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奴隷妻 号泣! · 第2部

奴隷妻 号泣! 第2部 (2/2)
前の話

老爺はしばらくその動きを続け、女は甘い吐息を吐き続けた。それから女は懇願するように開かれたその足を、自分の意思でさらに開く。ムッチリした、成熟した女の美芯がさらに開かれ、ピンク色の肉襞まであらわになった。高まる興奮のためだろう、熟れきった太腿がヒクヒクと動き、美壺からは、熱い蜜液が滴り落ちている。私はたまらず手の動きを早めたが、それと同時に老爺がディルドーをゆっくりと没入させていった。

「あ、あああ、す、すごい、と、とても、」

その極太のディルドが根元まで挿入された。ズボッと音が聞こえたようだった。

「ああ、いいわ、とてもいい、」

女は身をよじり、とてつもない悦びを表す。老爺はただズボズボと道具を使うのではなく、少し小突いてやめ、そしてまた続けて小突き、さらにはズッポリと根元まで没入させるなど、なかなかの技巧を施している。女は絶え入るような呻き声を上げ続けたが、そこで老人が、ふっとその動きを止めた。

「あ、あ、あ。い、いやぁ、つ、続けて!」

そう気の狂ったような懇願の声を上げた。その時だった、あの刺青の男が女の背後に現れ、後手を解いてその極太の張り型の根元をもたせる。

女はそれを知ると狂ったように出し入れを始めた。私のモノは大きく怒張している。

画面には開ききった女の美壺が大写しにされた。菊座にもその愛液が滴り落ち、激しく出し入れされるディルドーの根元にまとわりつく愛液も大量で、しかも白濁するほどだった。

異常に昂まっているのだろう、女は、ホームレスとの交合ということも忘れ、甘いすすり泣きを漏らし始め、愉悦の表情になって忘我の境地をさ迷いだしている。

また全身の映像に変わった。

腰が抜けるほどに驚いたことに、ホームレスと思われるその小柄な老爺は、女の傍に立って口を吸おうしているではないか。

「ああ、いいわ、すごい快感よ、ああ、あああ」

自分でディルドーを激しく出し入れしながら快感に腰を揺らし出した女は、老爺のキスにぴったりと唇を合わせた。

しばらく老爺に口を貪られていたが、いきなり首を捻って口を離すと「あ、あなた、ご、ごめんなさい、ゆ、許して! どうしようもないの、た、たまらないの!」

そういうと、なお一層、激しく出し入れした後、悲鳴に似た大声をあげ、襲ってくる悦びについに絶頂を迎え、全身をうち震えさせたのだった。

再び画面が変わった。天井の太い梁から吊るされた目の粗い縄で両足が大きく開かれているのは同じだが、胸を盛り上げるように縛られ、両手は大きく上げられている。陰部の周りを大きく破られた薄いブラウンのストッキングを身につけただけの素っ裸だった。

女の顔には相変わらず仮面、妻の佳奈かどうかここでもわからなかった。

画面右手から、女がゆっくりと現れてきた。女というよりまだ大学生のようなあどけない表情だった。見ようによっては、二十一歳、しかし20前後の大学生とも感じられた。今はやりの***とホットパンツを履いている。この女の子も、まだまだ青い性といった感じではあったが、十分に男の劣情をそそる風情だった。

その女の子はいきなり呪縛された美女に口づけをする。仮面の下の瞳はうっとりとつぶられ、女の子と舌先と女の舌先が何度もねっとりと絡み、女の子は相手の唾液をチュパチュパっと啜った。

「お姉様、この前の夜は順子のお願いを色々聞いてくれてありがとう。今日はそのお礼にたっぷり可愛がってあげるわね」

驚いたことにその言葉を聞くと、女は、口元を緩め、ウンウンと頷く。順子と名乗った女は「今日も順子のお願いをきいてね。ああ、お姉様がこんなに足を開いてくれて、お姉様のピンク色の美芯をさらけ出してくれている。しかも、順子が好きと言ったこの高価なストッキングまで身につけてくれているなんて……。素敵よ、お姉様。順子、とても興奮するわ」

順子はそう言いながら、淫靡さを充分に放っている肉付きのいいムッチリした太腿を優しく撫で回す。そして、その付け根の恥毛に触れながら「ああ、お姉様、とっても可愛いわ。ここ、もう、濡れているじゃない」

地毛をかき分け指で肉襞がはっきり見えるほど陰唇を広げた。

左利きらしい順子は指先で秘部を弄りながら、右手で白桃のように真っ白のたわわな豊乳を揉みしだき、乳首を優しく口に含んだ。

「ああ、そ、それは、と、とても、」

思わず甘い吐息を漏らし、頬を朱色に染めた。それと同時に順子の指の動きに合わせるように腰を前後に揺らす。

「お姉様、感じ始めてるようね。順子のこと好き?」

「じ、順子ちゃん、ああ、もちろんよ。き、今日は、たっぷり、」

そこまで言うと、顔をねじり、順子の唇を求めるように舌をだす。順子も頷き、また深い口づけを交わした。その間も、女の陰唇に当てられた指は小刻みに動き、執拗に愛撫を続けていた。そして時折、紅色の肉襞を大きく晒したり、少しづつ盛り上がり始めた美蕾を刺激したりしている。とても女学生とは思えないその性技に私はただただ驚くばかりだった。

「お姉様、ヴァギナ、たっぷりとね、濡れ出しているわ。この前やったこと、そろそろ始めようか?」

順子のその言葉を聞くと、女ふっと目を閉じ首を捻り、身を悶えさせた。

「ああ、順子ちゃん、あれは、とても、私、弱い。お願いね、お願い。もう一度、もう一度、」

そう切れ切れの甘い声を出し

「きっとよ、あれには、どうしようもないほど私、弱い……、お、お願いね」

耐えきれないように呻き声を漏らしながら、懇願し、順子の唇を強く吸った。

何をするというのだろう?

女はこれからの肉体への責めを期待するようにその隠微さを放っている見事な太ももをうち震わせ、首を捻って順子を見つめている。順子はもう一度優しく女の唇を吸ってやるのだった。

「さあ、そろそろお姉様は私を迎えられるようね。優しくするね」

そうゆっくり話しかけると左手でもう一度大陰唇を大きく開いた。しばらくゆっくりと、しかも執拗に愛撫する。女は、もう一度、と切れ切れの声でキスを懇願する。そして、随分と年下の順子の性技に身をよじって悦びながら、唇を貪り、陶酔の淵を彷徨い出すのだった。

「ああ、お姉様、順子も興奮してきたわ。いい、そろそろ、」

仮面の下の瞳がふっと閉じられ、そして何度も頷きながら甘い吐息を漏らす。

順子は、小陰唇に指をかけ、ゆっくりとだが、しかし肉襞がはっきりと露わになるまで押し広げた。画面いっぱいに綺麗な薄紅色の美壺が映される。わたしは下半身が痺れたような感覚を覚え、興奮が一気に高まった。

順子はその美壺にまず指を没入させ、上下左右に動かした。それに合わせ、女は腰を揺らし始め「ああ、気をやる時は、一緒に、」

耐えきれないような甘い吐息と共に、またネットリ、順子の唇を吸うのだった。

熱いキスを交わしながら順子の掌が女の美口に吸い込まれていく。

「ああ、あああ、きてる、ああ、順子ちゃんが来てる!」

突然悲鳴に似た声を上げた。その声に合わせるようにとうとう、順子がズッポリと手首まで没入させた。

この女が甘い吐息を漏らしてお願い、お願い、と懇願していたのは、フィストファックだったのか!

女は年若い順子の拳を迎い入れ、体をうち震わせ、首を何度も左右に振り、劣情を大いにそそる見事な双臀を左右に揺らして忘我の境地に陥いりだしていた。

「お姉様、今ね、私の拳、全部入ったわ。感じる?」

「す、すごい。体がとろけそう。あ、ああ、その動き、ああ、あああ」

没入させた左手をゆっくり出し入れさせたり、何度も強く左右に振ったり、静かにゆっくり動かしたり、となかなかに技巧を凝らす。

「ああ、、も、もう、もう!」

女はまた大声を出した。そして、「ああ、あなた、こんな、こんなことをされて、た、堪らないの。どこまでも感じてしまうのよ。感じるの! 私、わ、私を、ゆ、許して! 堪らないの、本当に初めてなの、許して、堪忍してぇ!」

誰に謝っているのか? 女は、身を捩って、許して、許して、と何度も声を上げた。

順子の手の動きが激しくなった。女の美壺から蜜液にびっしょり濡れた拳が見え隠れする様は、私に凄まじい劣情を感じさせ、若い女から弄ばれながら、腰を激しく降って歓喜に咽ぶ女の痴態に痺れるような劣情を感じた。

「あ、あ、あああ」

女はついに啼泣を漏らし始め、「ああ、順子ちゃん、あ、あああ、あなた、許して!」

またあの、背中に入れ墨をした男、あの男が姿を表す。

「じ、順子、順子、順子ちゃん、好き、好き、ああ、あなたも、わ、私を、」

そう絶叫した後、びくびくと太ももを震わし、首を何度も左右に捻って、と、とうとう、とうとう、女が絶頂を、。

その時だった。その、入れ墨をした男、そいつが、ゆっくりと、ヒクヒクと陶酔の境地に身を委ねている女の背後に回った。

嗚呼、か、仮面を、外すのか?

私は、頭が真っ白になる。

女は? この女は!? ああ、あああ、なんということ! な、なんということ!

とても美女と縁があるとは思われない脂じみた男たちの慰みものになり、ホームレスの汚らしい老爺に狂わされた女。黒人の巨大コックを嬉々として受け入れ、絶叫を挙げる女。誰が見てもズベ公と思われる女子学生の性技に翻弄され、見るも無残に、堕ちた女。

その狂わされた女体は、我が妻、佳奈だった……。

しばらく私はリビングに座り込んだままだった。なぜ? どうして? その思いが頭を駆け巡る。この数週間私の身に降りかかった奇妙な、しかし耐え難き日々。普通でない方法で最愛の妻が凌辱される無残。しかも、その妻は最後には随喜の涙を流して悦びに打ち震えている。信じられない思いだった。

さらに解せないことがある。日常の妻は普段と全く変わらず、明るく朗らかで、時間の許す限り甲斐甲斐しく私の世話を焼いてくれる良き妻だ。仕事にもファイトと努力で常に前向きに取り組み、しかも、この時期、ゴールデンタイムの人気番組にキャスターとして抜擢されるかもしれない、という人生の大きな転機に来ている。そんな佳奈が、あれほどの淫らな行為、もっと直裁にいうと、最下層の連中の肉欲のはけ口となるということがあるだろうか? どうしても、どう考えても、どう知恵を巡らせても、私にはわからなかった。

その結果、勇気を奮い起こして、佳奈を問い詰める決心をした。同僚の映像ディレクタの悪質な悪戯かもしれない。当初考えていたとおり、悪い筋からの犯罪行為かも? それを確かめるには、佳奈本人に問いただす必要がある。辛い決断だったが、私はそう決心したのだった。

7

いつの間にか眠ってしまったようだった。昨夜は悶々とした挙句飲み慣れない酒をつい過ごしてしまった。私は昨夜の件を朦朧とした頭で思い出しながら、ベッドから起き上がったが、佳奈の姿はどこにもない。どうしたことだろう?

私は胸騒ぎを覚え、リビングに向かった。部屋の隅のパソコン画面にはメールの到着を告げる馬鹿げたキャラクターが気分を苛立たせる。

休日なので仕事のメールはなかろうと思ったが、習慣になってしまったメール開封を行った。売込みメール、お知らせメール、お、このメールは? 急いでクリックする。

残念ながらこれ以上虚構の夫婦を演じることはできません。申し訳ないけれどもあなたとのことはもうお終いです。離婚届を別便にて送付しました。速やかに手続きください。私の勝手を許してください。あなたの今後の人生が幸多からんことをお祈りしています。

なお、勝手ついでにお願いですが、私のことは一刻も早く忘れ、そして捜索などされませんように。あなたとの別離はあくまで私の意思ですので。

私は昨夜同様呆然自失しながら、また、何度もその信じられない内容に目を落とした。

例えば、大手キー局のアナウンサーという華やかな経歴を捨てるのか? 抜擢されそうだったキャスターの席は? 輝かしい将来は? 様々な思いが頭を駆け巡る。

インターネットを見てみると、萩原佳奈、突然の引退表明! 美人アナウンサー萩原佳奈、謎の引退! といった記事が満載だった。

ジャーナリズムをはじめ、彼女のファンたち、そして会社上層部、同僚、皆狐につままれた思いだろう。当然だ。亭主の私でさえ、何が何だかわからないのだから。

その時だ。チャイムが鳴った。インターホン越しに、宅急便の声が聞こえた。それを聞いた私は震える手で、解錠ボタンを押したのだった。

8

届けられた今度のDVDの映像には、アイマスクもせず最初から佳奈が映っていた。頭上に両手を縛られ、天井から伸びた荒縄に足首を縛られて、形の良い、男心をそそるその美しい両足は大きく開かれていた。陰唇はもちろん菊門まではっきりとわかる。

「何、何なのこれは! 誰か、誰か助けて!」

大声でそう叫び必死の形相だった。右手から男の姿が写り込む。その男に気づいた佳奈は「*****さん! あなた、これってどういうことなの!」

男の名を叫んだようだったが、そこはピーという音で聞き取れなかった。

その男、素晴らしい体型で、優秀なアスリートのような体型だった。ゆっくりと佳奈に近づいていくと耳たぶを優しく噛み始めた。

「ああ、やめて!」

佳奈は首を捻り、伸びをするようにのけぞったが、乳白色のうなじにまた優しくキスをした。それから男は佳奈の豊乳を揉みしだき、乳首をピンと弾きながらつまんだり、口に含んだりする。白桃のような双臀を優しく愛撫しながら、官能の怪しい光を放つ太腿に何度もキスをする。

「ああ、何をするの! ***さん、やめて! ケダモノ!」

そんな佳奈の怒声などお構いなしに、男は佳奈の全身をねっとりと愛撫しながら、画面からもはっきりわかるほど熱いキスを続ける。太股から袋ハギににかけて優しい愛撫を続けながら、足指を口に含み舐め続ける。

男のその執拗な愛撫は20分ほど続いた。次第に、激しく抵抗していた佳奈の口ぶりはだんだんと力なくなっていき、ついに切なげな吐息を漏らし始めた。

「やめろだのいやだだの言っているがね、体がこんなに反応しているじゃないか」

男の声は妙なトーンに変換されている。それがなお一層臨場感を感じてしまう。

「な、何を言うの! あ、あなたなんかに、」

佳奈は必死にそう抗うが、「そうか、それじゃ、これはどうかな?」

男はそういうと、荒縄を引っ張りさらに佳奈の両足を大きく開いた。

「何をするの! あなた、それは、」

男は優しく陰唇を愛撫し始めた。形良く盛り上がり淫靡の芳香を充満させている恥毛をかき分けながら執拗に優しくさすり、また美蕾にも軽くタッチする。その責が続くにつれ、佳奈は体を大きくよじりながら身悶えを始めた。

「あ、ああ、そこは、」

「俺のことを嫌っているようだがな、しかし、ここは、どうだ、見事に反応しているじゃないか」

男は佳奈のそこから漏れ始めた蜜液を指先ですくう。

「ああ、佳奈さん、いいよ。実にいい」

そして、男が佳奈の紅色の陰唇にキスを始めた。

「い、いや、やめて、そ、そこは、ダメ、だめえ」

口ではそういうものの、その口ぶりは甘いものだった。体を情炎の炎が焦がしはじめているのだろうか? その証拠に、そこで大写しになった佳奈の表情は ふうっと瞳を閉じ、口元からは、ああ、という熱い呻きが漏れている。

「ああ、あなたからこんな辱めを受けるなんて、」

そう恨み節を口にするが、佳奈は男の巧みな性技で、体をとろけさせているのだった。

「佳奈さん、あなたのここ、きれいなピンク色だな。今はね、私に奥の奥まで晒していますよ」

そう言いながら卑猥な笑い声をあげる。

そして男は、その敏感な部分をさらにねっとりと愛撫し始めた。チョロチョロと出し入れされる舌先は陰唇を撫で回し、さらには挿入させたりしている。

「ああ、そ、そこ、ああ、ああああ」

佳奈の花弁は男の唾液と自身の愛液で十分に濡れそぼっていた。

「そろそろだな」

この男は誰なのだろう? 巧みに顔を写さないようにして撮影されており、声まで変えられている。その正体は私には全く想像できなかった。

男は上半身のシャツを乱暴に脱ぎ、急いでズボンと下着を取る。思わず声が出た。見事な、実に見事な珍宝だった。飛び乗るようにして、佳奈の縛られているベットに上がる。

カメラの角度が変わり、男の指で肉襞まで見えるように押し開いた佳奈の花芯が大写しになった。

「ああ、い、いや、いやよ!」

その声など御構い無しに男は巨大な一物をぐっと押し込んで行った。

「ああ、いや、あああ!」

大きく開かれた佳奈のそこへ男の見事な珍宝が出し入れされる。映像の奥には、苦悶の表情ではない、突かれたびに陶酔の表情に変わっていく佳奈の顔が映る。しばらく男はゆっくりと挿入を続けていたが、嫌よ、と口では言いながら、動きに合わせ佳奈の声が陶酔の甘さに変わり始め、そして腰を揺らし始めるのだった。

「佳奈さん、悦んでいるじゃないですか。そんなに俺のものがいいですか?」

からかうように男が声をかけ、さらにねっとりと挿入を続けた。佳奈の紅色の花弁は男の巨根をすっぽりと包み、そして押し出し、まるでそこだけが別の生き物のような粘着力を発揮している。目を閉じ、耐えられないような吐息や熱いうめき声をあげる佳奈の痴態には、今やコキュの身になってしまった私にさえ妖しい思いを感じさせるのだった。

やがて佳奈はすすり泣きのような吐息をあげ、快楽に身をよじり出した。

たまらない、ああ、初めてよ、などという声が切れ切れに聞こえる。

さらに佳奈の腰の動きが激しくなってきた。

「い、いやよ、も、もう、い、いや」

襲ってくる快楽の炎を打ち消すように激しい息づかいでそう漏らしたが「佳奈さん、だめだよ。いいんだ、ご主人に悪いと思っているんだろうがね、さあ、身を任せて」

「だ、だめよ。それはだめ、」

また大写しになった男の珍宝が挿入の速度を増し、腰を打ち付けるようにして佳奈の狂おしいまでに美しい花弁を抉る。

ついに耐えられないような表情を見せた佳奈は

「ああ、あなた、ご、ごめんなさい。か、堪忍して、もう、私、」

そういうとさらに激しく腰を揺らしながら

「***さん、佳奈は、もう、ああ、あああ」

佳奈は潤んだ瞳でこちらからは誰かはわからない男を見つめた。

その声を聞くと、男はすうっと珍宝を抜いた。

「あ、な、なぜ、か、佳奈はあとちょっとなの、お、お願い」

「俺のを導いて欲しいな」

その言葉を聞くと、佳奈は激しくうなづき、あれほど嫌がっていた男の巨根を右手で掴むと、もどかしげに自分へ没入させていった。

「奥さん、とうとう俺のものになったな」

そうして挿入されたものをまた激しく出し入れさせながら、佳奈の唇を吸い始めた。

佳奈は、出し入れされる男の舌をしっかり受け止め、自分もまた腰を揺らして男の唇をしっかりと吸い出すのだった。

「さ、佳奈さん、いいよ、思いを遂げて。たまらないんだろう」

そうからかうように話し、挿入を早めたり、ゆっくりと腰を回したり、さらには小刻みに突いたりと、技巧を弄し始めた。挿入されるたびに愛液がほとばしるように流されていく。おかげで、男の珍宝はすっかりベトベトだ。

その男の挿入は随分と続いた、信じられない持久力だった。

抉られるたび、突かれるたびに、のたうちまわっている汗まみれの佳奈は、ついに、情炎の炎に焦がされるかのような啼泣を漏らし始め「す、すごいわ。わ、私、もう、」

そうむせび泣きながら、画面に大写しになったとろけるような白さの太ももをビクビクと震わし始めた。そうして、「ああ、あああ、いくわ。気をやらしてちょうだい。ああ、***さん、***さん!」

男の名前を大声で呼びながら、さらに蜜液をダラダラと漏らし、と、同時に左右に何度も顔を振り喜悦の声を上げる。その時だった。2人の絡んだ映像がぐっと引かれ、カレンダーが映った。10月3日だった。

ま、待てよ。この日付からすると、ここが始まりだったのか! 佳奈は、佳奈はこの日から、この男に狂わされ、そして、信じられない思いで見た、あの様々の痴態を繰り広げたのか!

私は混乱する頭で必死に考えをめぐらせた。

だが 、私の最愛の妻は、佳奈は、私の知る彼女とは全くの別人のように 男の激しい突きにうねるように身体をよじり、そして腰を前後左右に振って、悦びの絶叫をあげている。その隠微さは娼婦以上だ。

そんな私の呆然とした感情など全く知らないかのように、映像の佳奈は男の責を受けながら、全身を震わせ、ついにはがっくりと首をおって、自失したのだった。

9

画面の中の佳奈は数々の辱めを受け、最後には正体の知れない男によってついに堕天使となり、雌犬同様に腰を震わせて悦楽の境地を彷徨い、遂には絶叫して気をやった。

私はその事実がどうしても信じられず、まだ続く様子のDVDの電源を一旦切ってしまったが、しかし、やはり何かからくりがあるのではないか思われ、震える指でもう一度電源を入れた。

最初はまたカレンダー。10月23日となっている。昨日、昨日じゃないか!

映像が変わった。ピントが合っていない遠景の画面だ。何か二つの物体が動いている。カメラはだんだんとその二つに寄っていく。

ベッドのそばに正座している女とそのベッドの端に座っている男。女はもちろん佳奈で男は先ほどの正体のわからない男と思われた。ひょっとしたら何かからくりがという私の淡い期待は見事に外れた。佳奈は、私の妻の佳奈は、屹立した男の珍宝を必死にしゃぶっているのだった。男は横柄に足を開き、疲れて佳奈が休む様子を見せると髪を乱暴に掴んで、さらに奥まで咥えさせたりしている。佳奈も、唾液を垂らしながら大きく口に含んだり、その見事に張ったカリの部分をペロペロと舐めたり、巧みに玉袋を持ち上げて珍宝の付け根を舐めあげたりしている。時折、咥えた男の物を口に含んだまま、潤んだ瞳で男を愛おしげに眺めたりしている。時々苦しげな表情になって、指を男の竿にかけようとするが、男はそれを許さない、あくまで唇の奉仕を求めているわけだった。そのうち上下に、さらに激しく首を振り始め、同時に唾液を大量に放出させだしたが、と、男が佳奈の髪を掴んで、しゃぶるのをやめさせた。そして乱暴に髪を掴んだまま、首をこちらに捻じ曲げた。

佳奈はその豊かな胸まで、自分の唾液で濡らしながら荒い息を吐き、口を開いた。

「あ、あなた、ごめんなさい。わ、私はもう、この人の物になったのよ。所有物なの。何度も別れようと努力をしたのだけど、ダメだった。だめだったの! どうしても、どうしても離れられない。ごめんなさい。許して、弱い私を許して! この人がいないと、もう私は、生きていけない。も、もうどうしようも、ああ! あああ。***さんが好き、愛しているの!」

そこまで言うと、また佳奈は首をねじられ、男の巨大な珍宝を咥えさせられた。佳奈はその乱暴な扱いにもかかわらず、嬉々として一物を咥え込んでいる。まさに信じられない思いだった。

そのまま、息苦しくなるほど尺八を続けていたが、そのうち、男の声が聞こえだした。最初は小さな声だったが、だんだんと大きな笑い声に変わっていった。それからその高笑いに合わせ、画面が男の上半身の映し出す。

私は心底、腰を抜かし、そして頭が真っ白になった。

私の、私の最愛の妻が、体を震わせて悦びながら、珍宝をしゃぶっているその男。生真面目で、聡明な佳奈が、肉の接触で離れなくなり、狂わされてしまった男。私を忘れ、輝かしい将来さえ捨てしまってもいい、とまで思わせた男。そいつは、探偵事務所の西田だったのだ!

9

翌日、大きな裁判を抱えていた私だったがたまらず休暇を取った。電話口の職員はお大事にと、心底気の毒な口調だったが、そんな憐れみの気持ちも私にはどうでもよかった。

それから間髪を入れず、探偵事務所に電話を入れる。切羽詰まって尋ねる私に口調に。探偵事務所の職員もまた、気の毒そうな口調で、西田が退職したことを告げた。

どういうことだ、どういうことなんだ!

その日一日中、私は必死になって佳奈の行方を追ったが、皆目わからなかった。

どうしようもなくなって、夕刻から大量の酒を飲んでいた私に電話があったのは午後10時頃だった。相手は、日頃その筋の情報屋として付き合っている男だった。いつものダミ声が電話口から聞こえてくる。もしやと思い、大きな裁判で必要になって、と嘘を言って情報を求めていたのだった。

「先生、その西田とかいう探偵? の正体わかりましたわ。ええでっか、よう聞いてや。西田という名、これは偽名やね。本名は峰岡やで。我々の業界の男ですわ。竿師ですな」

「さ、竿師?」

「そう、竿師。この男はな、いろいろ手練手管を使ってやな、女を征服して自分の意のままにさせる、羨ましい男ですねん。例えばや、業界でしのぎを削っている、目の上のタンコブのような、ライバル会社があるとしますやろ。そのライバル会社の社長が女やったらや、この男に依頼するわけや。そうすると峰岡は女社長をコマしてや、意のままに操り、依頼主の要望どおりライバル会社を叩き潰す。そんなことを生業にしておりますねん。でやね、先生の扱っている裁判に登場した女やが、峰岡にコマされたのやったら、先生、もう諦めた方がよろしゅうおすな」

私は口の中がカラカラになったのを感じた。唾を飲み込んで、なんとか落ち着き、「しかし、そんなに簡単に、女を夢中にさせるなど……。劇画か映画の世界じゃないんだから……」

大笑いが聞こえた。

「先生、美人の演技派女優として凄まじい人気があったのにすぐ引退してしまった、春木香織、覚えておりまっしゃろ? それと最近ではやね、失踪か、錯乱か、と業界の中で大騒ぎになったにもかかわらずもみ消されしまった、これまた豊満美人の人気アナウンサー、野崎カレンの件や。彼女たちはやね、全て、この峰岡に狂わされたわけですわ。そうそう、先生の事務所とは違いますがな、ほら、業界大手の山本事務所が手がけていて、華々しくテレビなどで話題になっておりましたがな、いつの間にか尻すぼみになって、代表の山本弁護士が苦しげに釈明会見をした、乗っ取り事案がありましたやろ。山本と、独身でスター並みの美貌を誇っていたその会社の社長、桜木華が愛人関係だったということで、なんとなく決着した醜聞や。あれにもこの峰岡が絡んでおった、そういうことですねん」

私は、寒々とした感情が背中を這い上がってくる思いを感じた。そして、震える思いだったが、必死の思いで冷静さを装い、聞いた。

「し、しかしだ、その美女たちの件だ、彼女たちが、立石、い、いや峰岡か、そいつに狂わされたとしてもだ、その後、彼女たちはどうしているんだ。まさか海外に売り飛ばされた、というわけでもなかろう」

私の切羽詰まった感情は、男には伝わらなかったと思う。しかし、そのケチな情報屋は一瞬言葉に詰まった後、「海外に売り飛ばされたのやないんやが、まあ、似たようなもんかいな……」

「に、似たようなもんだと」

また一瞬間をおいて、「峰岡には、関西の有力な組がケツ持ちでやな、ついていて、」

電話口ではあったが声を潜めるようにして、情報屋は続けた。

「稲尾組が仕切っているんや。つまり、女たちは超高級売春グループに、そうや、この前教わったのやが、コールガールというんやね、そこに沈められた、そういうことやね。そや、一人10万円ほど取る高級お座敷ショーにも出演するらしい」

お座敷ショー?

「そうや、超高級白黒ショーやね」

私は、言葉を失った。しかしその私の動揺など気づかないように続ける。

「ちょっとした情報がありまっせ。この峰岡の手にかかってや、ごく最近有名人が沈められたらしい。どんな女かはまだわからんのやがね」

おそらく私の声は震えていた、そう思う。

「そ、その女性も、そのコールガールに?」

ケチな情報屋は大声で笑った。

「当たり前や。峰岡が女に惚れるわけはないで。峰岡にとって、女は全て商品や。峰岡に狂った女がおったということは、あいつがまた商品を仕入れた、というわけやで。誰や知らん、峰岡が仕入れた女たちはやな、毎晩毎晩、腰振ってやね、莫大な利益をもたらす、そういうことやね。で、先生、この情報とるのにや、少々苦労したんや。いつもの俺の口座に振り込む時にやな、少々イロつけて、」

私はただ生返事をするだけだった。膝がわなわな震え、喉もカラカラだった。

私に残されたこと、それはもはや現実逃避しかなかった。テーブルの上には今日飲んだ大量のアルコールの空き瓶が転がっている。私は弾かれたように立ち上がり、佳奈がキャスターの席を射止めた時にと、とっておいたアイルランド産の高価なシングルモルトウイスキーの封を切った。そして、瓶のままゴクゴクと飲み出したのだった。

10

遠くで呼び出し音が鳴っている。枕元のチェストの上の携帯だとわかるのにしばらくかかった。昨夜の深酒でいつの間にか眠ったようで、ベッドの上の私はジーパンのままだ。携帯電話を手に取りながら時計をみると、午前三時という深夜だった。

「はい、萩原ですが、」

不審に思いながらも電話に出る。もしや佳奈が?

「萩原様ですね? 当方、社会的地位の高い方にのみご案内を差し上げておりまして、自由恋愛のお助けをする会でございます」

男か女かにわかには判別し難い、中性的な声が聞こえてきた。

自由恋愛?

「はい、選りすぐりの美女をご用意しております。ただし、料金は、それなりに頂いておりますが、」

それなり?

「はい、ご要望にマッチした場合、ひと晩、50万というわけでして、」

ご、50万! い、いや、ね、値段はどうでもいい! ど、どんな女性が?

「はい、お話ししましたとおり、選りすぐりの美女でして。例えば、お客様にご推薦したい女性は、最近までアナウンサーをしておりました、萩原佳奈嬢、極上の体を売り物にしておりまして、素晴らし美脚が特徴でございますよ。この女性など如何でございましょう」

了

著者あとがき

おかげさまで大好評の「竿師峰岡シリーズ 巻の三」を上梓することができた。ただし本編は、読んでいただいたらお分かりのとおり、ストーリーの都合上、峰岡シリーズと名打つことができなかったことをご了解ください。今後も峰岡シリーズは長く書き続けていくつもりですので、ぜひご愛顧よろしくお願いします。

最後になりますが、出版の労をとっていただいた「創作集団 レン」代表の南さんをはじめとするスタッフの方々に心からお礼を申し上げます。そのうちエルナのシュークリームを事務所に持っていきますね。

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