小説『亜由美』第三部 亜由美シリーズ 第2部 (2/6)
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インタビューをするのだ。
「元気です。よく眠れました」
「生理も終わったんですね?」
生理の出血は終わっていた。そんなことまで、と亜由美は眉をひそめる。
「はい、出血はしていません」
「どうです、二十三人に輪姦されて……」
「きつかったです」
「うれしかったんじゃないですか、メス豚としては」
「はい。いっぱい感じてしまって、失神しちゃいました」
実際、テニスコートでは感じまくっていた。
「今日は、三試合ありますが、意気込みを聞かせてください」
「がんばります。また失神させてください!」
食堂で失笑が漏れている。
「えーと、八時に体育館に集合です」
業務連絡だ。
亜由美は急いで食事をした。
別棟になっている体育館。そこにバスケットボールを持った男たちが十五人待っていた。剛介たちもいる。
「それでは、十番勝負の三番。フリースロー対決」
亜由美が恐れをなしたのは、そこにいる十五人のうち、六人が外国人だったからだ、彼らは百九十センチ以上の長身で、筋骨隆々だ。闇のように深い漆黒の肌。酷薄そうな鋭い目。股間の膨らみも明らかにいままでにないサイズに見えた。
どんな競技でも、まったく勝てる見込みのない相手だ。
軽く体を馴らすために、彼らはドリブルしてダンクシュートを次々と決めていく。ほかの九人とレベルがまるで違っていた。
「今回は、私たちのビジネスの拠点であるパルダ王国から六人のゲストをお迎えしています。彼らも亜由美のファンなんです、ある意味で……」
パラパラと拍手が起こる。
「ルールを発表します。フリースロー対決です。選手は一人一球だけ。亜由美は一人で十五球を投げます。決まった数の多い方が勝ち」
それなら体格差はない。亜由美でも勝てる可能性はある。プロのNBAの試合でもフリースローを外すシーンはしばしば見られる。
「練習してくださーい」
亜由美は重いバスケットボールを、二十回、フリースローしてみた。十二回、決めた。
「なかなかいいじゃないですか、メス豚・亜由美。ですが、亜由美はメス豚らしい特別ルールがありまーす」
剛介たちの足元にバケツが用意されていた。
「亜由美は、外したら一球につき浣腸二百CCです」
素早く暗算する。全部外せば、三千CCの浣腸となる。おそらく、五本外して千CCも浣腸されたら、まともにフリースローなどできないだろう。
その時点で負けが決定的になる。
「海外からのお客様もいらっしゃるのですから、みっともないことはしないでください。もし、試合中に漏らすようなことがあったら、その時点でゲームオーバー。亜由美の負けとなっちゃいますからね」
悔しさで泣きたくなる。
勝てそうだと思った瞬間に、決定的に不利な条件が加わるのだ。
「時間稼ぎしないように、各選手ともに十秒以内に投げなければ失敗したとみなしますよー」
だとしても、亜由美にはさほどプラスにはならない。彼らほど練習をしていないのに、十秒以内に投げなければいけないのだから。
「ジャンケンして先攻後攻を決めて」
亜由美は、ニヤニヤしている黒人とジャンケンした。亜由美の顔は、男の乳首よりも下だった。男は自慢らしく股間をまさぐって見せる。三十センチほどもありそうだ。
ジャンケンで亜由美が負けて、相手が後攻を選んだ。
「開始!」
誰かが「十、九、八」と秒読みをする。
セットしてから十秒ではないのだ。
亜由美はフリースローのラインに急ぐ。そこにはボールのいっぱい入ったカゴが置かれている。
「七、六、五」
急いでボールを持ち、構える。
「四、三、二」
狙っている時間はなく、「一」とコールされたときに反射的に投げていた。ボールはボードにさえ当たらず、虚しく体育館を転がった。
「はい、浣腸!」
会員たちが笑いながらバケツとシリンジを持ってくる。
「ほら、ケツを出せ」
「あああ」
絶望的な声が高い天井にこだまする。
見れば、男はもうボールを持って投げる場所で狙いをつけている。
二百CCを注入されたあと、カウントダウンが始まる。
男は慎重に狙って投げ、ゴールを決めた。
「第二投、十、九……」
「うそー」
亜由美のときはすぐにカウントダウンがはじまる。
慌ててボールを取って構える。今度は先ほどよりは時間があった。
慎重に狙う。絶対に外せない。
投げようとしたとき、腹部に激烈な痛みが走った。
「うっ」
手元が狂い、ボールはゴールのネットを下から揺らして落ちた。
「失敗! 浣腸!」
すぐさま追加の二百CC。その薬液はいつものものではないと亜由美は気づく。
これほど強い痛みが伴う浣腸ははじめてだった。それとも連日の激しい肛虐のせいだろうか。
剛介を見る。無表情で見守っている。
四百CCになった。捻れるような痛みで、まっすぐ立つこともできない。 黒人選手が鮮やかにゴールを決める。
「三投目!」
これは、絶対にムリだと亜由美は思う。やけになって適当に投げた。
「成功!」
山なりのボールがボードにも枠にも当たらずに、ストンとネットを抜けていった。
助かった……。
亜由美は脂汗を流しながら、わずかに微笑んだ。
次の選手は慌ててセットして急いで投げたため、失敗した。
少しは有利になるかもしれない四投目。慎重に狙ったのに、亜由美は惜しくも失敗し、追加の浣腸をされてしまった。
合計六百CC。浣腸には慣れていたはずなのに、気が遠くなるほどつらい。
腸が腹の中で燃えたぎり、暴れ、ひっくり返っている。
吐き気までしてくる。
ふと剛介の方を見ると、見覚えのある男が剛介の横に立っていた。
ニヤニヤと笑っている。
あれは……。
亜由美の浣腸の限界を探った医師の宇辻だ。
宇辻がここにいるのは、亜由美の健康を心配しているからではない。むしろ、ギリギリの責めをするために招待されているに違いない。
「えー、ちなみに亜由美の浣腸液は、塩化マグネシウム水溶液。伝説のドナン浣腸です。ホンモノよりはかなり弱く調整してありますが、いずれケツ穴は開きっぱなしになっちゃうでしょう!」
ふざけた口調でアナウンスをしている。
浣腸液は宇辻が提供したのだ。
開きっぱなしになる……。
そう聞いたからか、亜由美はギュッと締めているはずの肛門の感覚が薄れていることに気づいた。
腹部が痛むだけではない。麻痺していくのではないだろうか。
「亜由美は漏らしたら、即終了ですよ。そのユルユルのおケツをしっかり締めてくださいね!」
笑い声が体育館に響く。
亜由美の集中力は完全に失われていた。
七人が投げたところで、連続して失敗した亜由美は、強烈な特殊液の浣腸を千二百CCも入れられていた。
「あひっ! 漏れちゃう!」
ボールを構えただけで、浣腸液がシュッと噴き出してしまった。床が濡れた。
「はーい、亜由美はやっぱりメス豚でしたねガマンできずに漏らしてしまいました。まったく無礼なメス豚です。ゲストのみなさん、お許しください。この時点でゲーム終了。亜由美の負けです。でも、せっかくですから、最後まで浣腸してアナルプラグでふさいでみましょう!」
選手たちに押さえつけられた亜由美は、バケツにある薬液を次々と注入されていった。
「ちなみに、本日は三千五百ミリリットルの浣腸液を用意しています」
「ぎぃぃ、裂ける! お腹が苦しい! ダメぇー」
腹が破裂するような痛みの中で、最後まで薬液を注入されてしまった。
なにか言いたそうなケツ穴。その濡れた粘膜に、丈夫なゴムでできたバルーン式のプラグが押し込まれていく。
「うぎぃぃ」
拡張されているとはいえ、漏れないぐらい膨らませたバルーン式プラグが、直腸と肛門を限界まで押し広げていた。
黒いプラグが飛び出しそうなほど飛び出ているのだが、もしそれが飛び出すようなら、肛門は使い物にならないほど裂けてしまうだろう。
「ただいまの時間、八時五十分。これより三時間、輪姦タイム開始です!」
「ええっ」
ぽっこりと膨らんだ腹部をそのままに、亜由美を巨大な男たちが取り囲む。いつの間にか、体操用マットが置かれている。亜由美はそこに運ばれていく。
「お願い、出させてぇ。苦しいの。死にそうなの」
選手たちがユニフォームを脱ぐと、想像以上の巨根揃いだった。黒人たちは全員が二十センチ以上の長さだ。
「終わったら出させてやるよ」
眉をひそめ、涙を流しながら亜由美は口を開く。そこに、巨大な逸物が突き刺さる。
「ぐげぇぇ」
しゃぶる。亀頭部分しか口の中に入らないが、舌を出してしゃぶり続ける。
最初の一人が、亜由美の両足を広げ持ちながら挿入を試みる。
「ひぃぃ」
股が裂ける……。
頭の中で火花が飛び散った。
意識が遠くなっていく。
それを腹部のドナン液が暴れて、現実に引き戻す。
「地獄、地獄だわ」
肉棒は亜由美の口をつぎつぎと襲う。それをできるだけ丁寧にしゃぶることで、なんとか挿入をスムーズにしたいと願っていた。
口の中で発射してくれれば、それだけ性器を守ることができる。
特別な訓練を受けたわけではない。男を知ってたかだか二週間の女性に、できることは限られている。
以前とは考えられないほど、口の使い方も巧みになっていたとはいえ、確実に射精させるようなテクニックはとうてい持っていなかった。
不満げな巨根の男たちは、それを亜由美の小さな穴にねじ込み、奥深くまで突き刺して、なんとか欲望を遂げようとする。
「うぎぃぃぃぃ、きつい……」
肛門がふさがれているいま、男たちにとっては口と性器しかないのだ。
亜由美の記憶がそこから消えた。
剛介たちが見守る中で、亜由美は白い肌を男たちにこねくり回され、一時間以上も口と性器での奉仕を続けた。
男たちは不満げだったが、少しは精を吐き出して落ち着いた。
「それでは、排泄ショーです」
一巡したところでようやく排泄が許された。
黒人が亜由美の膝を抱えて、肛門を剥き出しにした。
「ああ、だめぇ」
正気を取りもどしたのか、亜由美が力なく声を出す。
バルーンの空気が抜かれていく。
これまでにないほど広がり、バルーンが飛び出ていたからか、空気が抜けていくと、すぐにバルーンそのものが吐き出された。
それに続いて、これまで亜由美が経験した中で、もっとも激烈な浣腸液があふれ出す。
三千五百ミリリットルもの浣腸は、亜由美にとっても初めての量だった。
バケツを叩く薬液の音が延々と続く。
しゃくりあげて泣く亜由美。
男たちは笑いながら、あきれながら、その様子を眺めている。
数分の排泄のあと、ようやく固形物らしき汚物が連続で流れ出てた。
それがまた、何分も垂れ流されていく。
臭気が体育館に拡がっていく。
「クサイです! 亜由美のウンコはめちゃくちゃクサイ! さすがメス豚です」
体育館のドアが開けられる。
「恥ずかしい……。死にたい……」
亜由美は生き絶え絶えになっていた。
大量の便でバケツを満たした。
「なるほど、ドナンの威力はすごいです。開きっぱなしです」
別の黒人が手にワセリンを塗り、肛門を撫で回す。
「あうぅ、だめ。やめて。怖い」
亜由美は、おまんこをヒクヒクとさせていたが、肛門には力が入らないらしい。
男の黒い指先が楽に入っていく。
「とうとうアナルフィストですか、亜由美さん!」
手をすぼめて、男の指先がほとんど入り込む。
そしてねじりながら、丁寧にワセリンを肛門に塗りたくる。
そのうちに、指の根元が見えなくなる。あっと思う間もなく、手首まで入り込んでいた。
「やりましたね、メス豚。とうとうアナルフィストですよ!」
男は巧みに穴を拡げるように出し入れをしていく。こねくり回されて、肛門はだらしなく、ぽっかりと口をあけている。
「いよいよ、巨根によるアナル輪姦開始です!」
男たちは特大サイズのコンドームをつけて、亜由美のアナルを突き上げていった。
ドナン浣腸は溶液が薄めに調整されていたとはいえ、亜由美の肛門を開きっぱなしにしてしまい、巨根を楽々と受け入れる。
二十センチ超級のペニスが侵入し、直腸を突き抜け、さらに奥へ入っていく。
「ぎぃー」
感覚が薄れていたはずだが、さすがにメリメリと音を立てるような感触に、亜由美は暴れた。
お腹の中を乱暴に棒でかき回されるようだった。
膝を抱えている黒人が、がっちりと彼女を押さえつける。
亜由美は実際の痛みだけではなく、恐怖を感じていた。
だから叫び、わめいた。
錯乱しているように見えた。
一通り男たちのものを肛門で受け入れると、亜由美は床におろされ、うつ伏せになってお尻だけを高く上げるかっこうをさせられた。
男たちは、本気で亜由美のアナルを犯しはじめた。
「ぐぅぅぅ」
うめき声しか出なくなっていた。
壮絶な輪姦が繰り広げられている中で、剛介は冷めていた。
「大丈夫ですよね」
宇辻に話しかける。
「まあ、平気でしょう。これまで耐えてきたんだから」
医師である前に変態である宇辻も、好奇心を前面に出して、長く太い男根を飲み込み、満足させていく亜由美の尻に感心していた。
「本当にすごい。大したものだ。女性器は名器といってもいいかもしれない。その上、ケツ穴で黒人を受け入れるなんて……。これは世界に通用するよ」
汗と精液でドロドロになった亜由美は、輪姦時間が終わると、マットごと風呂に運ばれて洗われた。
そして布団でしばらく寝かされた。その枕元には昼食が置かれた。
「次は一時にさっきの体育館だから」
亜由美は惚けたような表情で会員の声を聞いていた。
横になったら、そのまま眠ってしまうかもしれない。亜由美は横になるのをやめて、食欲はないがとにかく食べ物を押し込んだ。
強烈な薬液による浣腸と巨根たちの激しいセックスで体力はほとんど残っていない。
ひたすら時間が来るのを待つだけだった。
剣道対決
剛介たちは、体育館で待っていた。
「来ないかもしれないな」
「え? 来なかったらどうしますか」
もし自分だったらどうするだろうか。これ以上の苦痛を味わうために、わざわざここへ来るだろうか。
そうするかもしれない。だが、逃げ出すかもしれない。
もし逃げ出してくれれば、という思いもあった。そのために何人かを外に配置していた。
十番勝負もゲー研中心に考えたらしい「いかにも」な企画だと思うが、それよりも亜由美がリアルに逃げてくれたら、その方がおもしろい。
裸で逃げる亜由美の姿が見えるようだ。それを剛介たちが狩る。山に追い詰められた亜由美……。
捕らえられ、絶望する表情……。
女優ではない亜由美を美しく被虐的に撮影するには、本気で反応してもらうしかない。とことん追い込んで、もともと持っている被虐性をフルに発揮してもらう。そのリアルな反応を引き出したいと剛介は思っていた。
部屋を見に行こうかと剛介が思ったとき、人影が入り口に現れた。
亜由美が一人。裸で立っていた。定刻の二分過ぎだった。
「では、十番勝負、その四。剣道対決でーす」
司会役の会員が大きな声で告げる。カメラはもう回っている。
十八人の男たちが、剣道の面、コテ、胴をつけている。不遜にも素肌の上にだ。
まじめな試合ではない。
剣道経験者をうまく集められなかったのである。さすがに剣道をやってきた者たちは、こうした破廉恥な企画には賛同しないらしい。
適当に集めたシロウトたちに防具と竹刀を渡してある。今回の十番勝負では、もっとも企画倒れになりそうなゲームだった。
ほかのゲームに参加できない者たち中心で、体格もマチマチ。亜由美を犯したいだけである。
「メス豚亜由美。覚悟はいいですか。こっちに来て、その台に仰向けになってください」
体育館に、奇妙な台車のようなものが用意されていた。円形の分厚いベニア板に十個ほどのキャスターが取り付けられている。ぐるぐると回転し、どっちの方向へもスムーズに移動できる。
亜由美がそこに仰向けになると、手足を引き延ばしてベニア板に打ち込まれた枷で留める。首も固定される。大の字での磔状態になった。
「反り返ってみてください」
最初は意味がわからなかった亜由美だが、下腹部を上に突き出すように反り返ると、ベニア板は数センチだが折れ曲がった。
そして亜由美が元に戻ると、台は少し移動していく。
「おお、動いてますよー」
下腹部を突き出す。そして移動する。足の方にあるキャスターには、ゴムのストッパーもついており、ある角度になるとそこが床に当たるので、頭の方向へと動くようになっていた。
奇妙な尺取り虫だ。
勢いをつけると、惰性でかなりの距離を移動する。キャスターは自在に向きを変えるので、亜由美の体重移動と偶然によって方向も変わる。
「よし、いいでしょう。動き方はわかったと思います。ルールを発表します。剣士たちは全員、目隠しです。一人二分で、亜由美を竹刀で叩く。叩けるのは一発だけ。亜由美は見えているから逃げればいいのです」
マーカーを手にした会員が、亜由美の乳房を丸く囲み「二」と書いた。腹部に円を描いて「一」と書く。下腹部にはやや歪んだ三角に近い囲みを描き「二」と書いた。わざわざ性器のある下部は外して、丘の上からヘソにかけてが標的になる。
亜由美にも面を取り付けた。土台は剣道のものだが、顔がよく見えなくなってしまうことから、格子を外して透明なアクリルを貼ってある。防具としては最低限の役にしか立たない。
「ポイントになるところに当なくちゃいけませんよー。十八人挑戦して、十点取られたら亜由美の負け。ポイント以外のところが当たっても一点にもなりませんから、注意してくださいね」
亜由美はどうやって逃げればいいのか、そればかり考えていた。
「それから、特別ルールがあります。股間の穴に突き入れたらその時点でゲームオーバー。亜由美の負けとなります。突きは何回試みてもいいですよー。ただし竹刀の先端をちゃんと入れてくださいね。少なくとも五センチは入れてください。あらかじめ竹刀の先端から五センチのところまで印をつけていますので」
そんな……。
毎度のこととはいえ、亜由美は最後の最後に勝利の芽を摘み取られるのだ。
打撃は一回だけなのに、突きは何度でもいいという。
二つの穴はポイント圏外だが、一度でも穴に竹刀の先が入ればそこで亜由美の負けになる。
五センチ入らないとしても、その痛みは大きなダメージになるし、亜由美の体の位置がわかれば、ポイント獲得もしやすくなるはずだ。
それに逃げるためには、その穴を上に向けるしかない……。
「では、開始!」
最初の男がやってきて、いきなり鋭い突きを見せる。空を切ったが、あんな風に突かれたら裂けてしまう、と亜由美は必死になって逃げる。
キャスターが古い木造の体育館の床をすべるたびに音を立てる。その音がヒントになってしまう。男は方向を修正してくる。
そして突いてくる。それが無防備な脇に入った。
「痛い!」
亜由美は思わず叫ぶ。
悲鳴もヒントになる。男が振りかぶって手加減なしで竹刀を振り下ろした。
「ぎゃー」
その先端が腹部に当たったのだ。
「一点!」
勝ち目はない。
次の男も巧妙に突きでさぐりを入れる。
亜由美が逃げようと体を大きく反らせた。その独特のキャスターの音。男は聞き逃さずに思い切り竹刀を振り下ろす。
それが、逃げるために突き上げた下腹部に当たった。
「ひー」
「二点! のこり七点です!」
次々と選手は入れ替わるが、逃げ惑うのは亜由美一人。しだいに体力も奪われていく。
あっという間に九点を取られていた。
すると、男たちはいたぶるように、優しい突きを繰り出して、亜由美をなぶるのだ。
「ほらほら、逃げないと痛い目にあうよ」
散々、逃げさせて、動けなくなったところを叩きにくる。しかも、わざと外すのだ。太ももや腕は点にならない。そこを思い切り打つのである。
「いたーい」
その悲鳴を楽しむ。
人数に余裕があるので、そんな遊びをはじめたのだ。
竹刀の跡が全身についていく。
何人目の選手か亜由美にはわからなくなっていた。もう逃げることができない。動けないのだ。
「おや、どうしたかな? 亜由美、ゲームを放棄しましたか?」
竹刀の先端が足をとらえた。反則ではないのか。そのままゆっくりと太ももを伝わっていき、股間をさぐりあてた。
「だめ、許して」
竹刀は何度か、軽く確かめるように突いてくる。ここで突き入れられたら体が壊れてしまう。
亜由美は最後の力を振り絞って体を反らせて逃げようとした。
「ふふふ」
それを待っていたのだろう。男は大きく振りかぶった竹刀を下半身めがけて振り下ろした。
バシーン。
「うぎゃー」
壮絶な音がして、試合は終了した。
「亜由美の負け! 現在二時十五分。これより五時十五分まで輪姦タイム」
拘束されたままの亜由美に、男たちが襲ってくる。
面をはがされ、竹刀でなおも打ち据えられる。
十八本の竹刀が、亜由美の体を突きまくる。
誰かが股間に突っ込んだ。
「ぎひぃぃぃ。裂ける……」
五センチどころか、子宮まで竹刀の先端が埋没していく。
これ以上は入らないところまで入れると、ぐいっと力を入れるだけで、キャスターが転がる。
そのまま亜由美を動かす。
「ほらほら、動け動け」
「だめー、壊れる……」
内臓を突き上げる竹刀。そのまま突き破れば、死んでしまうだろう。
亜由美は体を固くして、ひたすら耐えるしかない。下手に動けば、男たちを必要以上に興奮させて、殺されてしまうかもしれない……。
まったく動かない亜由美を、さんざんもてあそぶ男たち。
「おいおい、けっこう竹刀がべっとり濡れてきたぜ」
「まったく淫乱メス豚だな」
「あひぃぃ。お願いです。やめてください」
竹刀を大きくこねくり回す男たち。大切な女性器が乱暴にこじあけられ、オモチャのように扱われる。
「よーし、いくぞ」
装置に固定された亜由美に一人ずつ、挿入していく。
「おもしれえぞ」
ボートでも漕ぐように、動きながらセックスをする者もいる。ぐるぐる回りながらする者もいる。
何人かが中出ししたあと、まったく抵抗できない亜由美を裏返しにして拘束しなおす。
ほぼ無傷の尻や背中を竹刀で打ち据える。
「ほらほら、どうなんだメス豚。みんなに打ち込まれてうれしいか!」
「あうぅぅ、きついぃぃ」
「もう体が熱くてしょうがないだろう。痛いのが大好きな変態女」
「うはっ。はい、どうか、亜由美を犯してください。とろとろの亜由美のお尻を……」
言わされているのだが、亜由美は演技ではなく、そう叫んでいた。打撃を逃れるには、犯されるしかないのだ。
アナルへの輪姦がはじまった。黒人たちにフィストで拡張された器官は、やすやすと男たちをくわえ込む。
剛介はその様子を途中まで見ていたが、ほかの会員に任せて、席をはずした。
ラグビー対決
この日は夜にも予定があった。
宇辻はくたくたの亜由美を診察した。
「大丈夫だね。性器も肛門も切れてもいないよ。さすがだな」
体がズタズタになっているのに、宇辻は亜由美はOKだと決めつけた。
怪しげな注射を二本打った。
「もっと元気が出るぞ。感じまくる体になっていくはずだ」
夕方から冷たい雨が降り出し、夜の部が始まる八時になって土砂降りになってしまった。
水に強いカメラが用意され、撮影はできるというので、グランドの照明をつけた。
二十四人のがっしりとした体格の男たちが待ち構える中に、亜由美は剛介と宇辻によって、引き出された。
「十番勝負、その五。ラグビー対決! これに勝たないと未勝利のまま後半戦に突入してしまいますよ、亜由美! がんばれ!」
スタッフたちはどんどん入れ替わっている。今日から参加した者もいて、期待感と体力はあまり余っていた。
土砂降りでもまったく気にしていない。
「雨なので、ルールは単純にしました。亜由美は、二十四人の間をとにかくすり抜けて、ゴールすれば勝ち」
剛介と宇辻に抱えられた亜由美のアナルを、会員が指先でほぐしながら、三十センチほどの長さのあるアナルビーズを埋め込んでいく。
「あっという間にこんなでかい穴になっちゃったね」
宇辻が驚いている。
お尻から末端のリングだけが飛び出す。
「亜由美は、お尻のアナルビーズを抜き取られたら負けです。時間は三時間一本勝負。ゴールできなくても、ビーズを守り切れば亜由美の勝ちとしましょう」
有利になるようなことを言う一方で、亜由美の腕は背中に回されて革製の枷で拘束されてしまった。手は使えないのである。
ヘッドギアをつけられ、マウスピースを咥えさせられる。
「吐き出さないように」とガムテープで猿ぐつわをされてしまう。
「じゃあ、位置について。なお、この試合はいつものような試合後の輪姦はありません。試合中だけ、輪姦をしてもいいのです!」
ぜんぜん、ルールが違う……。
亜由美はそう思うのだが、抵抗はできない。
「しかも、亜由美を犯したらそこで選手は退場です」
スタート地点に連れて行かれる。十メートルほど先に男たちがいる。
グランドは雨でぬかるんでいるが、彼らはスパイクを履き、亜由美は裸足だ。
「試合開始!」
亜由美はライトに照らされた薄暗いグランドをよたよたと走る。左右に向きを変えても、包囲網も動くので、逃げ道はない。
最初の男に接触したが、亜由美ははね飛ばされて仰向けに田んぼのようになったグランドに倒れてしまった。
男はいきなり股間のものを出して、亜由美にかぶさってきた。
ほかの者たちもやってくる。
みんな試合よりも亜由美を犯したいのだ。だからアナルビーズに手をかける者はいない。
その場で泥だらけになりながら、五人ほどに次々と犯された。彼らは満足げに退場していく。
「やったー、こういうの、やりたかったんだ!」
叫んでいる者もいた。
残りは十九人。
人数が減った分だけ、グランドは広くなる。亜由美はゆっくりとゴールへ向かう。
来なさいよ、と亜由美は思う。来て、犯していきなさいよ。そうすれば気が晴れるんでしょ。好きにすればいいのよ。
自棄になっている自分がなんだかおかしくさえ感じられ、笑いたくなってきた。
宇辻に打たれた注射のせいかもしれない。
四人の男たちに犯された。みんな泥だらけだ。泥のついた男根をしゃぶった。泥のついた男根で犯された。
粘膜は腫れ上がり、こすられ、傷ついていく。
それも拷問を受ければ、器官としての役さえも終えてしまうかもしれないのだ。
いまならまだ、拷問を逃れるチャンスがある。
そしてまた歩きはじめる。すぐ近くにカメラと小さな照明を持った会員たちがいる。
撮影されている。この自分の姿は永遠に映像として残るかもしれない。痛快な気分になってきた。
残りは十五人。そのうちの何人かには絶対に犯されない。みじめなやつを作ってやろう。
三人につかまり、倒され、犯される。残り十二人。体力を温存するために、あえて黙ってなすがままになった。
三人目が満足げに体を離したとき、亜由美は走りだした。男たちはふいをつかれた。
十二人にはチームワークがなく、バラバラだった。
亜由美は手を伸ばしてきた男に体当たりして、倒れたところを踏みつけてまた走り出した。
ゴールは間近だ。
男たちがはじめて、亜由美の後ろになった。スパイクはかえってぬかるみに足をとられている。
誰かの手がアナルビーズにかかった。亜由美は、ゴールに倒れ込んだ。亜由美の倒れる力で、ビーズはするりと抜けてしまった。
「ひー」
腸をむしり取られるような衝撃があった。
「終了!」
亜由美はゴールに到達している。
はじめて勝ったのだ。
十二人のあぶれた男たちを下から見返してやる。
ところが、男たちは足を持ってゴールから引きずって、フィールドに戻す。
「なんでぇ!」
そして亜由美を犯してきた。
「このメス豚め。よくも踏みつけてくれたな」
「もう終わったのよ。ゴールしたのに!」
「残念だったな。アナルビーズを引き抜くのが、一瞬速かったのさ。その段階でおまえは負けたんだ。まだ時間はたっぷりある。おれたちが、ゆっくりかわいがってやるよ。ケツ穴も含めてな」
勝ってる、絶対に勝っていたのに……。
涙も出ない。
「アナルもやっちゃおうぜ」
十二人が群がってきた。
ルールなど、最初からあってないようなものだったのだ。
男たちはそれを勝手に変えていく。
カメラがすぐ近くにある。
二つの穴を泥まみれになって、犯されている亜由美の姿を、すべて収録するつもりなのだ。
もう、なにも感じない。
亜由美は意識が遠くなっていった。
バレーボール対決(合宿三日目)
食堂の「メス豚矯正所 輪姦十番勝負」の文字の横に「一日目 二敗 二十三人 二日目 三敗 五十七人」と書いてあった。
床に落ちた食事を食べながら、亜由美は勝ち目はないのだと確信した。
一度でも勝てば、メス豚として生かしておいてくれるが、全敗したときは拷問にかけられる。それがどういう内容かはわからないが、生きていられないかもしれない。
なんとか一つでも勝っておきたい。まだあきらめきれない。
逃げられないと思っている亜由美だが、今朝は監視が強くなっていて、常に誰かが見張っていた。
いまも首輪には犬のように鎖がつけられ、会員がしっかりとそれを手に巻き付けていた。
剛介は自分が逃げると思っているのだろうか。亜由美は昨日から、あまり深く物事を考えられなくなっていた。それも、宇辻の注射のせいかもしれないが、そのことさえも、集中して考えることができない。
ただ、漠然とした思いだけがあった。今日もやらなければならない。体がボロボロになるまで、やり続けるしかない。もしかすれば、生き残る道があるかもしれないのだから……。
食事のあと宇辻が簡単な診察をし、二つの穴の奥底まで撮影される。そこが明らかに炎症を起こしていても、「大したことはない」と診断し、いくらか薬品を使うほかは、注射を何本かして終わりにしてしまう。
犬のように鎖で引かれて亜由美は体育館に連れていかれた。
外は、朝から雨だった。
「十番勝負その六、バレーボール対決!」
十八人の男たちが待っていた。
長身の男たちばかりで、昨日のバスケットボールに参加した六人の黒人もいた。ニーパッドをしていて、ホンモノの選手のように見える。
「三人一組で六組になってください」
男たちは三人単位になる。
「左サイド、センター、右サイドの三列になってください」
三人一組のチームが、コートの背後に三列になった。
「サーブ、中段、前衛の順番に一発ずつ打ち込んでいき、後ろに回ります。二巡しますが、その球を受けて、三発ネットを越えて返せたら亜由美の勝ちです!」
最初に九人が一斉にサーブ。そのあと前に進んで三人一組でスパイクを打ってくる。打ったら一番前にいき、そこでもスパイクを打つ。その間に、後ろに続く組がサーブし、中段に進んでいる。
サーブ時に一度に九発。前衛と中段からも六発が亜由美めがけて飛んでくる。
十五発もあれば、どれか一発ぐらいなら返せるかもしれない。それを二巡する。チャンスはたっぷりあるかのように見える。
「ただし、亜由美の行動範囲は制限します」
会員たちがネットのポストから伸びてきたロープを持って来る。
亜由美の乳房をつかむ。
「ひぃぃ」
その柔らかな肉塊にロープをくくりつける。
亜由美は左右のポストから伸びてくるロープで、左右の乳房をつながれている。
そのロープの範囲でなければ、動けないのだ。
ゆっくり動くと、コートの一番後ろまでは下がれない。前はサイドラインを少し出たあたりで、ロープがぴんと張ってしまう。
「はじめ!」
練習なしでスタートだ。
最初のサーブが雨のように飛んでくる。
「きゃー」
チャンスのはずなのに、あまりにも勢いの強い球が一度に襲ってくるのだ。
亜由美は悲鳴をあげて逃げてしまう。その体にボールが当たる。
彼らは亜由美を狙っているのだ。
戸惑っている間に、サーブした者が前に進んだ。スパイクをするために、トスをあげ、打ち込んでくる。その後方から次の三組がサーブをする……。
ボールは激しく飛んできて、受けるどころではない。
亜由美は転び、ボールに殴られ、叩かれた。逃げると、乳房がもぎ取られそうになる。
「ぎゃー」
悲痛な声をあげてしゃがみ込むと、そこにまたボールが集中して降り注ぐ。
あっという間に男たちは二巡し、体中、ボールを当てられ、亜由美はコートに倒れていた。
ゲームにすらなっていない。
「終了! 亜由美の負け! 輪姦開始!」
悪夢の三時間がはじまる。
乳房を縛り付けたまま、亜由美は黒人たちに犯される。
三日目にもなって、八十人に輪姦されてきたあとだ。健康な状態だとはいえない。
その性器に、肛門に、巨大なペニスが割って入る。
男たちは健康そのもので、激しく腰を動かす。
「ぎぃぃぃぃ」
歯を食いしばって、亜由美は耐えている。
乳房を縛っているロープを手にして、立ちすくむ亜由美に、つぎつぎと男たちが重なっていく。
一巡してもまだ時間が残っている。
ロープをポストの側だけ外した男たちは、それを引っ張る。
「うぎっ」
亜由美はついていくしかない。体育館の中を乳房を引かれて、歩かされる。二つの穴からは、男たちの白い液体が流れ落ちている。
足がもつれて亜由美が倒れてしまう。
それでも男たちはロープを引く。
「痛い!」
乳房を引っ張られ、床をすべる。自身の汗と男たちの汗、そして精液の上をすべらされる。
「ほら、床がこんなに汚れたぞ。きれいにしろよ、メス豚」
亜由美は床を舐めさせられる。
その背中に黒人がドンと乗っかった。亜由美の細い腕をつかみ、背後にねじりあげる。
それをほかの黒人たちが笑いながら、聞いたことのない言語でからかう。そしてその意図がわかったらしく、男たちは再びロープを引くのだ。
「ぎぃぃぃ! ちぎれるぅ」
乳房を引っ張られ、背中に男をのせたまま、亜由美は体育館を橇となってすべらされる。
そんな子どもじみた遊びを、男たちは交代で楽しむのだ。
やがて亜由美は、三人もの男たちを背中にのせて、乳房を引っ張られる。
もはや悲鳴も出ない。
そのあともまた、口、性器、肛門で勃起した男たちを一度に満足させていくのだった。
すでに、拷問がはじまっているようなものだと亜由美は感じていた。脱出する方法はないのだ。
柔道対決
午後も体育館だった。もっさりした男たちが二十人。上だけ柔道着で、下半身は裸だ。
「十番勝負その七。柔道対決!」
二十畳ほどの畳が敷かれていた。
「今回は、亜由美が追う側になる。二十人の男のうち、三人のチンポを口にくわえるか、一人でもおまんこかアナルに入れたら亜由美の勝ち。男たちは畳から落ちたらアウトで、落ちた者は勝ったとしても輪姦には参加できないよ!」
そのルールを聞いて、亜由美は単純に男たちをひたすら落としていくだけでも、楽になると考えた。
この人数では、二十畳はそれほど広くはない。
「制限時間三十分。はじめ!」
男たちは鬼ごっこのように逃げる。亜由美は頭から勢いよく突っ込んでいく。逃げ遅れた男の横に体当たりする。男の片足が完全に畳から落ちた。
やった、と亜由美は思う。
「体全体が出なければいけませんよー」
亜由美はその男を完全に落とそうとした。が、背後から羽交い締めにされて、ぶん投げられてしまった。
畳の中央付近に叩きつけられ、すぐに立ち上がれずにいると、男たちが亜由美の周りを囲んだ。
男たちは逃げるのをやめた。
むしろ、裸の亜由美に向かってくる。圧倒的な人数差、体格差、体力差がある。落とされたくないので、亜由美に立ち向かったほうが有利だと考えたのだ。
逃げ回る男たちを追いかけて、外に出してしまえばいいと思っていたのに、まったくあてが外れた。
こうなったら、男たちの股間を襲うしかないが、そのためには倒さなければならない。
がむしゃらに腰に向かっていったら、蹴飛ばされてしまった。ガツンと頭に相手の膝があたり、亜由美はふらりと倒れてしまう。
男たちはそれを見下ろしている。三十分たてば男たちの勝利だ。そのあとにゆっくり料理できる獲物を、焦って襲うことはない。
むしろ亜由美の体力を奪っておいたほうがいいと、男たちは裸の亜由美に飛びかかる。
一人が、亜由美の右腕をとり、腕ひしぎをかけた。男の足が亜由美の顔と乳房を踏みつける。
「げー」
腕がもがれるのではないかというほどの恐怖。
「よし、おれも」
もう一人が、左腕を取った。そして足をテコにして引き延ばしていく。
「がぁぁぁ」
腕がねじ切れそうだ。
彼らはたいして力は入れていない。足の先で、亜由美の顔や乳房を踏み潰して遊んでいる。
足をバタバタつかせて苦痛に耐え続ける亜由美を見ていたほかの男が、その右足首を取った。
「ふふふ」
古典的なプロレス技、四の字固めを決める。
「ぎひっ、いつぅぅぅ」
亜由美が泣き叫んでも容赦しない。そうやって足を痛めつけながら、その男は片足で亜由美の股間をまさぐるのだ。
「見ろよ、こんなんでも感じてやがるぜ」
愛液でベタベタになっている股間。そこに足の指が入り込む。
「だめぇ、ゆるしてぇ」
「足で、いかせてやろうぜ」
「そうだな、こいつ、やられてばっかだから、感じなくなってるんじゃねの」
「おれたちの足で、再開発だ」
「やめて、お願い」
亜由美は叫ぶ。その首に別の男の足が絡まる。首四の字。
「へへ。暴れたら首が折れちゃうぜ」
これではレイプ同然だ。
亜由美は突然、死の恐怖を感じた。いま首が折れたら、即死できる。死ぬことで苦痛から逃れることができるだろうか。
それが最高の解決策だろうか。いずれ行われる自分に対する拷問。それに耐えられるわけがないのなら、いま死んでしまったほうがいいのではないか。
それとも、あくまでも苦痛の中で生き続けるべきだろうか。
自分を罵倒し、犯していった兄たちのことを思うと、この先になにがあるとしても、簡単に死ぬのは悔しくてならなかった。
自分はすべてを失ったのか。それとも、もしかしたら、あの頃、剛介と出会ってはっきり自覚した被虐の世界に生きるという、とてつもない夢を叶えているのではないか。
あいている左足首も、別の男がつかんでいる。
そして亜由美の足を折りながら自分の足をからめて膝固めに入る。
首、両腕、両足を固められ、亜由美は声も出ない。全身の骨がバキバキと音を立てて折れていくのではないか。
そこにもう一人の男がやってきて、四の字をかけている男と二人で、亜由美の股間を、足の親指でいじりはじめる。
「とろとろだな」
「入れてみろよ」
ぐいっと蹴り上げるように、男が足先を亜由美に押し込む。
「ぐぇ!」
膣が踏み潰される……。
人間の足は、その体重を支えながら走り、跳躍するだけの力がある。そして体重そのものも、力となる。
いま、亜由美の繊細な部分に、強烈な力がかかっていた。
潰されるか。裂けるか。受け入れるか。
「あー、あー、あー」
うめく声だけになってしまう。
「よーし。入りそうだぜ」
「おい、壊すなよ、まだ楽しみが残ってるんだから」
「わかってるさ」
そう言うわりには乱暴だ。
窮屈な靴にむりやり足を突っ込むようにして、男は親指の付け根まで亜由美の体の中に押し込んでいた。
不器用ながら力だけは強い足の指を、ぐいぐいと動かすと、それにつれて、膣の粘膜が拡げられていく。
出産にも似た苦痛を亜由美は感じていた。もちろん出産の経験はないが、胎児が腹から外に出るとき、これに似た激痛なのではないか。
「ほーら、見ろよ」
「お、すげえ」
男たちが顔を寄せて覗き込む。カメラもその間から撮影をする。
男の足の指がもう見えない。斜めのまま、入り込んでいく。
「抜いてみろ」
男がそっと足を引き抜くと、べっとりと液で光り、糸を引いている。
パックリと赤黒い粘膜が開いている。
幼さの残る顔立ち。細い体。亜由美のそこだけが、別の生物のように大きな口をあけて、男たちを挑発する。
「おれもやりてえ」
「おれもだ」
「待て。こいつに、自分の中に入れられるおれたちの足をきれいにしてもらってからだ」
亜由美はうつ伏せにされ、男が二人ほど、その上に乗っかって動けないようにしてしまう。
「さあ、自分を犯すおれたちの足をきれいに舐めるんだぜ」
亜由美は苦しい姿勢で男たちを見上げる。
ずらりと並んだ足……。それが自分の中に入るという。
せめて舐めることで少しはきれいになるだろうか。
大きな口をあけて、目をつぶりながら、鼻から入ってくる臭気を無視するように舌を這わせる。
男性器とは違う。その屈辱は涙となって頬を伝っていく。
無心に足を舐め、しゃぶった。
「そのぐらいでいい」
仰向けにされ、足を大きく拡げられる。
涎がたっぷりついた足が、次々と亜由美を犯していく。
「ぎっひぃぃ」
目を剥いて亜由美は失神しそうになっている。
口には次々と男たちの足が押しつけられ、それを舐め続ける。
男たちは、亜由美の頬をその足で叩いて、正気を保たせる。
やればやるほど粘膜は広がり、小柄な男の足なら土踏まずのあたりまで入ってしまうまでになった。
「これ以上やったら、ガバガバになっちゃうぞ」
「このぐらいにしてやるか」
「おい、ケツ穴があるだろ、ケツ穴が。あっちはフィストできたぜ」
「そうだそうだ」
腕と足にまとわりついていた男たちが離れ、大柄な一人が、亜由美の背後に回ると、レッグスプリットと呼ばれる技を亜由美にかけた。
亜由美の両足を左右に拡げ、腕と首を固めてしまう。そのまま横倒しとなりながら、最後には亜由美の体を空中に持ち上げて、股間を上に向け、露わにする。
「えげつないカッコだな」
男たちは、ローションを持ってくると、亜由美のアナルに塗りながら、自分の拳にも塗っていく。
「いくぜ」
まったく遠慮がない。最初から握り拳のまま、押し込もうというのだ。
亜由美のうめき声も、ほとんど聞こえない。
正拳突きのようにして、男の拳が肛門にめり込んでいく。
「ムチャするなよ」
「吸い付いてきやがるんだよ。こっちが飲み込まれている感じだ」
拳が体内に消え、手首だけが残った。
「おもしろいな」
しばらく男たちは交代でフィストを試す。
その直後、亜由美の広がりきった性器から、激しい勢いで透明の液体がビュッと吹き上げた。
「潮吹きだ!」
体が弓なりになって空中にあるからか、男たちを唖然とさせるほど、高くまで上がった。
しかも一発だけではない。男が直腸の中で、拳をねじると、二発、三発と潮を噴き上げたのだ。
「間違いなく、イッたな」
「それも、かなり激しくな」
亜由美の全身の筋肉が弛緩していた。
下になっていた男が、ゆっくりと亜由美を横にしてやる。
「失神しちゃった」
「終了! 亜由美の負けー。輪姦タイム!」
男が亜由美の上体を起こし、背中からカツを入れる。
「ふー」
大きく息を吐いて意識を取りもどした亜由美は、目がとろんとしていた。
「おまちかねの輪姦タイムだよ」
その言葉の意味が、ゆっくりと脳の中に拡がっていく。
「いやー」
せっかく苦痛から逃れていたのに、現実に戻ってみたら、まだ輪姦はこれからだった……。
「いくぜ!」
技をかけ、足マン、アナルフィストで興奮しきった男たちが、つぎつぎと亜由美を襲う。
その間も、興奮しすぎた男たちは、亜由美に技をかけては、苦痛の悲鳴を上げさせて楽しむのだ。
古代の刑罰にあったという車裂き、牛裂きといった八つ裂きにする刑のようだ。
二十人もいる男たちは、亜由美を人形のように扱う。
極限まで拡張された二つの穴に、おびただしい精液が注ぎこまれていき、畳がぬるぬるになっていった。
時間切れになる寸前、亜由美はとうとう、二つの穴で男たちの足を受け入れていた。
「どうだ、亜由美を履いた心地はさ」
「いいねえ、肉って感じ。あったかくて湿ってる」
「それでいてきゅっと締まるし」
「こうなっちゃ、もう女として限界だぜ」
「いいんだよ、どうせ拷問されたらズタボロになっちゃうんだろ?」
「もったいないなあ。払い下げてくれないかな」
そんなことを言われながら、亜由美は再び潮を吹くほどのアクメに襲われていた。
この合宿がはじまってから、感じすぎたら、体力的にバテてしまうと考えて、輪姦中もできるだけなにも感じないようにと意識してきた。
それが、連日の疲労、宇辻の注射、そして男たちによる過剰なまでの暴力によって、すっかり歯止めを失ってしまったのだ。
剛介はこれほどまでに、感じまくっている亜由美を初めて見た。
ここまでやって、やっと亜由美の本当の姿を見たような気さえした。
「彼女を拷問にかければ、もっとすごい顔を見せてくれるんじゃないか」
宇辻も楽しんでいた。
剛介はただ、亜由美の無心の表情に魅入られていた。
野球対決
夜。
雨は上がっていたが、グランドはぬかるんだままだ。
「十番勝負、その八、野球対決! いよいよ十番勝負も残すところあと二つ。亜由美、いまのところ全敗。一勝でもして、拷問を逃れるでしょうか」
寝ていた亜由美は会員たちによってグランドに引きずり出された。関節技の影響もあって、手足が痺れたようになっている。なかなか、そのダメージは抜けない。
技をかけられ、足や拳で犯され、あげくに激しい絶頂を何度も味わってしまったのだから、エネルギーもほとんど残っていない。
夕食を食べることもできず、宇辻によって点滴を受けた。アドレナリンを注射され、かろうじて立っている。
亜由美はぼんやりした目で野球のユニフォームを着た男たちを数えた。三十人もいる。
「亜由美はこれから百本ノックを受けて、十球、体にあてて前に落とせば亜由美の勝ち」
そんな体力は残っていない。しかもグローブもない。素手、裸でやれという。
それでも勝ち目はなさそうだが、手を後ろに拘束された。そして初日につけられた鉄の足枷と錘。腰にベルトがつけられて、そこから伸びたクリップで秘部を全開にさせられる。
昨日までの亜由美のそことはもう違う。男の足まで入るほどになった性器は、熟れすぎて腐りかけた果実のようにどろどろになっている。
これまで全開にするといっても、割れ目を数センチ、拡げる程度だった。
それがいまは、膣口がはっきり見えて、人間が口を開けているかのようになってしまっていた。
そうされるだけで、ヌルヌルと愛液を噴き出し、それが涎のように垂れていく。
男たちはゲームなどなしにして、いますぐにもそこに突っ込み、蹂躙したくなっていた。
それだけではない。肛虐で開ききっているアナルには、バットがグリップ部分から押し込まれた。
「開始!」
動けない。が、容赦なく、ノックは亜由美めがけて飛んでくる。
ナイターの照明でボールがよく見えない。
ひゅっと鋭い音がして顔をかすめる。
逃げてしまう。怖くて体に当てることなどできない。


