奴隷牧場3 拷問病棟 第2部分 (2/2)
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それでも目の前の女の方があきらかに大きなお乳をしている、とそこを見る以外に選択肢のない有香はふたたび思った。
「役者は揃ったか」
そう言って男がドアを開けて部屋に入って来た。
昨日の朝、ほとんど眠れないままに空が白み始めた六時、婦長の加奈が若い看護婦を伴い入ってくると、「拷問は明日ということになったわよ。何を拷問されるかは勿論わかっているわよね。まあ今日は小手調べというのかご挨拶というのか、朝の九時から特別に私たちが虐めてあげるからね。拷問ショーの前日の折檻ショーってとこかしらね」
などと言いながら、連れて来た若い看護婦に、有香に点滴をする用意をさせていた。
腕に細い針で管をつながれ、ほどなく有香は浅い眠りに落ちた。
そして目が覚めた時には、黒い布で視界を奪われていたのだった。
眠ったまま車椅子に乗せられ、部屋を移動したと目隠しを外されながら告げられた。
いつの間にか、「患者のユニフォーム」と昨日言われたロングのタンクトップとは違う、セパレーツのパジャマらしきものを着せられているのがわかった。うとうとした程度のつもりだったが、それに気付かぬほどの眠りだったのだろうか。
手枷がつけられ、じゃらじゃらという鎖をたぐる規則的な音とともに、枷によって束ねられた両腕がどんどん上方に吊り上げられていく。やがて座ってられなくなり少し腰が浮くと、即座に車椅子が動かされ、その場でまっすぐに起立させられ、少し爪先立ちになったところでようやく鎖の巻き上げ音が止まった。
「さっきも言ったけれど、今日は貴女の娘さんの居場所を聞きだそうという意図はありません。なので途中でもし貴女がそのことを喋るからやめてくれと言われても、行われることは何一つ変わりませんし、聞く耳も持っていません。それは明日の本当の拷問を楽しみにしている皆様にも失礼というもの。貴女も奴隷としてきっちりと躾けられた女と聞いているから、そのくらいのことはよくわかっているわね。だから今日は与えられる苦痛や強制される快感に素直にのたうち回って、泣き叫んで愉しませて頂戴」
冷酷に加奈が宣言すると、「裸にしなさい」
少し若い声が命じる。乃里子だ。
看護婦のひとりが有香の前に立ち、ピンク色のパジャマの胸元に手を入れると、左右に思い切り力を込めた。
バチバチっとボタンが弾け飛ぶ音がして、前が開いてノーブラの乳房が揺れる。
別のやはり若い看護婦がふたり、左右でハサミを持って、脇のところから上に向かってジョキジョキとパジャマを切り落としていく。
パンツの方は一人目の看護婦にあっさりと引き下ろされ、有香はあっけなく全裸にされた。
「ここは、国に認められた
列記
とした病院です。例え入院患者にとっては監獄、いえ地獄のようなところであったとしてもね。なのでここで行われることは全て医療行為ということ。それがどんなことであろうとね。そしてこの病棟に一度入れられた以上は、マゾじゃない女はマゾにならなければ出ていくことは出来ないし、まして既に誰かの奴隷である女にはもっと過酷。少なくともその所有者の意志に完全に沿う女にならなければ、二度とここから出ることは出来ない。重度の精神病患者の強制入院という名目でね」
完全に従順にならなければ永久入院だと、改めて宣告される。
それは、明日の拷問で口を割らなければ、結果は同じであるということも意味しているのだろう。
「そして、治療という名の折檻を毎日受け続ければ、命令はどんなことでも自分から受け入れられるようになるわ。マゾの女はね。そうじゃない女は本当に精神に異常をきたして本物の精神病院送りってことよ。もっともそうなると所有者様からは処分してくれという話になってね。病院じゃなくて外国の施設送りってこともある。例え少しくらい狂っちゃってても、日本人の女は高く売れるのよ。所有者様はそのお金で新たな奴隷を買えばいいだけだしね」
次々に恐ろしい宣告がされる。
そして今度は乃里子が、すぐそばに近づいてきて、耳元でささやく。
「例えばね…。今日は、貴女のおまんこには指一本入れてはいけないと、指示が来ているけれど…」
と、続けた乃里子の手に握られていたものが、有香の左の乳房に当てられる。
チクンチクンと無数の小さな針のついた棒状のものだ。
「こんな針だらけの疑似ちんぽでおまんこの中かき回されると、例外なくみんないっそ殺してと泣き叫ぶわ。ものの五分もこれでオマンコされたら、本当はどこも狂ってないのに連れて来られて入院させられた筈が、あっさり本当に気が狂っちゃったりするのよ」
乃里子の手に力が入り、乳房に細い針が何本も刺さった。
「あっ」
しかし、いくらでももっと太い針を刺された経験のある有香には、むしろ背中にゾクリとした快感が走り、直前までの恐怖感が別の物質に変わったような錯覚に陥る。
乳房を押しひしゃげるようにして、その男根をかたどったものを回転させて、頂点の乳首に針が当たった瞬間、さらに力を込めて押しつけられる。Fカップの乳房全体が歪につぶされて、数本の短い針が乳首に強く刺さった。
「あーーっ」
「いやらしい声ね。正真正銘のマゾってことか、今日一日、そして明日と楽しみねぇ」
少し遠くから、加奈が
揶揄
する。
「じゃ、はじめようか。まずは病棟名物の千本鞭からよ。今ここにナースが私を入れて八人居るわ。打たれたことは無数にあっても自分が打つのははじめてという子がひとり混じるけれど、あとの七人はベテランだから安心してね。最初はお尻ばっかり、ひとり五十発ずつで四百。次に左右のおっぱいばっかりふたりから交互にやっぱり五十ずつで、それで八百。次の一本鞭二十ずつは好きなところを打っていいことになってるわ。それで九百六十。最後はおまんこ鞭ひとり五回、計四十の合計で千発よ」
確かにひとり不慣れな子が居た。
鞭の前に再び目隠しをされて視界を奪われた有香がそう認識できたくらい、残り七人の鞭は手慣れていて、的確な力が入った打撃が有香の尻にヒットした。
これまで有香を責めた男たちから例外なく鞭好きの正真正銘のマゾと評されてきた有香であったが、これほどまでに立て続けに同じ場所だけを狙い撃たれるのは初めてだった。
打ち手によって、一から五十まで数をカウントしろと言われたり、逆にうめき声ひとつあげてはいけないと言われたり、ただ打たれて翻弄されていればよいというわけにもいかない責めは、最初の尻鞭の六人が終わる頃から、「痛い」という感覚が鈍ってきた気がし、「さあ私よ」と言って加奈が背後に立った直後、バシーーーンという鈍く大きな音を立てて与えられた、これまでと違う重たい衝撃に、電流のようなものが背骨を通って脳天を突き抜けた。
いつかは鞭だけでイク女にしてやる、お前にはその素質もあると現在の夫の五十嵐に、以前から言われていたが、それがたった今、同性である女がふるう鞭で実現してしまったのだった。
「お尻最後の百発は、ゴム鞭よ。お尻用はとびきり長くそして重いの」
振りかぶった瞬間に打ち手の肩に当たるのか、バサリという乾いた音がした瞬間、鞭先が多くの触手になってヒリヒリ痛むお尻を撫でたような錯覚の直後、ドスンという衝撃とともに二発目が一気に来たという気がした。
「いくーーっ」
子宮近くのどこかが一気に収縮したような感覚が起き、噴きだした潮が半弧を描いて自らの一メートルほど前の床にパシャリと音を立てた。
「すごっ」
若い看護婦が小声で感嘆の声を上げたのが耳に入る。
同時に三発目。間髪を入れずに四発目と五発目。
そこで間を置かれた瞬間に、また電流が駆け上がる。
「お願いします、お願いします」
半ば無意識に声が出ていた。
「おっぱいにも、おっぱいにも鞭をください」
目隠しされている有香にも、さすがに場が凍り付いたのがわかった。次に聞こえてきたのはあきれたようなため息だ。
「駄目よ」
答えたのは乃里子だった。
「しかしまあ、ここにいるナースたちもみんな一応はMの経験もあれば、何度もこういう場に立ち会っているわ。鞭でイク女、というのもみんな見たことがある。今、貴女を打ってる婦長もそのひとりだわ、マゾとしてよ、もちろん。でもこの瞬間におっぱいも打てと言ったのは貴女がはじめてかもねえ」
あきれたように言う乃里子に、鞭を持つ手を一旦休めた加奈が言葉を継ぐ。
「でも、ここでは千本鞭は必ずこのルールでやることになってるの。だから一緒におっぱいを打ってあげることはできないわ。でもね、特別に少しだけ先におっぱいにも苦痛をあげるわ。どうせこの後つけるものだし」
心得たように看護婦のひとりが、棚からケースを取ってきた。
「うっーー、またイッちゃうぅ」
六発目の、いや全部で三百と六発目の鞭の前に、両方の乳首を同時に、洗濯ばさみの強いバネとギザギザの断面が襲うと、有香はそれだけでまた達してしまった。
その後、加奈と乃里子によるゴム鞭での尻打ちの続き。
そして、実は一番辛いけれど有香が結局はこれが一番自分は好きなんだと自覚のある乳房への鞭が合計四百発。それも何度も払い落とされては乳首や乳房につけられる洗濯ばさみによる苦痛を交えて片乳二百発ずつだ。
一本鞭も、お尻よりも乳房ばかり狙われた。ひとり二十発ずつ、百六十発。
一本鞭の間は、通算でカウントをさせられたため、声が小さいとか、あまりの苦痛に声が出なかったのは、ノーカウントにされてしまい、実際は二百発近く打たれていた。
そして最後は、ロープで手を吊されたまま、ふたりの看護婦にそれぞれの足を持たれ、強制的にMの字に開脚させられての、性器直接鞭。
これにも絶叫し許しを乞い、そしてまた逝った有香だった。
ひと晩経った今も、性器のまわり全体が赤黒く腫れ上がったまま、その痕跡を残している。
「さて」
理事長の三田村が一度座った椅子から立ち上がった。
男が椅子に座っている間、先ほどの目隠しの娘がその前に正座させられ、男のガウンの前をふたりの看護婦が手に持って開いて、フェラチオ奉仕をさせられていた。
させられたと言っても、特に強引に首根っこを押さえてさせられたのではなく、娘自身も納得して奉仕している様子だった。
有香は、器具によって目を閉じることが出来ず、嫌でもそれを見ていなければならなかったわけだが、昨日の折檻を思い出しているうちに、男のものが相当の大きさであることの方に、いつの間にか気持ちが引き寄せられてしまっていた。
夫の五十嵐のモノも決して小さくはない、いやこれまで出会った相手の中では一番と思っていたが、それより一回り以上、長さも太さもある気がした。
自分の性器が特別である、というのを有香が知ったのは二二十代の半ばになってからだった。
二十一歳の時に同年代の男と最初の結婚をして娘を産んだが、その夫は妊娠中に他の女と出来てしまい、あっさりと離婚している。
それ以降の自分がマゾであることを隠しての同年代の男の子とのセックスは、全然もの足りなく、みな挿入するとすぐにイッてしまい、自分が満足するという経験は皆無だった。コンドームをつけていてさえ、そして二回目に挑んでさえそうだったのだ。
最初の本当のサディストにして、有香にとっては初めての「ご主人様」に出会った時、娘を産んで以来の久しぶりの生挿入を経験した。
ゴムをしてもらえないということがマゾとして扱われているという官能に繋がったせいもあるが、性器への挿入で初めてイクことが出来たのもこの時だ。
五、六回動いては止められ、途中で抜かれ、また入れられて五回擦られ、休んでまた五回。
最後は、そのまま動き続けて中で出して下さい、と叫ばされていた。
言葉は「中に出して下さいと言え」と、男に強制されたものであったが、それは自分自身の正しい気持ちでもあると気づいていた。
男は今度は途中で止めることなく、八回目に膣内ではじけたのがわかった。
そして終わった後、その男に「君はたぐい
希
な膣の持ち主だ」と言われたのだった。
そしてそれ以降は、五十嵐まで十数人の中高年を中心とした男達との性交で、性器の構造について、絶賛され続けた。たった一人だけの女主人のボーイフレンドも然りだ。
奴隷調教も受けていく中で、五十嵐の手に落ちるまでに、口奉仕のテクニックを身に付けさせられ、肛門も性交に使うことを覚えさせられたが、例外なく最後は「おまんこ中出し」だった。
「マゾのくせに、口でいかせたことがないのか」と五十嵐にも最初言われたが、男の方がそうさせなかったのだ。
事実、五十嵐に貸し出された先などで言われたのは、フェラチオも一級品、ピンサロ嬢も裸足で逃げ出す、といった感嘆の言葉で、ただその感動も、性器挿入、射精した後には「すごいおまんこ」だという方が勝ち、口奉仕のテクニックについてはイメージが色褪せてしまうようだった。
歩み寄ってきた男は、理事長という立場にしては随分と若々しく、少なくとも夫の五十嵐より一回り以上は若いのではないかと思えた。四二十代前半くらいか。
おもむろにガウンを脱いで、有香に対してまるで
慈
しむような視線で、少し微笑んだ。
有香の方は、これから自分の中に入れられるものにどうしても目がいってしまう。元々、男根から目を離すなという教育をされているせいもある。
「今日の本番を前に、いいウォーミングアップをしてもらったようだな」
有香の前面の特に双の乳房と性器周辺から太ももにかけて集中する鞭痕を確かめるように見ると、両手でそれぞれの乳を強く揉み、そして性器周辺を軽く手で叩いた。
奴隷としての性交に慣れてからは、そういう状況下に置かれただけでいつでも受け入れOKなほど、潤んでいる有香だったが、男はさも当然というように、いきなり根本まで突き込んできた。
「あっ、あーーっ。お、おっきーぃ。すご…」
数秒間味わうようにその状態で止められた後、今度は一気にギリギリまで抜かれ、はっきりとわかる男根の膨らみで敏感な内部を擦られ、有香の頭の中で閃光がはじける。
久しぶりの生の男根、生のおちんぽ様だった。
「い、イクー」
昨日、いや入院した一昨日からずっとマゾとしての極限状態に置かれているとはいえ、一回の出し入れだけでイッてしまった自分に驚いた。
それほどの強烈な快感だったのだ。
また突き込まれ、こんどはすぐに抜かれる。一度全部抜かれた直後、また一気に奥まで。
そして深いところで、ストロークの浅いピストンを送り込まれると、閉じられない目の前が真っ赤に染まったような錯覚が来て、「おまんこ、おまんこ駄目ぇっ。おちんぽ、おちんぽ様がおおきいの。おおきいの、おまんこがおちんぽ様…。おまんこが有香の、奴隷有香のおまんこが…」
と、奴隷として言い慣らされた恥語を思わず叫んでしまう。
ストロークが再び大きくなり、浅い所から深いところまで、性器全体を味わっていただいているという至福感で一杯になるが、次の瞬間にはまた強い快感の波が来て飲み込まれる。
「こ、こんなのはじめて。し、死ぬー、だめぇ。も、もっと。」
今まで「二十回続けて擦らせたことがない、十回すら数えるほど」というのは事実だったため、生の男根にこれだけ続けて翻弄されるのは生まれてはじめてのことだった。
裸のロシア人の女と、白のナース服の加奈が後ろから歩み寄ってきて、有香の両側に立った。
それぞれの手に持っているものが、閉じることの出来ない有香の目の前にかざされる。
「気持ちいい、気持ちいいです、おまんこいいです。して、もっとして、針、針で乳首も虐めて、また、またいっちゃう」
ぎりぎりまで抜かれる度に潮が吹き上がるが、誰も気にしていなかった。
「やれっ」
三田村の指示で、ピンク色のプラスチックの柄のついた針が、左右の乳首の真上から垂直に、同時に突き込まれた。
「ぎゃーーーっ」
直接乳腺に入ってくる太い針の苦痛で有香が叫ぶと同時に、三田村の動きが急になって、有香の中で爆ぜる。
「い、いくぅーー、おちんぽさま。ど、奴隷の奴隷のおまんこにたくさん下さい」
初めて経験する快楽にも、辛うじて奴隷として口にすることを義務づけられてきた、射精を乞う言葉を息絶え絶えになりつつ何とか口に出来たが、次の瞬間有香は白目を剥いて気を失っていた。
「聞きしに勝るな」
三田村隼人は有香から抜き取ったモノを、看護婦のひとりに口で処理させながら呟いた。
「普通には、ただ入れているだけでも十分と持たないだろう。この女の遺伝子を持つ娘、試してみたくなる気持ちもわからんでもない」
乃里子と加奈がそっと目を合わせた。
有香はぐったりしている。
器具によって閉じられない目は、半分白目になって、いまだ半失神状態であった。
「さて、ではまあそろそろはじめろよ。あまり簡単に口割られても面白くないから、最初はギャグ噛ますか」
「はい」
看護婦の一人が、金属の器具を持って来て、三田村に見せ、了解を得て白人の裸の女に渡した。
白というより薄ピンク色の肌をした女は、それをまた別の看護婦に渡し、自分は針が垂直に入ったままの、有香の両の乳首を摘み、思い切りひねりあげる。
「うっ、い…」
半分覚醒した有香の、今度は鼻をつまみ何か言葉を告げた。
口を開けた有香に、看護婦が金属の器具をすかさず入れる。歯科治療で使用される強制開口具だ。
「まあ、貴婦人のお顔も元がほとんどわからなくなっちゃったわね。そんなにいっぱい付けられちゃ」
加奈が覗きこんで言う。
事実、目と口を強制的に開かせる無機質の金属で、呼吸する以外の自由は完全に奪われ、自分がどんな顔になっているのか想像することも出来なかったのだが、「見てご覧なさい」
目を閉じられなくされたことから予想されたことだが、乃里子と加奈が左右によけると、彼女たちの立っていたすぐ後ろの壁は、その壁自体が液晶パネルの巨大スクリーンになっていて、有香のその惨めな顔が突然アップで映し出された。
実像よりも拡大された自分のひときわ大きな目が、自分を見つめ返している。
カメラは、パネルの後ろから自分を映しているのだろうということがわかったが、しばらくすると、そのカメラがアップのまま顔から徐々に下がっていった。
乳首に真上から刺さり、針の柄だけを覗かせて息づく両の乳房。そのすぐ外側に左右の足が上から吊られて膝の少し上の部分に黒い皮のバンドが巻かれ、そこからも左右に鎖が伸びていて、一ミリたりとも膝を閉じることが出来なくされている。
その状況を自らの目で確認することになった。
さらに下がって性器と肛門のドアップになってカメラがようやく停まる。
それを見た有香は、反射的に下腹部に力を入れてしまい、たった今、理事長が放った精液が穴からどろりと零れだした。
間近に居た看護婦のひとりがいきなり屈みこんで股間に入ってきて、有香の性器の映像はその女のナースキャップによって遮られる。
その看護婦、一番序列が下だと最初の日に紹介された女が、有香の性器に直接口をつけて、精液を啜りたててきた。
誰もひと言も口をきかない。ただ、ひとりの看護婦がしゃがみ込んで、三田村のものにフェラチオ奉仕をしている音と、序列十八番目の看護婦、杏奈がそのことを強調するように音を立てて舌を使うのが、ハーモニーのように室内にぴちゃぴちゃと響いているという時間がしばらく流れた。
もうひとりだけこの場で立場が反対で、有香と同じ側にある女は、今は正座をして目隠しの顔を俯かせている。
やがて、杏奈がそこを離れると、ふたたびスクリーンに映しだされた自分の股間の映像が、今度はすぐにフェードアウトして、一旦暗転した画面に新たな映像がフェードインしてくる。
今まで目に焼き付けさせられたような、自分ほどは足を高くあげさせられてこそいないが、足をM字に固定されて、やはり無毛の性器が丸見えになっている。位置的に肛門までが見えていないのが、自分よりはこの画面の女の方がましだろうか。
ほっそりした足は少女を思わせるが、おなかのところにカーテンがあって、顔や上半身は見えていない。
ラビアもあまり目立たぬその女の性器に、やがて赤いマニュキアの指が伸びてきた。
画面の下からなので、本人のものではない。
もちろん、性器を拡げるためだ。
ふたつの手に力が入り、性器が外側に向けて開かれる。
鮮やかなピンク色が画面一杯に
晒
された。
「いやーーっ」
声はやはり幼かった。
そして。
有香の耳には、その声はまさに聞き覚えのあるものであったのだった。
「い、いやっ。ま、まさか」
有香はそう言葉にしたつもりだが、開口器で大きく開けさせられた口からはうがうがという声が漏れただけだ。
「処女膜です」
画面の中の女が、誰かに告げる。
「いや〜」
再び、少女の声。
「ちゃんと確認していただくのは義務よ。お
義父
様は処女のお前も込みであなたのママを買ったのだからね」
ようやく女の手が少女の性器から離れると、待ち構えていたかのようにそこはすぐに閉ざされた。
か…買った…。
今やそこに写されているのが、自分の娘であろうことは、間違いないだろうと有香は確信していたが、この女は何をその娘に説明しているのか。確かに自分は奴隷に、奴隷妻になることを誓ったが、売買などされたわけではない。
SMの世界だからそういうことも存在することはあろうが、結婚以前に、有香を所持して「売った」人間などこの世に存在しないのだ。
「はい。検査は終わりよ」
視界を
塞
いでいたカーテンが女の手によって開けられた。女は看護婦の格好をしている。
し、紫織
ちゃん…。
やはり娘だった。しかも裸の下半身に対して、上半身に身に付けていたのは、学生の時の制服だったし、現在の娘よりも少し幼い感じがした。
娘が学園を卒業したのは、去年の三月、約一年前のことだ。それより前の映像だというのか。
「結婚式の前日だそうだよ、再婚する母親、つまり君の」
戸惑いを見透かしたかのように、三田村が言った。
二年以上も前…。
「お母さんは、さっきお前も見たとおり、ああして他の男や女の性欲処理の道具として使わせたりもする完全な私の奴隷だ。そしてお前もそういう立場にするために買った。ただ、今ではない。だから、その日が来るまで、絶対に男を知ってはならない。これから三ヶ月に一度この検査を受けてもらうが、万が一にもそのようなことがあった場合は、母親は日本ではなく、遠い国で黒人やアラブ人の性処理をすることになるからそのつもりでいろ」
明日、母親の夫になる男に、娘が泣きながら
頷
いていた。
「おい」
三田村が言って、目隠しをされた女を目線で指すと、加奈が歩み寄って、画面の前、つまり首を固定されている有香が見ることが出来る正面の位置に連れて来た。
最初は三田村に少なくとも見た目は積極的に奉仕をしていたのだから、ある程度は納得してここに居るのであろうその女は、よく見ると足を小刻みにガタガタと震わせて、口唇が真っ青になっていた。
「と、取らないで」
女の懇願に耳を貸すことなく、加奈が目隠しを外す。
ま…麻衣ちゃん…。
それは、有香の姉の娘、姪の麻衣だった。
娘の紫織が、とっくの昔に自分の母親が奴隷として新たな結婚をしたのだということを知ってしまっていたというショックもさめやらぬうちに、またも血が繋がった二十一歳の姪と向き合わされている。
それも、自分はとんでもなく
惨
めな格好で、目隠しをはずした姪の目に今使われたばかりの痕跡を残す性器も、そして肛門までも、女として最も恥ずかしい部分を何もかも剥き出しに晒されてだ。
歩み寄ってきた乃里子が、手にしていた鞭を、裸のロシア人の女に手渡しながら言う。
「今日の拷問は、お前の身体に聞くのではなく、このエレーナの手で、こちらの若いお嬢さんの身体に聞いてみることにします。折角のショータイムです。最初の一時間は、エレーナに任せて、私たちも理事長もそしてお前も、このお嬢さんが痛めつけられるのをただただ見学する。そして一時間経ったら、娘の居場所をお前に聞くから、もしその時点で答えたかったら答えなさい」
「いずれにしてもビデオで見て、そしてこの既に我々の組織の手に落ちている姪っ子を見て、お前の娘の運命はとっくに決まっていた、用意周到準備されていたということだけは、よくわかっただろう」
三田村が、そう言葉を継いだ。
「今すぐ言います、言うから麻衣ちゃんを許して」という有香の叫びは開口器をされた口では、まったく言葉としては成しておらず、ただモゴモゴとくぐもった音が冷たい金属の間から漏れただけであった。
有香が成長した麻衣の裸を見るのは初めてのことだ。
小さい頃はお風呂に一緒に入ったりしたこともあるが、彼女が少なくとも学園に入って以降は、そんな機会はなかった。
ほっそりした肩に似合わぬ大きな乳房が、まるまると自己主張している。
姉も自分も胸は大きく、家系ではあるのだろう。
その麻衣の乳房よりもさらに一回り大きい乳をした、白人女が麻衣の後ろに立って、麻衣の腕を掴んで、頭の後ろで組むように無言で指示し、目を伏せた麻衣の乳房を後ろから両手で覆うと、力を込めた。
「うううぅっ」
麻衣が声にならぬくぐもった悲鳴をあげる。
麻衣よりも頭ひとつ背が高く、見るからに鍛えあげられている体が、その手に込められた力を容易に想像させた。実際いとも簡単に麻衣の美しい乳房は、白人女の二つの手のひらの中で無残に形を変えている。
「いっ、痛っ」
さらに、女はその状態のままで、両手の親指と人差し指で可憐な乳首を摘み上げると、目の前に居るひとりの女に目で指図をした。
ナースキャップをした小柄な女が、麻衣の前に立ち、有香からは麻衣の乳房は見えなくなった。
「ぎゃーーーーーーっ、いっ痛ぃぃぃっ。許してください〜」
麻衣の絶叫が響く。
「ワンモア」
短い言葉でエレーナが別の女に命じる。
すぐさま、その女が麻衣のそばに歩み寄ったとき、今度は有香からもその女が手にしているものが見えた。
銀色に輝く、ペンチのようなものだが、先端が一センチ四方に平べったくなっており、あれで乳首やラビア、クリトリスなどを挟まれてはひとたまりもない、と似たような経験のある有香にはすぐにわかった。
「いやーーーっ、ゆ、ゆ、許し…お許し下さい、ぎゃーーーっ」
すぐにまた麻衣の口から悲鳴があがった。
有香の視線を
塞
がぬよう、女から指示されたのだろうか。前に立っていた小柄なふたりが、手にした器具はそのままに麻衣の両横に身体をずらした。
麻衣のその細い身体に似合わぬ大きな双の乳房は、大きな手で絞り上げられた上に、その先端の乳首を銀色に鈍く光る器具で、潰されつつ一回転以上いびつにひねり上げられていた。
許してあげて、代わりに私を拷問して。どんなキツいことでも我慢しますから。
仮にマゾの調教を少しは受けているとしたとしても、今、麻衣の乳房そして乳首に加えられている苦痛は尋常ではないだろう。針なら刺される瞬間だけだが、ペンチのような捻り上げられたり潰されたりの責めは地味だけれど敏感な乳房・乳首には過酷すぎるし、断続的にあげるその悲鳴が、麻衣にとってそれが耐え難い苦痛であることを示している。
「そうそう。どマゾの奥様を拷問したところで、お悦びになるだけでしょうからね。貴女はそこで一部始終をしっかり見てるのよ。後で少しは貴女も愉しませてあげるから」
婦長が有香に告げる。
「実は私もね、拷問にはいささかの自信があるの、特に女に対してはね。でもこのエレーナは、ロシアの軍隊で十年以上本当に拷問を担当してきた本物。男も女も、やろうがやってまいが、敵だろうが味方だろうが、こちらの思うような答えを引き出すためにするのが本当の拷問だと言い切る、真性の女サディストよ」
エレーナという女が日本語を解しているのかどうか、有香にはわからない。
それでも自分自身のことを、本来拷問を受ける筈であった有香に婦長が話しているのはわかっているのだろう。有香に対してうっすらと笑みを浮かべて一瞥すると、さらに麻衣の乳房を搾りあげる両手に力を込めて見せた。
「痛ーーい。おっぱいがおっぱいがちぎれちゃうー」
麻衣が絶叫する声が
掠
れている。
看護婦のひとりが銀色に
鈍
く光る細くて短い鎖がついた真紅の手枷を白人女に渡すと、ようやくエレーナは麻衣の乳房から両手を離した。
取り敢えず解放されたかと思いやった有香だったが、麻衣はまた「あーーーーっ」と声を上げた。女の目いっぱいの力でひしゃげていた乳房が急に離されたことで、逆に乳首を捻り上げているペンチに、力が加わる結果になったのかもしれない。
それは新たに苦痛が増したことを告げる絶叫だった。
エレーナは麻衣の手をあげさせ手首にそれぞれ手枷をつけて、さらにカチリという音を立てて金具でひとつに接続すると、同時に天井から降りてきたフックにそれをかけた。
それを見て、ふたりの看護婦がようやく特殊ペンチでの責めから乳首を解放する。
またも麻衣の口から小さな悲鳴が漏れた。
捻り上げられていても痛いが、潰された乳首に急速に血流が戻るため、それはそれで別の痛みが走るのだ。似たような責めを何度も受けている有香にはそれがよくわかるのだった。
ジャラジャラジャラと音を立てて、天井から伸びてきていた鎖がフックを巻き上げていき、麻衣の手はやがてまっすぐに伸び、そして足が床から二十センチ以上浮いたところでようやく巻き上げ音が止まった。
完全な宙吊りである。
顔の位置が、背の高いエレーナと同じ高さまで来ている。
手首に全体重がかかるため、いくら小柄な麻衣とはいえ、それだけで相当な負担であろう。
「ソレデハ…」
白人女エレーナが初めて口を開いて、少し
抑揚
のない日本語で言った。
「ハジメマショウカ」
目の前に顔が来ている麻衣に言い、次いで相変わらず拘束椅子で不自然な体勢で何もかもを晒している有香を見ると、白い歯を見せて如何にも楽しいという表情を見せてエレーナが笑った。
有香の方は何か言おうにも、開口具により開ききった口から相変わらず、ダラダラとヨダレが落ちるだけだった。
喉が強烈に乾いてきていたが、それを伝える術もない。閉じることの出来なくされた目で精一杯、目の前のふたりの女を見ているしかなかった。
「ナマエヲイイナサイ」
口づけをするのではないかと思われるほど、エレーナは麻衣に顔を近づけて言った。
再び両手が双の乳房にかけられる。
「久保寺、久保寺麻衣です」
麻衣が苗字から名前を告げた。
「ソコノオンナノナマエハ」
「花村…いえ今は五十嵐有香さんです」
「アナタトノカンケイハ」
「私の母の妹、私から見ると叔母になります」
か細い声だ。
エレーナは何事かロシア語と思われる言葉を口にして、ひとりの看護婦に目配せをした。
その看護婦が壁際のロッカーから持ってきたのは、黒い色のグローブ、少し硬そうに見える皮またはそれに準じた素材に見えるいわば大きめの手袋だった。
エレーナは、一度麻衣の乳房から手を離して、それをゆっくりとした動作で両手にはめた。
あ。有香は声をあげたつもりだがもちろん声にはならない。
エレーナがその両手をじゃんけんのパーの形に開いて、有香に見せたからだった。
十の指先から手のひらの部分全体に至るまで、そこにはびっしりと金色の針が植えられていた。
「ワタシタチハ、カノジョノ、ムスメサンヲ、サガシテイマス」
エレーナが今度は右手を麻衣の顔の前で拡げて見せて言った。
麻衣の表情が恐怖に引き
攣
るのがわかると、満足そうにその手を広げた形のまま麻衣の左乳房の上に持っていく。
「い、いやっいやーーーーっ」
その瞬間にまた麻衣の口から絶叫があがる。
「し、知らない。
紫織
ちゃんとはもう何年も会ってないっ」
今度は左手が右の乳房に置かれるが、まだ両手ともに力は込められていない。
あの手で揉まれた瞬間を思うだけで、有香は自分の乳房が痛んだ。双の乳房に無数の注射針を次々に刺された過去の経験での痛みを思い出す。
「シオリ、ソウ、シオリ。ドコニイルノカ」
ついに手に力が入って、両方の乳房全体を包み込むようにして揉み込む。
「い、いたーーっい」
先ほどのような渾身の力を入れていないのは、けして手加減しているわけではなく、むしろじわじわとキツくしていくつもりであろう。
「コレハ、ドウ」
右手を一度乳房から離すと、親指と人差指で乳首を摘む。
手が離れた方の乳房には、プツプツと血玉が浮いてきた。
「い、いたーーい。おっぱい、麻衣のおっぱい許してぇ」
完全に宙吊りになっている麻衣に自由は少ないが、それでも四肢から顔まで固定されている有香に比べると暴れる余地がある。逃れようと吊られた身体を揺するが、今度は乳房全体を手で覆っている左手に力を込められ、無数の針を乳肌に突き刺され、麻衣はまた絶叫をあげる。
言います、私が言います、と目で誰かに訴えようとするが、まるで判を押したように、自分を無視し、いや自分の存在がそこに居ないかのように、誰ひとりとして有香の方を見ているものは居なかった。
やがてエレーナは右手を乳房、左手を乳首と役割を交代させる。揉み込み方も宙で足をばたつかせる麻衣の反応を愉しむように、弱く強く、時に乳房全体を捻り上げるようなことをして、悲鳴をあげさせる。
「モット、オドッテミセナサイ」
看護婦の一人に鞭を持ってこさせると、最初から渾身の力を込めて尻を打った。
昨日、有香も加奈と乃里子に尻を打たれたゴム製の鞭だった。
重たい
炸裂
音とともに、麻衣の身体は宙を踊り、口からは枯れかかってきた声で悲鳴をあげる。
そうして宙をのたうちまわらせ、何十発か打ってはまた乳房を潰し、また鞭と繰り返した。
鞭は最初、尻だったが、五度目からは、既に血まみれになっている乳房を襲う。
同時に婦長が一本鞭を持って、さらに尻を打った。
麻衣は体力の続く限りとばかりに叫んで暴れたが、何度かそれが繰り返された後、最大の絶叫ともに身体から力が抜け、だらりとなった。
失神したのだった。
それを見たエレーナが、ようやく鞭を放り捨てると、有香の元に歩み寄ってきた。
全員の視線が一挙に有香に集まる。
「ワタシ、シッシンサレルノ、キライネ。イチバンキライ。オトコダッタラ、三カイシッシンシタラ、チンポ、キリオトスヨ。コンジョウナシノオトコニ、チンポイラナイネ。ロシアデ、ワタシガキリオトシタチンポ、十三ボン。デモ、オンナノバアイハ…」
そこまで言って、エレーナは有香の目を見つめ、やがて乳房、そして性器へと視線を移動させた。
「オンナハ、キリオトセルトコ、イッパイアルヨ。クリトリスキリオトスト、オマンコモカンジニククナルヨ、チンポイレラレテモネ。チクビ、ナクナルクライナラ、オッパイゴト、キリトッテホシイカ」
有香が予想した通り、エレーナの両手が乳房に伸びてくる。
口をずっと開けさせられ、カラカラになった喉からは悲鳴も出なかった。
乳房全体に一度に食い込んでくる、とがった針先。力の入れ方も最初から容赦がなかった。
ほんの数秒で乳房は解放されたが、双の乳房全体から一斉に小さな血玉が浮き、やがて流れだす。
「アレ、モッテラッシャイ」
それだけでわかるのか、看護婦が一人機敏に反応する。
彼女が手にしてきたのは、よく見かけるものよりも少し大きいかなという程度の電動マッサージ機、電マとよく言われているものに似た道具と、もうひとつもよく見かけるような男根を型どった張形状のものが先端についた一メートルほどの棒だった。
長い棒の方を受け取ると、その看護婦にあごをしゃくる。
看護婦によって電マが性器に当てられた。
その瞬間、冷やりとした感じがして少し硬いのがわかり、それがいつも使われていた通常の電マと違うなとは思った。
クリトリスの真上ではなく、ラビアを少しこじ開けるようにして先端が押し付けられ、すぐに特有の振動が来る。
「コムスメトチガウ。シッシンハ、ユルサナイヨ」
エレーナが言う。
有香は混乱した。
失神するほどの快感の経験もないわけではないが…。
「随分、おまんこ濡らしちゃってるじゃないの。姪っ子が拷問されてるっていうのに。それともさっきの理事長のがそんなによかった。でも、濡れてれば濡れてるほどひょっとしたら辛いかもよ。おっぱい切り落とされたくなかったら、絶対に失神しちゃ駄目よ」
横に立った加奈が言う。
そして、次の瞬間。
ビリビリッという衝撃が股間に来て、身体が跳ねて飛びそうな錯覚を覚えて、一瞬頭のなかが真っ暗になりそうになる。
だが、何処も動かすことの出来ない拘束と、目を閉じることの出来ないという現実が、そのほんの二秒か三秒の衝撃から身を守り、失神から辛うじて逃れさせてくれた。
何、なにが起きたの。
思って、その部分をよく見ようとした瞬間、もう一度ビリリリッという電撃がきた。
電撃。
そう、これは電気を流されているのだ。感電しているんだ、私。
今度はそれがわかった。そしてそれは一回目よりもその衝撃が少し小さかったためだ、ということも理解できた。
「デンキカイシャノ、オクサンニハ、ピッタリネ」
嬉しそうに白い歯を見せて笑いながら、ロシアの軍隊で拷問を実際にしていたという女が言う。
そして、自らが手に受け取ったものを有香の顔に近づけて来た。
急に近くに寄せられた物に、有香の視線が泳ぐ。
ちょうど勃起した時の旦那、五十嵐関東電力会長の持ち物のサイズくらい…、有香はその先端に取り付けられたものを見て思ったが、よく見ると亀頭の部分にもそれから男根全体にも小さな穴が無数に開いている。
そう思った瞬間、信じられないものを目にした。
いきなりその全ての穴から、エレーナが手にはめているグローブと同じような針が飛び出して来たのだった。
あっという間に、擬似男根全体が
棘々
のついた凶器そのものになった。
昨日、看護婦達に責めを受けていた時にも、これに似たものを乳房に押し付けられていたことを思い出す。乃里子が「針だらけの擬似ちんぽ」と呼んだものだ。昨日は視界を塞がれていたので見ることはなかったが、それはあきらかに女にとっての極刑を与えるための処刑道具だった。こんなもので擦られたら、性器の中があっという間に血まみれになって、使い物にならなくなってしまう。
エレーナが棒状の持ち手部分にあるらしいスイッチを操作したのが今度は見えて、針は引っ込んだ。
「コムスメノオマンコノマエニ、オクサマモ、ジブンノアナデ、チョットタイケン、ナサイ」
「自慢のおまんこ、穴だらけになったら、旦那さまはさぞ嘆くかしら。でも紫織ちゃんだっけか。紫織ちゃんの女の器官がそれ受け継いでいれば、ママはもうお払い箱でもいいよね」
加奈も笑いながら有香の目を覗きこむ。
看護婦と位置を交代して、エレーナが有香の丸出しの股間の前に屈みこむ。
加奈が両手をのばし、わざわざ有香の左右のラビアをくつろげた。
何事か、感嘆の言葉がエレーナの口から漏れ、そして笑い声をたてる。
「ほんとにどマゾね。こんな状況でここまで濡らしてられるなんて。濡れてるってことは、おちんぽ欲しいオマンコしたいってことだからね、女の体の生理は」
加奈の言葉の途中で、それはずぶずぶと突き立てられ、一気に根本まで挿入された。
「イクヨ」
エレーナが告げる。
うげげげーーっとでも音を表現したらよいだろうか。有香の口枷の中から漏れてきた大きな異音だ。
拘束された全身が強張っている。
それは、苦痛を与えられ慣れているマゾの有香にとっては、せいぜいちょっと強めにチクチクとした程度の痛みを性器内部全体にもたらしただけだったのだが、それを少しでも前後に動かされたら、という恐怖感の方に身体が反応したのだった。
「マダ、ハリハ、ハンブンモダシテナイヨ」
手加減しているとエレーナは告げた。
エレーナの右手の指先の動きが見え、有香の全身が再び緊張に強張る。
ピリっ、という刺激が男根全体からもたらされた。
えっ、なんでと思った瞬間、股間から脳天まで一気に異常な衝撃が届く。
完全に固定されている身体をビクビクと震わせて、閉じることを封じられた口から泡を吹く。
一瞬飛んだ意識が戻ると、性器の中にものすごい熱を感じていた。
おまんこ、焦げちゃう、言葉にならない叫びをあげた瞬間、もう一度その衝撃が来た。
嫌でも身体が
痙攣
する。
エレーナが手にしたそれは、性器の内部を
擦
り立てれば、膣内をボロボロにする凶器であると同時に、それそのものを動かさなくても針部分に電流を流すことの出来る、究極の女性器拷問の道具だったのだ。
なぜ棒状になっているのかもそれでわかった。処刑執行人が間違って感電したりしないように、持ち手を長くしてその部分には通電しないようになっているのだ。
「オンナノゴウモンハ、カンタンヨ。コレニタエキレル、オンナハイナイ。ドンナニ、マゾデモ、ナイテ、ナンデモ、シャベルネ」
自分だけなら、どうなってもどうされてもいいと思えた。
だが、エレーナは当然これを麻衣に使うだろう。
まだ愛する男性にそこを何回使わせたかわからない若い麻衣の性器は、二度とそんなことが叶わない状態にされてしまうかもしれない。ましてやそれで血まみれになった膣内で電気を流されたら…。
言います、娘の居所も言いますから。
しかし、どんな有香の訴えも、残念ながらその場の誰の耳にも届きはしなかった。
有香が自分への責めにのたうちまわっている間に、失神している麻衣はいつの間にか吊りから降ろされ床に横たえられている。そして、看護婦たちの手で、今度は一メートル以上の棒の端についた足枷を両方の足首に取りつけられ、開脚状態から閉じることのできないようにされているところだ。
それが終わると、その棒の中央に位置する金具をフックにかけられ、また鎖が巻き取られていく。
開脚固定された足から上がっていき、麻衣の頭が三十センチほど浮いたところで、それは止められた。長い髪が、床に黒く流れている。
今度は、完全な逆さ吊りだ。
手は後ろ手に背中で
括
られたようだ。
そうこうされている内に麻衣は、いつの間にか失神から目覚めていた。
ようやく凶器を性器から抜かれて、麻衣の状況に気づいた有香を、麻衣はうつろな目で下から見上げている。
だが数十秒後には、先程看護婦が有香に使用した電撃を起こせる電マを手に、エレーナが麻衣の前に立ったことで麻衣の顔は見えなくなった。
はだけきった股間がちょうどエレーナの乳房のあたりで、何をするにも丁度いい、される側にしてみれば何をされても逃れようのない、そんな絶妙な位置に麻衣は吊るされていた。
引き締まった綺麗なお尻だ、背中を向けているエレーナを見て、有香はそんなことをぼんやりと思った。先ほど受けたことの衝撃で思考力が少し低下していた。
「キナサイ」
エレーナが声をかけたのは、三十代くらいに見える看護婦のひとりにだった。
左右に脚を大きく開いて立つエレーナの股間に、指名された白衣の看護婦が身体の前面を有香の方に向けて、潜りこむようにしゃがみ込んだ。
ベテラン看護婦に自分の性器への奉仕をさせながら、麻衣を責め立てようということだろうか。
拷問に興奮する
生粋
の女サディストの股間で、早速看護婦が舌を使いはじめるペチャペチャという音が響き、次いでブーンという電マのスイッチが入った振動音が部屋の中に響く。
「ワタシ、シッシンサレルノガ、イチバンキライネ」
エレーナは、有香に先ほど言った言葉を麻衣に改めて言っている。
「ツギ、キヲウシナッタラ、メガサメタトキニハ、アナタノソノキレイナオッパイカラ、カタホウ、チクビガナクナッテルト、オモイナサイ」
棘
のついた両手の親指と人差し指で両方の乳首を一瞬摘んで離す。
「サンカイメ、シッシンシタラ、クリトリスモ、メスデ、スパット、キリトルヨ」
「あーーーん」
声を麻衣があげたのは、電マの振動をクリトリスに当てられたからだ。
有香は息を飲んで見ていた。
失神するなと言っても、与えられているのが今はまだ快感だけだ。まさかそこから電気が身体に流されるなんて、麻衣は考えてもいないだろう。
有香がそれを受けた時には、まだ麻衣は気を失っていたのだ。
五分が経過し十分が経過する。
部屋の中全体が、いつエレーナがスイッチを押すのか、固唾を飲んでいるのが、張り詰めた空気に感じられた。
「い、イクーーっ」
麻衣が絶叫する。その瞬間、有香は麻衣が子供の頃を思い出していた。
娘の紫織の面倒もよく見てくれて、互いにひとりっ子のふたりは、本当の姉妹のようだった。
有香と麻衣の間に仁王立ちしているエレーナのせいで見えにくくなっている麻衣の様子は、先程から巨大スクリーンに斜め横からの映像が映し出されている。
いつの間にか、女に成りきって、二十一歳とは思えない色香漂う身体に成長していた姪だった。
そして麻衣は、逆さ吊りの身体を折るようにした次の瞬間、また身体をまっすぐに伸ばし、乳房を大きく揺らしながら、絶頂を訴えたのだった。
それでも有香は、まずは麻衣が電流責めにあわなかったことに、ホッと小さく息を吐いて、つかの間の安堵をした。
エレーナが麻衣に言う。
「サ、ツヅケテ、イクノヨ。キモチイイノハ、イマダケダカラ、ナンナラ、キヲウシナウマデ、タノシミナサイ」
「あっ、あっ」
と、麻衣は声を上げている。
クリトリスに直接、強い振動を与えられて、感じるなという方が、所詮女は無理なのだ。有香は、よくわかっていた。だがしかし、いつその快感が、電流による激痛の悲鳴に変わるかわからない。
それで失神したら、乳首を切り落とすと残酷な処刑執行人は言っている。
この女なら本当にやりかねないし、過去に男根を切り落としたという言葉も決して嘘ではないのだろう。
「ま、またイッちゃう」
麻衣は逆さに吊られた身体を
跳
ねさせる。
駄目、ダメよ、そんなことくらいで気を失っちゃ、有香は気が気ではなかった。
エレーナによりさらに五度追い詰められて、絶頂し、エレーナもまた麻衣の全部で七度目の絶頂と同時に、股間から大量の水しぶきをあげて、股間に屈みこんで必死で舐めている看護婦の顔や白衣を派手に濡らした。同性を責め抜いて興奮する生粋のサディストということだ。
「そろそろ、喋
らせろ。一時間経つぞ」
それまで看護婦のひとりから口奉仕を受けながら黙って見ていた、ここでの最高権力者が、おもむろに、誰にともなく言った。
乃里子が近寄り、エレーナにもうひとつの、あの凶器を手渡す。
有香は息を飲む。
別の看護婦が、エレーナから電マを受け取り、また麻衣のクリトリスに当てなおした。
「あん」
「サァ、ツギハ、オマンコ。シオリノイバショヲ、イウナラ、イマスグニ、イイナサイ」
ああ、その子は本当に知らないのよ。知るはずがないの。
度重
なる絶頂で、そこは充分に準備が出来ていたのだろう。
おぞましい
棘々
をスイッチひとつで出して、性器内部を痛めつけ、膣内から子宮口に対して電気ショックさえ起こせる、その凶器の擬似男根をいとも容易く麻衣の性器は飲み込んでしまった。
スクリーンの映像が真ん中から四つに別れ、麻衣の顔、麻衣の股間のアップ、スクリーン側から撮っていると思われるエレーナの顔とその背後に変わらず惨めなポーズを晒している自分、そしてそれらを真上から俯瞰で映しているものになった。
四つの場面が大きなスクリーンに一度に流されるが、それを見ているのは自分だけのようだった。
ほかは全員が
固唾
を飲んで、エレーナと麻衣をみつめている。
「イワナイナラ、イマカラ、オンナニウマレタコトヲ、オマンコノアナガアルコトヲ、コウカイサセテアゲルヨ」
目を閉じることの出来ない、そして顔をそむけることさえも封じられた、その辛さを改めて実感する有香だった。
「あ、う、なに、痛ーーい、痛い痛い」
麻衣が絶叫する。
性器内部で針が出されたのだろうか。
有香は自分の性器内部に、まだ先ほどの責めの痛みが残っているのを意識した。
抜かれた瞬間にどろりと流れた出血だけは、今は止まったようではあるが。
加奈が有香に寄ってきて、首の後ろに手を回した。
ようやく
口枷
が外されるのだ。
「痛い、痛いっ、やめてーーっ。おまんこ痛いっー」
麻衣の悲鳴は続いていた。あろうことか、エレーナはその長い棒を持って、ぐるぐると回しているのだった。
クリトリスへの電マ当ては続いていたが、快感を感じているどころではないだろう。苦痛と快感のセットはマゾ女の至高の瞬間なのだが、この苦痛の与えられ方が尋常ではない。
いや、そもそも麻衣がマゾかどうかだってわかっていないのだった。
「おまんこ、壊れちゃうぅ。痛い、もう許してぇ、おまんこ許して」
エレーナは容赦なく、それを右に左にと回転させていた。
「イイナサイ、シオリハ、ドコ」
麻衣に対して声を荒げると同時に、右手がスイッチを触る動きをしたように有香には見えた。
「ウギャーーーッ。やめてーーーーっ。おまんこ焼けちゃうぅ」
麻衣がさらに絶叫する。
「言う、言う、言います。娘は娘は、姉の親友の柳田みゆきさんのお宅に預かっていただいています」
口枷が外されると同時に、有香は叫んでいた。
娘の紫織はどうやらもう覚悟しているようなのだ。母親である自分の行状を知り、マゾで奴隷妻であることもいつの間にか聞かされ、夫になる男の命令で結婚前から日々見知らぬ男女の性処理をさせられていたことまで、聞かされそして映像まで見せられて、知っていたのだ。
そしてそうと知りながら、何くわぬ顔をして、母親の自分に対して、再婚を祝福するそぶりまで示していたのだ。
もちろんそれは、母親を気遣ってのことであろうが、紫織が知っているだろうなどとは、露ほども考えなかった有香であった。
姉に申し訳ない。
自分たちのために、紫織を
匿
うことに同意し、親友まで巻き込んでくれたのにも関わらず、その姉の娘麻衣は、針のついた擬似男根で性器をかき回され、電流まで流されているのだ。
その有香の反応ぶりに満足したのか、エレーナがこちらを振り向きながら再び絶頂して、水しぶきでさらに看護婦の顔を濡らした。
「叔母様、ありがとう。でももうちょっと愉しませてくれてもよかったのにな。おまんこかき回されて、すっごく感じてたのに。痛いフリしながら気持ちいいっての、すごいよかったのよ。それに、そんなに簡単に紫織ちゃんの居場所言っちゃってよかったのかな。紫織ちゃんどうなっちゃうかわかんないのに」
有香は、信じられないものでも見るかのように、呆然とした顔で、姪を見つめていた。
姪の手には、先ほど姪自身が突きこまれていた、あの恐怖の擬似男根のついた長い棒が握られ、喋りながら有香の性器にそれを浅く深くとピストンさせている。ギリギリまで抜かれた次の瞬間には、子宮の入口付近の強い快感のツボまで深く突きこまれてくるそれは、恐怖と困惑を伴いながら、マゾの有香の性感を確実にえぐっていた。
「ま…麻衣ちゃん…」
麻衣の目は冷たいものだった。
「だって、叔母様見ていたでしょう。私が、入ってきて、叔母様がオマンコされるための準備で、理事長のおちんぽ様にご奉仕していたの。嫌そうにやっていたかしら、あたし」
麻衣は擬似男根を一番深いところまで入れると、今度は先程自分がエレーナにされていたように、左右にぐるぐるとかき回してきた。
「あ…や、やめて。止めて、麻衣ちゃん、許して」
「理事長、三田村会長にご奉仕させていただけるなんて、ここではとっても光栄なことなのよ。まあ叔母様なんてその会長に直接、生オマンコしていただいたんだから、もっとありがたがっていいけどね。派手によがらせていただいたんだし」
股間から押し寄せる快感に
苛
まれながらも、麻衣の冷たい目を見ていると、ひょっとしたらこの状態で針を出すスイッチを押すのではないか、とそんな恐怖もあって、有香はいたたまれないが、次の瞬間にはそこに訪れる強い快感に、身動きを許されない身体に力が入って強張る。
「私のおまんこの中、トゲ付きちんぽでかき混ぜられてると思ったでしょう。最後は電気も流されたと思ったかしら。先週、叔母様がここへ連れてこられる少し前に、実際にここの患者の奥様が、旦那さんとその愛人さんの立ち会いで、エレーナに本当にこれ使われてるとこ見て、勉強したからね。針出されてピストンされて絶叫して気絶するところも、電気で無理矢理目を覚まされて、またすぐに叫んで痙攣して気を失うところもね」
騙
されてしまったのだった。
自分の身体だけだったら、どんなに責められても、例え乳首を切り落とされようと、棘付き擬似男根で性器内部をズタズタにされようと、紫織の居場所を喋ることはなかったと思う。
もっとも姪の麻衣が敵の手に落ちていた以上、その母親である姉とて無事に済むかはわからず、その触手は姉の親友、学園時代に自分も憧れた先輩のみゆきさんにさえ及んだかもしれない。
そうなれば、どちらにせよ紫織は夫の自由になったかもしれないとは思うが…。
麻衣の性器の中で、針など出されてはいなかったと知った時の、麻衣が自分を騙すために演技をしていたのだと知った時の、その衝撃はあまりにも大きかった。
恐怖感の中、それでも性器内部から押し寄せてくる快感に、不自由に拘束されたままの身体を痙攣させながら、有香は麻衣をみつめて言った。
看護婦がひとり近寄ってきて、電マもクリトリスに当ててくる。
「うっ。麻衣ちゃん、もう駄目。おまんこ、おまんこイクわ。逝かせて、ね。イッてもいいでしょ。あ、あん。いいわ、押して。スイッチ押して、針出して。叔母様が麻衣ちゃんに逝かされるその瞬間にスイッチ入れて、このおちんぽのたくさんの針で叔母様の膣ズタズタにしてちょうだい」
娘の紫織が、「入院」させられてきたのは、それから十日ほど後のことだった。
奴隷牧場3 拷問病棟 第2部分 (2/2)
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