんたが俺に冷たくするから、みろ、俺の方はもうこんなだ」

峰岡はそういって一物をつかみ桜木に見せた。確かにそこはもう屹立しておらずだらりとたれ下がっている。言葉もなんだか乱暴になっている。

「俺は、時々女が自分でやるのを見るんだよ。ただしだ、最後まで行かないこと。それができるか? 行く寸前にやめてな、あとは俺がたっぷり可愛がってやる。それができるか?」

女は何度も首を振った。

「やるわ。オナニーは時々やっているしね。あとは可愛がってね」

じゃ、これを使えとベッドになげだしたディルドーを見て桜木も、そしてこの私も息をのんだ。

「こ、これを使うの?」

「そうだ、自身を十分に濡らしてだ、これを迎い入れてみろ」

極太も極太、直径は15センチぐらいありそうな張り型だった。

「これで演じるんだ。あんたは芸能界では美貌でやり手の女社長で有名だ。そんなあんたがこの太い偽珍宝を咥え込んで悦んでいると想像するだけで俺たち男は興奮するのさ。ゆっくり見物させてもらうぜ」

手に取ったそれをじっと見ていたがこちらから見える正面に置かれたソファに座った。両袖に脚をかけ「峰岡さん、みてて、見ててよ」

と甘い声を出す。

まずヴァギナを自身で開きピンク色の肉ヒダを押し開く。そこは先ほどからの興奮がまた続いているのだろう、じっとりと濡れていてすうっと蜜がしたたっているほどだ。ディルドーはまだ使わず、両の指で激しく、優しく、敏感な部分を刺激している。視線はねっとりと峰岡に送る。濃く引いたルージュが酷く淫らで、この女、内面はとんでもない淫獣なのだろうか? 先日一緒に食事をした記憶がよみがえってきた。華やかな芸能界で活躍する女傑という噂どおり、ただ美貌というだけではなく、どこか絢爛さを感じさせ、しかも峰岡の前で恥じらいさえ見せていた。そんな、ある意味、高級な女が、今大股を開き、自身の秘部を押し開いて男に自慰行為を曝している。私は大画面をただ凝視するばかりだった。

大きく開いた脚が小刻みに揺れる。

「み、峰岡さん、」

そう言うと、とうとう傍らのどでかい張り型を手に取り、尖った先をヴァギナに押し当てる。小さな吐息を漏らしたあと、根元を両手で握り、静かに、ゆっくりと自身に突き立てたはじめた。

「あ、あなたが見ている。感じるわ、峰岡さん、凄い興奮よ。わたし、どう、イヤらしい?」

太いそのディルドーがゆっくりと没入されていく。これほどの太さであるが、驚いたことにスムーズに咥えこんだ。しかも、峰岡から凝視されることによって、桜木自身、興奮度が高まっているようでゆっくり挿入されていくヴァギナは彼女のあふれる熱い蜜液でてかてかと光っているのだ。

「ああ、いい具合だわ。凄く感じるわ。な、なんと言って、いいか。はあ、おお、はああ。す、すごい。み、峰岡さん、見てる? 私のこと、見てるわね。ああ」

根元まですっぽりと咥え込んだその太いディルドーを両手で握りしめ、今度はゆっくりと出し入れし始めた。それを見ると峰岡は自身のものをしごきだす。

「これね、これを見て、あなたも大きくなっているのね。すごいわ、ああ、これほどの快感、高まってきたわ。ここで、我慢ね。そう、我慢するわ。きっとよ。可愛がってよ」

激しく動かし、すっととめる。また没入を繰り返し、そしてとめる。決して行くな、という峰岡の命令を忠実に守っているわけだ。

美しい顔を歪め、自身を自らの手で嬲っている女。身をくねらせ歓喜の渦に身をさらしているのだった。

桜木の喜悦の声が一段と大きくなった。その有様を、自身の珍宝を女に見せつめながら、じっと眺めている峰岡。どこか求道者のようだった。

「ああ、もうだめ、本当に行きそう。きて、もう来て」

その声を聞いた峰岡は、いきなり女を抱きかかえベッドに運んだ。そして正常位の体位を取る。カメラの位置が動き、二人の結合部分がよく見えた。峰岡は自分の珍宝をヴァギナに擦り付ける。しかし、挿入しようとしては離し、離しては先っちょだけをつけ、ヴァギナやアヌスを刺激している。

「お願い、あなたが欲しいの。もう、本当にどうにかなりそうなの」

女はそう哀願するように訴える。

「これがいいのか」

そういうと初めて、峰岡は女をひと付きした。桜木が大きな声を出す。たまらない快感なのだろう。と、また、自身を抜き、「あのこと、やはりダメなのか? 駄目なら、今日が最後だ、いいな」

「そ、それは、また明日にでも、」

目をつぶったまま桜木華がそう答えると、突然、一気に貫いたあと、律動を始めた。また、女の悲鳴に似た喜悦の声が上がり、自分も腰を降り出しながら、峰岡にしがみついた。と、また、峰岡は、律動をやめ、「冷たいんだな」

そう囁く。

「違うの、おねがい、とにかく、」

また女は哀願する。そしてまた、峰岡の深く、早い律動。桜木華は、その繰り返しに、気も狂わんばかりの痴態を見せる。すると、峰岡は女を貫く角度を変えた。女はまた、哀願する。やめないで!という絶叫が上部のスピーカーから何度も聞こえてきた。そういえば、貫く角度も女によって微妙に変えたりする、と話していたことを思い出した。激しくついたり、小刻みに動いたり、はては、深く入って、腰を回したり、と。すべて女に快感を与えるテクニックに違いない。

「もう少しよ、今度のはすごいわ。ああ、もう少しよ!」

桜木華はそう絶叫したが、また、峰岡は動きを緩慢にし「どうする?」

「ああ、つ、続けて、たまらない」

その言葉を聞くと、また、律動が早くなった。

「あっ、あっ、ああ。いいわ」

峰岡が腰を打ち付ける音が激しくなる。桜木華は大きく顔を振り、自身を襲う快楽の波に必死に耐えているようだったが、次の瞬間、激しく腰を降り始めた。その桜木の動きに合わせるように、峰岡は角度を変えながらさらに律動を早くして行く。

女が突然咆哮をあげ、そして悲鳴のような諦泣を漏らし始めた。お願い、お願い、涙声で切れ切れに訴えている。と、また動きを止めた。

「だめだ、やっぱりやめよう。あんたは結局、」

その峰岡の言葉を遮り、「や、やめないで! わ、わかったわ。いいわ、あっ、あっ、いい。あなたのいうとおりにするわ。だから、もうこれ以上いじめないで!」

「それだけじゃだけじゃないだろう? この前おまえが言ったこと、もう一度聞きたいぜ」ベッドがギシギシと音を立てるほど、深く貫き出した。一物を突き刺し、そのまま腰をゆっくり振ってからまた、抜く。今や桜木の声は絶叫に近い。

「そうよ、奴隷よ。私、あなたの奴隷になる。そのかわり毎日頂戴、毎日よ。この前みたいに連絡が途絶えるのはいや。どうかなりそうだったのよ。もう離れられない。あなたを失うことは絶対にいや。お願い、もっと、もっと狂わせて!」 そしてもう一度絶叫すると、激しい峰岡の動きに合わせ自身も狂ったように腰を動かした。おおっという獣のような咆哮を放つ。凄まじい乱れぶり、そして、切れ切れに叫ぶ。「峰岡さん、好きよ、峰岡さん!ああ、あああ、あっあっ!」そして、その美しい肢体が激しく痙攣し、一気に失神したのだった。

ベッドに残された桜木華は、まだ体をひくつかせていた。快楽の残り火があちこちに残っているのだろう。これまで経験したことのない凄まじい悦楽を供された喜びに全身でひたっているのだ。峰岡はベッドを出てどこかに行ってしまった。征服した女にはもはや用はない、といったことか? 来日する大物俳優とも堂々と渡り合う女。政財界のトップを向こうに回して一歩も引かない女。生き馬の目を抜く芸能界で獣のような連中と戦ってきた女傑。その女が峰岡のテクニックに弄ばれ、経験をしたことのない快楽を味合わされて、雌犬と化し、峰岡の味を忘れられず、どこまでも堕とされることを承知で、体を預けたわけだった。今彼女の頭は峰岡を受け入れることだけを考えており、そのためにすべてを失っても構わないと思っているのだ。私は、そのことに考えがいたり、峰岡という男が心底怖くなった。目の前のビールを喉の奥へ一気に流し込んだ。その時の私の思い。それは、ただただ、この部屋をひと時でも早く出たい、それだけだった。

了

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