奴隷牧場6 続々拷問病棟 淫乱美少女・狂乱女優 第2部分 (2/3)
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の日から、それまでいうなれば「お預け」を食わされてばかりだった男性が「解禁」された。解禁と捉えていいのかは実のところ難しいのだが、実際、梨乃の二本目のビデオに出た時を除けば、何ヶ月もフェラチオ以外させられていなかったのが、あの日からは二日と空けぬ「オマンコ接待」の連続だった。
ひとりの時というか、娘とは別々の相手をそれぞれ接待する日もあれば、ふたりで一人またはふたりで複数の相手をさせられることもあった。
何回かは、会員ということでSMの時もあったが、その大半は単なるセックス接待だ。
「むしろ、母娘二人セットの価値が上がる」
と、夫の五十嵐は娘の紫織に自分の性器の特徴が遺伝されていなかったことを喜んでいたと聞く。
若い美少女で楽しみ、その母親の名器を楽しむことで二倍三倍の価値があるというわけだろう。それは、娘にもしその性能が備わっていれば、有香はむしろ不要で邪魔なだけだ、ということでもある。
あの日、五十嵐が紫織の中で射精するのとほぼ同時に、一人目の客が招き入れられた。
その後は、十人ほどが一度に呼ばれたことを考えてもこの男は特別な扱いだった。
有香はその男の顔を見て、息を呑んだ。目の前で目隠しをされて娘の紫織に乳を吸わせている柳田みゆきの夫、淳一だったからだ。
「ひっ」
と、声が出たかもしれない。
麻衣に勃起した男根を握られ、夫が中出しをして抜いたばかりの紫織のそこに、麻衣がそのまま導いていた。
夫は当然とばかりに、妻であり奴隷である自分に、破瓜の血と出したばかりの精液、それに紫織の愛液が入り混じったものでドロドロになった、しかしまだ隆々と勃起を保ったままのそれを差し出してくる。
淳一には、自分がその尻の方から犯し始めた女が、逮捕という事態を生んだ元凶の娘だということも、目の前で目隠しをされている女が妻のみゆきだということもわかっているのだろう。有香がそう思ったのは、淳一があまりに落ち着き払っていたからだ。
「処女喪失直後の二十一歳の小娘と、その母親の
親子丼
を存分に愉しんで、お疲れを
癒
してくださいね」
男にそう言ったのは、沙織だった。
妻のみゆきに感づかせないために、声を出すことは禁じられていたのかもしれない。男は黙って頷いた。
有香は、急速に力を失っていく夫のものに舌を使って清めながら、つい先程まで処女だった娘に荒腰を使う柳田淳一をぼんやりと見ていた。
いくらみゆきからは見えていないとはいえ、娘の紫織を挟んだ実質的にはまるで3Pのような状況に平然と興じるには、この男の中で何かが変わっていなければいけない筈だ。妻のみゆきを愛し、誠実で実直な男だった。だからこそ安心して紫織を預けることが出来たのだ。
淳一の裁判は、この数日前にスピード結審で懲役刑が既に確定したのだと、この後で有香は聞かされた。まあ一種の司法取引ね、と日本の制度にはない筈のことを沙織は口にした。
この悪魔の様な組織体に
与
したということを意味しているのだろうか。
「よしっ。口にあるもの飲み込め」
夫が有香に言う。
これまで、生理中の奴隷と性交をして中出しをした男根を別の女に清めさせたり、射精だけ別の女の口にするということを元々好む夫に、「お手伝い」さんとは名ばかりの女たちとの後始末をさせられたのも一度や二度ではない。夫のこうしたひと言で、これまでも他の女の生理の後始末をしたものを飲み込まされてきたし、男根の清めならまだしも中出しした精液をその女の血や愛液とともに、女性器に直接口をつけて啜らされることさえある。
それを思えば娘の破瓜の血ならばありがたく舐め清め、自分の唾液と混じったものを飲むなど何ほどのことでもなく、むしろ当然のことだろうと思えた。
そして、実際に沙織から
「じゃ、少しずつズレなさい」
と指示があって、ベッドの上で乃里子が後ろに下がり、乃里子がその肩を押さえているみゆき、そのみゆきの乳房に顔をうずめ四つん這いで淳一に性器を使われていた紫織と順にズレて行き、淳一が抜いた男根にはすかさず麻衣が手を添えて一度右に避けさせておいて、その空いたスペースに有香が寝かされる。
娘の性器からは、夫の
残滓
と血が混じったものが
滴
り落ちて来たが、それを
拭
うこともせずに、有香は顔を持ち上げて娘のそこに直接口をつけて清めてやる。
「脚、もっと開きなさい」
沙織が命じてくる。
開いた途端に、硬い男根が一気に奥まで侵入してきた。ベッドに上がってきた淳一だ。
乃里子、みゆき、紫織、自分、そして淳一と五人がベッドに縦になっている様子を夫と沙織、そして麻衣が見ているという構図だ。
「お好きなときに、おまんこ出し、していただいて結構ですよ」
沙織が淳一に言う。
「ま、ママっ」
娘の性器の中に舌を侵入させた途端に、娘が喘ぎ声とともに自分を呼んだ。
もうこうなってしまえば、娘だろうと看護婦だろうと有香がすることに変わりはなかった。それも自分が過去に選んでしまったことなのだし、可愛そうだが紫織もその運命を受け止める以外に道はないだろう。
本人にその覚悟が既に出来上がっていたというところが、母親として逆にショックではあったが。
そして、この時有香は予感していた。
やはり自分は、いや自分たちは、当分、普段の生活には戻して貰えないであろうことを。
その予感は的中し、娘ともども「入院」は継続させられることに実際になった。自分は精神科病棟、娘は整形科病棟に分かれたままでだ。
淳一が射精し、直後からは紫織をまんなかに左に有香、右にみゆきと、三人がベッドの上で四つん這いに尻をもたげさせられて、続いて入ってきた十人ほどの招待客が、みゆきの向こうに居る麻衣と杏奈に口で大きくしてもらったものを、みゆき、紫織、そして自分と順に男たちが尻を抱え渡っていく。
全員がまたベッドの一番端に寄らされて尻を突き出させられ、男たちは立ったままみゆきから順に三人三様の女性器の具合を楽しめるという寸法だ。
「人数が多いので、みなさん最後はこの女の口に
射精
してください」
と、さらに男たちと同時にもうひとり連れて来られた女が、有香の左側で尻の位置に膝をついた半立ちで口を開いて待っている。
「紫織ちゃんのキツキツや、有香ママの
巾着
数の子に射精しないよう、充分注意してくださいね」
ベッドから降りて、監督役に回った乃里子がいかにも事務的といった口調で注意をしたため、特に有香を使う男たちは慎重かつ迅速で、数回のピストンで最後の女の口へと移動していく。
女の口に到達せぬまま
「おーー」
と声をあげて、精液が口ではなくその女の顔や髪にかかったりもしている様子が、四つん這いの有香の目にも入ってくる。
女が、女優の角川ともみだと有香が知るのは十人ほどの男たちが全て終わった後のことだ。
隣の紫織は、目を閉じて時々小さな喘ぎ声をあげている。
つい先程まで処女だったわけだが、既にさしたる苦痛はなさそうだった。
さらに向こうのみゆきに至っては、男根が挿入されるたびに、はっきりそれとわかる声をあげていた。
「美味しゅうございます」
「ザーメンごちそうさまです」
と、隣の女は丁寧にひとりずつに挨拶をしている。口内射精されると同時に飲み込んでいるのだろう。
それを聞いて、途中経過で性器較べをされるだけの自分たち三人は中途半端だ、とその時思った自分が、とても惨めで悲しく思えた有香だった。
「はい、やまざわみおちゃんチーム。二人目も二分経過」
再び
跨
がらせられる。
お、おっきい。
「アイ・アム・サミー。ツギガボブネ」
前回の梨乃の第二弾のビデオにも登場した黒人ふたりだ。
「はい、AV女優さんチームも一人目。あ、やまざわみおちゃんチームも黒人さんから白旗上がりました」
旗の合図が遅れたのだろう。
二回のピストンで、抜く間もなくサミーが膣奥で射精していた。
慌てて乃里子の腕に引き上げられて、男根が勢い良く抜ける。
「オーーッ
ノー」
サミーが声をあげ、「あら、もったいない」
と、小声で言ったのは乃里子だ。
抜けた男根から残りの精液が有香のお腹に飛んで来たのを言っているのだろう。
「あっ」
有香が声を上げたのは、下から誰かが自分の性器に口をつけてきたからだ。
「大丈夫、梨乃ちゃんよ。中のザーメン吸いだして貰いなさい」
「あ、あん…」
闇の中でより敏感になって
疼
く性器の中まで梨乃の舌が侵入してくる。
「チンポデカイ、ソレダケソンスルネ。コノハハオヤノオマンコスゴスギル」
サミーが嘆く。
「やまざわみおちゃんとお母様チーム、三人目に突入です。ストップウオッチスタート」
ボブもまた有香で瞬殺だった。
四人目は、梨乃のフェラチオだけで二分持たずに暴発。
五人目を梨乃がフェラチオ始めたところでようやく、「はい、AV女優チーム二人目コンプリート」
と、既に差が開き始めていた。
そういえば、相手の二人目はカズ君で本来はこちらの四番手だったのをボブと入れ替わったと言っていた。
梨乃が口で二分間、早抜き競争ということで一切の手抜きをすることのない有香が騎乗位の容赦無い腰使いで長くて八回。最短のボブなどはたったの一回の出し入れで旗を上げている。
男が旗をあげたら、二人がかりで何をしてもいいことになっていたが、基本は梨乃の口に射精させるように監督から指示が出ていた。何しろ主演はあくまでも梨乃なのだ。目隠しで何も見えていない有香には、乃里子が横でその方針に従ってサポートしてくれていた。
十二人を抜くのに、梨乃と有香は一時間かからなかった。これはストップウオッチが停まっている時間も含めてであるから、その時点でまだ五人目だったAV女優チームに圧勝したことになる。
この日、有香の出番はここまでだった。
三
二〇一一年一月
狂乱女優
「わたくし、ほんとうはどうしようもないくらいのマゾなのです」
女優角川ともみが、そう口にしながら上着を脱ぎ、続いて白いブラウスの第一ボタンから順に外していく。
傍
らでは三田村乃里子が、ハンデイのビデオカメラを持ちその様子を撮影している。
それぞれ自分のベッドの枕元に手を吊られて立たされている有香と、AV女優としてこれまで三本の作品に出演し、毎回新たな設定の過酷な役を演じて一万本売れれば大ヒットと言われる業界で、その全てを十五万本以上売った朝比奈梨乃の前にあるモニターにそれがリアルタイムで映しだされている。
小さなカメラなのにおそろしく高画質で、ナチュラルメイクのともみの、きめ細かな素肌の質感までがはっきりと分かった。
「こちらの病院にお世話になるのは、これが二度目ですが、前回と違って今度はお仕事を全てお断りして一ヶ月間しっかりとこちらでマゾ女の作法など改めて身につけさせていただきたく存じます」
ブラウスのボタンを全て外し、今度はスカートのホックに手をかけ、ストンとそれも足元へと落とした。
「わたくし、昨年の夏、離婚いたしました。表向きの理由は週刊誌等に書かれている通りなのですが、実際のところは、夫がわたくしの変態っぷり、性的欲求に嫌気が差してしまった、それが真相でございます」
ブラウスを袖から抜くと、白のキャミソールの裾を持って一気にまくり上げる。
女優はブラもパンティも身につけていなかった。
「この部屋に来て、何がわたくしをときめかせたかというと、そちらのおトイレですね。わたくし、他の女性がその中に入ってシテるのも間近で見てみたいですし、わたくしがあの中でする時に、ああテレビで澄まし顔してるあの角川ともみがまっ裸でうんちしてるよ、って大勢の方があの透明な壁の外から見てくださると思っただけで、あそこがじゅんじゅんといたします」
素っ裸になった女優がベッドに上がる。
真っ白い身体に、小さいお椀型の乳房。
細い腕に細い足、そしてただでさえ細いのにさらにくびれたウエスト。
二十代の頃からトップ女優として二十年以上芸能界に君臨してきたことで身についたのであろう、そのオーラ。
有香は
眩
しいものでも観るように目を細めた。
「わたくしが、二十一歳で初めての主演映画に出て主題歌も歌わせていただいたちょうどその頃、わたくしのそっくりさんだという女の子が演じた、その頃既にAVなんて言葉があったかは定かではありませんが、いわゆるSMビデオがありまして、それを知人から見せられてしまいました。君のそっくりさんが凄いことしてるよ、と。そこには、髪型こそショートカットでしたが、確かにわたくしによく似た顔立ちの女の子が居て、縛られ叩かれフェラチオさせられて、最後はお浣腸されてぶりぶりと太いものをひねり出すところまでが映っていました。それを見た衝撃が、多分わたくしのその後の性癖に影響したのだと思います」
ともみはビデオに向かってそう言うと、くるりと後ろ向きになって膝を折り、四つん這いになった。
「みなさまどうぞ、女優角川ともみの肛門をご鑑賞ください」
清純派と呼ばれ続け、清楚なイメージのまま大人の女優になり、ヌードはおろか、下着姿さえ晒したことがあるのかどうか。芸能人にさして詳しくもない有香でもそれくらいの知識がある程の女だ。
「こちらの穴も、そしてもちろんお、おまんこ、角川ともみのおまんこも、たくさん調教してくださいませ」
この日朝一番でやってきた婦長の植草加奈が「部屋の移動」を柳田みゆきに命じた。
みゆきは、有香の心配をよそに、今の境遇に順応してきているようには見えてはいたが、これで別の部屋になるとすると、もう有香からは手の届かないところに行ってしまうことになる。
娘の紫織がそうなのだ。
会うことが出来るのは、母娘奴隷として一緒に「接待」に出される時に限られていた。
余分な会話が許させるわけでもなく、同じオンナとしての娘が同じ空間で男に仕え、使われ、時に一本の男根にふたりでしゃぶりついたり、娘が騎乗位で男に性交奉仕をしている下に潜り込み、男根の根元から玉をねぶるように命じられたりなど、そんな時間が一日おきくらいに訪れるだけで、それ以外の時間、娘がどうしているのかも全くわかっていなかった。
ひとつだけわかっているのは、千葉の私立大学に編入して昼間は再び学校に行かせては貰えているということだけだ。
元々頭の良い子だし、ここから行く覚悟があるなら大学にも行きなさいと、乃里子が言ってるようだった。
みゆきの夫淳一は、今ではすっかり病院側の人間として振舞っていた。
相変わらず夫婦として名乗り合ってもいないし、この部屋で性交や口奉仕の訓練に駆り出されてくる時も、自分と梨乃は相手をさせられたが、みゆきにはもっぱらカズ君やもうひとり若いタク君というのがあてがわれている。
「ああ、気持ちいいわあ、おまんこいいわあ」
みゆきに替わってこの部屋に入院してきた女優が、裸でベッドに横たわり、立てた膝をあられもなく拡げているところへ、有香は四つん這いで尻をもたげた状態で顔を突っ込まされている。
生え揃った陰毛はクリトリスの位置から下は綺麗に処理され、清純派としては少し大きめのラビアがはだけて、中の淡いピンク色が見え隠れしていた。
興奮で包皮から顔を出したやはり真っピンクの
尖
りを舐めて吸って、ねぶり回すと、上体を反らせてさらに性器を有香の口へと押し付けてくる。
太腿の内側に幾つもついた赤い長方形の傷は、先程まで「お尻に白い部分がなくなるまで」と言って、看護婦三人がかりで、ともみをベッドの上で尻を高くあげさせて行われた鞭打ちの痕跡だ。
マゾの女が、散々尻に鞭を受けた直後の性器舐めに感じぬ筈がないのだ。
「お尻の穴に指入れてあげて」
加奈の指示が飛ぶ。
「ああ、レズはじめてなんです。若いころ、先輩女優さんに襲われそうになって、それがトラウマで女の人からは逃げまわってたの。ああ、こんなに女性の舌が気持ちがいいなんて。あ、お尻も、お尻の穴もいいいっ」
性器にも一本指を入れてかき回せば、もっともっと気持ちよくしてあげられる。有香は思うが、患者同士は指示のない余計なことをすると厳罰が待っている。
「ちんぽ。ちんぽが欲しいわ」
案の定、ともみはそれよりさらに上の要求を口にし始める。
肛門の指をさらに奥に進めて、そこからクリトリスの裏側にあたる部分を重点的に擦ってやりながら、上からは舌の律動でクリトリスを責めてやる。
「い、いいーーーっ。おまんこ気持ちいい。ああ、中に膣の中にもちょうだい。ち、ちんぽが欲しい。オマンコしてぇ」
清純派女優は、その看板などまるで別の女のものとでもいうように、有香がマゾとして心して口にしている恥ずかしい言葉を、臆面もなく言っては淫らに腰を蠢かせている。
「ああ、いくぅ。お尻の穴で逝くのはじめてぇ」
ガクンガクンと腰を振るのが淫らで、有香の舐め奉仕にもそして肛門内の指先にも自然と熱がこもる。
「アメとムチ、いえ鞭に飴かな。お尻の穴で三回イケたら、待望のオマンコさせてあげるわ。それもバイブとかじゃなくて、本物の熱血ナマちんぽよ」
「い、いくっーーー」
女優の激しいイキっぷりに、有香も達成感のようなものがある。
「も、もっとお尻、グリグリしなさい」
そう言ったのは加奈や乃里子ではなく、女優本人だった。
「クリトリスも根元を
摘
まんで舐めるのよ」
献身的に逝かせてあげたのにも関わらず、ともみは突然高圧的な口調で有香に命じてきた。
「やりなさい」
それでも加奈にそう言われると、そのとおりにするしかなかった。
「誰か、誰かおっぱいも吸って。乳首噛んでぇ」
隣のベッドで正座して見ていた梨乃が呼ばれてこちらに移ってこようとしている。
「あん。気持ちいいっ。おまんこもお尻の穴も溶けそう。お汁が出ちゃうぅ」
女優は相変わらず腰を激しく振って、自らクリトリスを有香の唇や舌に擦りつけてくる。
「ま、また逝くぅ。も、もうすぐなの…。ほ、ほんとに三回イッたら熱血君とやらせてくれるのね。い、いいーーっ」
「修兵君呼んで」
乃里子が襟元につけたマイクで男を連れてくるように指示を出している。
どうやら、数日前、ともみよりもひと足早く整形病棟に夫婦で入院して来ているらしい、元テニスプレイヤーと国営放送の現役アナウンサーのカップルの夫の方を呼ぶらしい。
どちらもよくニュースのスポーツコーナーなどに出ていたので、芸能人などには疎い有香でもよく知っていた。
いや、それどころか浜岡修兵のテニスプレイヤーとしての現役時代には、その熱いプレーに声援を送ったことすらあった。
まさか、こんなところで会うことになるとは、もちろん想像もしていなかったが。
「失礼しますっ」
五分とせずに修兵が入ってきて、ともみのベッドサイドに呼ばれる。
修兵は「入院」していると言っても、ラフなTシャツに短パン姿だった。
女優はまだ二度の絶頂を迎えただけで、どうやら三度目はこの浜岡修兵も見ている前でということのようだ。
「あ、あん。は、早く修兵くんのおちんぽ頂戴。オマンコさせてぇ」
ともみは気も狂わんばかりの欲し方で、肛門に入っている有香の指を締め付けてくる。
気配がして、修兵の横に新たに二人の女が来たのが目に入った。
「ああぁ、友紀
ちゃん」
女優がいくらか動揺したようで、先程までとは声のトーンが変わっていた。
どうやら修兵の妻、現役女子アナの村上友紀も看護婦に連れてこられたようだ。
ペアルックと言っていい、修兵と色違いのTシャツに同じ短パン姿だが、違っていたのは友紀の方は荒縄で乳房の上下を縛り上げられ、後ろ手に拘束されていることだった。
「角川さん…」
国営放送のアナウンサーで、主にスポーツキャスターをしている友紀と女優の角川ともみに面識があったとしても不思議はあるまい。
「は、恥ずかしい…み、見ないで」
これまで大胆に振舞っていた女優が突然恥ずかしがって身を捩るのが、何故か少し微笑ましい。
ともみとて羞恥心がないわけではなく、むしろその羞恥心と見せたい見られたいという気持ちが裏腹に作用しているのであろうことは、有香自身と照らしあわせても想像出来ていたのだが、知り合いの女に見られるというのは、やはり格別な恥ずかしさということなのだろう。
「ほら、三回目しっかり逝って見せるのよ。オマンコしたいんでしょ」
「い、いゃぁ、友紀ちゃんの前では嫌ぁぁっ」
言葉とは裏腹に、腰を左右に動かし、肛門を締め付けて有香の動きを要求してくる。
「杏奈。修兵くんの短パン下ろして、おちんぽ見せてあげて」
すかさず友紀を連れてきた杏奈が、修兵の短パンとトランクスを同時に下ろす。短パンにもボタンなどはなく、その気になれば脱がすのは簡単なようだった。
有香も目をあげてチラリとそちらをつい見てしまう。既にそれは臨戦態勢にあり、先端も先走りで濡れていた。
「うふふ。朝ちゃんと一発奥さんで抜いたにしては立派なものね」
加奈が言う。
「午後からも一回濃いの
射精
しましたよ。紫織ちゃんのお口で」
杏奈からは娘の名前が出た。
「そんなに元気なら明日は、病棟名物看護婦五人の十回抜きにかけようか」
乃里子が
囃
す。
「梨乃、知ってるわね。元プロテニスの浜岡修兵君。フェラチオしてあげて。梨乃の替わりに、友紀さんがともみさんのおっぱいよ」
ベッドの上でともみの乳首を吸いたてていた朝比奈梨乃が、ベッドから降りて勃起した修兵の男根を舐め始める。
髪の毛を掴まれて前屈みにされた友紀がともみの右の乳首を口にふくまされた。
「い、いやーーっ。おっぱい許してぇ」
自ら要求して乳首を吸わせていたともみが、それをするのが友紀だとわかって、僅かに抵抗を示すが、そこを吸われた次の瞬間には、もうそれどころではなくなっていた。
ビクンと身体を震わせて、「だ、ダメーっ。も、もうすぐもうすぐイキそうです」
と、叫ぶ。
有香はクリトリスの根元を左手の親指と人差し指でクリクリと動かしながら舌で上から圧をかけ、内側からは肛門に入れた右手の中指で集中的に裏側を擦る。女は女のツボがよくわかっていると、自分も看護婦たちに責められながら言われることがあるが、まさにそのとおりだと思った。
「た、たまんない。し、汁も出ちゃうぅ、漏れちゃう。い、イクぅっ」
女優は腰を高く反らせて、その瞬間、今は外側からは指一本触れられていない性器から、半透明な液体を噴き出させて三度目の絶頂を迎えた。
まさに日本を代表する熱血男子、いや熱血日本一、熱血と言えば誰もが思い浮かべる男の硬く勃起し、やはりそこも熱血そのものの男根が、女優角川ともみの女性器を抉っている。
根元まで入って半分ほど抜かれてくると、それはねっとりと白濁した女の液にまみれている。有香は時々それに舌を伸ばすと、酸っぱい匂いが鼻につくものを、喉へと無理やりに送り込む。
女優は二つ折りにされて、それぞれの足首を乃里子と杏奈に持たれていた。
有香が下に居るために多少不自由な姿勢の修兵だが、「おーーっ、いいっすねー」
などと、声を発しながら女優を責めていく。プロスポーツで鍛えあげられた足腰はやはり伊達ではないようだ。
有香はともみの肛門を舐めることを中心に、時折その結合部から男根を通過し、修兵の玉などにも舌を這わせてやる。
「うひゃぁ、たまんねーす」
と、反応してくれるから有香も満足感が強い。
「やっぱりちんぽがいいわ。修兵くんのおちんぽ、硬いの、すごく硬い。ああ、おまんこいいっ。ちんぽちんぽ。もっとガンガン突いて」
先程、浜岡修兵の妻である村上友紀に恥じらったことなどすっかり忘れたように、ともみは乱れに乱れていた。
テレビコマーシャルでは、澄ましてハーブティーなどを優雅に口にしている清純派女優が、ここまでの痴態を見せるのだから、どんな男もひとたまりもないだろう。
元プロテニスプレイヤーで今はスポーツキャスターに転身している男の、腰を打ち付けるピッチもどんどん早くなっている。
「いくいくいくイクーーーっ。しゅ、修兵君も逝って。ともみのおまんこで逝って頂戴。中に中に熱いの頂戴、ああ、イクイクーっ」
妻の友紀は友紀で、隣のベッドでTシャツの上から梨乃に乳首を甘咬みされて声をあげている。
麻縄でくびり出されその大きさを余計に強調された友紀の双の乳房が、梨乃のよだれで透けはじめ、裸以上にいやらしく見える。
さすがの有香も性器の中が疼き、ひとりでに腰が
蠢
いてしまうのを止めようがない。本当は自分にも入れて欲しい。いや本物の男根じゃなくてもバイブでもなんでもいいから、そこを満たしてほしい。
でも自分からそれを要求することは出来なかった。そういう立場なのだ。
「修兵くん、ダメよ。逝くのはその女の、五十嵐有香の口に出しなさい。そのままガンガン喉ついていいから」
加奈が言う。
直後に、修兵が女優の性器から男根を抜き、有香の口に向けて来たが、その瞬間には既に射精の第一撃が先端から飛び散って有香の髪の毛まで飛んでいた。せ、せめて顔に…。そう思いながらも口を大きくあけてそれを捉えると、修兵も一気に喉奥まで腰を入れてきて、第二撃とは思えない大量のものが口の中を満たした。
い、イク。
声には出せなかったが、その瞬間まるで自分の喉に性感帯があるかのように、そこからふたつの乳首を通った電流がおヘソのあたりでひとつになってクリトリスへと流れる。
「いやぁ、抜かないでぇ。おちんぽちょうだい、ザーメンちょうだい」
すぐ傍だというのに、女優の声が遠くに聞こえた気がした。
四
二〇一一年二月
乳擦美少女
「おっぱい出させなさい」
乃里子が命ずると、すかさず紫織の両隣に立っていた看護婦が入院着であるロングタンクトップの裾に手をかけると、正面の丸椅子に座っている紫織も素直に腰を浮かせて協力する。
入院着の下は素っ裸が原則だが、紫織は淡いピンク色のパンティを履いていた。生理なのだ。
医療法人米倉会三田村病院、精神科病棟の診察室は、普段はあまり使われることのない場所だった。
なぜなら、名義上の担当医は存在するが、あくまでも書類上のことだけで、実際に「診察」するという事案が起こらないためだ。
精神科の看板を掲げてはいるが、実際に精神的な病を患ってそのための入院をしている患者が居ないし、もちろん通院してくる患者も居ない。
なのに、ベッドは満床で「入院」の順番待ちが十数人居るという状況だった。
「あん、あん…」
紫織が甘ったるい声をあげる。
乃里子が紫織の顔の高さに容器を掲げ、「アロマオイル」を紫織の乳房めがけて垂らしたからだ。
アロマとは名ばかりの催淫性のあるオイルだ。
乳房に使うと、全体が熱を帯びひとまわり大きくなったような錯覚があるほどで、特に乳首の感覚は鋭敏になるし、性器に使われると刺激を求めて狂ってしまいそうになるくらいだ。
実際、紫織の乳首もたちまち硬くしこったのがわかる。
ただでさえ乳房が敏感な上に、生理でいつもよりも胸全体の弾力も増している。
乃里子はこのところ、この紫織が可愛くて仕方がなかった。愛しいと言ってもいいくらいだ。
直接の担当は、この子の従姉妹にあたる久保寺麻衣だったし、自分も整形病棟に入院している国営放送KHKの現役アナでスポーツキャスターの村上友紀の担当を受け持っているのだが、紫織の生理が今朝から始まったと聞いては、自らの手で普段以上にさらに敏感になる紫織のおっぱいを責めたいという欲求に勝てず、こうして診察室に連れて来させたのだった。
五百CCのボトル一杯のアロマオイルいや催淫オイルを全て紫織のEカップのふたつの膨らみに垂らしてしまうと、両手で乳房全体に行き渡るように塗り込めてやる。
「あ、あん。の、乃里子様」
明らかにいつもよりも張り詰めた状態に思える充実した膨らみを手で楽しみながら、口唇を寄せて舌を吸ってやる。
紫織はおっぱいマゾ。
担当の麻衣をはじめ、看護婦達がそう称しているほど、二十一歳にして豊かに膨らんだふたつの乳房が敏感すぎる娘だ。
揉まれてよし、乳首を摘まれてもよし、平手でそれを打たれては性器を濡らし、手だけではなく鞭で打たれることを自ら懇願してみせたりもする。
「おっぱいで、男性のその…おっぱいとおっぱいの間に挟んだりして、ご奉仕してみたいのでやり方教えて下さい」
と、顔を真っ赤にして、何故かその手の話を一番しやすいと思われたらしい乃里子に言ってきた時には、こちらの方がドキドキしたくらいだった。
母親の夫、関東電力会長の五十嵐隆三により男を知って半年あまり、母親とともに隆三の指定する男たちに「肉体接待」をさせられ、また乃里子をはじめとする看護婦達にも可愛がられ、乃里子の夫でもある三田村会長にも東京新宿にあるエスタブリッシュメントホテルまで出向いて調教を受けている。
その過程で、自らも乳房を責められることに強い被虐性を覚えるとともに、それもまた男のものに奉仕をするための「性器」として使われたいという気持ちに目覚めたということのようだった。
いや、使われたいというよりも、自分の武器にしたいということかもしれない。それは、常に母親の有香と一緒に男に奉仕させられいるという、この年齢の娘の性体験としては極めて特殊な状況が作用しているのではないかと乃里子は考えている。
自身も若い頃から「組織」の奴隷として、現在の夫である「先生」に仕え、母の沙織と一緒に倶楽部の客を取らされたり、例えひとりの時でも母に何処が似ているだとか言われて比較されることも少なくなかった。
まして、紫織の母親の有香は「一万人にひとりの名器」の持ち主と言われている女だ。
「遺伝しているとはいえない」
とまるで失格の烙印でも押されたような特異な初体験も、この若い娘には微妙に作用しているであろう。
ひょっとすると、そんな経験と状況が、女の乃里子から見ても若くみずみずしくて惚れぼれと見入ってしまうような、その見事なふたつの乳房への強い執着のようなものを、紫織に持たせていったのではないだろうか。
おっぱいで奉仕をしたい、だからやり方を教えてくれと言ってこられた時、実はベテランのマゾが揃うスタッフでしかもそれなりに巨乳の女が居るにも関わらず、あまり「パイズリ」が得意という女が居ないことに気づいた。自分自身も乳房は自慢のパーツのひとつではあるが、客に命令されて嗜み程度にはやったことがあるものの、それで射精まで導けたという経験はなかったし、他の女たちを思い浮かべてもそれを物凄く得意としている女がまるで思い浮かばなかったのだ。
結局、牧野リサに相談してその手のDVDを手配して貰うことになった。
乃里子も興味があったので、一緒に見たいと思っていたのだが、残念ながら時間がなくてそれは叶ってはいなかった。
ここに来た時に拝命した「精神科病棟」の副婦長という肩書とは別に、現在は整形科も含めた病院全体の総婦長という役割を担っていたし、整形科の方には優菜と一緒に短期で早急に奴隷としての仕事を躾けて「仕上げ」しなければならない、国営放送のアナウンサーを預かってもいた。
先日たまたまやってきた母の沙織に、「あなた、そろそろ先生の、三田村会長の子供を産まなくちゃだめよ」などと急に言われ、最後は親子喧嘩のようになってしまったのも、全くもって忙しすぎるせいだった。会う暇すらない夫の子供をどうやって妊娠しろというのだ。私だって先生の子供が欲しいにきまっている。だがその先生、三田村隼人とセックスしている、ご奉仕させていただいているのは自分よりも間違いなく母の方が多い筈なのだ。母の言葉が嫌味か、そのことを自慢でもしているかのように聞こえたとしても、無理はないだろう。
喧嘩になるのは、当たり前だった。
その多忙な乃里子が、可愛い紫織の生理の初日のおっぱい検査だけは絶対にはずせないと思って、こうして飛んで来たほど、紫織のことに生理初日の乳房は愛でる価値が充分にあるもので、今はまるで男にでもなったような気分でその膨らみの感触を両手で楽しんでいる。
大学一年生の若い乳の弾力をしっかりと味わいながら、片方ずつを両手でその裾野から絞るようにしたり、その裾野を何度も指先で往復させ、じわじわと乳房の中心を目指して両乳の周りからオイルを擦り付けるように円を描いて乳首ギリギリまで責め立ててやる。こうして紫織を身悶えさせるのは、マゾの自分を投影しているのか、それともサディストの立場をなぞってみているのか。
いずれにせよ、敢えて乳首そのものを避けて、乳房の膨らみを充分にマッサージし、その中心で自己主張をしている敏感な尖りを触ってほしくてじれる紫織を徹底的に責め抜く。
それでも奴隷としての教育の
賜物
であろう。紫織自身も、どんなにジラされても、そう簡単には「乳首を触ってほしい」と要求を口に出したりはしなかった。
「例のおっぱい奉仕の、パイズリビデオは見て勉強したの」
紫織は、乃里子の執拗な乳房責めのせいか、既に声に出して返事をするということが出来ず、うんうんと何度かうなずくことでそれに答えた。
「で、どうだったの」
と、訊きながら、同時にふたつの乳首をそれぞれの親指と人差し指でいきなりきゅっと摘んでやった。
「い、イッ、いっちゃうっ」
焦らされたあげくのファーストコンタクトに、まだ二十一歳の娘が屈服の声をあげて、胸を反らせる。
「ほら、イク時とか気持ちいいって言うときにはどうするの。あなたの場合はここも性器なんでしょ」
「は、は、はいっ。お、おっぱいが紫織のおっぱいが逝きます、おっぱいでイってしまいましたぁ、ごめんなさいぃ」
「最近は、おまんこ触られるよりおっぱいの方がいいんじゃないの」
まだ執拗に乳首をコリコリとしながら訊くと、紫織は首を横に振ってみせるが「あ、あ、またまたおっぱい逝っちゃいます、乃里子さまぁ」
と、反応を示す。
「おまんこだって好きよね。おまんこの感度もこのところでうーんとよくなってるの、婦長に見てもらう」
麻衣の意地悪な質問に、紫織は首を横に振った。
毎月の生理のたびに、一時間以上はこうして乃里子に乳房だけを責められることを、紫織も楽しみにしていると乃里子は確信していた。
このところで、紫織にとって性器をいじめてくれる男女にはこと欠かないと思うが、ここまで執拗に乳房だけを責めて貰える機会は、そうはない筈だからだ。
「そうそう、パイズリのビデオは凄い素敵なのがあったのよね」
「は、はい。の、乃里子様のお母様の…」
市販のものでモザイクのないDVDを探させてみると、リサは言った筈だが、わざわざそんなものを作ったというのだろうか。
「うちの母のそんなビデオがあったの」
「牧野チーフからの直々の依頼で、わざわざ紫織のために沙織様が教習ビデオを作って下さったのよね」
「は、はい。どんなAVよりもわかりやすく教えていただけていて、もう何回も見させて頂きました」
「でも、うちの母のお乳じゃ…」
「ええ。もちろん沙織様、総支配人のおっぱいの大きさで出来ることと、紫織やあたしのおっぱいで出来ることには違いがありますけど、そこは配慮して撮って下さってましたし、紫織が相手をする男性が必ずしもあんなに大きいとは限らないわけですから、おっぱいとおちんぽの比率なら変わらないことだってあるんだし。会長さん、大きいですからかなり」
どうやら、乃里子の知らないうちに渡されたらしい母沙織のパイズリ映像の、その相手をしたのは夫の三田村のようだ。
「ふーーん」
「い、いったーーーいっ」
乃里子は紫織のふたつの乳首を
捻
り上げていた。これとて、紫織は好きないたぶられかたの一つの筈だが、少々唐突だったか。
「何度も見られるほど前からそんなものが手に入っているなら、あんたたちもちゃんと報告なさい。ふたりとも生理部屋にこれから紫織と一緒に行って、お仕置きよ」
普段ならあと三十分以上は紫織の乳を
弄
んで楽しむところだが、乃里子はここで中断して、精神科病棟のゲートを出てすぐの渡り廊下のところにある、生理の女を整形科病棟の「来客」や「入院客」に晒して、場合によってはその生理中の性器を自由に使わせることもある部屋への移動を命じた。
紫織の直接の担当である麻衣はともかく、もうひとりの看護婦は全くもって知らなかったことかもしれないし、今とてたまたま手伝っていただけで多分とばっちりに違いないのだが、今やここでの乃里子の権限は絶大であり、「あんたたちも裸になってから行きなさい」
という命令には、黙って白衣を脱ぐしかないのだった。
花村紫織は、普段は整形科病棟の個室に入院していた。
担当看護婦は
従姉妹
、母の有香の姉の娘である麻衣で、それもほぼ専属といってよかった。
入院以来、マゾの女専用の監禁病棟である精神科に入院させられている母親の五十嵐有香と、一流ホテルのような整形科に居る紫織では、待遇そのものからまるで違っていた。
基本的に、精神科の患者は「奴隷」で整形科の患者は「お客様」なのである。
従って、紫織が入院しているこれまでの間に、この部屋、生理患者を見世物にするための部屋に連れて来られたのは、破瓜の前日に人気アイドルタレントからAV女優に転身した梨乃やその母親と妹、そして有香らとともにここで三田村会長の謁見を受けた日以来のことである。
生理になったからといって、ここで晒しものにされることもなく、せいぜいこの前を通って精神科病棟まで連れて行かれ、その診察室で先ほどのように乃里子から乳房を重点的に責めてもらうだけだったのだった。
この特別室を作った当初は、五台の「性器晒し台」が並んでいたのだが、現在その真ん中の一台は撤去され、替わりに銀色に鈍く光る鉄製の三角「木馬」が置かれている。この部屋を管理するロシア人の女拷問職人エレーナの希望によるものだ。
その中央の三角木馬には、既に先客として女優の角川ともみが乗せられて、身体を大きく身悶えさせていた。
馬の背の三角形の頂点を起点にして大きく開いた脚は、両方の足首にロープがかけられて床の鉄輪に繋がれて目いっぱいに引き伸ばされ、両腕は後ろ手に高く括りあげられ、それも天井から垂れ下がるチェーンと結ばれている。
ただ、股間は金属の鋭利な三角に責められているのではなく、無数の突起がついたゴム製のマットがあてがわれていた。
「も、もうダメ。も、もうお許し下さい、あ、あ、ま、また、い、いき、お、おま、おま…」
マゾとして素晴らしい逸材だと言われている角川ともみが、息も絶え絶えになって許しを乞うているのは、エレーナに対してだ。乃里子が担当している村上友紀と相前後して入院してきたこの大女優の担当がエレーナなのだった。
フェラチオなどの男性に奉仕する技法を身につけさせると同時に、夫の浜岡修兵との性生活も管理強要せよとの命で入院してきている友紀と、この熟女女優ともみとでは境遇やその受けている訓練・調教はまるで違っていた。
その違いは、最終的に彼女たちを国家のための「ハニートラップ」に利用しようとしている同じ依頼者により入院させられているとは思えぬほどだ。
女優の角川ともみ以外の部屋の先客は、先週精神科病棟に入院させられてきたばかりの二十七歳の女がひとり、ともみが悶えている木馬の向こう側の台に規定のポーズで括りつけられているだけで、あとはエレーナと助手として呼ばれているのであろう、最年少の看護婦植草杏奈だけだった。
その杏奈に、「紫織ちゃんを一番手前に、その女はちょうど生理だそうよ、紫織ちゃんの隣に」
と乃里子が指示をする。
「あらら、美和さんなにをしでかしたのかしら。裸にされておまんこ晒しさせられるなんて。はい、あがって。タンポン抜きますよ」
診察室で麻衣と一緒に手伝いをしていた看護婦が、生理中だと知ったのは、裸になることを命じた時に、パンティを下ろすのを僅かに躊躇ったためだが、「たまにはあそこにあげられる患者さんの気持ちを知ってみるのもナースとしての勉強ね」
と、乃里子自身の手で一気にパンティを膝まで下げてやり、タンポンの紐が覗いているにも関わらず、ご丁寧にナプキンまでしていたのを確認している。
「まあ紫織ちゃんは、今日も乃里子ねーさんにおっぱい苛めて貰ってきたのね。で、どんな粗相したの、紫織ちゃんまで…。あ、始まってるのね貴女も」
開脚台に載せた脚を、足首、膝、太腿の付け根とベルトをかけて、性器が丸見えになるように杏奈がテキパキと固定していく。
それを確認したところで、もうひとりの裸の女、看護婦の久保寺麻衣を、ともみの横に居るエレーナの方へ背中を押しやり引き渡す。
「い、いやーっ」
麻衣とて、エレーナの恐ろしさはよく知っているのだ。
自分こそ紫織の居場所を母親の有香に喋らせるために拷問をされる「演技」をしただけだが、この女が実際に本気でする拷問の場面にも、過去に何度も立ち会わされているのだから。
「お仕置き、してやって」
具体的なことは何一つ乃里子は言わない。その方が麻衣の恐怖も煽れるだろうし、エレーナも楽しいだろう。
「オー、マイ。チョウドイイトコロニキタヨ。トモミ、コノセメハジメテ、モウスグ三ジカン。キモチイイノモ、サスガニゲンカイネ。ホラミテゴラン、クリトリスもアンナニアカク、ハレアガッテルネ。トモミ、コレカラハ、ダイスキナイタイセメ。オマンコキモチイイハ、マイガカワルヨ」
麻衣は首を横に激しく振って、拒絶の意思を示すが、もちろんそんなことが通用しないことは、本人が一番わかっているだろう。
「あーーっ、またイっちゃうっっ。もう、もうおまんこ許して。クリトリスが破裂しちゃうぅ、いくぅっ」
と、女優がまた絶頂している。
ともみの股間を一見鋭い三角形の
尖
りから守っているかに見えるゴム製の十センチ四方ほどのシートは、内部に仕掛けがあって多彩な振動を起こすことが出来るようになっている。その振動にクリトリスを責め続けられることから、この体勢で「木馬」に乗せられた女は、どう足掻いても逃れることはできない。
それを三時間とは。快楽とそれを通り越した苦痛にも似た超快楽による天国と地獄を行き来するような壮絶な時間だったであろう。
「公開とかはどうします。モニター公開だけOKにしますか」
「そ、そうね。ともみさんがここに居るのはおおっぴらになるのは困るんだわよね」
「ノリコ。ヨイホウホウアルヨ。チョウド、キノウトドイタネ」
そう言うと、エレーナは一度ロッカーの方へ行き、革製の黒いものといかにも女子大生が着る学校の制服のようなものを持って戻ってきた。
黒革のものを木馬の背に無造作に置くと、制服をまだ傍に立たされたままの麻衣の上半身に当てて見せる。
「あ、わたし知ってます。テレビで何度も見ました。角川ともみのデビュー作のだ」
言ったのは杏奈だ。


