新妻肛虐生活 第三章 魅惑の肛虐妻 · 2 (6/10)
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由美は男たちのなかを双臀を左右に振るようにして歩き、呼ばれたテーブルの前へ立って注文をとる。それからニコリとすると、両脚を開いて股間を客にいじらせはじめた。注文する品によって、例えばビールなら乳房、水割りなら股間というように、ノーパン嬢の身体の一部を客にさわらせるシステムになっている。
初美には信じられなかった。
「そ、そんな……できないわ……初美にはできません」
「やるしかねえぜ、奥さん。それとも、竜二の兄貴を呼んで、仕置きしてもらうのか」
「ああ、それだけは……」
初美は唇を噛んで弱々しくかぶりを振った。エプロンをつかんだ手が震えている。
「ほれ、奥さん。さっそく五番テーブルからお呼びがかかったぜ」
サブが低くドスのきいた声で言った。
初美はハッと身体をこわばらせた。ベソをかきそうな表情で、すがるようにサブを見る。
「さっさと行かねえか。同じことを二度言わせるなよ、へへへ」
「ああ……」
初美は唇を噛みしめて哀しげにうなだれると、おずおずと五番テーブルに向かって歩きはじめた。膝とハイヒールがガクガクして、今にも崩れそうになった。歩くたびに肛門の捻じり棒がたまらない。初美の美貌に、エプロンからのぞく乳房や太腿に、そして後ろからも、容赦のない視線が双臀にからみついてくるのがわかった。
「初美ちゃんていうんだろ。いい身体してるね。やっぱり人妻は違う。ムチムチのプリンプリンじゃないか」
「人妻なんだってな、へへへ、俺とオマ×コしねえか。チップははずむぜ」
ズバリいやらしく話しかけてくる客がいるかと思えば、無言でじっと見ている客、仲間とヒソヒソ囁き合う客もいた。
「見ろよ、女の尻。何か入れられてるぞ」
「どれ。ありゃSMで使う肛門用の責め具じゃないのか、へへへ」
「いい尻しやがって。パンストはいてねえからたまらねえや」
そんな囁きが耳をかすめ、初美は真っ赤に灼けた。
初美は男たちの眼を見ないようにして、一歩一歩、必死の思いで足を進めた。
た、助けて……。
このまま出口めがけて走れば逃げられるかもしれないと思った。しかし、初美が出口のほうへ眼をやると、そこには鉄がニヤニヤと笑いながら見張っていた。店の出口はひとつで、ほかには地下なので窓もない。逃げられる可能性はまずなかった。
初美は五番テーブルの前まで来ると、顔をあげられないままに、「い、いらっしゃいませ……初美です……ご、ご注文は、お決まりになりましたかしら……」
屈辱に唇をわななかせ、消え入るような声でサブに教えられた言葉を口にした。
客は三人連れだった。営業マンらしい若者たちで、初美をニヤニヤと見つめる。こういうところに場馴れした図々しい眼だ。
「俺は初美ちゃんのオマ×コがいいな、へへへ、人妻のオマ×コをいじってみたいんだ」
「それじゃ俺はおっぱいにするかな。初美ちゃん、かなりボインじゃねえか」
「俺もオマ×コだよ、初美ちゃん。へへへ、初めてなのにいじめちゃ可哀相かな。俺とヤツはウイスキーの水割り、そっちはビールってことさ」
そう言うなり一人の手がエプロンの下の乳房にのびてきた。いきなりわしづかみにされて、ギュウと絞られた。あとの二人は前と後ろから初美の太腿の間に手をもぐりこませ、媚肉の合わせ目に指先を分け入らせようとする。
「あ……」
悲鳴をあげかけて、初美はあわてて唇を噛みしめた。必死に太腿を閉じ合わせる。注文をとり、それに応じて客に身体をさわらせる……わかってはいても、初美はとてもじっとしていられなかった。
ああ、こんないやらしくて、ひどいこと……いやッ、ああ、いやよッ……。
我れを忘れて男たちの手を振り払おうとしたが、初美の手はいつの間にかそばに来たサブによって押さえられた。
「じっとしてろ。ほれ、脚を開かねえか」
サブは初美の耳もとでするどく囁いた。ドス黒い絶望が初美をおおった。いくら泣いて救いを求めても、聞いてくれる男など一人もいないだろう。
初美の両脚からガックリと力が抜けるのと同時に、前と後ろから指が媚肉に分け入ってきた。上では乳首がつままれ、いびられる。
「うッ、ううッ……」
初美は唇を噛みしばって、ブルブルと腰を震わせた。
「人妻のくせにウブなんだね、初美ちゃん」
「パンストもはいてないんだから、じっくりなかまでいじらせてもらうよ、初美ちゃん」
客の男たちはそう言って、うれしそうに笑った。
5
あっちこっちから初美に声がかかった。そのたびに初美は客の注文に応じて、身体をいじりまわされた。
「も、もうかんにんしてください……」
それが客をこのうえなく喜ばせるとも知らず、初美は今にも泣きだしそうになって、必死に耐えた。
メニューにスペシャルボトルというのがあった。ジョニーウォーカー黒ラベルのボトルなのだが、一本七万円である。それを注文すると、奥の個室で好みのノーパン嬢を抱けるという特典があった。さっきからこのスペシャルボトルを注文した客が、次次とノーパン嬢と一緒に奥へ消えていく。ひときわ美しい初美が、客たちの指名を受けないわけがなかった。そのたびにサブが、「お客さん、初美は本番はやらせねえんですよ。おさわりだけに願います。尻の穴以外ならたっぷりさわらせますから、へへへ」
そう言ってまわった。
客たちは一様にガッカリしたが、初美にとってはせめてもの救いだった。それでなければ、とても耐えられなかっただろう。
初美は奥から戻ってくるノーパン嬢を見るたびに、思わず身震いした。おどろに乱れた髪と湯あがりのように濡れ、色づいた肌、そしてフラつく足もと……それを見れば、どれほど激しく責められたか、おおよその見当はつくというものだ。
なかには戻ってくるなり、すぐまた別の客と奥へ行かされるノーパン嬢もいた。
ああ、こんなことって……。
初美にとって信じられない世界だった。たてつづけに見知らぬ男の相手をするなど、ここへ来るまでは考えてもみなかったことだ。
だが、今の初美はそんなことを気にする余裕はなかった。二人の中年の客の間で、それぞれ片方の膝をまたぐ格好で座らされていた。男たちの手は左右からエプロンのなかへもぐりこみ、初美の乳房をまさぐり、内腿を撫でさする。
「あ、ああ……」
初美は声が出そうになるのを必死にこらえて、弱々しくかぶりを振った。
「初美っていうんだってね。フフフ、これだけいい身体を味わえないのが残念だよ」
「フフフ、オマ×コがやれないなら、やれないなりに楽しみ方もあるっていうもんだよ」
内腿を撫でまわしていた手が、奥へすべりこんで媚肉をまさぐりはじめた。初美の太腿は左右に開いているため、ふせぎようがない。膝のところを左右からがっちり押さえつけられている。
「あ、あ、そんなにされたら……」
中年の男たちは憎いまでに女の官能をさぐり当ててくる。初美は狼狽して声を震わせた。
「感じるかい、初美ちゃん。いや、奥さんと呼んだほうがいいかな」
「ち、違います……ああ……」
サブの眼が光っていて、初美はきっぱりと男たちのいたぶりを拒めないのが、哀しく、くやしかった。
「オマ×コを濡らしてるじゃないか、奥さん」
「う、嘘ですッ……」
「そのウブなところが可愛いね。フフフ、ほれ、嘘かどうか見るんだ」
初美の媚肉をまさぐっていた男の指先が、初美の眼の前にかざされた。指先はねっとりと濡れ光っていた。
「ああ、ひどい……」
初美は唇を噛んで右と左にと顔を振る。
「も、もう、かんにんして……」
「フフフ、またそんな可愛いことを言う。ますますいじめたくなるね、奥さん」
一人が再び媚肉をまさぐり、女の最奥へ指先をもぐらせれば、もう一人の男は、「どんどんお汁を溢れさせるんだ、奥さん。床に垂れるくらいは溢れさせなくちゃな」
女芯の肉芽を剥いて、指先でいじりまわしはじめた。
「ひッ……あ、あむ……」
悲鳴をあげかけて、初美は必死に唇を噛んで抑えた。腰がひとりでにブルルッと震え、よじれる。もう何人もの客に身体をまさぐられ、初美の女の最奥はしとどに濡れそぼって、ヒクヒクとあえいでいた。
だめッ、ああ、そんなあさましいこと……ああ、いけないわ……。
いくら自分に言いきかせても、どうしようもなく身体が反応してしまう。ハアハアと初美はあえいだ。
「もう、これ以上辱しめないで……」
すすり泣くように言ってから、初美は近くにサブがいないことを確かめると、「お、お願い、助けて……ここから初美を連れだしてください……」
初美は男の腕にすがりついた。一人で逃げるのが無理となれば、客に救いを求めるしかなかった。
「監禁されて無理やりこんなことさせられているんです……助けてください」
「フフフ、奥さんを見れば、それくらいのことは察しがつくよ」
「でしたら、助けて……お願いです、ここから逃がしてください」
中年の二人の客は、互いに顔を見合わせてニヤリと笑った。
「奥さんの気持ちはよくわかるが、わしらは今、お楽しみの最中だ」
「わしらは商人でね。金を払って楽しんでいるのを途中でやめるような損なことをするわけにはねえ、フフフ」
そう言って初美の顔を覗きこむ。
初美は唇をワナワナと震わせた。楽しむのが先だ、とこの男たちは言っている。なんという男たちだろう、だが、今の初美はそんな男たちにでもすがるしかなかった。
「わ、わかったわ……でも、すんだら本当に助けてくれるのね」
「それは奥さんのサービス次第だね」
「…………」
初美はうなだれると、自分からいっそう太腿を左右へ開いた。そして男たちの指が奥までまさぐりやすくした。ここから逃げたいと思う一心だった。
「あ……ああ……」
初美は自分からも官能に身をゆだねていく。わずかに腰をうねらせることさえして、おびただしく溢れさせる。
「気持ちいいのかい、奥さん」
「いい……」
初美は小さく言ってうなずいた。言ってから顔を真っ赤にした。
「それじゃこっちも気持ちよくしてもらおうか。しゃぶってくれるね。フフフ、本番にはならないはずだ」
左側の男がズボンのチャックを引いて、硬くそそり立った肉をつかみだした。初美は激しく狼狽したが、黒髪をつかまれて導かれるままに身体をよじって顔を伏せ、男の肉を口に含んだ。
ああ……ここから逃げるためでなかったら、誰がこんな恥ずかしい真似を……。
初美の裸身が屈辱にブルブル震え、頬に涙が流れた。
「もっと奥まで咥えるんだ、奥さん。舌も使うんだよ」
男は初美の黒髪をつかんでゆさぶった。初美は吐きそうに喉を鳴らし、うめいた。
サブは初美が何をさせられているか気づいても、見て見ぬふりだった。
もう一人の客は執拗に初美の媚肉をまさぐりつづけている。女の最奥へ指を二本、深く埋めこんではまさぐり、女芯をつまんではシコシコとしごいた。
「う、うむ……」
初美は悩ましげに腰をうねらせ、まるで男の指を吸いこみそうに媚肉をヒクヒクとからみつかせてきた。
「フフフ、敏感なんだな、奥さん。もうビチョビチョだ。わしはお汁の多い女が好きでね。その点、奥さんは理想的だよ」
「それじゃ、ぼちぼち一杯やるか。こんな美人の奥さんにしゃぶられちゃ、わしもそうもたんからね。フフフ」
二人は顔を見合わせて笑うと、初美の媚肉をまさぐっている男のほうが、テーブルの盃を取りあげた。それを初美の媚肉のなかへ沈めるようにして、ジクジクと溢れる果汁をすくい取った。
「うむ、ううむ……うぐぐ……」
初美は何をされているか知って、くぐもったうめき声をあげてもがいた。だが、男は初美の黒髪をつかんだまま、口を離すのを許さなかった。
「そっちからどうぞ、フフフ、こいつはうまそうですぞ」
「それじゃお先に、おっとと……」
初美の果汁を満々とたたえた盃を口に運んで、一度香りを嗅いでから、グイとあおった。
「こりゃうまい。奥さんの匂いと味で極上の酒だ。フフフ」
「そんなにですか。どれどれ、わしも」
再び盃が初美の媚肉をまさぐって、溢れでるものをすくい取る。
初美は男たちの行為が信じられなかった。こんないやらしいことをする男たちが、本当に初美を助けてくれるのだろうか。だが、そう思っても今は信じるしかなかった。
ああ、早く終わって……早く終わって、初美を助けて……。
初美は必死に胸のうちで祈った。
そうして男たちが三杯目の盃を口に運んだ時、初美の口のなかで男の肉がにわかに膨張した。次の瞬間、ドッと白濁の精が初美の喉に浴びせられた。
「うぐ、うぐぐ……ううむッ……」
「呑むんだ。一滴残さずにな」
男がうなるように言った。初美はむせるような吐き気のなかで、コクリと喉を鳴らした。
だがそれで終わったわけではない。ようやく顔をあげるのを許されたと思ったら、「今度はわしのをしゃぶってもらおう。フフフ、わしも金を払ってるんだからね」
「ま、待って……うむ、うぐッ……」
初美が哀願する暇もなく、強引に反対側の男の肉塊を咥えさせられてしまう。黒髪をつかまれて激しく頭をゆさぶられた。そして媚肉にはもう一人の指と盃がまさぐってくる。
「さあ、奥さん、もっと気分出さないと、いつまでも終わらないよ。フフフ」
「それにグズグズしてると、あのヤクザが呼びに来てしまうぞ。もっとしっかりしゃぶらないか」
初美は声も出せず、口いっぱいにほおばらされて、うめくばかりだった。
そうやってようやく男たちのいたぶりが終わると、初美はハアハアとあえぐ口で、「助けて……約束です、早くここから助けだして……」
途切れとぎれにすすり泣く声で言った。
男たちは初美の口に精を放って、満足げにニヤリと笑った。
「気の毒だが、それはできないね。わしらにはなんの得にもならん、フフフ」
「それどころか大損になる。奥さんほどの女を金さえ出せば楽しめるチャンスを奪うわけだからね」
初美は唇をワナワナ震わせ、すぐには言葉が出なかった。こんな男たちに救いを求めた自分がバカだった。この男たちもしょせん女を快楽の道具としか見ないけだものだった。絶望に初美は眼の前が暗くなった。
6
女の生理などまったく無視して、自分の欲望だけを満たそうとする男たち。そんないたぶりに初美の媚肉はしとどに濡れてとろけ、すぐには一人で歩けないほどだった。
「へへへ、だいぶいいことしてもらってたじゃねえか、奥さん」
「け、けだものだわ……ああ、もう、かんにんして……」
「甘ったれるな。おさわりだけで本番はしないだけでもありがたく思いな」
初美はサブによってカウンターの前へ連れ戻された。初美は唇を噛みしめ、肩をあえがせてうなだれた。
ああ、どうすればいいの……。
もう客に救いを求めることはできない。このまま逃げることはできないのだろうか。そう思うと、初美は思わずフラッとめまいがした。
「しっかりしろ。もっと笑顔をつくって客に色気をふりまかねえか、奥さん」
サブは初美の耳もとできつい口調で言った。
初美はおずおずと顔をあげ、すがるようにサブを見た。唇がワナワナ震えて、何か言いたそうだった。もう逃げられないのではという絶望の底から、ある不安が戦慄となって湧きあがってきていた。
「……お、お願い……」
「なんだ、奥さん。そんなに震えてよ。フフフ、オマ×コが疼くのか」
サブが初美の顔を見ると、初美は黙ってしまった。だが、サブには初美が何を訴えたいのかわかっていた。閉じ合わせた初美の両脚が小さく震え、エプロンをつかんだ手も震えている。顔も蒼ざめてきた。尿意が初美を苛んでいるにちがいない。初美は今朝からトイレに行かせてもらってなかった。
「お、お願いです……」
初美は消え入るような声で言って、ブルッと身震いした。
「へへへ、何をして欲しいんだ、奥さん」
初美は弱々しくかぶりを振った。
「言わなきゃ、どこにも行かせねえぜ、奥さんよ」
「ああ……ち、小さいほうです……」
「はっきりと言わねえかよ」
「お、おしっこです……」
初美が言うのを聞いてサブはニンマリと笑った。
「よしよし、だがその前にもうひと仕事してきてからだ」
「そ、そんな……もう我慢が……」
「我慢するんだな。ほれ、八番テーブルが奥さんをお呼びだぜ」
サブはパシッと初美の双臀をはたいた。
初美は八番テーブルへ向かって足を進めはじめる。いくら哀願しても、聞いてくれる連中でないことは充分にわかっていた。ここでダダをこねれば、それだけトイレに行くのも遅くなる。
初美の股間はそれまでのいたぶりにヌルヌルとして、溢れでたものは肛門の捻じり棒にまでしたたり、それがいっそう初美をみじめにした。
八番テーブルの客を見たとたん、初美はハッと美貌をひきつらせた。客は一人、探偵社専務の金井だった。金縁の眼鏡に派手なスーツを着て、ニヤニヤと笑いながらノーパン嬢の裸を眼で追っている。
ああ、そんな……いや……。
初美は激しく狼狽した。金井にはしつこくつきまとわれて不快な思いも何度もさせられている。その金井にこんなみじめな姿を見られると思うと、発作的に逃げたくなった。だが、高級志向の金井がこんな店へ来るということは、黒岩に言われて初美と連絡をとりにきた可能性が大きい。
ああ、黒岩さん、うらむわよ……よりによって、こんないやな人を連絡によこすなんて……ああ……。
そうは思っても、初美にとっては絶望の暗闇に差しこむひと筋の光にも似た黒岩からの連絡だった。
は、早く助けて……黒岩さんに伝えて、助けて欲しいの……。
そう叫びたい気持ちを抑えて、初美は八番テーブルの前へ立った。
「専務さん……」
初美に気づいた金井は、ニヤリと笑って片眼をつぶってみせた。
「よかった。連絡がないって黒岩君がひどく心配してたわよ。若い者を使うわけにはいかなくて、私が出てきたわけ」
そう言いながら、金井は金縁の眼鏡の奥から細い眼で、エプロンからのぞく初美の乳房や太腿を見た。
初美はゾッと虫酸が走った。相変わらずいやらしい眼つきだ。そしてなよなよとした言葉もおぞましい。
「どう、何か手がかりはあったの、奥さん。黒岩君が気を揉んでいるわよ」
「そ、その前に注文をとってください……あやしまれるわ……」
初美はサブのほうを気にしながら、小さな声で言った。まだ気づかれてはいない。
金井が注文したのは、じっくり話ができるようにとスペシャルボトルだった。
ウイスキーボトルとグラス、アイスなどを運んできてテーブルの上へ置く初美の手を、金井はいきなりつかむと、引き寄せて膝の上に初美を横抱きにした。
「あ、何を……何をするんですか!?」
「あやしまれないためよ、奥さん。なんにもしないと変に思われるでしょ」
「そんな……」
初美は総毛立った。金井に抱かれていると思うと、おぞましさに悲鳴をあげて逃げたくなる。だが、初美は悲鳴をあげることも、金井の手を払うこともできなかった。サブに気づかれたら、それで終わりだ。まだ金井に救いさえ求めていない。
「た、助けて……もう、こんなところにいるのはいや。……すぐに助けて欲しいと、黒岩さんに伝えてください」
「奥さん。せっかく囮としてもぐりこめたというのに……まだ手がかりないんでしょう」
そんなことを言いながら、金井はエプロンの下へ手をもぐりこませ、初美の乳房をいじりはじめた。
「あ……やめてください、専務さん。あなたまで変なことをしないで」
「あやしまれないためよ、奥さん」
「いやッ、そんなことをしないで、早く……黒岩さんに助けてと伝えて……」
金井の手を振り払おうとしたが、初美はサブがこっちを見ているのに気づくと、じっとしているしかなかった。両手で乳房をわしづかみにされ、ゆっくりと揉みこまれる。指先で乳首もつまみあげられた。
「や、やめて……こんな時に卑怯だわ」
「卑怯とは心外。これも奥さんとうまく連絡をとり合うためのカムフラージュなのに。本当は奥の個室で二人きりになれればいいんだけどね……」
「ああ……さ、さわらないで……」
初美の身体は金井を生理的に嫌悪してしまう。乳房をいじってくる手にたまらないいやらしさを感じる。
「ああ、もう帰って黒岩さんに連絡してください……」
「まだ聞きたい情報がいっぱいあるのよ。それを手に入れてから」
「お願い……そ、そんなことより、先に私を助けだして……ですから黒岩さんに」
そんなことを言っていると、サブがゆっくりと近づいてきた。初美はあわてて押し黙った。客の膝の上に抱かれ、乳房をいじられている初美をニヤニヤ見る。
「どうです、お客さん。初美はたっぷりさわらせてますか、へへへ」
「おっぱいだけ。サービスが悪いね」
金井は不満そうに言った。
初美は唇をワナワナ震わせた。信じられない言葉だった。いきなり金井の手が初美の股間へのびて、媚肉をまさぐりにきた。
「いやッ、ああッ……」
あまりに不意だったので、初美は反射的に金井の手を振り払っていた。
「ほら、このありさまだ、フフフ」
「こいつは申しわけないことで……スペシャルボトルをご注文のお客さんに、本番だけじゃなくておさわりもだめじゃ、文句を言われてもしようがありません」
サブは金井にペコペコと頭をさげた。それから両手を前ですり合わせるようにして、ニヤリと笑うと、「埋め合わせはさせてもらいますよ。へへへ、よかったら奥の個室で初美を楽しんでいきませんか」
「そうさせてもらうさ。フフフ」
金井はニヤニヤ笑い、初美の腰を抱いて立ちあがった。
ああ、何を、何を考えているの……。
初美は狼狽して、うらめしそうな眼で金井を見た。金井はサブにわからぬように、片眼をつぶった。サブのあとについていきながら、「ごめんなさい、奥さん。個室で二人きりで話をするためには、ああ言うしかなかった。私を信頼して」
そっと初美の耳もとで囁いた。かと思えば、いやらしく初美の双臀を撫でまわして、肛門の捻じり棒に気づくと、「こんなものをお尻の穴に入れられてたの。これは傑作だ、フフフ」
ゲラゲラと笑った。
初美は逃げることもできず、金井に身体をゆだねるわけにもいかず、もう成り行きにまかせるしかなかった。金井の言う通り、個室で二人きりになれば事情を説明することもできるだろうし、金井もいやらしい手をのばしてくることはあるまい。
カウンターの横を通って奥へ入ると、行きどまりの廊下の左右に個室が三部屋ずつ並んでいた。そのうちの五部屋までがドアに使用中のランプがついて、なかから女の艶めいたすすり泣きやよがり声がもれてくる。
サブは先に立って、金井を一番奥左の空き部屋へ案内した。ベッドがひとつ置いてあり、それだけでいっぱいになってしまうような小さな個室だった。
「それ、さっさと入ってこねえか、奥さん。たっぷりさわらせねえで、お客さんに不愉快な思いをさせたんだ。その分ここで埋め合わせをしてもらうぜ」
サブは低くドスのきいた声で言って初美を引っぱりこむと、両手を背中へねじあげる。その手に素早く縄が巻きついた。
「ああ、いやッ……待って、縛らなくても言うことききます」
「たっぷりさわらせなかったくせに、今さら何を言ってやがる」
サブは初美のエプロンもむしり取って全裸にし、乳房の上下にもグイグイ縄をくいこませた。そうして初美を後ろ手縛りにしてしまうと、ベッドの上へあお向けに引っくりかえした。
足首をつかむと同時に、天井から鎖がさがってきた。鎖の先には一メートルの棒が横に取りつけてあり、その両端には革ベルトがあった。開脚棒である。
「脚を開きな、奥さん」
「そんな……かんにんして、いや、いやあ!」
両脚を開かれて天井から吊られると知って、初美は悲鳴をあげた。初美の両脚が抗いに波打ち、腰がよじれる。
「あばれるんじゃねえ。へへへ、もうちょい待ってください、お客さん。どうもジャジャ馬なもんで、へへへ」
サブはドアのところに立って見ている金井に向かって、ペコペコと頭をさげた。
7
初美はハイヒールをはいただけの全裸をベッドの上にあお向けに横たえられ、両脚を大きく開いて天井に向かってまっすぐ吊られていた。腰の下に枕まで押しこまれ、開ききった初美の内腿は筋まで浮きたててヒクヒクひきつり、女のすべてをさらけだしていた。
「へへへ、お待たせしました、お客さん。これでたっぷりいじれますぜ」
サブが手をすり合わせながら、ドアのところで待っていた金井をなかへ呼んだ。
「いやあッ……い、いやです!」
初美は悲鳴をあげて腰をよじり、吊りあげられた両脚をうねらせた。
初美にとって、こんなあさましい格好をさせられるのは、これが初めてではない。だが、これまでの男たちと違って顔見知りの、それも初美が虫酸が走るほど嫌いな金井に、こんな姿を見られると思うと、カアッと身体中が灼ける。
金井がゆっくりと近づいてくる。
「いや、いやあッ……来ないで!」
「こうなった以上、あきらめるんだ、奥さん。悪いようにはしない」
金井は高々と吊りあげられた初美の両脚の前へ腰をおろした。金縁の眼鏡の奥で細い眼を光らせて、開ききった太腿の間を覗きこんだ。
「やめてッ……み、見ないで……いやッ、いやあッ……」
初美は腰をガクガクさせて泣きだした。
金井はしばし声もなかった。初美の女の花園があられもなく剥きだされ、それは触れなくとも合わせ目を開いて、奥の肉壁までのぞかせていた。しかも、それはおびただしく濡れそぼち、ヒクヒク蠢きながら溢れでたものを肛門の捻じり棒にまでしたたらせている。
金井の喉がゴクッと鳴った。ハンカチを取りだして、さかんに額や首の汗をふいた。
「どうです、いいオマ×コしてるでしょう、お客さん。へへへ、遠慮せずにさわってやってくださいや」
サブが横から金井をあおりたてる。金井は黙ってうなずいた。初美の妖しいまでの眺めに酔いしれたふうだ。すぐに触れてしまうのが惜しいように、初美のハイヒールをはいたままの脚からゆっくりと手を這わせる。
「ひッ……いや、いやあッ……ああ、さわらないでッ……」
いくら泣き叫んでもだめだった。金井の手は初美のふくらはぎから太腿へとゆっくり這いおりて、女の茂みに触れた。繊毛をかきまわすようにいじって、しとどに濡れそぼった媚肉に指先を含ませた。
「ひいッ、ひッ……さわらないでッ……いや、いやあ!」
「へへへ、いい声で泣くでしょう、お客さん。舐めまわしてやりゃ、もっといい声でよがり泣きしますぜ」
サブに勧められるままに、金井は顔を伏せると、いきなり開ききった媚肉に唇を押しつけた。ベチャッと音がする。
「ひいーッ!」
初美は激しくのけぞって喉を絞った。初美の腰が金井の顔を弾き飛ばさんばかりに躍る。ベッドがギシギシときしむ。金井の唇は初美の媚肉に蛭みたいに吸いついたまま、チュウチュウと音をたてて溢れでるものをすすりあげ、肉襞や女芯を舐めあげた。
黒岩の依頼で連絡をとりにきた金井に、こんなことをされるなど思ってもみなかった。悪寒が背筋を走り、総毛立った。そのくせ、身体の奥で官能の火がくすぶりつづけている初美は、おぞましさのなかから妖しい疼きがふくれあがってくるのをどうしようもなかった。
「あ、ああん……こんなこんなことって……ああ、いやあ……」
初美は金井に気も狂うようなおぞましい行為をされているにもかかわらず、恥ずかしい反応を見せる自分の身体の成り行きが信じられない。
「いや、いやあッ……けだものッ……」
初美は気力を振り絞るようにして叫んだ。
「何がけだものだ、気持ちいいくせによ。まだまだこんなのは序の口だぜ。客の言うことをきかないとどうなるか、たっぷり思い知らせてやるぜ。少し待ってろ」
初美の耳もとで囁くと、サブは足早に個室を出ていった。
そこでようやく金井も顔をあげた。口のまわりがベトベトで、それを舌なめずりする。
「奥さん……」
金井は吊りあげられた太腿の間から、初美の顔を見た。初美は肩を震わせ、顔を右に左にと振るようにして嗚咽していた。
「……ひどい、ひどいわ……あんまりです」
「悪気があったわけじゃないのよ、奥さん。ヤクザが見てるから、ああするしかなかった。ヤクザがずっといるなんて思わなかったんでね……」
「ああ……もう帰ってください……そして、初美を助けて」
「でも、ここで帰ればかえってヤクザにあやしまれるよ、奥さん」
「も、もういや……」
なんだかんだ言って、金井は楽しんでいるのではないかと初美は思った。話をしている間も、金井は初美の股間をニヤニヤと覗きこんでは、時折り指でいじってくる。
サブは、すぐに戻ってきた。大きなダンボール箱を持っている。
「へへへ、お客さん、今日は大サービスしますぜ。お客さんはついてますよ」
サブは、ダンボール箱のなかからガラスの容器のようなものを取りだして言った。それは女性用の尿瓶だった。
「初美はさっきからおしっこをしたがってるんですよ。へへへ、そこでお客さんがこいつを使ってさせてやってくださいや」
言い終わらないうちに、初美は悲鳴をあげた。信じられない言葉に総身が凍りつく。
「いや、いやあ!」
初美は狂ったように悶えた。
金井は一度、初美の顔を見て、しようがないといった表情をすると、サブから尿瓶を受け取った。
「いや、いやよッ……そんなもので、ああ、狂ってるわッ……」
「さっきからおしっこがしたかったのね、奥さん。どうりで感じてるだけでは腰の震えがオーバーだと思った」
「いやあッ……そんなこと、絶対にいやッ、いやです!」
そう泣き叫びながらも、初美の尿意はもうさっきから限界に近づきつつあった。それが金井の手でさせられるとわかって、かえって急激に意識された。金井は喜んでいる。そう思うと、いっそうたまらなかった。
「ほれ、おしっこしたかったんだろ、奥さん。お客が尿瓶をあてがってくれてるんだ。遠慮なく出していいんだぜ」
「いやッ……ああ、絶対にいやあ……」
初美は冷たいガラスが押し当てられると、「ひッ、ひッ」と喉を絞った。これだけは、たとえ相手が夫でも見せられない。だが、荒々しい尿意はどんどんふくれあがって、今にもドッと堰を切りそうに切迫した。
「ああ、かんにんして……お願い、そんなひどいことだけはしないで……おトイレに行かせて!」
「へへへ、ここで出して、お客によく見てもらうんだ。強情を張っても、無理に出させる方法はいくらでもあるんだぜ」
あざ笑うように言って、サブは綿棒を二本取りだし、そのうちの一本を金井に手渡した。どう使うかは言わなくてもわかるだろう……そう言わんばかりに、サブは初美の顔を覗きこんでニヤリと笑った。
次の瞬間、サブの持つ綿棒の先が、充血して尖り、ヒクヒク脈打っている女芯をなぞった。
「ひいッ!」
初美はのけぞる。それにあおられるようにサブのあとを追い、金井の持つ綿棒がのびた。金井が狙うのは初美の尿道口である。
「ひッ……いやあ……や、やめて、やめてください!」
ビクンと腰をはねあげるようにして、初美は泣き悶えた。次から次へと思いがけない責めを加えられ、本当に発狂しそうだ。
「そ、そんなところを……かんにんしてッ……ああッ……」
いくら腰を振りたてて、泣いても無駄とわかると、初美はわあッと号泣した。
「奥さん、おしっこなさいな。こうなったらひと思いに出して、すっきりしたほうが利口ですよ。フフフ」
金井はシャアシャアと言った。笑っているようにも思えた。
だが、そんな金井に反発する余裕は初美になかった。剥きだされた女芯がいじくりまわされ、綿棒の先が尿道口にジワジワと入ってくる。
「いや……ああ、うむむ……やめて……」
初美の泣き声も身悶えも、あまりに異常ないたぶりに気力も萎えるように力を失って弱まっていく。
「あッ……」
ガクンと初美がのけぞったかと思うと、尿道口に差しこまれた綿棒を伝わって、チョロチョロと漏れはじめた。それは次第に大きくなって、やがて清流となって金井のあてがう尿瓶のなかへ流れはじめる。
「ああッ……ああ……」
一度堰を切ったものは押しとどめようもなく、初美はブルブルと腰を震わせるばかりだった。吊りあげられた両脚がむなしくうねっている。
「お客さんはついてますぜ。へへへ、この初美の小便を見るのは、お客さんが最初ですからね」
サブが声をかけても、金井はうつろにうなずくだけで、渦を巻いて尿瓶に流れこむ初美の尿流を、くい入るように見ていた。
金井にしてみれば、食事の誘いさえ断られて毛嫌いされていた初美の、排尿行為まで見られるなど、夢のようなことかもしれない。
「奥さん……初美さん」
金井はうわ言のように呟いた。
ようやく流れがとまった時には、初美はグッタリと放心した様子だった。固く両眼を閉じ、半開きにした唇でハアハアとあえいでいる。尿瓶のなかには、初美からほとばしったおびただしい量が妖しくゆらめいている。
金井は黙ったまま眼だけをギラギラ光らせ、初美の顔から乳房、尿瓶、さらにしとどに濡れた媚肉へと視線を這わせた。そしてペロリと舌なめずりしたかと思うと、激しく初美の媚肉に口で吸いついていた。
「ひいッ……」
グッタリしていた初美が、嫌悪をいっぱいに噴きだして反りかえった。
「やめてッ……ああ、いやあ……」
「へへへ、お客さんは、奥さんが小便をしたあとを舐めて綺麗にしてくれてるんじゃねえかよ」
「いや……ああ、ううむ……」
金井の顔が初美の股間でゆっくりとゆれている。肉襞が丹念に舐めあげられ、女芯が吸われ、先を尖らせた舌が尿道口や肉奥をついばんでくる。
「へへへ、小便を見たついでといっちゃなんですが、お客さん、浣腸も楽しんでみますか」
後ろからサブが声をかけた。金井は初美にしゃぶりついたまま、はっきりとうなずいた。
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