ホグタイ(Hogtie)は緊縛の一種で、両手首と両足首を一つにまとめて縛り上げることを言う。厳密には後ろ手だけをホグタイと呼ぶが、前縛りでもそう呼ぶことがある。通常の拘束より自由を奪う。趣味のSMでも、実際の事件の被害者でも、手足が一点に集まる縛りは、逃げにくさの象徴になる。手と足が別々なら、まだ体を起こす余地がある。一点にまとめられた瞬間、起き上がりも這うことも一気に狭くなる。
ロープ、手錠、テープ
縛り方はいくつもある。いちばん基本は、ロープで後ろ手に縛ったあと、そのまま両足を縛ることだ。手首と足首が密着するほどきつくても、ゆとりがあっても、手と足を縛っているもの——この場合はロープ——が繋がっていればホグタイになる。密着の度合いより、手足が一本でつながっていることが定義になる。ロープ以外では、拘束具や複数の手錠・足錠も使う。手錠と足錠を短い鎖でつなぐだけでも、同じ型になる。
粘着テープは最も安価で使いやすい。ただし手首と足首を繋いでいるのもテープなので、手首足首の巻きたては剥がしにくくても、繋ぎの部分は力を込めれば引きちぎれる。だからロープや手錠と併用することがある。安いことと、繋がりの弱さは表裏である。テープだけで完結させるホグタイは、見た目はきつくても、つなぎさえ切れれば手足は再び別々になる。
首に回す逆エビ
一風変わった責めでは、脚を縛ったロープを、手と一緒に首へ回す。逆エビ反りの痛みと苦しさから足を伸ばそうとすると、首が絞まる。動くほど別の苦痛が増す拘束の一種だ。趣味のSMでは合意と監視が前提だが、首に荷重が乗る型は、放置した瞬間に事故になる。手足を一点に集めることと、その一点を首へつなぐこと。ホグタイのきつさは、まとめ方の先にある。後ろ手の基本形でも十分に動けない。そこに首を足した瞬間、縛りは呼吸の危険と重なる。






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