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Home 日本語小説

人妻肛虐調教週間 (結城 彩雨 [彩雨, 結城])

2025年3月22日
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BDSM → 文学作品

人妻肛虐調教週間

結城彩雨

調教  人妻を揺るがす陥穽
調教  慰謝料は肉体に代えて
調教  菊蕾より毒液注入
調教  浣腸と口唇奉仕の競演
調教  車内は格好の密室
調教  異郷への緊縛旅行
調教  衆人環視の肛姦劇
調教  抜けられぬ生き地獄

調教  人妻を揺るがす陥穽

1

冷二と五郎は、駐車場に黄色のフォルクスワーゲンが停まっているのを確かめてから、ラブホテルに入った。
 三枝子は頬に悲哀の翳りを滲ませて、深くうなだれ、ソファに腰をおろしていた。綺麗にセットされた黒髪、上品で落ち着いた感じの紺色のツーピース、そしてくっきりとした顔立ちの美貌が目を引く。
 冷二と五郎が部屋へ入ってくるのに気づくと、三枝子は血の気の引いた美貌をハッと強張らせた。
「へへへ、よしよし、ちゃんと来てたな、奥さんよ」
「残りの金、持ってきたんだろうな」
 冷二と五郎はニヤニヤと笑いながら、三枝子の左右へにじり寄った。高価な香水の匂いが二人の鼻孔をくすぐる。
 三枝子は小さくうなずいて、ハンドバッグから紙包みを取りだし、テーブルの上へ置いた。
 五郎が紙包みを開いて、一万円の札束を指先を舐めては数えていく。
「へへへ、たしかに百万円、もらったぜ」
「よし、前二回分と合わせて三百万。これで示談成立ってわけだな、奥さん」
 そう言って顔いっぱいに喜色を浮かべて二人は笑った。
 冷二と五郎は、いわゆる当たり屋を仕事としていた。ガソリンスタンドで店員をしながら女性ドライバーを物色し、五郎が後ろから車であおって女性の車を冷二のバイクにぶつけさせ、事故の示談金をせしめるという手口である。
 そして好色な冷二と五郎は、女の身体も見逃さなかった。金を受け取るたびに、慰謝料と称していやがる女を思う存分にもてあそんできた。
 三枝子もすでに二回、肉の関係を強要されていた。
「こ、これでなにもなかったことにしてくれる約束でしたわね……もう、二度と私につきまとわないでください」
 そう言って立ちあがろうとする三枝子の手首を、冷二がつかんだ。ニヤニヤと舐めるように三枝子の身体の曲線を見る。
「まだ最後のお楽しみが残ってるぜ。そいつが終わるまでは帰さねえよ」
「そ、そんな……あなたたちはまだ私をいたぶる気なのですか」
「へへへ、奥さんの身体を楽しむのも、示談金のうちだぜ」
 五郎が荒縄を取りだして、ビシビシとしごいてみせた。
 それに気づいた三枝子はハッと身体を固くして、ワナワナと唇をふるわせた。縛られてしまえばどうなるか、すでにいやというほど思い知らされている。その時の気も狂わんばかりの羞恥と屈辱、にもかかわらず、その底から湧きあがるしびれるような快美感……今日もまた、あの嗜虐的な方法で嬲られるのかと思うと、三枝子は気が遠くなる。
「いやッ、も、もう、いやですッ」
 思わず逃げようとするのを冷二に抱きすくめられて、円型ベッドのほうへ引きずられた。
「いやですッ、離してッ」
「どうしたってんだ。この前は俺たちに抱かれてヒイヒイよがったくせして、今さら気どるんじゃねえよ、奥さん」
「今日で最後だからな、へへへ、これまで以上にたっぷりと、腰が抜けるまで可愛がってやるぜ」
 冷二と五郎は服の上からたっぷりと熟した人妻の肉の感触を味わい、そのあらがいを楽しみつつ、三枝子の上衣を脱がせてスカートのジッパーをおろした。スカートが足もとへすべり落ちた。
 二人がかりでは、その手を払いのける余裕もない。たちまちブラジャーをむしり取られ、熟れた白桃みたいな乳房がプルンと剥きだしになる。
「パンティも脱がせて思いっきりして、と言えよ、奥さん、へへへ」
「そのつもりでラブホテルに来たんだろうが。こんな色っぽいパンティを穿いてよ」
 冷二と五郎はからかいつつ、三枝子の両腕を背中へ捻じりあげて、手首を縄で縛りあげる。乳房の上下にも縄をまわし、キリキリと締めあげた。
 そのたびに妖しく揺れる乳房がたまらず、冷二は早くも手をのばして揉みしだいた。付け根から絞りこむようにしてタプタプ揉みつつ、乳首を指先でつまんでしごく。
 その間に五郎はパンストを脱がせ、パンティの上から三枝子の双臀や前の小高い丘を撫でまわした。茂みのシャリシャリした感触と、ムチッとした双臀の肉づきが欲情をそそった。
「いやッ、いやッ……かんにんしてッ、もう変なことは、いやあ……」
 三枝子は冷二と五郎の腕のなかでもがき、泣きだした。なにに怯えているのか、おぞましい嗜虐的ないたぶりか、それともそれが気も狂うほどの肉の快美を呼ぶことか。
「最後ぐらい甘えてみせたらどうなんだよ、奥さん。本当はうれしいくせに気どるなよ」
「いや、変態的なことはいやです……許してッ……」
「俺たちは奥さんに変態がしてえんだ、へへへ、奥さんには変態がよく似合うからな」
 五郎は三枝子のパンティのゴムに手をかけると、双臀のほうからクルリと剥きおろした。そのままパンティを一気に足首のところまでずりさげる。
 三枝子は絶望の泣き声をあげた。
「いやあッ……」
「泣くのはまだ早いぜ、へへへ、今にいやでもうんと泣いてもらうことになるからよ」
 五郎はせせら笑って三枝子の裸の双臀をパシッと張ると、パンティを爪先から抜き取った。
 白くまばゆい三枝子の裸身。人妻らしい肉づきが、妖しい色香にムンムンと匂う。すでに二回、たっぷりと楽しんだ女体だったが、まるで初めてのように目を奪われ、そそられた。
 欲情のおもむくままに三枝子を円型ベッドの上に押し倒して、左右から足首をつかんで割り開きにかかる。
「いや、いやあッ」
 三枝子は悲鳴をあげて泣き叫び、激しくかぶりを振った。
「おとなしく抱かれますからッ……いや、変態はかんにんしてッ」
「いい加減におとなしくしねえか」
 いきなり冷二の平手打ちが、三枝子の頬をバシッと張った。
 それで三枝子の抵抗は終わりだった。ああっとのけぞって、あとはガックリと力が抜けて、シクシクとすすり泣くだけだ。もう観念しきっていた。
 そんな格好にされて覗かれるのが三枝子をいっそう昂らせるのか、乳首をツンととがらせ、とめどもなく媚肉はジクジク蜜を滲ませていた。
「へへへ、さてと、なにからはじめるかな。奥さん、リクエストはあるかい」
「…………」
 五郎は持ってきたカバンのなかから、責め具を取りだしてはひとつひとつ三枝子に見せつけるように並べていく。
 グロテスクな張型に媚薬クリームと膣拡張器、ロウソクに鞭などの、どれも女を責めるためのいやらしい性具ばかり。
 そんなものを使ってまた狂わされるのかと思うと、三枝子は首筋まで真っ赤になって泣き声を高めた。
「そんな……そんなもの、使わないで……ああ、変態はいやです……」
 泣きながら哀願しても、冷二と五郎は欲情の笑いをこぼすだけだった。冷二は張型を、五郎はロウソクを取りあげ、ニヤニヤと三枝子にまとわりついていく。
 ロウソクの炎がゆらゆらと揺らめき、熱いロウ涙が豊満な乳房へ垂らされる。
「熱いッ、ああッ、熱ッ……ひッ、ひいッ」
 三枝子はビクンとのけぞって、狂ったようにかぶりを振り、裸身をブルブルふるわせた。
「やめてッ……ひッ、ひッ、熱いッ……」
「へへへ、待ってな、奥さん。すぐにズンとよくしてやるからよ」
 冷二は張型にたっぷりと媚薬クリームを塗りつけると、三枝子の内腿に這わせた。ゆっくりと這いあがらせ、次にはフルフルと繊毛が揺れる小高い丘をグリグリと小突いてこねまわす。
 三枝子は悲鳴をあげ、うめき、泣きながら悶え狂った。
「ほれ、泣いてばかりいねえで、張型をオマ×コに入れて欲しい、とおねだりしねえかよ、奥さん」
 五郎が笑いながら三枝子の乳房や下腹の上でロウソクを傾け、熱ロウを垂らす。
「許して……ああッ、かんにんしてッ……」
「オマ×コをヒクヒクさせやがって、へへへ、さっさとおねだりしねえかよ、奥さん」
「いやッ……ひッ、ひッ……」
 三枝子は狂おしく黒髪を振りたくり、熱ロウの垂れる乳房や下腹を弾ませ、張型の這う太腿や腰をうねらせた。そして耐えきれないというように、泣きながら口を開いた。
「……して、してください……」
「はっきり言え、奥さん」
「それを……それを三枝子の……オ、オマ×コに入れてください……」
 そう言って泣く三枝子は、もうさっきまでの上品な人妻とは別人だった。三枝子は何度も言わされた。
 ニンマリとした冷二が、二度三度と媚肉の合わせ目のひろがりに沿って張型の先を這わせてから、ジワジワと分け入らせた。
「ほれ、うんと深く入れてやるぜ、へへへ」
「あっ……あ、うむ……」
 三枝子はキリキリと唇を噛みしばって、大きくのけぞった。
 冷二は深く奥の底まで張型を埋めこんだ。柔らかくとろけた肉が揺れるたびにビクッ、ビクンと収縮して、張型を食いしめた。
「かんにんして……た、たまんないッ……」
「たまらねえか。そいつはいいや、へへへ」
 と冷二が笑えば、五郎はズボンを脱いでビンビンに屹立した肉棒をつかみだし、
「もっとたまらなくしてやるよ、奥さん。ほれ、俺のをしっかりしゃぶりな」
 ロウソクの炎を揺らしながら五郎は三枝子の頭のほうへまわり、両腕でまたぐようにして若くたくましい肉棒を、グイッと三枝子の口のなかへ押しこんだ。
「あ……むむう……」
 三枝子は顎を突きあげ、背筋をそりかえらせて、ガクガク腰を跳ねあげた。
 それをニヤニヤ見つめつつ、冷二もまたゆっくりと張型をあやつりはじめた。

2

これで最後だと、思う存分に三枝子の身体をむさぼった冷二と五郎だった。すでにラブホテルに入って五時間近くになろうとしていた。
「これで最後だと思うと、手放すのが惜しい気がするぜ」
「欲を出すな。金もいただいたし、これだけ楽しめば充分だぜ」
「へへへ、俺たちで独占しちゃバチが当たるかもな。ここらが引き時ってわけか」
 冷二と五郎は万札を山分けしながら、ニンマリと笑った。
 確かに三枝子は手放すのが惜しい女だったが、かといってこのままダラダラとつきまとうわけにもいかない。
 その三枝子は汗びっしょりの裸身を、グッタリと死んだようにベッドに沈め、身動きひとつしなかった。白目を剥き、口の端からは泡さえ噴いて完全に気を失っていた。
 身体中につけられたキスマークや鞭の痕、白くこびりついたロウ、そしてそこらにころがっている張型や膣拡張器は、まだ湯気をたてんばかりにヌラヌラと光っていた。
 開ききった股間は、赤く開いた媚肉からトロトロとおびただしい白濁の精をしたたらせている。それらが三枝子に加えられた責めの激しさを物語っていた。
「孕むかもしれねえな、この様子じゃ」
「知ったことかよ、へへへ」
 冷二と五郎はゲラゲラと笑って、うまそうにビールをあおった。渇いた喉に冷たいビールが心地よく滲みわたる。
「いい気なもんだぜ。これからヤクザに売られるとも知らねえで、オマ×コ丸出しでのびてやがる、へへへ」
「目を覚ますとやっかいだからな。早いとこ用をすませるか」
 冷二は受話器に手をのばし、ダイヤルをまわした。
 かけるのは瀬川組の李組員のところである。李は冷二と五郎の勤めるガソリンスタンドの常連客で、それが縁でマージャン賭博に誘われるようになって親しくなった。
 そして李が売春組織に関わっていることを知ると、冷二と五郎はいつしか当たり屋の仕事でものにした美女を、李に売り飛ばすようになった。
 十五分もしないうちに、李が若い者二人とやってきた。パンチパーマの頭にサングラスをかけ、さすがに組員とあって冷二や五郎みたいなチンピラよりずっと凄みがあった。
 頬に十センチほどの刃物による傷痕がある。その迫力に押され、冷二と五郎は思わず愛想笑いをして、
「へへへ、どうも、李さん」
 と、ペコペコと頭をさげてしまう。
「例の人妻ってのは、その女か」
 李は三枝子に近づくと黒髪をつかんで顔をあげさせ、覗きこんだ。
 グッタリと意識のない三枝子を、その美貌から乳房や双臀の形と肉づき、肌の状態、そして股間や媚肉や肛門までじっくりと覗き、まさぐって、値踏みしていく。
「肌の張りも肉づきもいいようですぜ。そのうえ、すげえべっぴんだ」
「肝心のオマ×コもなかなかですぜ。こりゃ尻の穴はまだバージンらしい」
 李を手伝う若い者二人がボソボソとそんなことを言った。
「どうです、李さん」
 冷二が聞いたがすぐに返事はない。
 三枝子を表にしたり裏にしたり、太腿を開かせたりと念入りに調べている。
「フフフ、なかなかの上玉だ。二百万ってところかな」
 李はようやく冷二を見て言った。
「そりゃないですよ、李さん。なんたってシロウトの奥さんですぜ。もっと値をあげてもらわなくちゃ」
 冷二は不満そうに言った。
「二百五十でどうだ、冷二」
「もうひと声、頼みますよ」
「フフフ、商売がうまくなりやがったな。よし、三百万で手を打とう」
 李は内ポケットから札束を取りだし、三百万円を冷二の前へ放り投げた。
 冷二と五郎はペコペコしながら、札束を拾った。
「フフフ、金が入ったんだからマージャン賭博でもしにきな、冷二」
「そのうちに遊ばせてもらいます、へへへ」
「待ってるぜ」
 李は冷二と五郎が部屋を出ていくと、若い者二人に手伝わせて、三枝子を再び縄で後ろ手に縛り直した。ギリギリと縄目が肉に食いこむきつい縛りである。
「う、ううッ……」
 低くうめいて、三枝子は右に左にと頭をグラグラさせた。意識が戻る様子である。
 そして三枝子はうつろに目を開いた。見知らぬ男が三人、笑っている。ひと目でヤクザとわかる連中で、冷二や五郎よりもずっと凄みがあった。
 三枝子はハッとして、
「誰なの……あなたたちは、誰なんですか」
 あわてて冷二と五郎の姿をさがし求めたが、二人はもういなかった。
 李はなにも言わず、三枝子を後ろ手に縛って、さらに肩から前へおろして胸縄を縦に絞った長い縄尻に、結び目のこぶを二つつくっていた。
 なにをするのか……と思う余裕さえ与えられず、縄尻が太腿の間を通って後ろへまわされた。股間と臀丘の谷間に縄目が激しく食いこんで、グイグイと絞りあげられた。
「そんなッ……いや、いやですッ、やめてッ」
 三枝子は激しく狼狽した。冷二と五郎にさんざんもてあそばれた身体だったが、股縄は初めてだった。
「ひッ、ひッ……い、いやあ……」
 腰をよじることも、両脚をバタつかせることもできないおぞましさ。股間から背筋を貫いて、脳天へと電気が走る。
 李は後ろへまわした縄尻を容赦なく絞りあげて、三枝子の後ろ手につないだ。
 つづいて若いヤクザの二人が、すばやく三枝子をあお向けにひっくりかえし、左右から両脚を押しひろげた。
 李が股間の縄目の食いこみようを覗き、結び目の二つのコブがそれぞれきちんと女芯と肛門に当たるようにする。
「ああ、いやあ……こんなの、いやですッ」
 いくら泣き声をあげても、男たちはニヤニヤするばかりだった。なにも言わないのが、かえって不気味だった。
「かんにんして……ああ、取ってください」
 少しでも腰をよじると、繊細な媚肉に縄目が食いこみ、縄コブが女芯と肛門とを容赦なく刺激した。股間が火にあぶられるみたいだった。
「い、いやあ……」
 泣き叫ぶ三枝子の口に手拭いの猿轡が噛まされ、両脚も足首を合わせて縛られた。
「フフフ、少しの間おとなしくしてるんだぜ、奥さん」
「うむ、うむむッ」
 なにか底知れぬ恐怖を感じて、三枝子は泣き叫んだ。だが、それはくぐもったうめき声にしかならなかった。
 三枝子は次の瞬間、目の前が真っ暗になった。麻袋を頭から足もとまですっぽりとかぶされたのだ。
 そのまま若いヤクザ二人にかつぎあげられ、部屋から運びだされる。
 李は駐車場に肉運搬車を持ってきており、それに三枝子を入れた麻袋を乗せた。
 どこへ連れていかれるのか、いや、自分の身になにが起こったのかすら三枝子には、まだわからない。ただ闇のなかで恐怖にふるえ、涙を流すばかりだった。
(ああ、あの人たちは誰なの……私をどうするつもりなの……あなた、助けて……)
 三枝子は胸の内で何度も叫んでは、夫の面影を脳裡に求めた。
 三十分も車に揺られただろうか。やがて車が停まり、麻袋に入れられたまま降ろされてどこかへ連れこまれた。
 船の汽笛が聞こえたが、それも階段らしきものを降り、鉄の扉が閉まる音とともに聞こえなくなった。
 ドサッとおろされた。
「おめえらはもういい」
 李の低くドスのきいた声が聞こえた。
「わかってるな。女の車をちゃんと始末しとけよ」
「へい、誤って海に落ちたように細工しておけばいいんですね、李の兄貴」
 そう言って二人の若い者が遠ざかっていく。
 フフフ……李は低い声で笑って、三枝子を麻袋から出した。
 三枝子は六畳ほどの和室へ連れこまれた。窓ひとつなく、寝具が一式敷かれてあった。そして不気味なまでに静かだ。
「う、ううッ」
 三枝子は猿轡の下でうめいた。
 ここはどこなのか、なにをされるのか……気も遠くなるような不安と恐怖とがふくれあがった。
 李は三枝子を見おろしながら、服を脱いで褌を締めただけの裸になった。
 肉の締まった体は、背中一面に昇り竜の刺青があった。
「フフフ、奥さん、まず身体を綺麗に洗ってから味見させてもらうぜ」
 と、三枝子の猿轡も縄も解こうとはせずに、李は三枝子を軽々と抱きあげて、奥の浴室に入った。湯舟にはすでに湯が満々とたたえられていた。
 李は三枝子を抱いたまま湯につかった。ザザーと湯が溢れでる。そのなかで縄に絞られた豊満な乳房が、タプタプと揉みこまれた。
「フフフ、今にも乳が垂れそうな、いいおっぱいしてやがるぜ」
 李の乳房をいじりまわす手は、冷二や五郎よりずっと荒かった。
 それだけではない。李の手は三枝子の股縄にものびて、湯のなかでグイグイ引き絞られた。
「うむ、ううむッ……」
 三枝子はのけぞり、グラグラと頭を揺する。
 縄目は容赦なく柔肉に食いこみ、しかも湯を吸って異様な刺激をふくれあがらせた。
 李は三枝子の乳首を口に含んで吸い、時にはガキガキと噛みながら、下の股縄にそっと指先を這わせて、縄目とコブがしっかりと食いこんでいるのを感じ取った。コブに指先をあてがい、さらに食いこませるように揉みこんでやる。
「うむっ……ううむッ……」
 三枝子は喉を絞りたてた。
「フフフ、どうだ、気持ちいいか、奥さん」
「ううッ、うう……」
 三枝子はのけぞったままブルブルと裸身をふるわせた。これまでとはまるでちがって、有無を言わさずに強引に女の性を揺さぶられ、火をつけられていく。
「気分を出せよ。オマ×コをじっとり濡らさねえと、承知しねえぜ、フフフ」
 李は三枝子を湯舟からマットの上にあお向けに横たえた。
 まず足首の縄を解き、つづいて後ろから股縄を解いて引き剥がしにかかる。
 三枝子の肛門に食いこんでいた縄のコブが、つづいて媚肉の合わせ目に埋もれていたコブがはずされた。
 剥きだされた三枝子の媚肉と肛門とは、股縄にいじめ抜かれた痕を赤く充血させて、生々しい姿を見せていた。
「フフフ、よしよし、ちゃんとオマ×コをとろけさせてるな」
 李は三枝子の両脚を左右の肩にかつぎあげると、膝を乳房に押しつけようとする。
「うむ、うむむッ」
 三枝子が腰をよじってもがこうとするのを、かまわず褌からつかみだした肉棒で貫いていく。
「ジタバタするな。俺のはでかいからはじめはつらいかもしれねえが、すぐに馴れる」
「うむむッ……うむッ……」
 三枝子は李の巨大さに恐怖した。まるで女の最奥を引き裂かれ、楔でも打ちこまれるみたいだった。
「うんと気分出せよ、奥さん。そうすりゃ、あとで浣腸というおもしろいことをしてやるからな」
 李は深くいっぱいに埋めこんだ。

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