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実姉と義姉 · 第六章 義姉・菊蕾を貫く剛直 ~ 第七章 姉と弟・秘肉の交歓 · 2

実姉と義姉 第六章 義姉・菊蕾を貫く剛直 ~ 第七章 姉と弟・秘肉の交歓 · 2 (7/7)
前の話

肉のすぼまりはすでに愛液でぐっしょり濡れていたが、いきなりでは前の時と同じように拒まれると考えて、まったくそこには関心がないふうを装い、抜きだしたばかりのこわばりを、もう一度、同じ肉の裂け目に当てがった。

「ああ、早くッ」

今度は背中を向けている亜矢子が待ちきれないように、少し後ろにさがりながら、ひょいっとばかりにヒップを繰りだした。すかさず太い肉棒はブオッと不作法な音をたてながら秘唇の中に没していく。

「いい眺めだ」

神山はしっかりと尻肉をつかんで、巧みに腰を前後させた。ヌルヌルに光った剛棒は女の粘膜の一部を押さえこみ、引っ張りだして、女裂をうがった。

「どんなになってるか、あんたに見せてやりたいよ。見ながらするってのは最高だぜ」

「私の分まで見てちょうだい。出たり入ったりしてるのね……あっ、入った……出ていく……いやーン、変な音がしてるぅ」

「空気が入ったのかな」

「バカ、知らない……」

「人がこうやってるのを見たことあるかい?」

「あるわけないでしょう。ああ……」

「嘘言うと抜いちゃうぞ」

「いやっ、抜かないで。本当に見たことないの」

「犬や馬ならあるか」

「あるわ……私たち、そうやってるのね」

「ああ、見た時、濡れたか?」

「…………」

「よし、抜いちゃう」

「言う、言うったら。日高で馬の種つけを見たの。立っていられなかった……ああ……想いだしちゃう」

「濡れたのか?」

「とってもよ。言わせないで」

「だめだ。その時、オナニーしただろう」

言いながら、この時とばかりに激しく抽送するものだから、亜矢子もつい本当のことを言ってしまう。

「したわ……どうしようもなかったのよ」

「太くてでかかっただろう」

「すごいの! ドクドク出したりして。あなたも出してッ!!」

亜矢子は牡馬の巨大なシンボルを脳裏に描きながら、神山の腰にドスドスと陰部を打ちつけた。神山の馬並みの肉棒が秘唇の中の肉襞をかきむしった。激しく脈打った果てに、男の歓びのしるしを放つ、あの素敵な瞬間を味わいたくて、うずうずしていた。それはもうすぐ近くまできていた。ひたすらその瞬間に向かって突っ走り、女しか味わえない肉の歓びに浸りたかった。

「ああ。そう、そうよ……きそうなの……」

押し殺すような亜矢子の声を無視するように、神山は奔馬の如く腰を振りたてた。

「ああ、そんなッ……」

亜矢子の朱唇から耐えきれないような悲鳴があがる。それでもなお神山は動きをとめなかった。

「お願いッ。一緒に……私と一緒よッ、もう少しなの。ああ……きそう……」

言いつつ、亜矢子はなんとか神山の噴射に自分を合わせようと努力した。神山が、よしと言ったら、たちまち昇りつめたに違いない。だが、神山は何も言わない。

「あーん。どうしようッ

!!

いっちゃうわ……いっちゃいそう!」

そんな亜矢子の姿を、後ろから冷静に見ていた神山だったが、やはり、そこまであられもなく乱れられるとコントロールが効かなくなる。神山は充分に狙いを定めてから、またもいきなり肉棒を引き抜き、あっという間に両方の親指でアヌスをひろげると、猛り狂った一物をグググーッと突き立てた。

「わわわわ--ッ、痛ッ! やめてぇーッ

!!

」

亜矢子の体が弓なりに反った。前方へ逃げようとしたが、ガッチリ押さえこんだ神山の力が優っていた。

亜矢子はアヌスに真っ赤に焼けた火箸を突き刺されたように感じた。逆に神山はギリギリと陰茎を締めつけられて、眼を剥くような刺激を味わっていた。

「どうして

!?

……ひどいわ」

涙を滲ませて亜矢子が抗議する。

「これからあんたは俺の召使いも同然さ。なにしろ、俺を使って義理の妹を襲わせるようなワルなんだからな……俺がペラペラしゃべったらどうなる? ま、仲よくしようや。弱みを握られたからってビクビクしなさんな。俺の言うことを素直に聞いてりゃいいんだからさ」

神山はさらにこわばりを奥へ押しこもうとするが、やはり場所が場所だけに、到底全部は入りきれるものではない。

亀頭と肉棒の何分の一かがアヌスホールの中におさまっただけであったが、そこから生じる快感は、ヴァギナの何倍もあるように思われた。視線を落とすと、皺だらけだったアヌスの花弁が、太いものが入ったために一枚の粘膜状になってひろがり、銀盤のようにテラテラと輝き、かすかに一部が破れて血が滲んでいる。セックスにおいて貪欲な神山には、やったぞ! という感慨はあったが、同情する気持などさらさらなかった。

苦痛を耐えているのか、亜矢子は低く唸っているだけでじっとしている。しかし、括約筋は、それ自体が独立した生きもののようにひくつき、グイグイと、中におさまったものを締めつける。感きわまって神山は抽送することもなく、一気に精を放った。

急に熱いミルクをぶちまけられた亜矢子は、それでも絶頂感に包まれて、男の精のほとばしりが終わるのをいそいそと待つのだった。

第七章 姉と弟・秘肉の交歓

四月になって大学の新学期がはじまっても、秀之は少しも楽しめないばかりか、むしろ、気持は滅入るばかりだった。沙由里の結婚式はもう数日後に迫っていた。父も義理の母である桂子も、そのことで追われるような日々を送っている。もちろん、結婚する当人の沙由里はなおさらのことである。

秀之と亜矢子だけが相変わらずの生活をつづけていた。

沙由里は日ごとに美しさに加え、輝きを増していくように見えた。たった一度の姉弟愛の交歓--それは沙由里と秀之にとって永遠の秘密であり、絶対に口外してはならないタブーであった。沙由里は以前と少しも変わらぬ態度で秀之に接したが、秀之の心の中は複雑に揺れ動いていた。できることなら、今度の結婚が中止になればいいと思った。しかし、すでに泰造の経営する会社は、結婚相手の花沢家からのテコ入れを受けて危機を乗りきっただけでなく、さらなる援助のもとに、大きく前進する気配さえみせていた。万事が順調にいって、結婚式というめでたい行事を迎えるばかりになっていた。

「秀ちゃん、とうとうお別れね」

結婚式の朝早く、まだ眠っている秀之の部屋に、ガウンを羽織った沙由里が入ってきた。外はまだ明けきっていない。

ベッドの縁に腰をおろした沙由里は、眩しそうに見ている秀之の顔をのぞきこんで微笑んだ。

突然、秀之の体の中に風が舞いこんだ。フッと伸ばした手は、ガウンの少し開いた襟もとから中に侵入し、ネグリジェの上から豊かで柔らかい乳房をつかんでいた。

姉は静かに眼を閉じている。弟の行為を許容している態度だった。秀之もまた眼を閉じて、姉のぬくもりをしっかりと掌で確かめていた。

学生の頃のこと、キャンプ場での乳房の感触、そして初めて姉のすべてを知った時の歓びと感激が頭の中をよぎり、秀之は思わず涙ぐんだ。

沙由里はネグリジェの胸もとを開けた。乳房の白い輝きが秀之の眼を奪った。乳房がそっと押しつけられると、秀之は甘い香りに包まれながら、唇に触れた愛のベルを吸った。

「さようなら……」

沙由里が静かに離れた時、秀之は素直な気持で言った。

「しあわせになってね」

沙由里がヨーロッパに新婚旅行へ旅立って三日目、秀之は春の大学野球リーグ戦を観戦した。いっときの興奮からさめると、秀之の頭の中は沙由里のことでいっぱいになった。

神宮外苑の人込みの中を歩いている時、秀之は思いがけない光景にぶつかって愕然とした。神宮前三丁目の交差点を横ぎって原宿の東郷神社のほうへ向かう二人の人影が眼にとまったのだ。女のほうは、どう見ても亜矢子であり、もう一人の男は、いつか我が家にまで侵入して沙由里を襲った暴漢に違いなかった。

意外な二人の結びつきであったが、秀之は二人が結託して姉を襲ったのだと判断した。鍵は亜矢子が合鍵をつくって男に持たせればいいわけだし、当日、家にいるのが誰であるかは亜矢子ならすぐわかるはずである。

秀之は二人を追跡した。竹下通りを抜けてからタクシーを拾った二人は、結局、池上線洗足駅近くのラブホテルの中に消えた。そこで何が行なわれるかは歴然としている。

その夜、秀之は暗い部屋の中で思いめぐらした結果、自分がとるべき行動にひとつの決断を下した。

その日は土曜日で、父と母は結婚式の疲れを癒やすと称して、伊東にある別荘に出かけていった。

お膳立ては揃っている……。姉に対する復讐をしようとしているのか、それとも、今まで頭のあがらなかったことに対する返礼なのか、はたまた、単なる自分の欲望の処理のためなのか、秀之自身にもわからない。だが秀之は、あの男が姉に仕掛けたように、自分も亜矢子を力ずくで犯してやるのだと密かに決意していた。

鼻歌まじりで亜矢子が帰宅したのは十二時をまわってからである。近頃は外泊することが多くなっていたが、両親が留守だとなると、こんな遅い時間でもアルコールの匂いをプンプンさせて帰ってくる。この日の亜矢子には、精液の匂いも染みついていた。

しばらくキッチンでごそごそと音がしていたが、やがて静かになった。秀之は自分の部屋の中でじっと息を殺し、耳を澄ませていたが、亜矢子が部屋に入った気配はしない。おかしいといぶかりながら足音を忍ばせて階下へ行くと、亜矢子は居間のソファで横になって寝入っている。

おつまみの小皿とブランデーグラスが用意されているところをみると、まだ何か飲もうというつもりだったのかもしれない。亜矢子はソファの肘掛けを枕代わりにして、すでに軽い寝息をたてていた。

ふと見ると、透きとおったガラステーブルの下にハンドバッグが転がっていて、口金が開いている。秀之はバッグを拾おうとしてかがみこんだ。バッグからはみだしている布切れは、初めハンカチだと思ったが、手にとってみるとパンティであった。

どうしてこんなものが?

怪訝な表情で義姉を見あげた秀之は、だらしなく開かれた両脚の奥に、黒い翳りを見て激しいショックを受けた。ホテルからノーパンで家に帰ってきたに違いない。短い時間だったが、秀之はじっとそのままの姿勢を保ち、少しめくれあがったスカートの奥を凝視した。

円柱を思わせる左右の太腿がほとんど密着しているので定かではないが、肉と肉との間から黒い恥毛がはみだしているのは間違いない。

秀之はその奇妙な構図に欲情した。そして、犯してくれといわんばかりの前後の状況に感謝した。

やっぱり、やれということなんだ……。

いったん、欲望に火のついた若者は、自分に都合のいい解釈をしてパジャマを脱ぎ捨てた。すでに欲望の権化となった肉棒は天を衝く勢いでそそり立ち、異様に膨れあがっている。秀之はそのままそろりと膝をフロアにつけると、ソファに近寄った。

開いた両脚の間から女と男の匂いが入り混じってたちこめ、秀之の異常な情欲をさらに高ぶらせた。

あんな安っぽい感じの男にやらせるなんて……。秀之には、そういった怒りもあった。もっと立派な男なら仕方がないと諦めもつくが、あんな奴は格好ばかりチャラチャラしていて、気障ったらしいことこのうえない。

ふと、沙由里を襲っている男の下腹部に突きだしていた一物が思いだされた。異様な大きさだったような気がする。それもまたシャクの種になった。すべてが一体となり、今日こそは思い知らせてやるという激情となって盛りあがった。そそり立った自分のものに視線を落とすと、一刻も早く活躍の場を与えてくれといわんばかりに脈打っている。

頼もしい味方だ、今にいい思いをさせてやる……。

秀之は、亜矢子の膝に顔が触れるほど接近した。ムッとするような匂いが漂う。義姉があの男に組み敷かれて喘いでいる姿が脳裏に浮かんだ。男の怒張が濡れ濡れの粘膜を切り裂き、中に押しこみ、外に掻きだしているさまは、秀之の二人に対する憎悪をさらにかきたてた。

義姉の両膝がガクッと揺れて、また大きくひろがった。今度は黒々とした恥毛がはっきりと視界に飛びこんでくる。恥毛がアクセサリーの役目を果たしている、ピンクの裂め目までがはっきりと見えた。両脚の間がさらに開いた。何となく不自然なものを感じた秀之が顔をあげると、寝入ってたはずの亜矢子がパッチリと眼を見開いて、小馬鹿にしたような笑みを浮かべていた。

狸寝入りなんかしやがって

!!

秀之はひるむどころか、猛然と闘志をかきたてられて、目の前の膝に両手をかけると、思いきり左右に押しひろげた。

「痛ッ、何するのよ、バカッ

!!

」

いきなり蹴りあげた足が、秀之の胸をドンと突いた。秀之は派手な音をたてて引っくりかえり、頭をしたたかにガラステーブルにぶつけた。一瞬だったが、彼の網膜に鮮やかな色彩のクレバスが焼きついた。それは、小さい頃によく見た夢に出てくる、黒衣を着た悪魔の口を思いださせた。

亜矢子は、義弟が不敵な笑いを浮かべてゆっくりと立ちあがるのを見て驚いた。いつものようにおどおどしていないばかりか、そそり立ったこわばりを自慢げにひけらかして近づいてくるではないか。それは神山のものほど太く大きくはなかったが、日本刀のような鋭さと自信に満ちあふれていた。

「何よ、その格好は! 私を力ずくでやろうなんて思ったら、とんでもない間違いよ。それにあんた、あのことをしゃべられてもいいの!?」

亜矢子はこれ見よがしに高々と脚を組んで、険のある眼で秀之を見た。

「あのこと? それ、何だっけ」

また昔のことを持ちだしやがった……。秀之は内心で苦笑しながらとぼけてみせた。

「寝室を覗いていたじゃないの。それに、私の留守に引き出しから下着を持ちだしたりして。ちゃんと知ってるのよ。パンティの匂いを嗅ぎながらオナニーしてたんでしょ」

しゃべることが仕事だけあって歯切れがいい。

「ハハハ、そんなこともあったかなあ」

「とぼけないでよ

!!

スケベッ!」

「スケベなのはあんたじゃないのかな」

この頃になると、亜矢子は義弟の自信たっぷりな態度にとまどいを感じはじめていた。いつも自分の顔色をうかがって、おどおどしていた義弟とはまるで別人であった。秀之の自信に恐怖さえ感じ、それが自然と身構える格好となった。口では厳しいことを言いながら、防禦体勢をとった時点で、亜矢子は敗者の立場に立たされていた。

「あんた、わざと俺に見せて挑発したくせに、もう逃げ腰になってるのかよ」

秀之が肩に手をかけたのを振り払ったが、上から見おろされると逃げだす気力が体から抜けていった。目の前でこわばりが揺れ、その先から男の精の先走りが露となって滴り落ちた。髪の毛を鷲づかみにされて引き寄せられた時、亜矢子は長年の経験から、秀之が何をしようとしているかを直感的に悟った。激しく頭を左右に振ろうとしたが、髪の毛が容赦ない力で引っ張られると、皮膚がつりあがって激痛が襲った。亀頭の先端が頬に触れると、ひんやりした感触が伝わり、そこから微妙な男の匂いが漂った。

「噛み切ってもいいよ。その時は俺の手があんたの首に食いこんでいるだろうさ」

今まで、俺とかあんたとか言ったことのない秀之だったが、今日の秀之には、むしろそういう乱暴な言葉こそがふさわしかった。

有無を言わせぬ強引さで、肉棒が亜矢子の美しい唇の間に押しこまれる。義姉はむせびながら、それを頬張った。口唇奉仕など馴れている亜矢子だったが、これほど屈辱感を味わったのは初めてだった。

「ただ咥えてるだけかよ。さっきホテルで沙由里ねえさんを襲った男にさんざんやってあげたように、ペロペロ舐めたり、しゃぶったりしろよ」

あっと思った時が、亜矢子の完全な敗北の時であった。秀之がなぜ知っていたかわからないが、ともかく自分と神山との関係を知られた以上、いかなる弁明も通用しないに違いなかった。

亜矢子は義弟の言葉通りに実行した。亜矢子は今まで味わったことのない複雑な感情に支配されつつあった。いついかなる時でも、男に対して主導権を握っていた自分が、今は奴隷のように言われるままに奉仕している。しかも、その相手は義理の弟だった。

しだいに、それは一種の快感となって亜矢子を押し包んだ。頭の上から義弟の低い満足の呻き声があがると、亜矢子はよりいっそう夢中になって吸引し、時には子供が棒飴をしゃぶるように、ペロペロと舐めまわした。

亜矢子は説明しがたい陶酔の波に呑みこまれていった。鈴口からチロリと塩味を帯びた露が滲むと、舌先を器用に絡ませて呑みこんだ。

「うっ……」

若い秀之は、義姉が自分に対して少しずつ積極的になっているのを知った。しかし、秀之の頭の中には、亜矢子を醜く犯してやるという筋書きができあがっていた。義姉に快楽を与えるのではなく、屈辱を与えることこそ第一義であった。

「もっとやってよ、もっと……」

その声を聞くと、亜矢子はこわばりを咥えているだけでなく、手を使ってゆるゆるとしごき、残るもう一方の手で袋を触り、中におさまっている二個のクルミを軽く揉みほぐした。すべてが馴れた手順であった。

グングン増してくる快感に、秀之はとても耐えられそうになかった。いや、耐える必要はなかったのだ。頃合いをみはからって、秀之は呆気なく樹液を放出した。口の中が一気に生温かいもので満たされた亜矢子は、むせながら半分ほどを呑み下したが、残りの半分は服の上にこぼしてしまった。秀之は小気味よさそうに義姉のあわてぶりを眺めた。ちょっぴり恨めしそうな表情で亜矢子が見あげる。

「やってもよかったのよ……」

その言葉には、いかにもやらせてあげるといった語感がこめられていた。

「本番はこれからさ。きっちり犯してやるよ」

あえて秀之は犯すという言葉を使った。一瞬、亜矢子はムッとした表情を見せたが、秀之はまったく無視して、すっかり縮こまったものを再び突きつけた。

「ちゃんと舐めて綺麗にしろ。ちゃんとな」

それから十分もたないうちに、亜矢子は全裸にされて絨毯の上に転がされていた。

秀之は亜矢子の足もとのほうへまわりこんで座りこみ、「オナニーしてみせろよ」と素っ気なく言い放った。

一度はいやだと拒んだものの、それが不可能なことを亜矢子は本能的に知っていた。一度拒絶したのは女として、義姉としてのせめてもの面子である。二度目の強要に屈して、両手を形のいい乳房の上に置いた。

「あんたがいつもやるようにやれ。いいな」

「あなたと違うわ!」

いらだたしそうに亜矢子が叫んだ。

「どういう意味だ

!?

」

「あなたは私のパンティを顔に押しつけてやってたんでしょ。私はオナニーなんかしたことないわ。男に不自由してなんかいないもの」

「それは男あさりしている今だからこそ言えるんじゃないのか。昔は、俺と同じように寝室覗きをやった後で、さんざん指を使ったんだろうよ!!」

確かにその通りだったが、亜矢子はそれには答えなかった。

「ともかくやれよ。思いきり派手にな。さあ」

亜矢子は乳房をゆるゆると揉んだ。五分もすると、秀之の視線が気になりだした。見られているという意識が逆に強く作用して、両脚が自然とひろがっていく。

「もう濡れてる。もう……」

義弟の感嘆の声を耳にすると、もっと派手にやってみようという気になって、片手を茂みに移し、指先で恥毛をまさぐった。

「クリトリスが尖ってるぞ」

またしても秀之の声が亜矢子の淫らごころを揺さぶった。人差し指でクリトリスをさぐると、確かに大きく肥大し、電流にも似た快感がこみあげてくる。

「いい眺めだ……もっと……もっとやれ

!!

」

足もとから聞こえてくる秀之の声が、耳の奥で霞んでは消えた。指で溝を撫でると、たっぷりと媚液が絡みついていやらしい音をたてた。

「すごいや」

子供のように素直に興奮している秀之の声に応えるように、また両脚が大きく開いた。すでにその頃になると、亜矢子は見せる歓びに溺れていた。

「あなた……見てるのね……」

亜矢子は恋人に語りかけるように呟く。

「もっと見て……見て

!!

……」

言うたびに歓びの度合いが大きく膨れあがっていく。太腿の上に熱い息がかかった。

ああ、間近に見られている。私のしていることをすぐ近くで義弟が……。

亜矢子は義弟の期待にそうために、人差し指と中指を絡めながら、熱く疼いている膣に細い指を押しこんだ。

「あっ、ああ、いい--ッ

!!

」

亜矢子が、耐えきれなくなって腰を持ちあげると、二本の指は付け根までスッポリと秘肉の間に隠れ、その分だけ淫汁がどっと流れでた。視線を下に落とすと、秀之がこれ以上の見世物はないといった表情で、じっと見つめている。しかもほんの眼と鼻の先で……。

亜矢子という女体にはセックスに対する欲望がいっぱい詰まっていた。こういう義弟の姿を見ただけでも秘液が噴きだし、分厚い絨毯の毛をグッショリと濡らした。

秀之のこわばりは射精してから何分もたっていないのに猛々しく屹立し、それをチラッと見た亜矢子は、その肉のこわばりが今、突き立てている指と交替して、やがて、肉の裂け目を押し分けて突き刺さる時の歓びを想像し、熱い秘肉を無意識のうちにヒクヒクと痙攣させた。

亜矢子は指を使いながら、指の付け根の肉厚の部分でクリトリスを強く圧迫した。性感はさらに高まっていく。

「ああっ、いいわッ! 見てよ、ほら、見てちょうだいッ!!」

亜矢子の手の動きが速くなった。

「見てるよ、ねえさんッ! あんたのしてることをみんな見てる!!」

秀之はとうとう見ているだけでは我慢できなくなり、ヌルヌルになっている小陰唇の一端に触れた。そこは、ちょうど薄いゴム膜の切れ端のようにたれさがり、亜矢子の指の抜き差しのたびにプルプルと震えた。

秀之の指が触れたのを感じとったのか、亜矢子が「そこを引っ張ってよ」と小さく叫んだ。引っ張って痛くないのかな、という疑問が生じたが、ともかく言われた通りにしてみた。それは今にも千切れそうになったが、驚くほど伸縮性に富んでいて、五センチ近くまで伸びていった。

「ああ、いい! ああ……いいわッ。ああああ--ッ、なんていいの!!」

亜矢子がわめくので、思いきってもう少し引っ張ると、淫口が割れて中で出たり入ったりしている指の動きまでがはっきりと見えた。

沙由里ねえさんはこんなに大きな変わりようをみせなかった。やはり亜矢子ねえさんは大勢の男との性体験があるから、こんなになってしまうのだろう……。秀之なりの解釈をして、ビラビラの肉片から指を離し、今度は膣口に突き刺さっている二本の指に添えて、自分の中指を少しずつ押しこんだ。

「入れてッ! もっと奥まで。平気よ……痛くなんかないの。あっ、ああ……そうよ、私と同じくらい奥まで……」

言われるままに押し進めると、肉壁のざらつきが感じられる。秀之は、義姉が指を出し入れするのに合わせて、そのざらつきを小刻みに擦った。

「うわわ--ッ

!!

」

秀之の手にごわごわした恥毛が押しつけられ、プックリと膨らんだ恥ずかしい丘が持ちあがった。

「あああッ

!!

たまんないわ……ああ、いっちゃいそう……やってよッ、もっと、もっと強くやってえ--ッ!!」

下腹部だけでなく、体のすべてが蕩けてしまいそうな怒涛の快楽が、亜矢子を丸呑みにしようとしていた。指の刺激だけで果ててしまいそうだった。それでも何とかかろうじて耐える。

やはり、指の何倍もある太くて長いあの肉の棒で、潤った秘孔を心ゆくまで満たしてもらいたかった。

「ねえさん、いきたければいっていい」

「いや……いやよ、いやッ

!!

」

「俺のが欲しいのか?」

秀之は少し悪党ぶってみた。

「そうよ、欲しいわ、とっても欲しい

!!

」

一度放出している秀之には、まだ多少のゆとりがあった。それに、言葉のやりとりの面白さがわかってきただけに、もう少し義姉と淫らな問答をしてみたかった。義姉の亜矢子ならどんないやらしい言葉でも言うだろうという期待感で、秀之の心はさらに弾み、肉棒はますます硬度を増していった。

「何が欲しいか言ってみな」

「ペニスよ。あなたのペニス

!!

」

亜矢子は何のためらいもなく、声高に言ってのけ、自分の指と秀之の指を引き抜いた。

「ここにペニスを欲しいの……お願いッ

!!

」

その声は、今までのどの言葉よりも真実味にあふれていた。蕩けるような状況の中で、秀之はともすれば無惨に犯すということを忘れてしまいそうだった。それほど悶え狂う亜矢子の姿はエキセントリックな魅力に満ち満ちていた。

「いや、まだだめだ」

そう言う秀之の声も、すでに正常なものではなく、乾いて妙に落ち着きのないものになっていた。

「いやよ、入れてッ

!!

一回だけでもいかして。アーン、どうにかなっちゃうわ、早く入れてちょうだ……ここに、ここに……早くぅ」

催促するように腰をグイグイ突きあげるたびに、深く割れた肉唇から、透明な汁が噴きこぼれた。

「そんなにこのペニスが欲しいか」

「欲しい、欲しいッ、欲しいの

!!

」

美しい顔が歪み、眼尻からは涙がこぼれていた。

もっともっといやらしい言葉を言わせてみたい

!!

……

秀之は、目の前で蠢く不思議な魅力を持つ女陰の誘惑に、必死で耐えつづけた。

「オマ×コしてえ--ッ

!!

」

不意に、亜矢子が絶叫して半身を起こした。秀之は、義姉が発狂したのではないかと、ギョッとなった。だが、亜矢子の表情はまともで、どこかに哀しみが漂っていた。

「お願いよ。これ以上じらさないで。本当に気が狂っちゃう……」

両脚を依然としてぶざまに開き、女の一番恥ずかしい部分をさらけだしながら、亜矢子はいつもの美しい顔に戻って秀之を見つめていた。

憐憫の情が秀之の心の隅に芽生えはじめていたが、こんなことでは復讐にならない、という別の声が聞こえた。

「お願い……してちょうだい」

亜矢子はそのまま元のように横たわり、両手で顔を覆った。その姿は、羞恥に塗りこめられた若い乙女のようにいじらしい。

「わかったよ。でも、もう少し待って」

秀之は這いつくばると、興奮と期待で左右に割れたままの肉の狭間に顔を埋めた。

「あ……あああ--ッ」

期待した逞しいものではなかったが、分厚く生温かい舌の攻撃に、亜矢子はブルブルッと体を震わせた。

今や二人は完全に肉欲に溺れ狂っていた。しだいに義姉の亜矢子を侮辱しようという意図が、秀之の心の中から、薄紙を剥ぐように消えていった。やはり秀之は真の悪党にはなりきれなかった。ただ、体に火をつけられてしまっていたから、もはや引きかえすことはできない。それは亜矢子とて同じことである。

熱く濡れた柔らかい舌先が、火照った下腹部の粘膜を舐めたかと思うと、会陰部をくすぐり、亜矢子がその快さを堪能しようと身構えると、すーっと遠のいてクリトリスをねぶった。亜矢子は荒い息を吐き、全身で快感を受けとめた。

そんな義姉の姿をちらちらと眺めながら、秀之は、ほんの少し前まで憎しみ以外のなにものも感じなかった亜矢子に対して、自分の心が穏やかに開いていくのが不思議な気がした。

沙由里ねえさんは結婚相手の花沢敏也に、真の愛情を感じていなかったはずだ。しかし、結婚という人生の節目を経た今、新婚旅行先の異国で彼に心を開いているかもしれない。しょせん、人間は男と女の二種類しかいない。本能的にそれが結ばれる運命にあるのならば、憎しみは運命に逆らう邪悪なものではないか、という気がするのだ。

秀之の亜矢子に対する態度には、いつしか優しさにも似た感情がこめられていた。それを亜矢子はしっかりと受けとめられる年齢になっていた。十五や十六の小娘ではなかった。たとえペットとしてでも、私はこの家に来て以来、従順でおとなしい秀之に興味をもっていたのではないか、という気さえした。

そう思うと、下半身を這う舌の動きは、誠実さと優しさに満ちあふれているようである。肉唇が歓喜に震え、急激に潤いが増してきた。それを秀之が舌ですくっては喉に送りこむ。ピチャピチャという淫らな音が、シーンと静まりかえった室内に、やけに大きく響いた。

亜矢子は先ほどのように声を大にしてせがむことこそしなかったが、体が最後のものを欲しがって、自分の意志とはかかわりなく、焼かれた鉄板の上の猫のように、右に左にと跳びはね、そして揺れた。

「ああああ--あッ

!!

」

体が軋むと括約筋が急激にすぼまり、胎内の肉襞が収縮して媚液がどっとばかりに膣外に押しだされる。

喉を鳴らしてすべてを呑みこんだ秀之だったが、さし迫ってくる欲情を抑えきれなくなって、亜矢子の股間から顔を離すと、ようやく中腰に立って身構えた。

神山のものほど圧倒的な威圧感はないが、いかにも初々しく清潔そうな勃起が宙を向いていなないていた。

「入れていいね……」

いつもと変わらない秀之の声に、亜矢子は当然のことのようにうなずいた。

「ああ、やっと……やっと入れてくれるのね。秀クンのが、私の中に入ってくるのね」

その声には安らぎと、いくぶんの期待がこめられていた。

秀之はパックリと割れた溝に肉棒の先を当てがうと、軽く擦った。さながら自信に満ちたボクサーが、相手を必殺パンチで倒す前に、挨拶代わりのジャブを繰りだすのに似ていた。

「あああっ、秀クン……い、いい。とってもいいッ!」

亜矢子はグングンせりあがってくる性感に耐えかねたかのように喘ぎ、美しい顔をひきつらせる。

「ねえさん!」

秀之の感きわまった声がしたかと思うと、それまで遠慮がちに割れ目をなぞっていた勃起が、唐突に入ってきた。

「わっ、わわわ--ッ!」

長大なものは火照った陰部の中で、単純だが荒々しく暴れまわった。二人の若い男女の間で、今や障害となるものは、たったひとつを除いては何もなかった。たったひとつの障害とは、義理の間柄とはいえ姉弟ということだけである。いや、そういう枷があったからこそ、かえって肉の歓びを深めたのかもしれなかった。

「ああ、いいわ……好き。そうやってちょうだい。そのやり方で……そう、もっとよッ!!

もっと……」

秀之は、グングン高まる性感をなんとか抑えながら、美しく歪んだ義姉の股間に、折れよとばかりに肉棒を叩きこんだ。亀頭に何か固いものが当たったが、それが子宮口であることに若い秀之は気づかない。秀之が夢中で太いこわばりを送りこむと、それを待ち受けていたように、膣内の肉襞がブルブルと震えて、グイグイと肉棒を締めつける。

秀之は自分の行為の中心である肉棒と、それをおさめて蠢動する亜矢子の秘唇を、わくわくしながら見つめ、渾身の力をふり絞って腰を使った。

「あああ、いいわッ! いいのよッ

!!

なんていいのッ! きそうよっ

!!

きそうなのッ……目茶苦茶にしてッ

!!

そう、そうやって……私をいかせてッ

!!

」

あられもない姿態と声が、秀之を興奮のルツボの中に引きずりこんでいく。

もうだめだ……。何度そう思ってバルブの弁を一気に開放しようとしたかしれない。それになんとか耐えていられたのは、美しい義姉、亜矢子の絶頂に達した時の顔を見たいという気持があったからだ。今まで頭のあがらなかった義姉が、自分のこわばりで歓喜に震える姿を惜しげもなくさらけだす。ああ、なんという歓びだろう!!

「あっ……くるッ

!!

くるわッ

!!

一緒にお願いッ

!!

私、いくわッ……いっちゃう……あああああ--ッ、いくぅーッ!!」

亜矢子が、まるで体操選手のようにのけ反りながら、股間をものすごい力で秀之の恥骨に押しつけた。グイッと万力のような力で締めつけられた肉茎が、亜矢子の放った熱い媚液をしたたかに浴びた。

とうとうやった

!!

その征服感が頭の中をよぎった時、我慢の限界を超えた怒張が、今までにない多量の樹液をほとばしらせた。

「ああっ、ぼくも……」

秀之の肉茎の先から、速射砲のように樹液が次々と飛びだした。こうして二人の肉体は至福の時を迎えたのである。

二人の関係はこれから少しずつ改善されていくかもしれない。秀之がそう考えたのは当然だった。だが、やはり亜矢子は天性の妖婦だったのかもしれない。

一週間後に家を出て、西麻布のマンションで一人暮らしをはじめた。そして二カ月もすると、写真週刊誌に中堅男優とのスキャンダラスな写真が載り、その直後に神山に殺された。原因は嫉妬によるものだった。

その頃、北海道で新婚生活を送って、ようやくその環境に馴れてきた沙由里は、人知れず悩んでいた。妊娠という人生の大きな喜びの時を迎えながら、ひょっとしたら胎内の生命は花沢の子供ではないのではないか、という懸念があったからだ。

遠く離れて暮らす姉と弟は、それぞれ相手の身に想いをはせながら、着実に別々の人生を歩みはじめていた。

(完)

実姉と義姉

2012/5/1 電子版発行

著 者 高竜也

発 行 株式会社フランス書院

東京都千代田区飯田橋3-3-1

本データには購買者を特定できる個別のシリアル番号が刻印されています。複製・頒布・転売等、著作権を侵害する行為は法律で禁じられており、違反した場合は刑事罰および民事罰を招来することになります。

(c)2012 Tatsuya Koh, Printed in Japan.

実姉と義姉 第六章 義姉・菊蕾を貫く剛直 ~ 第七章 姉と弟・秘肉の交歓 · 2 (7/7)
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