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奴隷牧場5 続・拷問病棟 · 第3部分

奴隷牧場5 続・拷問病棟 第3部分 (3/3)
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少しはマゾの資質があれば、それも救われるだろうか。有香には、せめてみゆきがそうであって欲しいと願うことくらいしか出来なかった。

だがもし、仮にマゾの資質を持っていたとしても、今自分に走った予感だけはハズレていてほしい、と祈るような思いになる有香だ。

「さあ、次行きましょうか。会長をあまりお待たせしてもなんですし」

沙織が、乃里子にとも自分たちにともなく言うが、その決定権を持っているとでも言うべきか、年齢が高いからというだけではない、いわゆるここの女達の軍隊並みの序列組織に置いても、実質のトップの座にあると言われている乃里子を超越しているような雰囲気を感じさせる。

夫の五十嵐への最年少ナース杏奈の口奉仕は続いていた。

五十嵐は既に最大限にそれを勃起させている。

「大丈夫、これでも充分に愉しませてもらってますよ」

夫も、沙織にはどこか遠慮がちな物言いをしている。

「四つん這い。奴隷…じゃなかった患者の四つん這いにはふたつあるんだけど、ただ四つん這いと言われた場合のポーズからね」

その沙織に言われ、少しベッドの真ん中あたりにズレて、ふたたび回れ右をする。

ここでただの四つん這いと言われた場合は、膝をつかずに手だけ前について、足を開くのだった。見る側が少し屈めば、尻と性器、その先にふたつの乳房と表情まで見える女としては最大限に屈辱的なポーズで、有香も従前から色々なサディストの前で取らされてきたなんとも恥ずかしい格好だ。

「このポーズは、見学者の見てる場所によって決められてることがあるの。有香さん」

乃里子が自分に答えを促す。

「は、はい。後ろから見ていただく時は、表情もよくご覧いただけるように自分のお股の間から後ろを、前や横から見ていただく時は顔をあげてまっすぐ前を向かなければなりません」

ここでのこのルールを習って数ヶ月だが、このことがすっかり身体に沁みついてしまっていた。

長い時間取らせておきやすく、かつ女に屈辱感を味合わせるには最適なポーズなので、看護婦たちがよくこの格好を要求するからだ。

「このポーズのまま、殿方に反対向きに寝ていただいて、口だけ使ってご奉仕するというのも女奴隷の作法のひとつよ。普通のシックスナインと違って、女は奉仕しながらその奉仕してる口元、おっぱい、おまんこを見ていただけるの。はい、じゃあ膝ついて」

沙織はもう奴隷という言葉を患者に言い直さなかった。

言われてようやくいわゆる普通の四つん這いになる。

自分の体重を支えるという意味では、膝をついているのとついていないのとでは雲泥の差だ。

「これは主に、浣腸責めの時」

「か…カンチョウ…」

ほとんど口の動きだけで、みゆきはその言葉を

反芻

したように見えた。

相変わらず正面からみゆきの胸を両手で

掴

んで揉んでいる乃里子が、それを見て言った。

「さっきのポーズでナースがしゃがんで浣腸した時、事故が起きたことがあってね。それ以来、あまりあのポーズでのお浣腸をナースの方でやりたがらないのよ。もちろんその事故の子はうーんと、きついお仕置きを受けたけどね」

乃里子の話したことは有香には初耳だった。我慢できずに、看護婦の顔に噴きだしてしまったというようなことが過去にあったのだろう。

「浣腸は、このポーズかもうひとつの格好、まんぐり。はい」

慌てて、また仰向けになり足首を持って顔の方まで曲げて大きく拡げる。

有香はこのポーズがもっとも恥ずかしくて苦手だった。

セックスの際も、このポーズで深くえぐられると物凄く感じるのだが、男はこれで多くて五回もピストンしたら、射精してしまう。恥ずかしくて苦手で大きく感じて、そして欲求不満になる辛いポーズだ。

「浣腸はね、女はここに入院してきて最初のうちはしてもらった方が気楽よ。丸見えのトイレで自力でうんちをするのは、特に恥ずかしいからね。むしろお薬の力で強制的に出させられたほうが気も楽なんじゃないかな」

ようやくみゆきの胸から手を離した乃里子は、初めて洋食のマナーを習う子供にでも言うような話し方で言った。

「で、そんなところかね」

「ええ。基本に覚えてもらうポーズはこんな感じです」

「では、折角いい格好しているので、通告しといた通り、女房をやらせてもらおうか」

「はい、大変お待たせして申し訳ありません。どうぞ。なんならアイドルちゃんも折角同じ格好してますから、奥様に行く前にお試し頂いても構いませんわ。会長をお待たせしたお詫びに。ま、今は単なるAV嬢ですけど」

沙織の言葉に、自分にそれが入れられると聞いて、梨乃が身動ぎしたのがわかる。

梨乃はデビュー作以来、有香の隣でひとりだけ毎日男性とのセックスだ擬似男根挿入だとさせられて、急激そして確実に感度は上がっているように見える。有香が母親役として出演させられた二本目の撮影以降は、肛門性交をされることも増え、そちらの味も覚え始めているようだ。

それでは、と言って夫は一旦隣のベッドに上がって、自分と同じ仰向けのいわゆるまんぐり返しと呼ばれているポーズで性器を差し出している梨乃に、愛撫ひとつすることもなく、文字通りずぶりと入れてしまった。

「ううっ」

梨乃が声をあげる。

夫のものは、カズ君等よりはあきらかにひとまわり以上大きいが、梨乃は既にそれよりさらに大きいボブやサミーの巨根を経験していた。

「AV以外で男は、何人目だ」

「よ、四人です」

「それにしてもたったのその人数経験でAVに行くとは…ビデオでは何人としたんだ」

「一本目ふたりと、二本目は黒人さんふたりと日本人ひとりですが、その日本人はさっきの四人のうちに入っていてしかもお尻でした」

カズ君のことだろう。

「五十嵐会長、処女のお嬢さんとのそういう意味での比較にもなって、丁度おあつらえ向きでしたわね」

「おお、なるほど。さすがエスタブリッシュメントホテルグループ総支配人、グループナンバーツーの沙織君の手配は完璧だな」

夫は梨乃を容赦の無い荒腰で責めながらも、沙織を褒めた。

沙織というこの女。どうやら、有香が思っていたよりずっと上の肩書を持っているようだ。

「会長…。まだ株主総会終わってませんから」

「わっはっは、非上場の会社が何をおっしゃるか。我々なんぞ、一年間で一番頭が痛いのがこの株主総会というやつだが、ほとんど三田村君とそのブレーンで会社を保有しとるんだろうが。もう就任したも同じだろう」

元来がサディストの夫はこんな風に沙織という女と世間話でもするように会話をしながら、梨乃に数十回の出し入れをして、苦痛とも快楽ともつかぬ声を梨乃にあげさせると「よしよし。AVでさらに経験を積めば、なかなかいいオマンコ女になるだろう」

と、感想を口にしつつ、あっさりと引き抜いてこちらのベッドに移ってきた。

「さて、紫織のそこを試すにあたって、肝心の母親の道具の状態を最近しばらく試しておらんだてな。折角だから休養を兼ねて二日早くやってきたというわけだ。使い込まれて、自慢の道具は緩んでおらんかね」

「あら会長、奥様がここに来られてから、その

類

まれなるお道具を実際に男性のモノで試したのはうちの三田村と、先日お許しいただいた梨乃ちゃんの母親役で出たAVだけですわ。ま、黒人ともさせられてましたけど。でもそれ以外は、例の生理部屋でも使用禁止にしてますし、丁重に大切にお預かりしておりますよ」

乃里子の大切にという言葉に、つい違う違うと首を横に振ってしまう有香だったが、「そうか、むしろ使わなすぎて錆びついていることの方が問題かね」

梨乃にしたのと同様濡れていて当然とばかりに無造作にそれが侵入してくる。浣腸を受ける時のポーズと言われたが、むしろいつでも好きな様にお使い下さいという性器を差し出しているポーズでもあるのだ。

夫が、生理だなんてことを気にしないことはわかっていた。

むしろ女の生理の性器をかき回した自らのものを、別の女の口で清めさせることに嗜虐的な快感を感じるらしいことも。

実際、有香も自宅に居るお手伝いという名目の別の奴隷の生理の血にまみれた男根を何度も舐め清めさせられてきた。

「あーー」

無意識に声が出てしまう。

「うふふ。奥様もマゾ女らしく生理の時のオマンコがお好きなのね。確かにお嬢ちゃんが言うとおり悩ましい声よね」

沙織の言葉に、「えっ」と思うが奥深くをえぐられていて、答えることもその言葉をちゃんと咀嚼することも出来ない。

「紫織は、お前が鞭で打たれてる音や泣き声、こうしてる時のその声を聞いて…」

言いながらゆっくりとねじ込み引き抜き、そして強く叩き込んでこられると、頭のなかがスパークしてしまい、口だけパクパクと返事をしようと試みるが、どうすることもできない有香だった。

「特にママは生理がはじまると激しいんです、って」

乃里子がまるで紫織の言葉を真似したような言い方をする。

それでも有香はあっという間に追い込まれて、もうそれどころではない。

足を持って性器を差し出すこのポーズは、もっとも深く自分の一番感じるところを男根がおちんぽ様が擦りたててくれるポーズなのだが、その分他の男だと一瞬で暴発してしまい欲求不満になる体位でもある。

流石にずっとというわけではないが、そこそこ責め抜いてくれる夫のいやご主人様の男根様だった。

「あーん、イ、逝ってしまいます、そ‥そこいいっ」

「うふふ。特にママのこの声、イク時の声が悩ましかったみたいねぇ。でもねおうちでは自分のお部屋で毎日色々想像してオナニー出来たし、なんかそのお手伝いさんとかにお手伝いもされてたみたいだけど、みゆきさんのところに行ってからは全然出来なかったとかで、欲求不満だったみたいよ」

乃里子の言葉に、杏奈が

「お手伝いさんが色々教えてくれたらしくて、クリトリスを扱く手つきも大人のマゾ女顔負けで、ちゃんと立派なイキっぷりだったし、オナニーショーだったらもう立派な見せ物に出来るくらい一人前になってるのよ、紫織ちゃん。血統証付きは違うわね」

揶揄

するように言う。

紫織が自分の声を聞いていた。どうやって。

あの家はかなり防音はしっかりしていた筈なのに、わずかにそんなことが頭の片隅に浮かぶが、さらに一番感じるところを擦りたてられてついに屈服の時がやってくる。

「い、イク、お、お、おまんこイキますゴメンナサイ」

エネルギーが、子宮から一気に足首を掴んでいる指先まで及び、ついに手を離してしまう。

「く、ください、ご主人様。ザーメン、おまんこに。有香のおまんこに一杯」

そう叫んだところで、それはズブッと有香の中から抜き去られた。まるで入れられる時の衝撃のように、文字通りズブッと音がしたような気が、有香にはしたくらいに、当然最後まで愉しんで頂けるものと思っていたのが、意表をつかれた格好だ。

すかさずベッドに上がり夫のそばに来た杏奈が、それを口に後始末を始める。後始末と言っても、夫は射精したわけではないので、有香の経血と愛液の混ざったものを舐めとっていく作業だ。

「あら…」

終わりにするつもりですか、というニュアンスで沙織が言うと、「まあワシもそれなりにトシだでな。明後日、我が娘にたっぷり出さねばならぬとすれば、今日は自粛するかと」

と、五十嵐がそちらを向いて答える。

あなたの娘ではありません、わたしの娘です。

抜かれたせいで多少現実に戻された有香だが、もちろんそれを口には出せない。

「でも、会長…」

今度は乃里子が言いかけ、ベッドの横をやはり五十嵐のそばへ行き、なにやら耳打ちをした。

「そうか、それならば喜んで協力しよう。ほら、奥さん、またちゃんと足を持って拡げろ」

え、と思う間もなく、夫がいま杏奈の舌で綺麗にして貰ったものを再びあてがってくる。有香でもお前でもなく、奥さんとまるでよその人妻を呼ぶかのような言い方をしたのが頭に引っかかったが、だらんとなってしまっていた足首を再び両手で掴んで持ち上げる。

「ぐちょぐちょで凄いことになってるのね、紫織ママのおまんこ。いやらしい液と生理の血で」

あてがわれたところを覗きこんだ杏奈に、呆れたように言われて思わず開いた足を閉じそうになってしまう。

「折角だから。入れて差し上げなさい」

と、乃里子に命じられた杏奈が五十嵐のものに手を添えた。

「うわぁ、ぬるぬるぅ。でもこの中がどんな女よりも極上なんですよね」

杏奈の介添えで男根の膨らんだ先端がなんなく入口をくぐると、あとは一気にこじ開けてきた。

「杏奈、そのままお手伝いなさい」

影に入り見えなくなったが、杏奈は有香に男根を挿入して腰を再び動かしはじめた夫の玉舐めか尻舐めをはじめたようだ。

「よし、有香。折角お嬢ちゃんが舐め奉仕をしてくれているんだから、私があまり動くとやりにくかろう。お前のいつもの必殺技でイカせるんだ」

数回のピストンの後、最奥まで入れ込んだ夫がそこで男根の動きを止めてしまった。

有香は、これも何度も夫にはさせられている、腰を小刻みに動かして膣内に力をかけたり抜いたりするという夫の言うところの技を使わされる。

それを沙織と乃里子が興味深そうに覗きこむのがわかるが、見られてすることも家で慣れていて興奮剤にさえなるように仕込まれていた。

夫は有香を「調教」するにしろ、「オマンコを楽しむ」にしろ、常にひとりかふたり「お手伝いさん」を同席させたからだ。

みゆきだけが先ほどから場所を変えずに、それでもぼんやりした目で有香の恥態をみつめていた。

「おし。お。お、逝くぞ」

射精が始まって、ふたたび夫は有香の性器の内部を楽しむように上下動をしてきて、有香の方もそれだけのことで頭の中に光が走る。

「い、いくー」

夫が同時に男根を一気に抜き、それを追いかけるように大量のイキ潮を噴いた有香だった。

「足、持ったままね」

五十嵐と杏奈がベッドを降りると、乃里子がすかさず命じてくる。

その瞬間に、悪い予感が当たった、やはり当たってしまったと、有香は気づいてしまった。

「じゃ、脱いで」

沙織に命じられ、いつの間にか乳縄を

解

かれていた柳田みゆきが、諦めたようにその背丈のせいで短く見えるロングタンクトップの裾に手をかけて、一気にめくり上げた。

細い腰に凹んだお腹、そのくせDカップかEカップかというサイズの双の乳房が際立つ。

横になって両膝を抱えて斜め下方向から見ている有香に、みゆきの白い身体にくっきりとコントラストを添えて生えそろった陰毛と、何かを主張するように尖りを見せている乳首が同時に目に入ってきた。これほど素晴らしいプロポーションと女の飾りを持っているがために、自殺と見せかけてここに連れて来られたのかもしれない。

そんなことを思わせる、見事なヌードだった。

「おお。聞きしに

勝

るいいおっぱいだ」

夫も褒めた。

やはり、裸を確認されて連れて来られたのか。だが、その場合は拘置所でということになるが、そんなものなのだろうか。

こればかりは有香の推測の域を出ないし、聞いてみるわけにもいかない。

「ほんとですね。確かにこれでは旦那様も例え紫織ちゃんが家に居ようと、毎晩でも奥様とセックスしたくなりますよね」

「会長も、是非今度お試し、ご賞味くださいませ」

乃里子に次いで沙織が夫に言う。

そして。

多分、長らく旦那様にしか見せていなかったであろうこの美しい裸の身体を人目に晒して、みゆきはここに強制入院させられている女達の義務とされている行為をはじめて実行させられようとしている。

案の定、みゆきはベッドに上がり四つん這いで有香の股間ににじり寄ってきた。

泣きそうな顔をしているのを見て目を逸らすことしか有香には出来ない。

「おまんこの穴の中まで舌を突っ込んで

啜

って吸いたてて、中に出されたザーメンを残らず掻き出して一度口の中に溜めなさい」

コホン、とみゆきが

噎

せて咳をひとつしたのが、有香をいたたまらない気持ちにさせたが、みゆきの舌が自分の中に侵入してくると、声をたてずにはいられなくなってしまう。

みゆきの鼻が微かに触れるクリトリスが、尖

って

疼

くのを、どうすることも出来ない。

「女のそこ、舐めるの初めて」

という乃里子の問いに、意外にもみゆきは僅かに首を横に振ったようだ。再び鼻先がクリトリスを左右に刺激した。

じゅじゅるる、と音も派手にさせて吸いたててもくる。

「いや、ダメ。やめて、また…、またイキそうになってしまいます」

もちろん、有香の懇願など誰も耳を貸しはしない。

有香にとって、一番辛いのは、まるでそうしてくれとばかりに自ら足を手で持ち、そこを大股開きで姉の親友であるみゆきに対して差し出してしまっていることだ。しかもその部分は先程までの男根でかき回された刺激に、熱を帯びたままで、性器内部とクリトリスが連動して、どんな微細な刺激さえも増幅して体全体に伝えてしまう。

あまりの沸き起こる快感が手指の先まで行き渡り、持っている足をガクガクと揺らせてしまう。

せめて、縛っていただけたら。この状態でいいから拘束してくれていれば、どんなに気持ちが楽であろうか。

「い、ひッ」

思わず自分の口から、それまでと違った声が出てしまう。

なんと、みゆきが性器の内部、ちょうどクリトリスの裏側にあたる部分に舌をねじ込んで舐めていたのを、スッと抜いて、尿道口を探り当てた次の瞬間、クリトリスをひと舐めしたためだ。

乃里子や沙織の命令もなく、みゆきがした行為に有香は少なからず驚いてもいた。

早くもここの環境に順応しようとしているのか。それとも先ほど肯定した形になったレズビアンの経験がさせたことなのか。

有香はますます混乱するばかりだ。

「あ、あーーん」

隣の梨乃からも突然声があがり、見ると自分と同じ姿勢を先程からさせられている梨乃の股間にいつの間にか、カズ君が膝立ちで挿入をしたところのようだった。

「さっさとしっかりザーメンも生理の血も淫液も舐めとるのよ、隣で次の仕事も待ってるからね」

乃里子が言いながら、ピシャーンと小気味よい音をたてて、柳田みゆきの尻を手で叩いた。

ついその音の方に目を向けてしまうと、夫でありご主人様でもある五十嵐隆三がみゆきの口元、舐められている有香の性器を冷ややかな目で見つめていた。

四

狂乱強制

二〇一〇年十月

病室の窓には鉄格子があり、病棟そのものには玄関などもなく、もうひとつの病棟「整形外科」とを結ぶ廊下の手前に、ただひとつの厳重なセキュリティシステムを誇るゲートがあるだけ。それが米倉会医療法人三田村病院「精神科」の病棟だ。

まるでホテルのような設備を随所に誇る整形外科病棟と違い、エスタブリッシュメント倶楽部の特別な会員向けに一部の病室の映像が公開されている以外に、その病棟の内部、設備や施設について詳しく知っているのは、内部で働くナース達を除くと、極々僅かな人間に限られていた。

入院患者との面会も、その「患者」の本来の所有者も含めて、厳しく制限されていたからだ。

患者とその「所有者」との面会すら、隔離病棟である精神科ではなく、整形外科の豪華な一室でということの方が多かった。

ふたつの病棟を行き来出来るナースも掌紋認証で厳重に管理されているそのゲートの外側、ふたつの病棟を結ぶ廊下のゲートのすぐ隣にその特別な部屋はあった。

ゲートの外にあるため、もちろん整形外科に面会に来た者も、または保養を兼ねて「入院」しに来ている「患者」も、この部屋の前までは自由に来ることが出来るし、室内への立ち入りも簡単な許可だけで可能だった。

その部屋の廊下にはそれぞれ四十インチの五台の液晶モニターがあり、それに対応した室内の台、ここでは「性器公開台」ナースによっては露骨に「おまんこ見せ台」等と呼ぶ、そこに乗せられた女に開脚を強い、文字通り性器を公開し、検査し、使用することを目的とした台に女が座らされていると、自動的にスイッチがオンになるようになっていた。室内に何人の「患者」が居るのかが、廊下からも一目瞭然というわけだ。

普段ならば、整形病棟側からは自由にこの廊下までやってきて、モニターを見つめている男女が居たりするが、今日は誰も居ない。

通常の日と違い、今日だけはこのエリアも立入禁止にして封鎖してしまっているからだ。

「お、いつの間に」

会長の三田村隼人が室内に入るや否や、その異変をみつけて口にした。

精神科病棟看護婦長の加奈は振り向いて、「つい先日ですわ。例のアイドルタレントの母親が、三角木馬の上で狂乱するのが余程お気に召したとみえて、エレーナのたっての希望で、内診台ひとつ撤去して、これにしました」

「あそこの部屋のは本当に木の馬だったと思うが」

「ええ。ただアレだと血が沁みてしまってなんとなく、まああの女が跨がされたところが黒ずんでいくのもリアルでいいっちゃあいいんでしょうけど…。なにしろこの部屋の女は何も責められなくてもおまんこから血を流すわけだから」

答えたのは、会長の妻でここでの肩書上では加奈の部下ということになっている副婦長の乃里子だった。

「しかもこの部屋のは、高さも床上二十センチから二メートルまでリモコンのスイッチひとつで変えられて、好きなだけおまんこに食い込ませられますし、一番低くして患者を天井から宙吊りにすることも出来ます」

再び加奈が答える。

床上の二十センチというのは、「木馬」の三角形になっている部分の高さだ。

加奈が言った通り、天井からは三つの滑車が吊られ、そこからそれぞれ細いチェーンが垂れていた。

「リジチョウ、オヒサシブリネ」

エレーナが、隼人に右手を差し出しながら満面の笑みで歩み寄った。

「エレーナは今日の会長、いえ理事長特別回診がこの部屋でというのが、とても光栄だそうですよ」

精神科病棟の患者の女達は、月に一度の生理になると、原則この部屋に連れて来られることになっている。そしてこの部屋の管理責任者が他ならぬ、この拷問好きのエレーナというわけだ。拷問が好きなだけではなく、そもそも血を見るのが好きというエレーナには打ってつけの職場のようだと、加奈から会長宛にメールをしたのは、この特別室を作った直後のことだ。

「そうか。五台並んでるのがまた圧巻で良かったんだが」

隼人が言うのもわかる。実際、ずらりと並んだ五台の内診台に五人の女が、それも若い娘からそこそこ熟れた女までが、全裸でこれ以上無理という極端なM字開脚を強いる特別な台で、生理の血が滲む性器を見せているという図は、それはそれで女の加奈の目から見ても凄い光景だったのだ。

それが今や、真ん中の一台がなくなり、かわりに銀色に鈍く光る正面から見ると鋭角のほぼ三角形をした台に取って代わっている。

「おお、関東電力会長ご夫人は少々やつれたのではないのか」

入口にもっとも近い台に、今日の主役ともいえる五十嵐有香が検査台に括りつけられていた。足首と膝、そして太ももにそれぞれ太いベルトがかかり、今朝加奈の手で剃り上げたばかりで、昨日まで生え揃っていた有香の性器はつるつるのパイパンになっている。

これもエレーナの要望で、この部屋に連れて来られる女は完全剃毛してからという決まりになっていた。

足を極限まで拡げて拘束されているために、ラビアが僅かに拡がって内部の鮮やかなピンク色の部分に赤黒い経血が滲んでいる。だが、それだけではなく、既に有香は女の淫液も溢れさせていた。

真性のマゾの女が、何度かこの部屋に連れて来られる経験を重ねるうちに、この部屋に入るだけで欲情してしまうようになるのは、過去にも何人も見ているが、有香もそういう性質を持っているのだろう。

「今日は久しぶりに、奥さんのこの名器を楽しませてもらうぞ」

隼人はそう有香に言いながら、ピシャリと性器の上の土手部分を平手で叩く。

「せ、生理中で大変申しわけありませんが、ど、どうぞよろしくお、お願い申し上げます。会長様に心ゆくまで有香のおまんこを愉しんでいただけますよう、しっかり務めさせていただきます」

「あはは。なかなか殊勝な心がけだが、君にあまり本気を出されると、こちらが持たないんでね。ひとつお手柔らかに頼むよ」

そう言うと、今度は先ほどより手のひら半分ほど下の部分、つまり直接性器の濡れた部分をひとつ叩くと「おっ、と」

と、その手を有香の口元に持って行き、舌を出させて、僅かについた血と愛液の入り混じったものを本人に舐め取らせる。

加奈は、昨日一日だけ病院を空けて、東京新宿のエスタブリッシュメントホテルで隼人や牧野リサと面会し、夜は常連で上客の指名でその相手をしてきた。その留守中に有香は夫である関東電力会長と病室で性交をしたようだ。

有香は禁欲させておけばそれはそれで耐えてはいるのだが、セックスや看護婦とのレズで性器を使われれば使われるほど、乱れ方が激しくなり、欲情を隠せなくなる女だということが、この四ヶ月あまりの入院でわかっていた。昨日、隼人にも報告したことだが、それが生理の時はより顕著であることも、既に病棟の看護婦全員が知っていた。

「娘は」

隼人の問いに、「一番奥におります」

と、加奈が答えると、有香は驚愕の表情を見せた。

最後にこの特別室に連れて来られた有香は、残る三つの「性器公開台」に、誰が乗せられているのかわからなかっただろうし、まして同じ病院に入院させられていながら、会いたくてもずっと会えなかった愛娘が、同じ部屋に既に連れて来られているとは思いもしなかっただろう。

天井がミラーになっている病室と違い、鏡越しに別の女が見えるわけではないのだ。

「リジチョウ。ユカオクサマ、タメスマエニ、ヒトトオリオンナミルヨ」

エレーナが他の女達も見て回れと言う。

「キョウハ、イマノトコロジュクジョ、コノオンナヒトリ。アトハコムスメバカリ。デモアトデ、モクバニ、ムチドレイクル。ユカニハマケルケド、ウレタイイオンナ。カイチョウモ、ムチヤルトイイネ」

言われて、隼人は次の台の前に移動した。

乃里子がその耳に何やら小さな声で囁く。

女、いやまだ娘と言ったほうがいいかもしれない、紫織とほぼ同年代のこの子は、現在その父親とともにふた月ほど前から整形病棟に「入院」していた。

乃里子は、その正体を話したのだろう。

一番最後に入室した有香以外は、全員が耳にヘッドホンをつけ、三角木馬を挟んで反対側に居る、元アイドルの梨乃は目隠しまでされている。

後ろのモニターを見ると、異例の十五万本が売れたという例の梨乃のデビュー作の映像が流れていた。梨乃が男優にフェラチオをしているシーンだった。市場で売られているものは、この梨乃が咥えている男根部分とその口元にモザイクがかけられているのだろうが、今、娘が目にしているモニターの映像にはもちろんモザイクなどはなく、梨乃が男根に舌を巻きつけ右手を小刻みに動かしているのがはっきり写っていた。

四人の中で、この子だけほぼ万歳の形で両手首も拘束されている。

「今日、生理が二日目になるようにピルを切って準備しました」

乃里子が言ったが、脚を大きく開脚固定されてるにも関わらず、清楚とさえいえる一筋の割れ目は、下半分が真っ赤に染まっていた。

「まるでこの子もまだ処女のような…」

その佇まいを見て隼人が言うが、「まさか。毎日、お見舞いに来るパパのお友達とオマンコ三昧よね」

と、乃里子が

言下

に否定する。

「さすがに血筋か、可愛い顔していて、おねーちゃんに負けない人気者になるかもしれんな」

それには、乃里子も頷いている。誰もそのことは否定しようがないからだ。

後から女が連れて来られるとエレーナが告げた、今は無人の三角木馬の前を通って、三人目が今や人気AV女優、契約の五本で三十億稼げる女とまで言われはじめた朝比奈梨乃だ。

まず目隠しが外される。

「ほう。やはり似てるな」

と、隼人が加奈にとも乃里子にともつかず呟いた。

乃里子が続いてヘッドホンも外してやった。

モニターを振り向くと、映っていたのは加奈自身だった。つまりそれまでは正面のカメラが捉えた梨乃自身の映像が映っていたわけだが、目隠しをしていたから本人はそれを目にしていたわけではない。

「なに、聞かされてたの」

加奈の問いに

「ママがセックスしている声です」

と、素直に答える。

乃里子は紫織の横に行って、ヘッドホンを外した。

彼女のモニターも梨乃のビデオだが、こちらは二作目でしかも自分の母親が梨乃の母親役として目隠しをしたまま黒人に貫かれているシーンだった。もちろんこちらもモザイクはなく、加奈が振り向いた時は、男の大きくて黒い男根が母親有香の性器にずぶずぶと入っていく露骨な場面が映し出されていた。

「普段は、生理の女だけの部屋ですが、今日のこちら側のふたりは特別です。AV女優の朝比奈梨乃ちゃん、そしてあちらが、関東電力会長の奥様の連れ子、明日その五十嵐会長に処女の穴を試される花村紫織ちゃんです。はい、ふたりとも、手で拡げて理事長におまんこ中まで見ていただくのよ」

乃里子の命令に、ふたりともおずおずと手を股間に持って行くが、エレーナがそれぞれの前に先に立って覗きこむや、明らかにふたりとも緊張が走った。

「リノハ、シキュウコウマデ、マルミエニ。シオリハ、ショジョマク、シッカリミテモラウヨ」

隼人はふたつの台に据えられた女を、二メートルほど手前から左右に見ることが出来る位置に立ち、性器を覗きこむより先に、顔や乳房をじっくりと見つめている。

「ひとりはアイドル、ひとりはご令嬢。どちらもいずれ劣らぬ美少女ぶりだし、若いおっぱいも大変素晴らしい」

と、双方を褒めた。

確かにふたりとも、誰もが振り向くほどの美少女で、女の目から見ても羨ましい程の張りのある乳房をしている。それがあられもない全裸でやはりふたりとも極端なM字開脚をさせられているのだから、男性の目から見たらこんな素晴らしい絵図はまたとないかもしれない。

「何本撮ったんだ」

「ま、まだ二本です。来週三本目の撮影をされる予定です」

梨乃が直接答える。

次に右側の紫織にも隼人が

「覚悟はどうだ。ずいぶん淫らなことばかりここで教わって、早く男のものに貫かれたいのではないかね」

と、聞くと

「はい」

紫織は明確に頷きながら、驚くくらいはっきりとした声で返事をした。

「いやっ、そんなこと紫織に言わせないで」

と、一番向こうで母親の有香が小さな声をあげたのが、こちらまで聞こえてきた。

「君たちの教育に、敬意を表するよ」

処女膜を確認する気になったのだろう、隼人が紫織の股間に歩み寄りながらそう言った。

「ママーーーっ」

突然の妹の声に一番びっくりしたのは梨乃だったかもしれない。先ほどまでの目隠しとヘッドホンのせいで、そこに妹が居るとは知らなかったからだ。

「ゆ…友乃、友乃なの…マ」

と、最後の方は消え入るような小さな声になっていた。

友乃が声をあげたのは、普段は従姉妹にあたる紫織を担当している久保寺麻衣が細いチェーンを手綱代わりにして、四つん這いで歩かせて入ってきたのが、母親の朝比奈友梨だったからだ。

友梨は、来週には海外に「出荷」される予定だ。

ドバイの奴隷商人を通して既に買い手も決まっていて、その買い手の希望に応じた手も加えてあった。

「ドバイ経由で買われる先で、三年間の奴隷生活。三年で一度日本に帰って来れる予定」

本人にも出荷などというおよそ既にその人格すら認めていない言葉で先日通告が行われたが、本当にその言葉通り三年で帰って来られるのかどうかは、加奈たちにも実際のところは知らされていなかった。

その友梨がどうしても最後に娘ふたりに会いたい、顔を見たいというので長女は「調教」次女は「生理」そして母親の友梨は「生理中の懲罰」を名目に、友梨の元夫、娘たちの父親には内緒でこの場所をセッティングしていた。従って友梨もやはりこれに合うようにピル切りをしている。

その友梨の変貌した姿を見て、梨乃もそして妹の友乃も驚愕したのは間違いない。

四つん這いになっているため本来は重力で下方に垂れ下がるであろう友梨の乳房は、その乳首の先端に付けられたものに麻衣が持つチェーンが繋がれているため、斜め前方に歪な形になって引っ張られている。乳首をよく見るとそれはピアスではなく、釣り針だった。

カエシの付いた釣り針にチェーンを溶接し、普段は首輪にそのチェーンをぶら下げられるように、またその釣り針を引っ張られての二足歩行と四足歩行の双方を訓練してくれというのが、買い手側の第一の要望だった。

そして、娘たちを絶句させた理由は第二の要望の方だろう。全裸で四つん這いになっている友梨の背中が、見事な和彫りの刺青で鮮やかに飾られていたからだ。加奈たちもこの出来栄えを最初に披露された際、そのあまりの美しさに息を飲んだものだ。

そこには色鮮やかな花に、折り鶴、やはり花が描かれた扇子などがまるで波間を漂うように、右肩から左の腰そして左尻を通り左足の太ももに斜めに連動して描かれている。そのため左肩が肩甲骨全体と右の尻たぼは全くの「無傷」で残されていた。

白い部分が大胆に残っていることで、後ろから見るとまるで高級な着物でも身に纏っているかのような艶やかさだった。

「これはこれは、見事な仕上がりになったものだな。四つん這いの、左にいくつもの花、右は真っ白という尻が見事だ。見事過ぎるほどだ」

隼人もしきりに感心している。

この四ヶ月でだいぶ痩せた割には、お尻は大きいままだし、四つん這い歩きを後ろから見た時に、その狭間で窄まったお尻の穴が見え隠れしてるのがまた、なんともエロティックな眺めだった。

そうなのだ。友梨の願いを聞いて最後に娘たちに会わせてやりたいという気持ちもあるにはあったが、むしろ会長にこの出来栄えを披露するに絶好の機会だと思って、乃里子と相談してセッティングしたのだ。

尻たぼの白さを損なわないために、二ヶ月以上鞭打ちの刑も封印してきた。

友梨は、開脚台に乗せられた自分の娘二人を含む四人の女達に見せつけるように、入口の反対の壁際まで麻衣に牽いて行かれ、そこでUターンをさせられると、再びこちら側に向かって歩かされてくると、乳首を残忍に引っ張るチェーンを麻衣から三角木馬の前で待っていたエレーナに引き継がれた。

「タチナサイ。アッチヲムイテ」

四人の女達の方に顔を向けて直立するように命じられる。

エレーナは、いつの間にか手にしていた赤い大型犬用の首輪を麻衣に手渡して友梨の首に巻かせると、手渡されたチェーンの先端を首輪の金具に取り付けた。

じゃらりと音を立ててチェーンがちょうど友梨の股間のすぐ上で二つ折りになってぶら下がり、乳首の釣り針を今度は斜め下に無残にも引っ張る。

それを一瞬だけ目で確認した友梨は、それでもすぐに再び顔をまっすぐにし正面を見て、同時に手を頭の後ろで組む躾け通りのポーズになった。

まっすぐ前を向いてはいるが、木馬の両隣が懐かしくて可愛い自分の娘達が目に入るだろう。

娘たちは哀れにも、M字開脚を強いられ、露骨なまでにその性器を晒し、母親は奴隷のポーズで正対している。

同部屋で「入院」していた姉の梨乃のはともかく、妹の友乃の性器など年頃になって以降に見るのは多分初めてだろう。

なんとも惨めな再会シーンではあるが、こうなることはわかっていて、それでも会いたいと望んでいた友梨は急にこみ上げてきたか、真っ直ぐ前を見据えた目からひと筋ふた筋と涙を零した。

それを見て隣で乃里子が口唇を噛んでいる。

運命とはいえ、マゾの女たちのなんと哀れなことか。自分とて、拾ってくれたのが隼人だからよかったが、それがたまたまここのただの会員だったりしたら、今頃はどこかに売られて惨めに暮らしていたかもしれないのだと、加奈は思う。

それくらい日本人の奴隷妻や奴隷女は今や海外で需要があるのだ。

四十歳くらいまでで容姿がある程度端麗であれば、あっという間に買い手がつく。

まあそれも、真性のマゾである自分はきっと受け入れたことだろうと思いはするのだが。

「エレーナ、足上げさせて会長にアレもお見せして」

もらい泣きしそうになるのを何とか堪えて、買い手側の三つ目の要望を披露するように命じる。

言われたエレーナは、横の方まで美しく花模様がいくつも描かれた尻の左側をパシンと平手で叩き、「コッチノアシ、タカクアゲテ、オマンコ、カイチョウニオミセ」

友梨も、ステージママにはよくありがちな結婚するまでは自身もバレエを続けていたというパターンのため、今も脚を曲げずに高く上げられることがわかっているための命令だ。

高く上げた足首をひと回り大きいエレーナが持つ。

あげた方の足は、尻から太ももにかけてまで鮮やかに花模様が描かれているが、今丸見えになった腿の内側から性器に至る直前までは真っ白だ。

女の裂け目の淫らな色合いが

曝

け出され、硬く尖ったクリトリス、そのすぐ上に先方の三つ目の要望が施されている。

「ほう。お前と一緒か」

加奈は、隼人に出会う前に複数のS男性の共有奴隷だったという時代があるが、その時に性器の土手に「マゾ奴隷」と刺青を入れられている。その後隼人の所有物の証として、勃起した隼人の男根を模したリアルな絵を自ら望んでその文字の下に追加して貰った。

友梨のは加奈のものより二回り以上大きな文字で「奴隷」と入っている。買い手の側の要望は漢字二文字を性器の上にというもので、具体的な文字の指定はされてなかった。したがって友梨という名前でもよかったし、極端に言えば「日本」だとか「醤油」だとか、つまりなんでもよかったのだ。

友梨は何度も加奈の性器を口奉仕や便器、ペーパー代わりとして見ていたためか、「婦長と同じでいいです。おちんぽの絵も入れて頂いて自分も覚悟を決めたい」

と、言ったのだが、先方の要望にないことをすることは出来なかった。仮契約の段階で、身体のパーツのアップも含めた全裸写真が先方には渡っており、余分なことをするわけにいかないからだった。

友梨は買われていくその先で、この「奴隷」という文字がどんな意味で、つまりはその国の言葉でどんな発音をするのか、それを真っ先に覚えさせられることだろう。意味のない単語よりは、やはりこれが本人の立場上も一番相応しいものだったのではないかと加奈も思ってはいる。

売られる先で、ひとりの男ないしはひと組の男女にだけずっと仕えている女だっているだろうが、これだけの刺青を施した女を見せびらかしたいと思うのは道理だろうと思う。

その際に、背中から尻にかけての美しい刺青を鑑賞されるとともに、性器に書かれた文字の意味を問われて答える。

それこそがマゾの女らしいと思うからだ。

「マイ、ソノジャマナモノ、ヌキナサイ」

エレーナが言ったのは、友梨の性器の中からほんの数ミリ顔を出している、タンポンの紐だった。廊下も四つん這いで歩かせるために、汚さないようにと入れられているのだろう。

麻衣はこちらからの視線の邪魔にならない位置に屈みこむと、手でラビアを開いて紐をつまみ出す。

性器内部にたぐりこまれていた紐も、赤黒く染まっており、直後麻衣が力を入れると、ズルズルとタンポンそのものが引きずり出されてきた。

五台のモニターが同じ映像に切り替わり、普段は音量を絞られているスピーカーから、関東電力会長五十嵐隆三の妻有香の連れ子で明日二十一歳になる花村紫織の喘ぎ声が流れてくる。

ここに連れて来られてすぐに、看護婦三人で性感チェックと称して、全裸にして責めた時のものだ。

三時間あまりをかけて、女の身体を熟知した三人に責め立てられ、乳首やクリトリスに快感を与えられ続けたかと思えば、お預けをくらわされ、さらには三人に代るがわる濃厚なキスをされながら責められては、二十一歳の女の子はひとたまりもなかった。

ましてや、加奈達が思っていた以上に紫織は、肉体的にも精神的にも女としてだけではなくマゾとしても成熟しはじめていたのだ。

「ママがマゾなのは、かなり前から知っていました」

モニターから、編集されたビデオの中の紫織が突然言った。

「嫌。や、やめてーーっ」

一番向こうの台の現実の紫織が、悲鳴をあげる。これから自分が女達に責められて喋らされた数々の言葉が、母親の前で披露されるとわかったからだろう。

「は、はい。初めてのオナニーはパパと、パパの奴隷さんの前でさせられました」

紫織がパパと呼んでいるのは、関東電力会長五十嵐隆三のことだ。

五十嵐と有香は婚姻しているが、有香の娘紫織は花村姓のままで、養子縁組などはしておらず、立場上はあくまでも有香の娘というだけだが、早い段階から五十嵐は紫織に自分をパパと呼ばせていたことも、紫織の口から聞いている。

「ママがパパにSMされたり、奴隷セックスしている時は、わたしの部屋にお手伝いさん、と言ってもみんなパパの奴隷だけど、その中の誰かが必ず来て、お仕置き部屋の隠しカメラの映像を見させられながら、わたしも裸にされておっぱいやあそこ舐められたり、自分でクリトリスに電マしてオナニーさせられてました。それがない日も、自分のお指でしたこともあります…はい毎日です」

「や、やめて、停めてぇ」

今度は有香が叫ぶ。

「い、いや。それじゃなくて、ビデオ停めてぇ」

有香には乃里子が、一番向こう側の娘紫織には麻衣が、無残に丸見えにされている性器に電マを当てていた。

それぞれの隣に居る、友乃と梨乃の姉妹は、その間に居る母親の友梨が、その左右、友乃の前に立った隼人と梨乃の前に立ったエレーナにステンレス製の三角木馬の上で、バラ鞭を乳房に浴びせられているのをきちんと見ているように命じられている。

梨乃の前では、何度も狂態を晒している友梨も、下の娘にはまだそれを見せたくないのか、それとも刺青という長時間苦痛を強いられる体験が友梨を強くしたのか、今のところひたすら鞭に耐えていた。

「はい。ママが一番狂っちゃうのは、お浣腸されてのセックスと、生理の時にお手伝いさん奴隷に一本鞭でおっぱいぶたれながらのパパとのセックスです。パパでさえママのあそこは一度に十回ちょっとの出し入れが限度だって言ってて、十回動くと一度止まって、そうするとママが狂って、おちんぽおちんぽって言うの。それ見るとわたしも逝っちゃうんです」

「はい、早くパパに女にして貰って、おまんこの気持ちよさ、わたしも知りたい。お誕生日が待ち遠しいです」

「そうです。ママはイクときおまんこおまんこおまんこって言うの。はい。わかりました。あ、はい、もうイキそうです。ゴメンナサイ。おまんこ、オマンコ、おまんこ気持ちいいです。おまんこ逝かせてください」

スピーカーから次々に流れてくる娘の声に、有香はついにそれまで頭の後ろで組んでいた手で、命令違反とわかっているだろうに、耳を塞いだ。

「おっぱいのお鞭〜。ああ、もっとぶって下さい。お尻もお尻もぶって。痛いの、金属の三角がおまんこに食い込んでるの。擦らせて、お尻ぶってもっとおまんこグリグリ擦らせて」

スピーカーからの紫織が発する恥語に化学反応でもしたように、ついに友梨も崩壊した。

バチーンバチーン、とそれまで友梨に与えられていた鞭と違う音は、手をすぐに元に戻させられた有香が、乃里子に往復ビンタをされた音だ。容赦の無い平手打ちで、有香の顔には赤く手の指の痕が浮かんだ。

「ごめんなさい。おし…お仕置きしてください」

言いながら、電マの刺激にこの日最初の潮を噴き上げた有香だ。

とことんマゾということだろう。

「いいわよ。当然お仕置きね。でもその前に電マで十回逝きなさい。会長にオマンコしていただく前に、生理の血以外の女のやらしい液を出し尽くすのよ。愛液が出なくなったら、おまんこ鞭百発の刑ね。愛液が出ない血まみれのおまんこで会長のおちんぽ入れていただくといいわ。そうそう、折角紫織ちゃんが教えてくれたからね、杏奈、浣腸持ってらっしゃい」

自分の夫の、大好きな「先生」の男根が与えられると知っている乃里子は有香に容赦がない。

「はい、フェラチオ大好きです。紫織はパパに女にしていただいたら、お口もおまんこもお尻の穴も性器にしていただきたいです。は、はい、おちんぽが欲しいです。パパのおちんぽ、パパのおちんぽ、おちんぽ、いくぅ」

スピーカーからは相変わらず、編集されたビデオから紫織の声が流れている。モニター映像にその紫織の恥態も投影されている筈だが、もはや誰もそれを見てはいなかった。

「ノリコ。ユカガカイチョウニオマンコシテモラウトキハ、オッパイニデンキ。シッシンスルマデ、デンキゼメシナガラ、オマンコネ」

木馬の向こうで、平然と鞭を友梨の乳房に浴びせながら、エレーナが乃里子に大きな声で言う。

こちらから見ても、友梨の乳房は激しい鞭にすでに鬱血してところどころ血を流しながら、さらに飛んでくる鞭に激しく揺れる。身体が動くために、お尻の鞭などなくても「木馬」の背に食い込んでる性器が擦れ、苦痛と刺激が友梨を絶叫させる。

ふたりの娘は、ただただ呆然と見ているが、加奈から見える友乃の性器からは経血以外の女の液もポタポタと落ち始めているのが見える。この後この姉妹にも電マか擬似男根が与えられ、母親の前で逝き狂う姿を晒させられるだろう。

有香も、「おまんこいくぅ」

と叫び、二度目の潮を噴き上げた後、口をパクパクとさせ、乳房を揺らしながら上半身を小刻みに痙攣させている。

乃里子の宣告では、あと八回逝かされた後に、浣腸されて性器直接鞭を百発。それから隼人、三田村会長にその極上と言われている性器を使われながら、ふたつの乳首に電極をつけて電流を流される刑が待っている。

「浣腸の用意出来ました」

杏奈が並々と液体が入った透明なバケツを重そうに運んでくる。

その後ろから、「ちょうどよかったわねえ。五十嵐会長から奥様用の特製浣腸器お預かりしてあるわよ」

そう言って、二リットルは入りそうな特大の浣腸器を手に入ってきたのは、沙織だった。

有香と紫織。友梨と二人の姉妹。そして、沙織と乃里子。三組七人の母娘を含むこの狂宴はまだまだ続くだろう。

加奈は思い立って、着ている白衣の右肩で留めているマジックテープをベリベリと音を立てて剥がして、白衣を脱ぎ下ろす。ブラもパンティも身につけていないので、これさえ脱げばあとはストッキングとそれを吊るす白いガーターだけだ。

生理中の性器を検査、公開することを目的とした女達が座らされている台は、電動でぎりぎりまで後ろに倒すことが出来る。

浣腸し、性器に鞭をするためには、どのみち倒すだろう。

最後まで倒せば、その顔の上にしゃがんで跨ることも自在だ。

有香におしっこを飲ませた後、百発の鞭の間、口舌奉仕を楽しむことに決めたのだ。

参加したものが勝ちだから。

紫織の破瓜は、明日だ。

五十嵐や、破瓜が済んだ後の母娘輪姦を楽しむために、ゴールド会員の何人かも明日はやってくる。

「明日は、ますます忙しくなる」

そう口にして、自分の剥き出しになった乳房を両手で確認するように触りながら、加奈は有香が乃里子に責められている台へと歩き出した。

奴隷牧場5 続・拷問病棟 第3部分 (3/3)
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