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堕ちる 特別編 改訂新版 · 第2部

堕ちる 特別編 改訂新版 第2部 (2/5)
前の話 · 次の話

ボロボロのシャツと薄いコートだけが残りました。ハンドバッグは便器に落とされましたが、拾いあげてアパートに帰りました。

ミチさんが待っていました。

「なに遊んでるのさ。遅いじゃない。あんたの予約、また入ってるんだからね」

「予約?」

「稼いできてよ、頼むよ」

ミチさんに連れられてラブホテルへ行き、またしても異常な性癖を持つ男性たちに次々と奉仕をさせられるのです。

深夜一時までやらされて、やっと解放され、十万円ほどの現金をミチさんに渡します。

「いい子ね。よくやったわ。なかなか稼ぐじゃない」

「毎日ですか?」

「そうよ。毎日。休みなし。便所に休みがあるとすれば、ぶっ壊れたときだけでしょ」

いつかそうなる気がします。

「ありがたいと思いなよ。あんたみたいな女に男たちがおカネを出そうって言うんだもの。だけど、そのうち飽きられるでしょ。病気になるかもしれないし。ぶっ壊れるかもしれないし。ハハハ。それまでたっぷり稼いでね」

アパートに倒れ込みます。

私はお金もなく、着る服もどんどん少なくなっていて、いずれ会社へ行くこともできず、アパートも追い出されることになるでしょう。

そう遠い先のことではなさそうです。

辞表を出しました

11

月

28

日(火)

とうとう辞表を出しました。

「一身上の都合」で押し通すしかありません。食糞便所女として一生を終えるのだ、とは書けませんでした。

「有給休暇が残っているんだよ。ボーナスだってもうすぐ出るのに」と引き留めてくれる優しい上司にも、「とにかく辞めさせてください」で押し通したのです。

早々に仕事を整理して、身の回りの片付けをしていたら涙が少し出てきてトイレでちょっと泣きました。

戻る途中で隣の部の柳橋さんがいて、「辞めるって本当なの」と聞いてきました。私が告白してふられてしまった相手です。

「はい、お世話になりました」と挨拶したら「ぼくのことで辞めるんじゃないよね」と言われました。

もちろん、彼への告白は私にとって重い罰となり、いまや抜け出せないほど深く深く、便器の奥の奥へと私は入り込んでしまっているのです。

ただ、それは私の本来いるべき場所に戻るだけのことなのです。私はそのようなモノなのです。

そんなことは言えるはずもなく、ただ挨拶をして立ち去りました。

昼前に上司が「とりあえず有給が残っているから全部使いなさい。それまでは辞表は預かっておく。気持ちが変わったらこの件はなかったことにしょう」と言ってきました。

「困ります、私の気持ちは変わりません」

「まあまあ。とりあえず今日は帰って休みなさい。なんだか、疲れているんじゃないのかな?」

私は追い出されるように会社を出ました。

社内ではいろんな噂が飛び交っていることでしょう。頭がおかしくなったのだと思われているかもしれません。でも、それはそれでいいのです。

アパートに戻ると、ミチさんが勝手に私の部屋に入ってきました。

「早いじゃない」

「会社を辞めたので」

「なんでそんな勝手なことするのよ」

ミチさんは怒りました。往復ビンタをしてお腹を蹴られました。そしてハンドバッグを取り上げられました。

「いい。あんたはいくら遊びとはいえ、ちょっとおかしいから、なにをしでかすかわからないでしょ。これは全部、私が預かっておく」

アパートの鍵、財布、携帯電話、預金通帳、キャッシュカード、クレジットカード、パスポート、印鑑などなど、すべてを彼女は私から取り上げました。

「携帯電話には友達の連絡先もあるんでしょ。親兄弟もいるんでしょ。あんたがどんなことをしているのか知ったら、どう思うかしら」

「やめてください。それだけは……」

「ね? 大変よね。私は黙っててあげるけど。もし知られたくないなら、ちょっと付き合ってよ」

軽い服を着るように言われ、落書き文字が見えないようにタートルネックのセーターとジーンズで、彼女について行きました。

定期預金の五十万円を降ろすように言われました。隠していたわけではなく、それは「忘れたもの」として預金していたお金でした。暗証番号もすべて知られてしまいました。

煙の上がっているモツ焼きの店と油のニオイがする中華屋に挟まれた狭い階段を下ります。

地下に店がありました。大人のおもちゃや医療器具のようなもの、怖ろしげなSMグッズなどが棚から天井からぎっしりと詰め込まれています。

レジではガラスケースに並べた怪しげな薬も売っています。

「ケンちゃん、頼みがあるんだけど」

ミチさんは店員に声をかけます。若い男の子で、耳と鼻にピアスをしていました。口を半開きにして、目はとろんとしています。

「この子にタトゥー、やっちゃってくれない?」

「おれじゃムリ。まだまだ修行中だから……」

「練習台にすればいいじゃん」

話はすぐにまとまります。カーテンの奥にある小さな部屋に押し込められ、ミチさんは私のセーターをまくりあげました。

「へえ」とケンちゃんは笑っています。

「うんこ、食べるんだ」

「ここに書いている文字をそのまんま、タトゥーしちゃってくれない?」

「いいの? こんなにでかい字で?」

「いいわよ。背中も見て」

「へたくそな字だな。このままやるわけ?」

「そうよ」

「けっこう時間がかかるけどね」

「いま、とりあえず、これだけでもやってよ」

右胸にある「うんこ食べます」をミチさんは指さします。

「じゃあ、とにかくスジだけでも入れるからさ。中まで塗りつぶすにはかなり時間がかかるから」

「毎日、やってもいいわよ」

「本当かよ。好きにやらせてくれんのか?」

「字はそっくりそのまま彫るのよ」

「わかってるさ。あいているところには別のものを入れてもいいんだろう?」

「ええ。でも、きれいなものはダメよ。下品で汚いものじゃなくちゃ」

「ああ、極彩色でうんこを描いてやるって」

マーカーで書いた文字はようやく薄れてきていました。でも、入れ墨されたら、永遠に消えないことになります。

その午後、「うんこ食べます」の輪郭がきれいに入れ墨されたのです。

夜までまたミチさんの指示に従って客を取りました。

くたくたになってアパートに戻ると、ケンちゃんとミチさんがいて、昼間の続きです。これから毎日、少しずつ、私の身体はよりいっそう、汚されていくのです。

「明日から会社へ行かないなら、一日、客が取れるわね。倍稼げるじゃない。OLのときなんか目じゃないぐらい稼げるわよ」

しかしそれはすべてミチさんのものです。

「ああ、楽だわ。あんた、食べるのはうんこだし、飲むのはおしっこ。タダってことだものね。服もいらないし」

勝手なことを言っています。でも、私にはどうすることもできません。これこそ本当の罰というものでしょう。

死ぬまで消えない傷

11

月

29

日(水)

あれから一週間です。

捨てたはずの私の人間である部分に、ミチさんは勝手に価値をつけて販売し、金儲けをしようとしています。

久しぶりにいい天気ですが、私は朝からタトゥーと客への対応をさせられます。

公園には行かせてくれません。よねさんたちがきっとがっかりしていることでしょう。それとも、私のような虫けらのことは忘れてくれているかもしれません。

ケンちゃんは私に夢中で、私におしっこを飲ませたり、うんこを食べさせるなど便器として扱うだけではなくて、おまんこもお尻もタトゥーをしながら自由に使います。

ミチさんもおしっこがしたいと私に飲ませます。

二人とも私の部屋にいて、ミチさんの命令で臭いコートやホームレスの人と交換したボロ服をみんな捨てさせられました。畳にはビニールシートが敷かれ、私はそこで裸のまま暮らすのです。

お客さんが来ると、粗末な服を着せられて例のラブホテルへ。

平日なので昼間は二人しか来ませんでした。

「あんたのタトゥーが完成したら、もっと大々的に宣伝するからさ。一度に二十人ぐらい、相手させてやるわよ。うれしいでしょ。想像しただけであそこがベチョベチョになっちゃうんじゃない?」

ミチさんはいろいろな計画を練っているようです。ブランドのバッグを見せて「これあんたに買ってもらったんだよ」と自慢します。私も以前は欲しくてしょうがなかったのですが、がまんして貯金していたのです。そのお金もすべてミチさんのものです。

夜までに、「公衆便所」「むりょうほうし」の文字の輪郭が彫り込まれました。ろくさんに書いていただいた文字が永遠に私の背中に残るのです。

その痛みは、この一週間に私が自ら命じた苦痛に比べると、それほどではありませんでした。もっと皮膚もろとも剥がされるかのような痛みかと思っていたのですが……。

それでも、体は異物を埋め込まれて、拒絶し発熱するのです。

なんだか、人間らしい部分がいっぱい残っていて、私は複雑な気持ちになりました。

この皮膚をきれいに剥がして新しくすれば、私はまた、普通の女性として生きていくことができるでしょうか。

そんなこと、考えてもしょうがありません。すでに、戻れないところに、深く、深く、入り込んでしまっているのですから。

ミチさんとケンちゃんは大笑いをして私の写真を撮りまくります。

「けっこう、失敗しちゃったけど、イイっすよね」

ケンちゃんは彫りながらも何度も失敗しては「ちくしょう」とか言いながら彫り直しています。

ですから、ただでさえ汚い言葉、汚い絵なのに、それが所々ひどく下手になっています。

「いいのよ、どうせ練習台だから。あんたにはお金払わないし」

定期預金を崩したお金はミチさんのバッグになって、タトゥーの代金はとても払えません。

「これからも、自由にこいつを使わせてくれるのが条件だぜ」

「わかってるわよ。今度はボディピアスの練習台に使わせてあげるから、いいでしょ」

「おお、すっげえ。やらせてくれ」

ケンちゃんはそう言いながら私の中に精を放出しました。

もはや、回数を数えていたスラッシュは、途中で途絶えています。ミチさんはそれは消してしまおうと思っているようでした。

「おっぱいのところに、おまんこのマーク、彫りたいなあ」

「これからいろいろ計画があるのよ。その小さなおっぱいをなんとかしなくちゃね。それからじゃない?」

「なんとか?」

「稼げるように改造しなくちゃねってこと。おまんこにはピアスしなくちゃいけないし。ああ、お金がいくらあっても足りないから、いっぱい稼いでくれなくちゃ」

「どうせ豊胸するなら、そこにうんこの絵も描きたいなあ」

「ハエもつけてね」

「当然だよ」

二人は笑っています。

会社の人たちが思っているよりも遥かに遠くに、私は行ってしまっているのです。

落書きタトゥー

11

月

30

日(木)

一日中、ケンちゃんはさらに右と左の太ももに、二種類のおちんちんを描きました。

どちらも膝のあたりからはじまって、左右のお尻まで達する巨大なもので、右はぎんぎんにいきり立ったぼこぼことしたおちんちん。左は包茎をいくつものピアスで飾り立てた変態のおちんちん。

実は左側のはケンちゃんの実際のものによく似ています。どちらも亀頭の部分がお尻の横にくるようになっていて、あっという間にその輪郭を彫られました。

私はそれだけでクタクタになっていましたが、ミチさんにお尻を蹴られながら、ラブホテル巡りをさせられました。

客と部屋に入り、なぶられ、犯されて、次の客へ。

合間にタトゥーを彫られるのです。

感覚がしだいに麻痺してくるようで、自分でも怖くなってきました。

絶頂感を知らなかった私

12

月1日(金)

「週末は、予約がいっぱい来るね」とミチさんは、朝からご機嫌です。

私にとっては、平日も週末もありません。ろくさんや公園が懐かしくなってきます。

ケンちゃんに犯されながらタトゥーを入れられている私を見て、ミチさんが「あんた、感じてないの?」と聞いてきました。

「ひょっとして、一度も最後まで

逝

ったことないんじゃない?」

私にはわかりません。

絶頂感について深く考えたことはありませんでした。この数日の出来事でも、いつも自分に命じられる罰のことを考えるだけで、とめどもなく感じてきて、激しい衝動にかられるのです。ですが、実行をして得られる絶頂は大したことはないのかもしれません。

「ケンちゃん、そいつ、不感症なのかもよ」

「え? そういや、一度も逝ってないかもね。おい、どうなんだよ、なんとか言えよ」

ぐいぐいとおまんこに突き入れられても、私には返事のしようがないことです。

「へへ、おもしろいじゃん。もしあんたが、本当のオーガズムってやつを知らないなら、経験しちゃったら大変なことになるんじゃない?」

ミチさんはケンちゃんが射精したあと、私の中に指を入れてきました。

「ほら、どうなの?」

「痛いです」

「痛いだけ? ぬるぬるのいやらしいおまんこ。汚いおまんこ。こうされても感じないの?」

もう一方で芽の部分をいじっていただきます。そこも切ないような苦しいような感じがします。

「どうなのよ」

私はただ少しイヤイヤをするように身もだえました。

「生ぬるいってことかしら。相当、ガツンとやってやらないと、こいつ感じないのかも」

「いいじゃん、別にそんなことさ」とケンちゃんは言います。「どうせ公衆便所なんだから」

「女としての快感を本当に知らないでいるなら、かわいそうじゃない。あんたの店からすごいもの持ってきてやってよ。こいつ、狂わせてやりたいの」

「物好きだな」

ケンちゃんは店に戻って、大人のおもちゃをいくつか持ってきました。極太のバイブ、アナルバイブなどです。

そして二人は私の二つの穴をぐいぐいと責めました。

「あひー、お願いです。ぐちゃぐちゃに壊してくださいー」とお願いしていました。

これまでも味わってきた感覚に、私は酔いしれていました。オーガズムとか絶頂とは違うのかもしれませんが、私にはそれで十分だと思っていたのです……。

「こいつを塗るといいかも」とケンちゃんは軟膏のようなものをおまんこの中にたっぷりと塗りつけました。バイブにも塗ります。お尻の穴にも塗り込みました。

「あ、あっ、熱い。すっごく体が熱いんです。なんとかして! お願いだから、なんとかしてください!」

全身に油をかけて火をかけられたら、こんな感じがするのではないかと思えるほど、カッとなって、自分でもわけがわからないのです。

どのぐらいの時間、二人にいじめられていたのでしょうか。

突然、私は目の前が暗くなり、頭の中でいくつもの火花がはじけました。

「あっあっ、あっ、あっひょぅぅう」

がくんと腰に衝撃が走り、身体がバラバラになっていきそうです。それから手が、足が、細かく震えて、唇から「あふあふあふ」と自分ではないような声が出てきました。

「ほらほら、さすがの不感症女もだんだんきてるわよ」

「へへへ、おもしれえな。死ぬんじゃねえの」

まさに逝く、死ぬとはよく言ったものです。私は死ぬと思いました。炸裂した快感によって心臓が止まってしまった、と。

激しい呼吸に、自分の意識も吹き飛びました。でも、それはまだ序の口だったのです。二人の手が休まることなく私をもてあそび、二つの穴が開いたりすぼんだりします。関係のない筋肉がひきつります。

「ぐぇ、ひーっ」と私は泣き叫んでいました。

「昼間っからアパート中に聞こえるわね」

「こいつをくわえてろ」とケンちゃんが手近なところにあったタオルを私の口に押し込んでくださいました。おかげで、心おきなく叫ぶことができました。

何分にもわたる絶頂感なんて……。

これは生まれて初めてのことです。かつて一度、絶頂らしきものを経験したように思っていたのですが、実際には、その比ではありませんでした。

三人とも、くたくたになりました。私は死にかけた魚のようにぴくぴくしながら、のたうっていました。バイブの音が部屋の中に響いています。力を失わないそれは、勝手に私をもう一度、絶頂に連れて行こうとしていました。

しかしミチさんがバイブを乱暴に引き抜きます。

「すごい抵抗するじゃない、あんたのおまんこ」とミチさんは笑っています。お尻に刺さっているバイブも引き抜かれます。「こっちも締め付けちゃってさ」

「お願いです。もう少し……」と私は思わずタオルを吐き出して、懇願していました。

「ダメに決まってるでしょ。あんたはこれから客が待ってる。稼いでくれないと困るしね」

恐ろしいことだと思います。私は本当の絶頂を知っただけはありません。どうも、さらにその先があるのではないか、と思えたところで強制終了させられたのです。

きっと、もっとすごい快感があるのです。それが欲しい。そう思うと、なにもかも投げ出して、バイブをあそこに突っ込みたくなります。公衆便所としてあるまじき願望。でも、その引き金を引いたのはミチさんです。

十二人のお客様を相手にしました。うんこをいただき、おしっこをいただき、射精いただいたり、いろいろとしていただきましたが、そこで得た快感は、まるで冷めかけのコーヒーのようなものでした。

帰ってお金を渡すとミチさんが「いいね。あたしの許可なく今日みたいな絶頂を味わっちゃダメなんだからね」と言います。「ホントに死んじゃうんだから」

心を見透かされていたようです。私は戻って、ケンちゃんが置いていったバイブでもう一度試してみたいと思ったのです。でも、ミチさんはもっと先のことを考えていたのでした。

「これを詰めるわよ」

おまんことお尻の穴に、おちんちんの形をしたシリコンのおもちゃを入れます。鎖で股間とウエストをTの字にぎちぎちに縛り上げます。南京錠をかけてその鍵をミチさんが持ちます。

「手を出して」

背中に回されて手錠もかけられました。

「これでいいわ。あなたがオナニーなんかして、大声出して近所迷惑になったらまずいでしょ。勝手に死なれても困るし。あんたのためを思ってのことなんだから、ありがたいと思いなさい」

私は悶々として浅い眠りに入りました。

色狂いとなった一日

12

月2日(土)

なんとかしてあの感触を再現したくて。

もだえながら、二つの穴に入っている二本の棒を肉壁にこすりつけるようにできないものかと考え、あぐらのような座り方をし、穴を防水シートにこすりつけてみます。

鎖が肉に食い込んで痛いのですが、それよりも強い衝動があって、どうしてもなんとかしたいと思って。

鎖の一部がクリトリスを強くこすりつけてくれるので、もうちょっとで強烈な感触がやってきそうだったのに、もどかしいままです。

どれだけ激しい音を立てていたのか、声をあげていたのか自分でもわかりませんでしたが、ミチさんがやってきて私を何発も殴りました。

「ちくしょう、夜中だってのに、うるさいよ」

すでに夜中ではなく、どちらかといえば朝に近い時間だったようです。

髪を掴まれてシートの上を引きずられ、蹴られました。

「そんなにやりたきゃ、勝手にしな」

手錠を外され、私は自由です。ただ鎖はそのままでした。どうすればあの快感が得られるのか、いろいろな形を試しているうちに、最後には自分の踵をお尻にあてて、クリトリスを指と鎖でいじめぬく方法を考えついたのです。

そして、あの絶頂が再びやってきます。来るのがはっきりわかりました。ああ、これだわ、来るのよ、すごい波が来るわ。

どのぐらいそんなことをしていたのかわかりませんが、窓の外は明るくなっていて、ミチさんは私をビデオで撮影していました。

「まったくもう、さかりのついたメス豚だから、時間もなにもおかまいなしね」

汗にまみれてあえぐ私の口に、ミチさんは唾を吐きかけてくれました。

それは果汁のように甘くておいしくて思わず微笑んでいたのですが、「気持ち悪いんだよ!」と罵られ、頬を何発も張り飛ばされました。

それから乳首を爪の先でつねっていただきました。少し血が滲みます。

「い、痛い」

「黙りな」

また頬を殴られました。

「ここに穴をあけて大きな輪っかをつけてあげよう。鼻にも牛みたいにつけてあげよう。それから専用の猿ぐつわがいるわね。あんた、本当にうるさいよ、ブヒブヒ鳴いてさ。便所っていうより、メス豚だね」

そう言いながら、ミチさんは服を脱いでいきます。朝日の中で私ははじめて彼女の裸身を見ました。私より豊かな胸。お腹には少し脂肪がついていますが、ヒップラインは女性の私から見てもかなり魅力的です。

その大きなお尻が私の顔に押し付けられました。うらやましいほど濃くて深い茂み。むさぼるようにそこに舌を伸ばし、音を立てて舐めたり吸ったりしました。

「ふふふ、くすぐったいわ」

でもミチさんはそのまま腰を落とします。私は仰向けになって顔でそのお尻を受け止めました。

おしっこをいただきます。飲みきれずに少しこぼれると、彼女は容赦なく私の乳首をちぎれそうなぐらいに引っ張ります。

「ひぃー、くぅー、い、た、い」

「ホント、貧乳だね。いつかでっかいおっぱいにしてやるからさ」

そして私ははじめてミチさんのうんこをいただきました。

おいしいとまでは言いません。女も男も、出てくるものは同じです。毎日のように、いろいろなものを食べてきたせいか、慣れてきつつあるのを実感しました。

心ではミチさんのものなど、食べたくはないのです。でも、いまでは、普通に飲み込んでしまうのです。

そんなモノになってしまったのです。

そしてきれいに舐めて差し上げました。

「うまいもんだわ、すっごく気持ちいいのね。ケンちゃんから聞いていたけど、本当に公衆便所だね」

ミチさんはその後も私の身体をもてあそび、最後はもう一度、私に絶頂まで感じさせてくれました。

タトゥーは前面はほぼできあがってきました。背中はまだです。ケンちゃんはそれよりも太もものおちんちんの絵に夢中です。

二人は私の乳首とその下の部分にリングをつける計画を話しています。

「乳首は絶対必要だろ。乳輪の下あたりにもう一つか。それとも囲むように四つつけたらどうだ」

「おもしろいけど、とにかく乳首は今日にでもつけたいところよ」

「待てよ。今日も稼がせるんだろ」

「あ、忘れてた」

週末。稼ぎ時なのだとミチさんはいい、私にめいっぱい働かせるつもりです。

「一日、二十人はノルマだからね。日曜日の夜まで、暇にはさせないから。そうすればあんたの輪っかも買えるわ」

夕方から次々とミチさんの携帯、というか元はといえば私の携帯に連絡が入ります。

「本当です。あなたのうんこを食べさせていただきます。もし食べきれなかったら、相当のお仕置きをしていただいてかまいません」と、ミチさんはわざと言葉に出してメールで返事をしています。

「輪姦も大丈夫です。お誘い合わせの上、いらしてください」とか「野外でもどこでも私を犯してください。三つの穴をすべてお使いください」などと返事をするのです。

そして彼女はマネージャーのように、スケジュールを作っていきます。一晩に二十人は本気のようです。

「輪姦で一度に十人ゲットよ。忙しいわよ」

私にはなすすべもなく、彼女に言われるがままです。それだけの人たちに犯されて、もしも絶頂を感じたらどうしよう。それが不安でした。私はきっと狂ってしまう。そんな気がしたのです。

残酷な野望

12

月3日(日)

土曜から今朝にかけて、二十二人の方々に公衆便所をお使いいただきました。

深夜までに七人の個人の方を一時間ずつ連続でお相手し、十人の方による輪姦パーティーは深夜から三時まで続き、私はすべての穴が開きっぱなしになり、髪の毛の中まで汚物が染み込みました。

その次のお客様までの間、ミチさんに命じられてホテルのお風呂で身体を洗いました。洗い始めると、洗っても洗っても汚れは取れないような気がいたします。

四時から六時までもまた、五人のお客様が一度にいらして、輪姦状態となりました。そのとき、とうとう、私は生まれてはじめて失神しました。

一度目は例のビッグウェーブが突然起こり、私は逝きっぱなしになって失神したのです。

すぐにお客様に叩かれ、殴られて意識を取り戻しましたが、もう一度、終わり頃にも失神してしまい、冷たい水を頭から浴びせられて引きずり戻されました。

ろくな食事もなく、肉体のみ酷使してきた連日の疲労と、生まれてはじめて知ってしまった絶頂感、そして睡眠不足などが重なってのことかもしれませんが、そんなことは公衆便所にとって言い訳にもなりません。

お金をホテルの外でミチさんに手渡し、アパートにふらふらと戻ります。すると空き缶を拾っているろくさんとよねさんに出会いました。

もちろん、無料奉仕です。私は早朝の道ばたで、はしたなくもお二人のおちんちんをお口で含ませていただきます。

「うまくなったんじゃねえのか」とよねさんにからかわれました。

少しは上手になっているのだとは思います。お客様たちに散々喉を奥まで突かれているうちに、喉の奥で受け入れる方法を身体が覚えたのです。

「なんか、すげえ色っぽいしな」

「高級な便所になったんじゃねえか」

からかっているのです。高級なんて……。ただホテルの風呂が利用できるので、石鹸のニオイが肌についているだけでしょう。それとも、体に染み込んだローションのニオイかもしれません。

精をいっぱいいただき、おしっこもいただきました。

「朝、来ないじゃねえか」とよねさんが怒ります。「ラブホテルで遊んでいるってわけか。無料奉仕の気持ちはどうしたんだよ」

「すみません」

細かい事情を説明するわけにもいきません。ミチさんから「私のことを誰にしゃべったら、あんたがしていることを家族や会社の人に教えてまわるからね」と脅されています。

公園に連れて行かれ、犬の糞を久しぶりに処理させていただきました。そのあとも、お二人に汚い私の穴を使っていただきました。

なんだか、とても懐かしい気持ちがしました。

すっかり朝日が昇っていて、まぶしいほどの日差しの中でアパートに汚れた身体を引きずっていきました。

髪を少し短く切りました。そして陰毛の処理をして、おまんことお尻の穴にローションを塗り込みました。さすがに腫れているような感じが残っています。爪を切りました。公衆便所なのに。

ミチさんが「遅かったじゃないの」と顔を出します。「爪ねえ。すごく短くしなさいよ、深爪するぐらい」と指示されました。「でも面倒ね。そうだ、爪なんていらないじゃない?」

恐ろしいことを最近のミチさんは平気で言います。ミチさんの頭の中では私に対する残酷なアイデアで一杯なのでしょう。

「生爪を剥がすって、すごく痛い拷問らしいから、あんたで一度試してみようか」

ミチさんは笑っていますが、いつかそうするつもりなのでしょう。

「足の爪なんてムダだから、そうだ、指ごと切り落とすってのはどう? 手も指の先はみんな切っちゃおうか」

私はその恐ろしさに震えます。でも、ローションを塗ったばかりのおまんこが疼き、頭のてっぺんまでキーンとなにかが突き抜けます。

「はい、お願いいたします」と私は震えながら言います。

「でも、そんなになっちゃったら、誰も怖がってあんたにお金を払わなくなるかもしれないね。もう少し人間らしい格好をしていてもらおうかな」

もてあそび、私をいたぶるのです。

「今日は野外輪姦の予約が入ってるわよ。十四人も参加するって。よかったわね。ノルマ達成まであとたったの六人。楽勝でしょ?」

「あ、ありがとうございます」

「じゃあ、せいぜい、それまで休んでるのね」

ミチさんはそうおっしゃると、犬用のアルミの食器を私にくださいました。

「うんことおしっこだけじゃもたないでしょ。これ、知り合いの店で貰ったゴミだけど」

ビニール袋から山盛りの生ゴミ、残飯をそこにあけました。

「野菜のクズ、肉の欠片もあるし。お客がかみ切れなかったスジなんかもあるわね。栄養満点でしょ」

「はい」

「じゃあ、食べな」

久しぶりの食べ物です。私はがつがつと、それこそ犬のように食べました。魚の骨や頭も多く、食べられる部分は案外と少ないのですが、すべてをしゃぶり舐めつくしました。

そして束の間の休息に入ります。でも、ぐっすりとは眠れません。野外での輪姦。その言葉が頭から離れないのです。

果てしない輪姦

「いつまで寝てるのよ」

お尻を蹴られました。いつしか疲れて寝ていたのです。

ミチさんは裸の私に安物のコートを羽織らせます。大型犬用の金具が埋め込まれた茶色い首輪もします。それが目印なのだそうです。

指定されたのは駅の向こう側にある例の小さな公園でした。昼間なのに、そこで私は野外輪姦をされることになっていました。

「じゃ、がんばってね」

どこかでミチさんとケンちゃんが見張るのでしょうが、私一人でやり遂げなくてはなりません。

公園へ行くと、周囲は工場や会社が多く、日当たりも悪いためか、土曜の午後なのに誰もいないのです。トイレの裏にはまだあの小屋が建っていますから、あの人たちもいるはずです。

そこでしばらく待っていると、バラバラと六人ほどの男性が集まってきました。一人一万円。コートのポケットにみなさんが突っ込んでいきます。さらに一人、また一人と集まってきて、最終的にはミチさんがおっしゃった人数より多い十八人ほどの男性たちになりました。

私はコートを脱ぎます。全裸で地面に正座しみなさまにご挨拶をします。

「公衆便所です。どうかご自由にお使いください」

男たちは鼻息が荒く、小さな公園は異様な雰囲気になりました。野外ですが、お客様たちが囲んでいるため、通りがかりの人たちもなにが起きているのかはわからないことでしょう。

順番にみなさまのおちんちんをしゃぶらせていただきます。ですがすぐに男の人たちは乱れて、おしっこをかけてくる人もいますし、頬を平手で叩く人、乳首を引っ張る人などもいます。そして、待ちかねたように、輪姦が始まります。

男たちはズボンだけ下げて、のしかかってきます。地面に敷いたコートの上で次々とみなさまに犯されていきます。

エキサイトされた方々が、三つの穴を同時にふさいでいきます。たちまち、おしっこと精液にまみれて私はどろどろになりました。

散々やり飽きてきたのか、男の人たちは一通り終えると今度は私をなぶることに興味を持ちました。

公園の水道まで運ばれ、お尻の穴に蛇口を押し付けられ、大量の水をお腹に入れられ排泄させられました。

コートを羽織らせて、男たちは町中へ私を連れて行くのです。駅裏には少しうらぶれたゲームセンターがあり、そこで、裸にされてみなさんと写真を撮らされ、プリントシールを作らされたのです。顔を隠すことは許されません。

少しずつ人数が減り、再び公園に戻ったときには六人ほどになっていました。

その方たちにトイレに連れ込まれて、立ったまま再び前後を犯されていきます。おしっこを飲ませていただき、便器に顔を押し付けられ、そんな姿を写真に撮られました。

みなさんがお帰りになったときに、ミチさんとケンちゃんがやってきて、私からお金を受け取ります。

「スゴイわね、あんた。サービスしすぎよ」

「どうなるかと思いました」

「次はラブホテルで一時間一人ずつ。いまのところ夜中まで予定がふさがっているから」

そのままの姿で馴染みのホテルへ行き、次から次へとお客様になぶられていきました。野外輪姦の参加者を含めると、深夜までに二十五人ぐらいに使っていただきました。

ロウソクで身体を炙られ、乳房に二十本ほど針を刺されました。お尻の穴の拡張とかで、見たこともないゴムの装置を押し込まれて、ポンプで激痛が走るまで広げられました。本格的な薬による浣腸をされて三十分も排泄をさせてもらえずに悶絶しました。クリトリスを縛られて引き延ばされました。お客様のうんこを全身に塗りたくるように命じられ、その姿でオナニーをさせられました。

でも、幸いというか残念というか、私は一度も絶頂を得られず、もちろん失神もしませんでした。

午前三時頃までホテルで過ごし、アパートに戻ると、ケンちゃんが待っていて、タトゥーをしながら犯されました。

「明日で最終日よ。がんばってね」とミチさんに言われましたが、単調なタトゥーの刺激を受けているうちに眠ってしまいました。

お尻の拡張とリング

12

月4日(月)

昨日の日曜日、ミチさんによると「一日で三十六人ってギネスブックじゃない?」とか。

ミチさんは一日で三十六万円も手に入れてしまい、すごくうれしそうなのです。そしてケンちゃんはそれで乳首につけるリング、さらに鼻につけるリングを用意することになりました。今日、さっそく、それが私に付けられることになっています。

「痛い方法と痛くない方法があるなら、痛い方法でやろうよ」とミチさんは笑って言います。

ケンちゃんは「千枚通しでぶすっとやるのがいいかな。痛そうだし」と笑っています。

昨日は、土曜日から一続きになっているようで、記憶があいまいなのです。

でも寂しい路地裏で十五人ぐらいの人たちに囲まれながら輪姦されて、そのあとは六人ほどの高齢の人たちによって、激しいお尻の調教をさせられたのは覚えています。

この六人の人たちは、私のお尻にしか興味がなく、大量の浣腸を何度もさせられ、犯されただけではありません。ピー玉を三十個ほど詰め込まれたり、パチンコ玉を何十と押し込まれました。

ソーセージ、バナナも入れられました。彼らは私のお尻に入れたいものを大量に持ってきていて、「なんだ、入らないぞ」「穴が小さいぞ」などと文句をしきりに言っていました。

特にきつかったのは、浣腸の繰り返しです。何百ミリリットルものお薬を入れられました。それを洗面器に排泄します。すると私の便もまざって少し量が増えます。そこに彼らは私におしっこをさせます。さらに量が増えます。今度はその増えた量を私の中に戻すのです。

量はどんどん増えます。排泄を許されると、今度はお客様のおしっこが加わります。一人、また一人と。洗面器では足りなくなり、バケツに排泄し、それをまたお尻の中へと戻されるのです。

「ああ、きついです。お尻が壊れてしまいます」

そう言ってみたところで、彼らには通用しません。

彼らは時間を延長してまでその遊びを繰り返していました。

とうとう、私は最後にバケツいっぱいの浣腸をされたのかどうか、よく覚えていません。きっとそんなに入るわけもないですから、垂れ流しながら悲鳴を上げていたのでしょう。

くたくたになった私ですが、次のお客様のためにバスルームを掃除して自分の身体を洗い、おまんことお尻にローションを塗り込みます。

ホテルが自分の部屋のようです。そう、ホテルの従業員の方たちにもなぶられました。

「こんなところで商売しやがって」とののしられ、さらに「汚しやがって」と怒鳴られ、浴室やトイレをすべて舌で掃除させられたのです。

排水口に溜まった私の髪の毛、お客様の陰毛なども食べさせられました。ゴミ箱に捨てられたコンドームをすべてしゃぶりつくしてきれいにするまで許されません。その数は何ダースもあります。

「これからは、言われなくてもそれぐらいのことはしろよ」と言われてしまいました。

でも、きっとこれもミチさんのさしがねでしょう。

ホテル代はお客様が払いますが、通常は複数の客を入れないらしいのに、それを黙認しているだけではなく、延長を自在にしてくれるのも、ミチさんと話がついているからに違いありません。ほとんど一日、同じ部屋を貸し切り状態にしているのです。

ミチさんは「あの部屋のこと、ホテルの人は『公衆便所』って呼んでるのよ、うれしいでしょ」と言っていました。

こんな調子で激しい責めを受け続けて記録的な人数のお客様にご利用いただいたのですが、日曜日ということもあって夕方ぐらいから徐々に人数も減り、夜はいつもと変わらない状態になりました。

まんこもケツ穴も摩擦でシワがすり減り、粘膜が

爛

れてしまったような痛みがずっと続いています。だけどそれは、快楽への導火線でもあり、いつも疼いている状態なのです。

お一人一時間ずつ、その疼きを鎮めていただくために、新たな苦悶を存分にいただき、深夜の二時頃にアパートに戻ることになりました。

ミチさんはまた残飯を用意してくださり、私はそれをむさぼり喰いました。

「あんた、ザーメンの臭いがぷんぷんだね。もっとよく洗ってから帰ってきなよ」と言いながらお金を勘定しています。

「それからさ、お客さんに言われちゃったよ、あんたのお尻の穴はまだまだ小さいって。小さすぎるって」

「はい」

「だから、タトゥーだけじゃなくて、お尻の拡張も日課にするわ。そうね、クリスマスイブまでにワインボトルがちゃんと入るようにしたいのよ」

そうおっしゃって携帯電話の画面を見せてくれます。ボトルを底の方からお尻にすっぽり入れている女性の写真がありました。

「こうやってお客様にサービスすれば喜ばれるわ。アナルフィストをやりたいってリクエストがきているしね」

そんなことが私にできるでしょうか。あと三週間しかありません。しかし私は公衆便所です。どんな風に身体を改造されようとも、文句を言える立場ではありません。

「じゃ、今夜からこれ入れてね」

これまでより一回り太いペニスを模したおもちゃです。握っても指が回りきらないほど太いのです。これから身体を休めようというのに、ローションをつけたお尻の穴に、私はそれを埋め込まなくてはなりません。

なかなかうまくいかず、とうとう排泄するスタイルになって上からのしかかるようにして入れていきました。

「あうぅっ。とっても、痛いです」

「慣れなくちゃね。それぐらいで文句言ってちゃ、ワインボトルなんてムリだよ。ケツ穴が裂けても、クリスマスにはぶち込んでやるからね」

いくら浣腸とお尻でのセックスを何十回と繰り返していても、拡張するのとはまた別の話です。

以前、お客様の誰かにゴム製の装置で無理矢理広げられたことを思い出します。これから毎日、あの苦しみを味わうのかと思うと、みじめで情けなくなりました。

「ほらほら、もっと奥まで入れちゃおうね」

ミチさんは私の肩に両手をかけて、体重をのせてきます。

ずぶずぶっと太いおもちゃが腸内の奥へと入り込んでいきます。

「ひー」と今日、何百回目かの悲鳴を上げます。

「朝まで抜いちゃだめだよ」

またしても鎖のTバックをされました。朝までとても眠れたものではありませんでした。

拷問にもだえる

朝がやってきて、これまでにない一日がはじまりました。屈辱、恥辱、汚辱といったものとはまるで違う、ミチさんが大満足の拷問の日だったのです。

それは朝から始まりました。

昨夜から入れられたままになっているお尻のおもちゃを抜いていただき、最初の悲鳴を上げさせられます。

「あひっ、痛い……」

「痛い? ふざけるんじゃないよ。自分で、どれだけ欲しがってるんだっていうんだよ」

「す、すみません」

それから、いつものように浣腸をして腸内を掃除し、ミチさんとケンちゃんの便器としておしっこやうんこをいただきました。

今日は昨日までのようなお金を稼ぐ日ではないので、残飯はナシなのだそうです。

アパートは静かです。

「今日は痛いよ」と笑っています。

いよいよ私の鼻と乳首に輪っかをつける日なのです。

「もう少しお金が貯まったら、このおっぱいをパイズリができるぐらい、いえ、もっとみっともなくて恥ずかしいぐらいの大きさに改造してあげるけど、とりあえずリクエストが多いリングをつけてあげるからね」

やり方はとても簡単で、千枚通しで乳首を突き刺し、その穴にケンちゃんのお店で売っている金のリングを通すのです。

しかしそこには二つの段階があります。まず穴をあける。そこに穴をちゃんと維持するための金属棒を通す。それがある程度具合がよくなったら、いよいよリング装着です。

ケンちゃんが乳首をもみしだき、固くしていきます。「ピンク色できれいだよな」と言っています。しかしミチさんは「そのうち真っ黒ででっかい乳首にしてやるから」などとわざと乱暴な口調で言います。

ミチさんは千枚通しをいきなり突き立てました。

「がっ、ぎいっっっ」

私は思わずのけぞって倒れてしまいます。

「ばかやろう、危ねえじゃねえか」とケンちゃん。

ミチさんは自分の部屋からイスを持ってきて、私をそこにグルグル巻きに固定しました。それをケンちゃんが背後から支えます。

ミチさんは、やり損なって、何度も左の乳首に突き立てますが、うまく貫通しません。

「がぎっ! お願い! もう、やめて!」

「うるさいね。おまえがうるさいからうまくいかないんだよ」

ぐりっとえぐられて、私は全身でその痛みを引き受けます。ケンちゃんが押さえつけます。

「ちくしょう、うまくいかないもんだね」

「くーっ、もう、むりです……」

なおもムリに突き刺して、とうとうねじるようにして貫通させました。千枚通しを抜きながら、代わりの金属棒を押し込みます。

右の乳首は要領を得たのか、ちょっとはマシな回数で貫通しました。それでも激痛であることには代わりありません。同じことを私の鼻にもするつもりですが、全員、汗びっしょりになってしまいました。

「ちょっと休もう」

ケンちゃんが提案し、私はイスから解放されましたが、ケンちゃんが持ってきたもう一回り太いおもちゃをお尻の穴に入れなければなりませんでした。

ケンちゃんがむりにこじ入れてきます。

「あひっ、それは大きすぎます。夕べのにしてください。お願いします。裂けちゃいます」

懇願しても許してくれません。

ローションをつけて、亀頭の部分をねじ込みます。

「こうすりゃいいんだよ」とミチさんが、私をしゃがませ、またしても体重をかけてきます。

「いい子だねえ。きっちり飲み込みな」

「うぎぃぃぃ、裂けちゃう……」

「バカ。力を抜かないと、本当に裂けるよ」

そう言いながら私の鼻をつまみあげます。口を開いて呼吸するしかありません。

すると、不思議と、お尻の穴も少し開いたようです。亀頭部分がぐりっと押し入ってくるのがわかりました。

「あばぅ! うひぃぃ」と私は叫びます。

ケンちゃんは私が足で抵抗していることに気付き、私の足を持ち上げ、伸ばしてしまいました。

「だぶぇぇぇぇ!」

お尻が裂けた音がしたような気がしました。太いものが、完全に奥まで突き刺さったのです。

私は防水シートの上にぺったりとお尻をつけています。太いおもちゃをすっぽりと、飲み込まされてしまいました。

二人はそのままどこかへお昼を食べにいきました。私は身体の痛みに耐えていました。

午後になって、リングがつけられました。イスにまた縛り付けられます。

「さっきみたいにわめかれると、マジうるさいから」

ミチさんは、私にタオルで猿ぐつわをしました。

金具の棒を抜くときは、肉がからまっているのか、とてつもなく痛くて涙がいっぱい出ました。リングをつけるときは、もはやなにも感じませんでした。

「おもしれえな。いい感じじゃない?」とケンちゃんはさっそくリングを引っ張ります。

「こうやって引っ張ってたら、大きくなるんじゃねえか」

「ムリよ、そんなこと」と言いながらもミチさんも引っ張ります。

「とりあえず、重しをつけて引っ張っておこうか」

リングに小さなフックをつけます。そこにコーラ缶をぶら下げました。

「ぐふぅぅぅ」

うめいてしまいます。

「立ってみなよ」

私は立たされました。乳首がちぎれそうに痛いです。いま装着したばかりのリングですから、血がだらだらと出ています。

「歩いてみろ」とケンちゃんがお尻に入ったおもちゃの先端を蹴りました。

「ごあっっっ」

私はその痛みで部屋の中をヨタヨタと歩きます。コーラが揺れて、乳首をちぎろうとします。

「ははは、おもしれえな」とケンちゃん。ミチさんは何枚も写真を撮っています。

お尻におもちゃを深々と埋められたまま、再びイスに縛り付けられます。

今度こそ鼻なのですが、ケンちゃんがパンチ式の道具を持ち出してきました。さすがに千枚通しではうまくいかないかもしれないと思ったのかもしれません。それを鼻梁にセットして、ケンちゃんが「せーの」と声をかけ、いっきにガチンとハンドルを握りました。

「あごぅえぇ!」

乳首に比べれば痛みは一瞬で、血もあまり出ませんでした。しかし大きな穴が開けられたのです。そこに直径が五百円硬貨よりも大きな輪を通します。

「こうしてみようかな」とミチさんは、乳首の輪と鼻輪を針金で結びました。私は自分の鼻で二つの乳首のリングを引き上げている形になっています。その乳首にはコーラの缶が下がっています。

「あがぅあぃ!」

激痛でした。どこが、というより、どこもかしこも痛いのです。

写真を何枚か撮られました。

「今日はなかなか客が来ないね。暇だから、あんたの入れ墨を完成させちゃおうね」とミチさん。

「じゃ、これからしばらく背中を彫らせてもらって、とりあえず終わりにしちゃおうかな」とケンちゃん。

「存分にやってね。私はちょっとPRとかしなくちゃいけないから」とミチさんは自分の部屋に戻っていきます。どうせインターネットで私のことを売り込むつもりなのでしょう。

コーラの缶や針金をケンちゃんが取ってくれ、私は痛みの引かない乳首を防水シートに押し付けるようにしてうつ伏せになり、背中にタトゥーをしてもらいました。

痛みの中で、ケンちゃんにそうされていると、だんだん気持ちがよくなってきて、淫らな汁を垂れ流しながらうとうとしていました。

「やった、できたぞ」

堕ちる 特別編 改訂新版 第2部 (2/5)
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