堕ちる 特別編 改訂新版 第3部 (3/5)
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ケンちゃんがそう言ってミチさんを呼びます。
「へえ、これで完成なの?」とミチさん。「へたくそじゃない?」
「だいぶ、腕をあげたと思うけどね。へたくそなのは元の字が汚いからしょうがないでしょ」
ミチさんが私を立たせて、鏡を持ってきます。
ああ、なんということでしょう。そこには私の想像もしていなかったような私がいました。
鼻に大きなリング。猿ぐつわがきつくて顔は歪んでいます。乳首に小さなリングが光ります。その上には右に「うんこ食べます」とあり、横にとぐろを巻いたうんこの絵があります。左には「おしっこ飲みます」とあり、小さなおちんちんからおしっこがほとばしっている落書きが彫られていました。
そしておっぱいの下から太く黒々と「公衆便所」の文字が浮き上がっています。おまけに「衆」の文字は三ヵ所もミスをしていて、そこを赤い墨で修正しているのです。「所」の下の方はおまんこの丘に突き刺さるように伸びています。
淫らな縦に割れた唇からは、いまもキラリと光る汁がなめくじのように腿を伝っています。
背中はさらに酷いものです。「むりょうほうし」というろくさんが書いた文字をなぞって、赤い墨の文字が躍っています。無数の蛭がはりついているかのようです。最後の「し」は左右のお尻にまたがっています。
永遠にこの文字は消えないのです。
横を向くと、左右の太ももに、巨大なおちんちんがそびえ立っていました。
エラの張ったおちんちんは、黒光りしゴツゴツとしています。包茎のおちんちんの先からは精子が吹き出しています。亀頭のところにピアスも二つ、埋め込まれています。
身体が震えて、止まりません。これが、自分なのか。私はいったい、どうなってしまうのだろう。どこにも戻るところはないのです。
ミチさんは写真を撮ります。猿ぐつわを外して、髪をうしろに束ね、顔がはっきりわかるようにして何枚も撮りました。
おまんこを指で広げたポーズ、お尻に刺さるおもちゃを自分で出し入れしているポーズも。
「今度はおまんこにも輪っかをつけるからさ、楽しみにしてなよ。それまでにもう一稼ぎだよ」
夕方からポツポツとお客さんが入っていると言います。
「みんなリピーターだからね。うんと酷い目にあってくればいいわ」
夜のお客様の多くが、リングをおもしろがって、私の小さな乳首をいじめるのでした。
中にはこの前、二十本も針を刺した方がいて、今度はバーベキューに使う鉄の串を四本、突き刺してくださいました。
このままではミチさんが巨乳に改造する前に、おっぱいそのものが壊れてしまうかもしれません。一日中、恐くて恐くて仕方がない日でした。
その疼くような痛みはときどき、切り裂くような鋭い痛みにもなり、このあといつまでも治りませんでした。きっと、乳房の中は腐ってしまっているに違いありません。いつか、乳首から汚い膿がビュッと噴き出すのではないかと、脂汗を滴らせながら怖れ、耐えていたのでした。
無免許変態獣医
12
月5日(火)
夜中から私は激しく苦しみはじめました。乳首と鼻がちぎれそうに痛み、腫れ、膿が出ています。
朝、ようやくミチさんが私を発見してくれました。
「ああ、ヤバイねえ。どうしようかな」
「お願いです。お医者さんを」
「あんたね。自分で公衆便所を名乗って汚物になっているくせに、医者なんてもったいないよ。鼻がもげたって、乳首が腐って落ちたってどうでもいいじゃない」
「そんな……」
「ま、そうはいっても、あんたが稼げば私は働かなくていいし。まだ始まったばかりで、ここでやめたらつまらないし。ちょっと待ってな」
ケンちゃんに連絡を取ると、「それは都合いいじゃない」とミチさんは笑っています。
「あんたにぴったりのやつがケンちゃんの友達にいるんだってさ」
とても嫌な予感がします。でも、すがるしかないのです。
昼前まで苦しんでいましたが、ようやくケンちゃんが見知らぬ中年の男を連れてきました。黒い安物のカートを持ち込みました。
「おまえの専属医、オガタ先生だよ。ニセ医者。おまけに獣医学部中退」
「中退じゃない。卒業はしたよ。試験に受からなかっただけだ」と男はぶっきらぼうに言います。無精髭、ごま塩頭。お酒臭いのです。
太い指で私の鼻と乳首を乱暴に触ります。痛くて涙が出ます。
「へたくそに開けたな。傷口が汚い。化膿することは考えなかったのか」
「先生、こいつは公衆便所なんですよ。だから昨日だっておしっこかけられたり、うんこ食ったりしていましたから、しょうがないでしょ」
「へえ。そうか、確かに、そう書いてある……」とオガタさんは指で私のタトゥーをなぞります。串で開けられた穴も。
「やるなあ」
ちょっと触れられただけで激痛が走ります。
「入れ墨しちゃったんだ」
すべての文字を読んでいきます。そのあげく、野太く笑いました。
「みっともないが、おれの患者としてはお似合いだね。ニセ獣医が公衆便所の修理ってわけだ」
「そうよ、すっかり元に戻せとか、人並みにきれいにしろとは言わないけど」とミチさん。
「おれの腕を見くびるな。たいがいのことはできるよ」
「じゃあ、豊胸手術は?」
「やってみたいね。確かに、これじゃちょっと、小さいかな」
強い力で乳房を握り潰します。膿がどろりと乳首から出ます。
「とりあえず、膿を出して消毒しておこう。抗生物質を飲むことだ。こいつの店で輸入している怪しい薬だけどな」
「注射はしないの?」とミチさん。
「してやってもいいけど」
「痛い痛い注射をいっぱいしてやってください」
「ああ、いいよ。高くつくよ。おれは客じゃないんだから」
「こいつが身体で払いますよ」とケンちゃん。
「なるほどな。じゃあ、まず手付けでおれのをしゃぶってもらおうか」
酷い人もいたものです。
ニセ医者、しかも獣医のなりそこないで、治療をするたびに私になにかをさせるのです。
おしゃぶりをしてようやく鼻を消毒し、抗生剤を注射していただきました。
おまんこを使っていただき、右の乳首を診てくださいました。
お尻の穴を使っていただき左の乳首を治療していただきました。
それ以外に「栄養注射だ」とかいって、おっぱいやお尻に何本も痛い注射をされました。
「いたーい、死んじゃう、お願いします、注射はかんべんしてください」
「子どもみたいなことを言うんじゃないわよ」
串で、ザクザクにされた乳房を、注射針でいたぶるのです。
ケンちゃんまでもが注射をします。ミチさんも注射をします。みなさん、針を長く刺してぐりぐりとさせてから、時間をかけてよくわからない栄養剤を注射していきます。
さらに浣腸もしていただきました。治療というよりも、私の身体で遊んでいるだけなのです。
「ついでだから、薬が効いている間に、ほかにも穴をあけちゃおうよ」とケンちゃんが、パンチ式の機械をバチバチと音を立てます。
「それでやったのか」とオガタさん。
「貸してみろ」
おまんこのびらびらを引っ張り、いきなりそこをバチンと。
「ぎゃー」と私は叫んでいました。
ミチさんが私の頬を叩きました。
「大げさだわ。大したことないじゃない。がまんしなさい。今度叫んだら、叫んだ数だけ穴を開けるわよ」
「ううう」と私はうなりながら、ケンちゃんやミチさんにも穴を開けていただき、リングをつけてもらいました。
こうしておまんこのびらびらに左右に三つずつリングをつけていただいたのです。オガタさんが手早く消毒し、抗生剤を注射します。
「一日ぐらいは安静にしておいた方がいいぞ」
安静といっても、すでにオガタさんに散々、なぶられて、いつもとほとんど変わりません。
束の間の休息
12
月6日(水)
ひたすら眠っていました。
夢も見ませんでした。
ミチさんは、昼に様子を見に来ただけでした。
よくわからない残飯のようなものを食べさせていただきました。
そして、ひたすらまた眠りました。
苦しい、眠りでした。
屈辱の貸し切り
12
月7日(木)
「今日はあんた、貸し切り状態だよ」
ミチさんが朝、私におしっこを飲ませながら言いました。
「たっぷり休んだんだからね」
まだ乳首や鼻の傷が完全に癒えたとはいえませんし、お尻には、ひと回り太いおもちゃを入れられていて、苦痛を感じていました。
抗生剤を飲まされます。
首輪をつけられ、鼻輪を隠すようにと、マスクをします。
「今日は駅で待ち合わせだからね。そこまで私も行くから、変態公衆便所の友達だなんて思われたくないしさ」
一応、髪をブラシしました。でも素肌にコートだけです。
ミチさんはセーターにマフラーにコートです。「天気いいけど寒いわよ」と彼女は言いました。
かれこれ二週間、私は裸の生活をしています。そのせいか、それほど寒さを感じなくなっています。
みすぼらしいゴミ置き場から拾ってきたサンダルを履いて、ミチさんの前を歩かされます。
通勤や通学の人たちが列をなして駅へ向かっています。恐いぐらいの人数です。この数日、こうした人たちとはずっと疎遠になっていました。ついこの間までは人間として毎朝、この列の一員だったのに。
駅も大変な混雑です。この町って、こんなにたくさん人がいるんだ、と素直に驚きました。もちろん、身体に「うんこ食べます」とタトゥーしているのは私ぐらいのものでしょう。
駅正面のエスカレーターへ大勢の人が向かっていきます。そこから少し離れたところに、工事中のビルと歩道橋に挟まれた階段の入り口があります。ここは同じ駅とは思えないほど閑散としていました。
「ここで待ち合わせだから」
ほどなくして、サングラスをかけたボブカットの女性がやってきました。どこか見覚えがあります。白いコートの襟にはファーがついています。
「あなた、公衆便所?」
女性に尋ねられました。私は「はい」と返事しました。
「証拠を見せてくれない?」
私はコートの前を開けました。
「ふふふ。みごとにへたくそなタトゥーね。あら、こっちにも下品ないたずら書き。これ一生消えないの?」
「はい」
彼女は私の乳首のリングを引っ張ります。それからおまんこのリングも引っ張りました。
そしてサングラスを取りました。
「あっ!」
隣のセクションで働いていたシズカさんでした。
私が告白してフラれた柳橋さんの同僚です。柳橋さんは出世頭でもう課長ですが、彼女は女性だからか係長のままでした。
「驚いたでしょ。確かたかったのよ、あなたのこと」
「どういうことですか」
「ネットじゃかなりの有名人なのよ、あなたは。一時間一万円でなんでもやらせるとか。そうなんでしょ? 写真も見たわ。人間とは思えないものもあったし……。でも、きっとあなただと思ったの。辞表を出した頃からですものね、話題になったのは」
「お願いです。このことは……」
「会社では言わないわよ。だってそうしたら、なぜ私がそんなネットを見ていたのかってことになるでしょ?」
ミスキャンパスになったこともあり、雑誌の読者モデルもしたことのあるシズカさんは、艶々の頬、きれいに整えられた長い睫毛、豊かな栗色の髪がウェーブし、ピンクのパールの口紅をしています。その口元がいま意地悪そうに歪みました。美しく矯正された歯がキラキラと光っています。
「特に柳橋さんには、教えられないわね」
「うう、お願いですから、教えないでください」
「でも、こんなに派手にやっていたら、そのうちバレるわよきっと」
彼女はバッグから財布を取り出して五万円を私に寄越しました。
「これで夕方五時まで貸し切り。いいのね?」
私の携帯を使ってミチさんがすべて仕切っています。だから、私にはその交渉の過程がまるでわかりません。
「ありがとうございます」と申し上げるしかありませんでした。「でも、なぜですか?」
「おもしろいじゃない。あんた、男性社員の中で、私に次ぐ人気だったでしょ」
「そんなことありません」
「そういうところが嫌いなんだな」
真っ赤なマニキュアをした爪で私の乳首をつねりました。
「マスクを取りなさいよ」
私はマスクを外します。
「へえ、すごいじゃない」
鼻輪を彼女は引っ張りました。ものすごい力です。
「あっ、ひっ」
私はかがみ込みます。
「そうそう、頭を下げて、土下座して、私にお願いしなさいよ。いつもお客様にはするんでしょ?」
私はアスファルトの上に正座し深々と頭を下げました。
「私は公衆便所でございます。お客様のお好きなようにお使いください。うんこもいただきます。おしっこもいただきます。そのほかあらゆる辱め、苦痛も喜んでお引き受けいたします」
「じゃ、靴の底を舐めて。底よ。上のきれいな革のところはダメよ」
素敵なプラダの靴底を私は丁寧にお舐めしました。いくら人通りが少ないとはいえ、駅前です。何人もの方が、私のことを見ているでしょう。でも無関心のようです。両方の靴をお舐めすると、「首輪はこれをして」と言われました。
それはピンポン球ほどもある青い玉が二十個ほどつながったものです。ネックレスといえなくもないものでした。
犬の首輪を外し、それをします。
「いいわ。似合うわ。誰かにそのネックレスのことを聞かれたら、こう答えるのよ。『これはネックレスではなくて、私のお尻の穴に入れて遊んでいただく道具です。どうかお尻に埋め込んでください』ってね。ほら、言ってごらん」
私はそれを復唱します。
「よし、じゃあ、行くわよ」
「行くってどこへ?」
「うるさい。黙って来なさい」
私は満員の電車に連れ込まれようとしていました。マスクをして特大アナルパールを首に巻き、コートはボタンをさせてもらえず前で合わせるだけで、電車に押し込まれます。
シズカさんがどこにいるのか最初はわかりませんでしたが、比較的近くにいます。ただ私と目を合わせようとはしません。
美しいシズカさんの周辺には徐々に若い男性が集まってきます。身動きが取れないほどの状態でも、不思議とそういう流れがあるようです。
私は終点まで開かないドアに押し付けられています。シズカさんはその近くの座席のそばにいます。そこから手がのびてきて、私のコートをはだけました。
私の肌から出る怪しい香り。そしてぬくもりが周囲に漂います。たちまち数本の手が伸びてきて私の身体を触るのです。何人もがリングに触れてびっくりして一度は引っ込めますが、そのあとにはより大胆に伸びてきて、リングを引っ張るのです。
「あっ、そこは……」
シズカさんがあらかじめ用意していたのかと思うほど、男の人たちはあたりまえのように私の身体をまさぐります。
おまんこに指を入れるだけではなく、その湿った指を今度はお尻の穴にも入れてきます。
「ひっ、そんなに……」
ここ数日の拡張で、指の二本や三本はすんなり受け入れる穴になっています。それがおもしろいのでしょう。
シズカさんが私に目配せし、ネックレスのことを指さします。
「これはネックレスではなくて、私のお尻の穴に入れて遊んでいただく道具です。どうかお尻に埋め込んでください」
私は周囲の数人に聞こえるように呟きました。
すぐにネックレスが外されます。そしてその大きな青い球をお尻に押し込もうとします。私はドアに顔を押し付けるようにしてお尻を突き出し、それに協力します。
「あうっ、うごっ」
私の押し殺した悲鳴は、電車の音にかき消されていきます。
一つ、二つ、三つ……。
拡張の成果でしょうか。六個ほど簡単に入りました。すると、誰かが今度はそれを引き出すのです。
「ぐあぅぅぅ、ひぇぇぇ」
私は思わず唇をふるわせてしまいました。
痛み、屈辱、そして快感。
それがあの絶頂感を呼び寄せるに違いありません。もしこの電車の中であの感覚に襲われたら、私はどうなってしまうかわからないのです。
再び球がお尻に入ってきます。コートはあらかたはだけてしまっているに違いありません。
一つ、二つ……。
十二個入ったところで、またしてもズルズルっと引き出されます。
「はぁ、はぁ、はぁ……」
思わず荒い息をして、おまんこから大量の汁を噴き出します。それがドアにまでかかっています。
いつの間にか私の横いた人が、おまんこのリングを引っ張り、クリトリスをグリグリと指でこすり始めました。
「うひっ、それは、だめぇぇぇ」
あの絶頂への道です。
「うひゅぅぅ……」
がまんしていましたが、電車が終点にさしかかりブレーキをかけます。その勢いでいっきに特大アナルパールがずるっと引きずり出され、リングは極限まで引き延ばされ、クリトリスも思い切りつねられました。
「うぁぁぁ、だめぇぇ」
叫び、私は絶頂の波に飲み込まれました。
それとほぼ同時に電車はホームに入り、反対側のドアが開きます。人々はどんどん降りていきます。私はその場にしゃがみ込みます。気分の悪くなった人のような感じでしょう。シズカさんは、私を介抱する善意の人を装っています。
でも小声で「はしたないわね」と言いました。
私は自分の腸液でべとべとになったネックレスを再び首に巻きつけて、ホームに降りました。
少し離れたところにミチさんもいます。楽しそうに笑っています。私は情けないのですが、腿から足首までいやらしい汁が垂れていて、自分の意志ではどうにもなりません。
告白の相手
駅のベンチで少しだけ呼吸を整えることを許されました。
シズカさんは改札を出たところで待っているそうです。私はシズカさんに別の命令も受けていました。駅の男子トイレに入り、最低二人からおしっこをいただき、しゃぶらせてもらえ、というのです。
そんなことをしたら、私は逮捕されてしまうに違いないのですが、彼女の命令にさからえば、私を遠くから見張っているミチさんもなにをするかわかりません。
ホームの外れに忘れられたように小さなトイレがあり、それは古くてとても臭いトイレでした。私は男子用の個室にとりあえず入ります。そして最初に入ってきた中年の男性に思い切って声をかけます。
「お願いです。助けてください」
男性はびっくりしますが、私に呼ばれて個室を覗きます。そこには全裸の私がいます。タトゥーをよく読んでいただきます。そして左のおっぱいを差し出します。
「おしっこ飲みます。お願いします」
男性はしばらく考え、そしておもむろにおちんちんを出しました。かなり大きくなっています。それをくわえさせていただき、ほとんどこぼすことなく胃で直接、おしっこを受けるような感じで飲ませていただきました。
そのまま吸い込むようにして愛撫させていただき、最終的には精をたっぷりいただきました。
シズカさんから渡されたペンを差し出し、左の乳房に「レ」とチェックしていただきました。
それからしばらくは誰も来ず、十分ほどしたら今度はたくさんの方が一度に見えたので私は個室から出られません。ノックをされましたが、ノックで返事するだけです。
ほどなくして人の様子がなくなったのでドアをあけると、そこにはさきほどノックしたに違いない学生が立っていました。
「なんだ、あんた」
「公衆便所です」
そして私は同じように左胸を差し出しました。
「おしっこを……」
「うるせえ」
学生は乱暴に私を押し込み、ドアに鍵をかけます。
そして私におしっこをたくさん飲ませてくださいました。でもフェラをするよりも「がまんできない、うんこ」とおっしゃいます。
私はすぐさま顔を便器にします。和式のトイレです。仰向けになって頭を本当の便器の中に入れると、彼は私にうんこをめぐんでくださいました。
終わったあとは、若い筋肉質のお尻を丁寧に舐めさせていただき、紙で拭いても汚れなどつかないほど、ピカピカにして差し上げました。
「汚ねえなあ」
彼は温水洗浄でもう一度洗っていましたが、あそこがパンパンに膨れ上がっていました。
「ここに入れてください」
「ちくしょう」
座っている彼の上に、お尻を押し付けていきました。
「ふざけやがって」
文句を言いながらも、お尻の穴だけではなく、おまんこもお使いくださいました。最後は中にたっぷり注いでくださりました。
左右のおっぱいとおまんこにチェックしていただきました。
二人のノルマを果たし、ふらふらしながら改札を出ると、シズカさんは「遅い」と言って怒りました。
その場でコートをはだけさせます。「レ」の数を数えます。
「誰がそんなに楽しんで来いって言ったのよ。バカじゃないの」
「すいません」
「ああ、すっかり便所臭いわ。気持ち悪いから、あそこで顔でも洗ってきてよ」
駅の外にある最近できたチップ制のトイレへ行かされました。私は大勢の美しい女性たちに蔑まされながら、顔を洗い、口をゆすぎました。
でも、おまんこから流れる精液と淫汁は止まりません。個室に入りトイレットペーパーで拭き取りましたが、一度、絶頂を味わった身体はとめどもなくなっています。しょうがなく、トイレットペーパーを丸めておまんこに詰め込みました。
シズカさんについて行くと、彼女は歩き慣れた道を早足で歩いていきます。
「シズカさん、これは……」
「そうよ。会社へ行くのよ」
「ええ! でも私は……」
「わかってるわよ。辞表出したんでしょ。だから外の喫茶店で待ってればいいわ。私も今日は休暇なの。すぐ戻るから」
二人の男性に奉仕している間に、かなりの時間が経ったのでしょう。通勤姿の人はめっきり減っています。仕事の時間なのです。
安いコーヒーショップで、シズカさんに買っていただいたコーヒーを久しぶりにいただいていました。マスクを少しだけずらして飲むようにしますが、上唇に鼻輪があたり、ああ、自分はこんな生き物になってしまったのだと惨めになりました。それがまた、ジワッと汁を分泌させます。
シズカさんが男性を連れてきました。
柳橋さんでした。
「お、珍しいね。風邪? 早く直してね」
相変わらず、きさくでいい人です。
「私たちのこと、言っておいたほうがいいかな、と思うの」とシズカさんは柳橋さんに言います。え、どういうこと? 私たちのこと?
「あ、そうだね、知らないんだよね。悪いねえ。君にはもっと早く教えておけばよかったかなあと思ったんだけどね。ぼくとシズカは来年二月に結婚することになったんだ。先々週、結納をしたんだよ」
シズカさんは私にダイヤの婚約指輪を見せつけます。
「おめでとうございます」
「まだ上司にも報告してなかったから、君から告白されたとき、なんとも言いようがなくてさ。あいまいなことを言ってごめん」
「いえ。私の方こそ、勝手なことを言ってすみませんでした」
「あのことで辞表を出したんじゃないよね」
「違います。ぜんぜん、違います。最初から辞めるつもりでしたから、だから思い切ってあんなことをして。申し訳ありませんでした」
私はバカみたいに何度も頭を下げました。
「シズカとこれからも友達でいてやってね。結婚式にも来てほしいからさ」
シズカさんはこれみよがしに彼と熱いキスを見せつけます。爽やかに彼は会社へ戻っていきます。
買い物をさせられて
彼を見送ってきたシズカさんは、とても楽しそうで、輝いています。
「そういうこと。わかった?」
「はい」
「とてもあの人にあんたの身体や写真なんか見せられないわよ」
「それだけは許してください」
「じゃあ、私という婚約者がいながら、なぜ彼に告白をしたの?」
「え。それは、だって、知らなかった……」
店中に聞こえるほどバシッといい音が鳴りました。彼女の平手が私の頬を叩いたのです。
彼女はテーブルにプラスチックのスプーンとマドラーを叩きつけるように置きました。
「これをいますぐ、あなたの汚い穴に入れなさい」
「わ、わかりました」
私はそれを入れるためにまず詰め込んだトイレットペーパーを指で掻き出しました。ぐっしょりと汁を吸ったそれをコートのポケットに入れます。
「あ、それ、なに? いまなに入れたの?」
そう言われて、私は恥ずかしく濡れている紙の球を彼女に見せませした。
「そういうものは口に入れるんでしょ」
私は自分の臭いのするトイレットペーパーを口に含みました。そしてスプーンの柄とマドラーをおまんこに入れました。細く鋭い部分が粘膜に刺さるのですが、店では変な格好もできませんから、痛くても突き刺していくしかありません。
「ぜんぜん足りないでしょ。いま持ってきてあげる」
彼女はそう言うと、砂糖やナプキンやマドラーが自由に取れるようになっているコーナーへ行き、いくつものスプーンとマドラー、ストローを持って戻ってきました。
「さあ、これを全部入れてごらん」
じゃらじゃらと軽い音を立てて、それがテーブルに飛び散ります。
大好きだった人と悲しい別れをいましたばかりなのに、シズカさんの命令は過酷です。
私はコートの裾から手を入れて、テーブルの上のものを次々とおまんこに押し込みます。そうするしかなかったし、それが公衆便所というものだからです。
「口もちゃんと動かして。よく噛んで食べなさいな」
私の淫らな味が染み込んだトイレットペーパー。それが、少しずつ溶けますが、せかされてコーヒーで流し込みます。上の口でも下の口でも飲み込んでしまいました。
「よし、行くわよ」
シズカさんはさっさと店を出て行きます。
私は……。ゆっくりと立ち上がります。
「いっつぅぅぅ」
何本も突き刺さっているので、粘膜がひきつれて、激しく痛みます。かといって落としたら、またシズカさんになにを言われるかわかりません。
少し足を開きぎみにして、ゆっくりとシズカさんのあとをついて行きます。みっともない蟹股姿に、向こうから来る人たちがみな私を見て笑ったり、顔をそむけたりしています。
巨大なショッピングセンターに連れて行かれました。
「買い物に付き合ってよ」
「あそこが切れそうです」
「じゃあ、ここで抜いてもいいわよ。みなさんの前でそのコートをはだけて、一本ずつ抜いてごらん」
「そ、それは……」
「できないなら、文句言うんじゃないわよ」
冷たく言われてしまいました。私は仕方なく痛みをこらえて、シズカさんのあとをついてショッピングセンターのエスカレーターに乗りました。
みっともない姿だったに違いありません。警備員がいつでも私を取り押さえられるようにと構えているのです。
マスクをし、ろくさんに貰ったコートよりはマシですが、寒空の中、まともな女性が着るには薄くみすぼらしいコート。襟元には青いネックレスのような、不気味なアナルビーズです。きっと私の腸壁にこすりつけられて、なにか汚いものが付着しているに違いないのですが、私にはどうしようもありません。髪もただブラシしただけで光沢もなく、化粧もしていないのです。近くで光り輝いているシズカさんとの差は歴然としています。
決定的なのは足。ストッキングははかず、ゴミとして捨てられていた安物のサンダルだけです。いかにも不審な姿だったに違いありません。
おまけにおまんこに七本ものプラスチックのスプーン、五本のマドラー、四本のストローが突き刺さっていて、それがリングに当たりおかしな音を立てています。
どうしても女性らしい歩き方ができません。膣の粘膜にこすれてとても痛いのです。腰を突き出し、膝を開いて歩くしかないのです。コートの裾がめくれ上がります。淫汁で濡れた太ももの内側まで、見えているかもしれません。
「あなた、せめてブーツ、買いなさい」
「お金がありません」
「バカね。さっき五万、渡したじゃない」
「あれは……」
ミチさんにそっくり渡さなければならないのですが、ミチさんのことを誰かに口外しただけで、私の家族に私の畜生にも劣る姿を送りつけると言っています。
「ね、じゃ、あそこで買ってきて」
ポンと突き飛ばされ、私は靴売り場でブーツを買うことになってしまいました。一番安いものを探します。バーゲンの四千円のものを手にします。
そして近くのスツールで試しに履いてみました。店員さんがすぐにやってきます。盗まれるとでも思ったのでしょうか。可愛い女性の店員さんはかがみ込んで、私の足にフィットしているか確認してくれます。そして、目がコートの中へ……。
最初はなにかわからなかったようですが、そこには光るリングだけではなく、スプーン、マドラー、ストローが突き刺さったおまんこがあるのです。
彼女ははっきり見たはずですが、なにも言わず、そのブーツを売ってくださいました。少しあきれたような笑みを浮かべておつりを持ってきて「そのサンダル、お持ち帰りくださいね」と紙袋をくれました。店に捨てられては困るのでしょう。
手元にあった五万円がいまや四万六千円になってしまいました。四千円の不足をミチさんにどう説明していいものか、私にはわかりません。
万引きをしなさい
シズカさんが試着したり店員さんと話をしている間は、無関係を装って、シズカさんの目が届く範囲でうろうろしなくてはなりません。怪しいと思うのか店員の方が「どうぞ試着なさってください」などと、わざと親切に近寄ってきます。「なにか、お探しでしょうか」と言いつつもそこには「おまえのような者が来るところじゃない」との響きが含まれているのです。
シズカさんが戻ってきて「あの服を試着してそのまま知らんぷりして出て行きなさい」と言います。
私に万引きをしろというのです。
ここで言い争ってもどうにもなりません。フロアの遠くにミチさんがちらりと見えました。
私がシズカさんに逆らえば、彼女は私の全裸写真や公園のトイレで浣腸ショーをしているところ、さらに男性からおしっこをいただいたり、犬のうんこを食べている写真などを、私の家族だけではなく、世界中にばらまくのです。
言われるままに、ブーツを脱ぎ、試着室に入ります。そして服を着ます。ニットのセーターでとても温かく、本当にこのまま着ていたいと思いました。その上からコートを羽織り、試着室を出ます。
店のエリアを出たところで店員さんが「お客様、試着された服は?」と最初は丁寧に聞いてきます。ですが、やがて「困ります」と叫びます。そこに中年の警備員が駆けつけてきます。
「どうしました」
「試着した服を着たまま出て行こうとしたので」
警備員に腕を掴まれ、試着室に戻されます。
「だめじゃないですか。試着した服を脱ぎなさい」
なんと、試着室のカーテンを大きく開け放したまま、私は女性の三人の店員さんと警備員、少し離れたところのシズカさんに直視されたまま、セーターを脱がなくてはならないのです。
「コートを脱ぎなさいよ」とヒステリックに店員が叫びます。
私はコートを脱ぎました。
まっしろなセーターを着た、下半身裸の女がそこにいます。おまんこからプラスチックのスプーンやマドラーが突き出ています。太ももにおちんちんの落書きタトゥーも。
息をのんで見つめているみなさんの前で、セーターを脱ぎました。
「公衆便所」「うんこ食べます」「おしっこ飲みます」の文字と、うんこやおしっこの落書きタトゥーが、女性たちの目に飛び込んだことでしょう。短い悲鳴。警備員も言葉が出ないようです。
再びコートを着ようとしたのですが、「こんなセーター、売り物にならないわ!」と店員が叫びました。「なんてことするの、この変態女」とか「バカじゃないの」と言っています。
「汚い女ね」
「ホントに汚らわしいったらないわ」
「信じられないド変態ね」
私はコートを着ることもできず、その場にしゃがみ込み、みなさんに背中の文字も読まれてしまいました。
「むりょうほうし? なにそれ」
「タダってことよ。タダでなんでもやる変態マゾ女よ」
「不潔だわ。お店が汚れちゃう」
「来るんじゃないわよ」
あらゆる罵詈雑言が飛びます。
警備の人がようやく気を取り直し、コートをかけてくれました。
「どんな事情があるにせよ、迷惑をかけたのだから反省しなさい」
「はい」
「家族に連絡するしかないな」
そこにシズカさんがやってきます。
「すみません! ごめんなさい。彼女は少し頭がおかしいので、許してあげて」と言います。
「知り合いなんですか?」
「以前は同じ会社の同僚でしたが、彼氏にふられておかしくなってしまったの。今日はだいぶ調子がいいからと一緒に町に出てみたんだけど、やっぱりおかしいわね。ご迷惑をおかけしてすみません。弁償しますから」
シズカさんがそう言うと、不思議と店員さんも警備員もホッとしたようで「連れ出してくれればいいです」となりました。
シズカさんが私の頬を二度ほど、思い切り叩きました。バシッという音が響き、さきほどまで文句を言っていた店員さんたちも唖然としています。
「本当に、あんたがこんなみっともない姿になってるなんて、友達としても恥ずかしくてしょうがないわ。まったくもう」
警備員の人は私たちを外まで連れて行きます。
とても寛大に対処していただき、私はホッとしました。
ショッピングセンターを追い出されるようにして外に出ます。
「おもしろかったわね」とシズカさん。
「あなたは、もう二度と、あのショッピングセンターには、行けないわよ」
もとより、そんなところに自分の意思で出入りすることは、今後はないでしょう。
でも、シズカさんはこんな程度のことで許してはくれないのです。
「もっと恥ずかしい目に遭いたいんでしょ。死にそうになるぐらいにね」
「お願い、します」
「連れて行ってあげるわ」
そう言ってタクシーを止めました。
セレブ倶楽部
タクシーに乗ると、彼女はある高級住宅地の地名を告げました。
そして私のコートをはだけさせて、運転手さんに見られているのもかまわず、おまんこに突き刺さったプラスチックのマドラーなどで、膣の中をかき混ぜるのです。
「はうぅ」
「なに、どうしたの」
「い、痛い」
「こうやっても?」
シズカさんはもっと力を入れてグリグリとするのです。リングを思い切り引っ張るのでクリトリス、尿道、膣が完全に表に出ています。
「気持ちがいいんじゃないの?」
「痛い……」
「気持ちがいいのよね?」
「はい。気持ちがいいです」
「そうね。そのはずよね。だったら、もっと……」
目的地につくまで激しくなぶられました。おかげでタクシーのシートにべっとりと淫らな汁をつけてしまいました。
だらだらと汁を垂らしたまま、タクシーをおろされ、高い塀に囲まれたお屋敷に連れ込まれました。
広い芝生の庭があり、塀に沿って木々が植えられています。
玄関にはシズカさんと同じように美しい女性たちが六人いました。つまり私と同世代でいながら、まったく別の生き方をしている女性たちです。
「本当に来たわ。早く見たーい」
彼女たちはなにが楽しいのか、きゃっきゃと私を囲みます。
シズカさんに促されてマスクを取りました。素顔を見られる恐怖、そして鼻輪をつけた惨めな姿を見られる恐怖には慣れることがありません。
「きゃっ! 牛さんみたーい」
みなさんが無邪気にそれを引っ張ります。痛くて涙が出ます。
「本当にくっついてるわけ?」
「違うわよ、鼻に穴をあけて通してるのよ」
「げげ、痛くない?」
「痛いのが好きな変態だってば」
そしてコートをはぎ取られます。
「うわ、気持ち悪い」
「これ、入れ墨なんでしょ、すっごいへたくそな字」
「この落書きみたいなのも?」
「えー、これじゃ、一生、粗大ゴミじゃん」
みなさんは私の身体をご覧になって、笑っています。
「ほら、これ見てよ」とシズカさんがおまんこを指さします。
「もっとよく見せてよ」
私は自分でリングをつまんでおまんこを開きました。突き刺さったスプーンなどは、いつの間にか束になっていて、べとべとになっています。ストローからは透明な液が滴り落ちていました。
「コーヒーショップでどうしてもって。恥ずかしくてしょうがないわ。ショッピングセンターでも恥をかかされたし、タクシーの中でもオナニーしているのよ」
「へんたーい」
そしてシズカさんに鼻輪をぐっと下げられ、例によって正座をします。そして「私は公衆便所です、うんこも食べます。おしっこも飲みます。お好きなようにお使いください」と頭を下げました。
「汚いわね」
「困ったものでしょ」とシズカさん。
玄関から出され、庭に回ります。
庭に面したテラスにお茶やケーキが用意されていて、彼女たちは楽しいひとときを過ごしていたようです。冬の日差しの下で、くったくのない彼女たちは私をなぶって楽しむのでしょう。
「このブーツ、もったいなくない?」
「その前は汚いサンダルだったのよ。一緒に歩けないから」
私はブーツを脱がされます。
「そうだわ、ねえ、みんなでこのブーツにおしっこして、飲んでもらうっていうのはどう?」
「いいわね」
セレブなきれいなお嬢さんたちに見えましたが、下品で下劣ないじめっこです。
全員、平気でその場でおしっこをして見せることができるのです。私のブーツに次々とおしっこがかけられていきます。
シズカさんまでもが、溜まりに溜まったおしっこをたっぷりブーツに注ぎ込みました。
「あなたにふさわしいカクテルだわ。たっぷりお飲み。残したら承知しないわよ」
買ったばかりのブーツには右も左もかなりの量のおしっこが入っています。
私は「ありがとうございます、いただきます」と言い、その一つを口にあてて飲みました。
飲んでも飲んでもまだまだあります。七人の女性のおしっこを一度にいただくのは難しく、口の横から漏れて身体を濡らします。
いくら天気がよくても、十一月の風は冷たいのですが、その生暖かい液体は気持ちがいいのです。
「こぼすな」
シズカさんが私のお尻を平手で叩きました。パチンといい音が庭に響きます。
「おもしろそう」
七人のみなさんが、次々と私のお尻を叩きます。何度も何度も。叩かれて叩かれて、おしっこを飲み続けます。
かなりこぼしてしまいましたが、なんとかすべてを飲み干すと、誰かが「それ、なに?」と、私のネックレスのことを言い出しました。私は決められたセリフを言わなくてはなりません。
「これはネックレスではなくて、私のお尻の穴に入れて遊んでいただく道具です。どうかお尻に埋め込んでください」
「いやだ。汚らしい。あんた自分でやってみせなさいよ」
「はい」
私はみなさんによく見ていただけるように、足をさらに開いて、お尻を突き出しました。アナルパールを口に含んでたっぷり唾液をつけてから、埋め込んでいきます。
「やだあ、入ってくー」
みなさん、大きな声ではしゃいでいます。一つ、二つ、三つ。以前からゴルフボールは試していたわけですが、それより小さい球とはいえ、数が二十もあり、途中からはなかなか入りません。十四までは入ったのですが、それ以上はどうしても入りません。
「尻尾よ。ほら、犬みたいに四つんばいで歩いてみせて」
庭を歩かされます。手入れの行き届いた庭は、冬なのに青々とした芝で敷き詰められています。
彼女たちは飽きたのか、テラスでお茶をしながら、はいはいをしている私を眺めています。
「こっちに来なさい」とシズカさんに呼ばれて、ようやく私はテラスに戻りました。
「そこでタクシーの中でやっていたようなオナニーショーをしなさい」
私は仰向けになって、みなさんにいやらしいおまんこをいっぱい見ていただけるように腰を浮かしながら、スプーンやマドラーをこねくりまわし、リングを引っ張り、お尻のパールを出し入れしてみせました。
「まあ、いやらしい」
「よくあんなことできるわね」
この屋敷を所有しているらしい娘さんが、居間に飾ってあるこけし人形を持ってきました。
「これでやってみなよ」
「そんな大きなの入るかな」
「入るよ、絶対」
私はスプーンなどを抜き取ります。べたべたになったそこに、こけしの頭を押し当てます。大きいです。子どもの握り拳ぐらいあります。
「入れろ、入れろ」とみなさんは、手を叩きながら妙な声援をします。
そのままではムリなので、庭に立てたこけしの上にしゃがみ込みます。以前、お尻に太いおもちゃを入れたときのように。粘膜は傷つき爛れているでしょうが、おまんこの方がより柔軟なのか、じわじわっと頭の部分が入っていきます。
「あ、入る入る」
ぐぐっと押し広げられ、やがて自分で身体を引き裂いているような錯覚をし、それがさらに淫乱汁を噴き出させ、メリッと音を立ててこけしが私の身体に入り込みました。
「ひやー、入れちゃった」
「すごーい」
みなさんに見ていただくために、仰向けになって腰を突き出します。シズカさんは虫けらでも見るような冷たい目で見ています。そしてその指でこけし人形の下の部分を掴み、出し入れしようとします。
「すっぽり入っていて、抜けないわよ」
「どれどれ」
みなさんが引き抜こうとしますが、なかなかうまくいきません。誰かがねじるように回したら、すぽんと音を立てて抜けました。みなさんは大笑いをしています。私のおまんこはべっとりと濡れています。
「私に入れさせて!」
完全にみなさんの玩具となっていました。わざとなのか、へたくそにねじ込まれる、大きなこけし人形。同じ女性なら、体の構造ぐらいはわかっているはずなのに、無理な角度で押し込もうとしたりするのです。
ねじられ、引き抜かれ、それを何度もされているうちに、私はまたしても大きな波がやってくるのを予感していました。屈辱、苦痛、そして快感。
「あああ」と私は声をあげていました。
「あ、こいつ、逝くわよ」
「逝かせちゃえ」
激しくこけしが使われます。
「あ、首が抜けちゃった!」
私の奥にこけしの頭の部分だけが突き刺さっていて、その悲しい事実とみなさんの大笑いの中で、今日もっとも大きな波がやってきたのです。
私はなにかを叫びながら、身体を痙攣させていました。シズカさんが笑いながらお尻からネックレスを勢いよく引き抜きました。
「あがあああぅ」
「潮吹いたわよ!」
どうなったのか知りません。ただ、私の淫らな汁が噴き出したのでしょう。同時にこけしの頭の部分も押し出されてぽろんと庭に落ちました。
私は快感の中に震えています。庭で泣きながらその絶頂感を味わっていました。こんなことってあるでしょうか。すっかりおかしくなってしまったに違いありません。
いつしか時間も経ったのでしょう。シズカさんが「今日はこれで終わりね」と言いました。
「お願いです。なんとか四千円、いただけないでしょうか。貸していただくのでも構いません」
私はミチさんに言い訳ができないので、シズカさんとそのお友達にお願いしました。
「無料奉仕って書いてあるじゃない」
「あんた、裸なんだからお金なんていらないでしょ」
「あれだけ気持ちいいことしてもらったんだから、こっちがお金を貰いたいぐらいよ」
「そうよ、庭を汚されたし」
わずか四千円すらも、誰も出そうとはしません。
泣く泣く、私は歩いて駅まで行き、お金をさらに使って電車に乗り、アパートに戻ったのです。予定の時間を大幅に過ぎていました。ミチさんは鬼のような顔をして待っていました。
鬼女たちの祝宴
「遅いじゃないの」
ミチさんは容赦なく、私を殴りました。珍しく拳です。顎のところにがつんと。ふらりとした私は自分の部屋に倒れ込みました。
彼女はコートのポケットからお金を掴み出します。
「なんだこれ。足りないじゃんよ」
電車に乗ったので小銭が混ざっていて、それを部屋にぶちまけます。
そしてブーツにも気付きます。
「それかあ。人のカネを勝手に使ってさ」
髪の毛を引っ張られます。防水シートの上を引きずられました。新品なのにみなさんのおしっこでぐずぐずになっているブーツを、脱ぐ間もありません。
「そういうことなら、こっちにも考えがあるからね」
「許してください。すいません、もうしません」
「お客さんがお待ちかねなのよ」
「わかりました。すぐにうかがいます」
「それがね。場所はいつものホテルじゃないの」
「どちらへでもうかがいます」
「あたりまえでしょ。私が連れて行くわ」
ミチさんのあとをついて、再び駅の方へ行きます。町中を歩きます。濡れたブーツはおかしな音を立てます。
「ここよ」
なんの看板もない重たい扉。そこを開けさせられます。地下へ続く階段を下り、もう一つの扉を開くと強烈なビートの音楽が吹き出てきました。小さいながらもダンスフロアのあるクラブでした。お客さんはまだ早い時間なのか、ほとんどいません。
ミチさんはその奥にあるプライベートルームへ入ります。暗い部屋ですが、マジックミラー越しに店内がまる見えです。ミラーボールなどの明かりが部屋をうっすらと照らしています。三人、そこにいるようです。
「お待たせしてすいませんね」とミチさん。「でも、こいつ、もっと厳しくやらなくちゃダメですよ」
「そうね、生ぬるい感じがしたから、シズカに教えてもらって連絡したのよ」
女性です。女性が三人。
目が慣れてくると、それは先ほどのお屋敷にもいた女性でした。シズカさんのお友達です。
「ご挨拶は?」
ミチさんに後頭部を叩かれて、私はマスクとコート、そしてブーツを脱いで正座します。床はとても冷たい石が敷かれています。
「公衆便所です」といつものように頭を下げてご挨拶をします。
「私のこと、覚えてる?」
一人が髪の毛をきつく引っ張りました。細面のきれいな方です。
「はい」
「私はサユリ。彼女はモエ、そしてヨシエ。みんなに挨拶をして」
「サユリさま、公衆便所でございます」と、一人一人に頭を下げて挨拶をしました。
「おまえね、サユリさんに聞いたけど、盛大に自分だけ感じていたらしいじゃないの。いつもそんなことやってるの?」とミチさん。
「いえ」


