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年下の義母 · 第五章 太腿を絡ませる義母 ~ 第六章 剛直を咥える義母

年下の義母 第五章 太腿を絡ませる義母 ~ 第六章 剛直を咥える義母 (3/6)
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第五章 太腿を絡ませる義母

二日間のゴルフを楽しんだ後、修三が帰宅したのは、由貴子と智史の性愛のいとなみがはじまってからちょうど三日目の夜である。

この日、息子の智史は、大きな取引先の接待を、あらかじめゴルフ場からの修三の電話で任されていた。相手が望んだので、台湾バーと称する怪しげな店へ行った。客席に着いたのは東南アジアのあまり品のよくない女たちである。台湾バーといっても、そこの女たちは各国から来ているらしい。

取引先の連中は鼻の下を長くして、それぞれの相手とラブホテルにしけこんだ。もちろん、費用はすべて智史が支払った。智史は、相手に気を遣わせてはいけないと思い、形式的に女を外に連れだしたがホテルには行かず、女に規定通りの金を払うと、すぐにタクシーを拾って家に帰った。

時間は、とうに十二時をまわっている。朝、出がけにキスを求めてきた由貴子が、「今日は、お互いに充分注意しましょうね。パパは、きっと私をいじめると思うの……」と言ったのを思いだしていた。少年の頃から、父が人並み外れて好色だったのを見てきている。そのことで母が半狂乱になったのを、何度も見ていた。

ひょっとすると、俺はあの頃から親父を憎んでいたのかもしれない。そういう思いが湧いてきたのは、由貴子と妙な関係になってからだ。

智史は邸を取り囲む塀をぐるりとまわると、裏側の勝手通用口の戸を鍵で開けて邸内に入った。初めからそうするつもりがあったわけではない。智史の足が自然とそういう行動をとってしまったのである。

だが、真夜中の邸内はシーンとしていて、小さい頃から飼っている番犬のダンが鼻を鳴らして近寄ってきたぐらいで、別にどうということもない。

智史は、いったい自分は何を期待してこんな行動をとったのだろうか、と考えた。ひょっとすると、俺は嫉妬の感情を抱いているのかもしれない……。

危険な予感は、さらに大きく膨れあがった。裏口からそっと家の中へ入りかけた。

その時、バスルームの明かりがついた。硝子戸の向こうに影絵のように立っているのは、どうやら由貴子らしい。智史の足はその場にクギづけになった。

白い裸身のあちこちに薄く痣ができていた。熱い湯に体を沈めると、ちょっぴりヒリヒリした。

あの人も焦ってるんだわ……。由貴子は二時間ばかり前からはじまった、修三の女体に対する切ないほどの恋情を、少なからず哀れに思った。

その夜、夫の修三が帰宅したのは八時すぎである。途中、ゴルフ仲間と軽い夕食をすませてきた修三は、ひと風呂浴びるとガウン姿になり、由貴子を相手に軽くブランデーを飲んだ。栄養過多を極力避けるために、食事療法をするようになった夫は、アルコールもほとんど口にしなくなり、わずかな量でもすぐに酔うようになっていた。

リビングルームで由貴子を膝の上にかかえた修三は、自分はブランデーを口に含むだけで、それを口移しにして若い妻に飲ませた。

由貴子は、こんな姿を智史に見られたくなかった。何度も夫の手から逃れようとしたが無駄だった。いや、それどころか、修三はいやらしい言葉を耳もとに囁きながら、スカートの中に指を侵入させてきたのである。夫は、若い女はガードルを着けるべきではないというのが持論だった。だから由貴子は、この家に来てからガードルを着けたことがない。

無骨な指は、いつも夫が賞賛してやまない由貴子のぽってりと膨らんだ恥丘をひとしきり撫でまわしていたが、やがてパンティの脇の深い切れこみをこじあけて、直接、淡い恥毛や肉の裂け目をタッチしだした。それくらいで由貴子は簡単に感じたりしなかったが、時間が経過するにつれて智史の帰宅時間が気になりはじめ、そういう感情を持ったことでにわかに体が燃えだした。修三はどういうわけか、いつになく執拗だった。

「智史さんが帰ってきますわ」

「いいさ、夫婦なんだから」

「いやよ、こんなところで……お部屋に行きましょう」

「駄目だ、お前だって濡れてきたくせに」

確かに修三の言う通りだった。わざわざ愛液で濡れた指を目の前に差しだされると、由貴子は性器をさらされたような恥ずかしさを覚え、またしても大量の秘液を湧出させてしまった。

由貴子はいたたまれなくなって、とうとう逃げだした。部屋まで追ってきた修三は、最近めっきり白くなった髪を振りたてて股間にへばりつき、乳児がオッパイを吸うように、柔肉の切れ目から噴きだす淫汁を吸った。

だが、部屋に入ってからの由貴子は、あまり燃えなかった。修三が吸引しているのは、階下のリビングルームの戯れの名残りで、ある程度まで吸われると、やがて亀裂に痛みが生じた。

「もういや……パパ、やめて……」

由貴子の哀願も空しく、そこはますます強く吸われ、耐え難い痛みに呻き声をあげて、由貴子はのた打ちまわった。修三は、本当に由貴子がいやがっているとは思わなかったらしい。自分のうなだれている分身を、今度は強引に由貴子の口に押しつけた。

正直なところ、由貴子は救われた気持になった。しなびたものを口に含んでいるほうが、よっぽど楽であった。

口におさまったものはいっこうに逞しくならない。由貴子は夫の気持を傷つけないように気を配りながら舌を使った。そうしながら由貴子は、平穏な状態でのセックスが自分に不向きなのを薄々感じていた。

リビングルームで燃えたのは、いつ見られるかもしれないという不安感が体に火をつけたとしか思えない。考えてみれば、結婚前の病院での交合の時も同じである。

修三はようやく諦めたのか、腹立たしそうに分身を若妻の朱唇から引き抜くと、フロアスタンドの明かりを豆電球に切り換えて背中を向けた。さすがに二日つづきのゴルフで疲れていたのかもしれない。どこか背中には悲哀が漂っていた。五分もしないうちに軽いいびきが聞こえてきた。

由貴子は逆になかなか寝つかれなかった。口の中もなにやら男の精液の匂いが残っているようで気色悪かったし、愛の扉のヒリヒリする痛みも心配だった。そっとベッドを脱けだし、バスルームへ直行した。

行く途中、玄関を見たが智史の靴は見当たらない。ホッとすると同時に、少し淋しい気もする。

バスルームに備えつけの手鏡で、恥ずかしい格好をしながら股間を調べた。乱暴な扱いを受けたせいか、花弁はすっかり赤くなっている。ぬるめのシャワーで注意をしながら洗っているうちに、ついつい、そこに出入りする智史のこわばりを想いだして赤くなった。

せっかく洗ったところがジーンと痺れてきて、いつのまにか潤いを増している。広いバスルームの中にある腰掛け台に男のように座り、誰も見ていないのをいいことに、立てた膝を左右に大きくひろげ、かがみこむようにしてのぞいた。少なめの上品な飾り毛が、赤貝のように口を開いた亀裂を淫らに囲んでいる。

ひどくいやらしいその姿に、顔を染めて見入っている時、脱衣室との仕切りの硝子戸に黒い人影が浮きあがった。

「?……」

修三とは違う人の影を見て、すぐそれが智史とわかると、あわてて両脚を閉じて万遍なく体に湯をかけた。人影は裸になろうとしているらしく、さまざまな形に蠢いて、着ている物を脱ぎ捨てている。

いやッ、来ないで……。大胆というか無茶というか、危険なことこのうえない。もし夫の修三にでも見つかったら万事休すである。だがその反面、由貴子の体の中の何かが、そんな心を嘲笑うかのようにムクムクと頭をもたげてきた。途端に体の隅々までが火にあぶられたように熱くなる。

智史は生まれた時のまんまの姿で入ってきた。

「いけないわ……出ていって……」

そう言いながら、由貴子の目は、ちょうど真正面でぶらぶらと揺れている剥きだしの肉茎にクギづけになり、金縛りにあったように、そこから動けなかった。危険をはらんだ立場に追いつめられて、由貴子はもうすっかり眩惑されていた。

「お願いよ、出ていって……起きてくるかもしれないわ……ダメよ。お願いだから出ていって……」

口が勝手に動いているようであった。それなのに、智史がその言葉の通りに、くるりと背中を向けて出ていってしまったなら、由貴子はどんなに淋しい気持にさせられるか、自分がいちばんよく知っていた。

「スリルがあって面白いじゃないか」

そうよ、その通りよ

!!

……もう一人の由貴子がそう叫んでいた。

「親父と、もうしたのかい?」

そう言った智史の表情は、あまりそのことに関心がなさそうだった。

「いろいろしたけど……無理だったわ」

由貴子は正直に答えた。

「気の毒に」

それは、由貴子に言ったのか父親に同情して言ったのか、少し曖昧だった。

「こういう場所でするってのも、いいものだと思わないか?」

「とんでもないわ」

由貴子は大袈裟に頭を振った。髪の毛がふわっと舞うように揺れて、女の匂いがあたりに飛んだ。敏感な智史の鼻は、その甘美な香りを捉えていた。

由貴さんの体は中途半端なまま燃えたっている……。智史の推理は百パーセント当たっていた。由貴子の体は、脱衣室にいる智史が押し入ってくると予感した時から疼いていた。

「しようよ。ここなら少しぐらい声をあげても親父には聞こえない」

「駄目よ。絶対に……」

由貴子はもう一度ムキになって拒絶した。

「したいくせに」

「出てって

!!

」

すでに、二人の言葉の遊戯ははじまっていた。智史は、まだダランとしている陰茎に右手を添えると、由貴子の見ているすぐ目の前で、いやらしくしごきはじめた。

「ああ……だめよ、だめだめッ」

由貴子は呻き、圧倒されながら、智史の手もとを凝視しつづけた。男の可愛いシンボルが、見事に変身する効果を信じきっている表情であった。ゆっくりと頭をもたげ、砲身が荒々しく膨れあがり、無数のさまざまな色をした血管が鮮明に浮きでて、由貴子はもうそれだけで眩惑されて、体の力が急速に抜けていった。すでに膨張しきったこわばりの先端には美しい露が光っている。先端がゆっくり近づいてきた。

「さ、舐めるんだ。ママ」

「やめて……ママだなんて呼ばないで」

「だって、本当にママなんだから」

「ああ、ひどい……ひどいわッ」

本当にひどいと思うことで、心の内で由貴子は被害者としての立場を前面に打ちだし、強制されるから仕方なくやるんだ、とでもいうように、仁王立ちしている義理の息子の硬く光ったものを口に含んだ。髪の毛の先から足の爪先にまでおののきが走り抜け、太腿の付け根が痙攣したかと思うと、ツーンと快さが湧きあがって、思わず頬ばったものに歯をたててしまう。

「上手だね。由貴さん、何人の男たちにこういうことをしてあげたの?」

智史の口調は優しかった。無言のまま、由貴子はサッキングを繰りかえした。あの時の中年男の並外れた怒張が瞼の裏に蘇り、無意識のうちに、二つのボールをくるんだ皺々の袋を掌でゆっくりと揉んだ。

「なんてうまいんだ」

感情のこもった息子の声を聞くと、由貴子はますます気を入れて口と手を動かした。

もっと命令してくれないかしら。ああしろこうしろと、もっと命令して欲しい……。

夫が起きてきたらどうしよう、という不安の気持を抱きながらも、心の片隅で、荒々しく犯されたいと願っていた。息苦しくなって怒張を吐きだすと、まるでバネでも仕掛けてあるようにブルンッと下腹を叩かんばかりに持ちあがり、ふるい落とされた透明の露が由貴子の頬にはねかえった。

由貴子は長い舌を出してそれを舐め、剛毛に顔を押しつけた。ざらつきと男の精の匂いが由貴子をさらに夢見心地にさせていく。

智史の太腿に密着した豊かな乳房はたわわな形を歪めて息づき、せいいっぱい勃起した乳首はなにかをせかすように疼いていた。智史はゆっくり腰をおろすと、微妙なタッチで乳房を揉みながら、ピンと上を向いた乳首を口に含んだ。大きく熱い震えが由貴子を揺さぶる。舌が乳首のまわりを這い、下に伸びた手は恥丘に張りついた黒い翳りをまさぐりながら、さらに奥深い亀裂をなぞりはじめた。

「あうッ……ファッ……」

心臓の鼓動で皮膚が突き破られそうになり、耳はガンガンと鳴って鼓膜が破裂するような気がした。

不意に由貴子は、智史の下に伸びた手を遮ろうとした。ようやくぬめりをさぐり当てた年上の息子の指が、それに逆らって、肉襞をこじ開けるように侵入を開始した。

「いけない、パパが……」

明らかに由貴子は演技をしていた。心の底で犯されたいと願い、とっさに智史と争うことで、自分をその渦中の人に変身させたかった。

案の定、この巧妙な企みに智史は見事にひっかかった。力ずくで由貴子をタイルの上に押し倒し、思うぞんぶん恥ずかしい丘を擦りたててくる。

「いやよッ」

低いが強い拒絶の声に、智史はいっそう苛立ちを募らせ、残る一方の手で乳房を鷲づかみにした。痛みが、それをうわまわる性感をともなって、由貴子の全身を襲う。

股間に熱い蜜がほとばしり出たが、由貴子はそれを気取られまいとして、大袈裟に両脚をばたつかせた。一方の足のくるぶしがバスタブに当たってひどく痛かった。だが、その痛みさえも言いようのない快感として、由貴子の肉体に取りこまれてしまう。智史の指は蜜壷の中を荒っぽいやり方でかきまわしている。

「濡れてるくせにッ」

腹立たしそうな声も由貴子には爽快だった。

もっとやってッ、乱暴に、強姦魔のように

!!

……心の中で願いつつ、またも由貴子は智史の手を突き離そうと体をよじった。秘口から指が抜けかかると、智史はあわてて上体を年若い母親の上に乗せ、さらに余分な指も加えて奥へねじこんだ。

「ううう--ッ」

由貴子の唸り声は、嫌悪しているものとはまったく異質のもので、その頃になると、ようやく智史は、由貴子の突然の不可解な行動を理解しはじめていた。

ようし、それなら……。智史は由貴子の抵抗に本気で反撃を加えるべく、掌でグリグリと硬くせりだした肉の突起を圧迫し、さらに小指を後方に伸ばしてアヌスも攻撃するような素ぶりを示した。

「いやよッ、いや

!!

」

だが、由貴子には智史をはねかえす力がない。

「どっちがいいんだ? 前か、後か、それとも両方か!?

」

そのハレンチな言葉が、由貴子の官能を一挙に揺さぶった。ああ、なんて刺激的で猥褻な言葉なの! 由貴子は頭の中で叫び、ぐいぐいと下半身全体を智史の手に押しつけた。

別の生き物のようにうねった肉の穴は、随喜の涙を流して男の指を吸いこむように絡みつき、湧きたったルツボのように蠢いた。

「入れてやるッ、太いのをな」

智史に似合わないやくざな口調もまた、さらに年下の義母を飛翔させた。すっかり充血して柔らかくなった肉壷から指が抜けた時、「やめて、抜かないでッ」

思わず本音を洩らしていた。

「だから、代わりに太いのを入れてやるのさ」

耳もとで熱い声がすると、由貴子のしなやかな両脚は、あらかじめプログラミングされた器械のように高々ともちあがって左右に開かれた。すっかり濡れて息づいている秘貝の中心部に、充実感のある硬く逞しいものが触れてくる。

「入れて……焦らしちゃ、イヤッ!」

由貴子は哀願した。弾力性に富んだ若い息子のこわばりが、柔肉を引き裂くように突き進むと、自然と腰が弓なりになった。貝汁に濡れた下半身の唇は嬉々としてこわばりを迎え入れ、吸いこんだ。

ずっしりとした充実感が由貴子を有頂天にさせていく。肉の悦びに浸って、死ぬまでこうしていたかった。

「ああ……」

智史が快さそうに呻き、ぴったりと絡みついた由貴子の肉片をえぐるように、逞しい一物がゆっくりと出たり入ったりした。そのたびに陰唇がキュッとすぼまり、ヌルッと開いて、由貴子の全身に次から次へと愉悦の波がひろがっていく。

「ああ、出てしまいそうだ」

「まだいやッ」

間髪を入れずに由貴子は叫んだ。智史はニヤリと笑う。彼とて、まだ精を放出する意志はない。まだ充分耐えられる余裕があった。芝居をしたのだ。由貴子を苛立たせることによって、後から得る性感を何倍にもしようと試みた。だからもう一度言った。

「気持よくて、出ちまいそうだ」

「お願い、待って……一緒に……ね……頑張って」

息もたえだえに喘ぎながら、由貴子が性急に腰を使いだした。

「駄目だ、待ってくれ」

悲痛な声を出して、智史は由貴子の動きを制止する。

「まだ出さないで」

由貴子の声は涙声になっていた。

「そうしたいけど、あんまり由貴さんのおまんこがいいもんだから」

智史は研究しつくした末に考えだした、きわめて単純明快な言葉を、由貴子の耳もとで囁いた。途端に、抱いていた由貴子の全身がおこりでも起こしたかのようにガクガクと揺れだし、ものすごい力でしがみついてきた。スラリとした長い両脚は智史の腰に巻きついて、上部でしっかりと組み合わさっている。智史はここぞとばかりに腰を押しつけて回転させた。

そうしながら、もう一度、由貴子の性器をたたえるもっとも下品な言葉を口にした。

快感の鋭い針が、由貴子の全身に突き刺さっていく。喉の奥からケモノにも似た唸り声をあげて、由貴子は叫んだ。

「もうたまらないッ

!!

私、いっちゃうわッ

!!

ごめんなさい、いっちゃうの。はあッ、いってるゥ……いくッ……いくわよッ。ほら……ほらッ!!

きてェ--

!!

」

由貴子のしぼりだすような声とともに、肉片がグイグイとこわばりを締めつけた。智史もまた、由貴子と同じように叫びながら、穢い言葉で射精の瞬間が近いことを告げた。

ひときわ大きく脈打ったこわばりの先からドクドクと熱いものが噴きだし、秘唇をまたたく間に満たしていった。由貴子は体が爆発して四散するような状態のなかで、はっきりと、今までにない絶頂感を受けとめ、吹きすさぶ快感の嵐の中に身をさらしていた。

第六章 剛直を咥える義母

一つの屋根の下で、三人の奇妙な生活がはじまった。従来とはまったく異質の関係である。形のうえでは修三と由貴子が夫婦であったが、実質的な夫婦関係は、由貴子と修三の息子の智史が担っていた。年齢の面でも二人は理想的だったし、何よりも性的な一致では、実のない修三よりは智史のほうがはるかに優位にあった。

堰を切ったように性の関係にのめりこんでいったのは、由貴子のほうである。まだ若い義母の体は智史の若さを求め、心は彼の愛を欲しがった。今、由貴子の美しさはようやく本格的に花が開いたようであった。肌がいきいきと潤い、すべての面で女らしさが漂った。若い頃から、女遊びにかけてはなかなかのつわものだった修三も、若い妻が短期間に美しく変貌してゆくのに目をみはった。

夜の床でそのことに触れると由貴子は、「あなたと一緒になって生活が落ち着いたからでしょうね」と、いかにこの家の妻になった自分はしあわせであるかを力説した。

修三は、その言葉に満足しながらも、何か腑に落ちないものを感じた。修三には、女が開花するのは、男によって性的な悦びを充分に与えられてこそ、という認識があった。確かに、今の由貴子は物質の面で恵まれ、精神的な安楽を得ているだろう。しかし、肉体の面では不満だらけのはずなのだ。時として使用する大人のオモチャなどにも敏感に反応するが、果たして、あれで百パーセントの満足を得られるものだろうか? 肌と肌の触れ合いのない偽りのセックスで、あの年代の女が満足するとは、どうしても思えないのだ。修三は、用心深く若い妻の動向を見守った。

しかし、これといって不審な素ぶりはない。看護婦時代に恋人がいたことは知っている。その恋人が妻子持ちで、会社の金を横領して由貴子の前から姿を消した時、修三はすかさず、失意のどん底にいる由貴子にプロポーズした。だから、二人の間に割って入る人物はいなかったといっても過言ではない。

由貴子がどこかに出かけて、男と逢っている様子もなかった。だが、用心のために、修三はある興信所に調査を依頼した。一カ月という長期間にわたって尾行がついたが、由貴子に不審な点はまったくない。調査報告書を読むと、修三はその結果に満足して興信所に規定以上の金を支払い、報告書を破り捨てた。

だが、その一カ月の間に、由貴子は何度も智史に抱かれた、一番安全な邸の中で……。

燈台下暗しである。夫の実子と性的関係を持つ--このことは、かつて強姦という突発事態によって性に目覚めた由貴子を必要以上に興奮させたが、それでも馴れるしたがって、飽きたりない感じを持つようになった。二人は、お互いに口にこそ出さなかったが、その飽きたりなさを補足するために、犯す側に犯される側、征服者と奴隷の役割りを上手に演じてきた。だが、それも長くつづくと新鮮みに欠けるし、面白みもない。

智史は、格別そのことに不満はなかったのだが、由貴子の体の中には、不満が少しずつ大きく膨らんできていた。

由貴子は智史との交合でそれなりの快感を得てはいたが、時として、誰もいない広い邸内で自慰に耽ることがあった。それは、修三によって強制的にやらされる自慰とは違い、空想は自由に羽ばたいた。しかし、由貴子が一番深く感じるのは、大学生の時に故郷の過疎の村で行きずりの中年男に犯された、あの行為を想い浮かべる瞬間であった。

細身の体に似合わぬビール瓶のような逞しい怒張。毒蛇の鎌首のような亀頭のくびれに埋めこまれた幾つもの真珠。後ろのすぼまりを犯された時の激痛と驚き。

何もかもが由貴子を強烈きわまりないオーガズムの世界へ引きずりこんでいった。その事実も、要は力によって無理やり犯されたという事実に集約される。由貴子はいつも、あの時の情景を想いだしながら指を使い、そして果てた。

私はあのことがきっかけで、異常になってしまったのだろうか?……由貴子は、はじめて処女を失った十五の時からの男たちの顔を思いだしていた。気がつくと、どの男も自分の欲望をわずかな時間で吐きだしてしまうだらしのない人たちと嘲笑し、なぜか一番憎まなければならない中年男を懐かしく思っている。安全地帯である家の中でのセックスが、どうもつまらなく思えてくる。由貴子は、外に出てラブホテルなどで智史と逢うようにしたら少しは新鮮な気持になるだろうか、などと考えるようになった。

由貴子は、突然思いたった自分のプランを実行したくなって、すぐさま、智史の会社に電話をした。智史は相手が由貴子と知ると、ひどくよそゆきの声を出して応対し、仕事が忙しいから二、三十分後に折りかえし電話をすると言った。それからちょうど三十分後に、由貴子は電話を受けた。

「まずいよ、会社に電話をしてもらっては……」

「あら、私たち、母と子じゃないの」

由貴子は、むしろ浮き浮きした調子で言った。母と子というところに、悪戯っぽいニュアンスが含まれている。

「それでも、今までなかったことなんだから、他の社員の興味をひくようなことはやめてくれないか」

いつになく厳しい智史の口調に、由貴子はちょっと怯んだようになって素直に謝った。

「ところで、何か急用だったの?」

「ごめんなさい、よけいな気を遣わせてしまって」

由貴子が謝ると、智史は、そんなことはどうでもいいから早く要件をと、家では出さないようなよそいきの声で急ぎたてた。

「もういいの……」

由貴子は力なく電話を切ると、ブランデーの瓶を取りだした。飲みながら、昼からアルコールを口にしたり、セックスのことを考えたりする自分に腹をたてる。それでも、暇をもて余す裕福な女が考えることといったらこれくらいのことしかないんだと、無理に言い聞かせて納得し、暗くなりかかる気持を吹き飛ばした。

健康な二十七歳……ああ、強い男に犯されてみたい……。結局、由貴子の強い欲望を理解できるのは彼女だけなのだ。

由貴子は鏡の中の自分を見つめながら、通りすぎていった何人かの男たちをぼんやりと想いだした。ひょっとすると、あの中年男のことを買いかぶっているのかもしれない。そんな思いもしたが、やはり忘れようとしても、決して忘れ去ることのできない人物という気がした。アルコールのせいか、急に眠くなって寝室に入ると、予告もなしに智史が帰ってきた。

「どうしたの、こんな時間に」

「得意先まわりをすると言って出てきた。急用があったから電話をしたんじゃないのか。いったい、何の用だったの?」

智史の心配そうな顔を見ていると、この人は本気で私のことを想っていてくれる、という強い確信が湧いてくる。何も言わずに唇を押しつけた。積極的な由貴子の重みで、智史はベッドに弾みをつけて倒れこんだ。

由貴子は夢中で舌を絡め、のしかかるようにして腰を押しつけた。急に下腹部の恥ずかしいふくらみのあたりに硬いものが盛りあがった。由貴子はそれを意識した途端に、性の奔流の中に巻きこまれていく自分を感じた。そのことだけが、人生のような気がした。若い義母は夢中でズリさがると、息子の智史からズボンや下着をすっかり取ってしまう。

ワイシャツの裾の間からむくつけき剛棒の頭が飛びだして、由貴子を威嚇した。智史は目を閉じたまま、母親にすべてを委ねる赤ん坊のように、じっとしていて動こうとしない。

そんな姿を見ていると、突然、由貴子の内部に荒々しい感情が芽生えた。男を犯す! 由貴子は、この素晴らしいアイデアをすぐさま実行に移した。

自分は素っ裸になると、屹立した智史の一物に手を添えて、猛烈にしごいた。あまりのスピードと手際のよさに、智史はすぐに女のような呻き声をあげ、腰をくねらせた。

たまにはこういうのもいいもんだわ……。由貴子はますます攻撃的になっていく。

「由貴さん、そんなにすると……」

智史の下腹の薄い筋肉がブルブルと震えている。

「出しちゃ駄目ッ。まだよッ」

掌の中の素敵な脈動をしっかり握りしめながら命令調に言うと、年上の息子は、「だって、気持いいんだもン」

幼児のような声をあげて身悶える。

ひょっとすると智史も、由貴子の胸中を察して、芝居をしているのかもしれなかった。この人は私の気持をよく理解してくれているんだわ……。

まだ何をされているわけでもないのに、五体が蕩けるように快く痺れ、膣壁がザワザワと蠢いて、何かをそそのかすように媚液がじんわりと流れだす。

一刻も早く、この逞しい肉棒で貫いてもらいたかった。でも今は私がリードする立場なんだから、と気持を切り換え、ひたすら攻める側となって、掌中にしたものを擦り、残る一方の手も、膨張によって醜くひきつれた袋を揉みたてた。

由貴子は初めて知った。男の仕草がこんなにも子どもっぽく可愛らしいのを見たことがない。射精しまいと一生懸命耐えてる表情を見ているうちに胸が熱くなってくる。よほどいいとみえて、眉根を寄せ、しきりに「いいよ。ああ、気持いいッ……」と腰全体を小刻みに振りたて、時にはシーツを鷲づかみにして身悶える。まるで女のようだ。

そんな姿を見ているだけで、由貴子の股間は洪水のように溶けだした秘液でいっぱいになってしまった。微妙な匂いに気づいて、マッシュルーム状に笠をひろげた亀頭の先を見ると、ジクジクと溢れでた先走りの露ですっかり濡れて、掌にまで伝わっていた。

由貴子は掌を濡れた亀頭になすりつけて全体を濡らすと、屹立する陰茎の根元まで塗りたくった。下腹の筋肉の動きは、先ほどよりはるかに活発になっている。よほどいい気分なのだろう。また先端の小さな切れ口から、プツンと露が湧いてでた。

今すぐ射精させたくはなかった。最後の最後まで快楽を引きだし、我慢させたあげくに、熱く火照った体の内部にたっぷり注いでもらいたかった。だから、今度はしごく動きを止め、濡れ濡れの怒張にそっと唇を押しつけた。

頭の上のほうから、フーッと智史の満足げな吐息が聞こえてくる。塩味がかった味が舌の上にひろがる。あまりに立派なので、すっぽり口の中におさめるなんて芸当はとてもできない。由貴子の舌は、亀頭のぬめりをすっかり拭きとると、アイスキャンデーでも舐めるように亀頭とこわばりの付け根を往復しはじめた。

快感の大部分を集約したペニスに加えられる快い刺激の波を受け、智史は一気に爆発させてしまいたかった。それにしても、今日の由貴子のやり方には、いつもと違った何かが感じられる。それで、この場では由貴子のやり方に同化するつもりになっていた。従来、男性は能動的に女性を攻めたて、それによって生じる女性のすさまじい狂態を見ることで自身の性感を満足させるものだが、受身にまわるというのも何やら倒錯的な気分になって、決して悪いものではない。

智史は、これも一種の女を辱しめる方法ではないかと考えた。そして彼はこの状態に満足し、どっぷりと被虐の快楽に浸っていった。

「みんな、どこもかしこも舐めて」

智史は少年が哀願するような声を出した。決して、こうしろああしろというような命令調ではない。これも由貴子を刺激する好材料となった。

硬い内棒だけではなく、二つの玉をおさめた皺々の袋も掌で優しくすくい、ペロペロと舌を這わせた。智史の腰がガクガクと揺れ、突き立った肉棒がブルンッと震えた。

「ああ、とってもいい」

智史が、また女のような声をあげて長々と呻いた。由貴子は袋ごと中のボールを吸引するように口に含んだ。二つはとうてい無理なように思われたので一つだけにした。少し口腔内に余裕があるから、コロコロと転がる。袋に生えている短い恥毛がチリチリと淫らな刺激を舌に伝えてくる。

「あッ、由貴さん」

年上の息子はよほど気持いいのか、女のように体をくねらせる。そんな智史を見ていると、由貴子はますます大胆になっていった。交互にボールを口の中に入れ換えてアメ玉のようにしゃぶる。そのため袋全体が唾液でベットリ濡れてしまった。肉茎は、それ自体の吐きだした露でテラテラと光っている。陰毛までが根元に張りつくほど濡れそぼっていた。

ともかく由貴子は、そこらじゅうに舌を這わせ、舐めまくった。皮かむりの男に出会ったことがあるが、智史の亀頭はその下につづく樫のような肉棒と一体となっていて、皮がすっかり伸長してしまい、粘膜の塊りのようになっている。

男の味は前よりもずっと濃くなっている。由貴子はそれを吸った。亀頭の切れ口に小さく口をすぼめて当てがい、まるでストローでも吸うように音をたてて夢中で吸いたてていく。手足をばたつかせている智史を見ていると、由貴子の欲望は燎原の火のごとく一挙に燃えさかった。

「あッ、出そうだよ。早く入れさせてよ……気持よくって……あああ……だめだもう、出てしまうッ」

それは、いつもなら自分が夢中になってわめきたてている言葉のはずであった。

すでに義母の頭も麻痺していた。愛すべき男が言い放った言葉に酔いしれて、ふらつきながら膝立ちすると、やっとのことで智史の腹の上にまたがった。剛棒が、尻のあちこちや太腿の内側に心地よく擦れる。

由貴子はそそり立ったものに優しく手を添えて、しっかり視線を注ぎながら、剥きだしの赤貝のように口を開いている自分の股間に導いた。智史は、何ひとつとして手を貸さずに、ただ任せきって荒い息を吐いて横たわっている。

由貴子は自分の秘口からかなりの量の媚液がスルリと滴り落ちたのをはっきりと見た。犯してやるんだわ……。その意識が再び頭の中をかすめた時、義母は思いきってしなやかな曲線を描いた腰を沈めていった。秘肉がヌルリと動いて笠の部分を難なく呑みこんでいくと、奥から溜まった淫汁が滲みだし、ゼリーをまぶしたように肉棒に絡んだ。

いっぺんに押しこんでしまうには、あまりにも惜しい光景であった。由貴子は美しい顔を真っ赤に火照らせて、一センチ、また一センチと、男のものを秘裂におさめていった。

その分だけ、亀裂の周囲の柔肉が明らかに盛りあがり、奥では確実に肉片の一枚一枚が歓迎の収縮をはじめていた。男の味を知りつくしているはずの媚唇は、さらなる歓喜の世界を模索して、貪欲に肉棒を包みこんで蠢動した。

猛々しい男の剛棒がものの見事に秘唇の中に埋没した。いったい、あのとてつもなく大きなものが、縦長の一条の裂け目にどうやって隠れてしまうのか不思議だった。だが、膣内で着実に脈動をつづけているのは肉棒以外の何ものでもなかった。

「動いて……由貴さん。お願い、もっと動いて」

智史が女のように胸の前で両手を合わせて身悶えした。

「そう、やってあげるわッ……やってあげるわよッ」

その声は、まるで男のようにかすれていた。由貴子は淫らに腰を振る運動に熱中した。組み敷いた智史が求めた通りに、腰を力強く上下させ、秘肉で挟みつけたものが、さらなる歓びを呼び起こすようにしっかりと擦りたてた。

太くて硬く濡れたものが、若い人妻の動きにつれて出たり入ったりしている。腰を引きあげると肉茎の大部分がヌラーッと飛びだし、同時に、奥に食いこんだ陰唇がベロンと長い舌のように姿を現わす。なんともいやらしく淫らな光景は、由貴子の胎内の血を逆流させ、器官という器官のすべてが轟音をたてて由貴子の官能を揺さぶった。腰を巧みに繰りながら、上部に飛びでたクリトリスを自分の手で触れてみる。

火をつけられたように全身が軋んだ。突き刺すように鋭い快感が子宮にキュンッと伝わった。その時、由貴子は初めて女らしい悲鳴をあげてよがり泣いた。智史の一物がとても充実して感じられるのは、由貴子の秘唇全体が素敵な締めつけをはじめているからに他ならなかった。意志とはかかわりなく、括約筋が勝手に作用しているのである。膣口が締まると、当然、摩擦が窮屈な感じになってくる。そうなれば、快感が急激に強まり、体が思うように動かなくなってくる。

「ああッ、突いてよッ

!!

智史さんッ、下から思いきり突いて--ッ

!!

」

とうとう由貴子は叫んだ。しょせん、女は男になりきれない。智史が緩慢になった動きを鼓舞するように、ストッ、ストッ、ストッ……と腰を連続して迅速に突きあげると、息つく暇もない性感がドッとばかりに由貴子に襲いかかった。

「わわわわ--ッ」

歓喜の声が美しい朱唇を割ってほとばしり、同時に下の唇も万力のような力で男根を締めつけた。

「ううッ、たまんないッ

!!

」

今度は智史が呻いた。二人は調子を合わせるように交互によがり声を発しながら、一分の狂いもないリズムで腰をぶつけ合った。

「あッ、そろそろよッ……いきそうになってるのッ……お願いよッ、もっと……もっとして--ッ!!」

ところが、由貴子の願いは見事に裏切られた。智史が、どういうつもりなのかわからないが、由貴子の体をドンと突きのけたのだ。ぶざまに引っくりかえった由貴子は、絶頂の寸前でいきなり空虚になった股間を慰めるように、太腿を強く擦り合わせて叫んだ。

「どうしてなの

!?

なんで抜いちゃうのよ

!!

」

智史はすぐさま半身を起こすと、怖い顔をして、「そんなにしたいのか」

由貴子の、紅潮して今にも血の噴きでそうな顔をのぞいた。

「したいわッ。こんなに……こんなになってるじゃないのよッ!!」

駄々っ子のように叫びながら、由貴子はなんとも淫らな格好で両脚をひろげ、亀裂をさらした。智史のニヤッとした顔には、今まで見せたことのない凄味があった。それは由貴子が長い間心待ちしていた、十年前の中年男の表情に相通じるものがあった。

由貴子の血が泡だち、鳥肌がたった。決して恐怖からのものではなく、熱望してやまなかったものが、すぐ身近にあるという興奮と期待感からである。

「そんなにしたきゃしてやるよ」

「お願いよ、して……うんとして……」

先ほどまでの立場は、すっかり逆転していた。そして、さらに強い歓びが由貴子の全身を包みこんでいった。

「そんなにしたきゃ、お望み通りにしてやるさ。でも……」

智史は目を光らせて、ちょっとの間、言葉を呑みこむ。

「でも、どこがそんなにしたがっているのか、はっきり聞かせてもらおうじゃないか」

ああ、なんてことを

!!

由貴子は戦慄すべき時を迎えたことを知って身震いした。

「さ、どこだい、ママ」

「いやよ、いやッ」

年下の義母は少女のように両手で顔を覆ってしまう。だが、美しい恥毛に縁どられた亀裂は、なぜか剥きだしのままであった。

「言うんだよッ」

智史が力ずくで顔を覆った両手をどけた。

「どこがしたがってる?」

「わかってるくせに……」

か細い由貴子の声は震えていた。

「わからないね」

智史は素っけなく突き放す。

「言わないならしてやるもんか」

「いやよ、いや。してちょうだい……して欲しいのよ。したくてたまらないのッ」

しだいに息を弾ませて、甘い鼻息を洩らしながら、由貴子はしがみついていった。智史の硬くなったままの肉棒が恥毛と擦れ合うたびに由貴子は、したいのはここよ、とでもいうように熱く火照った秘唇をごりごりと押しつける。

「言わなきゃしてやらないよ」

智史は頑として言い放ち、まるで見せびらかすように長大なこわばりを握りしめてしごきはじめた。

「ああ、出てしまいそうだ」

義理の息子の甘い声を聞くと、由貴子はあわてて智史の手を熱いこわばりから引き剥がし、そこに頬擦りをして、唇を押しつける。

「どうしても言わなきゃしてくれない?」

由貴子の声も、ひどく甘いものになっている。

「ああ……」

傲然と言い放つ息子の横顔を、まだ若い義母は頼もしそうに眺めた。

「恥ずかしいわ」

「じゃ、言うなよ。無理しなくてもいい。しなきゃいいんだから」

「言います……言わせてッ」

二人の視線が絡み合い、そこから青白い火花が散った。由貴子の目が一気に潤み、二度、三度、口がパクパクと金魚のように動いた。

「言うわッ」

鋭い叫び声とともに、あの恥ずべき卑しい言葉をはっきりと言い放った。

「おまんこッ、おまんこがしたいのよッ--

!!

」

由貴子は再び顔を覆った。そうしながら、次々とそのあさましい言葉を速射砲のように言いつづけた。全身を押し包む解放感に浸りながら、由貴子は泣いた。荒々しく智史がのしかかって秘口に肉棒をうがってからも、由貴子は呪文のようにその言葉を繰りかえした。

羞恥もプライドも捨て去った女の、欲望のみに生きる姿がそこにあった。硬いこわばりが狂おしく蠢く肉洞を出入りすると、五体が四散するような快感が湧き起こり、由貴子もまた、智史の動きに合わせて、大波小波のように腰をくねらせる。

「おまんこ、いいか?」

耳に吹きこまれたその声だけで、由貴子はイッてしまいそうだった。

「こんなにいいの、久しぶりよッ」

由貴子は夢中だった。自分の言った言葉もわからなかった。

「久しぶりだって」

智史の疑惑に満ちた声に、由貴子はあわてふためいた。無意識のうちに、中年男に犯された時と比較していた。

「じゃ、同じようにいいことが、以前にあったってわけか」

智史の声は妙に白けたものになっていた。

「違うッ。違うわ」

由貴子があわてて訂正すると、とっさに思いついたことを口にした。

「あなたと初めてこんなになった時も、とてもよかったの。その時と同じくらい、今日もいいってこと」

「そう……」

疑惑が解けたとみえて、智史の動きは再び活発になる。由貴子は冷えかかった気持に弾みをつけるように智史の腰に高々とあげた両脚を挟みつけて、もう一度、あのいやらしい四文字言葉を口にした。あらゆる束縛から解放された囚人も、これほどの自由と爽快感を味わうことができるだろうか。身も心も舞いあがって、由貴子は新しい世界をそこに見出していた。

二人は寸分の隙もなく一つの目的に向かって突き進んだ。智史が、たったひとこと、「出るッ」と短く叫ぶや、由貴子もまた「いくうッ」とだけ言った。

お互いが噴きだした熱いものが肉襞の奥で溶け合い、徐々に小さくなっていく分身とともにドロリと外に向かって流れだしたが、二人は死んだように動かなかった。

広い邸内の小さな部屋で起こった、いかがわしい男と女の関係を知っている者は、誰もいない。淫靡な空気が澱み、二人は重なり合ったまままどろんでいる。庭では番犬が所在なさそうに行きつ戻りつし、秋の特色を深めるように色づいた木々が風に木の葉をそよがせている。平和な午後のひとときだった。

年下の義母 第五章 太腿を絡ませる義母 ~ 第六章 剛直を咥える義母 (3/6)
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