人妻肛虐調教週間 (結城 彩雨 [彩雨, 結城]) 1 ~ 2 (1/5)
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人妻肛虐調教週間
結城彩雨
調教 人妻を揺るがす陥穽
調教 慰謝料は肉体に代えて
調教 菊蕾より毒液注入
調教 浣腸と口唇奉仕の競演
調教 車内は格好の密室
調教 異郷への緊縛旅行
調教 衆人環視の肛姦劇
調教 抜けられぬ生き地獄
調教 人妻を揺るがす陥穽
1
冷二と五郎は、駐車場に黄色のフォルクスワーゲンが停まっているのを確かめてから、ラブホテルに入った。
三枝子は頬に悲哀の翳りを滲ませて、深くうなだれ、ソファに腰をおろしていた。綺麗にセットされた黒髪、上品で落ち着いた感じの紺色のツーピース、そしてくっきりとした顔立ちの美貌が目を引く。
冷二と五郎が部屋へ入ってくるのに気づくと、三枝子は血の気の引いた美貌をハッと強張らせた。
「へへへ、よしよし、ちゃんと来てたな、奥さんよ」
「残りの金、持ってきたんだろうな」
冷二と五郎はニヤニヤと笑いながら、三枝子の左右へにじり寄った。高価な香水の匂いが二人の鼻孔をくすぐる。
三枝子は小さくうなずいて、ハンドバッグから紙包みを取りだし、テーブルの上へ置いた。
五郎が紙包みを開いて、一万円の札束を指先を舐めては数えていく。
「へへへ、たしかに百万円、もらったぜ」
「よし、前二回分と合わせて三百万。これで示談成立ってわけだな、奥さん」
そう言って顔いっぱいに喜色を浮かべて二人は笑った。
冷二と五郎は、いわゆる当たり屋を仕事としていた。ガソリンスタンドで店員をしながら女性ドライバーを物色し、五郎が後ろから車であおって女性の車を冷二のバイクにぶつけさせ、事故の示談金をせしめるという手口である。
そして好色な冷二と五郎は、女の身体も見逃さなかった。金を受け取るたびに、慰謝料と称していやがる女を思う存分にもてあそんできた。
三枝子もすでに二回、肉の関係を強要されていた。
「こ、これでなにもなかったことにしてくれる約束でしたわね……もう、二度と私につきまとわないでください」
そう言って立ちあがろうとする三枝子の手首を、冷二がつかんだ。ニヤニヤと舐めるように三枝子の身体の曲線を見る。
「まだ最後のお楽しみが残ってるぜ。そいつが終わるまでは帰さねえよ」
「そ、そんな……あなたたちはまだ私をいたぶる気なのですか」
「へへへ、奥さんの身体を楽しむのも、示談金のうちだぜ」
五郎が荒縄を取りだして、ビシビシとしごいてみせた。
それに気づいた三枝子はハッと身体を固くして、ワナワナと唇をふるわせた。縛られてしまえばどうなるか、すでにいやというほど思い知らされている。その時の気も狂わんばかりの羞恥と屈辱、にもかかわらず、その底から湧きあがるしびれるような快美感……今日もまた、あの嗜虐的な方法で嬲られるのかと思うと、三枝子は気が遠くなる。
「いやッ、も、もう、いやですッ」
思わず逃げようとするのを冷二に抱きすくめられて、円型ベッドのほうへ引きずられた。
「いやですッ、離してッ」
「どうしたってんだ。この前は俺たちに抱かれてヒイヒイよがったくせして、今さら気どるんじゃねえよ、奥さん」
「今日で最後だからな、へへへ、これまで以上にたっぷりと、腰が抜けるまで可愛がってやるぜ」
冷二と五郎は服の上からたっぷりと熟した人妻の肉の感触を味わい、そのあらがいを楽しみつつ、三枝子の上衣を脱がせてスカートのジッパーをおろした。スカートが足もとへすべり落ちた。
二人がかりでは、その手を払いのける余裕もない。たちまちブラジャーをむしり取られ、熟れた白桃みたいな乳房がプルンと剥きだしになる。
「パンティも脱がせて思いっきりして、と言えよ、奥さん、へへへ」
「そのつもりでラブホテルに来たんだろうが。こんな色っぽいパンティを穿いてよ」
冷二と五郎はからかいつつ、三枝子の両腕を背中へ捻じりあげて、手首を縄で縛りあげる。乳房の上下にも縄をまわし、キリキリと締めあげた。
そのたびに妖しく揺れる乳房がたまらず、冷二は早くも手をのばして揉みしだいた。付け根から絞りこむようにしてタプタプ揉みつつ、乳首を指先でつまんでしごく。
その間に五郎はパンストを脱がせ、パンティの上から三枝子の双臀や前の小高い丘を撫でまわした。茂みのシャリシャリした感触と、ムチッとした双臀の肉づきが欲情をそそった。
「いやッ、いやッ……かんにんしてッ、もう変なことは、いやあ……」
三枝子は冷二と五郎の腕のなかでもがき、泣きだした。なにに怯えているのか、おぞましい嗜虐的ないたぶりか、それともそれが気も狂うほどの肉の快美を呼ぶことか。
「最後ぐらい甘えてみせたらどうなんだよ、奥さん。本当はうれしいくせに気どるなよ」
「いや、変態的なことはいやです……許してッ……」
「俺たちは奥さんに変態がしてえんだ、へへへ、奥さんには変態がよく似合うからな」
五郎は三枝子のパンティのゴムに手をかけると、双臀のほうからクルリと剥きおろした。そのままパンティを一気に足首のところまでずりさげる。
三枝子は絶望の泣き声をあげた。
「いやあッ……」
「泣くのはまだ早いぜ、へへへ、今にいやでもうんと泣いてもらうことになるからよ」
五郎はせせら笑って三枝子の裸の双臀をパシッと張ると、パンティを爪先から抜き取った。
白くまばゆい三枝子の裸身。人妻らしい肉づきが、妖しい色香にムンムンと匂う。すでに二回、たっぷりと楽しんだ女体だったが、まるで初めてのように目を奪われ、そそられた。
欲情のおもむくままに三枝子を円型ベッドの上に押し倒して、左右から足首をつかんで割り開きにかかる。
「いや、いやあッ」
三枝子は悲鳴をあげて泣き叫び、激しくかぶりを振った。
「おとなしく抱かれますからッ……いや、変態はかんにんしてッ」
「いい加減におとなしくしねえか」
いきなり冷二の平手打ちが、三枝子の頬をバシッと張った。
それで三枝子の抵抗は終わりだった。ああっとのけぞって、あとはガックリと力が抜けて、シクシクとすすり泣くだけだ。もう観念しきっていた。
そんな格好にされて覗かれるのが三枝子をいっそう昂らせるのか、乳首をツンととがらせ、とめどもなく媚肉はジクジク蜜を滲ませていた。
「へへへ、さてと、なにからはじめるかな。奥さん、リクエストはあるかい」
「…………」
五郎は持ってきたカバンのなかから、責め具を取りだしてはひとつひとつ三枝子に見せつけるように並べていく。
グロテスクな張型に媚薬クリームと膣拡張器、ロウソクに鞭などの、どれも女を責めるためのいやらしい性具ばかり。
そんなものを使ってまた狂わされるのかと思うと、三枝子は首筋まで真っ赤になって泣き声を高めた。
「そんな……そんなもの、使わないで……ああ、変態はいやです……」
泣きながら哀願しても、冷二と五郎は欲情の笑いをこぼすだけだった。冷二は張型を、五郎はロウソクを取りあげ、ニヤニヤと三枝子にまとわりついていく。
ロウソクの炎がゆらゆらと揺らめき、熱いロウ涙が豊満な乳房へ垂らされる。
「熱いッ、ああッ、熱ッ……ひッ、ひいッ」
三枝子はビクンとのけぞって、狂ったようにかぶりを振り、裸身をブルブルふるわせた。
「やめてッ……ひッ、ひッ、熱いッ……」
「へへへ、待ってな、奥さん。すぐにズンとよくしてやるからよ」
冷二は張型にたっぷりと媚薬クリームを塗りつけると、三枝子の内腿に這わせた。ゆっくりと這いあがらせ、次にはフルフルと繊毛が揺れる小高い丘をグリグリと小突いてこねまわす。
三枝子は悲鳴をあげ、うめき、泣きながら悶え狂った。
「ほれ、泣いてばかりいねえで、張型をオマ×コに入れて欲しい、とおねだりしねえかよ、奥さん」
五郎が笑いながら三枝子の乳房や下腹の上でロウソクを傾け、熱ロウを垂らす。
「許して……ああッ、かんにんしてッ……」
「オマ×コをヒクヒクさせやがって、へへへ、さっさとおねだりしねえかよ、奥さん」
「いやッ……ひッ、ひッ……」
三枝子は狂おしく黒髪を振りたくり、熱ロウの垂れる乳房や下腹を弾ませ、張型の這う太腿や腰をうねらせた。そして耐えきれないというように、泣きながら口を開いた。
「……して、してください……」
「はっきり言え、奥さん」
「それを……それを三枝子の……オ、オマ×コに入れてください……」
そう言って泣く三枝子は、もうさっきまでの上品な人妻とは別人だった。三枝子は何度も言わされた。
ニンマリとした冷二が、二度三度と媚肉の合わせ目のひろがりに沿って張型の先を這わせてから、ジワジワと分け入らせた。
「ほれ、うんと深く入れてやるぜ、へへへ」
「あっ……あ、うむ……」
三枝子はキリキリと唇を噛みしばって、大きくのけぞった。
冷二は深く奥の底まで張型を埋めこんだ。柔らかくとろけた肉が揺れるたびにビクッ、ビクンと収縮して、張型を食いしめた。
「かんにんして……た、たまんないッ……」
「たまらねえか。そいつはいいや、へへへ」
と冷二が笑えば、五郎はズボンを脱いでビンビンに屹立した肉棒をつかみだし、
「もっとたまらなくしてやるよ、奥さん。ほれ、俺のをしっかりしゃぶりな」
ロウソクの炎を揺らしながら五郎は三枝子の頭のほうへまわり、両腕でまたぐようにして若くたくましい肉棒を、グイッと三枝子の口のなかへ押しこんだ。
「あ……むむう……」
三枝子は顎を突きあげ、背筋をそりかえらせて、ガクガク腰を跳ねあげた。
それをニヤニヤ見つめつつ、冷二もまたゆっくりと張型をあやつりはじめた。
2
これで最後だと、思う存分に三枝子の身体をむさぼった冷二と五郎だった。すでにラブホテルに入って五時間近くになろうとしていた。
「これで最後だと思うと、手放すのが惜しい気がするぜ」
「欲を出すな。金もいただいたし、これだけ楽しめば充分だぜ」
「へへへ、俺たちで独占しちゃバチが当たるかもな。ここらが引き時ってわけか」
冷二と五郎は万札を山分けしながら、ニンマリと笑った。
確かに三枝子は手放すのが惜しい女だったが、かといってこのままダラダラとつきまとうわけにもいかない。
その三枝子は汗びっしょりの裸身を、グッタリと死んだようにベッドに沈め、身動きひとつしなかった。白目を剥き、口の端からは泡さえ噴いて完全に気を失っていた。
身体中につけられたキスマークや鞭の痕、白くこびりついたロウ、そしてそこらにころがっている張型や膣拡張器は、まだ湯気をたてんばかりにヌラヌラと光っていた。
開ききった股間は、赤く開いた媚肉からトロトロとおびただしい白濁の精をしたたらせている。それらが三枝子に加えられた責めの激しさを物語っていた。
「孕むかもしれねえな、この様子じゃ」
「知ったことかよ、へへへ」
冷二と五郎はゲラゲラと笑って、うまそうにビールをあおった。渇いた喉に冷たいビールが心地よく滲みわたる。
「いい気なもんだぜ。これからヤクザに売られるとも知らねえで、オマ×コ丸出しでのびてやがる、へへへ」
「目を覚ますとやっかいだからな。早いとこ用をすませるか」
冷二は受話器に手をのばし、ダイヤルをまわした。
かけるのは瀬川組の李組員のところである。李は冷二と五郎の勤めるガソリンスタンドの常連客で、それが縁でマージャン賭博に誘われるようになって親しくなった。
そして李が売春組織に関わっていることを知ると、冷二と五郎はいつしか当たり屋の仕事でものにした美女を、李に売り飛ばすようになった。
十五分もしないうちに、李が若い者二人とやってきた。パンチパーマの頭にサングラスをかけ、さすがに組員とあって冷二や五郎みたいなチンピラよりずっと凄みがあった。
頬に十センチほどの刃物による傷痕がある。その迫力に押され、冷二と五郎は思わず愛想笑いをして、
「へへへ、どうも、李さん」
と、ペコペコと頭をさげてしまう。
「例の人妻ってのは、その女か」
李は三枝子に近づくと黒髪をつかんで顔をあげさせ、覗きこんだ。
グッタリと意識のない三枝子を、その美貌から乳房や双臀の形と肉づき、肌の状態、そして股間や媚肉や肛門までじっくりと覗き、まさぐって、値踏みしていく。
「肌の張りも肉づきもいいようですぜ。そのうえ、すげえべっぴんだ」
「肝心のオマ×コもなかなかですぜ。こりゃ尻の穴はまだバージンらしい」
李を手伝う若い者二人がボソボソとそんなことを言った。
「どうです、李さん」
冷二が聞いたがすぐに返事はない。
三枝子を表にしたり裏にしたり、太腿を開かせたりと念入りに調べている。
「フフフ、なかなかの上玉だ。二百万ってところかな」
李はようやく冷二を見て言った。
「そりゃないですよ、李さん。なんたってシロウトの奥さんですぜ。もっと値をあげてもらわなくちゃ」
冷二は不満そうに言った。
「二百五十でどうだ、冷二」
「もうひと声、頼みますよ」
「フフフ、商売がうまくなりやがったな。よし、三百万で手を打とう」
李は内ポケットから札束を取りだし、三百万円を冷二の前へ放り投げた。
冷二と五郎はペコペコしながら、札束を拾った。
「フフフ、金が入ったんだからマージャン賭博でもしにきな、冷二」
「そのうちに遊ばせてもらいます、へへへ」
「待ってるぜ」
李は冷二と五郎が部屋を出ていくと、若い者二人に手伝わせて、三枝子を再び縄で後ろ手に縛り直した。ギリギリと縄目が肉に食いこむきつい縛りである。
「う、ううッ……」
低くうめいて、三枝子は右に左にと頭をグラグラさせた。意識が戻る様子である。
そして三枝子はうつろに目を開いた。見知らぬ男が三人、笑っている。ひと目でヤクザとわかる連中で、冷二や五郎よりもずっと凄みがあった。
三枝子はハッとして、
「誰なの……あなたたちは、誰なんですか」
あわてて冷二と五郎の姿をさがし求めたが、二人はもういなかった。
李はなにも言わず、三枝子を後ろ手に縛って、さらに肩から前へおろして胸縄を縦に絞った長い縄尻に、結び目のこぶを二つつくっていた。
なにをするのか……と思う余裕さえ与えられず、縄尻が太腿の間を通って後ろへまわされた。股間と臀丘の谷間に縄目が激しく食いこんで、グイグイと絞りあげられた。
「そんなッ……いや、いやですッ、やめてッ」
三枝子は激しく狼狽した。冷二と五郎にさんざんもてあそばれた身体だったが、股縄は初めてだった。
「ひッ、ひッ……い、いやあ……」
腰をよじることも、両脚をバタつかせることもできないおぞましさ。股間から背筋を貫いて、脳天へと電気が走る。
李は後ろへまわした縄尻を容赦なく絞りあげて、三枝子の後ろ手につないだ。
つづいて若いヤクザの二人が、すばやく三枝子をあお向けにひっくりかえし、左右から両脚を押しひろげた。
李が股間の縄目の食いこみようを覗き、結び目の二つのコブがそれぞれきちんと女芯と肛門に当たるようにする。
「ああ、いやあ……こんなの、いやですッ」
いくら泣き声をあげても、男たちはニヤニヤするばかりだった。なにも言わないのが、かえって不気味だった。
「かんにんして……ああ、取ってください」
少しでも腰をよじると、繊細な媚肉に縄目が食いこみ、縄コブが女芯と肛門とを容赦なく刺激した。股間が火にあぶられるみたいだった。
「い、いやあ……」
泣き叫ぶ三枝子の口に手拭いの猿轡が噛まされ、両脚も足首を合わせて縛られた。
「フフフ、少しの間おとなしくしてるんだぜ、奥さん」
「うむ、うむむッ」
なにか底知れぬ恐怖を感じて、三枝子は泣き叫んだ。だが、それはくぐもったうめき声にしかならなかった。
三枝子は次の瞬間、目の前が真っ暗になった。麻袋を頭から足もとまですっぽりとかぶされたのだ。
そのまま若いヤクザ二人にかつぎあげられ、部屋から運びだされる。
李は駐車場に肉運搬車を持ってきており、それに三枝子を入れた麻袋を乗せた。
どこへ連れていかれるのか、いや、自分の身になにが起こったのかすら三枝子には、まだわからない。ただ闇のなかで恐怖にふるえ、涙を流すばかりだった。
(ああ、あの人たちは誰なの……私をどうするつもりなの……あなた、助けて……)
三枝子は胸の内で何度も叫んでは、夫の面影を脳裡に求めた。
三十分も車に揺られただろうか。やがて車が停まり、麻袋に入れられたまま降ろされてどこかへ連れこまれた。
船の汽笛が聞こえたが、それも階段らしきものを降り、鉄の扉が閉まる音とともに聞こえなくなった。
ドサッとおろされた。
「おめえらはもういい」
李の低くドスのきいた声が聞こえた。
「わかってるな。女の車をちゃんと始末しとけよ」
「へい、誤って海に落ちたように細工しておけばいいんですね、李の兄貴」
そう言って二人の若い者が遠ざかっていく。
フフフ……李は低い声で笑って、三枝子を麻袋から出した。
三枝子は六畳ほどの和室へ連れこまれた。窓ひとつなく、寝具が一式敷かれてあった。そして不気味なまでに静かだ。
「う、ううッ」
三枝子は猿轡の下でうめいた。
ここはどこなのか、なにをされるのか……気も遠くなるような不安と恐怖とがふくれあがった。
李は三枝子を見おろしながら、服を脱いで褌を締めただけの裸になった。
肉の締まった体は、背中一面に昇り竜の刺青があった。
「フフフ、奥さん、まず身体を綺麗に洗ってから味見させてもらうぜ」
と、三枝子の猿轡も縄も解こうとはせずに、李は三枝子を軽々と抱きあげて、奥の浴室に入った。湯舟にはすでに湯が満々とたたえられていた。
李は三枝子を抱いたまま湯につかった。ザザーと湯が溢れでる。そのなかで縄に絞られた豊満な乳房が、タプタプと揉みこまれた。
「フフフ、今にも乳が垂れそうな、いいおっぱいしてやがるぜ」
李の乳房をいじりまわす手は、冷二や五郎よりずっと荒かった。
それだけではない。李の手は三枝子の股縄にものびて、湯のなかでグイグイ引き絞られた。
「うむ、ううむッ……」
三枝子はのけぞり、グラグラと頭を揺する。
縄目は容赦なく柔肉に食いこみ、しかも湯を吸って異様な刺激をふくれあがらせた。
李は三枝子の乳首を口に含んで吸い、時にはガキガキと噛みながら、下の股縄にそっと指先を這わせて、縄目とコブがしっかりと食いこんでいるのを感じ取った。コブに指先をあてがい、さらに食いこませるように揉みこんでやる。
「うむっ……ううむッ……」
三枝子は喉を絞りたてた。
「フフフ、どうだ、気持ちいいか、奥さん」
「ううッ、うう……」
三枝子はのけぞったままブルブルと裸身をふるわせた。これまでとはまるでちがって、有無を言わさずに強引に女の性を揺さぶられ、火をつけられていく。
「気分を出せよ。オマ×コをじっとり濡らさねえと、承知しねえぜ、フフフ」
李は三枝子を湯舟からマットの上にあお向けに横たえた。
まず足首の縄を解き、つづいて後ろから股縄を解いて引き剥がしにかかる。
三枝子の肛門に食いこんでいた縄のコブが、つづいて媚肉の合わせ目に埋もれていたコブがはずされた。
剥きだされた三枝子の媚肉と肛門とは、股縄にいじめ抜かれた痕を赤く充血させて、生々しい姿を見せていた。
「フフフ、よしよし、ちゃんとオマ×コをとろけさせてるな」
李は三枝子の両脚を左右の肩にかつぎあげると、膝を乳房に押しつけようとする。
「うむ、うむむッ」
三枝子が腰をよじってもがこうとするのを、かまわず褌からつかみだした肉棒で貫いていく。
「ジタバタするな。俺のはでかいからはじめはつらいかもしれねえが、すぐに馴れる」
「うむむッ……うむッ……」
三枝子は李の巨大さに恐怖した。まるで女の最奥を引き裂かれ、楔でも打ちこまれるみたいだった。
「うんと気分出せよ、奥さん。そうすりゃ、あとで浣腸というおもしろいことをしてやるからな」
李は深くいっぱいに埋めこんだ。
3
一週間がたった。
三枝子のことで警察が動きまわっている気配はない。
結局、東京湾で三枝子の車が発見されたことから、誤って転落して溺死し、死体は潮に流されたとして処理された。
「へへへ、これで俺たちとしても安心だ。やっぱり女はヤーさんに売るのが一番だぜ」
「それにしても、今ごろ三枝子はどうしてるかな、へへへ、ヤクザたちにさぞたっぷりと可愛がられてることだろうぜ」
冷二と五郎はそう言ってニヤニヤと笑った。
この一週間、示談金と称して三枝子からせしめた金と、三枝子を李に売った金で、かなり派手に遊んできた二人である。
久しぶりにマージャン賭博をやってみることにした。
瀬川組が開くマージャン賭博は、バーの二階で行なわれていた。バーに入る時に顔をチェックされ、また二階へあがる時にもチェックされるという厳重さだった。
一晩に数百万円が、時として数千万円の金が動いた。
冷二も五郎も負けた。とくに熱くなる五郎は百数十万もの負けだった。
そこへ李が入ってきた。
「今夜はついてねえようだな、五郎」
サングラスをかけた目で五郎を見て、ニヤリと笑った。
五郎はおもしろくなかった。顔を真っ赤にして頬をひきつらせている。途中で冷二がとめなければ、数百万も負けるまで勝負にはまりこんでいたにちがいない。
「くそ、おもしろくねえ」
「気分晴らしに下のバーで一杯ひっかけていくか、五郎」
と冷二と五郎が部屋を出ようとすると、後ろから李が呼びとめた。
「おい、俺がおごってやるぜ、フフフ、おもしれえ見世物でも見ながら、一杯やろうじゃねえか」
李にそう言われては、冷二も五郎も断ることはできなかった。一階のバーへ降りると李は奥のトイレの横からさらに地下室へ降りた。
薄暗い地下は、中央に円型の舞台があり、それを取り囲むようにして二十人ほどの客が座って酒を飲んでいた。
舞台にはスポットライトが当てられ、白い女体が見えてなにやら淫らなショウが行なわれていた。こんなところがあるなど、冷二も五郎もまったく知らなかった。
「あ、あの女、三枝子じゃねえか」
冷二が思わず言った。
一糸まとわぬ裸身を舞台の上で四つん這いにし、シクシクとすすり泣いている女は、多少やつれはしたものの、まぎれもなく三枝子だった。
「フフフ、おめえらにも三枝子がどんなことをさせられてるか、一度見せてやろうと思ってな」
李はニンマリと笑った。
冷二と五郎は舞台の三枝子に目が釘づけになったまま、しばし声も出なかった。
三枝子の手首と足首はそれぞれ床の鎖で固定され、艶やかな黒髪と汗にヌラヌラと光る乳房や双臀が妖美にうねっている。
人妻の色気がムンムンと匂う。その成熟美と官能美に磨きがかかったみたいだった。全体としてやつれた感じがあったが、乳房や双臀はかえって肉づきがよくなった気さえした。
「ああ……たまんない……あむ、あん……」
三枝子はかぶりを振りながら泣いた。いやがっているというよりは、甘ったれてすねるような泣き声だ。
そしてなによりも一番冷二と五郎を驚かしたのは、三枝子が浣腸されているということだった。体中に刺青をしたヤクザが褌ひとつの姿で三枝子の後ろに膝をつき、一升瓶ほどもある巨大な浣腸器を三枝子の肛門に突き立てて、ゆっくりと薬液を注入していたのである。
「フフフ、おもしれえだろ。浣腸肛門責めショウだぜ」
李が得意げに言うと、冷二と五郎は三枝子から目をそらさずにうなずいた。
三枝子はキリキリと唇を噛んでのけぞり、汗にじっと光る双臀をブルブルとふるわせた。
「あ……許して、あむ……」
ドクドクと入ってくる感覚に、三枝子はひッ、ひッと喉を絞った。そしてシリンダーが押されるたびに、嘴管を咥えこんだ三枝子の肛門が、ヒクッ、ヒクッと怯えるようにすくんだ。
男は客たちにじっくり見せるため、わざとゆっくり、少量ずつ区切って注入した。
「どうだ、奥さん。浣腸される気分は、へへへ、気持ちいいんだろ」
「……ああ……ま、まるで、男の方に犯されているようですわ……たまらない……」
「それでこんなに尻を振ってるのか」
三枝子が少しでも黙っていると、男は容赦なく嘴管でグリグリえぐって、ドッと注入する。
「ああッ、いやあ……いいッ、気持ちいいです……浣腸してくれるから、三枝子、とってもいいわ」
三枝子は泣きながら言った。それがヤクザに教えこまれた演技とわかっていても、見る者にはたまらない色気だった。
本当はいやでならないというのがわかるだけに、そしてヤクザの食いものにされる人妻の哀しさが滲みでているだけに、かえって妖しい色気を感じさせる。
「……お願い……は、早く、すませて」
「へへへ、催促か、奥さん」
男はからかいながら、指先で三枝子の最奥をまさぐってみせた。
「あ、ああ……そんな……」
「気持ちいいと言うだけあって、もうオマ×コがビチョビチョじゃねえか」
男は指先で三枝子の媚肉の合わせ目を押し開いて、客の目にさらした。
嘴管をぴっちり咥えこんだわずか下方に、はっきりと剥きだされた媚肉は、しとどの蜜のなかに赤く充血した肉襞を見せて、ヒクヒクと蠢いていた。
「かんにんして……ああ、許して……」
三枝子は哀願した。
そして三枝子はしだいに泣き声にうめきやあえぎを交えはじめた。薬液が注入されるにつれて、腹の底から便意がふくれあがる風情だ。
「ううッ、も、もう、かんにんして……」
三枝子は歯を噛み鳴らしつつ、小さく身ぶるいしだす。汗に光る肌にさらに脂汗が出て、ツーと汗のしずくがしたたった。
噛みしばった唇が時折り耐えきれぬというように緩んで開き、眉間に縦ジワができて、美貌をひきつらせた。
(な、なんて色っぽいんだ……)
冷二と五郎は、ほとんど同時に腹のなかでうなっていた。
冷二と五郎は女が浣腸されるのを見るのは、これが初めてだ。アヌスにはほとんど興味を持たなかった二人だが、浣腸される女がこれほど妖しく、色っぽいとは思ってもみなかった。
冷二と五郎はもう、言葉も忘れて息をつめ、浣腸される三枝子を凝視した。
「あうう……つらい、この浣腸、つらいわ……た、たまらないッ、ううむ……」
冷二と五郎が見物人のなかにいることも知らず、三枝子は泣き、うめき、苦悶した。
やっとシリンダーが押しきられ、一滴残さず薬液が注入された時には、三枝子は脂汗でびっしょりになり、息も絶えだえだった。
そのくせ、驚くことに、最奥で溢れさせた蜜が、内腿にまでしたたっている。
見ている客たちが息を抜く間も与えず、肛門用の捻じり棒が三枝子の肛門にあてがわれ、ジワジワと捻じりこまれて、
「そんなッ……待ってッ、いや、今はいやッ……ああッ……」
三枝子は金切り声をあげて、激しくのけぞった。手足の鎖がジャリジャリときしんだ。
「すぐにウンチを出して見せたいと言うのか、奥さん、へへへ」
「それは……」
「ならおとなしく尻の穴で咥えこむんだ」
ヤクザは容赦がない。三枝子の双臀をピシッと張って、グリグリ捻じりこむ。
三枝子の必死にすぼめる肛門の粘膜が強引に押しひろげられ、捻じり棒に巻きこまれていく。それが猛烈な便意をいっそうかけくだらせた。
捻じり棒は便意をかけくだらせつつ、それを堰きとめ、押し戻して捻じりこまれた。もう十センチも押し入れられただろうか、三枝子の肛門は二センチあまりも拡張され、ぴっちりと捻じり棒を咥えてヒクヒク蠕動した。
「うむ、ううむ……死んじゃう……かんにんしてくださいッ……」
もう息もつけない。ハァハァと裸身を波打たせて、三枝子は苦しげに双臀をよじりたてた。
「……お願い……させて、苦しいッ……もう、させてください……」
「へへへ、もっと苦しめ、奥さん」
男は笑いながら、ビシビシと三枝子の双臀をしばいた。
さっきまで真っ赤だった三枝子の美貌は、死人みたいに血の気を失って蒼白だった。黒髪までも湿るつらい責めだ。
三枝子はひいひいとかすれた声で泣いた。ウンチをしたいと泣く三枝子には、もう冷二と五郎がかつて見た、上品な人妻の面影はない。
「させて……おなかが、裂けちゃう……」
三枝子は失神寸前だった。
「よし、させてやるぜ、奥さん。お客さんたちによく見てもらえるよう、うんと尻の穴を開いて出せよ」
ようやく捻じり棒が巻き戻され、緩んだ樽栓さながらショボショボ漏れはじめた。
そして、捻じり棒が引き抜かれるのと同時に、黄濁した薬液が噴きだし、ドッとほとばしった。
「ああッ……ああッ……」
三枝子の喉に号泣が噴きあがった。
「へへへ、すっかり出しきるんだぜ、奥さん。腹のなかを綺麗にしたら、俺のを尻の穴にぶちこんでやるからな」
便器をあてがいながら、男はゲラゲラと笑った。
客席がどよめいている。
(す、すげえ……)
冷二と五郎も思わずうなった。胴ぶるいがくる激しい衝撃だった。
いつのまにか浣腸肛門責めという世界に、どっぷりと引きこまれていた。なんと妖しく嗜虐の欲情をそそられる世界だろう。
浣腸をやってみたい、女の肛門という禁断の部分を思う存分に嬲ってみたい。そんな欲情が、冷二と五郎のなかでムクムクとふくれあがった。
舞台ではヤクザが排泄の終わった三枝子に肛姦をいどむところだった。
「ああ、い、いた……いやあ……」
「へへへ、まだ覚えたてで馴れねえもんですので。なに、すぐに入れてみせますよ」
男は客席に向かって笑いながら、グイグイ押しこんでいく。
「いや、いやあ……うむむッ、やめてッ……」
激しくかぶりを振る三枝子の美貌が、ガクッとのけぞった。噛みしばった口から、ひいーッと絶叫が噴きあがった。
調教 慰謝料は肉体に代えて
1
翌日、五郎はさっそく浣腸器を買った。
「どうだ、でけえだろうが、ポルノショップの宣伝用ってのを、無理に分けてもらったんだぜ」
と、ガソリンスタンドでエンジンオイル交換をしている冷二のところへ来て、紙袋のなかのガラスの筒を見せた。
それは宣伝用と言われるだけあって、巨大な注射型浣腸器だった。目盛は三千CCまであった。その他にも捻じり棒や大小のエボナイト棒、肛門拡張器にエネマシリンジやイルリガートルなど各種の浣腸器がそろえられている。
「お前も気が早いな。まだ使う女もいねえのによ、よく買いそろえたもんだぜ」
冷二は苦笑した。
「さがしゃいいんだよ、冷二。次の獲物をな、へへへ」
「そりゃそうだが、あの三枝子ほどの女となりゃ、ちょっとやそっとじゃいるもんじゃねえぜ」
「さがすのさ。早いとこ、この道具を使ってみてえ。それに金も欲しくなってきたしよ」
そう言って五郎は片目をつぶった。
ガソリンスタンドに来る女性ドライバーを冷二と五郎は物色した。だが、三枝子ほどの女はいなかった。今となっては三枝子と較べてしまい、並みの美人ではどうしても乗り気になれない。
目にかなう女を見つけられないままに、日が過ぎていった。冷二と五郎はしだいにイライラしはじめた。
そんなある日の昼下がり、所長にシャフトの点検をするように言われた五郎が、車の下にもぐりこんでいると、冷二の口笛の合図が聞こえた。
美人ドライバーの車が入ってくると、互いに口笛で合図することになっている。
車の下から五郎が覗くと、赤いEDカリーナが停まったところだった。
ドアが開いて、黒色のハイヒールを履いた女の脚が見えた。紺色のスカートから膝がのぞき、足首は細く締まっていた。ふくらはぎは太くも細くもなく、思わずハッとするほどの綺麗な脚だった。
車から降りようとまず右脚が地面につき、その瞬間、両膝が開いて内腿がチラッと見えた。
五郎は思わず身を乗りだしそうになった。なんと白く肉感的な内腿だろう。その奥は暗くてパンティまでは見えなかったが、妖しいまでに神秘的な雰囲気で、霧に覆われているような感じがした。
すぐに左膝もおりてきて、両膝はピタリと閉ざされてしまったが、その内腿が五郎の目にしっかりと灼きついた。
(なんていい脚してやがるんだ……どんな顔をしてるのか)
五郎は女の顔が見えるところまで、車の下で体をずらした。
そっと盗み見たとたん、五郎の目がまぶしいものでも見るように細くなった。
艶やかで綺麗にカールした黒髪、大きくパッチリとした瞳と高く通った鼻筋、そして情熱を秘めたような形のよい唇……どこかハーフを思わせるような上品さにあふれた美女だった。
なんと気品のある端整な顔立ちだろう。五郎はこれほどの美人を見たことはなかった。思わず生唾を呑み、金縛りにあったように動けなくなる。
そして、紺色のワンピースの上からも官能美あふれる豊かな肉づきがわかった。女の色香が匂ってくる。
(さ……最高にいい女だ……)
五郎は体中ガクガクふるえるのを感じた。
それは冷二も同じだった。しばし我れを忘れて女に見とれ、その場に棒立ちになっている。
「洗車していただけないかしら」
と女が言っても、冷二はすぐに返事をするのも忘れたほどだった。
(この色気……人妻だな)
二人が思った通り、女は助手席に三歳ほどの幼児を乗せていた。
「さ、広美ちゃん、自動車を洗ってる間にお散歩しましょう」
女は子供を降ろそうと、上体を運転席のほうから車のなかへ入れた。そのため、女の双臀がムチッと五郎のほうへ突きだされる形となった。
五郎は思わず目を見張った。スカートをはち切らんばかりに臀丘が浮きあがる。
(か、浣腸したい……)
五郎は本能的に思った。体中の血が騒ぎだす。今すぐ後ろからスカートをまくりたい衝動をグッとこらえた。
あのワンピースの下にどんな乳房や双臀が隠されているのか、考えるだけでも五郎はゾクゾクした。
そして、女の尻の穴まで剥きだしにして、浣腸してやったら、上品な人妻はどんな声を出して泣きわめくのか、とも思い、五郎の胸は昂った。
女は子供を抱くと、あやすようにしてそのあたりをブラブラ歩きはじめる。五郎の目は夢中で女を追った。
スラリとしなやかな肢体、そして豊かな乳房と双臀の張り、まるで映画のヒロインがスクリーンから飛びでて、目の前を歩いているみたいだった。
(つ、次の獲物はこの女しかねえ……これほどの女、一生に一度もお目にかかれねえぜ。なんて幸せなんだ)
五郎は心底そう思った。思いは冷二も同じだった。
車を洗車機にかけた冷二がそっと五郎のところへ来た。
「女の名前や住所がわかったぜ」
冷二は車のなかで見つけた女の運転免許証を持っていた。
佐藤夏子、二十七歳と免許証にあった。住まいも近くの高級住宅地である。
「夏子か、へへへ、いい名だ」
「これで狙いは決まったな。ゾクゾクしてきやがる、へへへ」
冷二と五郎は顔を見合わせて、ニンマリと笑った。
だが、焦りは禁物だ。ことをいそぎすぎての失敗が何度かある。
「奥さん、これからお出かけですか」
洗車したカリーナをワックスがけしながら、冷二がさり気なく聞いた。
「帰りなのよ」
夏子はさわやかな笑顔で答えた。キラキラと光る瞳で見られると、さすがの冷二もその美しさに圧倒されて、思わずたじろいでしまいそうになる。
冷二は声がうわずった。
「このところ、ご主人を見かけませんね。お元気ですか」
さも夏子の夫を知っている顔をして、冷二はウソぶいた。
「主人は今アメリカなの。来月にならないと、戻ってこないわ。ご存じなかったの」
「そ、そうでしたね。忘れてました」
冷二はあわてて返事した。
なんという幸運か。夏子の夫は単身赴任か長期出張か、いずれにせよ来月にならないと戻らないと言う。これほどのチャンスがあるだろうか。
EDカリーナはピカピカに磨きあげられた。
「毎度ありがとうございます」
夏子が運転してガソリンスタンドから出ていく車に向かって、冷二は頭をさげる。
次の瞬間、冷二と五郎はすばやく行動に移っていた。制服を皮ジャンに着替え、冷二はバイクで五郎は軽トラックで夏子を追った。途中、冷二のバイクは横路にそれて、先まわりする。
仕掛ける場所はだいたい決まっていた。高級住宅地のため、人も車も少なく、店もない。そして冷二と五郎は、トランシーバーで互いに連絡を取り合っていた。
「冷二、聞こえるか。今、二丁目の交差点をすぎたところだ。どうぞ」
「聞こえるぜ。いつでもOKだ、どうぞ」
「よし、仕掛けるぜ」
五郎はグッとアクセルを踏みこんだ。後ろから夏子のカリーナをあおる。バンパーでカリーナを押すことさえした。
夏子が周章狼狽しているのが、はっきりわかった。悲鳴をあげ、なにか叫んでいるようだ。
「へへへ、せいぜいあわてて悲鳴をあげてろ。ほれ、ほれ、オカマを掘っちまうぞ」
五郎はゲラゲラ笑った。女を追いつめていく感覚が狩りのそれである。
そして、女性ドライバーが狼狽して、冷静な判断ができなくなればなるほど、仕事がやりやすくなる。
「へへへ、そろそろだぜ。冷二、うまくやれよ。元スタントマンの腕の見せどころだ」
五郎の目の前方にある横路から、冷二のバイクが出てくるのが見えた。
「ああッ」
夏子はあわてて急ブレーキを踏んだが、間に合わなかった。
ガシャンと猛烈な音とともに、バイクは跳ね飛ばされた。ぶつかる直前に冷二はバイクからころげ落ちたのだが、動転している夏子の目にはわからない。
「さすが冷二。うまくやりやがった」
五郎は急停車した夏子のカリーナをよけて、そのまま走り去った。その先で右に曲がり、さらに右にまわってさり気ない顔で戻る。
冷二が道にころがって大げさにうなっていた。その前で夏子が蒼白な美貌でしゃがんでいた。
「大丈夫か、冷二。しっかりしろ」
五郎はわざとらしく駆け寄った。それから夏子のほうを見て、
「なんてことをしてくれたんだよ。俺のダチにケガさせやがって」
五郎はすごんでみせた。
冷二もうなりながら、手のなかにあるペンキの袋を腰のあたりでつぶす。血の色をしたペンキがドロッと流れた。
夏子はすっかり気が動転してしまって、五郎が自分をあおったトラックの運転手であることも、まるで気づいていない。そして、冷二がヘルメットで顔をすっぽり覆っているとはいえ、ガソリンスタンドの店員だともまるで気づいていなかった。
「す、すみません……とんでもないことをしてしまって……」
夏子は今にも泣きださんばかりだった。
「す、すぐに救急車を呼びますから……」
「バカ野郎、こんなことをしでかして救急車や警察を呼べば、すむと思ってんのかよ」
「そ、そんな……」
「見たところ、あんたもいい家の奥さんのようだし、ここは示談で話をつけようじゃねえか。あんたも可愛い子供を残して交通刑務所なんかに行きたくないだろう」
ダチは俺が病院へ連れていくと、五郎は冷二をカリーナの後部座席に横たえた。そして五郎は運転席へ乗った。
「病院へ連れていったら、奥さん家へ行くからよ。おとなしく待ってな」
「待って、子供が車のなかに……」
「心配するな。奥さんが逃げたりできないように、少しあずかるぜ」
そう言うなり車は、夏子一人を残して急発進していた。
2
夏子は家のなかを行ったり来たりしては、ソファに腰をおろし、うなだれて涙をぬぐった。
どうしてこんなことになってしまったのか。すべて後ろからあおってきた暴走トラックが悪いのだが、そのトラックはどこかへ走り去ってしまった。
(広美ちゃん……)
子供のことも気になった。
警察に電話をしようと思ったが、五郎の言った交通刑務所のことが頭にこびりついていた。子供を残して刑務所へ行くなど、できるわけがない。
アメリカの夫に相談しようかとも考えをめぐらせたものの、余計な心配はかけたくなかった。とにかく五郎たちが来るのを待つしかない。
カリーナが夏子の家のガレージに戻ってきたのは、もうすっかりあたりが薄暗くなってからだった。
冷二と五郎がドカドカと家のなかへあがりこんできた。
「二カ月の重傷だそうだ。まったく大変なことをしてくれたな、奥さん」
と五郎がすごめば、冷二は被害者の兄になりすまして、
「弟は右脚が使いものにならなくなるかもしれねえんだぞ、奥さん。どうしてくれるんだ」
二人とも夏子のまばゆいばかりの美しさに圧倒されまいと、わざと大きな声を出してすごんでみせた。
夏子は蒼ざめた顔で今にも泣きだしそうに頭をさげるばかりだった。ふと、子供の広美がいっしょでないのに気づいた。
「広美ちゃんは……子供はどこです」
「話がつくまで、あずからせてもらうぜ、奥さん」
「そ、そんな……子供には関係ないわ」
「ふざけるなッ、子供の心配をしてられる立場かよ」
五郎が怒鳴った。
「心配しなくても、子供はちゃんとしたところで元気にしてるぜ。だから、早いとこ示談を進めようじゃねえか、奥さん」
「その前にビールが飲みてえな」
夏子はもうなにも言わず、台所からビールと簡単なつまみを持ってきた。
冷二と五郎はねっちりとした視線を夏子に這わせながら、ビールを飲んだ。
近くで見れば見るほど、夏子はいい女だった。さわやかな笑顔もいいが、今みたいに狼狽して蒼ざめた貌もいい。泣かせてみたくなる衝動にかられた。
じっと見ていると、その美しさと色香にスゥーと吸いこまれそうになる。
「……どう、どうすれば、よろしいのでしょうか……」
沈黙のなかでじっと見られていることに耐えられなくなったように、夏子のほうから切りだした。
「まず慰謝料として八百万」
「それに治療費の見こみが五百万というところかな。刑務所へ行くことを思えば安いもんだろうが」
冷二と五郎はふっかけた。家のなかの様子を見れば出せるはずだ。
夏子は一瞬驚いたように冷二と五郎を見たが、
「わかりました……お払いしますわ……」
夏子は小さな声をふるわせながら言った。
冷二と五郎は腹のなかでニヤリとした。しめて千三百万円となればボロイもうけである。
明日の朝、銀行からおろしてくると夏子は言った。
「奥さん、金の他にもうひとつ補償してもらいてえものがあるんだけどな、へへへ」
「奥さんのお蔭で俺たちは今夜のデートがパーになっちまったんだ。その穴埋めをしてもらいてえんだよ」
「まずは奥さんの裸から見せてもらいてえぜ。酒の肴になるし、目の保養にもなるからよ」
冷二と五郎は初めてニヤリと笑った。
信じられない男たちの言葉だった。夏子は思わず二人の顔を見た。
「わ、悪い冗談はやめてください」
「冗談なんかじゃねえ。こっちは本気で奥さんの裸が見てえんだ。なんのためにビールなんか飲んでると思ってんだ」
「そ、そんな……」
夏子は美貌をひきつらせて、唇をワナワナとふるわせた。これが男たちの本性なのだ。
「こっちのお楽しみをつぶしたからには、その代わりに奥さんが裸になって俺たちを楽しませるのは当たり前だろうが」
「とんでもねえことをしたおわびをこめて裸になりな、奥さん」
ねっとりした視線が遠慮なく夏子の身体を這った。ワンピースの上から、夏子の裸身を這いまわるいやらしく図々しい目である。
夏子は思わずスカートの裾を引き、身体を固くして反射的に立ちあがっていた。
「そんな、そんなこと、できませんッ……バカなこと言わないで」
「俺たちを甘く見るなよ。こっちは奥さんを刑務所行きにしたっていいんだぜ。まあ三年は出てこれねえだろうな」
刑務所という言葉に夏子はビクッとふるえた。千葉のほうに交通刑務所がある話は、誰かに聞いたことがある。
「刑務所行きになりゃ、亭主は会社にいられねえだろう。奥さんとは離婚になるかもしれねえ。子供はいったいどうするんだろうなあ」
「それに示談がまとまらねえわけだから、子供はなかなか帰ってこねえぜ、へへへ、示談成立するまであずかるってことになってるんだからよ、奥さん」
冷二と五郎は夏子をジワジワと追いつめた。
夏子はワナワナとふるえだした。動転して頭のなかが混乱している時だけに、男たちの脅しは夏子にこたえた。
「……ひ、人の弱みにつけこむなんて、卑劣ですわ……」
「弱みにつけこむとは人聞きが悪いぜ。奥さんみたいな美人を刑務所行きにしちゃいけねえと思って、情けをかけてやってるのによ」
「裸になるのがいやならいやでいいぜ。その代わりに奥さんはムショ行き、子供は戻ってはこねえ」
「…………」
夏子はなにか言いかけたが、言葉にはならなかった。
「脱ぐのか脱がねえのか、奥さん」
五郎が凄んだ。
噛みしめた夏子の唇がふるえ、今にもベソをかかんばかりになる。
(こんな、こんなことって……)
夫以外の男に裸身をさらすなど、夏子は考えるのも恐ろしかった。
だが、今の家庭をなんとしても守らねばならない。夫と子供の顔が、夏子の脳裡をよぎった。
もう言われるままに裸になるしか方法はない。夏子はガックリと頭を垂れた。
「……ぬ、脱ぎます……その代わり、裸になるだけで許して」
夏子は泣きそうな声音で、ソファにどっかり腰をおろしている冷二と五郎に哀願した。
「いいとも、奥さん、まずはパンストから脱いでもらおうか」
冷二がニヤニヤ笑いながら言った。
夏子は唇を噛みしめると、後ろ向きになって少し前かがみになり、ふるえる手をスカートの裾から入れる。
「こっちを向いて脱げ。せっかくの綺麗な顔を隠すことはねえ、へへへ」
五郎に言われ、夏子は男たちのほうへ向きを変えるしかなかった。男たちの意図はわかっている。パンストを脱ごうとスカートに手を入れれば、いやでも裾がズリあがって、夏子の官能美あふれる太腿は前がほとんど剥きだしになった。
冷二と五郎はゾクゾクした気分で見つめた。人妻の色香が凝縮した太腿はムチムチと白い。皮を剥ぐようにパンストがズリさげられると、さらに白い素肌がまぶしいほどだった。
「綺麗な脚だな、奥さん。それでいてムチムチと肉づきもいいぜ」
「い、いやらしいことを言わないで……」
夏子はあわててスカートの裾をおろすと、パンストを足首から抜き取った。
さらに背中のジッパーを引きさげ、ワンピースを脱いで白絹の艶めかしいスリップ姿になった。さっきまで蒼ざめていた夏子の美貌が、しだいに赤くなっていく。
「どうした、もうやめか、奥さん」
冷二に非情に言われて、夏子は前かがみになって、隠すようにスリップの片紐をはずし、足もとにすべらせた。
あとは薄いブルーのブラジャーとパンティだけだった。ブラジャーやパンティからはち切れんばかりの肉づきと、細くくびれた腰、そして白く肌理の細かい素肌……その官能美をムンムン匂わせる女体に、冷二と五郎は血走った眼差しを向けてゴクリと生唾を呑んだ。一気に裸にしてしまうのが惜しいような女体だった。
「こ、これ以上は……」
男たちの淫らな視線に耐えられなくなって、夏子はその場にしゃがみこむと、全身を小さくふるわせてすすり泣きはじめた。
今までの冷二と五郎なら、そこで一気に夏子に襲いかかっただろうが、今夜はちがっていた。
「なにもかも全部脱ぐんだ。世話をやかすな」
「へへへ、素っ裸になるんだよ、奥さん」
冷二と五郎はビールを飲みながらあおった。夏子のストリップをじっくり楽しもうというのだ。
夏子は恨めしそうに二人を見たが、唇を噛みしめてフラフラと立ちあがった。どこかで子供の広美が、自分をさがして泣いている気がしたのだ。
もう言われるままに裸になって、一刻も早く示談を成立させ、我が子を取りかえすしかない。
手を背中へまわしてブラジャーのホックをはずし、乳房を覆い隠すようにしてブラジャーを取った。首筋まで真っ赤になって、両脚をガクガクふるわせる。
涙を溢れさせてふるえる夏子の姿は、なんともいえぬ甘美な哀しさと羞恥、そして屈辱感が漂い、それがしっとりとした女の情感となって男たちを魅了した。
「ああ……」
泣き声が夏子の口からこぼれた。
夏子は右手で乳房をヒシッと覆い隠し、前かがみになって片膝をくの字に曲げて、左手でパンティをズリさげていく。
「そんなんじゃ見えねえぜ。まっすぐ立って手をどけて、裸を見せながらパンティを脱いでいくんだ」
「そんな……裸になるだけの約束だわ……」
夏子は乳房と股間を手で必死に覆い隠し、その場にしゃがみこんでしまった。足首のところにパンティをからませたままだ。
「仕方ねえな、手伝ってやるぜ」
腰をあげた冷二はすばやく夏子に近づくと、乳房と股間を覆っている手を有無を言わさず背中へ捻じあげた。
「ああッ、いやッ……そばに来ないでッ」
夏子が悲鳴をあげるのもかまわず、責め具のつまったカバンから縄を取りだした五郎は、重ね合わされた手首にキリキリと縄をかけた。
「あ、あッ……どうして縛ったりするんですかッ、いや、いやですッ」
「奥さんが素直に裸を見せねえからだぜ、へへへ、縄がよく似合ういい身体してるじゃねえか」
五郎はうれしそうに言って笑った。
人妻肛虐調教週間 (結城 彩雨 [彩雨, 結城]) 1 ~ 2 (1/5)
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