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女教師・挑発授業 · 第五章 女子大生・淫色講習 ~ 第六章 女教師・凌辱演習

女教師・挑発授業 第五章 女子大生・淫色講習 ~ 第六章 女教師・凌辱演習 (3/5)
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第五章 女子大生・淫色講習

「憂鬱そうな顔してるじゃないの」

登校途中で麻由と顔を合わせるなり言われて、美歌はなおさら暗い気持に落ちこんだ。

拓也と連絡をとりたいのだが、電話をしても家の者が出て留守だと告げるだけで、一度も本人とは話ができない。拓也は怒っているに違いない。その責任の大半は自分にあるから、美歌は早く会って謝りたかった。そこで求められたら、今度こそ抱かれようという気持もある。

それだけに、直情的に恥毛を剃ってしまったことを後悔した。拓也と会えば、今度こそ力ずくでも美歌を犯すに違いない。もちろんその前に自分からすすんで処女を捧げるつもりでいた。だが、剃毛という事実だけは恥ずかしいから知られたくない。元通りに生え揃うまでには、一カ月近くはかかりそうだった。その期間は会いたくても会うわけにいかない。せめて電話で声を聞きたかった。そして謝罪したいと思った。

セックスのことで喧嘩したとも言えないので、麻由には「つまらないことが原因なの」とごまかした。

「仲なおりするには、二つの解決方法があるわね」

麻由はしたり顔で言った。

一つは、わざと連絡しないで相手をとことん焦らすこと。もう一つは、しおらしく泣いて、すぐに謝ってしまうことである。

「私はすぐに謝りたいの」

麻由と話している時点で、美歌はもう半ば泣きたい気持だった。強気に出れば、本当に拓也は永遠にソッポを向いて、振りかえってくれないかもしれない。

「でも、彼ったら電話に出てくれないのよ」

「学校が同じなら都合いいのにねえ……そうだわ、美歌。あなた、お姉さんに手紙を持っていってもらったら? 確か彼とお姉さんは同じ学校だったわよね」

「まだお姉さんには何も話してないの。たとえ話していたとしても、プライベートなことで勘ぐられるのはいやだわ」

「そうかあ。美歌は、どっちかっていえば真面目なタイプだって思われてるものね。こんなとき、私みたいなのは便利なんだよね」

結局、結論は出ずじまいであった。

麻由は、今付き合っている彼とはうまくいっているらしく、美歌が聞かないのにあれこれと細かいことまで話す。ときには、美歌が思わず顔を赤らめてしまうような、セックスの詳細な話もあった。

「彼ったらねえ、私と会えない夜には必ずひとりでヌクんだって」

「ヌク? ヌクって何?」

「あら、知らないのォ

!?

私のことを思い浮かべながら、これをするのよ」

麻由は何かを握るような手つきをし、前後にこすりたてる仕草をした。

それが男の自慰を意味することに気づいて、美歌は全身がカーッと熱くなってしまった。すぐに、岡田の白い噴出が頭のなかをよぎった。

「だからね……」

麻由の話はまだつづいた。

「家の人が寝た後で、私もときどきこっそり彼に電話をかけるの。ちょっとエッチなことを話すと、すぐ電話の向こうから荒い息づかいが聞こえてくるわ……わかる?」

美歌はゴクンッと唾を呑みこんだ。

「彼、興奮して、これをやるわけよ」

また麻由は例の手つきをした。

「ふふふ……それを想像すると、私も興奮しちゃって、したくなってくるの。だから、お互いにいやらしいことを言い合ってオナニーするのよ。これ、すごく興奮するんだ」

聞いているだけで美歌の股間は濡れてしまった。

学校の近くのスーパーに飛びこんで下着を買い、トイレに入って取り替えた。今まではいていたパンティの中心を見つめる。二重になった布地の部分が、薄糊をまぶしたようにヌルヌルに濡れている。

私って近頃どうかしてるわ……。

セックスのことばかり考えている自分が、美歌は不安でならなかった。

一週間もすると陰毛がようやく二、三ミリに伸びて、それまで白いスロープだった恥丘がほんのりと黒く見えるようになった。毎晩、股間を手鏡に写して見ているうちに、美歌は女陰全体の構造と色をすっかり覚えてしまった。

姉の秘部を近くで見たことはないが、覗き見して大体は見当がついているので、自分のものと比較してみる。やはり姉のほうがはるかに大人の感じがする。擬似ペニスを咥えていた姉の亀裂は、構造は同じはずだが淫らな形状で、全体として熟れていた。対等にペニスと戦える性器であった。それに較べると、自分の女陰ははるかに子供っぽいと思った。

近頃、岡田さんの姿が見えないな……。

ある日、そんなことを思いながら家近くのバス停で降りた美歌は、すぐ目の前で岡田を見かけてびっくりした。岡田は美歌に気づかずに、歩道の端を歩いている。

声をかけようとしたが、なんとなく様子がおかしい。それに、姉のところへ補習に来たにしては、時間が早すぎる。姉が学校から帰ってくるのは、いつも五時だから、家で補習がはじまるのはどんなに早くても五時半である。

岡田の足がとまった。美歌は、悪いことをしたわけでもないのにギクッとして物陰に隠れた。幸い人通りが多いので、気づかれることはない。

岡田はすぐそばにある喫茶店に入った。美歌は話し相手になってもいいと思ったが、やはりいつもと様子の違う岡田が気にかかった。結局、喫茶店の前を素通りして、そのまま家に帰った。

お姉さんが帰ってくるのは、あと一時間ってとこね……。

美歌は着替えを終えると、亮子の部屋に忍びこんだ。大人の女の匂いが充満している。その匂いのなかに、ザーメンの臭いも混じっているような気がした。

クローゼットを開けて、目星をつけておいた引出しをのぞくと、そこに黒光りする性戯用のオモチャがあった。本体は硬いゴム質のようだが、シリコン製品かもしれない。強く指で押すと、表面が少し窪む。スイッチを入れてみた。妖しい振動音をたてながら、細かく震える。

大きいわ……。

美歌は、それが股間に入ったときのことを想像して、思わずゾクッとした。元通りに戻そうとして、引出しの片隅にコンドームやピルがあるのに気づいた。姉の裏側をこれ以上は知りたくないと思う反面、自分も姉のように大胆になれたらなと、うらやましくも思った。

そろそろ帰ってくる頃だわ……。

美歌は窓のカーテン越しに外を見た。

あら、岡田さん……。

さっき見かけた岡田が、美歌たちの住む家のほうへやってくる。しかし、てっきり玄関の前に立ってベルを押すのかと思っていたら、岡田は二階を見あげてから、足早に通りすぎてしまった。

美歌の内部に芽生えた、岡田の様子が変だという思いが、さらに大きく膨らんだ。自分の部屋に戻ってベルが鳴るのを待ったが、いっこうに聞こえない。あのまま帰ってしまったとしたら、いったい何をしにやってきたのか。

階下へおりた美歌は、冷蔵庫を開けた。在庫品が少ない。《買物に行って来ます》とメモを書き残して商店街に出かけた。ひょっとすると岡田がいるかもしれないと思いキョロキョロ見まわしたが、姿はなかった。

甘味処へ入って、久しぶりにクリームあんみつを口にした。

美味しい! でも、この美味しさに毒されると、ぶくぶく肥ってしまうんだわ……。

満足感と後悔の気持が交錯するのを苦々しく思いながら店を出た。

ゆっくり買物をすませてから家に戻ると、玄関に姉の靴と男の靴が並んでいる。

なーんだ、やっぱり岡田さんは来ていたんだ……。

よけいな心配をした自分自身を美歌は笑った。

食事の用意をしてから、自分の部屋で少しだけ復習をした。姉が補習をしているときは、できるだけそっとしておくのが二人の不文律になっている。

「はい、お疲れさま」

やがて姉の部屋のドアが開き、亮子の声がした。二人分の足音が階段をおりていく。

美歌は、いつも生徒が外に出るまで顔を出さないようにしている。

窓から外を見た。あたりは暗い。岡田の背中が遠ざかっていく。街灯の下を通りすぎるとき、美歌はアッと思った。岡田とばかり思っていたのだが、なんとそれは……。

「拓也君っ!」

思わず叫んでいた。

美歌は飛びだした。亮子がトイレに入っていたのをいいことに、外へ駆けでると大通りに向かって走った。ちょうど杉浦拓也がタクシーに乗りこもうとしているところだった。

「拓也君っ! ちょっと待って!」

拓也が振り向いた。だが、美歌の顔を見ると、逃れるように車に乗りこんでしまった。

「ねえ、話があるの。待って!」

目の前で、ドアが無情に閉まった。

「ちょっと……ねえったら!」

タクシーはそのまま走り去ってしまった。

まだ怒ってる……。

美歌は自分の現在の気持を伝えられないのが口惜しかった。

今なら、拓也さんの望み通りにしてあげられるのに……。

思わず涙が出た。

姉に泣き顔を見られれば、変に思われるに決まっている。姉には、拓也のことなど何も言ってない。拓也を追いかけたと思われたくないので、少し遠まわりをして、途中の自動販売機で必要もない清涼飲料水を買った。

家に戻っても、亮子は妹の異変にまったく気づかなかった。食事をしながらテレビ番組に夢中になっている。けれども美歌にしてみれば、会話がないのがかえって大助かりだった。美歌は夕食後、風呂にも入らず早々とベッドに入った。

しかし、やっぱり拓也のことが気になって眠れない。

美歌が拓也と知り合ったのは、テニス部の交流試合が縁だった。姉が教師として勤務する昭正大学の生徒がボーイフレンドということに、なんとなく照れ臭さを感じ、亮子には拓也のことは話していなかった。

それにしても、わざわざ姉さんに補習を受けなくたって……。

拓也が姉の補習を受けることに奇隅と因縁を感じる反面、ぎくしゃくしている二人の仲が元通りになるのも早いのではないかという期待感もある。顔を合わせるチャンスがこれでできたのだから。

ただ、わざわざ追いかけて来たのを知りながら、逃げるようにタクシーに乗ってしまった態度が気にかかった。

それから数日間というもの、美歌はいつ拓也が補習を受けに来るのだろうと、そのことばかりを気にして暮らした。

「何よ。たまには付き合いなさいよ」

土曜の下校途中に、美歌は麻由の誘いを受けたが断った。

「しようのない人……じゃ、明日は付き合ってくれる? 映画を観たいのよ」

麻由が観たいという映画は、美歌も興味のあるSF大作だった。土曜日は補習があるかもしれない。でも、日曜日は姉ものんびりしたいだろうから補習はしないだろうと美歌は考えた。拓也が来る確率は低い。

「明日ならいいわ」

美歌は早々と帰宅して、ひょっとしたら今日こそ拓也が来るかもしれないと期待して待った。しかし、その日は結局、誰も姿を見せなかった。おまけに、夕方近くに亮子から電話があり、久しぶりに学生時代の仲間と会うから帰りが遅いという連絡が入った。

こんなことなら麻由と映画に行けばよかった、とふてくされ、仕方なく独りでワインを飲んだ。ほんのり酔いがまわってくると、どういうわけか気持が淫らになってくる。

テレビでは音楽番組を放送していた。まだ十五、二十一歳の少年のグループが派手に踊りながら歌っている。そのなかに、拓也によく似た男の子がいた。

美歌は淫らな気分にまかせて、リビングルームでスカートをめくってパンティを脱いだ。音声をすべてカットして、映像だけを目で追いながら、股間に指を這わせた。そうして頭のなかに拓也の屹立したペニスを思い浮かべた。

硬くなったクリトリスを集中的に撫でていると、快感が急激に強まった。そのまま一気に頂上まで突っ走るつもりで指の動きを速める。そのとき意地悪く電話が鳴った。

腹立たしい思いで電話に出た。ところが、相手は何も言わない。

「もしもし……誰なの? イタズラ電話ならやめてください」

電話の向こうで、誰かが息をひそめている気配がした。美歌は乱暴に電話を切った。

切ってから、ひょっとすると今の電話の主は岡田ではないか、と思った。理由は何もない。女の直感にすぎない。

テレビはコマーシャルを流していた。美歌はふらつく脚で二階にあがると、亮子の部屋に入った。クローゼットの引出しを開け、擬似ペニスを取りだした。

姉の帰りは遅いだろうが、不意に帰宅するかもしれないので、迂闊に持ちだせない。だからその場でスイッチを入れた。挑発するような響きが、美歌の鼓膜を微妙にくすぐった。

亮子のベッドに寝転がり、スカートをたくしあげる。電話によって中断された快感を復活させようと、美歌は、無気味なほど大きい黒い擬似ペニスの先端を膣口に当てがった。

「あっ……」

電流のような痺れが背筋を走り抜けた。空恐ろしいような快感に、美歌はゾクゾクッと震えた。だが、とてもこんなに大きなものをインサートする気にはなれない。

いろいろな角度から押しつけているうちに、次第に快感は増幅され、スイッチを入れてから五分ほどで、美歌はオナニーでは味わえないスリリングな絶頂を迎えた。

擬似ペニスの後始末をし、浴室で股間の汚れを落としていると、再びもやもやした気分が女体に芽生えてくる。それを打ち消そうとベッドにもぐって学校のことを考えているうちに、美歌はいつのまにか深い眠りに陥っていた。

次の日、姉の声で目が覚めた。

「お友だちから電話よ……」

時計を見ると十時である。

パジャマ姿で居間に向かう。受話器から麻由の弾んだ声が聞こえた。

『一時にパルコの前、いいわね。美歌の彼も一緒に来ない?』

「ちょっと無理ね」

『困ったなァ……』

「どうして?」

『私、彼が来るのよ。私だけじゃ、なんだか悪いわ』

「私はかまわないわ……麻由の彼を見たいもの」

結局、映画は三人で観た。徳崎という麻由の恋人の大学生はなかなかハンサムだったが、美歌の目には安っぽく見えた。軽い感じがするのである。

映画のあとで、三人は徳崎のマンションで食事を作ることになった。徳崎が住むマンションは、実家が京都伏見の造り酒屋とかで、大学生一人が住むにはもったいない三LDKの豪華さ。地下には駐車場もあるという。美歌は徳崎の部屋でずっと驚かされっぱなしだった。

しかし、もっとも驚いたのは、徳崎の部屋に麻由の着替えが置いてあることだった。

ここで二人はエッチなことをしているんだわ、きっと……。

そう思って見るせいか、広々としたベッドルームには淫蕩な匂いがこもっているような気がする。

料理を作りながら、麻由と徳崎はベタベタしていた。美歌はできるだけ見ぬふりをしたが、二人にはわざと見せつけているところがある。若い三人が作っただけに料理はいい加減な味のものだったが、とにかくせっかく作った料理をテーブルに並べて、食べることになった。

食事しながら、麻由と徳崎はブランデーを水で薄めて飲んでいた。美歌にも飲むよう、麻由がすすめた。

「私はいいわ。ワインなら少し飲めるんだけど……」

「ワインあるの?」

「あるもんか。ジュースが似合いじゃないかな」

からかうように徳崎が美歌を見た。

「じゃ、それにしなさいよ」

麻由が席を立ち、わざわざジュースを作って運んでくれた。

「特別製よ」

「ありがとう」

美歌は一口飲んで妙な顔をした。普通のジュースの味ではない。

「さあ、乾盃」

三人はグラスを合わせた。ジュースを残しては麻由に悪いと思い、美歌はまずい食事をつまみながら、少しずつ胃のなかに流しこんだ。

途中から麻由は音楽をかけ、徳崎とダンスをはじめた。最初のうちこそソウルフルな音楽が多かったが、やがてムードミュージックに変え、二人はチークダンスをはじめた。絡み合うように抱き合い、美歌を無視して二人だけの世界に酔っている。見ている美歌は息苦しくなってきた。

徳崎の手が麻由の胸の上をそれとなく撫でる。腰から下はピッタリと貼りついていた。

「美歌も踊る?」

美歌が黙って見ていると、麻由がわざとらしく声をかけてきた。美歌は、ひょっとして自分の存在が邪魔なのではないかと思った。

「あの……私、そろそろ帰らなくちゃ……」

遠慮がちに切りだすと、麻由がピシャリと言った。

「駄目よ。まだ早いんだし、帰るときは一緒よ」

そう言われてしまえば、無理にでも帰宅しようという意志もしぼんだ。

「美歌。あなた、お風呂に入りなさいよ。ここの浴室はすごいんだから」

美歌は、息苦しさから逃げるにはそれもひとつの方法だと思った。それに、ここへ来たとき少し見たのだが、確かに浴室は広くて設備もいい。

「じゃ、そうする……」

立ちあがりかけて、美歌は足もとが定かでないことに初めて気づいた。それに体が妙に熱くて、けだるい。病気ではない。それどころか、心がなんとなく浮きうきしているのだ。

裸になって、再びびっくりした。酒を飲んでいないのに、全身がほんのりと赤く染まっている。恥毛は短いながらも、もうほとんど元通りにまで回復していた。

美歌はスクリュー・ドライバーを飲まされたことに気づいていなかった。ジュースに混ぜられたウォッカは、たとえ少量であったにせよ、美歌にはこたえた。そのことを知らない美歌は酔っているという意識がない。刺激的な踊りを見せつけられて、体が火照っているのだとばかり思っていた。

汗を流して浴室を出た。もう音楽は流れていない。ホッとした。だが、リビングルームに行ってもダイニングキッチンをのぞいても、二人の姿は見あたらない。

妙な声がベッドルームのほうから流れてきた。何をしているのかと、ベッドルームを覗いた美歌は、そこに展開されている光景を見て、身動きできなくなってしまった。

麻由が徳崎の下半身に顔を埋めている。徳崎も同じように麻由の股間に顔を埋めていた。いわゆるシックスナインの体位である。二人とも全裸で、何もかもが丸見えだった。

二人が美歌の存在に気づいているのか、あるいは無視しているのかよくわからない。ともかく二人は、自分たちの行為に没頭していた。

街頭で牡犬が牝犬の尻を舐めまわすのさえ見るのが恥ずかしいのに、男と女が同時に、恥ずかしい個所を舐め合っている光景をまともに見てしまったのだ。美歌はそのあまりの卑猥さに圧倒された。しかも二人とも、いかにもおいしそうに貪り合っている。

麻由は雄々しい肉柱を舐めるだけではなく、それこそ股間に顔を埋めて、ダランとぶらさがった袋までしゃぶっていた。大きく開いた麻由の股間には、美歌とは比較にならないほど量の多い陰毛が、唾液にまみれてピタリと恥丘に貼りついている。その下に舌を差しこんだ徳崎が、犬よりもひどい形相で窪んだ亀裂をすする。

恋人のクンニリングスに合わせるように、麻由は腰を振りたて、突きだし、徳崎の顔にぐいぐいと押しつける。二人の胸も腹も腰も、荒々しく揺れていた。

美歌は物陰に隠れて、生まれて初めて踏み入れた性愛の世界のすさまじさを、ただ呆然と眺めていた。

お互いの性器を口で舐め合うという行為を長い間つづけた二人は、やがて申し合わせたように離れると、徳崎だけが長々と横たわった。ブルルッ、ブルルッと震える肉茎の先からは、ジクジクと粘りけの強そうな汁が流れている。

あれは白いものとは違うのかしら?……

まじまじと見つめていた美歌は、いつの間にか股間が熱く火照り、奥から溶けた粘液でひどくべたついているのに気づいた。中心部が疼く。疼くとそこに何かが欲しかった。いつもなら自分の指をそこにあてがって慰めるのだけれど、今夜はとてもそんな生やさしいやり方では解決できそうにない。

美歌は、潜在的に自分も男とセックスすることを望んでいることを知った。それを遮るのは、自分が抱く恐怖心だけである。私さえその気になれば……という気持はますます強くなった。

「おい、入れようよ……もう我慢できないよ」

「いいわ。私もしたい!」

いきなり麻由が徳崎の体をまたいだ。可愛らしい顔に似合わぬ大きな肉の裂け目に、美歌は目をまん丸くした。

私にもあんなものがくっついているんだわ……。

女体の美しさに似合わぬ醜悪な器官をすべての女が持っているとしたら、女は男よりもずっとエッチなのは当たり前だと、美歌は納得した。

麻由は大きく尻を持ちあげると、徳崎のペニスに手を添え、尻を小刻みに動かして膣口にあてがった。

「ねえ、見て見て……」

麻由がうれしそうな声をあげた。それは徳崎に向けた言葉だったが、美歌はまるで自分に向かって言われたように錯覚した。

私がいるのを知っていながら、こんなハレンチなことをやるなんて……わざと見せつけようとしてるんだわ。それなら、望み通り見てあげる……。

美歌も、徳崎と同じように期待に息を荒くして二人の性器がつながる瞬間を見守った。

たくましい肉棒は初め、ちょっときしむようにして柔肉に分け入った。けれども先端の丸味を帯びた部分がヌメッと入ってしまうと、あとは簡単に女の胎内に消えてしまった。

「あーっ、こすれて気持いいっ……」

麻由がくねくねと腰を揺さぶると、徳崎は女の子のような声を出して、しきりに下から腰を反りかえらせて突きあげる。

「まだいやよ……出しちゃ駄目……もっと気持よくなりたいんだもの」

麻由が甘ったれた声を出す。

「あー、たまんないよ……あんまり締めるなって……出ちゃうよ」

「駄目だったらァ……」

麻由が徳崎の手をとり、乳房の上に導いた。徳崎はそれを鷲づかみにして、荒々しく揉みしだく。乳房が痛々しいほど歪む。見ている美歌のほうが痛みを覚えてしまうほどだった。

美歌の指は、無意識のうちにパンティの上から太腿の付け根を撫でまわしていた。だが、疼くのは膣の奥である。指の入らないずっと奥なのだ。

男の人のアレが入ってくれば、麻由みたいに気持よくなれる……。

美歌は二人の密着した部分から発生する、変に生々しい溶液の音を聞いた。

ピチャピチャ……グチョグチョ……。

二人の動き具合によって、いろいろな音が奏でられた。どの音もこのうえなく淫らで、耳をおおいたくなるほどいやらしい。だが、そのいやらしさが耳に馴染んでくると、体の芯がゾクゾクしてくる。

「あーん、そろそろイキそう……」

麻由の表情は苦痛に歪んでいるように見える。だが美歌には、それが苦しみのためでないことがよくわかっていた。

きっと死ぬほど気持がいいんだわ……。

徳崎のことなど好きでもないのに、麻由に対して嫉妬の感情が湧いてくる。

「おれも、出そうだ」

徳崎がうなり声をあげた。

「イキたいっ! イカせてっ!」

いきなり麻由が猛スピードで腰を振りたてた。分厚い徳崎の胸に両手をつき、細い顎を前方に突きだして、ものすごい速さで全身を揺さぶる。

知らないうちに、美歌もそれに合わせて激しい指づかいをしていた。

麻由と徳崎が同時に「イクッ」「出るッ」と短く叫んだ。その声を美歌も実感としてとらえた。

ああ、これがイクという感じなんだわ……。

スーッと意識を失いかけた美歌は、柱に寄りかかり、かろうじて踏んばった。

ベッドの上では麻由と徳崎が、一枚板のように平たく重なって、さざ波のように細かく震えていた。

第六章 女教師・凌辱演習

「一人で先に帰るなんて、ひどいわ、美歌ったら」

学校で美歌を見つけると、すぐに麻由が飛んできた。

「ひどいのはそっちじゃないの。私にわざと見せつけたんでしょう!」

美歌は口を尖らせた。

麻由はニヤニヤ笑った。確かにそのつもりだったからだ。

「あれで男と女がどういうふうにエッチするか、少しはわかったでしょ。感謝しなさい」

そう言われると、美歌もかえす言葉がない。ちょっと口ごもりながら、「私、びっくりしたわ。男も女もあんなに熱中できるものなのかしら……」

「あれだけは、未経験者にはいくら説明したってわかってもらえないわね。うちのお姉さん、半年前に結婚したんだけど、帰ってくるたびに、結婚がこんなに素晴らしいとは思わなかったって言うの。結局、本音はセックスが素晴らしいということなのよね。考えてもごらんなさいよ。いつだって好きなときにできるんですもの。私なんかいつも思うの。もし結婚したら、食事とトイレ以外は、やりまくるんじゃないかなぁって……」

麻由の話はとどまるところを知らなかった。一方的に話された美歌は少々うんざりしたが、心のなかでは、麻由の言うことももっともだと納得した。話を聞いているだけで、下半身がムズムズしてくるのだった。

堀江亮子は、一人の生徒の鋭い視線を意識していた。

岡田である。英語の授業などそっちのけで、真剣な眼差しで亮子を見つめてくるのだ。

半月ほど前、男子生徒が数人、学校で喫煙するという事件が起きた。そのなかに亮子が補習をしている岡田がいた。亮子は喫煙事件を理由に岡田の補習を打ち切った。

亮子にとって、それはいいチャンスだった。ちょっと悪戯心を起こして岡田を誘惑し、その新鮮な肉体を味わったものの、適当なところで関係を解消するつもりだった。

それなのに岡田は、女教師の美肉の味が忘れられなくなったのか、亮子のまわりをうろうろするようになった。自宅はもちろん、学校帰りにも待ちぶせていたりする。亮子は危険を感じた。そんなときに起きた喫煙事件は渡りに舟だった。岡田と切れる格好の理由となったのである。

次に亮子が白羽の矢をたてたのが、杉浦拓也だった。白羽の矢をたてるといっても、亮子が勝手にピックアップできるわけではない。学科補習を希望する生徒のなかから英語の主任教師がまず数名をリストアップする。その名簿に入っている生徒しか亮子は選べない。幸い、拓也の名前がのっていた。

拓也の総合点はかなり上位にランクされる。しかし、英語の力が不足していた。他の科目がよかったので、英語をカバーしていたのである。

拓也と妹美歌とのかかわり合いについて、亮子は何も聞かされていなかった。学校が違うのだから、二人を結びつけて考えたこともない。

一方の拓也は、亮子先生が美歌の姉だということは、当然ながら知っていた。

補習を受けることになったとき、拓也は喜びを隠しきれなかった。亮子は他の女教師と比較にならないくらいチャーミングである。男子生徒の大半は、大なり小なり憧れの気持を抱いていた。たった二人だけで面と向かった補習……そんな素敵な授業なら、毎日でも通いたい心境だった。だが、亮子の都合で週に一回しか補習を受けられない。特に曜日は決まっていない。英語の授業がはじまる前、いきなり亮子から告げられるのだ。「今日の五時半にいらっしゃい」と。

拓也の日記には、ある特種な記号で女と寝た回数が記されていた。

ひょっとすると……。

亮子先生のことを日記に書けるのではないかという希望を抱いた。まず最初の補習のとき、亮子は学校では絶対に見せたことのないラフなスタイルで現われた。セミフレアのミニスカートと、胸もとの大きく開いた白いブラウスである。座ると太腿の上のほうにまでスカートがずりあがり、うっかりするとパンティまでのぞいてしまいそうだった。

「ほら、ここの英文は……」

などと言って亮子がノートをのぞきこむと、二つの乳房を覆った白いブラジャーがはっきりと見えた。そのブラジャーもほとんどがレースでできているから、スケスケである。

拓也は有頂天になった。ひょっとして先生は誘っているのではないかと考えた。

補習を受けている間、拓也のペニスはずっと屹立したままだった。だから途中の小休止でトイレに立ったとき、短い時間の間に、自らの手であわただしくオナニーしたものだ。

今日の五時半、また楽しい補習がはじまる……。

そう思っただけで、昼間から下腹部がムズムズした。

そんな拓也に関心が移っていた亮子は、授業中ずっと、岡田の視線を無視した。中途半端な態度をとると、事件を起こしかねないと承知していたからでもある。

亮子が教室を出ていくとき、岡田はひどく悲しそうな目をした。亮子はそれでも決して同情などしなかった。

朝食の席で美歌は、今日は図書館に寄るから帰りは八時近くになると言っていた。だから、今日は拓也を誘惑する絶好のチャンスである。

すべてが順調……。

亮子の気持は少女のように弾んだ。学生の頃から異性関係でいろいろと問題を起こした亮子は、自分自身の淫蕩さをはっきりと認識している。それを抑圧しようなどという気はさらさらなかった。性格的にできないのだ。

年上の男たちは、そういう亮子をチャーミングだともてはやした。しかし、ペットのように可愛がられるのは亮子の性に合わない。

いつしか亮子の目は、性欲のギラつく若い男たちに向けられた。岡田は、ある意味で犠牲者の一人であった。そして今、杉浦拓也も、亮子の性遍歴の一ぺージを飾ろうとしていた。

亮子は五時になると、すぐに職員室を出た。急げば二十分で家に着く。五時半から補習をはじめて、途中の休憩が六時半か七時。この休憩時間が貴重なのだ。美歌が八時に帰ってくると計算すると、大してゆっくりもしていられない。

家に着くなり手早くシャワーを浴びた。そのときベルが鳴った。

亮子はまだ濡れた体をバスローブに包むと、急いで玄関ドアを開けた。拓也がびっくりしたように突っ立っている。亮子は思わぬ効果に、内心ほくそ笑んだ。

「ごめんなさいね。ちょっと汗ばんだものだから……」

亮子はノーブラで胸もとを強調する薄手のセーターを着た。スカートは前よりもさらに短いレザーのミニにした。

補習中、拓也の落ち着かない様子を楽しみながら、意識的に胸を反らせたり、脚を組み代える。そのたびに、拓也の視線は机から離れて、さりげなく亮子のバストや太腿の間に注がれる。

ちょうど一時間がすぎたとき、亮子は休憩を告げた。

「下の冷蔵庫に缶ジュースがあるから取っていらっしゃい」

亮子はいかにも疲れたといった感じを強調して、大きく伸びをした。拓也はまぶしそうに胸もとを見てから、部屋を出ていった。

亮子はベッドカバーのかかったベッドの上に、わざとだらしなく横たわった。ドアから入ってくれば、スカートの奥まですっかり見えるような位置である。そのまま目を閉じた。

すぐに足音が戻ってきた。ドアが開いた瞬間、息を呑むような気配が伝わった。亮子は、わざと気づかぬふりをして、目を開けなかった。普通なら声をかけるはずである。それなのに拓也は無言だった。

亮子の股間に食いこんだ白いパンティの中心に、拓也の視線は注がれていた。

「先生……」

小声で呼んだ。その声には、亮子を起こそうとする意志がこめられてはいなかった。ただ形式的に声をかけたにすぎない。

亮子は寝入ったふりをつづけた。かすかな足音が近寄る気配がする。足もとのほうにまわったようだ。

覗かれている……。

そう思うと、柔肉が勝手に蠢き、生温かい愛液がゆっくりとそこを満たした。押しだされてパンティに染みれば、拓也に期待していることを気づかれてしまう。そこまでは、さすがに知られたくなかった。

「あーあ……」

大袈裟に欠伸をしてから、少し驚いたような顔をして目を開けた。拓也は足もと近くに立っていた。

「眠っちゃったみたい……」

言いわけめいたことを言って、手を伸ばした。ジュースをちょうだい、という意思表示のつもりだった。

缶を手に拓也が近寄ってきた。そこで亮子は、あやうく大声をあげそうになった。ズボンの前が見事なほど突きでている。

ああっ、勃起しているわ!……

ゾクゾクッと震えが走った。予想以上に早い効果に、亮子のほうがうろたえた。

拓也はジュースを渡すような素振りを見せて、いきなり亮子の手をつかんだ。

「

!?

…………」

亮子は若い教え子が何を望み、何をしたがっているのかわかっていた。だが、本能的に身を引いた。二つの缶ジュースが、音をたててフロアに転がった。

「先生!……」

拓也が押さえこむようにのしかかった。

亮子は、いかにも恐ろしいことが起こったように表情を引きつらせた。もちろん、心のなかでは、うまく引っかかったという期待感でいっぱいだった。だが、あくまでも被害者であることを強調せねばならない。

「ああ、どうしたのよ……ねえ、どうしたっていうの?」

せいいっぱい情けない声を出した。そのときすでに、拓也の手はセーターの上から乳房をつかんでいた。

痛みを与えるようなタッチではない。ふんわりと揉んでくる。セーターといってもきわめて薄手のものだから、まるでじかに触られているような錯覚に陥った。

亮子はその手を払わなかった。そうすることは簡単なのだが、わざと体の重みをはねかえすことだけに力を注いだ。つまり、乳房は相手の意のままにさせたわけである。

すぐにセーターの裾をくぐって、少年の手が侵入した。ブラジャーは、このときのために着けなかったのだ。直接タッチされて、豊かな乳房は心地よく弾んだ。

「あーっ」

決して痛かったから叫んだのではない。まったくその逆である。だが、亮子はあえて苦痛が生じたように表情をゆがめた。

「駄目、杉浦君! いけないわ……こんなこと、許されない……やめなさい。いやっ」

女教師の計算ずくの抵抗が拓也の欲情を挑発した。乱暴にセーターがまくられた。露わになった二つの乳房に、拓也は目を輝かせてくらいついた。乳房の一方は、生温かい口のなかで舐めしゃぶられ、もう一方はてのひらにくるまれて、プルプルと弾んだ。乳首が恥ずかしいくらい敏感に膨脹した。

自分の性的飢餓を見破られやしないかと、亮子はハラハラした。股間の柔肉もすっかり潤んでいる。

「先生っ……好きだっ! 先生」

ズボンの下でペニスをみなぎらせて、拓也はますます闘争心を奮いたたせた。

ここまできた以上、最後のものをいただくまではやめられないぞ……。

女だから、体は大きくても亮子の抵抗には限界が感じられる。

これならできる!……

拓也の怒張は、入るべき美肉の入口を求め、ますます膨脹した。抱きついて、下半身を亮子の股間のあたりへ意識的にこすりつけた。スカート越しに、女の柔らかい陰阜が感じられる。

この奥に先生のオマ×コがあるんだ……。

それを思うと、いても立ってもいられないような性急な気持になる。しかし、女性に関してある程度の経験を積んだ拓也は、完全な暴力による征服をよしとしなかった。初めは強姦でも、最終的には和姦にもっていきたいのだ。そして、できるなら、美しい亮子先生の歓びの声を聞きながら果てたい。

拓也は焦る気持を必死でコントロールしながら、できるだけ優しく、そして長い時間をかけて、亮子をその気にさせようとした。亮子のくわだてを見抜いていない拓也は真剣だった。

一方、亮子は芝居と気づかれないよう、ときには本気で抵抗し、またあるときは、力つきはてたというような素振りをみせた。だが、二つの乳房を愛撫されたことで、いつまでも演技をつづけることが困難になりつつあった。体が理性より先行し、すっかりその気になってしまったのである。

パンティは、指でまさぐられれば、すぐに濡れていることがわかるだろう。それを知られたくなかった。経験豊かな男なら、女体がどんなに男を欲しがっているか、いっぺんに見破ってしまうはずだ。

この子ならおそらく、そんなことはないと思うけど……。

なにしろ、相手は十八になって間もない大学三年生である。どこかでタカをくくった部分があった。

だが、実際は亮子の考えをはるかに超えるものだった。岡田の場合は我れを忘れて女体にのしかかり、精を吐きだすことだけにとらわれていた。それなのに、拓也はそういったガツガツしたところがない。乳房をしゃぶるやり方も心得たもので、つい喘ぎ声がもれてしまう。乳首は舌と指先でいじられて弾み、そこからツーンと痛いような疼きが生じた。

疼きは胸だけにとどまらない。女の一番感じやすい下腹部の中心が、今にも溶けそうにムズムズする。ムズムズの原因は、割れ目に大量に溢れでた愛液にほかならない。

肉唇が硬い異物を欲しがって、しきりに震える。早くそこに触れてもらいたいと願った。亮子は疼きに耐えかね、ついつい我れを忘れて腰を小刻みに揺すり、太腿をもじもじとこすりつけてしまった。

亮子がそうしたことで、割れ目の上あたりにこわばりを押しつけていた拓也は、あやうく噴出するところだった。

「あ……気持いいよォ……」

女の子のような声を出して、拓也がしがみついてくる。亮子はハッとして動きをとめた。あまり刺激を与えてしまうのも考えものである。このまま射精されたのでは、自分だけが惨めに置き去りにされてしまう。

ただ、そうなっても、性欲の塊りのような年頃なのだ。すぐに復活するだろう。一時的な虚脱状態から醒めれば、また求めてくるに違いない。求めさせるようにする自信はある。

さて、どちらをとるべきか……。

迷っていると、いきなり生温かい手が、レザーのミニスカートをくぐって入ってきた。

「いやっ、いけないわ……どうしてそんなことするの!」

亮子は激しく体を揺さぶった。それによって、押しつけられていた教え子のペニスも激しくこすられる。

「あーっ……」

短い悲鳴が起こった。パンティの上に置かれた手が、このときばかりは力いっぱい股間をつかんだ。陰毛が千切られたのか、恥丘に痛みが走る。

「あっ、痛い!」

亮子の悲鳴は、拓也の五体の痙攣と叫び声で打ち消されてしまった。

「あああ、出ちゃうよーっ」

しがみついたまま、拓也はズボンのなかでおびただしく放出した。

短い沈黙の時間が流れた。

亮子は起きあがらなかった。起きてしまえば、今日の茶番劇は、茶番劇のまま終わってしまう。それではなんにもならない。ショックと疲労で、とても起きあがれないという素振りをみせた。両手で顔を覆い、泣いているふりを装う。

体のすべての部分が無防備だった。薄手のセーターはまくりあげられ、大きめの乳房は露わとなったままである。ミニスカートの裾からはパンティのデルタ部分が丸見えになっていた。ただ、クロッチの濡れた部分を見られたくないので、両腿はピタリとくっつけている。

この子、どうする気かしら?……

両手で顔を隠し、さりげなく拓也の気配をうかがった。

のろのろと起きあがった拓也は、股間の汚れの気持悪さに顔をしかめた。

もっと我慢したかったのに……。

いまいましい気持で、横たわっている女教師を見た。亮子先生は泣いているように見える。怒るかと思ったのに、それもない。

ショックを与えてしまったかな……。

そうに違いないと思った。しかし、あまりにも無防備な姿を見ているうちに、一度萎えた肉棒は、すぐに復活の兆しをみせて、ゆっくりと確実に硬化しはじめた。

拓也も、このまま終わらせるつもりはなかった。これでは強姦者にさえなりそこねた、ただの道化ではないか。

「先生、ごめんね……でも、どうしても先生を……」

そう言いながら、拓也は素早くズボンを脱ぎ、下半身を剥きだしにした。

亮子はそれを気配で感じていた。しかし、動かなかった。泣きじゃくるように肩を震わせて、ショックから立ち直れない、か弱い女教師を演じた。

「先生……」

拓也が手をとった。亮子は目を閉じている。

「先生っ、なんとかしてよっ!」

手をとられ、とてつもなく硬く熱いペニスに押しつけられたとき、これで計画通りになる……と確信した。

「あーっ、やめて!」

心にもない声を出して手を払おうとしたが、少年の力ははるかに強かった。

「触ってよ……お願いだよ、先生」

「いやいや、いや……助けて……」

自分でも、どうしてこんなに上手なのだろうと思うほど、半泣きの声が出た。

「ようし、それならいいよ」

いきなりミニスカートが腰までまくりあげられた。亮子は両脚をバタつかせ、抵抗するような素振りを示した。拓也が両脚を抱えこみ、膝の間に割りこむと、下半身の自由はまったく奪われた。

「いやよ……いやァ……」

両手でポカポカと拓也の頭を殴った。それとて力を加減しているから、相手の力を排除することにはならない。だが、パンティの上に舌が押しつけられたときには、芝居ではなく本当の叫び声をあげていた。

「ヒェーッ!」

それは驚きの声であると同時に、不意に訪れた快い感覚のせいでもあった。しかし、拓也にはそれがわからない。拓也はともかく亮子を逃すまいと、必死で押さえつけ、パンティの上からふっくらとした肉丘をペロペロと夢中で舐めまわした。

舌先が、かすかに糊のようにベタつく中心をとらえた。

濡れている!……

少年の心は躍った。なおも舌を使う。

「いやっ……やめてーっ!」

亮子が腰をひねる。それでも舌が強引に女芯の上を這いまわった。

「あーっ、あああーっ……ハーン」

痺れるような快感が割れ目を走り、脳髄にまで突き抜けた。もう芝居をしている余裕などなかった。

「先生、濡れてるじゃないかよ!」

少年の勝ち誇った声を聞くと、亮子はいたたまれないような恥ずかしさを感じた。黙っていれば認めたことになる。

「違うわ。あなたがそんなことをするから……」

「嘘じゃないよ。気持いいから濡れたんだ。ヌルヌルしてるじゃないか。女の人は感じると濡れるんだ。ねっ、そうだろ」

「知らないっ……いや、もういやっ!」

事実を指摘されると、心のなかにむしろホッとした余裕が生じた。

「お願い。妹が戻ってくるわ……大変なことになるわ……いや、よして!」

美歌が帰ってくるというひとことで、拓也はむしろ闘志を燃やした。見せつけてやりたいとさえ思った。さんざん焦らしたあげく、一度も体を許さなかった美歌に、歓び狂う姉の姿を見せつけたら、さぞや痛快だろう。

拓也はここぞとばかりにパンティの上から舌を駆使した。薄い布地はすぐに唾液でぐっしょりと濡れ、恥丘に貼りついてしまった。黒い繊毛が、少年の心をくすぐるように浮かびあがる。舐めるというより、むしろしゃぶるといった感じで貪ったので、ときとして秘肉の端が布地ごと口のなかに入ってきた。

「あーっ、あーっ、駄目ッ……」

亮子は、駄目という言葉を自分自身に言って聞かせた。体が敏感に反応するのに対して、歯どめをかけなくてはならない。

拓也は少しずつ勝利を予感していた。疲労のせいもあるかもしれないが、女教師はほとんど反抗らしい反抗もしない。見ようによっては、快感を耐えるのがせいいっぱいという感じがするのだ。心身ともに奪いたった少年は、もっともっと美人教師の悶える姿を見たかった。

おっ

!?

……

夢中でパンティの上から柔肉に食らいついているうちに、舌先にはっきりとヌルヌルしたものを感じとった。自分の唾液ではない。拓也は心の内で快哉を叫び、パンティを脱がしにかかった。

亮子はパンティの縁をつかみ、「お願い、許して。いやっ!」と叫んだ。叫びながら、次の少年の行動を期待した。いやと言われれば、ますます欲しくなるのが人の心理である。

拓也は強引だった。ピーンと伸びきったパンティの切れこみから、縮れた恥毛がのぞいた。はずみをつけるように引きおろすと、呆気なくパンティは足首から抜けてしまった。

亮子はなおも抵抗の姿勢を崩さなかった。ヴィーナスの丘が、じかに少年の舌の攻撃にさらされる。下半身の自由を奪っていた拓也は、今度は露骨に太腿をこじ開けてきた。亮子は泣き叫ぶふりをしながら、少年の頭を叩いた。しかし、ざらついた生温かい舌の洗礼を受けると、引くはずの腰が、ついつい前方に突きでてしまう。ハッとしてもあとの祭りだった。

両腿の下に手を入れて抱えこんだ拓也は、さらにてのひらを、ヒップのもっとも肉厚の部分に当てがって腰を高くさせ、せりでた女陰を自在に舐めまくった。

亮子にはもう演技をする余裕はなかった。的確な少年の舌の動きで、久しぶりに官能が溶けようとしていた。

ぬるつく姫貝に食らいつき、ぽってりと充血した陰唇をしゃぶりながら、拓也は夢ならば覚めないでくれと願った。喘ぐ女の声、したたる媚液、口のまわりをチクチクと刺激する恥毛……どれをとっても現実の光景であった。

亮子は演技することを完全に放棄した。ただ口からは絶えず「いや」とか「よして」とかいう言葉が出ていた。それは、女の防御本能が言わしめたものにほかならない。

拓也は利口な少年である。「もう諦めなよ」というような優越感にひたるような言葉は決して口にしなかった。形の上から見ても、これはやはり強姦である。女教師が合意するわけがない。つまり、どんな言葉をもってしても、絶対に合意ということは有り得ない。それならば、強姦という形をあくまでも押し通して、相手に弁解の余地を与えておく必要がある。

必死に抵抗したが、とうとう力つきて犯されてしまった--亮子にはそういう大義名分が必要なのだ。

それでいいじゃないか……。

拓也はそう思った。しかし、相手に苦痛を与えたままでは終わりたくない。えてして、強姦は男の欲望だけが先行し、女の立場を考えない。欲望の噴出によって、すべてが終わる。女は憎悪と屈辱感にまみれるだけである。

そうはしたくなかった。形は強姦でもなんでもいいから、とにかく亮子先生に快感をもたらしてやりたい。そうすれば、次に相手を求めたとき、それが切り札に使えるではないか。

拓也は、亮子によって仕掛けられた罠にはまったことにまだ気づいていないから、本気でそう考えていた。

拓也のその心の動きを知ったら、亮子は自分のたくらみが完璧に成功したことに満足したに違いない。口では拒む言葉を吐きながら、亮子の体はもう、まったく別の行動をとっていた。

くねくねと悩ましげにうねる女体を拓也は愛撫しつつ、じっくりと観察した。今までセックスしてきた自分と同じ年頃の少女たちが青臭く思える。今、拓也の目の前に、人身御供のように横たわっているのは、完熟した女体だった。授業を受けているときには美人でスタイルがいいとしか思わないが、裸の亮子はまさに神の造った芸術品だった。輪郭のはっきりした二つの乳房とその頂点に色づく乳首。細く締まった胴と、そこから急激に張りだした腰肉。窪んだ下腹と見事に盛りあがったヴィーナスの丘。女体をいっそう引きたたせる淡い翳りと、かすかにのぞくサーモンピンクの裂け目……。

拓也自身、この素晴らしい女体にとりついているという現実が、ときとして夢か幻のように思えるのだ。

「ああ、もうっ……」

悩ましい腰が跳ねた。

新たな淫水が噴きあがったのを、拓也の舌は見逃さなかった。

気持よくなっている!……

歓びが湧き、自信がふくらむ。目の前に恥毛が途切れていた。そこから陰唇が左右に分かれている。その分岐点に結び目のような肉が寄り添っていた。

少年の目は、鋭くそこに注がれた。指先で結び目をそっと引っくりかえした。見事に成長したクリトリスが、解放された歓びに震えて尖った。頂きを指の腹でスッとこすった。女教師の腰が小気味よく跳ね、小さいけれども鋭い叫び声がほとばしった。

とうとう……。

拓也の体のなかを歓びが衝きあげ、駆けめぐった。

指と舌を交互に使って突起をソフトに刺激すると、にわかにきつい匂いがプーンと鼻腔に入りこんだ。不快な匂いではない。むしろ欲望をそそのかす牝の匂いだった。

クリトリスを舌で舐めながら指先で淫裂をさぐると、前よりもずっと濃いねばねばした蜜液が溢れている。指先に絡ませて、唇を縦にしたような膣口の縁に塗りつけた。鼠蹊部のそげた窪みがピクピク震えだす。感じていることは明らかだった。指先に短毛がチクッとこすれる。

一度放出しているとはいえ、二十一歳の少年である。いつまでも自己抑制する忍耐力があるわけではない。しかも亮子はすでに抵抗を放棄しているだけでなく、快楽に身をまかせる気配さえ見せているのだ。女教師という立場上、それをあからさまにできないだけである。体はあまりにも正直に亮子の気持を代弁している。

拓也は起きあがった。愛液にまみれた顔から湯気が立ち昇りそうである。長い舌で口のまわりのベトベトした媚液をペロリと舐めた。

亮子は両手で顔を覆いながら、指の間から拓也の肉茎を見た。みなぎった若さが見事な角度を与えている。筒先からは前ぶれの雫が垂れていた。

もうすぐあそこから、白い精液が速射砲のような勢いでほとばしるんだわ……。

子宮に教え子の精液を浴びるときの衝撃を思うと、女陰全体がキュンと縮まる。ついつい呻き声をもらしていた。疼く肉洞を一刻も早く太くたくましいペニスで埋めてもらいたいが、自分から積極的に求めたりはできない。あくまでも受身でなければならない。か弱い被害者としての立場を貫き通さなければならない。それがなんともつらく、逆に楽しくもある。

それにしても、今の若い子たちは、なんと発育がいいのだろうと感心してしまう。テラテラとローズ色に輝く亀頭は猛々しく、青筋、赤筋がくまなく走る肉茎の表面だって、堅い樫の木を思わせる。それが肉路を押し分けて、遠慮なくズブッと入ってくるのかと思うと、亮子は、女だけが知っているその瞬間の快感を早く味わいたくてたまらない。

生臭い息を亮子は感じた。黒い影が覆いかぶさる。とうとうその気になった拓也が上半身を前に倒し、肉茎の先を粘膜の溝にあてがった。ガラスの破片に刺されるような痛みがただちに快感にすり代わる。粘膜がひとりでにうねって、ペニスをスッポリ包もうともがく。

私がしてるんじゃないわ……私のオマ×コが勝手にしてるのよ……。

できることなら、拓也にはそう言ってやりたい。心と肉体は別々の個性なのだと、亮子はつくづく思う。

「先生!」

感きわまった声をあげながら、拓也が体の重みを預けてきた。

膣口がプアッと膨らんだように開き、猛々しいペニスが、まわりのぬめりの助けを借りて、ズズズーッと胎内にもぐりこんだ。きつい感じが、二人にとって同じようにたまらない感覚となった。膣壁が硬い一物で容赦なくこすられる。その摩擦感が強いほど、快感の度合いも深い。待ち焦れただけに、精神的な安堵感も快感を増幅させた。

どこかに自分の本心を見破られたくないという気持が働くのだろう。亮子の低い呻き声は、聞きようによっては苦しそうでもあった。しかし、実際は違う。気持よくて気持よくてたまらない。思いっきり開放された状態でセックスを堪能したかった。

でも、今日は初めてだから……。

亮子はぐんぐん上昇する快感と闘うつらさを味わった。

ついに太いペニスが根もとまで没した。男の硬い恥骨が、すっかり膨張したクリトリスを圧迫する。それだけでも気をやりそうなのに、子宮にも快いノックが伝わる。胎内で歓びの湧き水が溢れた。ズルズルズルッと肉茎が引きあげられてゆく。

「あーっ……」

イヤッという言葉が出かかったが、どうにか抑えた。

こんなにいい状況なのに、抜いてしまうなんて、あまりにも残酷だわ……。

そう思い、ついついはしたなく腰を繰りだしていた。

教え子のペニスは、亀頭の境にあたるくびれの部分を陰唇の裏側に引っかけるような形で停止した。膣口はピタリとふさがっているが、その奥は幹が抜けでてしまったので、空洞のようになっている。肉襞がなんとかしてほしいとばかりに蠢く。その切なさ、やるせなさに負けて、亮子は思わず深い吐息をついていた。

そのとき、また太いペニスが一挙に攻めこんできた。「ハーン……」と心地よい喘ぎ声をもらして、陰阜を相手に押しつけていた。

「先生……先生……」

今までの落ち着きが嘘のように、少年がせっかちに腰を使いはじめた。

ああ、まだよ……我慢してっ!……

心のなかで祈りながら、亮子は気づかれないように腰の動きを合わせた。もう恥も外聞もない。性欲に優るものは何もなかった。

「先生……気持いいの?」

拓也も聞かずにはいられなかった。

二人の動きはスムーズに調和している。

「ねっ、先生……どうなの?」

「ち、違うわ……」

「だって、先生……腰を動かしてるじゃないか、そうだろ」

痛いところをついてくる。

「……早くあなたから離れたいからよ……早く終わって! 私を離してちょうだい」

「そうはいかないよ」

突然、拓也は動きをストップしてしまった。快楽の中断ほど、女にとってつらく悲しく、残酷なものはない。

ああ、早くしてっ!……

そう言える立場になりたかった。だが、我慢して沈黙するしかない。

「先生は嘘つきだよ。気持いいならいいって言えばいいじゃないか」

「違うの! そんなんじゃないの」

「じゃ、どうしてオマ×コが濡れてるのさ」

「あー、やめて!」

亮子は耳をふさいだ。その卑猥な四文字言葉に動転したからではない。むしろ逆である。いかがわしい言葉が耳の底に響いた途端、名指しされた女の中心が収縮し、細かく震えだしていた。当然、膣のなかは溶けた愛液で満ち溢れた。

「わかったよ」

ふてくされた言い方なので、亮子は、そのまま拓也が離れてしまうのではないかと気が気でなかった。だが拓也は背中を丸めるようにして乳房に吸いつき、不自由な格好でソロリソロリと抜き差しをはじめた。二カ所を同時に攻められた亮子は、自分の快感曲線が急上昇したことを知った。正直に、「いい気持よ、もっとよくして」と言えたら、どんなに爽快だろうと思う。

だけど最初のセックスから、いくらなんでもそんなことは言えないわ……。

気だるい快感と、切り裂かれるような快感が、交互に亮子に襲いかかる。

「あーっ、出そうだ!」

乳首から顔を離した拓也が、天井を見あげるようにして訴えた。

意地悪っ、もうちょっと……ね……。

ついつい少年の腰に手をまわして、引きつけてしまった。

「やっぱり、よくってたまんないんだろ。ほら……ほら……」

かけ声をかけながら、クイックイッと肉茎を送りこんでくる。

「ああっ、駄目……」

「何が駄目なんだい、先生?」

教え子の抽送のピッチが速まった。

「もう……おしまいにしてェ」

「先生もよくなったらね」

「そんな……私は犯されてるのよ……決して合意したわけじゃないわ」

「理屈はもういい。現にこんなによくなってるくせに……」

玉袋がペタペタと内股を叩くほど腰使いが激しくなると、亮子はぐんぐんつのる快感をなんとか耐えるのがせいいっぱいだった。こわばりは規則正しく肉洞を押し開き、子宮を叩く。硬いペニスでこすられた膣壁は蕩けそうに火照り、ぬらぬらした溶液がどこからともなく湧いて、二人の性器を滑らかにきしませた。

いきなり上半身を起こした拓也が、結合した性器の境目に指を突っこんだ。その指が肉芽をいじくりまわすと、さすがに亮子も耐えきれなくなって、よがり声をあげた。

「あーっ、あーっ……駄目……それ、どうしよう……あーっ、変よ……うっ、うーん……ハァン……」

「そうだ、その調子だよ。もっといい声を出しな、先生……ああっ、僕もたまんない」

ズボズボと淫水の飛び散る音がした。こすられる膣が火傷したように熱い。性感帯のすべてが作動して、亮子を高みへと押しあげた。

「あーっ、あなたっ!」

拓也はその一瞬を待っていた。ガバッと上体を伏せて、体のすべてを亮子に密着させると、今まで必死になってコントロールしていた安全弁を一挙に解放した。

「先生っ……で、出るよ、出るーっ!」

噴出したほとばしりが子宮を直撃したとき、瞼の裏や脳天にまできらめく星が散った。意味不明の歓喜の声をあげながら、亮子は、それまでの屈辱や不満を一気に吹き飛ばすように、一途に快楽の渦の中心に身を投じたのだった。

女教師・挑発授業 第五章 女子大生・淫色講習 ~ 第六章 女教師・凌辱演習 (3/5)
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