圧迫系プレイは、SMでマゾヒストの肉体を厳しく圧迫するプレイである。性的興奮を高めるために身体を圧迫し、呼吸を支配する。呼吸は数分で生死を分ける。絵面の強さと、酸素の残りは別物だ。顔面騎乗の目的は、性器への愛撫ではなく、顔面を圧迫して呼吸を奪うことである。数十秒おきに腰を浮かせ、呼吸の余地を残す必要がある。騎乗は、マゾヒストの肉体に座ることだ。胸に全体重をのせて座ればかなりの苦痛になる。四つんばいにさせて背に座るのは呼吸を苦しくさせないため、別物と見なされる。踏みつけは、寝かせた相手の上に立つことである。バランスが難しいので裸足のほうがよい。充分に訓練された相手なら、複数の人間を立たせることも可能だ。
全頭マスクは、顔にぴったりフィットするラバーマスクで覆うと呼吸が苦しくなる。呼吸用の穴や隙間が確保されたものを使う。猿轡では、口の中にインフレート・ギャグをかませ、ポンプで膨らませる。口内を内側から圧迫され、鼻でしか呼吸できなくなる。鼻が詰まっているときには避ける。幅広の革ベルトで腹部をきつく拘束してから激しい運動を強要すると、呼吸がしづらくなる。手元に切断できる道具を用意してから行う。コルセットは呼吸や食事を難しくし、血圧を上げ、失神しやすくなるとも言われる。全身用のラバーまたはPVCスーツも使う。熱中症に注意が必要である。
バキュームプレイは、ビニールシートのあいだにマゾヒストを入れ、空気を抜くと全身を挟まれてオブジェと化す。一歩間違えば死亡につながる危険なプレイである。手順は書かない。人間ベッドは、マットレスを人型にくりぬき、拘束したマゾヒストを入れてそのままベッドとして使う。圧迫系は、数分で生死を左右する呼吸を支配することが核である。サディスト側が常に注意を払わないと、危険きわまりない。市販の携帯酸素ボンベを用意し、何かあれば人工呼吸を施すと同時に救急車を呼ぶ。そこまでの覚悟が無ければ、個人では難しい。高度なテクニックと呼ばれるのは、手数が多いからではなく、酸素を止めすぎない判断が要るからだ。













