「ああッ、やめてッ……ひッ、ひッ……」
のけぞった夏子の口から悲鳴がほとばしり、美貌が戦慄にひきつった。
「いやだってわりには、どんどん入っていくじゃねえかよ、奥さん」
「う、うむ……かんにんして……」
気も狂うような汚辱感に、夏子は激しくかぶりを振った。
「指の付け根まで入っちまったぜ」
五郎は意地悪く教えた。
クイクイと食いちぎらんばかりに締めつけてくるのがたまらない。そして奥には熱い禁断の腸腔がひろがっていた。五郎はその妖美な感触を、じっくりと堪能した。
それは五郎の想像していた通りの、いや、それ以上の嗜虐の快美に酔いしれるような素晴らしい肉の感覚だ。
「どうだ、五郎」
覗きこんでいる冷二が聞いた。さすがの冷二も目の色が変わっていた。
「へへへ、とろけるように柔らかいくせに、きつく締めつけてきやがる。たまらねえ感触だぜ」
「そんなにいいのか?」
「お前もいじってみりゃわかるぜ、冷二」
五郎はニヤリと笑うと、冷二と入れかわった。今度は冷二がうれしそうに夏子の肛門に指を突き立てていく。
「どうだ、奥さん。俺の指がわかるか」
「いや……う、うむ……」
「へへへ、なるほど、こいつはすげえ」
冷二の指は深々と沈んでいきつつも、きつい収縮を感じ取った。五郎の言った通りの妖美な肉の感覚だ。
冷二は指先で夏子の腸腔をまさぐるようにして、指を右に左にゆっくりまわした。たちまち夏子は泣き声をうめき声に変えて、ガクガク腰を揺すりたてた。
「あ、ああッ……いや、う、うむ……」
「冷二が奥さんの尻の穴をマッサージしている間に、こっちは浣腸の準備に取りかかるとするか、へへへ」
五郎は巨大なガラス製浣腸器を取りあげると、わざと夏子に見せつけた。容量三千CCのガラスの筒は、一升瓶よりもずっと太く不気味に光っていた。
「こいつで可愛がってやるよ、奥さん。聞こえただろ、浣腸だぜ、へへへ」
五郎が言い終わらないうちに、夏子は悲鳴をあげた。瞳が凍りつき、美貌がひきつる。
「い、いやあッ……そんな、そんなことッ」
「へへへ、でかいだろ、奥さん。これだけでかいとたっぷり浣腸してやれるってもんだ」
洗面器に薬用瓶からグリセリン液を流しこみ、それを浣腸器に吸いあげるのを夏子に見せつけつつ、五郎はうれしそうに笑った。
キィ、キキーとガラスが不気味な音をたて、ドロリとグリセリン液がガラス筒に渦巻いた。
「いやあッ」
夏子は狂ったように首を振り、悲痛な声を張りあげた。
浣腸などということをしようとする男たちが、夏子には信じられない。恐ろしい変質者なのだ。
「やめてッ、そ、そんな狂った真似はやめてくださいッ……いや、いやですッ」
「俺たちは浣腸された奥さんがどうなるか、見てえんだよ」
と五郎がせせら笑えば、冷二も意地悪く肛門の指を抽送させながら、
「こんなに尻の穴を柔らかくしておいて、いやもねえもんだ、へへへ」
と笑う。
ガラス筒にたっぷりグリセリン液を吸いあげた五郎は、夏子の目の前でそれをピュッと噴きあげてみせた。
ひいッ……夏子は総身を凍りつかせ、ビクッとふるえた。
「浣腸の準備もOKだぜ、奥さん」
ズッシリと重い浣腸器を手に、五郎は夏子の後ろへまわる。
「へへへ、奥さんの尻のほうも、いつでもOKだ」
冷二もようやく指を抜いて、さらに大きく夏子の臀丘を割り開いて嘴管を待ち受ける。
揉みほぐされた夏子の肛門は、ふっくらと盛りあがって、怯えにヒクヒクひきつっていた。
「いや、いやッ、かんにんして……そんなことして、なにがおもしろいの……」
夏子は怯えひきつった美貌で後ろを振りかえり、泣きながら哀願した。
「やめて、やめて、お願いッ……ああ、かんにんして……」
「心配しなくても、たっぷり浣腸してウンチの世話までしてやるぜ、へへへ、美人の奥さんはどんなウンチをするか楽しみだ」
「いやあ……そんなこと、狂ってるわッ、いや、絶対にいやッ」
この男たちは浣腸して、秘められた行為まで見る気でいる、と思うと夏子は泣き叫ばずにはいられなかった。
「ああ、助けてッ……いやッ、浣腸なんて絶対にいやッ」
「おとなしくしろ。たっぷり浣腸して、いい気持ちにしてやろうと言うんじゃねえか」
「いや、いやよッ……助けてッ」
「へへへ、ほれ、入れるぜ、奥さん」
五郎は、ゆっくりと太い嘴管の先を夏子の肛門へ押し入れる。
「ああッ、い、いやあッ……」
ひいッとのけぞって、夏子の双臀がむなしく蠢いた。妖しくほころびていた肛門が、キュッと嘴管を締めつける。
それをあざ笑うように、五郎はさらに深く入れた。だが、すぐにはグリセリン液を注入しようとはせず、嘴管で夏子の肛門をこねるように抽送した。
「ああ……ああッ、いや、いやあ……」
嘴管が肛門のなかで蠢き、出入りする異常な感覚に、夏子はキリキリ唇を噛んで泣いた。とてもじっと耐えられる感覚ではなかった。
「やめて……ああ、かんにんして……」
「冗談言うなよ。まだ薬も入れてねえんだぜ。浣腸はこれからだ、奥さん」
五郎は笑いながら嘴管で夏子の肛門をいたぶりつづける。
すぐに浣腸してしまうには、惜しい肉の感触だった。
3
夏子は右に左にと顔を振りながら、少女のように泣いた。グイと嘴管を挿入されると、そのまま薬液を注入されるのではないかという恐怖のため、ひッと悲鳴がもれる。
「……も、もう、かんにんして……」
「へへへ、そろそろ薬を入れてやろうか、奥さん」
「やめてッ……許して……どんな、どんなことでもしますから、浣腸だけは……」
浣腸から逃れたい一心で、夏子は我れを忘れて口走っていた。
それを聞いた冷二と五郎はニヤリとした。すぐに浣腸してはおもしろくない。さんざんもてあそんでから浣腸するつもりだった。それだけに、
「どんなことでも、しますから……」
という夏子の言葉を待っていたのだ。
「へへへ、そんなに浣腸がいやなら、やめてやらねえこともねえけどよ。本当にどんなことでもするのか、奥さん」
「ただやめるわけにはいかねえからな、へへへ、チャンスをやるか」
冷二と五郎は意味ありげに言って笑った。
それでも夏子は、すがるように二人を見た。
「お願い……か、浣腸は許して……」
「よしよし、浣腸がいやとなりゃ、へへへ」
冷二が夏子の前へまわってかがみこんだ。いつのまにか冷二は、手に男の肉塊を象ったグロテスクな張型を持っていた。
スイッチを入れると、不気味な音とともにうねり、振動をはじめた。
「…………」
見せつけられて夏子は息がとまった。なにに使うものかは、その形を見ればわかった。
「浣腸の代わりにこいつでオマ×コいじめられてえか、奥さん。こいつを咥えこめば、どんな女もヒイヒイ泣くぜ」
「それとも浣腸のほうがいいか。奥さんに決めさせてやるぜ、へへへ」
前と後ろで冷二と五郎がニヤニヤと笑った。
「どっちにするんだ?」
「……いやッ……ど、どちらも、いやッ」
夏子は激しくかぶりを振った。声を出すのがやっとだ。
「尻の穴かオマ×コか、どっちか選ばなきゃこのまま浣腸するぜ」
と、五郎が深く埋めこんだままの嘴管でさらにえぐりこめば、
「選ばないとなりゃ、こっちだってオマ×コにぶちこむぞ、奥さん」
冷二も張型の振動で夏子の茂みをかき混ぜるようにする。
「いやあッ、そんなこと、いやッ」
夏子は激しい狼狽を見せて、裸身を打ち振った。このまま前と後ろから責められたらと思うだけで、気が遠くなる。
「奥さん、どっちにするかはっきりしな」
「どっちも、いやですッ」
「それじゃ仕方ねえな、選ばねえんだから浣腸も張型もってことになるぜ」
「いやッ、それだけは絶対にいやですッ」
「じゃ、選びな。これが最後のチャンスだ」
冷二と五郎は夏子の激しい狼狽をおもしろがり、嘴管で肛門をこねくりまわし、張型を媚肉の割れ目に沿って這わせる。
「ああッ、やめて、やめてッ……」
もう夏子には拒む術はなかった。このままでは容赦なく前と後ろから、おぞましいものが入ってくるだろう。
「……か、浣腸だけは、いや……」
そう言うのが、夏子は精いっぱいだった。だが、それでは冷二と五郎は許さない。
「もっとはっきり言えよ、奥さん」
「浣腸の代わりに夏子のオマ×コをいじめて、と言うんだよ」
夏子は弱々しくかぶりを振った。
「……そ、そんな、恥ずかしいこと……ああ、言えません……」
「言えなきゃ浣腸と張型と両方だぜ」
「……ああ、夏子……夏子の……」
火を噴かんばかりになって、夏子はワナワナと唇をふるわせた。
「……夏子の……オ、オマ×コを、いじめてください……」
泣き声であえぎあえぎ言った夏子は、もうすべての誇りをむしり取られたように、女の哀しさを露わにしてわあっと泣いた。
それをニヤニヤと見ながら、冷二はゆっくりと夏子の媚肉を張型の先でいじりだした。
「へへへ、希望はオマ×コか。よしよし、こってり可愛がってやるからな、奥さん」
「ああ、いやッ……そ、そんなもの、使わないで……」
「ふざけるんじゃねえ。オマ×コをいじめてと言ったばかりだろう」
冷二は指で夏子の媚肉の合わせ目を押し開いて、秘められたピンクの肉襞に、くねり振動するものを這わせた。
その頂点の表皮を剥いてさらけだした女芯の肉芽にも、振動を押し当てて這いずりまわらせる。
「や、やめてッ」
のけぞった喉から悲鳴を噴きあげて、夏子の腰が張型をはじき飛ばさんばかりに躍った。息もできずに脂汗がじっとりと噴きでる。
そして、その間も夏子の肛門は五郎の持つ巨大な浣腸器を深々と突き立てられたままだった。
「自分からオマ×コをいじめて欲しいとおねだりしておきながら、やめてはねえだろ、奥さん。気分出さねえか」
後ろから五郎が意地悪く言う。
「ああ……かんにんして……」
「かんにんしねえよ。ほれ、浣腸もされてえのか。冷二に甘えてみな」
「あ、ああ……いや……」
夏子は黒髪を振りたてて泣いた。
だが、あまりに異常ないたぶりが、夏子の感覚をも異常にするのだろうか。夏子の泣き声がすすり泣くようなあえぎに変わり、腰の動きが急速に力を失っていく。
張型でいびられる女芯は、血を噴かんばかりに充血してとがり、肉襞も匂うように色づいてジクジクと蜜を滲ませだした。
「ああ……たまらない、ああ……な、なんとかして……」
こんなふうに嬲られるくらいなら、ひと思いにもてあそばれたほうがましだ、と夏子は思った。
「……ねえ、ねえ、もっといじめて……あ、ああ……」
もうあらがう気力も萎え、夏子は五郎の強要する言葉を口にして、裸身をうねらせた。
「へへへ、こいつをオマ×コに咥えこみたいのか、奥さん」
夏子はガクガクとうなずいた。
冷二と五郎は顔を見合わせてニヤリと笑った。すべてが計画通りで、夏子がそれに追いこまれていくのが愉快でならない。
冷二がやおら張型を夏子の媚肉に沈めはじめた。ジワジワと分け入らせていく。
「ぐんと深く入れてやるからよ、奥さん」
「あ、あ……ああッ……」
夏子の媚肉はもうしとどに濡れているのに、引き裂かれるようだ。異物を挿入される嫌悪感と、その振動とうねりとが、おぞましさをふくれあがらせた。
「あ……うむ……怖いッ……」
引き裂かれる感覚が、肉襞を巻きこむようにして入ってくる。夏子はのけぞったままうめき、あえぎ、そして泣いた。
そのくせ快美の疼きが身体の芯を走り、まるで受け入れようとするみたいに腰がうねった。
張型の先端が子宮口に達し、淫らな振動とうねりが子宮にまで届いた。
「あ、あうッ……あああ……」
「へへへ、グイグイ締めつけやがって、そんなにいいのか、奥さん」
冷二の手にも夏子の身体の芯が収縮し、張型に肉襞がからみついてくるのが、はっきりとわかった。
夫との愛の営みで培われた人妻の成熟した性が、こんな仕打ちに耐えられるはずもなかった。肉がいつしか張型をむさぼるような動きを見せて、ジクジクと蜜を溢れさせる。
「こんなッ……ああ、こんなことって……」
夏子は自分の身体の成りゆきが信じられない。
恐ろしくおぞましいはずなのに、そして異物でもてあそばれているというのに、身体が張型の送りこんでくる肉の快美に巻きこまれていく。それはこれまで経験したこともない強烈な快感だった。
とくに肛門の嘴管と粘膜一枚へだてて張型がこすれると、夏子は快美の電流に胴ぶるいしつつ、あられもなく声が出るのを抑えられなかった。
「も、もう、かんにんして……あああ……」
「さすがに人妻だな、奥さん。ずいぶんと敏感じゃねえか。ほれ……ほれ……」
「あ、ああッ……ああッ……」
たちまち夏子はめくるめく官能に翻弄される。
乱れ髪が汗で頬にへばりつき、小鼻をヒクヒクとさせて、つつしみもなにも忘れたような愉悦の表情が色っぽい。
「気分が出てきたな、奥さん。こいつをアメリカにいる亭主だと思って、たっぷりと楽しみな、へへへ」
「そのうちに亭主なんかより、ずっとよくなるぜ。なにしろ疲れ知らずだからよ」
冷二と五郎は意地悪くからかうのだが、夏子はそれさえ聞こえない。夫がアメリカへ出張してからの一人寝で、内にこもった女の性がドッと堰を切ったようだ。
「ああ、もう……もう……」
夏子は恐ろしさもおぞましさも忘れて、ふくれあがる肉の快美の渦に巻きこまれ、官能の絶頂へ向けて追いあげられていく。
ほとんど苦悶に近い恍惚の表情をさらして、夏子の身悶えが一段と露わになった。身体中に小さなふるえが走りはじめた。
「ああッ、もう、許して……」
「イクのか、奥さん。やけに早いな」
「ああ……ああッ……」
返事をする余裕もなく、夏子は両脚を突っぱらせてのけぞった。
その時を待っていたように、五郎がニンマリと笑うと、浣腸器のシリンダーをゆっくりと押しはじめた。
巨大なガラス筒の薬液が泡立つように渦巻いて、ドクドクと夏子のなかへ流入していく。それとともに前方の張型の動きも速くなった。
「ほれ、気をやれ、へへへ」
「イク時はちゃんと言うんだぜ、奥さん」
二人がそう言う間にも、夏子は昇りつめる風情だった。
「ひッ、ひいーッ」
夏子はのけぞりっぱなしで喉を絞り、総身を激しく収縮させつつ痙攣を走らせた。
「い、イキますッ」
絶息せんばかりに叫んで、夏子は張型と嘴管をキリキリ食いしめ、絞りたてた。
4
夏子はグッタリと縄目に裸身をあずけたまま、汗に光る乳房から下腹をあえぎ波打たせていた。両目を閉じ、唇を半開きにしてなかば失神した様子である。
「へへへ、とうとう気をやりやがったぜ。敏感な身体しやがって」
「ムチムチした身体といい、悶えようといい、イキッぷりも見事なもんだ、へへへ」
冷二と五郎は満足げに笑った。
張型はまだ深々と咥えこませたままだったが、もうバイブレーターのスイッチは切られていた。
だが、肛門に突き立てられた嘴管のほうは、ジワジワとシリンダーを押しこまれて、薬液を注入されつづけた。
「う……ああ……」
夏子は弱々しく声をあげて、顔を右に左にと揺らした。浣腸されていることに気づいていないみたいだ。
「あ、あ……」
冷たい薬液が腸へ流入してくるおぞましい感覚に、夏子はうつろに目を開き、ハッと顔をあげた。そして、一瞬のうちになにをされているのかを悟った。
「いやあッ、な、なにをするのッ」
「へへへ、浣腸に決まってんだろ。ほれ、ほれ、入っていくのがわかるだろうが」
「そんなッ……約束がちがいますッ、いや、いやあッ」
夏子の裸身が嫌悪をいっぱいに表わして、ひいッとのけぞりかえった。
「やめて、やめてくださいッ……卑劣だわッ」
「気持ちよさそうにしてたじゃねえか。今さら騒ぐなんておかしいぜ、奥さん」
「ああ、約束がちがうッ……いや、浣腸なんて、いや、いやですッ」
もはや流入をとめる術もなく、夏子は羞恥と汚辱で気が遠くなりかけた。
五郎はわざと区切って注入した。嘴管で夏子の肛門をこねくりまわしつつ、ピュッ、ピュッと少量ずつ射精みたいに注いでいく。
「あ、ああッ、こんなの、いやッ」
夏子は昂った声を張りあげて、両脚を揺さぶり、双臀をのたうたせる。
ピュッと入ってくる感覚のおぞましさを、いったいなににたとえればいいのか。無限に男の精を浴びせられているようであり、腸の隅々までもてあそばれるようでもある。
「い、いやあ……」
ひとりでに身体中がふるえ、歯がカチカチと鳴った。汗に光る肌に、さらにじっとりと脂汗が滲みでた。
「いや、いやよ……入れないで……」
「へへへ、じっくりと味わうんだ、奥さん」
「やめて……かんにんしてッ、やめて……」
「どうすりゃやめてくれるか、さっき教えたはずだぜ」
前で冷二が張型には手を触れないままに言った。
五郎がシリンダーを押して薬液を注入するたびに、張型を咥えこんだ媚肉がヒクヒク蠢くのが生々しい。冷二の目がいやらしく細くなった。
「やめて、浣腸はいやッ……ああ、前を……いじめて……」
夏子が耐えきれずに言った。ジワッとふくれあがってくる便意が、夏子に恐怖を呼び起こす。
「へへへ、前ってどこのことだ、奥さん」
冷二は意地悪くとぼけた。
「……な、夏子の……オマ×コを、いじめて……もっと、いじめて……」
夏子は泣きながら言った。それがどんなに浅ましい言葉でも、浣腸をやめさせるにはそう言うしかなかった。
「へへへ、気をやったばかりだってのに、欲張りなオマ×コだな」
冷二はせせら笑って、再び張型に手をのばすと、ゆっくりとあやつりだす。
だが、それでも五郎は浣腸器のシリンダーを押す手をとめようとはしなかった。射精のように区切って入ってくる薬液と、女の最奥をこねまわす張型の振動とうねりに、夏子は脂汗を絞りだしつつ泣きわめいた。
「や、やめてッ……ああッ、ま、前だけにしてッ……変になっちゃうわッ……」
のけぞったまま腰をガクガクふるわせて、夏子は悲痛に哀願した。その声もたちまちひきつるような声に変わって、夏子を官能の炎にくるんでいく。
「へへへ、こんなに気持ちよさそうに腰を振ってるんだから、なにも浣腸をやめることはねえやな、奥さん」
からかわれても反発する気力もなく、ひいひい喉を絞って、夏子は泣くばかりだ。腰だけでなく内臓まで火のようになって、灼けただれる。
それは汚辱感にジワジワふくれあがる便意の苦痛とない交ぜになった、昏迷の妖しい愉悦だ。
(あ、ああ……たまんないッ……)
これまで夏子が一度として経験したことのない、得体の知れぬ強烈な肉の快美だった。夏子は我れを忘れた。
「かんにんしてッ……いいッ、あああ……」
「その調子だ。オマ×コだけでなく尻の穴も責められると、ズンといいだろうが」
五郎は短く区切って注入していく薬液の量をしだいに多くしはじめた。おもしろいようにドンドン入っていく。
五十CCほども一気に注入してやると、それだけで、ひいッ、と今にも昇りつめそうになった。
「まったくいい声で泣くじゃねえか、奥さん。今度も思いっきり気をやるんだぜ」
冷二のほうは夏子の媚肉の張型を巧みにあやつりつつ、もう一方の手で赤く充血して屹立している女芯の肉芽をいじくりまわし、乳房にも手をのばした。
そんな仕打ちに、成熟した夏子の人妻の性がこらえられるわけがなかった。
「ああ、いいッ……ああうッ、あうッ」
夏子はなす術もなく、あられもないよがり声を放った。ほとんど苦悶に近い表情をさらしているのは、それだけ快感も大きいということだろう。
「へへへ、太いのをオマ×コに深く入れてくれるから気持ちいい、と言ってみな」
冷二はわざと張型を引きあげる動きを見せて、夏子に言った。
「いやッ、やめないでッ……言いますッ」
夏子は離すまいとするように腰をせりだして、声をひきつらせた。
「ふ、太いのを、オマ×コに深く入れてくれるから……夏子、気持ちいいッ……」
「浣腸してくれるからってのも忘れるな、奥さんよう」
「……か、浣腸してくれるから……気持ちいい……夏子、いいッ……」
夏子はもう自分でもなにを言っているか、わからない。
冷二と五郎に追いこまれて恍惚となる。それだけ身体の感受性が豊かということだ。
「ああ、いいッ……たまんないッ……あ、あ、も、もう駄目ッ……」
ひときわ生々しく叫んだと思うと、夏子の腰がガクガクと跳ねあがった。
「ひッ……ひいッ、イクッ」
激しくのけぞって、夏子は突っぱらせた裸身に痙攣を走らせ、身体の芯を恐ろしいまでに収縮させた。
それでも、冷二と五郎は夏子を責めるのをやめようとはしなかった。
「……か、かんにんして、もう……」
グッタリする余裕すら与えられず、夏子は再び追いあげられていく。
「まだだ。浣腸の薬が残ってるからな」
「それに奥さんの気のやりようを、もう一度見たいしよ、へへへ」
冷二と五郎は意地悪く言った。
夏子は声もなくかぶりを振った。それをあざ笑うように、官能の炎が再び燃えあがらされる。一度昇りつめた絶頂が、そのまま維持させられるようだった。
「あ、あ、死んじゃう……また、また……」
そう叫ぶうちにも、絶頂の大波がドッと押し寄せてきた。
「ああ、イクッ……」
夏子は総身を激しく痙攣させながら、意識がスーッと恍惚のなかへ吸いこまれた。
「まだ気を失うのは早いぜ、奥さん」
しっかりしろ、と五郎は嘴管で夏子の肛門を突きあげつつ、グイグイとシリンダーを押しこんだ。
「う、ううむ……」
夏子は失神することすら許されず、急激にふくれあがる便意の苦痛にうめいた。その苦痛に、官能の余韻さえ呑みこまれていく。
張型の振動もうねりもとまったことで、いっそう便意を意識させられた。
「うう、も、もう、かんにんして……」
「あと少しだ、我慢しろ、へへへ」
「うむ……く、苦しい……」
夏子は息も絶えだえにあえいだ。腹部がグルグル鳴って、腰が片時もじっとしていられないようにふるえだす。
脂汗が玉となって、ふるえる肌をツーッとすべり落ちた。今にもほとばしりそうな便意を必死に押しとどめるのがやっとで、夏子はギリギリ歯を噛みしばった。
「あ、あ……もう、入れないで……」
「あと三百CCだ。ほれ、ほうれ、全部呑むんだ、奥さん」
「うむ、ううむ……た、たまらないッ」
「たいした尻だぜ。初めての浣腸で三千CCを漏らさず呑んじまうんだからな」
感嘆の声をあげて、五郎はシリンダーを底まで押しきった。ヤクザの李の話では、初めての女の場合は五百CCも保てばいいというから、驚異的といえた。
夏子の汗まみれの裸身が、ブルルッとふるえたかと思うと、
「お、おトイレに行かせてッ、ああッ、早く縄を解いてッ」
と、ひきつった声で叫んだ。
もう片時も耐えられない。夏子の美貌は襲いかかる便意に眦をひきつらせ、唇をワナワナふるわせていた。
「心配するなよ、奥さん。俺たちがウンチの世話までしてやるからよ、フフフ」
五郎がどこからさがしてきたのか、子供の広美が使っていたオマルを夏子に見せた。
ひッと息を呑んだ。やはりこの男たちは排泄行為を見る気でいる。
「い、いやッ、そんなひどいこと……狂ってるわ、いやよ、いやッ」
「奥さんがどんなふうにウンチをするか、じっくり見せてもらうぜ」
「そんなッ……いや、ああ、助けてッ……も、もう我慢できないッ」
夏子は泣きながら腰をよじった。目の前が暗くなった。耐え得る限界に迫った便意にジリジリと灼かれた。
いくら気力を振り絞っても駄目だった。夏子は肛門の痙攣を自覚した。
「だ、駄目ッ……あ、ああッ……」
必死にすぼめる肛門が、まるで花の蕾がふくらむように内から盛りあがったかと思うと、次の瞬間にドッとほとばしらせた。
「あッ、ああッ……見ないでッ、見てはいや、いやですッ」
号泣が夏子の喉をかきむしった。
調教 浣腸と口唇奉仕の競演
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