ゼンタイ(zentai)は全身を覆う密着衣で、フードを閉じれば顔も入る。日本語の全身タイツ(zenshin taitsu)のかばん語である。生地はナイロン/スパンデックス混が多い。フェチとBDSMの読者にとってゼンタイは全身エンクロージャである。身元は色と光沢に消え、呼吸と視界はメッシュか無地に制限され、身体は名前のある人ではなく滑らかな物体として出される。スポーツやコスプレも同じシルエットを使う。キンク側が読むのは匿名、オブジェクト化、セカンドスキンの感覚焦点である。
主流の露出とブランド
北米と英国の大型スポーツ会場で全身スーツは見られる。バンクーバー・カナックスのファン二人、The Green Menを国際的な顔にした。米国のThe Body Poets、英国のRemix Monkeysといったストリートダンス/ヒップホップ集団も使う。映像ではクロマキー色にして、着た人を画面から消す。ほかにBlack Eyed Peasの「Boom Boom Pow」のビデオとスーパーボウルのステージ、乳がん啓発、America’s Next Top Modelのファッション回、社交不安のワークショップ、テレビのCharlie Kellyのグリーンマン、公共芸術「One & Other」の参加者、各種の社会実験がある。
商業ブランドは米国のRootSuit/Superfan Suit、英国Smiffy’sのBodysocksやSecond SkinsとMorphsuits、フィンランドのJyhmiskin。Morphsuitsは相対的に国際成功した——2010年1月から10月末だけでカナダへ約一万着——一方で既存のゼンタイ・フェチコミュニティから距離を取ろうとした。Superfan Suitsは取材で、衣装が自社マーケより先にあったと認めている。「morphsuit」は普通名詞化した。ニュージーランド紙は競合Jaskinsを「主要なオンラインmorphsuitブランドの一つ」と書いた。創業者Josh Gaskinは起源は不明だとし、初期の可視性を『It’s Always Sunny in Philadelphia』に置いている。
法律と会場の制限
ゼンタイは顔を隠せるため、フランスでは公の着用に最大150ユーロの罰金がありうる。メジャーリーグベースボールを含む一部のリーグは衣装フードを禁じる。密閉フードを公道やスタジアムで着る前に、覆面規制と会場規則を確認せよ。
フェチ用途、名前、安全
キンクの部屋ではゼンタイは感覚遮断、ペットやオブジェクトプレイ、集団の「スーツ」シーン、顔を匿名のまま撮る写真に使える。全身被覆の美学に結びつくパフォーマーにはPink Guy、Jonathan Bree、The Great Morgani、Pandemoniaがいる。読書案内ではWill Doig「Men Who Love Lycra」(The Daily Beast、2010年3月3日)がよく出る。成人プレイの安全は実務である。口鼻は通気メッシュにするか、フードオフの時間を決める。経験があり即座に切れる用意がなければ、密閉顔と呼吸プレイ、ギャグ、重い拘束を重ねるな。照明やステージ下のスパンデックスは過熱する。非常脱出できるようファスナーと縫い目を点検する。視界(目メッシュか全盲)とトイレの兵站は着る前に交渉する。関連はフェティッシュ衣服、スパンデックスとラバーのセカンドスキン、フード、日本のキンクファッション。スタジアムの余興でもMorphsuit商品でも寝室のオブジェクト化でも、シルエットは同じだ。全身タイツが人を連続した触れる面にする。BDSMにとっては色で買えるエンクロージャである。顔を消し、身体を増幅し、空気と熱と退出計画を先に固定してから遊べ。










